JPH1196081A - 記憶装置の制御方法および記憶装置ならびに記憶装置の製造方法 - Google Patents

記憶装置の制御方法および記憶装置ならびに記憶装置の製造方法

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JPH1196081A
JPH1196081A JP25730197A JP25730197A JPH1196081A JP H1196081 A JPH1196081 A JP H1196081A JP 25730197 A JP25730197 A JP 25730197A JP 25730197 A JP25730197 A JP 25730197A JP H1196081 A JPH1196081 A JP H1196081A
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JP
Japan
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semiconductor memory
storage device
error
memory element
memory
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JP25730197A
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English (en)
Inventor
Tomomi Sato
友美 佐藤
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Chishiki Joho Kenkyusho Kk
Original Assignee
Chishiki Joho Kenkyusho Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体メモリを記憶媒体とする低価格で高信
頼性の記憶装置を提供する。 【解決手段】 基板500の上に、ブロック制御部22
0とその上に積層された複数の半導体メモリ素子210
および予備半導体メモリ素子210aからなる複数の再
配置可能メモリブロック200と、再配置可能メモリブ
ロック200内のエラー領域の代替記憶領域を提供する
エラー補償用メモリブロック300と、全体を制御する
とともに、外部との間で授受されるデータの符号化およ
び復号化等の手段にて誤り訂正を行う主制御部100と
を実装して構成される半導体ディスク装置である。ブロ
ック制御部220は配下の半導体メモリ素子210のエ
ラー領域を避けて記憶空間を再配置する制御論理を備え
ており、不良品の半導体メモリ素子210を実装するこ
とで高信頼度の半導体メモリ媒体を安価に構築可能にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、記憶装置および
その制御技術ならびに記憶装置の製造技術に関し、特
に、情報処理システムにおける外部記憶装置等に適用し
て有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の外部記憶装置(2次記憶装置)
は、光や磁気に反応する物質を蒸着させた薄い円盤を機
械的に回転させこれに磁気や光を当てて情報を記憶させ
必要に応じてこれを読み出す方式の、いわゆる回転型記
憶装置が知られている。すなわち、モータ等にて回転駆
動される円盤(回転型記憶媒体)に対して、径方向に変
位(シーク)するヘッドにてデータの記録/再生動作を
行うものである。
【0003】これらの回転型記憶装置は、フロッピーデ
ィスクドライブ/ハードディスクドライブ/CD−RO
Mドライブ/MOライブ等の名称で呼ばれており、現
在、コンピュータの外部記憶装置(2次記憶装置)とし
て多く利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】実際には、円盤を機械
的に回転させて情報のアクセスを行うという基本構造の
制約から、以下のような種々の技術的課題を抱えてい
る。
【0005】(1)アクセススピードが遅い アクセススピードは、シーク時間、目的セクタが到着す
る迄の回転待ち時間及びバッファリングのための遅延時
間からなる。従来技術では、数ミリ秒から数十ミリ秒必
要とされる。これは、情報の格納位置を機械で精確に決
定する必要がある事と薄い円盤との情報接点であるヘッ
ドを目的とするセクタ迄物理的に移動させる必要がある
ためがなり大きな時間が必要とされる。また、アプリケ
ーションを使用している間に必要とするファイルが複数
のトラックやセクタに誇るという問題が発生し、アクセ
スの効率はさらに悪化する。現在は、ユーザ自身が時々
ファイルの配置を最適化する必要がある。近年その性能
が急激に向上する中央処理装置及び主記憶装置(1次記
憶装置)とのアクセススピードの差は広がる一方であ
り、コンピュータ装置全体のボトルネックとして問題視
されるようになってきている。
【0006】(2)消費電力が大きい 情報の格納・取り出しのためには、薄い円盤を毎回一定
時間高速回転させる必要がありそのためには、小型電気
モータを駆動するための電力を必要とする。近年ノート
PCや各種PDAが普及してており、バッテリーの駆動
時間の関係からも消費電力を少なくする事が求められて
いる。
【0007】(3)信頼性が低い 従来の外部記憶装置(2次記憶装置)は、その基本構造
の制約から電気モータ及び情報媒体である薄い円盤、さ
らに媒体との接点となるヘッド及びレンズの移動を実現
するアームと呼ばれる機械可動部をその構成部品として
いる。これらは、機械的動作が発生する度に物理的に消
耗する。この結果として、最近アクセス頻度も高く24
時間稼動を前提とするようなネットワークサーバ等の過
酷な使用環境の場合、1年程度でディスクが使用出来な
くなるケースも発生するようになった。
【0008】(4)軽量コンパクトにする事が難しい
(形状設計の自由度が低い) 従来の外部記憶装置(2次記憶装置)は、その基本構造
の要請により電気モータ及び薄い円盤が必須の構成部品
であり、パッケージングもこれを考慮したものとせざる
を得なかった。円盤を小型にすると形状設計の自由度は
大きくなるが、円盤1枚当たりの記憶容量が小さくなる
ため、通常はこれを重ねる事で不足を補う事になるが、
結果として装置全体を薄くする事が難しくなる。これ
は、今後その市場が期待される携帯端末やPDA、ノー
トPCへの搭載を考えても大きな制限となり不利であ
る。また、仮に複数の円盤を重ねて記憶容量を増やすに
しても、情報をアクセスするためのヘッドやレンズ、ア
ーム等の機械部品も増えるため、コスト的にも不利であ
る。
【0009】(5)外部からの衝撃に弱く取り扱い上制
約が多い 情報を取り出すためのヘッド或いはレンズと媒体との間
隔は、高い精度が要求され情報の格納場所と取り出し場
所の位置決めも高い精度での機械制御が要求される。こ
の結果、外部からの衝撃は、これらの機械精度に致命的
影響を与える危険性があり、実際一度誤差が発生すると
ユーザ自身の手でこれを回復させる事は難しい。ノート
PCやPDA等の急速な普及は、この技術的課題をさら
に顕在化させる。
【0010】(6)大容量化のための技術的課題が多い 既存技術は、記憶媒体である円盤を回転させながら情報
の格納取り出しを行う構造のため、一般に記憶容量を大
きくするためには、円盤の形状を大きくする、これを3
次元的に重ねた構造にするが、単位面積当たりの記録密
度を上げる等の方法がある。現状は、アプリケーション
側の要求から、コストや物理形状、消費電力を小さく抑
える必要があるために単位面積当たりの記録密度を上げ
るアプローチが盛んに行われている。高い光学特性や磁
気特性を維持しながら、高い精度の機械制御を行って情
報を取り出す事は、かなりの難問である。それでも、現
在の技術レベルなら数十GBから数百GBの見通しを得
ている。但し、信頼性の問題や耐久性、データ転送速度
をいかいに高速化するか等、コスト以外の技術的課題も
多い。
【0011】上述のような回転型記憶装置の種々の技術
的課題を解決すべく、たとえば半導体メモリ素子を記憶
媒体として、回転型記憶装置のインタフェースをエミュ
レーションすることが考えられるが、現時点では、市場
に製品として流通している半導体メモリ素子のビット当
たりコストは、光ディスクや磁気ディスク等の既存の回
転型記憶媒体に比較して数十倍以上と極めて高く、回転
型記憶媒体と同一の容量を半導体メモリ素子にて構築す
る場合には、装置価格が極めて高くなり、価格を度外視
した特殊な用途以外には、到底市場に受け入れられな
い。
【0012】本発明の目的は、半導体メモリ素子を記憶
媒体とする安価で信頼性の高い記憶装置およびその制御
技術を提供することにある。
【0013】本発明の目的は、機械的な動作を必要とす
ることなく、高速なアクセスが可能な記憶装置およびそ
の制御技術を提供することにある。
【0014】本発明の他の目的は、機械的な動作を行う
機構部品の駆動に必要な消費電力を無くして、消費電力
を低減することが可能な記憶装置およびその制御技術を
提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、機械的な動作を必要
とすることなく、高い信頼性および長寿命を実現するこ
とが可能な記憶装置およびその制御技術を提供すること
にある。
【0016】本発明の他の目的は、機械的な動作を伴う
構成部品等を必要とすることなく、小型化および形状設
計の自由度を向上させることが可能な記憶装置およびそ
の制御技術を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、機械的な衝撃等に影
響されることなく、設置や取扱の自由度が高い記憶装置
およびその制御技術を提供することにある。
【0018】本発明の他の目的は、半導体メモリ素子の
記憶媒体の大記憶容量を実現することが可能な記憶装置
およびその制御技術を提供することにある。
【0019】本発明の他の目的は、安価に、半導体メモ
リ素子を記憶媒体とする記憶装置の大記憶容量化を実現
することが可能な記憶装置の製造技術を提供することに
ある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明では、複数の半導
体メモリ素子にて記憶装置の記憶媒体を構成する。半導
体メモリ素子としては、たとえばDRAM、SRAM、
一括消去型EEPROM、強誘電体メモリ等、任意の半
導体メモリ素子を用いることができる。この場合、使用
する半導体メモリ素子は、たとえば、通常の製造プロセ
スにて、その記憶領域の一部に欠陥が見いだされ、単体
のチップとしては使用不可と判定されて廃棄されるよう
な不良品の半導体メモリ素子を使用し、エラー訂正技術
や各半導体メモリ素子の記憶領域の再配置等の技術に
て、各半導体メモリ素子の欠陥を補償し、外部との間で
授受されるデータの信頼性を保証する。
【0021】より具体的には、一例として、以下のよう
な技術を用いる。
【0022】半導体メモリ素子を記憶媒体とする記憶装
置のコストを低く抑えるためには、不良の半導体メモリ
を使用しながら如何に、信頼性を落とさずその利用効率
を上げられるかに掛かっている。
【0023】本発明の記憶装置は、記憶媒体を構成する
複数の半導体メモリ素子のアッセンブリ完了後、自己診
断処理を実行し初期状態でのデバイスエラ一管理テーブ
ルを作成する。
【0024】作成したデバイスエラー管理テーブルを基
にして、誤り訂正能力の範囲に収まるように制御する必
要がある。即ち、半導体メモリの物理的欠陥が任意のア
クセスに対して、結果としてシリコンディスクの持つメ
モリ空間全体に平均的に分散させれば良い。これを専用
アルゴリズムによるソフトウエア制御と誤り訂正限界を
検出する専用ハードウェアにより実現する。
【0025】大容量化を行うためには、一例として複数
の半導体メモリ素子の3次元実装を行う。部品点数を削
減する意味でも、内部の制御を単純な構造にする意味か
らも、共通に使用可能な3次元再配置可能メモリブロッ
クを使用する。
【0026】この3次元再配置可能メモリブロックの内
部アーキテクチャー及びブロック間相互接続方法は、一
例として以下のようになる。
【0027】複数の半導体メモリ素子の他に、エラー分
散のためのメモリ再配置を実現するアドレス変換テーブ
ルおよび制御論理を備えた制御用チップを実装する。こ
の制御用チップは、3次元再配置可能メモリブロックの
最下位に配置する。
【0028】個々の3次元再配置可能メモリブロックの
制御用チップは、配下の3次元再配置可能メモリブロッ
クの自己診断機能を有する。これにより、記憶装置を構
成する複数の3次元再配置可能メモリブロックの各々毎
に並列診断が可能となり、記憶装置全体としての診断処
理時間等が大きく短縮される。
【0029】複数の半導体メモリ素子にて記憶媒体を構
成する場合、個々の半導体メモリ素子の選択(チップセ
レクト)は、たとえば複数の半導体メモリ素子にて論理
的な2分木構造を構成し、この2分木構造の根元側から
末端側へと順次実行される分岐選択によりチップセレク
トを行うための識別信号を生成するセットアップ操作を
行う。そして、このセットアップ操作の完了後は、アド
レスと識別信号により各3次元再配置可能メモリブロッ
ク内部でチップセレクト状態を認識する。
【0030】複数の3次元再配置可能メモリブロックを
配下に持ちグローバルな制御を行う主制御ブロックは、
外部との間で授受されるデータの符号化/復号化、ある
いは冗長データの生成および記憶により、エラー訂正動
作を行う。
【0031】3次元再配置可能メモリブロック内部のメ
モリセグメントが完全に使用できない場合、外部の工ラ
ー補償ブロックのデータに切り換える必要があり、この
ための制御論理を備える。
【0032】アドレス変換テーブルによる方法でも、エ
ラービットが集中して所定のエラー訂正能力が確保出来
ない場合は、エラー補償用の3次元再配置可能メモリブ
ロックを使用して、エラービットが集中するメモリセグ
メントを除外する。
【0033】記憶装置の稼働中は、常時、監視機能が動
作し、エラー訂正機能上問題があると認められた場合
は、リアルタイムでエラー補償用メモリブロックとの交
換再配置処理を実行する。また、これらは必要に応じて
履歴として記録され保守の参考とすることができる。
【0034】また、本発明の記憶装置は、任意の回転型
記憶装置の入出力インタフェースを備え、上位装置に対
しては、任意の回転型記憶装置と等化な動作を行うよう
にして、外部装置側に特別なソフトウェアやインタフェ
ースの変更を必要とすることなく、実装可能にする。ま
た、任意の回転型記憶装置と、外形寸法やネジ孔の位置
や寸法等の外観形状が等化な筐体を用いることにより、
被取付装置側の構造を変更することなく、既存の回転型
記憶装置と容易に置換実装可能にする。
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0036】図1は、本発明の一実施の形態である記憶
装置の構成の一例を示す概念図であり、図2は、その一
部をさらに詳細に例示した概念図である。
【0037】本実施の形態では、記憶装置の一例とし
て、複数の半導体メモリ素子を記憶媒体とする半導体デ
ィスク装置を例に採って説明する。
【0038】本実施の形態の半導体ディスク装置は、記
憶装置の全体を制御する主制御部100と、この主制御
部100の配下で動作する複数の3次元実装の再配置可
能メモリブロック200(3D−ReAMEMB)と、
エラー補償用メモリブロック300と、を含んでいる。
【0039】図1に例示されるように、主制御部100
は、半導体ディスク制御用プロセッサ101、この半導
体ディスク制御用プロセッサ101にてアクセスされる
ROM領域102aおよびRAM領域102bからなる
制御メモリ部102、バッファ制御・誤り訂正制御用イ
ンタフェース103、誤り訂正部104、クロック・リ
セット・チップセレクト部105、再配置可能メモリブ
ロック200の側のインタフェース制御を行う制御用イ
ンタフェース106および制御用I/Oブロック10
7、外部側とのインタフェース制御を行う半導体ディス
ク専用I/Fブロック108、外部インタフェース論理
変換ブロック109、外部接続インタフェース部11
0、等で構成されている。
【0040】これらの主制御部100の各部の構成をさ
らに詳細に説明すると以下のようになる。
【0041】制御用I/Oブロック107は、3次元実
装の再配置可能メモリブロック200と半導体ディスク
制御用プロセッサ101及び誤り訂正回路(誤り訂正部
104)とのインタフェースを実現する。このブロック
の主な機能は、3次元実装の再配置可能メモリブロック
200へのリード/ライトを効率良く行うためのバッフ
ァリング、効率良いパイプライン動作を実現するタイミ
ング調整及び不良メモリセグメントに対するエラー補償
動作である。あるメモリセグメントのエラー補償動作と
は、不良メモリセグメントのデータをエラー補償用メモ
リブロック300のデータに切り替える動作を意味す
る。
【0042】3次元実装の再配置可能メモリブロック2
00の制御用インタフェース106は、半導体ディスク
制御用プロセッサ101と3次元実装の再配置可能メモ
リブロック200及びエラー補償用メモリブロック30
0とのインタフェースを実現するブロックである。半導
体ディスク制御用プロセッサ101は、このインタフェ
ースを通して各メモリブロックのレジスタやメモリセグ
メント単位のビット情報にアクセスする。特にメモリセ
グメント領域に対しては、指定されたアドレスブロック
に対して連続したアクセスを行う事が可能である。
【0043】クロック・リセット・チップセレクト部1
05は、クロック、リセット及びチップセレクト(アド
レスデコーダ)の3つの図示しないブロックから構成さ
れる。クロック回路は、半導体ディスク全体へのシステ
ムクロックの供給を行う。消費電力を抑えるために、ブ
ロック毎にクロックサイクルは可変で必要がなければク
ロックの供給を完全に停止する事も可能である。リセッ
ト回路は、半導体ディスク全体をシステムリセットした
り、部分的に回路の一部を選択的にリセットしたりする
ためにある。この回路は、パワーオンリセットも含んで
いる。リセットと初期化コマンドは、同じではなくそれ
ぞれ独立である。
【0044】半導体ディスク制御用プロセッサ101
は、3次元実装の再配置可能メモリブロック200及び
エラー補償用メモリブロック300とそれらのインタフ
ェース回路、半導体ディスク専用I/Fブロック10
8、誤り訂正部104等の初期設定や外部からのアクセ
スに対しての制御・調整を行う。
【0045】半導体ディスク制御用プロセッサ101の
内部は、パイプライン制御方式を採用しており、分岐時
のペナルティを除けば1CLK当たり最高4命令の同時
実行処理が可能である。内部で4命令同時実行が可能か
どうか判定するためのリソース競合チェック等の処理を
簡略化するために、命令レベルで何命令実行可能かどう
かの制御フィールドを含んでいる。外部からの割り込み
は、16要因分サポートしており、直接割り込み処理プ
ログラムに分岐実行可能である。また、それぞれの要因
に対して独立して割り込みのマスクを行う事が可能であ
る。論理演算・算術演算は、リソースが競合しない限り
に於いて同時実行可能である。レジスタは、16ビット
の汎用レジスタが8本あり、各種演算とアドレスポイン
タとしても使用可能である。汎用レジスタ以外には、ス
タックポインタがある。スタックメモリは、内部メモリ
でアクセスのオーバーヘッドが少なく且つバンド幅も広
いため内部リソースの競合が発生しなければ4命令同時
実行可能である。メモリ空間は、アプリケーションに応
じて選択可能な8つのメモリセグメント空間を独立して
持つ事が可能である。勿論、全て1つの空間に配置する
事も出来るし、メモリセグメントの幾つかを選択したり
共通化ささせたりする事が可能である。
【0046】制御メモリ部102のROM領域102a
は、半導体ディスク制御用プロセッサ101の命令プロ
グラムや初期化用パラメータや各種の制御用テーブルを
含んでいる。ROM領域102aのバンド幅は、4命令
分の96ビットを1サイクルでフェッチ可能な構成とな
っている。
【0047】制御メモリ部102のRAM領域102b
は、スタックや各種のワーキングテーブル、外部から命
令プログラムをロードし格納しておく場所として使用さ
れる。RAM領域102bのバンド幅は、最大4命令分
のロード・ストアを同時処理可能な構成となっている。
【0048】半導体ディスク装置は、誤り訂正用の高速
な専用回路(誤り訂正符号器104a,誤り訂正復号器
104b)と、入力バッファ104c、出力バッファ1
04d、符号用バッファ104e、復号用バッファ10
4f、等からなる誤り訂正部104を実装している。こ
れらのブロックと半導体ディスク制御用プロセッサ10
1を接続するのがバッファ制御・誤り訂正制御用インタ
フェース103である。このインタフェースは、初期設
定時や誤り訂正エラー発生時等に使用される。
【0049】誤り訂正専用回路(誤り訂正符号器104
a,誤り訂正復号器104b)は、所望のサイズのメモ
リセグメントに対して25%のエラーに対して誤り訂正
が可能なように設計されている。この専用回路は、パイ
プライン動作し512Mbpsの訂正能力を持ってい
る。入出力バッファー(入力バッファ104c、出力バ
ッファ104d)は、半導体ディスク専用I/Fブロッ
ク108とのタイミング調整を行いパイプラインストー
ルが最小となるようにしている。同様に符号用・復号用
バッファ(符号用バッファ104e、復号用バッファ1
04f)は、3次元実装の再配置可能メモリブロック制
御用インタフェース(制御用I/Oブロック107)と
のタイミング調整を行いパイプラインストールが最小と
なるようにしている。
【0050】半導体ディスク専用I/Fブロック108
は、再配置可能メモリブロック200中のデータを効率
良くアクセスするためのインタフェースブロックであ
る。このインタフェースは、半導体ディスク制御用プロ
セッサインタフェース、誤り訂正回路との入出力バッフ
ァー・インタフェース及び外部インタフェース論理変換
ブロックとのインタフェースから構成される。このイン
タフェースブロックは、タイミング調整が主な機能であ
る。さらに、この半導体ディスク専用I/Fブロック1
08は、複数の半導体ディスク装置を接続して使用する
場合の専用インタフェースを提供する。この専用インタ
フェースは、通常のSCSI等の市場規格に依存するこ
となく、複数の半導体ディスク装置間でデータの授受を
高速に行うことが可能である。たとえば、複数の半導体
ディスク装置にてRAIDシステムを構築する場合や、
大記憶容量の外部記憶装置をエミュレートする場合等に
おいて効果的に機能する。
【0051】外部インタフェース論理変換ブロック10
9は、SCSIやIDE等のインタフェース論理との整
合性をとり半導体ディスク専用I/Fブロック108を
通して再配置可能メモリブロック200中のデータをア
クセスするのが主な機能である。このためのシステムア
ーキテクチャは、コネクター部に実装されたROMより
ローディングされ、必要なインタフェースのための論理
変換機能が実現される。即ち、このブロックは、アーキ
テクチャ内蔵型の外部インタフェース論理変換ブロック
という事になる。
【0052】外部接続インタフェース部110は、物理
的に外部との接続を実現するもので、たとえば通常の接
続コネクタ、赤外線通信インタフェース等からなる。
【0053】一方、図2に例示されるように、再配置可
能メモリブロック200は、記憶媒体として機能する複
数の半導体メモリ素子210および予備半導体メモリ素
子210aと、これらの制御を行うブロック制御部22
0からなる。これらの半導体メモリ素子は、たとえば、
DRAM、SRAM、一括消去型EEPROM、強誘電
体メモリ(FRAM)等、任意の半導体メモリ素子を用
いることができる。
【0054】ブロック制御部220は、論理アドレスか
ら物理アドレスへの変換を数クロック・サイクルで実行
するための再配置用の再配置制御テーブル228、外部
のエラー補償用メモリブロック300のポインタ計算用
専用ロジック、コントロールレジスタ223、ステータ
スレジスタ225、アドレスレジスタ224等のレジス
タセット、SDCPインタフェース222、入出力イン
タフェース、制御用ステートマシン221から構成され
る。再配置用の再配置制御テーブル228は、後述のよ
うに初期化時に設定される。
【0055】再配置可能メモリブロック200内部での
再配置処理とデバイスエラー管理テーブル401は制御
用ステートマシン221にて自動的に設定されるが、補
償用ポインタ管理テーブル402は、半導体ディスク制
御用プロセッサ101により設定される。内部には予備
半導体メモリ素子210aが実装されているので初期設
定時のエラー発生時は可能な限り、この予備半導体メモ
リ素子210aを代替記憶領域として利用するように再
配置される。即ち、内部に実装された半導体メモリ素子
210の中からエラー程度の悪いものを外すように設定
される。こうしてエラー程度の改善された再配置後の再
配置可能メモリブロック200に対して、メモリセグメ
ント単位でエラーチェックを実行する。エラー訂正回路
(誤り訂正部104)は外部の主制御部100にあるの
で、再配置された各半導体メモリ素子210のメモリセ
グメントが規定のエラー訂正能力の範囲内に収まってい
るかどうかの判断は、半導体ディスク制御用プロセッサ
101により設定されたコントロールレジスタ223中
のメモリセグメント当たりのエラービット許容値を参照
する事により実行される。許容範囲外であれば、以下の
処理が実行される。メモリセグメントが複数集まったも
のをセグメントグループと呼び、このセグメント毎にエ
ラービットがエラー訂正範囲内に収まっているかどうか
がチェックされ、各メモリセグメントに対応するデバイ
スエラー管理テーブル401が構築される。
【0056】この管理テーブルは、セグメントグループ
毎に不良デバイス情報及びエラー補償用メモリブロック
300の代替情報で構成される。メモリセグメントのエ
ラー程度が酷く外部のエラー補償用メモリブロック30
0の代替を必要とする場合は、外部から指定されたエラ
ー補償用メモリブロック300へのアドレスポインタを
補償用ポインタ管理テーブル402に格納し、そのメモ
リセグメント内のエラー補償用メモリブロック300の
代替を必要とするメモリセグメント数を加算してこれを
ステータスレジスタ225に反映させる。外部にある半
導体ディスク制御用プロセッサ101は、この値をリー
ドし次のメモリブロックにライトする。この時、この再
配置可能メモリブロック200内部では、同時にメモリ
セグメント毎にメモリチェックを実行し、デバイスエラ
ー管理テーブル401を初期化する。再配置可能メモリ
ブロック200は、アクセスされる度にこの初期化され
たデバイスエラー管理テーブル401を参照し、再配置
されたメモリセグメントに対してリード/ライトを実行
する。
【0057】ブロック制御部220の内部にはアドレス
比較器227が実装されているので、メモリセグメント
の不良がある場合には、これを検出し、エラー補償用メ
モリブロック300へのアクセスを実現する代替アドレ
スの算出を実行する。この検出と代替アドレスの計算
は、内部に実装された専用ハードウェアで実現され数ク
ロックサイクル以内に完了する。エラー補償用メモリブ
ロック300へのアドレスは、外部へ出力されそのアク
セスのために使用される。3次元実装の再配置可能メモ
リブロック200は、外部から自分自身への選択を比較
レジスタ226とアドレス比較器227により行う。こ
の設定は、初期化時に行われる事になる。
【0058】本実施の形態の場合、図4に例示されるよ
うに、再配置可能メモリブロック200のグループが2
分木構造状に接続されているので、上位よりこれを順次
設定して行く事になる。半導体ディスク制御用プロセッ
サ101のクロック・リセット・チップセレクト部10
5に設けられたアドレスデコーダにより生成されるチッ
プセレクトは、再配置可能メモリブロック200の最上
位に位置するブロックに対して供給されこれらのブロッ
クが最初に初期設定される。その後は、上位ブロックか
ら下位ブロックに対してチップセレクトがカスケード状
に接続されているので上位側からコントロールレジスタ
223を通して順次設定して行く事になる。従ってこの
初期設定が完了する迄は、アドレス比較器227は作動
しない。これにより、通常のフラットに再配置可能メモ
リブロック200を接続する方式に比べて、その配線コ
ストを低く抑える事が可能となっている。再配置可能メ
モリブロック200内部の制御用ステートマシン221
は、3次元実装の再配置可能メモリブロック200に使
用される半導体メモリ素子210の種類とそのアクセス
スピードに応じてリード/ライトのタイミング調整を行
う。
【0059】エラー補償用メモリブロック300は、3
次元実装の再配置可能メモリブロック200内部の再配
置処理では回避不能なエラーを救済するように機能す
る。即ち、3次元実装の再配置可能メモリブロック20
0内部のメモリセグメントのエラー程度が酷い場合は、
これを代替するためのアドレスが出力されエラー補償用
メモリブロック300をアクセスするためのアドレスと
して使用される。その構造は、通常の3次元実装の再配
置可能メモリブロック200と同様であり、違いは使用
される半導体メモリが良品或いは確実にエラー訂正回路
の能力を超えない程度の不良程度の良いデバイスを使用
している点である。このエラー補償用メモリブロック3
00は、後述のように追加・削除が容易であり、工場出
荷時には品質保証を行えるのに必要十分な容量しか実装
しなくて済むような構成となっている。これにより、無
駄なコストを抑える事が可能となっている。通常は、最
大容量を実装し、初期設定完了後不要なエラー補償用メ
モリブロック300を外す事になる。また仮に、経時変
化により、半導体ディスク装置内部の3次元実装の再配
置可能メモリブロック200の一部が不良となりその時
点で実装されているエラー補償用メモリブロック300
ではエラー救済が不可な場合、このエラー補償用メモリ
ブロック300を追加する事で継続的使用が可能とな
る。
【0060】次に、上述のような構成の本実施の形態の
半導体ディスク装置における再配置制御テーブル228
とその制御方法の一例について説明する。
【0061】本実施の形態の半導体ディスク装置は、内
部の再配置可能メモリブロック200の状態を把握し内
部のエラー訂正回路(誤り訂正部104)の訂正限界を
超えないようにエラー程度に応じてセグメント化された
メモリ領域の交換を行ったり、エラー補償用メモリブロ
ック300への再マッピングを行うための再配置制御テ
ーブル228を有している。この再配置制御テーブル2
28は、工場出荷時と製品形態にもよるが電源投入時或
いはシステム初期化時に、1つの半導体ディスク装置に
実装された全てのメモリセルをチェックした後、内部の
エラー訂正回路の性能が最大に引き出されるように設定
される。この設定は、内部の半導体メモリ素子210に
エラーが全く無い場合は、半導体ディスク専用I/Fブ
ロック108を通して外部からアクセス要求される論理
アドレスが、そのまま内部メモリをアクセスするための
物理アドレスと1対1に対応する。また、内部のメモリ
セルが全て有効である事が記憶される。逆に、メモリセ
ル不良情報や論理アドレス/物理アドレス変換情報は、
不要となり一切記憶されない。内部にメモリセル不良が
ある場合は、その程度と不良領域の分布状態に応じて大
きく2つに分類される。
【0062】内部のメモリセル不良が比較的軽度であ
り、内部のエラー訂正回路の訂正限界を超えていない
か、不良の半導体メモリ素子210の特定のメモリ領域
を内部の予備半導体メモリ素子210aのそれと交換す
る事により簡単にエラー訂正が可能となる場合は、この
切り換え情報のみを記憶する。即ち、3次元実装の再配
置可能メモリブロック200中の最も不良程度の高い領
域をセグメント単位で外すための情報が記憶される。
【0063】内部のメモリセル不良が重度であり、不良
メモリセルの分布状態も最悪で内部のエラー訂正回路の
訂正限界を超えており、内部の予備半導体メモリ素子2
10aへのセグメント単位での切り替え程度では、エラ
ー訂正が有効とならない場合は、その重度のエラーを有
するメモリセルに対して完全に良品のエラー補償用メモ
リブロック300を割り当てる。結果的に、エラー訂正
回路の訂正限界の範囲内に収まるように、重度不良メモ
リセルへのアクセスを禁止し、エラー補償用メモリブロ
ック300へのアドレス切り換えを行うための情報をこ
の再配置制御テーブル228に記憶する事になる。この
ような再配置制御テーブル228は、以下に例示される
二つのデバイスエラー管理テーブル401および補償用
ポインタ管理テーブル402にて実現することができ
る。
【0064】デバイスエラー管理テーブル401は、2
つの情報を管理する。1つは、3次元実装の再配置可能
メモリブロック200内のメモリセグメントの不良程度
が大きく予備半導体メモリ素子210aでは代替不可で
ある事を示す情報である。もう1つは、3次元実装の再
配置可能メモリブロック200内のメモリセグメントの
不良程度が小さく内部の半導体メモリ素子210の再配
置によりエラー訂正が可能な場合に、どの半導体メモリ
素子210を未使用とするかを決定するために必要な情
報である。即ち、1つの3次元実装の再配置可能メモリ
ブロック200は、1デバイス分の冗長度(一つの予備
半導体メモリ素子210a)を有しており管理上の最小
単位であるメモリセグメント毎に、最悪値を持つデバイ
ス領域がこのメモリブロックから外される事になる。
【0065】より具体的には、一例として、図3に例示
されるように、個々の再配置可能メモリブロック200
内に実装された複数の半導体メモリ素子210の全記憶
空間を所定のサイズに分割して構成される複数のメモリ
セグメントの各々毎に、当該図3に例示される各意味を
持つフラグ401aと、当該再配置可能メモリブロック
200内におけるエラーのメモリセグメントの相対位置
(順番)を示すオフセット401bを持たせ、個々のメ
モリセグメントにアクセスが発生した時に、不良レベル
に応じて、当該セグメントに対応するエントリを参照し
て予備半導体メモリ素子210aを使用するか、外部の
エラー補償用メモリブロック300にアクセスするかが
決定される。外部のエラー補償用メモリブロック300
にアクセスする場合には、後述のようにオフセット40
1bが使用される。
【0066】補償用ポインタ管理テーブル402は、複
数の再配置可能メモリブロック200の各々に発生した
複数の不良セグメントの先頭の不良セグメントに対応し
て設定されたエラー補償用メモリブロック300におけ
る代替領域を指すポインタ情報402aが各エントリに
格納されている。
【0067】すなわち、補償用ポインタ管理テーブル4
02の1つのポインタは、この一つの再配置可能メモリ
ブロック200の先頭の不良セグメントの代替領域に対
応するエラー補償用メモリブロック300の連続するメ
モリセグメント領域の最初の開始位置を指す。従って、
各再配置可能メモリブロック200に対応する先頭以外
の不良メモリセグメントの代替アドレスは、補償用ポイ
ンタ管理テーブル402内の当該再配置可能メモリブロ
ック200に対応するエントリのポインタ情報402a
に、デバイスエラー管理テーブル401におけるエラー
のメモリセグメントのオフセット401bを加算する事
により求める事が可能である。これは、内部の専用ハー
ドウェアにより高速実行される。
【0068】以上のような構成の本実施の形態の半導体
ディスク装置における上述の各種テーブルの初期化およ
びそれを用いた制御は一例として以下のように行われ
る。
【0069】半導体ディスク装置の初期化は、外部から
のコマンド或いはスイッチにより実行される。これは、
半導体ディスク装置内部の3次元実装の再配置可能メモ
リブロック200の全部に対して同時に通達される。各
再配置可能メモリブロック200は、外部より初期化コ
マンドを受け取ると最初に内部に3次元実装された半導
体メモリ素子210および予備半導体メモリ素子210
aのチェックを実行する。チェックの単位は、メモリセ
グメントのサイズ単位である。この最小のメモリセグメ
ントの1つに対して最もエラー状態の悪いデバイスのメ
モリセグント領域が排除される。これは、全てのメモリ
セグメントに対して実行される。即ち、メモリセグメン
ト単位毎に、3次元実装の再配置可能メモリブロック2
00の全記憶空間に対して予備半導体メモリ素子210
aを含めたメモリ素子の中から最悪のものを排除する形
で最適配置される。3次元実装の再配置可能メモリブロ
ック200内のメモリセグメントの不良程度が大きく予
備半導体メモリ素子210aでの代替が不可である場合
は、その再配置不能メモリセグメント領域に対して外部
のエラー補償用メモリブロック300にその領域を割り
当てる。この時、該当する再配置不能メモリセグメント
は、全て外部のエラー補償用メモリブロック300に割
り当てられるため、内部のメモリデバイスは予備用も含
めて一切使用されない。再配置不能メモリセグメントが
発生すると、このメモリセグメントに対応するデバイス
エラー管理テーブル401のオフセット401bがイン
クリメントされるとともに、フラグ401aが当該状態
を示すように設定される。
【0070】補償用ポインタ管理テーブル402のポイ
ンタ情報402aは、外部より与えられる値で、各再配
置可能メモリブロック200内の最初のエラーのメモリ
セグメントに対応するエラー補償用メモリブロック30
0中の再配置位置を示している。従って、それ以後の各
再配置可能メモリブロック200内の再配置不能メモリ
セグメントは、このポインタ情報402aの指す位置以
降に順番に連続して配置される事になる。
【0071】すなわち、3次元実装の再配置可能メモリ
ブロック200の各々の制御用ステートマシン221
は、自再配置可能メモリブロック200内で発生した再
配置不能のメモリセグメントの数をカウントアップし、
エラーのメモリセグメントのオフセット401bに記録
するとともに、最後のオフセット401bを外部から設
定されたポインタ情報402aに加算した値をコントロ
ールレジスタ223に記憶する。半導体ディスク制御用
プロセッサ101は、この加算結果をコントロールレジ
スタ223からリードし次の3次元実装の再配置可能メ
モリブロック200に渡す。実際のメモリチェック及び
再配置処理は、各再配置可能メモリブロック200とも
同時に並列実行されるので半導体ディスク制御用プロセ
ッサ101から見れば、単にレジスタのリード・ライト
動作を再配置可能メモリブロック200毎に行っている
だけのように見える。
【0072】このような、初期化処理により複数の再配
置可能メモリブロック200の各々を構成する複数の半
導体メモリ素子210のエラー領域を避けて、正常な記
憶領域のみを選択的に的確に使用するアクセスが可能に
なる。また、エラー補償用メモリブロック300の代替
領域にアクセスするためのポインタ情報402aは、再
配置可能メモリブロック200の各々毎に、当該再配置
可能メモリブロック200内の先頭のエラーメモリセグ
メントに対応するもののみを保持すればよく、この先頭
のポインタ情報402aにオフセット401bを加算す
ることで代替領域を求めることができるため、代替領域
への切り替えのためのポインタ情報402aの記憶に必
要なテーブル容量を少なくすることができる、という利
点がある。
【0073】なお、上述の説明では、外部から半導体デ
ィスク装置に入力される論理アドレスに対して、内部の
再配置可能メモリブロック200内の物理アドレスを対
応付ける制御方法を説明したが、これに限らず、図13
に例示されるように、外部から入力される所定の長さの
データブロックを半導体ディスク装置内の記憶空間に意
図的に不連続に分散させて格納する、いわゆるインター
リーブ技術を用いてもよい。
【0074】すなわち、図13の例では、たとえば通常
の回転型記憶装置に対して上位装置からシリンダ番号/
ヘッド番号/セクタ番号にてアクセスされる半導体ディ
スク装置において、セクタを複数に分割したブロックに
付与されたセクタ内ブロック番号にて、複数の再配置可
能メモリブロック200の一つを選択し、ヘッド番号:
セクタ番号にて、再配置可能メモリブロック200内の
半導体メモリ素子210の一つを選択し、さらに、半導
体メモリ素子210内の記憶空間を当該ブロック単位に
分割したセグメントの一つをシリンダ番号にて選択する
ことにより、特定の1セクタのデータ(たとえば512
バイト)が複数に分割かつ分散されて複数の再配置可能
メモリブロック200に格納されるようにしている。
【0075】この場合には、データの分散により、稼働
中に半導体メモリ素子210の記憶領域のバーストエラ
ー等が発生しても、エラー訂正技術により救済不能にな
る確率が小さくなり、データ喪失を最小限に止めること
が可能になる。
【0076】次に、本実施の形態の記憶装置における実
装形態の一例を説明する。
【0077】図5は、本実施の形態の記憶装置における
実装形態の一例を示す斜視図である。基板500の上に
は、複数の3次元実装の再配置可能メモリブロック20
0及びエラー補償用メモリブロック300と、全体を制
御する主制御部100を構成する1チップ構成の論理回
路が実装されている。
【0078】3次元実装の再配置可能メモリブロック2
00は、厚さ方向に積層された複数の半導体メモリ素子
210および予備半導体メモリ素子210aと、これら
を制御する独立なチップからなるブロック制御部220
で構成されている。
【0079】ブロック制御部220のチップは、図6に
例示されるように半導体メモリ素子210および予備半
導体メモリ素子210aからなる積層構造の最下層に配
置されてもよいし、あるいは、図7に例示されるよう
に、対応する半導体メモリ素子210および予備半導体
メモリ素子210aからなる積層構造の基板500に対
する配置領域の裏面側に別に配置する構成としてもよ
い。
【0080】図8は、本実施の形態の半導体ディスク装
置を、回転型記憶装置として所望の情報処理機器に組み
込む場合の形態の一例を示す一部破断斜視図である。こ
の場合、図5に例示される実装構造を、所望の回転型記
憶装置の市場規格に合致した外形寸法を有する装置筐体
10に収納したものである。装置筐体10には、SCS
IやIDE等の接続インタフェース規格に対応したコネ
クタ11が設けられており、半導体ディスク装置の主制
御部100は所望の回転型記憶装置のインタフェースの
エミュレーションする。これにより、そのまま、たとえ
ば既存の磁気ディスク装置等の回転型記憶装置と置換し
て装着することが可能である。これにより利用者は、装
置筐体10の内部を全く意識する必要はない。
【0081】図9は、本実施の形態の半導体ディスク装
置を、市場規格の一つであるPCカードに実装して所望
の情報処理機器に組み込む場合の形態の一例を示す一部
破断斜視図である。この場合、図5に例示される本実施
の形態の半導体ディスク装置の実装構造を、規格寸法の
PCカード20の内部に組み込まれている。PCカード
20のコネクタ21は、所望の形態型情報処理機器のカ
ードスロットに装填されて、インタフェースのエミュレ
ーションにより、たとえば高速な磁気ディスク装置とし
て機能する。
【0082】図10は、いわゆるSIMMあるいはDI
MM等のメモリカードとしての実装形態を示す斜視図で
ある。この場合、本実施の形態の記憶装置の主制御部1
00、3次元実装の再配置可能メモリブロック200、
およびエラー補償用メモリブロック300は、カード基
板30の上に実装される。カード基板30の一側端に
は、コネクタ31が形成され、所望の情報処理機器に装
着される。
【0083】次に、図11および図12のフローチャー
トを参照して、上述のような本実施の形態の半導体ディ
スク装置の製造方法の一例について説明する。
【0084】本実施の形態の場合、3次元実装の再配置
可能メモリブロック200を構成する半導体メモリ素子
210および予備半導体メモリ素子210aとしては、
以下のようにして、通常は製品として市場に出ない、不
良の半導体メモリ素子を用いる。
【0085】すなわち、まず、周知のウェハプロセス等
にて、複数の半導体メモリ素子をウェハ上に一括して形
成する(ステップS1)。
【0086】次に、ウェハ上に形成された複数の半導体
メモリ素子の各々について、たとえばプローブ等の方法
で機能試験を行い、市場に製品として出荷可能な良品を
選別するとともに、すべての半導体メモリ素子について
試験結果を収集する(ステップS2)。
【0087】次に、ウェハを格子上に切断するダイシン
グによってウェハ上の半導体メモリ素子を個別に分離す
る(ステップS3)。
【0088】次に、ステップS2の試験で良品と判定さ
れた半導体メモリ素子を選択的にピックアップする(ス
テップS4)。
【0089】ここでピックアップされた良品は、チップ
組立工程にて、周知のリード端子の形成工程や封止工程
等を経て出荷形態にされ(ステップS12)、さらに、
エージング等の最終検査を行い(ステップS13)、そ
の後、良品の半導体メモリ製品として出荷される(ステ
ップS14)。
【0090】ここで、従来の製造プロセスでは、ステッ
プS4にて良品のピックアップが完了したウェハ上に残
された不良の半導体メモリ素子は廃棄されていたが、本
実施の形態の製造工程では、従来では廃棄されていたこ
れらの不良の半導体メモリ素子を利用して記憶媒体を構
築する。
【0091】すなわち、まず、良品のピックアップが完
了したウェハ上から、前述のステップS2の試験結果に
基づいて、本実施の形態の記憶装置の記憶媒体として利
用可能な二次良品の半導体メモリ素子をピックアップす
る(ステップS5)。ここでいう二次良品とは、記憶領
域の一部に、単体製品の所定の仕様の記憶容量を満たさ
ない程度の不良領域が存在するが、他の領域にはデータ
の記録/再生が可能な程度の欠陥状態にある半導体メモ
リ素子をいう。このような二次良品の半導体メモリ素子
は、従来では単なる不良品として廃棄されていたもので
あり、そのままの状態では、調達コストは無に等しい。
【0092】次に、ピックアップされた二次良品の半導
体メモリ素子を、半導体メモリ素子210および予備半
導体メモリ素子210aとして用いることにより、図5
に例示された3次元実装の再配置可能メモリブロック2
00を構成し(ステップS6)、基板500に実装する
とともに、再配置可能メモリブロック200のブロック
制御部220を構成するチップ、および主制御部100
を構成するチップも同時に実装して半導体ディスク装置
を構築する(ステップS7)。
【0093】さらに、半導体ディスク装置の基板500
に、再配置可能メモリブロック200の欠陥領域を救済
するためのエラー補償用メモリブロック300を実装す
る(ステップS8)。この時、エラー補償用メモリブロ
ック300の記憶容量に余裕を見て多めに実装してお
き、後述の試験結果に応じて余剰のエラー補償用メモリ
ブロック300を取り外す。このエラー補償用メモリブ
ロック300としては、たとえば、上述のステップS1
2〜S14にて製造された良品の半導体メモリ製品を用
いることができる。
【0094】次に、図12に例示されるような初期化処
理により、複数の再配置可能メモリブロック200の各
々を並列動作させて、個々の再配置可能メモリブロック
200毎に、エラー領域の検出および記憶領域の物理的
/論理的な再配置を実行する(ステップS9)。
【0095】この後、半導体ディスク装置の基板500
から、余剰のエラー補償用メモリブロック300を取り
外し(ステップS10)、半導体ディスク装置を出荷す
る(ステップS11)。
【0096】次に、図12に例示される複数の再配置可
能メモリブロック200の初期化処理の一例について説
明する。
【0097】再配置可能メモリブロック200では、ま
ず、チェック対象のメモリセグメント領域を選択し(ス
テップS21)、当該メモリセグメント領域の不良レベ
ルが、主制御部100における誤り訂正部104の誤り
訂正能力を越える致命的なものか否かを調べ(ステップ
S22)、代替用のエラー補償用メモリブロック300
のメモリセグメントの割り当てが必要か否かを判定する
(ステップS23)。
【0098】代替領域の割り当てが必要と判定された場
合には、当該メモリセグメントを、エラー補償用メモリ
ブロック300内のメモリセグメントに割り当てる(ス
テップS24)。
【0099】その後、エラーレベルの試験結果や割り当
て結果等に応じて、補償用ポインタ管理テーブル402
の更新(ステップS25)、デバイスエラー管理テーブ
ル401の更新(ステップS26)を行う。
【0100】この操作を、再配置可能メモリブロック2
00内のチェック対象のすべてのメモリセグメント領域
について実行する(ステップS27)。
【0101】なお、この図12に例示される初期化処理
は、製造時に限らず、半導体ディスク装置の出荷後の任
意の契機にて実行することができる。
【0102】以上説明したように、本実施の形態の記憶
装置およびその制御方法ならびに記憶装置の製造方法に
よれば、エラー訂正技術および記憶領域の再配置技術を
用いることにより、従来では廃棄されていた不良の半導
体メモリ素子を用いて記憶媒体を構築できるので、機械
的な動作を全く必要としない半導体メモリ素子を記憶媒
体とし、高速かつ大容量で、耐衝撃性に優れ、信頼性の
高い長寿命の半導体ディスク装置を極めて安価に製造す
ることが可能となる。すなわち、現行の磁気ディスク装
置等の回転型記憶装置に対して充分な競争力を有するビ
ット当たりコストを実現でき、既存の回転型記憶装置に
コスト的に対抗しうる市場性の良好な半導体ディスク装
置を実現することができる。
【0103】以上本発明者によってなされた発明を実施
の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施
の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0104】たとえば、半導体メモリ素子の実装方法と
しては、上述の実施の形態に例示された積層構造に限ら
ず、任意実装形態を採用するこが可能である。
【0105】
【発明の効果】本発明の記憶装置およびその制御方法に
よれば、半導体メモリ素子を記憶媒体とする安価で信頼
性の高い記憶装置を実現することができる、という効果
が得られる。
【0106】本発明の記憶装置およびその制御方法によ
れば、機械的な動作を必要とすることなく、高速なアク
セスができる、という効果が得られる。
【0107】本発明の記憶装置およびその制御方法によ
れば、機械的な動作を行う機構部品の駆動に必要な消費
電力を無くして、消費電力を低減することができる、と
いう効果が得られる。
【0108】本発明の記憶装置およびその制御方法によ
れば、機械的な動作を必要とすることなく、高い信頼性
および長寿命を実現することができる、という効果が得
られる。
【0109】本発明の記憶装置およびその制御方法によ
れば、機械的な動作を伴う構成部品等を必要とすること
なく、小型化および形状設計の自由度を向上させること
ができる、という効果が得られる。
【0110】本発明の記憶装置およびその制御方法によ
れば、機械的な衝撃等に影響されることなく、設置や取
扱の自由度を高くできる、という効果が得られる。
【0111】本発明の記憶装置およびその制御方法によ
れば、半導体メモリ素子の記憶媒体の大記憶容量を実現
することが可能な記憶装置およびその制御技術を提供す
ることにある。
【0112】本発明の記憶装置の製造方法によれば、安
価に、半導体メモリ素子を記憶媒体とする記憶装置の大
記憶容量化を実現することができる、という効果が得ら
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である記憶装置の構成の
一例を示す概念図である。
【図2】本発明の一実施の形態である記憶装置の一部を
さらに詳細に例示した概念図である。
【図3】本発明の一実施の形態である記憶装置において
用いられる制御情報の一例を示す概念図である。
【図4】本発明の一実施の形態である記憶装置における
半導体メモリ素子のチップセレクト方法の一例を示す概
念図である。
【図5】本発明の一実施の形態である記憶装置における
実装形態の一例を示す斜視図である。
【図6】本発明の一実施の形態である記憶装置を構成す
る再配置可能メモリブロックの実装例を示す斜視図であ
る。
【図7】本発明の一実施の形態である記憶装置を構成す
る再配置可能メモリブロックの実装例を示す斜視図であ
る。
【図8】本発明の一実施の形態である半導体ディスク装
置を、回転型記憶装置として所望の情報処理機器に組み
込む場合の形態の一例を示す一部破断斜視図である。
【図9】本発明の一実施の形態である半導体ディスク装
置を、市場規格の一つであるPCカードに実装して所望
の情報処理機器に組み込む場合の形態の一例を示す一部
破断斜視図である。
【図10】本発明の一実施の形態である半導体ディスク
装置の、SIMMあるいはDIMM等のメモリカードと
しての実装形態を示す斜視図である。
【図11】本発明の一実施の形態である半導体ディスク
装置の製造方法の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施の形態である半導体ディスク
装置の製造方法の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明の一実施の形態である半導体ディスク
装置の制御方法の一例を示す概念図である。
【符号の説明】
10 装置筐体 11 コネクタ 20 PCカード 21 コネクタ 30 カード基板 31 コネクタ 100 主制御部 101 半導体ディスク制御用プロセッサ 102 制御メモリ部 102a ROM領域 102b RAM領域 103 バッファ制御・誤り訂正制御用インタフェース 104 誤り訂正部 104a 誤り訂正符号器 104b 誤り訂正復号器 104c 入力バッファ 104d 出力バッファ 104e 符号用バッファ 104f 復号用バッファ 105 クロック・リセット・チップセレクト部 106 制御用インタフェース 107 制御用I/Oブロック 108 半導体ディスク専用I/Fブロック 109 外部インタフェース論理変換ブロック 110 外部接続インタフェース部 200 再配置可能メモリブロック 210 半導体メモリ素子 210a 予備半導体メモリ素子 220 ブロック制御部 221 制御用ステートマシン 222 SDCPインタフェース 223 コントロールレジスタ 224 アドレスレジスタ 225 ステータスレジスタ 226 比較レジスタ 227 アドレス比較器 228 再配置制御テーブル 300 エラー補償用メモリブロック 401 デバイスエラー管理テーブル 401a フラグ 401b オフセット 402 補償用ポインタ管理テーブル 402a ポインタ情報 500 基板

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶媒体として複数の半導体メモリ素子
    を備えた記憶装置の制御方法であって、個々の前記半導
    体メモリ素子における所望の論理的または物理的な単位
    記憶領域毎のエラーレベルを判別し、前記エラーレベル
    が所定の規定レベルよりも劣る前記単位記憶領域を避け
    て前記半導体メモリ素子に対するデータの書き込みおよ
    び読み出しの少なくとも一方を実行することを特徴とす
    る記憶装置の制御方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記憶装置の制御方法にお
    いて、各々が、複数の前記半導体メモリ素子を含む複数
    の素子ブロックを構成し、前記素子ブロック内に属する
    前記半導体メモリ素子における所望の論理的または物理
    的な単位記憶領域毎のエラーレベルを判別する操作、お
    よび前記エラーレベルが所定の規定レベルよりも劣る前
    記単位記憶領域を避けて前記半導体メモリ素子に対する
    データの書き込みおよび読み出しの少なくとも一方を実
    行する操作を、複数の前記素子ブロック単位に並行して
    実行することを特徴とする記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の記憶装置の制御
    方法において、前記半導体メモリ素子に書き込まれるデ
    ータの符号化および前記半導体メモリ素子から読み出さ
    れる前記データの復号化によるエラー訂正を実行すると
    ともに、前記規定レベルは前記エラー訂正によるエラー
    訂正能力に応じて決定され、前記エラー訂正能力を越え
    る前記エラーレベルの前記単位記憶領域を避けて前記半
    導体メモリ素子に対するデータの書き込みおよび読み出
    しの少なくとも一方を実行することを特徴とする記憶装
    置の制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載の記憶装置の
    制御方法において、前記半導体メモリ素子の他に、冗長
    な半導体メモリ素子および正常な動作が保証された補償
    用記憶手段を備え、必要に応じて前記エラー訂正能力で
    救済できない前記単位記憶領域を、まず冗長な前記半導
    体メモリ素子の記憶領域で代替し、さらに冗長な前記半
    導体メモリ素子でも救済できない場合には、前記補償用
    記憶手段の記憶領域にて代替させることを特徴とする記
    憶装置の制御方法。
  5. 【請求項5】 請求項1,2,3または4記載の記憶装
    置の制御方法において、複数の前記半導体メモリ素子に
    て、上位側から下位側に各階層に属する前記半導体メモ
    リ素子の数が増加する論理的な階層構造を形成し、個々
    の前記半導体メモリ素子を選択するチップセレクト操作
    が、上位の前記階層から下位の前記階層に向かって順次
    行われることを特徴とする記憶装置の制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5記載の記
    憶装置の制御方法において、外部との間で授受される任
    意のサイズの連続したデータブロックを、インターリー
    ブによって複数の前記半導体メモリ素子の各々に分散し
    て格納することを特徴とする記憶装置の制御方法。
  7. 【請求項7】 請求項1,2,3,4,5または6記載
    の記憶装置の制御方法において、所望の回転型記憶媒体
    を備えた任意の回転型記憶装置の入出力インタフェース
    をエミュレーションし、外部に対して任意の前記回転型
    記憶装置として振る舞うようにしたことを特徴とする記
    憶装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 複数の半導体メモリ素子と、個々の前記
    半導体メモリ素子における所望の論理的または物理的な
    単位記憶領域毎のエラーレベルを判別し、前記エラーレ
    ベルが所定の規定レベルよりも劣る前記単位記憶領域を
    避けて前記半導体メモリ素子に対するデータの書き込み
    および読み出しの少なくとも一方を実行するアクセス制
    御手段とを備えたことを特徴とする記憶装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の記憶装置において、複数
    の前記半導体メモリ素子を所望の数だけ厚さ方向に積層
    してなる複数の素子ブロックを構成し、個々の前記素子
    ブロック単位に前記アクセス制御手段を備え、前記素子
    ブロック内に属する前記半導体メモリ素子における所望
    の論理的または物理的な単位記憶領域毎のエラーレベル
    を判別する操作、および前記エラーレベルが所定の規定
    レベルよりも劣る前記単位記憶領域を避けて前記半導体
    メモリ素子に対するデータの書き込みおよび読み出しの
    少なくとも一方を実行する操作が、複数の前記素子ブロ
    ック単位に並行して実行されるようにしたことを特徴と
    する記憶装置。
  10. 【請求項10】 請求項8または9記載の記憶装置にお
    いて、前記半導体メモリ素子に書き込まれるデータの符
    号化および前記半導体メモリ素子から読み出される前記
    データの復号化によるエラー訂正を実行するエラー訂正
    手段を備え、前記規定レベルは前記エラー訂正における
    エラー訂正能力に応じて決定され、前記エラー訂正能力
    を越える前記エラーレベルの前記単位記憶領域を避けて
    前記半導体メモリ素子に対するデータの書き込みおよび
    読み出しの少なくとも一方が実行されることを特徴とす
    る記憶装置。
  11. 【請求項11】 請求項8,9または10記載の記憶装
    置において、前記半導体メモリ素子の他に、冗長な半導
    体メモリ素子および正常な動作が保証された補償用記憶
    手段を備え、必要に応じて前記エラー訂正能力で救済で
    きない前記単位記憶領域を、まず冗長な前記半導体メモ
    リ素子の記憶領域で代替し、さらに冗長な前記半導体メ
    モリ素子でも救済できない場合には、前記補償用記憶手
    段の記憶領域にて代替させることを特徴とする記憶装
    置。
  12. 【請求項12】 請求項8,9,10または11記載の
    記憶装置において、複数の前記半導体メモリ素子にて、
    上位側から下位側に各階層に属する前記半導体メモリ素
    子の数が増加する論理的な階層構造が形成され、個々の
    前記半導体メモリ素子を選択するチップセレクト操作
    を、上位の前記階層から下位の前記階層に向かって順次
    行うチップセレクト手段を備えたことを特徴とする記憶
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項8,9,10,11または12
    記載の記憶装置において、外部との間で授受される任意
    のサイズの連続したデータブロックが、インターリーブ
    によって複数の前記半導体メモリ素子の各々に分散して
    格納されることを特徴とする記憶装置。
  14. 【請求項14】 請求項8,9,10,11,12また
    は13記載の記憶装置において、所望の回転型記憶媒体
    を備えた任意の回転型記憶装置の入出力インタフェース
    をエミュレーションするエミュレーション手段を備え、
    外部に対して任意の前記回転型記憶装置として動作する
    ことを特徴とする記憶装置。
  15. 【請求項15】 請求項8,9,10,11,12,1
    3または14記載の記憶装置において、所望の回転型記
    憶媒体を備えた任意の回転型記憶装置と等化な形状の筐
    体を備え、任意の被装着装置に対して、前記回転型記憶
    装置として、そのまま置換実装可能なことを特徴とする
    記憶装置。
  16. 【請求項16】 ウェハプロセスにて複数の半導体メモ
    リ素子を製作する工程と、 複数の前記半導体メモリ素子から、当該半導体メモリ素
    子の製品仕様に応じた容量の記憶領域に対する正常なア
    クセスが可能な良品を選別する工程と、 前記半導体メモリ素子の製品仕様に応じた容量の記憶領
    域の一部に対する正常なアクセスが可能な二次良品を選
    別する工程と、 前記二次良品として選別された複数の前記半導体メモリ
    素子にて記憶媒体を構成する工程と、 前記記憶媒体を構成する個々の前記半導体メモリ素子に
    おける所望の論理的または物理的な単位記憶領域毎のエ
    ラーレベルを判別し、前記エラーレベルが所定の規定レ
    ベルよりも劣る前記単位記憶領域を避けて前記半導体メ
    モリ素子に対するデータの書き込みおよび読み出しの少
    なくとも一方を実行するアクセス制御手段を実装する工
    程と、 を含むことを特徴とする記憶装置の製造方法。
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