JPH1195112A - 光学顕微鏡 - Google Patents

光学顕微鏡

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JPH1195112A
JPH1195112A JP25342697A JP25342697A JPH1195112A JP H1195112 A JPH1195112 A JP H1195112A JP 25342697 A JP25342697 A JP 25342697A JP 25342697 A JP25342697 A JP 25342697A JP H1195112 A JPH1195112 A JP H1195112A
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JP
Japan
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beam splitter
wave
polarizing
polarized light
light
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JP25342697A
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Kazuhiro Kanzaki
和宏 神崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、構成が簡単で、しかも小型にして標
本像の透過方向と反射方向の光量分割比を切替えること
ができる光学顕微鏡を提供する。 【解決手段】偏光ビームスプリッタ28の前段に設けら
れる直線偏光素子29を回転させて、直線偏光素子29
からの直線偏光のP波とS波の比率を調整し、偏光ビー
ムスプリッタ28で分割される透過方向のP波と反射方
向のS波の比率を変えることで、カメラ34の撮像面ま
たは接眼レンズ35の中間像位置での標本像の光量を相
反する関係で連続的に変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、観察標本像の透過
方向と反射方向の光量分割比を調整可能にした光学顕微
鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光学顕微鏡の光学系として、図5
に示すように光源1の照明光を、レンズ2を通しビーム
スプリッタ3で反射させ、対物レンズ4を通してステー
ジ5上に載置された標本6に照射し、この標本6からの
反射光を標本6の観察像として、対物レンズ4を通し、
今度はビームスプリッタ3を透過させ、結像レンズ7を
介してビームスプリッタ8で透過方向と反射方向に分割
して、カメラ9の撮像面および接眼レンズ10の中間像
位置に結像させることにより、カメラ9での標本像の撮
像および接眼レンズ10での観察者による標本像の観察
を可能にしたものがある。
【0003】ところで、このような光学顕微鏡では、ユ
ーザの要望などによって、カメラ9による標本像の撮像
のための光量と、接眼レンズ10での観察者による標本
像の観察のための光量を適宜切替えできるようにしたも
のがある。
【0004】従来では、ビームスプリッタ8として光量
分割比が切替え可能な切替え式のビームスプリッタを使
用し、標本像の透過方向と反射方向の光量分割比を、8
0%:20%、20%:80%に切替えできるようにし
たものがある。
【0005】この場合、かかる切替え式のビームスプリ
ッタ8は、図6に示すように透過方向と反射方向の光量
分割比の異なる2個のビームスプリッタ81、82を光
軸と直交する方向に並べて配置したユニット構成のもの
からなっていて、このユニット構成のビームスプリッタ
8を図7に示すように鏡筒11の径方向に移動可能に配
置し、所望する光量分割比に応じてビームスプリッタ8
をスライド操作することにより、ビームスプリッタ8
1、82を選択的に観察光路中に切替え挿入するように
している。なお、図7については、上述した図5と同一
部分に、同符号を付している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
複数のビームスプリッタ81、82を光軸と直交する方
向に並べて配置したユニット構成のビームスプリッタ8
を鏡筒11の径方向に移動可能に設けることは、鏡筒1
1の径aがいたずらに大きなものになってしまう。この
傾向は、例えば、図8に示すように3個のビームスプリ
ッタ81、82、83を並べて配置したユニット構成の
ビームスプリッタ8を鏡筒11の径方向に移動可能に設
けるに及んでは、ビームスプリッタの数が増えるほど鏡
筒11の径aが大きくなって、隣接される機器の取付け
スペースにも悪影響を与えるおそれがある。
【0007】また、最近になって、半導体検査などに用
いられる顕微鏡として、ステージ5を移動する代わりに
鏡筒11側を移動させる鏡筒移動型の顕微鏡が用いられ
る傾向があるが、このような顕微鏡においては、鏡筒1
1の大型化に伴い、鏡筒11の移動案内用要素、移動伝
達用要素およびアクチュエータのそれぞれが大きくなっ
て、顕微鏡本体全体が大型化してしまい、ユーザにとっ
て取扱いが面倒になるとともに、顕微鏡の設置空間にも
制約を受け、さらには、生産コストの上昇にもつながる
という問題があった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、構成が簡単で、しかも小型にして標本像の透過方向
と反射方向の光量分割比を切替えることができる光学顕
微鏡を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
標本像を偏光ビームスプリッタで透過方向と反射方向に
分割し多方向からの観察を可能にした光学顕微鏡におい
て、前記偏光ビームスプリッタの前段に設けられ、この
偏光ビームスプリッタに入射される光を直線偏光に偏光
する偏光手段と、この偏光手段を光軸を中心に回転さ
せ、この回転に応じて前記偏光手段による入射面に平行
な振動成分のP波と入射面に垂直な振動成分のS波の比
率を調整し、前記偏光ビームスプリッタで分割される透
過方向と反射方向の光量の比率を変化させる回転手段と
により構成している。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載にお
いて、偏光手段は、一定角度の直線偏光を任意の角度の
直線偏光に偏光する偏光板からなっている。請求項3記
載の発明は、請求項1記載において、偏光手段は、光軸
に沿って直線偏光を円偏光に偏光する第1の位相板と円
偏光を直線偏光に偏光する第2の位相板を配置してな
り、前記回転手段は、前記第2の位相板を光軸を中心に
回転させるようにしている。
【0011】この結果、請求項1記載の発明によれば、
偏光手段の回転により直線偏光のP波とS波の比率を調
整し、偏光ビームスプリッタで分割される透過方向と反
射方向の光量の比率を変えることにより、異なる観察
点、例えば、カメラの撮像面または接眼レンズの中間像
位置での標本像の光量を相反する関係で連続的に変化さ
せることができる。また、このような動作を光軸方向に
配置された偏光手段と偏光ビームスプリッタの組み合わ
せにより実現できるので、鏡筒の径を小さくでき、顕微
鏡本体全体の大型化も抑制できる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、一定角度の
直線偏光を任意の角度の直線偏光に偏光する偏光板の回
転により直線偏光のP波とS波の比率を調整し、偏光ビ
ームスプリッタで分割される透過方向と反射方向の光量
の比率を変えることにより、異なる観察点、例えば、カ
メラの撮像面または接眼レンズの中間像位置での標本像
の光量を相反する関係で連続的に変化させることができ
る。また、このような動作を光軸方向に配置された偏光
手段と偏光ビームスプリッタの組み合わせにより実現で
きるので、鏡筒の径を小さくでき、顕微鏡本体全体の大
型化も抑制できる。
【0013】請求項3記載の発明によれば、光軸に沿っ
て直線偏光を円偏光に偏光する第1の位相板と円偏光を
直線偏光に偏光する第2の位相板のうち第2の位相板の
回転により直線偏光のP波とS波の比率を調整し、偏光
ビームスプリッタで分割される透過方向と反射方向の光
量の比率を変えることにより、異なる観察点、例えば、
カメラの撮像面または接眼レンズの中間像位置での標本
像の光量を相反する関係で連続的に変化させることがで
きる。また、このような動作を光軸方向に配置された偏
光手段と偏光ビームスプリッタの組み合わせにより実現
できるので、鏡筒の径を小さくでき、顕微鏡本体全体の
大型化も抑制できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。 (第1の実施の形態)図1(a)(b)は、本発明の第
1の実施の形態に適用される光学顕微鏡の光学系の概略
構成を示すものである。
【0015】図において、21ば光源で、この光源21
からの照明光を、レンズ22を通しビームスプリッタ2
3で反射させ、対物レンズ24を通してステージ25上
に載置された標本26に照射する。そして、この標本2
6からの反射光を標本26の観察像として、対物レンズ
24を通し、今度はビームスプリッタ23を透過させ、
結像レンズ27を介して偏光ビームスプリッタ28に入
射させる。
【0016】この場合、結像レンズ27と偏光ビームス
プリッタ28との間の光路上には、偏光ビームスプリッ
タ28に入射される光を直線偏光に偏光する直線偏光素
子29を挿入している。この直線偏光素子29は、モー
タ30により光軸を中心に回転可能になっていて、この
時の直線偏光素子29の回転角度に応じて入射面に平行
な振動成分のP波(縦波)と入射面に垂直な振動成分の
S波(横波)の比率を調整できるようにしている。な
お、直線偏光素子29としては、偏光板、偏光プリズム
または偏光ビームスプリッタなどが考えられるが、光量
損失の少ない偏光板を用いるのが好ましい。
【0017】そして、この直線偏光素子29からのP波
とS波の比率を調整した直線偏光を、偏光ビームスプリ
ッタ28で透過方向と反射方向に分割し、偏光解消板3
2、33により偏光を解消し、カメラ34の撮像面およ
び接眼レンズ35の中間像位置に結像させるようにして
いる。
【0018】なお、36は、これらの光学系を収容して
いる鏡筒である。次に、このように構成した第1の実施
の形態の動作を説明する。いま、光源21の照明光が、
レンズ22、ビームスプリッタ23、対物レンズ24を
通して標本26に照射されると、標本26からの反射光
が対物レンズ24、ビームスプリッタ23、結像レンズ
27を介して直線偏光素子29に入射され、この直線偏
光素子29で直線偏光に偏光され、さらに偏光ビームス
プリッタ28で透過方向と反射方向に分割され、偏光解
消板32、33を介してカメラ34の撮像面および接眼
レンズ35の中間像位置にそれぞれ結像される。
【0019】この場合、直線偏光素子29は、モータ3
0により光軸を中心に回転されるようになっており、い
ま、図2(a)に示すように直線偏光素子29を回転さ
せて入射面に平行な振動成分のP波が入射面に垂直な振
動成分のS波に比べ大きい直線偏光Aに偏光したとする
と、偏光ビームスプリッタ28で分割される透過方向の
P波は、反射方向のS波に比べ大きなものになるので、
透過方向のP波が偏光解消板32を介して結像されるカ
メラ34の撮像面には、十分な光量の標本像が得られ、
また、反射方向のS波が偏光解消板33を介して結像さ
れる接眼レンズ35の中間像位置での標本像の光量は小
さなものとなる。
【0020】また、図2(b)に示すように、さらに直
線偏光素子29を回転させて、入射面に垂直な振動成分
のS波が入射面に平行な振動成分のP波に比べ大きい直
線偏光Bに偏光したとすると、今度は、偏光ビームスプ
リッタ28で分割される反射方向のS波は、透過方向の
P波に比べ大きなものになるので、反射方向のS波が偏
光解消板33を介して結像される接眼レンズ35の中間
像位置には十分な光量の標本像が得られ、また、透過方
向のP波が偏光解消板32を介して結像されるカメラ3
4の撮像面での標本像の光量は小さなものとなる。
【0021】従って、このようにすれば、直線偏光素子
29を回転させて、直線偏光素子29からの直線偏光の
P波とS波の比率を調整し、偏光ビームスプリッタ28
で分割される透過方向のP波と反射方向のS波の比率を
変えることにより、カメラ34の撮像面または接眼レン
ズ35の中間像位置での標本像の光量を相反する関係で
連続的に変化させることができるので、所望する明るさ
によるカメラ34での標本像の撮像または接眼レンズ3
5での観察者による標本像の観察を実現することができ
る。
【0022】また、構成的にも光軸方向に配置された直
線偏光素子29と偏光ビームスプリッタ28の組み合わ
せにより実現できるので、従来の複数のビームスプリッ
タを光軸と直交する方向に並べたものを切替えて使用す
るものと比べ、鏡筒36の径aを大幅に小さくすること
ができる。そして、鏡筒36の径aを小さくできること
は、鏡筒側が移動される鏡筒移動型顕微鏡に適用された
場合にも、顕微鏡本体全体の大型化を抑制でき、ユーザ
にとって取扱い易いものとなり、さらに、顕微鏡自身の
設置空間の制約問題も解決できるとともに、生産コスト
の低減も実現できる。
【0023】なお、上述した第1の実施の形態では、直
線偏光素子29をモータ30により回転させるようにし
ているが、モータに代えてロータリソレノイドや空気圧
を利用したロータリシリンダを使用してもよく、さらに
手動操作によってもよい。また、直線偏光のP波とS波
の所定の比率に対応させて直線偏光素子29の回転角度
を予め設定しておき、この設定に基づいて直線偏光素子
29を自動的に回転させるようにしてもよい。さらに、
直線偏光素子29として、光軸に沿って2枚のλ/4波
長板を挿入し、偏光ビームスプリッタ28側のλ/4波
長板を光軸を中心に回転可能とし、結像レンズ27側の
λ/4波長板を光軸に対し挿脱可能にするように構成す
ることもできる。このようにすると、結像レンズ27側
のλ/4波長板を挿入したときは、2枚のλ/4波長板
によりλ/2波長板として作用し、直線偏光を、P波と
S波の比率を調整可能にした直線偏光に偏光するものに
適用でき、また、結像レンズ27側のλ/4波長板を取
り除いたときは、1枚のλ/4波長板により直線偏光以
外の円偏光を含む偏光を、P波とS波の比率を調整可能
にした直線偏光に偏光するものに適用できるようにな
る。さらにまた、上述では、偏光ビームスプリッタ28
に対して偏光解消板32、33を固定としているが、こ
れら偏光解消板32、33を必要に応じて挿脱できるよ
うにしてもよい。 (第2の実施の形態)図3(a)(b)は、本発明の第
2の実施の形態の概略構成を示すもので、図1と同一部
分には同符号を付している。
【0024】この場合、照明系のレンズ22とビームス
プリッタ23の間にポラライザ37を挿入し、観察系の
ビームスプリッタ23と結像レンズ27の間にアナライ
ザ38を挿入して、標本26の偏光観察を行う偏光顕微
鏡を構成している。また、結像レンズ27と偏光ビーム
スプリッタ28の間の光路上に直線偏光素子29に代え
てλ/2波長板39を挿入している。このλ/2波長板
39は、標本26の偏光観察によりアナライザ38を透
過した直線偏光をさらに所望の回転角度の直線偏光にす
るもので、モータ30による回転角度に応じて入射面に
平行な振動成分のP波(縦波)と入射面に垂直な振動成
分のS波(横波)の比率を調整できるようにしている。
【0025】従って、このようにしても、λ/2波長板
39をモータ30により回転させてλ/2波長板39か
らの直線偏光のP波とS波の比率を調整し、偏光ビーム
スプリッタ28で分割される透過方向のP波と反射方向
のS波の比率を変えることにより、カメラ34の撮像面
または接眼レンズ35の中間の位置での標本像の光量を
相反する関係で連続的に変化させることができるので、
所望する明るさによるカメラ34での標本像の撮像また
は接眼レンズ35での観察者による標本像の観察を実現
することができる。また、構成的にも光軸方向に配置さ
れたλ/2波長板39と偏光ビームスプリッタ28の組
み合わせにより実現できるので、従来の複数のビームス
プリッタを光軸と直交する方向に並べたものを切替えて
使用するものと比べ、鏡筒36の径aを大幅に小さくす
ることができる。そして、鏡筒36の径aを小さくでき
ることは、鏡筒側が移動される鏡筒移動型顕微鏡に適用
された場合にも、顕微鏡本体全体の大型化を抑制でき、
ユーザにとって取扱い易いものとなり、さらに、顕微鏡
自身の設置空間の制約問題も解決できるとともに、生産
コストの低減も実現できる。 (第3の実施の形態)図4(a)(b)は、本発明の第
3の実施の形態の概略構成を示すもので、図1と同一部
分には同符号を付している。
【0026】この場合も照明系のレンズ22とビームス
プリッタ23の間にポラライザ37を挿入し、観察系の
ビームスプリッタ23と結像レンズ27の間にアナライ
ザ38を挿入して、標本26の偏光観察を行う偏光顕微
鏡を構成している。
【0027】また、結像レンズ27と偏光ビームスプリ
ッタ28の間の光路上に直線偏光素子29に代えてλ/
4波長板40、41を挿入している。λ/4波長板40
は、標本26の偏光観察によりアナライザ38を透過し
た直線偏光を円偏光に偏光するもので、λ/4波長板4
1は、λ/4波長板40による円偏光を直線偏光に偏光
するようにしている。また、λ/4波長板41は、モー
タ30による回転角度に応じて入射面に平行な振動成分
のP波(縦波)と入射面に垂直な振動成分のS波(横
波)の比率を調整できるようにしている。
【0028】従って、このようにしても、λ/4波長板
41をモータ30により回転させてλ/4波長板41か
らの直線偏光のP波とS波の比率を調整し、偏光ビーム
スプリッタ28で分割される透過方向のP波と反射方向
のS波の比率を変えることにより、カメラ34の撮像面
または接眼レンズ35の中間像位置での標本像の光量を
相反する関係で連続的に変化させることができるので、
所望する明るさによるカメラ34での標本像の撮像また
は接眼レンズ35での観察者による標本像の観察を実現
することができる。また、構成的にも光軸方向に配置さ
れたλ/4波長板40、41と偏光ビームスプリッタ2
8の組み合わせにより実現できるので、従来の複数のビ
ームスプリッタを光軸と直交する方向に並べたものを切
替えて使用するものと比べ、鏡筒36の径aを大幅に小
さくすることができる。そして、鏡筒36の径aを小さ
くできることは、鏡筒側が移動される鏡筒移動型顕微鏡
に適用された場合にも、顕微鏡本体全体の大型化を抑制
でき、ユーザにとって取扱い易いものとなり、さらに、
顕微鏡自身の設置空間の制約問題も解決できるととも
に、生産コストの低減も実現できる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、偏
光ビームスプリッタで分割される透過方向と反射方向の
光量の比率を変えることにより、異なる観察点、例え
ば、カメラの撮像面または接眼レンズの中間像位置での
標本像の光量を相反する関係で連続的に変化させること
ができ、所望する明るさによるカメラでの標本像の撮像
または接眼レンズでの観察者による標本像の観察を実現
することができる。
【0030】また、鏡筒の径を小さくでき、特に、鏡筒
移動型顕微鏡については、顕微鏡本体全体の大型化も抑
制できるので、ユーザにとって取扱い易いものとなり、
さらに、顕微鏡自身の設置空間の制約問題も解決できる
とともに、生産コストの低減も実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図2】第1の実施の形態を説明するための図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図4】本発明の第3の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図5】従来の光学顕微鏡の概略構成を示す図。
【図6】従来の光学顕微鏡に用いられるユニット構成の
ビームスプリッタの概略構成を示す図。
【図7】従来の光学顕微鏡の概略構成を示す図。
【図8】従来の光学顕微鏡の概略構成を示す図。
【符号の説明】
21…光源、 22…レンズ、 23…ビームスプリッタ、 24…対物レンズ、 25…ステージ、 26…標本、 27…結像レンズ、 28…偏光ビームスプリッタ、 29…直線偏光素子、 30…モータ、 32、33…偏光解消板、 34…カメラ、 35…接眼レンズ、 36…鏡筒、 37…ポラライザ、 38…アナライザ、 39…λ/2波長板、 40、41…λ/4波長板。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 標本像を偏光ビームスプリッタで透過方
    向と反射方向に分割し多方向からの観察を可能にした光
    学顕微鏡において、 前記偏光ビームスプリッタの前段に設けられ、この偏光
    ビームスプリッタに入射される光を直線偏光に偏光する
    偏光手段と、 この偏光手段を光軸を中心に回転させ、この回転に応じ
    て前記偏光手段による入射面に平行な振動成分のP波と
    入射面に垂直な振動成分のS波の比率を調整し、前記偏
    光ビームスプリッタで分割される透過方向と反射方向の
    光量の比率を変化させる回転手段とを具備したことを特
    徴とする光学顕微鏡。
  2. 【請求項2】 偏光手段は、一定の角度の直線偏光を任
    意の角度の直線偏光に偏光する偏光板からなることを特
    徴とする請求項1記載の光学顕微鏡。
  3. 【請求項3】 偏光手段は、光軸に沿って直線偏光を円
    偏光に偏光する第1の位相板と円偏光を直線偏光に偏光
    する第2の位相板を配置してなり、 前記回転手段は、前記第2の位相板を光軸を中心に回転
    させることを特徴とする請求項1記載の光学顕微鏡。
JP25342697A 1997-09-18 1997-09-18 光学顕微鏡 Withdrawn JPH1195112A (ja)

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