JPH1194850A - 調整機構 - Google Patents
調整機構Info
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- JPH1194850A JPH1194850A JP25728097A JP25728097A JPH1194850A JP H1194850 A JPH1194850 A JP H1194850A JP 25728097 A JP25728097 A JP 25728097A JP 25728097 A JP25728097 A JP 25728097A JP H1194850 A JPH1194850 A JP H1194850A
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- JP
- Japan
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- support
- screw
- guide shaft
- support plate
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Abstract
(57)【要約】
【課題】それぞれのネジの操作が完全に独立した一方向
の変位を移動体に与える調整機構を提供することであ
る。 【解決手段】移動体であるカンチレバー12を着脱可能
に保持する保持部14は、アーム部材18に固定された
圧電体16に取り付けられている。アーム部材18に
は、これをベース部材24の上に支持するための三本の
ネジ32と36と52が設けられ、その重心位置近くに
球面軸受け74が設けられている。その外輪76はアー
ム部材18に固定され、内輪75はベース部材24に垂
直に立てたガイド軸71に摺動可能に取り付けられてい
る。ガイド軸71の上端部には、ガイド軸71に通され
たコイルバネ73を圧縮して保持するためのバネ押さえ
72が取り付けられている。ベース部材24に固定され
た支柱46にはネジ48が取り付けられ、二本の支持棒
42と44にはコイルバネ40が架けられている。
の変位を移動体に与える調整機構を提供することであ
る。 【解決手段】移動体であるカンチレバー12を着脱可能
に保持する保持部14は、アーム部材18に固定された
圧電体16に取り付けられている。アーム部材18に
は、これをベース部材24の上に支持するための三本の
ネジ32と36と52が設けられ、その重心位置近くに
球面軸受け74が設けられている。その外輪76はアー
ム部材18に固定され、内輪75はベース部材24に垂
直に立てたガイド軸71に摺動可能に取り付けられてい
る。ガイド軸71の上端部には、ガイド軸71に通され
たコイルバネ73を圧縮して保持するためのバネ押さえ
72が取り付けられている。ベース部材24に固定され
た支柱46にはネジ48が取り付けられ、二本の支持棒
42と44にはコイルバネ40が架けられている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、様々な分野におけ
る調整機構に係り、例えば、原子間力顕微鏡(AFM:
Atomic Force Microscope )等の走査型プローブ顕微鏡
において使用される、カンチレバーを支持すると共にそ
の位置を調整するカンチレバー調整ユニットに関する。
また例えば、干渉計などに用いられるミラーを支持する
と共にその角度(傾斜)を調整するミラー調整機構に関
する。
る調整機構に係り、例えば、原子間力顕微鏡(AFM:
Atomic Force Microscope )等の走査型プローブ顕微鏡
において使用される、カンチレバーを支持すると共にそ
の位置を調整するカンチレバー調整ユニットに関する。
また例えば、干渉計などに用いられるミラーを支持する
と共にその角度(傾斜)を調整するミラー調整機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の微動機構の一例を原子間力
顕微鏡を用いて説明する。原子間力顕微鏡(AFM)
は、原子間力を利用して試料の表面形状を原子レベルの
分解能で観察することができる。原子間力は非常に近接
した原子間に働き、その大きさは原子間距離に依存して
変化する。柔軟なカンチレバーの自由端で支持した尖鋭
な探針を試料表面に近づけると、探針先端と試料表面の
原子間に原子間力が発生し、カンチレバーの自由端に変
位が生じる。AFMでは、原子間力の発生する距離に支
持した探針を用いて試料面を走査する。走査中、試料表
面の凹凸に応じて生じるカンチレバーの自由端変位を常
に測定し、そのときに探針に作用している原子間力を検
出することにより探針試料間の距離を求めて試料の凹凸
像を得る。あるいは、走査の間、フィードバック制御す
るなどしてカンチレバーの変位を一定に保ち、フィード
バック信号から試料表面の凹凸像を得る。いずれにして
も、原子間力を間接的に利用してカンチレバーの変位か
ら表面の凹凸像を得ている。
顕微鏡を用いて説明する。原子間力顕微鏡(AFM)
は、原子間力を利用して試料の表面形状を原子レベルの
分解能で観察することができる。原子間力は非常に近接
した原子間に働き、その大きさは原子間距離に依存して
変化する。柔軟なカンチレバーの自由端で支持した尖鋭
な探針を試料表面に近づけると、探針先端と試料表面の
原子間に原子間力が発生し、カンチレバーの自由端に変
位が生じる。AFMでは、原子間力の発生する距離に支
持した探針を用いて試料面を走査する。走査中、試料表
面の凹凸に応じて生じるカンチレバーの自由端変位を常
に測定し、そのときに探針に作用している原子間力を検
出することにより探針試料間の距離を求めて試料の凹凸
像を得る。あるいは、走査の間、フィードバック制御す
るなどしてカンチレバーの変位を一定に保ち、フィード
バック信号から試料表面の凹凸像を得る。いずれにして
も、原子間力を間接的に利用してカンチレバーの変位か
ら表面の凹凸像を得ている。
【0003】AFMは縦方向分解能が0.1nm以下で
あり、装置の剛性、特に探針試料間の剛性を高めると共
に、外部からの振動を除去し易くするために、小型化が
進められている。
あり、装置の剛性、特に探針試料間の剛性を高めると共
に、外部からの振動を除去し易くするために、小型化が
進められている。
【0004】特開平5−149754号は、その要望に
かなった小型のカンチレバー調整ユニットを開示してい
る。その構成を図8に示す。図8に示すように、カンチ
レバー12を着脱可能に保持する保持部14は圧電体1
6を介してアーム部材18に固定されている。アーム部
材18には、ベース部材24に形成された球面座に係合
する球面部22を下端に備えた支持脚20が設けられて
いる。
かなった小型のカンチレバー調整ユニットを開示してい
る。その構成を図8に示す。図8に示すように、カンチ
レバー12を着脱可能に保持する保持部14は圧電体1
6を介してアーム部材18に固定されている。アーム部
材18には、ベース部材24に形成された球面座に係合
する球面部22を下端に備えた支持脚20が設けられて
いる。
【0005】アーム部18のアーム18aには球面部3
4を下端に備えたネジ32が設けられ、またアーム18
bには球面部38を下端に備えたネジ36が設けられて
いる。アーム部材18に設けられた支持棒28とベース
部材24に設けられた真下に位置する支持棒(図では見
えない)には、コイルバネ26が架けられている。
4を下端に備えたネジ32が設けられ、またアーム18
bには球面部38を下端に備えたネジ36が設けられて
いる。アーム部材18に設けられた支持棒28とベース
部材24に設けられた真下に位置する支持棒(図では見
えない)には、コイルバネ26が架けられている。
【0006】ベース部材24に固定された支柱46に
は、先端に球面部50を備えたネジ48が設けられてお
り、このネジ48は、アーム18bの側面に向かって延
びている。アーム18bの端面に設けられた支持棒42
と支柱46の側面に設けられた支持棒(図では見えな
い)にはコイルバネ40が架けられている。
は、先端に球面部50を備えたネジ48が設けられてお
り、このネジ48は、アーム18bの側面に向かって延
びている。アーム18bの端面に設けられた支持棒42
と支柱46の側面に設けられた支持棒(図では見えな
い)にはコイルバネ40が架けられている。
【0007】このカンチレバー調整ユニットでは、ネジ
48の回転操作は、球面部22を支点とするアーム部材
18の水平面に平行な方向の移動すなわち向き変更を与
え、ネジ32とネジ36の回転操作は、球面部22を支
点とするアーム部材18の鉛直面に平行な方向の移動す
なわち傾き変更を与える。従って、三本のネジ32と3
6と48を適宜操作することにより、球面部22を支点
にしてアーム部材18の向きや傾きを任意に変更でき、
結果としてカンチレバー12の位置や傾斜の調整を行な
うことができる。
48の回転操作は、球面部22を支点とするアーム部材
18の水平面に平行な方向の移動すなわち向き変更を与
え、ネジ32とネジ36の回転操作は、球面部22を支
点とするアーム部材18の鉛直面に平行な方向の移動す
なわち傾き変更を与える。従って、三本のネジ32と3
6と48を適宜操作することにより、球面部22を支点
にしてアーム部材18の向きや傾きを任意に変更でき、
結果としてカンチレバー12の位置や傾斜の調整を行な
うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この調整においては、
それぞれのネジ32と36と48による移動は互いに独
立していることが望ましい。つまり、三本のネジ32と
36と48のいずれか一本の回転操作は一方向の移動を
与え、それ以外の方向には全く変化を与えないことが理
想である。
それぞれのネジ32と36と48による移動は互いに独
立していることが望ましい。つまり、三本のネジ32と
36と48のいずれか一本の回転操作は一方向の移動を
与え、それ以外の方向には全く変化を与えないことが理
想である。
【0009】しかしながら、アーム部材18をベース部
材24に向けて付勢しているコイルバネ26が支持脚2
0の軸から離れて位置しているため、アーム部材18
は、一本のネジ32または36または48を操作した際
に、このネジからその軸に平行な方向を持つ力を受ける
他に、この力の方向に非平行な方向を持つ力をコイルバ
ネ26から受ける。つまり、ネジ32や36や48の操
作が加わると、アーム部材18にはベース部材24から
ずれる方向の力が働いてしまう。
材24に向けて付勢しているコイルバネ26が支持脚2
0の軸から離れて位置しているため、アーム部材18
は、一本のネジ32または36または48を操作した際
に、このネジからその軸に平行な方向を持つ力を受ける
他に、この力の方向に非平行な方向を持つ力をコイルバ
ネ26から受ける。つまり、ネジ32や36や48の操
作が加わると、アーム部材18にはベース部材24から
ずれる方向の力が働いてしまう。
【0010】このような不所望な力の発生は、高精度の
調整の実現にとっては、出来る限り避けたい要因であ
り、アーム部材18の滑らかな姿勢変化を妨げる原因
や、アーム部材18に調整方向以外の方向の移動を与え
る誘因となる。
調整の実現にとっては、出来る限り避けたい要因であ
り、アーム部材18の滑らかな姿勢変化を妨げる原因
や、アーム部材18に調整方向以外の方向の移動を与え
る誘因となる。
【0011】この結果、例えば、球面部34や38がベ
ース部材24から浮いてしまったり、球面部22がベー
ス部材24に形成された球面座からずれてしまうと言っ
た不具合が生じる。
ース部材24から浮いてしまったり、球面部22がベー
ス部材24に形成された球面座からずれてしまうと言っ
た不具合が生じる。
【0012】従って、一本のネジの操作つまり特定の一
方向に関する調整が、他のネジの操作つまりそれ以外の
方向に関する調整の必要性を生むといった事態を引き起
こし兼ねない。例えば、ある方向の調整が既に調整済み
の位置を狂わせてしまい、このため、その方向の再調整
が余儀なくされてしまうかも知れない。このように、不
所望な力の発生は、調整作業の複雑化を招き、位置調整
の精度を低下させたり、位置調整に要する時間を増大さ
せたりする原因となる。
方向に関する調整が、他のネジの操作つまりそれ以外の
方向に関する調整の必要性を生むといった事態を引き起
こし兼ねない。例えば、ある方向の調整が既に調整済み
の位置を狂わせてしまい、このため、その方向の再調整
が余儀なくされてしまうかも知れない。このように、不
所望な力の発生は、調整作業の複雑化を招き、位置調整
の精度を低下させたり、位置調整に要する時間を増大さ
せたりする原因となる。
【0013】本発明は、このような不都合を解消するた
めに成されたものであり、その目的は、それぞれのネジ
の操作が完全に独立した一方向の変位を与えることので
きる調整機構を提供することであり、例えば、走査型プ
ローブ顕微鏡においては、ネジ操作によりカンチレバー
の独立した一方向の位置調整を行なうことのできる調整
機構を提供することである。言い換えれば、カンチレバ
ーの位置を短時間の内に高精度に調整できるカンチレバ
ー調整ユニットを提供することである。
めに成されたものであり、その目的は、それぞれのネジ
の操作が完全に独立した一方向の変位を与えることので
きる調整機構を提供することであり、例えば、走査型プ
ローブ顕微鏡においては、ネジ操作によりカンチレバー
の独立した一方向の位置調整を行なうことのできる調整
機構を提供することである。言い換えれば、カンチレバ
ーの位置を短時間の内に高精度に調整できるカンチレバ
ー調整ユニットを提供することである。
【0014】また例えば、干渉計に用いられるミラーの
位置調整においても、カンチレバー調整と同様に、一方
向の変位を与えることができ、短時間の内に高精度にミ
ラー調整ができるミラー調整ユニットを提供することを
目的とする。
位置調整においても、カンチレバー調整と同様に、一方
向の変位を与えることができ、短時間の内に高精度にミ
ラー調整ができるミラー調整ユニットを提供することを
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、移動体を支持
すると共にその位置を調整する調整機構であり、ベース
部材と、前記移動体を保持する保持部と、保持部を支持
する支持板と、支持板をベース部材の上に支持する支持
手段と、ベース部材に設けられたガイド軸と、ガイド軸
と支持板とを連結するガイド軸に摺動可能に設けられた
球面軸受けと、支持板をガイド軸に沿ってベース部材に
向けて押し付ける手段と、支持板に水平面に対する傾斜
を与える傾斜付与手段と、支持板に鉛直軸回りに回転を
与える回転付与手段とを有している。
すると共にその位置を調整する調整機構であり、ベース
部材と、前記移動体を保持する保持部と、保持部を支持
する支持板と、支持板をベース部材の上に支持する支持
手段と、ベース部材に設けられたガイド軸と、ガイド軸
と支持板とを連結するガイド軸に摺動可能に設けられた
球面軸受けと、支持板をガイド軸に沿ってベース部材に
向けて押し付ける手段と、支持板に水平面に対する傾斜
を与える傾斜付与手段と、支持板に鉛直軸回りに回転を
与える回転付与手段とを有している。
【0016】例えば、支持手段と傾斜付与手段は、支持
板を貫通する三つのネジ穴と、これらのネジ穴に取り付
けられた三本のネジとを含み、回転付与手段は、ベース
部材に設けられた支柱と、これを水平に貫通するネジ穴
と、このネジ穴に取り付けられたネジとを含み、押し付
け手段は、支持板から延出したガイド軸の部分に通され
たコイルバネと、コイルバネを圧縮して保持するために
ガイド軸に取り付けられたバネ押さえとを含んでいる。
板を貫通する三つのネジ穴と、これらのネジ穴に取り付
けられた三本のネジとを含み、回転付与手段は、ベース
部材に設けられた支柱と、これを水平に貫通するネジ穴
と、このネジ穴に取り付けられたネジとを含み、押し付
け手段は、支持板から延出したガイド軸の部分に通され
たコイルバネと、コイルバネを圧縮して保持するために
ガイド軸に取り付けられたバネ押さえとを含んでいる。
【0017】あるいは、支持手段と傾斜付与手段は、支
持板に取り付けられた三つの圧電駆動ネジを含み、回転
付与手段は、ベース部材に設けられた支柱と、これを水
平に貫通するネジ穴と、このネジ穴に取り付けられたネ
ジとを含み、押し付け手段は、支持板から延出したガイ
ド軸の部分に通されたコイルバネと、コイルバネを圧縮
して保持するためにガイド軸に取り付けられたバネ押さ
えとを含んでいる。
持板に取り付けられた三つの圧電駆動ネジを含み、回転
付与手段は、ベース部材に設けられた支柱と、これを水
平に貫通するネジ穴と、このネジ穴に取り付けられたネ
ジとを含み、押し付け手段は、支持板から延出したガイ
ド軸の部分に通されたコイルバネと、コイルバネを圧縮
して保持するためにガイド軸に取り付けられたバネ押さ
えとを含んでいる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の調整機構を適用し
た一例として、走査型プローブ顕微鏡のカンチレバー調
整ユニットについて図面を参照しながら詳細に説明す
る。なお、カンチレバー調整ユニットにおける移動体は
カンチレバーである。
た一例として、走査型プローブ顕微鏡のカンチレバー調
整ユニットについて図面を参照しながら詳細に説明す
る。なお、カンチレバー調整ユニットにおける移動体は
カンチレバーである。
【0019】まず、第一の実施の形態のカンチレバー調
整ユニットについて説明する。図1に示すように、カン
チレバー調整ユニットは、カンチレバー12を着脱可能
に保持する保持部14を備えており、この保持部14
は、略直角二等辺三角形の支持板18の直角部の側面に
固定された圧電体16に取り付けられている。圧電体1
6は、支持板18に対するカンチレバー12の位置を微
調整する役割を担う。以下の説明においては、支持板1
8が仮想的に互いに直交して延びる二本のアームを有し
ていると見なし、この二本の仮想アームをそれぞれ符号
18aと18bで示すとともに、このような理由から、
支持板18は略直角二等辺三角形形状であるが、これを
アーム部材18とも呼ぶことにする。
整ユニットについて説明する。図1に示すように、カン
チレバー調整ユニットは、カンチレバー12を着脱可能
に保持する保持部14を備えており、この保持部14
は、略直角二等辺三角形の支持板18の直角部の側面に
固定された圧電体16に取り付けられている。圧電体1
6は、支持板18に対するカンチレバー12の位置を微
調整する役割を担う。以下の説明においては、支持板1
8が仮想的に互いに直交して延びる二本のアームを有し
ていると見なし、この二本の仮想アームをそれぞれ符号
18aと18bで示すとともに、このような理由から、
支持板18は略直角二等辺三角形形状であるが、これを
アーム部材18とも呼ぶことにする。
【0020】支持板すなわちアーム部材18には、仮想
アーム18aと18bの各端部とその両者が交わる部分
(直角部)に、これを貫通するネジ穴が形成されてお
り、各ネジ穴にはそれを貫通するネジ32と36と52
がそれぞれ設けられている。ネジ32と36と52はそ
れぞれその下端に球面部34と38と54を備えてい
る。アーム部材18は、仮想アーム18aの端部に位置
するネジ32と仮想アーム18bの端部に位置するネジ
36と直角部に位置するネジ52とによって、ベース部
材24の上に支持されている。
アーム18aと18bの各端部とその両者が交わる部分
(直角部)に、これを貫通するネジ穴が形成されてお
り、各ネジ穴にはそれを貫通するネジ32と36と52
がそれぞれ設けられている。ネジ32と36と52はそ
れぞれその下端に球面部34と38と54を備えてい
る。アーム部材18は、仮想アーム18aの端部に位置
するネジ32と仮想アーム18bの端部に位置するネジ
36と直角部に位置するネジ52とによって、ベース部
材24の上に支持されている。
【0021】また、アーム部材18には、三本のネジ3
2と36と52の重心位置の近くに球面軸受け74が設
けられている。球面軸受け74の外輪76はアーム部材
18に固定されており、球面軸受け74の内輪75は、
ベース部材24に垂直に固定されたガイド軸71に摺動
可能に取り付けられている。従って、球面軸受け74
は、アーム部材18が水平面に対して傾斜可能および鉛
直軸回りに回転可能に、アーム部材18とガイド軸71
を連結している。
2と36と52の重心位置の近くに球面軸受け74が設
けられている。球面軸受け74の外輪76はアーム部材
18に固定されており、球面軸受け74の内輪75は、
ベース部材24に垂直に固定されたガイド軸71に摺動
可能に取り付けられている。従って、球面軸受け74
は、アーム部材18が水平面に対して傾斜可能および鉛
直軸回りに回転可能に、アーム部材18とガイド軸71
を連結している。
【0022】ガイド軸71の上端部には、ガイド軸71
に通されたコイルバネ73を圧縮して保持するためのバ
ネ押さえ72が取り付けられている。圧縮保持されたコ
イルバネ73は、球面軸受け74の内輪75をベース部
材24に向けて押し付け、その結果としてアーム部材1
8の安定した支持を与える。
に通されたコイルバネ73を圧縮して保持するためのバ
ネ押さえ72が取り付けられている。圧縮保持されたコ
イルバネ73は、球面軸受け74の内輪75をベース部
材24に向けて押し付け、その結果としてアーム部材1
8の安定した支持を与える。
【0023】ベース部材24に固定された支柱46に
は、これを水平に貫通するネジ穴が形成されており、こ
のネジ穴には、先端に球面部50を備えたネジ48が、
先端を仮想アーム18bの側面に向けて取り付けられて
いる。仮想アーム18bの端面には支持棒42が、支柱
46の側面には支持棒44が設けられており、これらの
支持棒42と44にはコイルバネ40が架けられてい
る。コイルバネ40は仮想アーム18bを支柱46に向
けて引っ張り、アーム18bの側面とネジ48の先端の
球面部50との接触を維持する。
は、これを水平に貫通するネジ穴が形成されており、こ
のネジ穴には、先端に球面部50を備えたネジ48が、
先端を仮想アーム18bの側面に向けて取り付けられて
いる。仮想アーム18bの端面には支持棒42が、支柱
46の側面には支持棒44が設けられており、これらの
支持棒42と44にはコイルバネ40が架けられてい
る。コイルバネ40は仮想アーム18bを支柱46に向
けて引っ張り、アーム18bの側面とネジ48の先端の
球面部50との接触を維持する。
【0024】図1(C)において、ネジ32の回転操作
による仮想アーム18aの端部の上昇は、球面軸受け7
4を中心にして、アーム部材18を傾斜させる。その
際、球面軸受け74は図2(A)に示される状態から図
2(B)に示される状態へと変化し、球面軸受け74の
内輪75はガイド軸71を上昇し、球面軸受け74の外
輪76は内輪75に対して回転する。その結果、保持部
14の姿勢は図3(A)の実線で描かれた状態から想像
線で描かれた状態へと変化し、保持部14の先端は下方
へ移動する。従って、保持部14に取り付けられたカン
チレバー12も下方へ移動する。
による仮想アーム18aの端部の上昇は、球面軸受け7
4を中心にして、アーム部材18を傾斜させる。その
際、球面軸受け74は図2(A)に示される状態から図
2(B)に示される状態へと変化し、球面軸受け74の
内輪75はガイド軸71を上昇し、球面軸受け74の外
輪76は内輪75に対して回転する。その結果、保持部
14の姿勢は図3(A)の実線で描かれた状態から想像
線で描かれた状態へと変化し、保持部14の先端は下方
へ移動する。従って、保持部14に取り付けられたカン
チレバー12も下方へ移動する。
【0025】また、これとは反対に、ネジ32の逆方向
への回転操作による仮想アーム18aの端部の下降は、
球面軸受け74を中心にして、アーム部材18を逆向き
に傾斜させる。その結果、保持部14の先端は上方へ移
動し、これに取り付けられたカンチレバー12も上方へ
移動する。
への回転操作による仮想アーム18aの端部の下降は、
球面軸受け74を中心にして、アーム部材18を逆向き
に傾斜させる。その結果、保持部14の先端は上方へ移
動し、これに取り付けられたカンチレバー12も上方へ
移動する。
【0026】図1(A)において、ネジ36の回転操作
による仮想アーム18bの端部の上昇は、球面軸受け7
4を中心にして、アーム部材18を傾斜させる。そのと
きの球面軸受け74の動作は、前述の場合と全く同様で
ある。保持部14の姿勢は図3(B)に実線で描かれた
状態から想像線で描かれた状態へと変化し、保持部14
は右に傾く。その結果、保持部14に取り付けられたカ
ンチレバー12も右に傾く。
による仮想アーム18bの端部の上昇は、球面軸受け7
4を中心にして、アーム部材18を傾斜させる。そのと
きの球面軸受け74の動作は、前述の場合と全く同様で
ある。保持部14の姿勢は図3(B)に実線で描かれた
状態から想像線で描かれた状態へと変化し、保持部14
は右に傾く。その結果、保持部14に取り付けられたカ
ンチレバー12も右に傾く。
【0027】また、これとは反対に、ネジ36の逆方向
への回転操作による仮想アーム18bの端部の下降は、
球面軸受け74を中心にして、アーム部材18を逆向き
に傾斜させる。その結果、保持部14は左に傾き、これ
に取り付けられたカンチレバー12も左に傾く。
への回転操作による仮想アーム18bの端部の下降は、
球面軸受け74を中心にして、アーム部材18を逆向き
に傾斜させる。その結果、保持部14は左に傾き、これ
に取り付けられたカンチレバー12も左に傾く。
【0028】図1(B)において、ネジ48の回転操作
による前進は、アーム部材18を球面軸受け74を中心
にして左回りに回転させる。その結果、保持部14の姿
勢は図3(C)の実線で描かれた状態から想像線で描か
れた状態へと変化し、保持部14の先端は左方へ移動す
る。従って、保持部14に取り付けられたカンチレバー
12も左方へ移動する。
による前進は、アーム部材18を球面軸受け74を中心
にして左回りに回転させる。その結果、保持部14の姿
勢は図3(C)の実線で描かれた状態から想像線で描か
れた状態へと変化し、保持部14の先端は左方へ移動す
る。従って、保持部14に取り付けられたカンチレバー
12も左方へ移動する。
【0029】また、これとは反対に、ネジ48の逆方向
への回転操作による後退は、球面軸受け74を中心にし
てアーム部材18を右回りに回転させる。その結果、保
持部14の先端は右方へ移動し、これに取り付けられた
カンチレバー12も右方へ移動する。
への回転操作による後退は、球面軸受け74を中心にし
てアーム部材18を右回りに回転させる。その結果、保
持部14の先端は右方へ移動し、これに取り付けられた
カンチレバー12も右方へ移動する。
【0030】このカンチレバー調整ユニットでは、アー
ム部材18をベース部材24に向けて押し付けるコイル
バネ73は、アーム部材18の回転や傾斜の中心に位置
する球面軸受け74に対して作用するので、アーム部材
18に不所望な方向成分を持つ力を与えない。従って、
三本のネジ32と36と48の各々の回転操作は、互い
に独立した一方向のみの姿勢の変化をカンチレバー12
に与える。つまり、アーム部材18はベース部材24方
向に常に真っ直ぐ押圧される。
ム部材18をベース部材24に向けて押し付けるコイル
バネ73は、アーム部材18の回転や傾斜の中心に位置
する球面軸受け74に対して作用するので、アーム部材
18に不所望な方向成分を持つ力を与えない。従って、
三本のネジ32と36と48の各々の回転操作は、互い
に独立した一方向のみの姿勢の変化をカンチレバー12
に与える。つまり、アーム部材18はベース部材24方
向に常に真っ直ぐ押圧される。
【0031】ここで、アーム部材18の更に安定した支
持を与えるための変形例について述べる。この変形例で
は、ベース部材24を磁性材料で作り、アーム部材18
を支持する三本のネジ32と36と52に、図4に示さ
れる構造のネジ80に用いる。ネジ80は、ステンレス
等の非磁性材料で作られた中空のネジ本体81と、先端
の球面部を構成する磁性材料で作られた球82と、球8
2を着磁するための円柱形状の磁石81とで構成されて
いる。
持を与えるための変形例について述べる。この変形例で
は、ベース部材24を磁性材料で作り、アーム部材18
を支持する三本のネジ32と36と52に、図4に示さ
れる構造のネジ80に用いる。ネジ80は、ステンレス
等の非磁性材料で作られた中空のネジ本体81と、先端
の球面部を構成する磁性材料で作られた球82と、球8
2を着磁するための円柱形状の磁石81とで構成されて
いる。
【0032】磁石81により着磁された球82は、その
磁力によって、磁性材料製のベース部材24にくっつ
く。このため、三本のネジ32と36と52とベース部
材24の接触は更に確実になるとともに、両者の確実な
接触は常に維持される。その結果、アーム部材18はベ
ース部材24の上に更に安定に支持される。
磁力によって、磁性材料製のベース部材24にくっつ
く。このため、三本のネジ32と36と52とベース部
材24の接触は更に確実になるとともに、両者の確実な
接触は常に維持される。その結果、アーム部材18はベ
ース部材24の上に更に安定に支持される。
【0033】次に、第二の実施の形態のカンチレバー調
整ユニットについて図5を用いて説明する。本実施形態
は基本的に前述の実施形態のネジを圧電駆動ネジに変更
したものである。続く説明において、第一の実施の形態
の部材と実質的に同じ部材は同一の参照符号で示し、そ
の詳細な説明は省略する。
整ユニットについて図5を用いて説明する。本実施形態
は基本的に前述の実施形態のネジを圧電駆動ネジに変更
したものである。続く説明において、第一の実施の形態
の部材と実質的に同じ部材は同一の参照符号で示し、そ
の詳細な説明は省略する。
【0034】図5に示すように、アーム部材18には、
仮想アーム18aの端部に圧電駆動ネジ110が、仮想
アーム18bの端部に圧電駆動ネジ120が、二本の仮
想アーム18aと18bが交わる直角部に圧電駆動ネジ
130が設けられている。また、ベース部材24に固定
された支柱46にも圧電駆動ネジ140が取り付けられ
ている。
仮想アーム18aの端部に圧電駆動ネジ110が、仮想
アーム18bの端部に圧電駆動ネジ120が、二本の仮
想アーム18aと18bが交わる直角部に圧電駆動ネジ
130が設けられている。また、ベース部材24に固定
された支柱46にも圧電駆動ネジ140が取り付けられ
ている。
【0035】これらの圧電駆動ネジ110と120と1
30と140は共に同じ構造をしている。各圧電駆動ネ
ジ110と120と130と140は、それぞれ、ネジ
112と122と132と142と、これを支持すると
共に回転させる駆動機構部116と126と136と1
46とで構成されている。各ネジ112と122と13
2はそれぞれ先端に球面部114と124と134を備
えている。また、図には描かれていないが、ネジ142
もその先端に球面部を備えている。
30と140は共に同じ構造をしている。各圧電駆動ネ
ジ110と120と130と140は、それぞれ、ネジ
112と122と132と142と、これを支持すると
共に回転させる駆動機構部116と126と136と1
46とで構成されている。各ネジ112と122と13
2はそれぞれ先端に球面部114と124と134を備
えている。また、図には描かれていないが、ネジ142
もその先端に球面部を備えている。
【0036】圧電駆動ネジ110と120と130は、
駆動機構部116と126と136がアーム部材18に
固定されることで、アーム部材18に取り付けられてい
る。また、圧電駆動ネジ140は、駆動機構部146が
支柱46に固定されることで、支柱46に取り付けられ
ている。
駆動機構部116と126と136がアーム部材18に
固定されることで、アーム部材18に取り付けられてい
る。また、圧電駆動ネジ140は、駆動機構部146が
支柱46に固定されることで、支柱46に取り付けられ
ている。
【0037】図6に示すように、圧電駆動ネジ110と
120と130と140の駆動機構部116と126と
136と146は共に、ケーブル95を介して、これら
を制御するためのコントローラー96に接続されてい
る。コントローラー96にはコントロールパッド97が
接続されており、これを用いて圧電駆動ネジ110と1
20と130と140の各々を別々に操作することがで
きる。
120と130と140の駆動機構部116と126と
136と146は共に、ケーブル95を介して、これら
を制御するためのコントローラー96に接続されてい
る。コントローラー96にはコントロールパッド97が
接続されており、これを用いて圧電駆動ネジ110と1
20と130と140の各々を別々に操作することがで
きる。
【0038】このような圧電駆動ネジとしては、例え
ば、米国のニューフォーカス社製のピコモーターが商業
的に入手でき適用できる。ここで、駆動機構部116と
126と136と146の一例の基本的な構造とその動
作について図7を用いて説明する。図7(A)に示すよ
うに、この駆動機構は、互いに平行に配置された二本の
保持部材152と154と、これらに連結された圧電体
156とを有している。二本の保持部材152と154
は、回転させる対象であるネジ158を間に挟んで、こ
れに接触しており、静止状態においてはネジ156を保
持している。圧電体156は、その伸縮動作により、二
本の保持部材152と154にその長手方向に沿って逆
向きの移動を与える。
ば、米国のニューフォーカス社製のピコモーターが商業
的に入手でき適用できる。ここで、駆動機構部116と
126と136と146の一例の基本的な構造とその動
作について図7を用いて説明する。図7(A)に示すよ
うに、この駆動機構は、互いに平行に配置された二本の
保持部材152と154と、これらに連結された圧電体
156とを有している。二本の保持部材152と154
は、回転させる対象であるネジ158を間に挟んで、こ
れに接触しており、静止状態においてはネジ156を保
持している。圧電体156は、その伸縮動作により、二
本の保持部材152と154にその長手方向に沿って逆
向きの移動を与える。
【0039】圧電体156の伸縮動作により、二本の保
持部材152と154は、図7(B)と図7(C)に示
すように、その長手方向に沿って、互いに反対方向に移
動される。二本の保持部材152と154の逆向きの移
動は、低速時には図7(B)に示すようにネジ158を
回転させるが、高速時には図7(C)に示すようにネジ
158を回転させない。
持部材152と154は、図7(B)と図7(C)に示
すように、その長手方向に沿って、互いに反対方向に移
動される。二本の保持部材152と154の逆向きの移
動は、低速時には図7(B)に示すようにネジ158を
回転させるが、高速時には図7(C)に示すようにネジ
158を回転させない。
【0040】圧電体156は、ネジ158を回転させる
方向に応じて、低速で縮み高速で伸びるように、あるい
は高速で縮み低速で伸びるように駆動され、その結果、
ネジ158が所望の方向に回転される。例えば、圧電体
156が図7(B)の低速での縮み動作と図7(C)の
高速での伸び動作を交互に繰り返すことで、ネジ158
は左回りに回転される。
方向に応じて、低速で縮み高速で伸びるように、あるい
は高速で縮み低速で伸びるように駆動され、その結果、
ネジ158が所望の方向に回転される。例えば、圧電体
156が図7(B)の低速での縮み動作と図7(C)の
高速での伸び動作を交互に繰り返すことで、ネジ158
は左回りに回転される。
【0041】以上の説明から分かるように、圧電駆動ネ
ジ110と120と130と140は、駆動時には非常
に高い分解能でネジ112と122と132と142を
回転させることができ、非駆動時にはネジ112と12
2と132と142を固定している。
ジ110と120と130と140は、駆動時には非常
に高い分解能でネジ112と122と132と142を
回転させることができ、非駆動時にはネジ112と12
2と132と142を固定している。
【0042】従って、この実施の形態のカンチレバー調
整ユニットは、前述の実施の形態の利点に加えて、カン
チレバーを更に高い位置精度で調整できるとともに床振
動等によるカンチレバーの位置ずれの発生が少ないとい
う利点を更に有している。
整ユニットは、前述の実施の形態の利点に加えて、カン
チレバーを更に高い位置精度で調整できるとともに床振
動等によるカンチレバーの位置ずれの発生が少ないとい
う利点を更に有している。
【0043】また、空気のゆらぎ等による外気の影響を
避けるためチャンバーなどを用いて、その中で試料測定
を行なう場合には、外部からコントローラー96を介し
て圧電駆動ネジを操作することにより、外気の影響を避
けた一定雰囲気の中での安定した測定が可能になる。更
に、一定ガス雰囲気、もしくは真空の状態を保ちつつ行
なわれる試料測定についても同様である。本発明は上述
した実施の形態に何等限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含んで
いる。
避けるためチャンバーなどを用いて、その中で試料測定
を行なう場合には、外部からコントローラー96を介し
て圧電駆動ネジを操作することにより、外気の影響を避
けた一定雰囲気の中での安定した測定が可能になる。更
に、一定ガス雰囲気、もしくは真空の状態を保ちつつ行
なわれる試料測定についても同様である。本発明は上述
した実施の形態に何等限定されるものではなく、その要
旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含んで
いる。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、移動体の位置を短時間
の内に高精度に調整できる調整機構が提供される。
の内に高精度に調整できる調整機構が提供される。
【図1】本発明の第一の実施の形態によるカンチレバー
調整ユニットを示している。
調整ユニットを示している。
【図2】図1のカンチレバー調整ユニットの球面軸受け
の動作の様子を示している。
の動作の様子を示している。
【図3】図1のカンチレバー調整ユニットにおいて、ネ
ジの回転操作により生じる保持部の姿勢変化の様子を示
している。
ジの回転操作により生じる保持部の姿勢変化の様子を示
している。
【図4】図1のカンチレバー調整ユニットの変形例にお
いて、アーム部材を支持する三本のネジに適用するネジ
の構造を示している。
いて、アーム部材を支持する三本のネジに適用するネジ
の構造を示している。
【図5】本発明の第二の実施の形態によるカンチレバー
調整ユニットを示している。
調整ユニットを示している。
【図6】図5のカンチレバー調整ユニットの制御系を示
している。
している。
【図7】図5のカンチレバー調整ユニットにおける圧電
駆動ネジの駆動機構部の一例の基本構造を示している。
駆動ネジの駆動機構部の一例の基本構造を示している。
【図8】一従来例におけるカンチレバー調整ユニットを
示している。
示している。
14 保持部 18 アーム部 24 ベース部材 32、36、48、52 ネジ 71 ガイド軸 74 球面軸受け
Claims (3)
- 【請求項1】 移動体を支持すると共にその位置を調整
する調整機構であり、 ベース部材と、 前記移動体を保持する保持部と、 保持部を支持する支持板と、 支持板をベース部材の上に支持する支持手段と、 ベース部材に設けられたガイド軸と、 ガイド軸と支持板とを連結するガイド軸に摺動可能に設
けられた球面軸受けと、 支持板をガイド軸に沿ってベース部材に向けて押し付け
る手段と、 支持板に水平面に対する傾斜を与える傾斜付与手段と、 支持板に鉛直軸回りに回転を与える回転付与手段とを有
している調整機構。 - 【請求項2】 請求項1において、支持手段と傾斜付与
手段は、支持板を貫通する三つのネジ穴と、これらのネ
ジ穴に取り付けられた三本のネジとを含み、回転付与手
段は、ベース部材に設けられた支柱と、これを水平に貫
通するネジ穴と、このネジ穴に取り付けられたネジとを
含み、押し付け手段は、支持板から延出したガイド軸の
部分に通されたコイルバネと、コイルバネを圧縮して保
持するためにガイド軸に取り付けられたバネ押さえとを
含んでいる調整機構。 - 【請求項3】 請求項1において、支持手段と傾斜付与
手段は、支持板に取り付けられた三つの圧電駆動ネジを
含み、回転付与手段は、ベース部材に設けられた支柱
と、これを水平に貫通するネジ穴と、このネジ穴に取り
付けられたネジとを含み、押し付け手段は、支持板から
延出したガイド軸の部分に通されたコイルバネと、コイ
ルバネを圧縮して保持するためにガイド軸に取り付けら
れたバネ押さえとを含んでいる調整機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25728097A JPH1194850A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 調整機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25728097A JPH1194850A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 調整機構 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1194850A true JPH1194850A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17304190
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25728097A Withdrawn JPH1194850A (ja) | 1997-09-22 | 1997-09-22 | 調整機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1194850A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009536332A (ja) * | 2006-05-08 | 2009-10-08 | テイラー・ホブソン・リミテッド | 表面特性を測定するための測定器 |
JP2022501611A (ja) * | 2018-10-01 | 2022-01-06 | ベーリンガー インゲルハイム フェトメディカ ゲーエムベーハーBoehringer Ingelheim Vetmedica GmbH | サンプルを検査するための分析器 |
-
1997
- 1997-09-22 JP JP25728097A patent/JPH1194850A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009536332A (ja) * | 2006-05-08 | 2009-10-08 | テイラー・ホブソン・リミテッド | 表面特性を測定するための測定器 |
JP2022501611A (ja) * | 2018-10-01 | 2022-01-06 | ベーリンガー インゲルハイム フェトメディカ ゲーエムベーハーBoehringer Ingelheim Vetmedica GmbH | サンプルを検査するための分析器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20041207 |