JPH1194707A - 振動・力検出回路 - Google Patents

振動・力検出回路

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JPH1194707A
JPH1194707A JP9253099A JP25309997A JPH1194707A JP H1194707 A JPH1194707 A JP H1194707A JP 9253099 A JP9253099 A JP 9253099A JP 25309997 A JP25309997 A JP 25309997A JP H1194707 A JPH1194707 A JP H1194707A
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JP
Japan
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vibration
force
brake
piezoelectric element
circuit
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JP9253099A
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Yukio Nishizawa
幸男 西澤
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/0006Noise or vibration control
    • F16D65/0012Active vibration dampers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2129/00Type of operation source for auxiliary mechanisms
    • F16D2129/06Electric or magnetic
    • F16D2129/12Electrostrictive or magnetostrictive elements, e.g. piezoelectric

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディスクブレーキの鳴きを抑制する制振装置
の圧電素子による測定信号から振動と力又は圧力の両方
を検知することができる振動・力検出回路を得る。 【解決手段】 振動・力検出回路は、振動検出部10
と、その出力端に振動検知回路12及び力検知回路15
を並列に接続したものとから成る。振動検出部10は積
層圧電素子7とこれに並列に接続した抵抗11とから成
る。力検知回路15は上記検出部10の出力信号の低周
波成分を積分回路16により積分して振動による影響を
排除した低周波信号から力を検知できるようにし、1つ
の圧電素子から異なる2つの物理量を検知するものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車ブレーキ
のような振動体の振動を圧電素子で検知し、その検出信
号から振動体の振動やこれに加えられる力などの振動に
関連する事項を検知する振動・力検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】車輪をブレーキで制動する際に発生す
る、いわゆる鳴き現象を抑制する試みが種々行われてお
り、これを能動的な制振手段で抑制することを特開平4
−54324号公報、あるいは特開平4−54325号
公報は開示している。
【0003】上記第1の公報による制振装置は、摩擦部
材(パッド)に圧電素子による加振手段で可聴音域外の
振動を加える、あるいは圧電素子による振動検出手段で
摩擦部材の振動を検出した時に圧電素子による加振手段
で可聴音域外の振動を加えるようにしている。
【0004】又、第2の公報の制振装置は、摩擦部材の
振動を圧電素子による検出手段で検出し、検出した振動
に応じてその振動が減衰するように摩擦部材を加振する
圧電素子による加振手段を備えたものであり、その実施
の形態として加振手段が検出した振動と180°の位相
差を有する振動を加えるようにする、あるいは上記2つ
の圧電素子を共用することを示している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記2つの
公報による制振装置は、可聴音域外の振動を圧電素子に
よる加振手段で加える、あるいは検出した振動に応じて
振動を減衰させるように圧電素子による加振手段で摩擦
部材を加振するという制振方法の原理的手法に基づいた
ものである。
【0006】かかる原理的な制振装置では、圧電素子に
より振動を検出したり、圧電素子により制振作用を及ぼ
してブレーキのいわゆる鳴き抑制を行うということは原
理的には可能である。しかし、この制振装置の圧電素子
で検出された信号はブレーキ振動の情報を検出する信号
としてのみ用いられており、その他の車両制御システム
等の情報として用いられてはいない。
【0007】圧電素子で検出される信号から他の制御の
ための信号、例えば圧力信号などを得ることができれば
1つの検出信号から2つの異なる種類の情報が得られ、
圧力センサを設けることなく圧力情報を他の車両制御シ
ステム等に供給できることとなるが、従来の圧電素子か
らこのような異なる種類の情報を得ようとする試みは提
案されたことがない。
【0008】この発明は、上述した従来の制振装置用の
圧電素子の利用の現状に留意して、振動体の振動を検出
するために設けられる圧電素子により振動以外の力又は
圧力情報のような異なる種類の情報を圧力センサなどを
設けることなく得ることができ、かつ回路構成が簡単で
車両の高機能化に対応できる振動・力検出回路を提供す
ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決する手段として、振動体にその振動を検出するため
の圧電素子を取り付け、この圧電素子に並列に抵抗を接
続して振動検出部とし、その出力端に振動の高周波成分
を検知する振動検知回路と、振動の低周波成分から力を
検知する力検知回路とを並列に接続し、力検知回路は振
動検出部の出力電圧を積分する積分回路を含み、上記振
動検出部の出力信号から両検知回路で振動体の振動とこ
れに加えられる力又は圧力とを併せて検知するようにし
て成る振動・力検出回路としたのである。
【0010】かかる構成としたこの発明の振動・力検出
回路によれば、振動体の振動だけでなく、同時にその振
動体に加えられる力についても検出される。振動検出部
の圧電素子には並列に抵抗が接続されているため、圧電
素子だけの場合と異なり、その出力信号の周波数特性
が、低周波域と高周波域において異なる。
【0011】自動車ブレーキのような振動体ではそのブ
レーキピストンなどで加えられるブレーキ力はブレーキ
ペダルの踏み込みにより大きさが異なり、それに伴って
振動体は低周波から鳴きを生じるような高周波まで色々
の周波数帯で振動する。鳴きを抑制する場合は、例えば
1〜16kHzの高周波帯の振動を検出し、それらの帯
域の振動を打ち消すように振幅や位相を調整した振動を
与えれば鳴きを抑制することができる。
【0012】一方、鳴きを発生する程の急激なブレーキ
力を与える場合以外の通常のブレーキ力を与えている場
合は振動体の振動は低周波領域にあり、このブレーキ力
はその振動体の振動特性を振動検出部により変化させ、
低周波域で力検知回路の積分回路により積分することに
より力又は圧力として検出する。
【0013】
【実施の形態】以下、この発明の実施の形態について図
面を参照して説明する。図1は本発明の実施形態の振動
・力検出回路を有する制振装置を備えたディスクブレー
キの主要断面図を示す。本例は対向型のキャリパ1を有
するディスクブレーキの制振装置に本発明を適用したも
のであり、図示のように、キャリパ1に保持されたブレ
ーキピストン2内に振動検出手段としての圧電素子7及
び加振手段としての圧電素子8を接着するなどして固定
した固定用ピストン5を設け、この固定用ピストン5で
圧電素子7及び8を各パッド3、3に押圧する構成とし
ている。4はパッド3、3を摺接させるディスクロータ
である。
【0014】固定用ピストン5は、ブレーキピストン2
の内部にピストンシールで外周を封止してディスク軸方
向にスラスト可能に挿入し、ブレーキピストン2の後壁
からキャリパ1の液室内のブレーキ液圧を固定用ピスト
ン5が前進して圧電素子7、8をパッド3、3の背面に
押し当てるようになっている。圧電素子7、8は積層型
圧電素子を用いている。
【0015】上記制振装置を前提とした実施形態の振動
・力検出回路の全体概略ブロック図を図2に示す。図示
のように、制振装置は振動検出部10の圧電素子7で検
出した信号を、振動検知回路12を介して制御回路9へ
送り、そこで検知した振動に対応して振動を減衰させる
ように振幅・位相を調整した信号を圧電素子8へ送るよ
うになっている。又これと並行して上記検出信号は力検
知回路15へも送られ、ディスクブレーキに加えられた
力を検知するように上記両検知回路12、15は振動検
出部10の出力端に対し並列に接続されている。
【0016】振動検出部10は、振動検出手段である圧
電素子7とこれに並列に接続された抵抗11とから成
る。振動検出回路12は、バンドパスフィルタ13で制
御対象となる周波成分のみを通過させ、その信号を増幅
器14で増幅して制御回路9へその出力信号を送る。バ
ンドパスフィルタ13は、鳴きの代表的な周波数帯1〜
16kHzの高周波成分を通過させ、それ以外の成分を
カットするフィルタである。
【0017】力検知回路15は、積分回路16で入力信
号を積分して増幅器17で増幅し、その出力信号を他の
制御回路(図示省略)へ送るようになっている。この実
施形態では積分回路16にはミラー積分器を用いてアナ
ログ回路により積分したが、アナログ回路に変えてディ
ジタル処理により積分するようにしてもよい。なお、他
の制御回路としては、例えばアンチロック(ABS)制
御回路や、VDC(ビークル・ダイナミック・コントロ
ール)等の高機能車両制御回路などがある。
【0018】又、バンドパスフィルタ13や積分回路1
6の入力インピーダンスの影響を無くすために、図2に
示すように検出信号経路途中にボルテージホローワ回路
18を用いた。
【0019】上記の構成としたこの実施形態の振動・力
検出回路の作用は次の通りである。振動検出部10は、
圧電素子7と抵抗11を並列接続しているため、ブレー
キ振動の高周波成分はそのまま振動検知回路12へ送ら
れ、振動が検出され制振装置により制振作用によりブレ
ーキの鳴きを抑制する。
【0020】制振装置による制振作用を及ぼす場合、振
動検知回路12で例えば鳴きの代表的な周波数帯1〜1
6kHzの高周波成分のみをバンドパスフィルタ13で
通過させて増幅器14により増幅し、その信号をさらに
制御回路9で位相と振幅を調整して鳴きによるロータの
振動と逆位相の振動を加振手段である圧電素子8を用い
てロータ4に加え、ロータ4の振動を止めて鳴きを抑制
するという制振作用が行われる。
【0021】一方、振動検出部10の出力に含まれるブ
レーキ振動の低周波成分は、その周波数特性に基づいて
振動検知回路12ではカットされるが、力検知回路15
では積分回路16により積分され、増幅器17で増幅さ
れてロータ4に加えられたブレーキ力として検知され
る。このブレーキ力はこの例ではブレーキ圧力信号とし
て検知し、他の制御回路へ出力され利用される。
【0022】上記力検知回路15で低周波成分からブレ
ーキ力を検知する作用についてさらに詳しく説明する。
一般に圧電素子に力を加えると電界が発生し、その関係
は次式で表される。 D=d33・T+ε・E (1) 但し、D:電束密度、d33:圧電定数、T:応力、ε:
誘電率、E:電界 (1)式の両辺を微分すると、 I=jω・d33・F+jω・C・V (2) 但し、I:電流、ω:角周波数、F:力、C:静電容量
値、V:電圧となる。
【0023】図2に示すように、圧電素子7に並行に抵
抗値Rの抵抗11を挿入すると、(2)式は次のように
なる。 −V/R=jω・d33・F+jω・C・V (3) これを変形すると、 V=−jω・d33・F/(jω・C・+1/R) (4) となり、圧電素子7で発生する電圧Vは圧電素子に印加
する力Fにより(4)式のように表される。
【0024】この(4)式に基づいて、図2のA部、B
部で出力の周波数特性を求めた結果を図3に示す。
【0025】図3の縦軸は、A部出力に関しては周波数
が∞の時の出力を1とし、B部出力に関しては周波数が
0の時の出力を1とした場合の出力規格値を表してい
る。図示のように、A部の出力は、圧電素子7の静電容
量値Cと抵抗11の抵抗値Rで決まるカットオフ周波数
以下では急激に値が低下し、B部ではカットオフ周波数
以上で急激に値が低下している。これから分かるよう
に、A部出力は高周波成分の信号を検出し、B部出力は
DC成分を含む低周波成分の信号を検出している。
【0026】なお、力検知回路15では力Fを検知する
ものとして説明したが、図示の例のようにブレーキ力を
油圧ブレーキで付与する場合は力Fに対して係数kを掛
けてブレーキ配管中の油圧を検出するようにしてもよい
ことは言うまでもない。図示の例の油圧を力検知回路1
5で測定した結果を図4に示す。(a)は他の圧力セン
サで測定したブレーキ油圧の検知信号、(b)はブレー
キ振動の検出信号、(c)は力検知回路15で検知した
検知信号である。
【0027】この図からも分かるように、ブレーキ振動
の検出信号への影響は殆どなく、ブレーキ圧の検出信号
としてブレーキ配管中の油圧に比例した信号が得られて
おり、1つの圧電素子でブレーキ振動とブレーキ圧の検
出ができる。
【0028】なお、上記実施形態の振動・力検知回路は
上述したようにブレーキの鳴きを抑制するための制振装
置の構成要素の1つとして設けているが、ブレーキ圧の
検知手段としてのみ用いてもよいことは言うまでもな
い。
【0029】又、上記ブレーキ制振装置は、本出願人に
よる特願平7−146304、特願平8−145628
に記載のように、浮動型ディスクブレーキやドラムブレ
ーキ、あるいはブレーキ液を必要としない電動ブレーキ
に対して適用することもできる。
【0030】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
振動・力検出回路は圧電素子と抵抗を並列接続した振動
検出部と、その出力端に並列に接続した振動検知回路と
力検知回路とを備え、振動検知回路で検知した高周波成
分により振動を抑制をするようにし、又力検知回路で検
知した低周波成分により力又は圧力を検出するようにし
たから、従来のように圧電素子を振動検出のために設け
たとしても単にそれだけでなく、圧電素子による検出信
号から振動抑制のための信号とすることは勿論、併せて
その振動体に加えられる力又は圧力を検知することによ
りその検知信号を他の制御回路へも送り、制御システム
の高機能化に寄与でき、かつ検出回路の構成をシンプル
とすることによりコストの安価な検出回路として力又は
圧力信号を送ることができるなど種々の効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の振動・力検出回路を備えた制振装置
付きのディスクブレーキの主要断面図
【図2】実施形態の振動・力検出回路を備えた制振装置
付きのディスクブレーキの全体概略系統図
【図3】同上のA部、B部の周波数特性のグラフ
【図4】振動・力検出回路による圧力測定データのグラ
【符号の説明】
1 キャリパ 2 ブレーキピストン 3 パッド 4 ディスクロータ 5 固定用ピストン 7、8 圧電素子 9 制御回路 10 振動検出部 11 抵抗 12 振動検知回路 15 力検知回路 16 積分回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動体にその振動を検出するための圧電
    素子を取り付け、この圧電素子に並列に抵抗を接続して
    振動検出部とし、その出力端に振動の高周波成分を検知
    する振動検知回路と、振動の低周波成分から力を検知す
    る力検知回路とを並列に接続し、力検知回路は振動検出
    部の出力電圧を積分する積分回路を含み、上記振動検出
    部の出力信号から両検知回路で振動体の振動とこれに加
    えられる力又は圧力とを併せて検知するようにして成る
    振動・力検出回路。
  2. 【請求項2】 前記圧電素子を振動体であるブレーキに
    ブレーキ力を付与するブレーキピストン内に設け、この
    圧電素子でブレーキパッドを押し付けて、ブレーキの振
    動とブレーキで発生する力又は圧力を検出するようにし
    たことを特徴とする請求項1に記載の振動・力検出回
    路。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の振動・力検出回路
    を備え、前記ブレーキピストン内の圧電素子でブレーキ
    振動を検出し、その検出した信号から振動検知回路で検
    知した振動をもとに前記ブレーキ振動を打ち消す方向の
    振動を上記ブレーキピストンに対向して設けられるブレ
    ーキピストン内に取り付けた圧電素子により加えて制振
    するようにして成るブレーキ用制振装置。
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