JPH1194355A - 風呂装置 - Google Patents

風呂装置

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JPH1194355A
JPH1194355A JP9272070A JP27207097A JPH1194355A JP H1194355 A JPH1194355 A JP H1194355A JP 9272070 A JP9272070 A JP 9272070A JP 27207097 A JP27207097 A JP 27207097A JP H1194355 A JPH1194355 A JP H1194355A
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reheating
hot water
circulating
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Yukinobu Noguchi
幸伸 野口
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 凍結防止運転による循環ポンプの空運転を回
避する。 【解決手段】 湯張り運転が開始され追い焚き循環通路
11を満たすのに十分な注湯量が給湯熱交換器1から追
い焚き循環通路11に流れ出たとき、又は、追い焚き運
転による循環ポンプ8の駆動によって追い焚き循環通路
11の循環水流を水流スイッチ24により検出すること
ができたときには、追い焚き循環通路11内に湯水が有
ると判断して水有りフラグを立てる。風呂温度センサ2
3の検出湯水温度が設定の下限温度以下に低下し、か
つ、外気温センサ28の検出外気温が設定の外気下限温
度以下に低下したときに水有りフラグが立っているとき
にのみ、気温が低下し追い焚き循環通路11内の滞留湯
水が凍結する虞が有ると判断し凍結防止運転による循環
ポンプ8を駆動させ追い焚き循環通路11内の湯水を流
動させて追い焚き循環通路11の水の凍結を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴槽水の追い焚き
を行うことができる風呂装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2には給湯機能付き風呂装置の一例が
示されている。この給湯機能付き風呂装置(器具)は、
同図に示すように、給湯熱源器である給湯熱交換器1と
追い焚き熱源器である追い焚き熱交換器2を有し、上記
給湯熱交換器1の入側には水供給源から水を給湯熱交換
器1に導くための給水通路3が接続され、給湯熱交換器
1の出側には該給湯熱交換器1から流れ出た湯水を台所
やシャワー等の給湯場所に導くための給湯通路4が接続
されている。
【0003】上記追い焚き熱交換器2の一端側には往管
5の一端側が接続され、往管5の他端側は循環金具27
を介して浴槽6に連通接続されている。また、追い焚き
熱交換器2の他端側には通路7の一端側が接続され、こ
の通路7の他端側は循環ポンプ8の吐出口に接続されて
いる。循環ポンプ8の吸入口には戻り管10の一端側が
接続され、戻り管10の他端側は上記循環金具27を介
して浴槽6に連通接続されている。上記往管5と追い焚
き熱交換器2と通路7と循環ポンプ8と戻り管10によ
って浴槽6の湯水を循環ポンプ8の駆動により循環させ
るための追い焚き循環通路11が構成されている。
【0004】上記追い焚き循環通路11の通路7と給湯
通路4とを連通接続する注湯通路12が設けられてお
り、この注湯通路12には該通路の開閉を行う電磁弁に
より形成された湯張り制御弁13と、水圧により浴槽6
の水位を検出する水位センサ14とが介設されている。
上記給湯熱交換器1から給湯通路4と注湯通路12と追
い焚き循環通路11とを順に通って浴槽6に至るまでの
通路によって湯張り通路が構成されている。
【0005】また、上記給湯熱交換器1を燃焼加熱する
給湯バーナ15と、追い焚き熱交換器2を燃焼加熱する
追い焚きバーナ16とが設けられており、上記各バーナ
15,16には燃料ガス供給源に連通された通路(図示
せず)から分岐されたガス供給通路17,18がそれぞ
れ接続されている。燃料ガス供給源から各バーナに至る
までの通路には弁開度でもってバーナへの供給燃料ガス
量を可変制御する比例弁(図示せず)が介設されてい
る。
【0006】なお、図2に示す20は給水通路3の通水
流量を検出する水量センサを示し、21は給湯熱交換器
1に流れ込む入水温度を検出する入水サーミスタを示
し、22は給湯熱交換器1から流れ出た湯水の温度を検
出する出湯サーミスタを示し、23は追い焚き循環通路
11を循環する浴槽湯水の温度を風呂の温度として検出
する風呂温度センサを示し、24は追い焚き循環通路1
1の循環湯水流を検出する循環水流検出手段としての水
流スイッチを示し、28は配設位置の気温を外気温とし
て検出する外気温センサを示している。
【0007】この給湯機能付き風呂装置には給湯運転や
湯張り運転や追い焚き運転や凍結防止運転等の器具運転
を制御する制御装置25が設けられており、この制御装
置25にはリモコン26が接続されている。上記リモコ
ン26には給湯(湯張り)温度を設定する給湯温度設定
手段や、浴槽6の水位を設定する浴槽水位設定手段や、
風呂の温度を設定する風呂温度設定手段等が設けられて
いる。
【0008】上記制御装置25は、水量センサ20等の
様々なセンサ出力の情報や、給湯設定温度等のリモコン
26の情報を取り込み、これら取り込んだ情報に基づき
給湯運転や湯張り運転や追い焚き運転や凍結防止運転等
を次のように制御する。例えば、台所やシャワー等の給
湯場所に導かれた給湯通路4の給湯栓(図示せず)が開
栓され、給水通路3の通水が水量センサ20によって検
出されると、給湯運転による給湯バーナ15の燃焼を開
始して、給湯される湯温がリモコン26に設定されてい
る給湯設定温度となるように給湯バーナ15の加熱熱量
を上記比例弁の弁開度を制御することで(つまり、給湯
バーナ15への供給燃料ガス量を制御することで)制御
し、その給湯バーナ15の燃焼火炎の熱によって給湯熱
交換器1の通水を加熱して湯を作り出し該湯を給湯通路
4を通して所望の給湯場所に給湯する。上記給湯栓が閉
栓され、水量センサ20が給水通路3の通水停止を検知
すると、給湯バーナ15の燃焼を停止して、次の給湯運
転に備える。
【0009】また、湯張り運転を次のように制御する。
例えば、リモコン26に設けられている湯張り開始ボタ
ン等が押されてリモコン26から湯張り開始指令が発せ
られると、まず、循環ポンプ8を予め定められた時間
(例えば、1分間)駆動して(図3に示すフローチャー
トのステップ101)、その循環ポンプ8の駆動による
追い焚き循環通路11の循環水流を水流スイッチ24に
より検出したか否かを判断する(ステップ102)。循
環水流を水流スイッチ24により検出できなかったとき
には浴槽6に湯水がない、又は、浴槽6の水位が循環金
具27の配設位置よりも低いと判断し、湯張り制御弁1
3を開弁して給湯熱交換器1により上記同様にして作ら
れた湯を給湯通路4と注湯通路12と追い焚き循環通路
11を順に通して浴槽6に注湯する。
【0010】注湯を開始してから水量センサ20により
検出された流量を積算することによって注湯開始時から
の注湯量が求められ、この求められた注湯開始時からの
注湯量が予め定めたxリットル(例えば、40リット
ル)に達したときに湯張り制御弁13を閉弁して浴槽6
への注湯を一旦停止する(ステップ103)。
【0011】そして、上記同様に、循環ポンプ8を駆動
し(ステップ104)、水流スイッチ24によって循環
ポンプ8の駆動による追い焚き循環通路11の循環水流
の有無を判断し(ステップ105)、追い焚き循環通路
11の循環水流を水流スイッチ24により検出できなか
ったと判断したときには、湯張り制御弁13を開弁して
上記同様に給湯熱交換器1により作られた湯を予め定め
たyリットル(例えば、10リットル)を浴槽6に注湯
する(ステップ106)。
【0012】さらに、上記同様に、循環ポンプ8を駆動
し(ステップ107)、循環ポンプ8の駆動による追い
焚き循環通路11の循環水流の有無を水流スイッチ24
によって判断し(ステップ108)、循環水流を検出で
きなかったときには、給湯熱交換器1により作られた湯
を予め定めたzリットル(例えば、15リットル)だけ
浴槽6に注湯する(ステップ109)。
【0013】そして、再び、循環ポンプ8を駆動し(ス
テップ110)、循環ポンプ8の駆動による追い焚き循
環通路11の循環水流の有無を水流スイッチ24によっ
て判断する(ステップ111)。循環水流を検出できな
かったときには、湯張り運転を開始してから循環金具2
7の配設位置を越えるのに十分な注湯量を浴槽6に注湯
したのにも拘らず、循環水流を検出できないのは異常で
あると判断し、エラー信号を出力する(ステップ11
6)。
【0014】上記循環ポンプ8の駆動による追い焚き循
環通路11の循環水流の有無判断(ステップ102,1
05,108,111)の結果、水流スイッチ24によ
って循環水流を検出できたと判断したときには、浴槽6
の水位が循環金具27の配設位置よりも上側の水位であ
ると判断し、水位センサ14により浴槽水位を検出する
ことが可能となったと判断して水位センサ14により浴
槽6の水位を検出する(ステップ112)。
【0015】そして、上記水位センサ14により検出さ
れた浴槽水位をリモコン26に予め設定されている浴槽
設定水位に比較し、上記検出水位が浴槽設定水位に達し
ているか否かを判断し(ステップ113)、上記水位セ
ンサ14の検出水位が設定水位未満であると判断したと
きには、湯張り制御弁13を開弁して上記同様に浴槽6
に注湯しながら、水位センサ14により検出される浴槽
水位を監視し(ステップ114)、検出した浴槽水位が
浴槽設定水位に達したと判断したときに湯張り運転を終
了する(ステップ115)。
【0016】追い焚き運転を行うときには、例えば、循
環ポンプ8を駆動して浴槽水を追い焚き循環通路11を
通して循環させ風呂温度センサ23により検出される風
呂温度がリモコン26に設定されている風呂設定温度よ
りも低いときには、追い焚き循環通路11の循環水流が
水流スイッチ24により検出されていることを確認して
追い焚きバーナ16の燃焼を開始させ、追い焚き熱交換
器2を流れる循環湯水を加熱して追い焚きを行い、風呂
温度センサ23により検出される風呂温度が上記風呂設
定温度に達したときに追い焚きバーナ16の燃焼を停止
させ、循環ポンプ8を停止して追い焚き運転を終了す
る。
【0017】また、冬季に、追い焚き循環通路11内の
滞留水が凍結して追い焚き循環通路11の管路が破損し
てしまうのを防止するために凍結防止運転が行われる。
例えば、循環ポンプ8の停止中に風呂温度センサ23に
より検出される温度(つまり、追い焚き循環通路11の
滞留水の温度)が予め定めた滞留水下限温度(例えば、
4℃)以下に低下し、かつ、外気温センサ28により検
出される温度が予め定めた外気下限温度(例えば、2
℃)以下に低下した状態であることが凍結防止運転を作
動させるための凍結防止機能作動条件として予め与えら
れており、循環ポンプ8の停止中に風呂温度センサ23
により検出される温度と外気温センサ28により検出さ
れる外気温とに基づき上記凍結防止機能作動条件が満た
されたと判断したときに、凍結防止運転により循環ポン
プ8を駆動させ追い焚き循環通路11内の水を流動させ
て追い焚き循環通路11内の水が凍結するのを防止す
る。
【0018】そして、上記循環ポンプ8の駆動により浴
槽6内の湯水が追い焚き循環通路11に引き込まれるこ
とで追い焚き循環通路11内の湯水温度が上昇する等、
風呂温度センサ23により検出される温度が上記下限温
度よりも高くなったとき、あるいは、外気温センサ28
により検出される温度が上記外気下限温度よりも高くな
ったときには追い焚き循環通路11内の水の凍結が回避
されたと判断して循環ポンプ8の駆動を停止し次の凍結
防止運転による循環ポンプ8の駆動に備える。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記凍結防
止機能作動条件が満たされたときには浴槽6内の湯水の
有無に拘らず上記凍結防止運転による循環ポンプ8の駆
動は開始されるので、浴槽6内に湯水が無い、又は、浴
槽水位が循環金具27よりも低い場合にも循環ポンプ8
が駆動されることになり、この場合、当然に追い焚き循
環通路11内に浴槽水を引き込むことはできず循環ポン
プ8は空運転してしまう。このような循環ポンプ8の空
運転が度重なると循環ポンプ8に故障が生じ易くなると
いう問題がある。
【0020】また、上記の如く追い焚き循環通路11内
に水が無く追い焚き循環通路11内の水の凍結の心配が
ない状態であるときにも上記凍結防止機能作動条件が満
たされたときには上記凍結防止運転による循環ポンプ8
の駆動が行われてしまい、無駄な循環ポンプ8の空運転
が行われていた。
【0021】この発明は、上記課題を解決するためにな
されたものであり、その目的は、追い焚き循環通路内に
水が有ると判断された後に、凍結防止機能作動条件が満
たされたときにのみ凍結防止運転による循環ポンプの駆
動を行うように制御し、無駄な循環ポンプの空運転を回
避することが可能な風呂装置を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は次のような構成をもって前記課題を解決
するための手段としている。すなわち、第1の発明は、
循環ポンプの駆動により追い焚き循環通路を介して供給
された浴槽水を加熱して浴槽水の追い焚きを行う追い焚
き熱源器と、上記循環ポンプの駆動による追い焚き循環
通路内の循環水流を検出する循環水流検出手段とが設け
られており、循環ポンプの駆動により供給された浴槽水
を追い焚き熱源器により加熱して追い焚きを行う追い焚
き機能と、循環ポンプの停止中に予め定められた凍結防
止機能作動条件を満たしたときに循環ポンプを駆動させ
て追い焚き循環通路内の水を流動させ追い焚き循環通路
内の水の凍結を防止する凍結防止機能とを備えた風呂装
置において、予め与えられた追い焚き循環通路内の水有
り条件を満たしたことを検知したときに追い焚き循環通
路内に湯水が有ることを示す水有りフラグを立てる水有
り判断部と;循環ポンプの停止中に上記凍結防止機能作
動条件を満たしたときには上記水有りフラグが立ってい
るときのみ循環ポンプを駆動する循環ポンプ凍結防止駆
動制御部と;上記水有りフラグが立っていることを確認
して上記循環ポンプ凍結防止駆動制御部により循環ポン
プの駆動が開始されたのにも拘らず、循環ポンプの駆動
による追い焚き循環通路内の循環水流を上記循環水流検
出手段により検出することができなかったときには上記
水有りフラグを倒す水無し判断部と;が設けられている
構成をもって前記課題を解決する手段としている。
【0023】第2の発明は、上記第1の発明を構成する
水有り判断部は、追い焚き時の循環ポンプの駆動による
追い焚き循環通路の循環水流が循環水流検出手段により
検出されたときに水有り条件を満たしたと検知して追い
焚き循環通路内に湯水が有ることを示す水有りフラグを
立てる構成をもって前記課題を解決する手段としてい
る。
【0024】第3の発明は、循環ポンプの駆動により追
い焚き循環通路を介して供給された浴槽水を加熱して浴
槽水の追い焚きを行う追い焚き熱源器と、上記循環ポン
プの駆動による追い焚き循環通路内の循環水流を検出す
る循環水流検出手段と、給水通路を介し供給された水を
加熱して湯を作り出す給湯熱源器と、該給湯熱源器によ
り加熱された湯水を上記追い焚き循環通路を通して浴槽
に落とし込むための湯張り通路とが設けられており、上
記循環ポンプを駆動して上記循環水流検出手段によって
追い焚き循環通路内の循環水流の有無を判断してから給
湯熱源器により作られた湯を上記湯張り通路を通して浴
槽に落とし込む湯張り機能と、上記循環ポンプの停止中
に予め定められた凍結防止機能作動条件を満たしたとき
に循環ポンプを駆動させて追い焚き循環通路内の水を流
動させ追い焚き循環通路内の水の凍結を防止する凍結防
止機能とを備えた風呂装置において、予め定められた追
い焚き循環通路内の水有り条件を満たしたことを検知し
たときに追い焚き循環通路内の湯水が有ることを示す水
有りフラグを立てる水有り判断部と;循環ポンプの停止
中に上記凍結防止機能作動条件を満たしたときには上記
水有りフラグが立っているときのみ循環ポンプを駆動す
る循環ポンプ凍結防止駆動制御部と;上記水有りフラグ
が立っていることを確認して上記循環ポンプ凍結防止駆
動制御部により循環ポンプの駆動が開始されたのにも拘
らず、循環ポンプの駆動による追い焚き循環通路内の循
環水流を上記循環水流検出手段により検出することがで
きなかったときには上記水有りフラグを倒す水無し判断
部と;湯張り開始指令が発せられたときに上記水有りフ
ラグが立っていないときには上記循環ポンプと循環水流
検出手段を利用した追い焚き循環通路内の循環水流の有
無の判断を行わずに、給湯熱源器により作られた湯を湯
張り通路から浴槽に落とし込む湯張り制御部と;が設け
られている構成をもって前記課題を解決する手段として
いる。
【0025】第4の発明は、上記第3の発明を構成する
水有り判断部は、給湯熱源器により加熱された湯又は給
湯熱源器により加熱されていない水が給湯熱源器から湯
張り通路に予め定めた追い焚き循環通路湯水充填量以上
連続的に流れ出たとき、あるいは、循環ポンプの駆動に
よる追い焚き循環通路の循環水流が循環水流検出手段に
より検出されたときに水有り条件を満たしたと検知して
追い焚き循環通路内に湯水が有ることを示す水有りフラ
グを立てる構成をもって前記課題を解決する手段として
いる。
【0026】上記構成の発明において、循環ポンプ凍結
防止駆動制御部は、循環ポンプの停止中に凍結防止機能
作動条件が満たされたときには、水有り判断部により立
てられた水有りフラグがあるときにのみ、つまり、水有
り判断部により追い焚き循環通路内に水が有ると判断さ
れた以降にのみ、凍結防止運転による循環ポンプを駆動
する。上記循環ポンプ凍結防止駆動制御部の動作によっ
て、追い焚き循環通路内に水が無く追い焚き循環通路内
の水の凍結の虞がない場合には凍結防止運転による循環
ポンプの駆動は行われず無駄な循環ポンプの空運転がほ
ぼ回避される。
【0027】また、水有りフラグが立っていることを確
認して上記循環ポンプ凍結防止駆動制御部により循環ポ
ンプの駆動を開始したのにも拘らず、循環ポンプの駆動
による追い焚き循環通路の循環水流を循環水流検出手段
により検出できなかったときには、追い焚き循環通路内
に水が無いと考えられることから水無し判断部により上
記水有りフラグが倒されるので、それ以降に、凍結防止
機能作動条件が満たされても、凍結防止運転による循環
ポンプは駆動されず、無駄な循環ポンプの空運転が繰り
返し行われることが確実に防止される。
【0028】
【発明の実施の形態】以下に、この発明に係る実施形態
例を図面に基づき説明する。
【0029】この実施形態例の風呂装置は前記図2に示
す給湯機能付き風呂装置のシステム構成を有し、図1に
はこの実施形態例において特徴的な制御構成がブロック
図により示されている。なお、図2に示す風呂装置のシ
ステム構成の説明は前述したのでその重複説明は省略す
る。
【0030】この実施形態例に示す制御装置25は、図
1に示すように、前記したような湯張り運転を制御する
湯張り制御部30と、注湯量検出部31と、水有り判断
部32と、前記したような追い焚き運転を制御する追い
焚き制御部33と、凍結防止運転制御部34と水無し判
断部35と循環ポンプ凍結防止駆動制御部36とデータ
格納部37とを有して構成されている。
【0031】注湯量検出部31は湯張り制御部30から
注湯量検出開始指令が発せられたことを検知する度にそ
の注湯量検出開始指令が発せられてから水量センサ20
により検出された通水流量を積算して上記注湯量検出開
始指令が発せられた以降の給湯熱交換器1から湯張り通
路に流れ出た注湯量を検出する。
【0032】水有り判断部32は、湯張り制御部30と
追い焚き制御部33の各動作情報と、注湯量検出部31
の検出注湯量情報と、水流スイッチ24のセンサ出力と
を時々刻々と取り込んで、これら取り込んだ情報に基づ
き、次に示す水有り条件を満たしていることを検知した
ときに水有り信号を出力して追い焚き循環通路11内に
湯水が有ることを示す水有りフラグをデータ格納部37
に立てる。
【0033】この実施形態例では、上記水有り条件とし
て次の2つの条件が与えられている。第1の条件は、湯
張り制御部30の制御動作による湯張り制御弁13の開
弁中に、給湯熱交換器1により作られた湯が湯張り制御
弁13を通って追い焚き循環通路11に予め定められた
次に示す追い焚き循環通路湯水充填量(例えば、5リッ
トル)以上連続的に流れ出たことである。上記追い焚き
循環通路湯水充填量は、追い焚き循環通路11の全領域
を満たすのに必要な水量に余裕分を加えた水量であり、
予め実験や演算等により求め与えられている。給湯熱交
換器1から上記追い焚き循環通路湯水充填量以上連続的
に追い焚き循環通路11に流れ出ることによって、追い
焚き循環通路11内は湯水で満たされることになること
から、追い焚き循環通路11内に湯水が有ると判断する
ことができる。
【0034】第2の条件は、追い焚き制御部33により
循環ポンプ8が駆動されてから予め定めた時間(例え
ば、1分間)を経過する前に、水流スイッチ24により
追い焚き循環通路11内の循環水流を予め定めた時間
(例えば、30秒間)連続的に検出することができたこ
とである。循環ポンプ8の駆動による追い焚き循環通路
11の循環水流を水流スイッチ24により検出できたと
きには、浴槽6の水位が循環金具27よりも上側であり
循環ポンプ8の駆動により浴槽6の湯水は追い焚き循環
通路11内に引き込まれ追い焚き循環通路11内は湯水
で満たされた状態であることから、追い焚き循環通路1
1内に湯水が有ると判断することができる。
【0035】水有り判断部32は、湯張り制御部30と
追い焚き制御部33の各動作情報と、注湯量検出部31
の検出注湯量情報と、水流スイッチ24のセンサ出力と
に基づき、上記水有り条件の第1と第2の条件のうちの
どちらか一方が満たされたときに、水有り信号を出力し
てデータ格納部37の水有りフラグを立てる。
【0036】凍結防止運転制御部34は湯張り制御部3
0と追い焚き制御部33の各動作情報と、風呂温度セン
サ23と外気温センサ28の各センサ出力とを時々刻々
と取り込んで、前述したような凍結防止機能作動条件が
満たされているか否かを判断する。つまり、風呂温度セ
ンサ23により検出される温度が設定の滞留水下限温度
(例えば、4℃)以下であり、かつ、外気温センサ28
により検出される外気温が設定の外気下限温度(例え
ば、2℃)以下であるか否かを判断する。
【0037】凍結防止運転制御部34は、冬季で冷込み
が厳しく上記凍結防止機能作動条件が満たされていると
判断したときには、データ格納部37に水有りフラグが
立っているか否かを判断し、水有りフラグが立っている
と判断したときには、追い焚き循環通路11内に湯水が
有り、その追い焚き循環通路11内の滞留水温と外気温
センサ28により検出される外気温との両方の温度が追
い焚き循環通路11内の滞留水が凍結する虞がある温度
に低下していると判断して、追い焚き循環通路11内の
滞留水の凍結を防止するために追い焚き循環通路11内
の水を流動させる必要があると判断し、循環ポンプ8を
駆動させるためのポンプ駆動指令を循環ポンプ凍結防止
駆動制御部36に発する。
【0038】循環ポンプ凍結防止駆動制御部36は、上
記凍結防止運転制御部34からポンプ駆動指令を受ける
と、循環ポンプ8の駆動を開始して追い焚き循環通路1
1内の水を流動させる。
【0039】上記循環ポンプ8の駆動により追い焚き循
環通路11の水が流動する上に、浴槽6内の湯水が追い
焚き循環通路11内に引き込まれ、その追い焚き循環通
路11内に引き込まれた浴槽水の湯水温度は風呂が冷め
た温度であり例えば15〜20℃程度であることから、
追い焚き循環通路11内の湯水温度が上昇するので、追
い焚き循環通路11の水の凍結は回避される。
【0040】凍結防止運転制御部34は風呂温度センサ
23により検出される温度が前記滞留水下限温度よりも
高くなったと判断したとき、あるいは、外気温センサ2
8により検出される温度が前記外気下限温度よりも高く
なったと判断したときに、追い焚き循環通路11内の水
の凍結は回避されたと判断して循環ポンプ凍結防止駆動
制御部36に循環ポンプ8の停止指令を発し、循環ポン
プ凍結防止駆動制御部36は上記停止指令を受けて循環
ポンプ8を停止する。
【0041】水無し判断部35は、上記循環ポンプ凍結
防止駆動制御部36の動作情報を時々刻々と取り込み、
この動作情報に基づき循環ポンプ凍結防止駆動制御部3
6により循環ポンプ8の駆動が開始されたことを検知し
てから予め定めた時間(例えば、3分間)が経過したと
内蔵のタイマ(図示せず)により検知しても、水流スイ
ッチ24により追い焚き循環通路11の循環水流を検出
することができなかったと判断したときには、水有りフ
ラグが立っていることを確認して上記循環ポンプ凍結防
止駆動制御部36により上記凍結防止運転による循環ポ
ンプ8の駆動が開始されたのにも拘らず、追い焚き循環
通路11の循環水流を検出することができなかったの
は、水有り判断部32により水有りフラグが立てられて
から循環ポンプ8の駆動が開始されるまでの間に、浴槽
6の湯水が多量に使用されたり、排水されて浴槽6内の
水位が循環金具27の配設位置よりも低くなって追い焚
き循環通路11内の湯水が無くなったからであると判断
して、追い焚き循環通路11内に湯水が無いことを示す
水無し信号を出力してデータ格納部37に立てられてい
る水有りフラグを倒す。
【0042】湯張り制御部30は前述した湯張り運転と
ほぼ同様な湯張り運転制御を行うが、この実施形態例に
おいて特徴的なことは、リモコン26から湯張り開始指
令を受けたときに、データ格納部37に水有りフラグが
立っているか否かを判断し、水有りフラグが立っていな
いと判断したときには、追い焚き循環通路11内に湯水
が無い、つまり、浴槽6内に湯水が無い、又は、浴槽6
の水位が循環金具27の配設位置よりも低い状態である
と判断し、前述したような図3に示すフローチャートの
ステップ101,102の動作、つまり、循環ポンプ8
と水流スイッチ24を利用した追い焚き循環通路11内
の循環水流の有無判断動作を省略して、注湯動作(図3
のステップ103)から湯張り運転を開始することであ
る。
【0043】また、湯張り制御部30は、データ格納部
37に水有りフラグが立っていると判断したときには、
循環ポンプ8と水流スイッチ24を利用した追い焚き循
環通路11内の循環水流の有無判断動作、つまり、図3
のフローチャートのステップ101の動作から湯張り運
転を開始する。上記水有り判断部32により水有りフラ
グが立てられてから湯張り制御部30により湯張り運転
が開始されるまでの間に、浴槽6の湯水が大量に使用さ
れたり、浴槽6の湯水が排水されて浴槽6の水位が循環
金具27よりも低くなり追い焚き循環通路11から湯水
が流れ出て追い焚き循環通路11内の湯水が無くなる場
合があり、この場合、水有りフラグが立っているのに追
い焚き循環通路11内に湯水が無いという事態が発生す
る。そのため、水有りフラグが立っている状態から湯張
り制御部30による湯張り運転を開始するときには、追
い焚き循環通路11内(浴槽6内)の湯水の有無を確認
するために、前述したような循環ポンプ8と水流スイッ
チ24を利用した追い焚き循環通路11内の循環水流の
有無判断動作から行う。
【0044】追い焚き制御部33は前述したような追い
焚き運転とほぼ同様な追い焚き運転制御を行うが、この
実施形態例において特徴的なことは、リモコン26から
追い焚きの指令が発せられたときには、データ格納部3
7に水有りフラグが立っているか否かを判断し、水有り
フラグが立っていないときには、湯張り制御部30に湯
張り開始指令を発して湯張り運転を開始させて予め定め
られている浴槽設定水位まで湯張りを行わせた後に、循
環ポンプ8を駆動させて風呂温度センサ23により検出
される風呂温度がリモコン26に設定されている風呂設
定温度よりも低いときには追い焚きを行って予め定めら
れた風呂設定温度に沸き上げる構成を有したことであ
る。この場合、水有りフラグが立っていないので、湯張
り制御部30は前記したように注湯動作から開始するこ
とになる。
【0045】また、追い焚き制御部33は、追い焚きの
指令が発せられた後の上記水有りフラグが立っているか
否かの判断によって水有りフラグが立っていることを検
知したときには、前述したように循環ポンプ8を駆動さ
せ浴槽水を追い焚き循環通路11を通して循環させると
共に、風呂温度センサ23により検出される風呂温度が
リモコン26に設定されている風呂設定温度よりも低い
ときには追い焚きバーナ16を燃焼させて追い焚き熱交
換器2の通水の追い焚きを行って風呂設定温度まで風呂
温度を高める。
【0046】この実施形態例によれば、凍結防止機能作
動条件が満たされたときに水有りフラグが立っていると
きにのみ、循環ポンプ凍結防止駆動制御部36により循
環ポンプ8の駆動が開始されるので、追い焚き循環通路
11内に水が無く追い焚き循環通路11の滞留水の凍結
の虞がないのに凍結防止運転により循環ポンプ8が駆動
されるという無駄な循環ポンプ8の駆動を省くことがで
きる。また、浴槽6内の水位が循環金具27の配設位置
よりも低くて追い焚き循環通路11内に水が無い状態で
凍結防止運転により循環ポンプ8が駆動され循環ポンプ
8が空運転してしまうのをほぼ回避することができる。
【0047】従来では、凍結防止機能作動条件が満たさ
れる度に追い焚き循環通路11内の滞留水の有無に拘ら
ず循環ポンプ8が駆動されることから、例えば、冬季の
夜間に、追い焚き循環通路11内の滞留水が凍結する程
度に気温が低下しているときには、追い焚き循環通路1
1内の滞留水の有無に拘らず凍結防止運転による循環ポ
ンプ8の駆動は短時間間隔で断続的に多数行われること
になるが、夜間に、浴槽6の水位が循環金具27の配設
位置よりも低く追い焚き循環通路11内に滞留水が無い
状態が継続される場合には、追い焚き循環通路11内に
滞留水が無いのに前記凍結防止機能作動条件が満たされ
る度に循環ポンプ8が駆動し循環ポンプ8は空運転して
しまい、その空運転は一晩の間に多数行われることにな
る。このように、空運転が度重なると循環ポンプ8が故
障し易くなるという問題が発生する。
【0048】これに対して、この実施形態例では、上記
の如く循環ポンプ8の空運転をほぼ回避することができ
るので、空運転が度重なり循環ポンプ8が故障し易くな
るという問題を回避することができる。
【0049】また、水有りフラグが立っていない状態
で、つまり、追い焚き循環通路11内に湯水が無いと判
断された後に湯張り制御部30により湯張り運転が開始
されるときには、循環ポンプ8と水流スイッチ24を利
用した追い焚き循環通路11内の循環水流の有無判断動
作を省略し注湯動作から開始するので、湯張り運転の開
始時に循環ポンプ8が空運転をすることを回避すること
ができ、循環ポンプ8の空運転に起因した上記循環ポン
プ8の故障の問題をより一層回避することができる。さ
らに、上記の如く、水有りフラグが立っているときに
は、循環ポンプ8と水流スイッチ24を利用した追い焚
き循環通路11内の湯水の有無判断動作を省略し注湯動
作から湯張り運転を開始するので、上記追い焚き循環通
路11内の循環水流の有無判断動作を省略した分、浴槽
設定水位まで湯を張るのに要する時間の短縮を図ること
ができる。
【0050】さらに、水有りフラグが立っていることを
確認して凍結防止運転による循環ポンプ8の駆動を開始
したのにも拘らず、循環ポンプ8の駆動による追い焚き
循環通路11の循環水流を検出することができなかった
ときには、このことによって、水有りフラグが立てられ
てから凍結防止運転により循環ポンプ8が駆動されるま
での間に浴槽水の排水等により追い焚き循環通路11内
の湯水が無くなってしまったことを検知することがで
き、このように、追い焚き循環通路11に水が無いこと
を検知したときに、水無し判断部35により水有りフラ
グが倒されることから、それ以降、湯張り運転等によっ
て浴槽6内に湯水が張られて追い焚き循環通路11内に
湯水が満たされるまで、凍結防止運転による循環ポンプ
8の駆動を停止させることができ、上記したような循環
ポンプ8の無駄な空運転が繰り返されるのを防止するこ
とができる。
【0051】なお、この発明は上記実施形態例に限定さ
れるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例え
ば、上記実施形態例では、水有り条件として2つの条件
が与えられていたが、例えば、湯張り運転以外に湯張り
制御弁13を開弁して給湯熱交換器1により加熱された
湯又は給湯熱交換器1により加熱されていない水を湯張
り制御弁13を通して追い焚き循環通路11に流れ込ま
せる注湯(注水)運転を行う機能を備えている場合に
は、第3の条件として、上記注湯(注水)運転により湯
張り制御弁13が開弁されて湯張り制御弁13を通して
追い焚き循環通路11に上記追い焚き循環通路湯水充填
量以上の湯又は水が流れ込んだという条件を水有り条件
として与えておいてもよい。また、それ以外に、追い焚
き循環通路11内に水が有ることを判断することができ
る条件を水有り条件として与えてもよい。
【0052】また、上記実施形態例では、水有り判断部
32は、湯張り制御弁13の開弁中に湯張り制御弁13
を通って追い焚き循環通路11に流れ込んだ注湯量を注
湯量検出部31により検出し、この検出注湯量が前記追
い焚き循環通路湯水充填量以上であるときに水有り条件
を満たしたと検知し、つまり、追い焚き循環通路11内
に湯水が有ると判断して水有り信号を出力し水有りフラ
グを立っていたが、湯張り制御弁13を開弁してから上
記追い焚き循環通路湯水充填量を給湯熱交換器1から追
い焚き循環通路11に流れ込ませるのに要する時間を実
験や演算等により予め求め、この求めた時間を循環通路
湯水充填時間として与えておき、水有り判断部32は湯
張り制御弁13が開弁してからの開弁時間が上記循環通
路湯水充填時間以上となったときには追い焚き循環通路
11内に湯水が有ると判断して、水有り信号を出力し水
有りフラグを立てるようにしてもよい。
【0053】さらに、上記実施形態例では、風呂温度セ
ンサ23により検出される温度が設定の滞留水下限温度
以下であり、かつ、外気温センサ28により検出される
温度が設定の外気下限温度以下であることを凍結防止機
能作動条件としていたが、凍結防止機能作動条件は、上
記以外の条件を凍結防止機能作動条件としてもよく、例
えば、外気温センサ28により検出された外気温が設定
の外気下限温度以下であることのみを凍結防止機能作動
条件としてもよいし、風呂温度センサ23により検出さ
れる温度が設定の滞留水下限温度以下であることのみを
凍結防止機能作動条件としてもよい。
【0054】さらに、上記実施形態例では、図2に示す
給湯機能付き風呂装置を例にして説明したが、図2に示
す給湯機能付き風呂装置以外の凍結防止機能を備えた風
呂装置にもこの発明は適用することができる。例えば、
上記図2に示す給湯機能付き風呂装置は、給湯熱交換器
1と追い焚き熱交換器2にそれぞれ対応する別個のバー
ナ15,16が設けられている二缶二水路タイプのもの
であったが、給湯熱交換器1と追い焚き熱交換器2が一
体的に形成され、該一体化した熱交換器1,2を共通に
燃焼加熱するバーナが設けられている一缶二水路タイプ
のものにもこの発明は適用することができる。
【0055】また、図2に示す風呂装置は給湯機能付き
のものであったが、給湯機能がついていない、例えば、
追い焚き機能と凍結防止機能を有した風呂装置にも、こ
の発明は適用することができる。この場合、例えば、水
有り判断部32は、追い焚き制御部33により循環ポン
プ8が駆動されたときに該循環ポンプ8の駆動による追
い焚き循環通路11の循環水流を水流スイッチ24によ
り検出されたときには水有り信号を出力してデータ格納
部37に水有りフラグを立て、凍結防止運転制御部34
は凍結防止機能作動条件が満たされたときに水有りフラ
グが立てられているときにのみ、ポンプ駆動指令を循環
ポンプ凍結防止駆動制御部36に発して、循環ポンプ凍
結防止駆動制御部36により循環ポンプ8を駆動させる
ようにしてもよい。
【0056】さらに、図2に示す風呂装置の例では、給
湯熱交換器1と給湯バーナ15により給湯熱源器が、ま
た、追い焚き熱交換器2と追い焚きバーナ16により追
い焚き熱源器がそれぞれ形成されていたが、上記給湯熱
源器、追い焚き熱源器はそれぞれ電気ヒータ等により構
成してもよい。
【0057】
【発明の効果】この発明によれば、予め定めた追い焚き
循環通路内の水有り条件を満たしたことを検知したとき
に追い焚き循環通路内に湯水が有ることを示す水有りフ
ラグを立てる水有り判断部と、循環ポンプの停止中に凍
結防止機能作動条件を満たしたときには上記水有りフラ
グが立っているときにのみ循環ポンプを駆動する循環ポ
ンプ凍結防止駆動制御部とが設けられているので、水有
り判断部により追い焚き循環通路内に湯水が有ると判断
された以降に凍結防止機能作動条件を満たしたときにの
み凍結防止運転による循環ポンプの駆動を開始すること
になり、追い焚き循環通路内に湯水が無く追い焚き循環
通路内の滞留水の凍結の虞がないのに循環ポンプを駆動
するという無駄な循環ポンプの駆動を省くことができ
る。
【0058】また、追い焚き循環通路に滞留水が無いの
に凍結防止運転により循環ポンプが駆動されて循環ポン
プが空運転してしまうのをほぼ回避することができる。
このように、凍結防止運転による循環ポンプの空運転を
回避することができるので、循環ポンプの空運転が度重
なることにより循環ポンプが故障し易くなるという問題
を殆ど防止することが可能となる。
【0059】さらに、水有りフラグが立っていることを
確認して凍結防止運転による循環ポンプの駆動を開始し
たのにも拘らず、循環ポンプの駆動による追い焚き循環
通路の循環水流を循環水流検出手段により検出すること
ができなかったときには上記水有りフラグを倒す水無し
判断部が設けられているので、水無し判断部により水有
りフラグが倒された以降、水有り判断部により水有りフ
ラグが立てられるまで、凍結防止運転による循環ポンプ
の駆動を行わせないことができ、凍結防止運転による循
環ポンプの無駄な空運転が繰り返されるのを回避するこ
とができる。
【0060】湯張り開始指令が発せられたときに水有り
フラグが立っていないときには循環ポンプと循環水流検
出手段を利用した追い焚き循環通路内の循環水流の有無
の判断動作を行わずに、給湯熱源器により加熱された湯
を湯張り通路から浴槽に落とし込む湯張り制御部を備え
たものにあっては、水無し判断部により浴槽に湯水が無
く追い焚き循環通路内に湯水が無いと判断された以降に
湯張り運転が開始されるときには、注湯動作から行われ
るので、追い焚き循環通路内に湯水が無いのに湯張り運
転開始時の循環ポンプが駆動されるという無駄な空運転
を回避することができる。また、上記の如く上記循環ポ
ンプと循環水流検出手段を利用した追い焚き循環通路の
循環水流の有無判断を省略した場合には、上記追い焚き
循環通路の循環水流の有無判断を省略した分、予め定め
られた浴槽設定水位までに湯を張るのに要する時間の短
縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る実施形態例において特徴的な制
御構成を示すブロック図である。
【図2】給湯機能付き風呂装置の一例を示すモデル図で
ある。
【図3】湯張り運転制御の動作の一例を示すフローチャ
ートである。
【符号の説明】
1 給湯熱交換器 2 追い焚き熱交換器 4 給湯通路 6 浴槽 8 循環ポンプ 11 追い焚き循環通路 12 注湯通路 15 給湯バーナ 16 追い焚きバーナ 24 水流スイッチ 30 湯張り制御部 32 水有り判断部 33 追い焚き制御部 34 凍結防止運転制御部 35 水無し判断部 36 循環ポンプ凍結防止駆動制御部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 循環ポンプの駆動により追い焚き循環通
    路を介して供給された浴槽水を加熱して浴槽水の追い焚
    きを行う追い焚き熱源器と、上記循環ポンプの駆動によ
    る追い焚き循環通路内の循環水流を検出する循環水流検
    出手段とが設けられており、循環ポンプの駆動により供
    給された浴槽水を追い焚き熱源器により加熱して追い焚
    きを行う追い焚き機能と、循環ポンプの停止中に予め定
    められた凍結防止機能作動条件を満たしたときに循環ポ
    ンプを駆動させて追い焚き循環通路内の水を流動させ追
    い焚き循環通路内の水の凍結を防止する凍結防止機能と
    を備えた風呂装置において、予め与えられた追い焚き循
    環通路内の水有り条件を満たしたことを検知したときに
    追い焚き循環通路内に湯水が有ることを示す水有りフラ
    グを立てる水有り判断部と;循環ポンプの停止中に上記
    凍結防止機能作動条件を満たしたときには上記水有りフ
    ラグが立っているときのみ循環ポンプを駆動する循環ポ
    ンプ凍結防止駆動制御部と;上記水有りフラグが立って
    いることを確認して上記循環ポンプ凍結防止駆動制御部
    により循環ポンプの駆動が開始されたのにも拘らず、循
    環ポンプの駆動による追い焚き循環通路内の循環水流を
    上記循環水流検出手段により検出することができなかっ
    たときには上記水有りフラグを倒す水無し判断部と;が
    設けられていることを特徴した風呂装置。
  2. 【請求項2】 水有り判断部は、追い焚き時の循環ポン
    プの駆動による追い焚き循環通路の循環水流が循環水流
    検出手段により検出されたときに水有り条件を満たした
    と検知して追い焚き循環通路内に湯水が有ることを示す
    水有りフラグを立てることを特徴とした請求項1記載の
    風呂装置。
  3. 【請求項3】 循環ポンプの駆動により追い焚き循環通
    路を介して供給された浴槽水を加熱して浴槽水の追い焚
    きを行う追い焚き熱源器と、上記循環ポンプの駆動によ
    る追い焚き循環通路内の循環水流を検出する循環水流検
    出手段と、給水通路を介し供給された水を加熱して湯を
    作り出す給湯熱源器と、該給湯熱源器により加熱された
    湯水を上記追い焚き循環通路を通して浴槽に落とし込む
    ための湯張り通路とが設けられており、上記循環ポンプ
    を駆動して上記循環水流検出手段によって追い焚き循環
    通路内の循環水流の有無を判断してから給湯熱源器によ
    り作られた湯を上記湯張り通路を通して浴槽に落とし込
    む湯張り機能と、上記循環ポンプの停止中に予め定めら
    れた凍結防止機能作動条件を満たしたときに循環ポンプ
    を駆動させて追い焚き循環通路内の水を流動させ追い焚
    き循環通路内の水の凍結を防止する凍結防止機能とを備
    えた風呂装置において、予め定められた追い焚き循環通
    路内の水有り条件を満たしたことを検知したときに追い
    焚き循環通路内の湯水が有ることを示す水有りフラグを
    立てる水有り判断部と;循環ポンプの停止中に上記凍結
    防止機能作動条件を満たしたときには上記水有りフラグ
    が立っているときのみ循環ポンプを駆動する循環ポンプ
    凍結防止駆動制御部と;上記水有りフラグが立っている
    ことを確認して上記循環ポンプ凍結防止駆動制御部によ
    り循環ポンプの駆動が開始されたのにも拘らず、循環ポ
    ンプの駆動による追い焚き循環通路内の循環水流を上記
    循環水流検出手段により検出することができなかったと
    きには上記水有りフラグを倒す水無し判断部と;湯張り
    開始指令が発せられたときに上記水有りフラグが立って
    いないときには上記循環ポンプと循環水流検出手段を利
    用した追い焚き循環通路内の循環水流の有無の判断を行
    わずに、給湯熱源器により作られた湯を湯張り通路から
    浴槽に落とし込む湯張り制御部と;が設けられているこ
    とを特徴した風呂装置。
  4. 【請求項4】 水有り判断部は、給湯熱源器により加熱
    された湯又は給湯熱源器により加熱されていない水が給
    湯熱源器から湯張り通路に予め定めた追い焚き循環通路
    湯水充填量以上連続的に流れ出たとき、あるいは、循環
    ポンプの駆動による追い焚き循環通路の循環水流が循環
    水流検出手段により検出されたときに水有り条件を満た
    したと検知して追い焚き循環通路内に湯水が有ることを
    示す水有りフラグを立てることを特徴とした請求項3記
    載の風呂装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013181705A (ja) * 2012-03-01 2013-09-12 Corona Corp 風呂装置
CN108304006A (zh) * 2018-01-15 2018-07-20 广东耀龙金属科技有限公司 一种升降旗高度指示器的低温保护装置

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