JPH1194172A - 小口径管管台 - Google Patents
小口径管管台Info
- Publication number
- JPH1194172A JPH1194172A JP9260017A JP26001797A JPH1194172A JP H1194172 A JPH1194172 A JP H1194172A JP 9260017 A JP9260017 A JP 9260017A JP 26001797 A JP26001797 A JP 26001797A JP H1194172 A JPH1194172 A JP H1194172A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter
- pipe
- small
- relay
- wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)
- Butt Welding And Welding Of Specific Article (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ドレインが溜まらず、熱疲労の少ない小口径
管管台を提供する。 【解決手段】 一端側の外径と内径とが蒸気を取出す小
口径管３の外径Ｄ1と内径Ｄ2とにほぼ等しく形成され他
端側の外径Ｄ3と内径Ｄ4とが前記一端の外径Ｄと内径Ｄ
2よりも大きな寸法に形成された中継管１０の一端に小
口径管３の端部を突合せ溶接１５し、蒸気源１の壁面２
には中継管１０の他端側の内径Ｄ4にほぼ等しい径の孔
１３を穿設し、該孔１３と中継管１０の他端側の内径Ｄ
4の中心線Ｏとが一致するように中継管１０の他端を蒸
気源１の壁面２外側に溶接１４した。
管管台を提供する。 【解決手段】 一端側の外径と内径とが蒸気を取出す小
口径管３の外径Ｄ1と内径Ｄ2とにほぼ等しく形成され他
端側の外径Ｄ3と内径Ｄ4とが前記一端の外径Ｄと内径Ｄ
2よりも大きな寸法に形成された中継管１０の一端に小
口径管３の端部を突合せ溶接１５し、蒸気源１の壁面２
には中継管１０の他端側の内径Ｄ4にほぼ等しい径の孔
１３を穿設し、該孔１３と中継管１０の他端側の内径Ｄ
4の中心線Ｏとが一致するように中継管１０の他端を蒸
気源１の壁面２外側に溶接１４した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気源から蒸気を
取出すための小口径管を蒸気源に接続するための、小口
径管管台に関するものである。
取出すための小口径管を蒸気源に接続するための、小口
径管管台に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】発電用ボイラその他蒸気プラントの大口
径高温蒸気系統の配管、蒸気管寄せ、蒸気溜め等の蒸気
源に小口径管を接続し、蒸気源から蒸気を取り出すこと
が行われている。
径高温蒸気系統の配管、蒸気管寄せ、蒸気溜め等の蒸気
源に小口径管を接続し、蒸気源から蒸気を取り出すこと
が行われている。
【０００３】蒸気を取り出す小口径管を蒸気源に接続す
るために、従来から使用されている小口径管管台の一例
を図２の断面図で説明すると、１は大口径高温蒸気系統
の配管、蒸気管寄せ、蒸気溜め等の蒸気源を示してお
り、２は蒸気源１の管壁等の壁面、３は蒸気源１から蒸
気を取り出すための小口径管である。
るために、従来から使用されている小口径管管台の一例
を図２の断面図で説明すると、１は大口径高温蒸気系統
の配管、蒸気管寄せ、蒸気溜め等の蒸気源を示してお
り、２は蒸気源１の管壁等の壁面、３は蒸気源１から蒸
気を取り出すための小口径管である。
【０００４】４は短い円柱部４ａの下側に逆截頭円錐部
４ｂを形成した逆台形のブロックであって、ブロック４
の上面には、小口径管３を差し込むための凹部５が形成
されていて、凹部５の底部中心からブロック４の逆截頭
円錐部４ｂの下面には、連通孔６が穿設されている。
４ｂを形成した逆台形のブロックであって、ブロック４
の上面には、小口径管３を差し込むための凹部５が形成
されていて、凹部５の底部中心からブロック４の逆截頭
円錐部４ｂの下面には、連通孔６が穿設されている。
【０００５】蒸気源１に小口径管３を接続する際には、
壁面２に連通孔６の径とほぼ等しい径の孔７を穿設し、
孔７と連通孔６の中心線Ｏが一致するようにブロック４
の下面を壁面２の外側に当て、ブロック４の逆截頭円錐
部４ｂの下側外周と壁面２とを溶接８によって固着した
後、小口径管３の端部をブロック４の凹部５に挿入し、
ブロック４の上面と小口径管３の外面とを隅肉溶接９に
よって固着していた。
壁面２に連通孔６の径とほぼ等しい径の孔７を穿設し、
孔７と連通孔６の中心線Ｏが一致するようにブロック４
の下面を壁面２の外側に当て、ブロック４の逆截頭円錐
部４ｂの下側外周と壁面２とを溶接８によって固着した
後、小口径管３の端部をブロック４の凹部５に挿入し、
ブロック４の上面と小口径管３の外面とを隅肉溶接９に
よって固着していた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図２に示す
従来の小口径管管台では、ブロック４と小口径管３との
溶接が隅肉溶接９となっているために、小口径管３が繰
返し荷重を受けた場合に隅肉溶接９部にクラックが発生
し易いという問題を有していた。
従来の小口径管管台では、ブロック４と小口径管３との
溶接が隅肉溶接９となっているために、小口径管３が繰
返し荷重を受けた場合に隅肉溶接９部にクラックが発生
し易いという問題を有していた。
【０００７】また、凹部５の周壁と小口径管３の外周と
の間の隙間にドレインＷが溜まり、このドレインＷが連
通孔６及び孔７の壁面を伝わって蒸気源１の方に流れる
ようになる。このため、連通孔６及び孔７の壁面にも熱
疲労によるクラックが発生する問題があり、また、ブロ
ック４が大きな容積のものであるため、溶接８や隅肉溶
接９の溶接量が多く、且つ熱疲労を受け易いという問題
を有していた。
の間の隙間にドレインＷが溜まり、このドレインＷが連
通孔６及び孔７の壁面を伝わって蒸気源１の方に流れる
ようになる。このため、連通孔６及び孔７の壁面にも熱
疲労によるクラックが発生する問題があり、また、ブロ
ック４が大きな容積のものであるため、溶接８や隅肉溶
接９の溶接量が多く、且つ熱疲労を受け易いという問題
を有していた。
【０００８】更に、小口径管３を蒸気源１に接続してい
る箇所にクラックが発生してこれが進行すると、蒸気が
外部に吹き出し、人身事故やプラントの停止に発展する
危険性があるので、定期的に点検しなければならない問
題があった。
る箇所にクラックが発生してこれが進行すると、蒸気が
外部に吹き出し、人身事故やプラントの停止に発展する
危険性があるので、定期的に点検しなければならない問
題があった。
【０００９】本発明はこのような問題を解消し、ドレイ
ンが溜まらず、熱疲労が少なく、長期間無点検で使用で
きる信頼性のある小口径管管台を提供することを目的と
するものである。
ンが溜まらず、熱疲労が少なく、長期間無点検で使用で
きる信頼性のある小口径管管台を提供することを目的と
するものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は、一端側の外径
と内径とが蒸気を取出す小口径管の外径と内径とにほぼ
等しく形成され他端側の外径と内径とが前記一端の外径
と内径よりも大きな寸法に形成された中継管の前記一端
に小口径管の端部を突合せ溶接し、蒸気源の壁面には前
記中継管の他端側の内径にほぼ等しい径の孔を穿設し、
該孔と前記中継管の他端側の内径の中心線が一致するよ
うに前記中継管の他端を蒸気源の壁面外側に溶接したこ
とを特徴とする小口径管管台に係るもので、ドレインは
中継管一端側の内面から真下に滴下し、内径が大きくな
っている中継管の他端側内面と蒸気源の壁面の孔の周囲
には、ドレインは流れなくなる。
と内径とが蒸気を取出す小口径管の外径と内径とにほぼ
等しく形成され他端側の外径と内径とが前記一端の外径
と内径よりも大きな寸法に形成された中継管の前記一端
に小口径管の端部を突合せ溶接し、蒸気源の壁面には前
記中継管の他端側の内径にほぼ等しい径の孔を穿設し、
該孔と前記中継管の他端側の内径の中心線が一致するよ
うに前記中継管の他端を蒸気源の壁面外側に溶接したこ
とを特徴とする小口径管管台に係るもので、ドレインは
中継管一端側の内面から真下に滴下し、内径が大きくな
っている中継管の他端側内面と蒸気源の壁面の孔の周囲
には、ドレインは流れなくなる。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【００１２】図１は、本発明の実施の形態の一例を示す
断面図であって、図２と同一部分には同一符号を付して
ある。
断面図であって、図２と同一部分には同一符号を付して
ある。
【００１３】図１において１０は中継管で、中継管１０
の上端側の外径と内径とは、ここに接続する小口径管３
の外径Ｄ1と内径Ｄ2とにほぼ等しい寸法になっており、
中継管１０全体の肉厚も小口径管３の肉厚にほぼ等しい
厚さに作られている。
の上端側の外径と内径とは、ここに接続する小口径管３
の外径Ｄ1と内径Ｄ2とにほぼ等しい寸法になっており、
中継管１０全体の肉厚も小口径管３の肉厚にほぼ等しい
厚さに作られている。
【００１４】中継管１０の上部内壁１１は、上述したよ
うに小口径管３の内径Ｄ2にほぼ等しい寸法の径に作ら
れているが、中継管１０の内壁は上端と下端との中間で
水平に広がった後、下方へ滑らかに垂直になって、下部
内壁１２は大きな寸法になっており、中継管１０の外面
もこれに伴って上端と下端との中間から下方の径が大き
くなり、中継管１０の下端側の外径Ｄ3と内径Ｄ4とは、
小口径管３の外径Ｄ1と内径Ｄ2よりも大きな寸法になっ
ている。
うに小口径管３の内径Ｄ2にほぼ等しい寸法の径に作ら
れているが、中継管１０の内壁は上端と下端との中間で
水平に広がった後、下方へ滑らかに垂直になって、下部
内壁１２は大きな寸法になっており、中継管１０の外面
もこれに伴って上端と下端との中間から下方の径が大き
くなり、中継管１０の下端側の外径Ｄ3と内径Ｄ4とは、
小口径管３の外径Ｄ1と内径Ｄ2よりも大きな寸法になっ
ている。
【００１５】この中継管１０を使用して蒸気源１に小口
径管３を接続する際には、中継管１０の下端側の内径Ｄ
4にほぼ等しい径の孔１３を蒸気源１の壁面２に穿設
し、この孔１３と中継管１０の下端側の内径Ｄ4の中心
線Ｏとが一致するようにして中継管１０の下端を壁面２
の外側に当て、中継管１０の下端外周と壁面２とを溶接
１４によって固着する。
径管３を接続する際には、中継管１０の下端側の内径Ｄ
4にほぼ等しい径の孔１３を蒸気源１の壁面２に穿設
し、この孔１３と中継管１０の下端側の内径Ｄ4の中心
線Ｏとが一致するようにして中継管１０の下端を壁面２
の外側に当て、中継管１０の下端外周と壁面２とを溶接
１４によって固着する。
【００１６】次に、中継管１０の上端には、小口径管３
の端部を突合せ溶接１５によって固着する。このため小
口径管３の内面と中継管１０の上部内壁１１とは、１つ
の円筒内面として隙間なくつながるようになる。
の端部を突合せ溶接１５によって固着する。このため小
口径管３の内面と中継管１０の上部内壁１１とは、１つ
の円筒内面として隙間なくつながるようになる。
【００１７】図１に示す小口径管管台において、小口径
管３の内面及び中継管１０の上部内壁１１に付着したド
レインＷは、中継管１０の内壁の上端と下端との中間で
水平に広がっている箇所で内壁から離れて真っ直ぐ下に
滴下し、中継管１０の下部内壁１２及び孔１３の周囲に
ドレインＷは流れない状態になる。
管３の内面及び中継管１０の上部内壁１１に付着したド
レインＷは、中継管１０の内壁の上端と下端との中間で
水平に広がっている箇所で内壁から離れて真っ直ぐ下に
滴下し、中継管１０の下部内壁１２及び孔１３の周囲に
ドレインＷは流れない状態になる。
【００１８】このため中継管１０の下部内壁１２及び孔
１３の壁面は、ドレインＷで冷却されることがなく、熱
疲労が少なくなる。
１３の壁面は、ドレインＷで冷却されることがなく、熱
疲労が少なくなる。
【００１９】また、小口径管３の端部と中継管１０の一
端とを同等の肉厚で突合せ溶接１５としているので、こ
の溶接１５部に集中荷重が作用するのを防止することが
でき、更に中継管１０は薄肉にできるため、溶接量が少
なくて済むと共に、熱疲労を低減できる。
端とを同等の肉厚で突合せ溶接１５としているので、こ
の溶接１５部に集中荷重が作用するのを防止することが
でき、更に中継管１０は薄肉にできるため、溶接量が少
なくて済むと共に、熱疲労を低減できる。
【００２０】
【発明の効果】本発明は、小口径管の端部と中継管の一
端とを突合せ溶接しているため、この部分にドレインが
溜まる隙間がなく、また中継管の下部内面や蒸気源壁面
の孔の周囲等の温度の高い壁面にドレインが流れないの
で熱疲労が少なく、更に小口径管の端部と中継管の一端
とを同等の肉厚で突合せ溶接しているので、溶接部に集
中荷重が作用せず、中継管は薄肉にできるため溶接量が
少なくて済むと共に、熱疲労を更に低減でき、よって、
長期使用に耐える効果がある。
端とを突合せ溶接しているため、この部分にドレインが
溜まる隙間がなく、また中継管の下部内面や蒸気源壁面
の孔の周囲等の温度の高い壁面にドレインが流れないの
で熱疲労が少なく、更に小口径管の端部と中継管の一端
とを同等の肉厚で突合せ溶接しているので、溶接部に集
中荷重が作用せず、中継管は薄肉にできるため溶接量が
少なくて済むと共に、熱疲労を更に低減でき、よって、
長期使用に耐える効果がある。
【図１】本発明の実施形態の一例を示す断面図である。
【図２】従来の小口径管管台の一例を示す断面図であ
る。
る。
１ 蒸気源 ２ 壁面 ３ 小口径管 １０ 中継管 １３ 孔 １４ 溶接 １５ 突合せ溶接 Ｄ1 小口径管の外径 Ｄ2 小口径管の内径 Ｄ3 中継管の他端側の外径 Ｄ4 中継管の他端側の内径 Ｏ 中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 ＦＩ Ｆ２２Ｂ 37/22 Ｆ２２Ｂ 37/22 Ｂ
Claims (1)
- 【請求項１】 一端側の外径と内径とが蒸気を取出す小
口径管の外径と内径とにほぼ等しく形成され他端側の外
径と内径とが前記一端の外径と内径よりも大きな寸法に
形成された中継管の前記一端に小口径管の端部を突合せ
溶接し、蒸気源の壁面には前記中継管の他端側の内径に
ほぼ等しい径の孔を穿設し、該孔と前記中継管の他端側
の内径の中心線が一致するように前記中継管の他端を蒸
気源の壁面外側に溶接したことを特徴とする小口径管管
台。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9260017A JPH1194172A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 小口径管管台 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9260017A JPH1194172A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 小口径管管台 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1194172A true JPH1194172A (ja) | 1999-04-09 |
Family
ID=17342159
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9260017A Pending JPH1194172A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 小口径管管台 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1194172A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008080347A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Babcock Hitachi Kk | 管溶接構造体及び管溶接方法ならびに管溶接構造体を備えたボイラ装置 |
| JP2009056468A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 管台内面水冷方法及び栓 |
| CN104295738A (zh) * | 2014-10-31 | 2015-01-21 | 茂名重力石化机械制造有限公司 | 一种压力容器进出物料开口接管凸缘及其压力容器 |
| JP2015112642A (ja) * | 2013-12-16 | 2015-06-22 | 三菱重工業株式会社 | 配管接続方法及び配管接続構造 |
-
1997
- 1997-09-25 JP JP9260017A patent/JPH1194172A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008080347A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Babcock Hitachi Kk | 管溶接構造体及び管溶接方法ならびに管溶接構造体を備えたボイラ装置 |
| JP2009056468A (ja) * | 2007-08-30 | 2009-03-19 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 管台内面水冷方法及び栓 |
| JP2015112642A (ja) * | 2013-12-16 | 2015-06-22 | 三菱重工業株式会社 | 配管接続方法及び配管接続構造 |
| CN104295738A (zh) * | 2014-10-31 | 2015-01-21 | 茂名重力石化机械制造有限公司 | 一种压力容器进出物料开口接管凸缘及其压力容器 |
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