JPS6042214Y2 - 燃料高圧管の配管装置 - Google Patents
燃料高圧管の配管装置Info
- Publication number
- JPS6042214Y2 JPS6042214Y2 JP18282180U JP18282180U JPS6042214Y2 JP S6042214 Y2 JPS6042214 Y2 JP S6042214Y2 JP 18282180 U JP18282180 U JP 18282180U JP 18282180 U JP18282180 U JP 18282180U JP S6042214 Y2 JPS6042214 Y2 JP S6042214Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- pipe
- high pressure
- pressure pipe
- cylinder head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は主としてディーゼルエンジンの燃M噴射弁に燃
料を送り込むために用いられる燃料高圧管の配管装置(
配管構造)に関する。
料を送り込むために用いられる燃料高圧管の配管装置(
配管構造)に関する。
一般に燃料噴射ポンプから燃料噴射弁に至る燃料経路を
短くすると、安定した燃料噴射特性か得られる。
短くすると、安定した燃料噴射特性か得られる。
燃料経路を短くするために従来第1図に示すように、シ
リンダヘッド1に直線的な孔2を明け、その孔2内に炭
素鋼を切削して製造した継手3を嵌着し、継手3内にき
り加工によりきり孔4を明け、このきり孔4を介して、
燃料噴射ポンプ側の燃料高圧管5と燃料噴射弁6内とを
連通していた。
リンダヘッド1に直線的な孔2を明け、その孔2内に炭
素鋼を切削して製造した継手3を嵌着し、継手3内にき
り加工によりきり孔4を明け、このきり孔4を介して、
燃料噴射ポンプ側の燃料高圧管5と燃料噴射弁6内とを
連通していた。
ところがきり孔4はその径を2〜3mm程度に孔明は加
工しなければならず、継手3の長さがある程度(例えば
10orIvn)以上のものになると、きり加工により
孔明けすることは極めて困難となり、たとえきり孔加工
することができても多くの手間を必要としていた。
工しなければならず、継手3の長さがある程度(例えば
10orIvn)以上のものになると、きり加工により
孔明けすることは極めて困難となり、たとえきり孔加工
することができても多くの手間を必要としていた。
本考案は上記のような多くの手間のかかる小径のきり孔
加工を行うことなく、燃料噴射ポンプ側の燃料高圧管5
と噴射弁6とを、シリンダヘッド1内で直線的に連通ず
ることができる燃料高圧管の配管装置を提供することを
目的としている。
加工を行うことなく、燃料噴射ポンプ側の燃料高圧管5
と噴射弁6とを、シリンダヘッド1内で直線的に連通ず
ることができる燃料高圧管の配管装置を提供することを
目的としている。
図面に基づいて本考案を説明すると、第2図はシリンダ
ヘッド1の縦断面図であって、第1図のものと同じ部品
には第1図の番号と同じ番号を附している。
ヘッド1の縦断面図であって、第1図のものと同じ部品
には第1図の番号と同じ番号を附している。
この第2図においてパイプ状の燃料高圧管(例えば燃料
噴射ポンプ側の燃料高圧管5に採用されているような市
販パイプ製の燃料高圧管)を切断して孔2より少し長い
直線状の燃料高圧管11を作り、この燃料高圧管11の
外径と同径の孔を有する燃料高圧管保持筒12(主要部
を市販のパイプで製作してもよい)の内側に燃料高圧管
11を嵌合し、保持筒12と共に燃料高圧管11を孔2
内に挿入固着し、保持筒12先端(第2図中右端)のお
ねじ部13を燃料噴射弁6の入口のめねじ部14に螺着
している。
噴射ポンプ側の燃料高圧管5に採用されているような市
販パイプ製の燃料高圧管)を切断して孔2より少し長い
直線状の燃料高圧管11を作り、この燃料高圧管11の
外径と同径の孔を有する燃料高圧管保持筒12(主要部
を市販のパイプで製作してもよい)の内側に燃料高圧管
11を嵌合し、保持筒12と共に燃料高圧管11を孔2
内に挿入固着し、保持筒12先端(第2図中右端)のお
ねじ部13を燃料噴射弁6の入口のめねじ部14に螺着
している。
シリンダヘッド1より外側に突出している保持筒12の
頭部15にもおねじ部16が形成されており、このおね
じ部16にポンプ側の燃料高圧管5のソケット17を螺
合することにより、両燃料高圧管5,11を接続してい
る。
頭部15にもおねじ部16が形成されており、このおね
じ部16にポンプ側の燃料高圧管5のソケット17を螺
合することにより、両燃料高圧管5,11を接続してい
る。
18.19はパツキンである。第3A、第3B図は燃料
高圧管11を保持筒12に固着する手段の1例を示して
おり、第3A図は第2図のA部分の拡大図、第3B図は
第2図のB部分の拡大図である。
高圧管11を保持筒12に固着する手段の1例を示して
おり、第3A図は第2図のA部分の拡大図、第3B図は
第2図のB部分の拡大図である。
この第3A、第3B図において燃料高圧管11の両側は
保持筒12に溶着(ろう付けを含む)されており、溶接
部分21でもって燃料高圧管11の外周面と保持筒12
の内周面の間を密封状態に維持している。
保持筒12に溶着(ろう付けを含む)されており、溶接
部分21でもって燃料高圧管11の外周面と保持筒12
の内周面の間を密封状態に維持している。
上記のように燃料高圧管11の両端の部分を保持筒12
に溶接し、燃料高圧管11の外周面と保持筒12の内周
面との間を密封すると、保持筒12の耐圧強度に特別の
注意を払う必要がなくなり、好都合である。
に溶接し、燃料高圧管11の外周面と保持筒12の内周
面との間を密封すると、保持筒12の耐圧強度に特別の
注意を払う必要がなくなり、好都合である。
燃料噴射ポンプから送られてくる燃料はポンプ側の燃料
高圧管5から保持筒12内の燃料高圧管11内に入り、
直線的な燃料高圧管11内の通路20を通って燃料噴射
弁6内に至り、噴射弁6のノズル部6aから燃焼室内に
噴射される。
高圧管5から保持筒12内の燃料高圧管11内に入り、
直線的な燃料高圧管11内の通路20を通って燃料噴射
弁6内に至り、噴射弁6のノズル部6aから燃焼室内に
噴射される。
以上説明したように本考案によると:
(1)パイプ製の燃料高圧管11を保持筒12の内側に
嵌合して、保持筒12を介して燃料高圧管11をシリン
ダヘッド1内に嵌着しているので、第1図のような小径
のきり孔加工をする必要が全くなくなり、従って保持筒
12等配管装置の製造加工作業が極めて簡単になる。
嵌合して、保持筒12を介して燃料高圧管11をシリン
ダヘッド1内に嵌着しているので、第1図のような小径
のきり孔加工をする必要が全くなくなり、従って保持筒
12等配管装置の製造加工作業が極めて簡単になる。
詳しく説明すると本考案は、エンジンの高圧燃料供給用
高圧管11の配管装置に関するものであり、そのような
高圧管としてはきり孔程度の内径(2〜3mm)の通路
20を備える必要がある。
高圧管11の配管装置に関するものであり、そのような
高圧管としてはきり孔程度の内径(2〜3mm)の通路
20を備える必要がある。
そのような細い内径を有するパイプ製の燃料高圧管を利
用することにより、きり孔加工の手間を省き、製造加工
を容易にし、しかも保持筒12内に嵌合し溶着すること
により強度を保持できるようにしているのである。
用することにより、きり孔加工の手間を省き、製造加工
を容易にし、しかも保持筒12内に嵌合し溶着すること
により強度を保持できるようにしているのである。
(2)ポンプ側の燃料高圧管5から噴射弁6に至るまで
、燃料はシリンダヘッド1内(即ち保持筒12に支持さ
れた燃料高圧管11内)を直線的に通過するので、シリ
ンダヘッド1の外側を迂回して噴射弁6に燃料を送り込
むような配管装置に比べて燃料輸送経路が短く、燃料噴
射特性が安定する。
、燃料はシリンダヘッド1内(即ち保持筒12に支持さ
れた燃料高圧管11内)を直線的に通過するので、シリ
ンダヘッド1の外側を迂回して噴射弁6に燃料を送り込
むような配管装置に比べて燃料輸送経路が短く、燃料噴
射特性が安定する。
(3)保持筒12の内径と燃料高圧管11の外径とを略
同径に形成腰燃料高圧管11を保持筒12内に挿入して
燃料高圧管11の両端部を保持筒12に溶着しすること
により、高圧管11の外周面と保持筒12の内周面の間
を密封状態に保持しているので、保持筒12の耐圧強度
を特別に高くしなくても、高圧管11の外周を保持筒1
2によって確実に補強することができる。
同径に形成腰燃料高圧管11を保持筒12内に挿入して
燃料高圧管11の両端部を保持筒12に溶着しすること
により、高圧管11の外周面と保持筒12の内周面の間
を密封状態に保持しているので、保持筒12の耐圧強度
を特別に高くしなくても、高圧管11の外周を保持筒1
2によって確実に補強することができる。
(4)直線状の保持筒12の内側に直線状の高圧管11
を嵌合し、燃料高圧管11のシリンダヘッド外の端部を
それとは別体の噴射ポンプ側燃料高圧管15に接続して
いるので、例えば高圧管11が噴射ポンプ側燃料高圧管
15に一体に連続している場合に比べ、燃料高圧管11
の孔2内への挿入作業が容易である。
を嵌合し、燃料高圧管11のシリンダヘッド外の端部を
それとは別体の噴射ポンプ側燃料高圧管15に接続して
いるので、例えば高圧管11が噴射ポンプ側燃料高圧管
15に一体に連続している場合に比べ、燃料高圧管11
の孔2内への挿入作業が容易である。
(5)保持筒12の内径と高圧管11の外径を略同じに
し、両者の両端部を溶着して高圧管11の外周面と保持
筒12の内周面を密封状態にしているので、両者を直接
溶着でき、特別の溶着用介在部材を用いる必要がなく、
部品点数を節約できる。
し、両者の両端部を溶着して高圧管11の外周面と保持
筒12の内周面を密封状態にしているので、両者を直接
溶着でき、特別の溶着用介在部材を用いる必要がなく、
部品点数を節約できる。
しかも高圧管11の外周面と保持筒12の内周面の密封
状態を良好に保持できる。
状態を良好に保持できる。
第1図は従来例を示すシリンダヘッドの縦断面図、第2
図は本考案による配管装置を備えたシリンダヘッドの縦
断面図、第3A、第3B図、は第2図の部分拡大図であ
る。 1・・・・・・シリンダヘッド、2・・・・・・孔、5
・・・・・・ポンプ側燃料高圧管、6・・・・・・燃料
噴射弁、11・・・・・・燃料高圧管、12・・・・・
・燃料高圧管保持筒。
図は本考案による配管装置を備えたシリンダヘッドの縦
断面図、第3A、第3B図、は第2図の部分拡大図であ
る。 1・・・・・・シリンダヘッド、2・・・・・・孔、5
・・・・・・ポンプ側燃料高圧管、6・・・・・・燃料
噴射弁、11・・・・・・燃料高圧管、12・・・・・
・燃料高圧管保持筒。
Claims (1)
- シリンダヘッド1内の燃料噴射弁の入口からシリンダヘ
ッド1外部までシリンダヘッド1を直線的に貫通する孔
2を設け、直線状の燃料高圧管保持筒12の内側に、該
保持筒12の内径と略同じ外径を有すると共にきり孔程
度の細い内径を有する直線状のパイプ製燃料高圧管11
を嵌合し、燃料高圧管11の両端部を保持筒12の両端
部に直接溶着して高圧管11の外周面と保持筒12の内
周面の間を密封状態に維持し、保持筒12を上記孔2内
に嵌着し、燃料高圧管11のシリンダヘッド1外部の端
部を燃料噴射ポンプ側の燃料高圧管5に接続腰保持筒1
2内の燃料高圧管11のシリフタヘッド1内側の端部を
燃料噴射弁に接続したことを特徴とする燃料高圧管の配
管装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18282180U JPS6042214Y2 (ja) | 1980-12-18 | 1980-12-18 | 燃料高圧管の配管装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18282180U JPS6042214Y2 (ja) | 1980-12-18 | 1980-12-18 | 燃料高圧管の配管装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57107844U JPS57107844U (ja) | 1982-07-03 |
JPS6042214Y2 true JPS6042214Y2 (ja) | 1985-12-24 |
Family
ID=29981529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18282180U Expired JPS6042214Y2 (ja) | 1980-12-18 | 1980-12-18 | 燃料高圧管の配管装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6042214Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59123662U (ja) * | 1983-02-08 | 1984-08-20 | ヤンマーディーゼル株式会社 | 燃料噴射弁の燃料高圧管接続構造 |
JP2584975B2 (ja) * | 1986-07-03 | 1997-02-26 | ヤンマーディーゼル株式会社 | 内燃機関のシリンダヘツド |
-
1980
- 1980-12-18 JP JP18282180U patent/JPS6042214Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57107844U (ja) | 1982-07-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4032383B2 (ja) | 燃料レール及び燃料レール用主管並びにこれらの製造方法 | |
US6929288B2 (en) | Connecting structure of branch connector in fuel pressure accumulating container | |
JP2001295723A (ja) | 蓄圧式燃料噴射装置 | |
US7350507B2 (en) | Fuel injector assembly and method of mounting the same | |
JP2007016668A (ja) | 直噴ガソリンエンジン用燃料レール | |
JPS6042214Y2 (ja) | 燃料高圧管の配管装置 | |
CA1289428C (en) | Interference connection between a fluid and a fluid injector | |
JP2000320426A (ja) | ディーゼル機関用高圧燃料噴射管 | |
US4876780A (en) | Double wall vacuum tubing and method of manufacture | |
US10260469B2 (en) | Fuel distributor rail and method for manufacturing same | |
US11585305B2 (en) | Monolithic fuel rail structure and method of manufacture | |
CN107795721B (zh) | 全焊接球阀的阀杆颈部插入式焊接结构和制造方法 | |
JPS59200062A (ja) | 燃料噴射装置 | |
JP2013072416A (ja) | フューエルデリバリパイプ | |
US20080217911A1 (en) | One-piece elbow hydraulic fitting designed for electric arc stud welding | |
JP3880925B2 (ja) | コモンレールおよびその製造方法 | |
JPH0735187Y2 (ja) | 穿孔用二重管とシャンクロッドの連結装置 | |
NO974398L (no) | Påsveisingssadel av plast for fremstilling av en forgreningstilslutning på et plaströr | |
JP2873975B2 (ja) | フユーエルデリバリパイプとその製造方法 | |
JP3842222B2 (ja) | コモンレールの製造方法 | |
JPH10220320A (ja) | コモンレール | |
JPS6242228Y2 (ja) | ||
JP2599652B2 (ja) | 高圧燃料多岐管における分岐枝管の接続構造 | |
JPS5924972U (ja) | 燃料噴射管の燃料漏出検知装置 | |
JP3367215B2 (ja) | 燃料噴射ノズル及びその組立方法 |