JPH1193667A - エンジンのラジエーターを含むクーリング系統に対し、クーラントの新液圧入と廃液の放出と抜気とを同時に行うようにしたラジエーターキャップ構造 - Google Patents

エンジンのラジエーターを含むクーリング系統に対し、クーラントの新液圧入と廃液の放出と抜気とを同時に行うようにしたラジエーターキャップ構造

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JPH1193667A
JPH1193667A JP27499097A JP27499097A JPH1193667A JP H1193667 A JPH1193667 A JP H1193667A JP 27499097 A JP27499097 A JP 27499097A JP 27499097 A JP27499097 A JP 27499097A JP H1193667 A JPH1193667 A JP H1193667A
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JP
Japan
Prior art keywords
coolant
radiator
engine
hose
air
Prior art date
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Pending
Application number
JP27499097A
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English (en)
Inventor
Mikio Hayashi
三木男 林
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HAYASHI SEIKO KK
Original Assignee
HAYASHI SEIKO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 エンジンとラジエーターを含むクーリング系
統に対し、新しいクーラントを圧入しながら古いクーラ
ントを放出し同時にエアーを抜気する。 【解決手段】 アッパーホース21とロアホース18で
連結した機構においてラジエーター17の開口部にキャ
ップを取り付け、クーラントをホースによって注液管1
に導き、下端からラジエーターを注入する。ラジエータ
ー内のクーラントに圧力をかけ、その一部は排液管3内
側の排水室6から廃液タンクに放流する。これと平行
し、エンジン内のクーラントはウオータポンプによって
サーモスタット、アッパーホース、ロアホース等の順に
回流する。その間、クーラントは潜在するエアを連行
し、且つ加熱され軽比重となる。軽比重となったクーラ
ントの一部はラジエーター上端の排液室の周辺に滞留す
る。従ってこの部分のクーラントから優先的に排出され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】自動車のサービスに於いてエ
ンジンのクーラント系統に潜在するエアーの抜気は非常
に難しくサービス上のネックとなっていた。これを解決
するために色々の工夫がなされている様であるが、未だ
完全な方法が見いだされていない実情にある。本発明は
この問題を解決するためになされた発明である。
【0002】
【従来の技術】
(その1)図5に示すごとく、ラジエータ17のフイラ
キヤップ24の中心部を打ち抜きそこにパイプ25を取
り付け、ホース26を介し、倒立したクーラントポット
27と連結する。こうした状態でエンジンを始動する
時、エンジン15内のクーラントはウオーターポンプ1
9とサーモスタット20を通り更にアッパーホース21
及びロアホース18を経由して矢印28及び矢印29の
ごとく巡回する。この時クーラントはエンジン内に潜在
するエアーを伴い、且つエンジンに加熱されて軽くな
る、したがってラジエーターの上部にはエアーをふくん
だクーラントが集まる事となる。続いてここに集まった
クーラントはエアーを吐き出してエアーの球28’を作
り、これがホース26を経由してクーラントポット27
内に浮き上がる。このようにしてエアーとクーラントが
入れ替わる。しかしこの現象は非常に緩慢であり、作業
を終了するまでには極めて長時間のエンジン回転を必要
とする。従ってこの方法は極めて非能率な欠点をもって
いた。
【0003】(その2)図6に示す如くバキュームホー
ス31の一端をラジエーター17の入口に接触させ、他
の一端をバキュームタンク32の中のクーラント33の
中にいれておく、こうした状態でバキュームポンプ30
を始動する。そうすればラジエーターを含むクーリング
系統の内部に負圧をあたえ、クーラントやエアー等を吸
い出す。しかる後、バキュームポンプ30の回転を停止
すれば、バキュームホース31を経由してクーラント3
3がラジエーター17の内部に吸い込まれる。こうした
操作を繰り返すことによってクーリング系統に残留する
エアーを確実に除去しようとする装置である。しかし、
この操作による場合、エンジン内部の隅に貼りついたエ
アーは単に伸び縮みを繰り返すだけであり、これを外部
にまで引き出すことはできない。したがってこの方法を
持って残留エアーを確実に除去することは極めて難し
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図1及び図3に示すご
とく、ラジエーター17とエンジン15を結ぶクーリン
グ系統をひとつの密閉体としたとき、一つの入口からク
ーラントを注入しようとすれば、内部に残留するエアー
を気泡として浮かび上がらせながら静かに注入するほか
ない。更に又従来の技術その2の如くクーリング系統内
にバキュームをかけても奥の方に残留しているエアーを
入口まで引出すことは至難の業である。このようにクー
リングの注入と抜気は極めて非能率且つ至難な作業であ
る。こうした問題点を解決して上記の作業を能率的なら
しめようとするのが本発明の課題である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では図1のごとき
ラジエーターキャップを作り中心部に設けた注液管1を
通じてラジエーター17の中腹部に新クーラントを圧入
し、且つ押し出される旧クーラントは排液室6を経由し
て矢印23の如く廃液タンク23’(図4)の内部に放
流するようにした。これと同時にエンジン15内のウオ
ーターポンプ19に因るクーラント回流は矢印18’及
び21’及び22のごとく巡回し、且つその途中におい
てエンジン内に残留するエアーを連行し、且つエンジン
に加熱されて軽比重となり、クーラントの上層部となっ
て排液室6の周辺に集まる。したがってここから矢印2
3のごとく廃液タンク23’の内部に排出されることと
なる。このようにして新クーラントをクーラントポンプ
2に因ってラジエーター17内に圧入し同時に混気した
旧クーラントを廃液タンク23’に排出するようにし
た。本発明はこのような手段をもって課題を解決した。
【0006】
【作用】図1、図3、図4に示す配管の下でクーラント
ポンプ2を始動すれば注液管1を経由し、ラジエーター
の中腹に対し、約2気圧の新クーラントを注入する。従
ってこれと引換えにラジエーター17内のクーラントは
その分だけ外部に排出されることとなる。これとは別
に、エンジン15内のクーラントはウオーターポンプ1
9に押されて矢印21’、矢印22及び矢印18’の如
く回流する。更にこの回流は途中においてエンジン内に
残留するエアーを道づれとし且つまたエンジンで加熱さ
れて軽比重となる。更に軽比重となった部分は回流の中
の上層に矢印22’の如く浮き上がる。またこの浮き上
がった部分はラジエーター17の上面に集結することと
なり、これが優先的に排液室6から押し出され、廃液タ
ンク23’に放流されることになる。このようにして新
しいクーラントがラジエーター内に注入され同時にエア
ーを含んで軽くなったクーラントは排液室6を経由して
廃液タンク23’内に放流される。このような作用を繰
り返しつつ、新クーラントの注入と旧クーラントの排出
と排気を同時に且つ連続的に行う。更に又、抜気のみを
目的とし、クーラントの入替を必要としない時は排出ホ
ースをクーラントタンク14に連結変更しその上でエン
ジン15とクーラントポンプ2を回転させる。
【0007】
【発明の効果】作用の欄で説明した如く本発明の実施に
よれば、クーラントの入替作業と排気作業を極めて清潔
にして且つスピーディーに行うことができ、自動車のサ
ービス市場に大きな進歩をもたらしたものと言える。
【図面の簡単な説明】
【図1】ラジエーターの縦断面図
【図2】図1のAーA断面図
【図3】エンジンの縦断面図
【図4】廃液タンクとクーラントタンクの縦断面図
【図5】従来の装置その1
【図6】従来の装置その2
【符号の説明】
1 注液管 1’ 矢印 2 クーラントポンプ 3 排液管 4 ゴム筒 5 ナット 6 排液室 7 ゴム板 8 押し板 9 ラジエーターの開口シール面 10 ナット 11 ハンガー 12 ハンガー 13 排液支管 14 クーラントタンク 15 エンジンのボデー 16 矢印 17 ラジエーターのボデー 17’ ラジエーターコアー 18 ロアホース 18’ 矢印 19 ウオータポンプ 20 サーモスタット 21 アッパーホース 21’ 矢印 22 矢印 22’ 矢印 23 矢印 23’ 廃液タンク 24 フイラーキャップ 25 パイプ 26 ホース 27 クーラントポット 28 矢印 28’ エアーの球 29 矢印 30 バキュウムポンプ 31 バキュウムホース 32 バキュウムタンク 33 クーラント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車用ラジエーターのキャップ機構に
    おいて、注液管(1)を中心部において縦貫し、かつ上
    端はホース(16)を介してクーラントポンプ(2)と
    連通する。更に下端はラジエーターコアー(17’)に
    接近するまで長く伸ばし、クーラントの新液を矢印1’
    の如く注入する。次に注液管(1)の外側には排液管
    (3)を設け、ゴム筒(4)およびナット(5)を配置
    して排液室(6)を設ける。また排液管(3)の下端に
    はゴム板(7)と押し板(8)を配置してラジエーター
    の開口面(9)と接触させ、ナット(10)及びハンガ
    ー(11)及びハンガー(12)等を介して強く押しつ
    ける。更に排液管(3)の中腹部には排液支管(13)
    を配置し、ホースをもって廃液タンク(23’)の内部
    上面と連結する。このようにしてエンジンとラジエータ
    ーを含むクーリング系統に対し、クーラント新液の圧入
    と廃液の放出と抜気を同時に行うようにしたラジエータ
    ーキャップ構造。
  2. 【請求項2】 エンジンを暖気した後、図1、図3及び
    図4のごとくパイプ接続した状態でエンジン(15)と
    クーラントポンプ(2)の両者を回転させる。こうすれ
    ばクーラント新液は矢印(16)のごとく注水管(1)
    に圧入され、その下端からラジエーター(17)の中腹
    部に放出される。そこでラジエーター内に溜まっていた
    従来のクーラントは送り出され、排液室(6)を経由し
    矢印(23)のごとく廃液タンク(23’)の内部に放
    流される事となる。これと平行してエンジン内のクーラ
    ントはウオーターポンプ(19)の作動によってサーモ
    スタット(20)及びアッパホース(21)及びロアホ
    ース(18)等の順路を回流する。この際、回流するク
    ーラントは途中でエンジン内に潜在するエアーを道ずれ
    とし且つエンジンによって加熱され、軽比重となる。従
    ってそうなった部分は矢印(22’)の如くクーラント
    の上層に浮上してラジエーター内の上端に集まる。そこ
    でここに位置する排液室(6)から優先的に排出されて
    廃液タンク(23’)内に放流される事となる。この様
    にしてクーラントの入替と抜気とを同時並行的に行う様
    に構成したクーラントキャップ構造。
JP27499097A 1997-09-24 1997-09-24 エンジンのラジエーターを含むクーリング系統に対し、クーラントの新液圧入と廃液の放出と抜気とを同時に行うようにしたラジエーターキャップ構造 Pending JPH1193667A (ja)

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