JPH1192362A - 貼付剤 - Google Patents
貼付剤Info
- Publication number
- JPH1192362A JPH1192362A JP29932597A JP29932597A JPH1192362A JP H1192362 A JPH1192362 A JP H1192362A JP 29932597 A JP29932597 A JP 29932597A JP 29932597 A JP29932597 A JP 29932597A JP H1192362 A JPH1192362 A JP H1192362A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- patch
- support
- adhesive layer
- hot spring
- spring
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 身体疾患の治癒や精神的なリラックスや自律
神経の安定等を促す温泉効果を、日常的な生活活動を一
時中断することなしに容易に得ることを可能とする貼付
剤を得る。また、本貼付剤を他人から見える人体部位に
使用する場合に対応して、ファッション性に優れた貼付
剤を得る。 【解決手段】 少なくとも扁平形状の支持体1に粘着層
2を積層して構成される貼付剤において、粘着層2に温
泉効果を発現する温泉含有成分と同様の物質を含有させ
る。また、支持体の表面には、少なくとも図柄又は絵又
は写真又は文字のいずれか一つを用いて構成される温泉
を表現するところの描画素材を描画や印刷として施す。
さらに、少なくとも支持体又は粘着層のどちらか一方に
刺激臭でない芳香性香料を付与する。
神経の安定等を促す温泉効果を、日常的な生活活動を一
時中断することなしに容易に得ることを可能とする貼付
剤を得る。また、本貼付剤を他人から見える人体部位に
使用する場合に対応して、ファッション性に優れた貼付
剤を得る。 【解決手段】 少なくとも扁平形状の支持体1に粘着層
2を積層して構成される貼付剤において、粘着層2に温
泉効果を発現する温泉含有成分と同様の物質を含有させ
る。また、支持体の表面には、少なくとも図柄又は絵又
は写真又は文字のいずれか一つを用いて構成される温泉
を表現するところの描画素材を描画や印刷として施す。
さらに、少なくとも支持体又は粘着層のどちらか一方に
刺激臭でない芳香性香料を付与する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体疾患の治癒及
び精神的なリラックス及び自律神経の安定等を促すこと
を目的とした自着性ある貼付剤の含有成分及び外観及び
匂いに関するものである。
び精神的なリラックス及び自律神経の安定等を促すこと
を目的とした自着性ある貼付剤の含有成分及び外観及び
匂いに関するものである。
【0002】
【従来の技術】温泉への入浴によって得られる温泉効果
の一つとして、身体疾患の治癒を促す効果や精神的なリ
ラックスや自律神経を安定させる効果が知られており、
従来より、慢性病等の療養や心身の保養に用いられてい
る。最近では、一般家庭や保養所等の施設の風呂で温泉
に入浴できるよう、遠隔の温泉地から天然温泉の温泉水
を輸送する事業もある。また、より簡単に温泉効果を得
るために、温泉含有成分と同様の成分を含んだ入浴剤が
市販されている。しかし、このように温泉効果を得る手
段は種々あるものの、貼付剤の形態をとるものはない。
そのため、食事や外出や就寝や仕事等の日常の生活活動
を行いながら、いつでも容易に上記の温泉効果を得るこ
とは非常に困難である。さらに、従来からの貼付剤の外
観に関して、その面形状は、主に四角形に限られ、その
支持体の露出した表面の色は、主に白色、又は貼付剤を
用いていることを目立たなくする肌色に限られている。
そして、支持体の表面には、図柄又は絵又は写真又は文
字等より構成される描画素材の描画や印刷によるファッ
ション的な工夫は施されていない。さらに、貼付剤が放
つ匂いに関しては、無臭に近いものであるか、又は湿布
用の貼付剤の場合のように、刺激的な薄荷臭で他人に不
快感を与えるものがある。
の一つとして、身体疾患の治癒を促す効果や精神的なリ
ラックスや自律神経を安定させる効果が知られており、
従来より、慢性病等の療養や心身の保養に用いられてい
る。最近では、一般家庭や保養所等の施設の風呂で温泉
に入浴できるよう、遠隔の温泉地から天然温泉の温泉水
を輸送する事業もある。また、より簡単に温泉効果を得
るために、温泉含有成分と同様の成分を含んだ入浴剤が
市販されている。しかし、このように温泉効果を得る手
段は種々あるものの、貼付剤の形態をとるものはない。
そのため、食事や外出や就寝や仕事等の日常の生活活動
を行いながら、いつでも容易に上記の温泉効果を得るこ
とは非常に困難である。さらに、従来からの貼付剤の外
観に関して、その面形状は、主に四角形に限られ、その
支持体の露出した表面の色は、主に白色、又は貼付剤を
用いていることを目立たなくする肌色に限られている。
そして、支持体の表面には、図柄又は絵又は写真又は文
字等より構成される描画素材の描画や印刷によるファッ
ション的な工夫は施されていない。さらに、貼付剤が放
つ匂いに関しては、無臭に近いものであるか、又は湿布
用の貼付剤の場合のように、刺激的な薄荷臭で他人に不
快感を与えるものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記した従
来の技術において示した問題点を解決するために、身体
疾患の治癒や精神的なリラックスや自律神経の安定等を
促す温泉効果を、入湯することなしに容易に得ることを
可能とする貼付剤を提供するものである。また、他人か
ら見える人体部位に貼付使用する場合も考慮し、見栄え
の悪さを気にすることのないようファッション性に富
み、さらに、匂いを改善した貼付剤を提供するものであ
る。
来の技術において示した問題点を解決するために、身体
疾患の治癒や精神的なリラックスや自律神経の安定等を
促す温泉効果を、入湯することなしに容易に得ることを
可能とする貼付剤を提供するものである。また、他人か
ら見える人体部位に貼付使用する場合も考慮し、見栄え
の悪さを気にすることのないようファッション性に富
み、さらに、匂いを改善した貼付剤を提供するものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】少なくとも扁平形状の支
持体とその上に粘着層を積層して構成される貼付剤にお
いて、該粘着層に温泉効果を発現する温泉含有成分と同
様の物質を含有させる。また、該支持体の表面には、少
なくとも図柄又は絵又は写真又は文字のいずれか一つを
用いて構成される温泉を表現するところの描画素材を描
画や印刷として施す。さらに、貼付剤には薄荷以外のハ
ーブ又はフルーツ又は漢方薬等の芳香性香料を付与す
る。
持体とその上に粘着層を積層して構成される貼付剤にお
いて、該粘着層に温泉効果を発現する温泉含有成分と同
様の物質を含有させる。また、該支持体の表面には、少
なくとも図柄又は絵又は写真又は文字のいずれか一つを
用いて構成される温泉を表現するところの描画素材を描
画や印刷として施す。さらに、貼付剤には薄荷以外のハ
ーブ又はフルーツ又は漢方薬等の芳香性香料を付与す
る。
【0005】
【作用】本発明の貼付剤を身体に貼付することにより、
食事、外出、就寝、仕事等の日常の生活活動を行いなが
らでも、貼付剤における温泉含有成分と同様の物質が皮
膚をとおして身体に浸透していくため、身体疾患の治癒
及び精神的なリラックス及び自律神経の安定や新陳代謝
等を促す温泉効果を容易に得ることができる。また、支
持体の表面に、少なくとも図柄又は絵又は写真又は文字
のいずれか一つを用いて構成される温泉を表現するとこ
ろの描画素材が描画や印刷として施されることにより、
ファッション性が向上し、他人から見える人体部位に
も、見栄えの悪さを気にすることなく貼付使用できる。
さらに、刺激臭でない芳香性香料を付与することによ
り、他人に不快感を与える心配がなくなる。
食事、外出、就寝、仕事等の日常の生活活動を行いなが
らでも、貼付剤における温泉含有成分と同様の物質が皮
膚をとおして身体に浸透していくため、身体疾患の治癒
及び精神的なリラックス及び自律神経の安定や新陳代謝
等を促す温泉効果を容易に得ることができる。また、支
持体の表面に、少なくとも図柄又は絵又は写真又は文字
のいずれか一つを用いて構成される温泉を表現するとこ
ろの描画素材が描画や印刷として施されることにより、
ファッション性が向上し、他人から見える人体部位に
も、見栄えの悪さを気にすることなく貼付使用できる。
さらに、刺激臭でない芳香性香料を付与することによ
り、他人に不快感を与える心配がなくなる。
【0006】
【実施例1】以下、本発明の実施例について説明する。
図1は、本発明による貼付剤の斜視図である。貼付剤は
シート状の支持体1と粘着層2とから構成される。図1
では、支持体1と粘着層2との接合面の図示は省略され
ている。図2は、図1において点線で囲まれたA部の側
面の拡大図である。支持体1において、その片面は貼付
剤の表面となっており、もう一方の面には粘着層2が積
層される。そして、粘着層2において、支持体1に接着
していない面は貼付剤の裏面となり、人体皮膚への貼付
面となっている。本発明により粘着層2は粘着剤に薬物
が配合されたものであり、粘着剤としては保水性に富む
ゲル状のシリコーン系粘着剤を用い、薬物としてはナト
リウム・塩化物泉の温泉効果を得るために、この温泉の
含有成分と同様の物質として、特に含有量の多い食塩と
カルシウムとカリウムが各々の含有比率に準じて配合さ
れている。そして、このような複数の物質は、ニーダー
やミキサー等の混練機を用いて粘着剤中に含まれた後、
支持体1の上に展延され、粘着層2を形成する。なお、
支持体1の材料には柔軟性ある不織布が用いられてい
る。そして、貼付剤の貼付面積の大きさは80mm×6
0mmであり、その厚さは0.6mmである。ここで、
温泉含有成分と同様の物質としては、上記の食塩、カル
シウム、カリウムに限るものではなく、マグネシウム、
ナトリウム、重曹、鉄、明ばん、アルミニウム、硫酸、
塩酸、ホウ酸、リチウム、フッ素、ヨウ素等が適宜配合
されて用いられる。そして、通常、これらの物質の一部
分は、粘着層2中にイオン化して存在している。また、
支持体1の材料には不織布の他に、プラスチックフィル
ム、プラスチック発泡体シート等が用いられ、その特性
としては、伸縮性、通気性等を有し、さらに、抗菌処理
が施されたり、微細孔が設けられる場合がある。粘着層
2の粘着剤としてはシリコーン系粘着剤の他に、アクリ
ル系粘着剤、ゴム系粘着剤等が用いられる。薬物として
は温泉含有成分と同様の物質が、貼付剤の用途に応じ一
種類又は二種類以上配合されて用いられる。また、粘着
層2には軟化剤、可塑剤、粘着付与樹脂、老化防止剤、
充填剤等が、別途含有される場合がある。また、粘着層
2の支持体1上への形成方法としては、例えば、溶液塗
工法やカレンダー加工法や押出成形法、さらに、粘着層
2を剥離処理の施された紙やフィルム等に展延し、その
後、使用する支持体1の上に圧着転写する方法等の適宜
の方法が用いられる。実際には、生産性を向上させるた
め、大面積の支持体上に粘着層を形成することにより大
面積貼付剤シートを作製し、その後、この大面積貼付剤
シートを任意の大きさに切断加工することにより、支持
体1と粘着層2より構成される貼付剤を短時間に多数枚
製造している。なお、切断加工される貼付剤の大きさは
適宜決められる。また、貼付剤の構造において、支持体
1と粘着層2に用いられる材料が反応して貼付剤が経時
変化してしまう場合には、反応を防ぐための中間層が支
持体1と粘着層2の間に設けられる。また、セラミック
ス層を貼付剤中に設けることにより、遠赤外線効果を利
用する場合もある。また、粘着層2の貼付面を保護する
ため、必要に応じて剥離が容易な保護フィルムが設けら
れる場合がある。この場合、貼付する時には、この保護
フィルムを取り除いた後、人体皮膚に密着させることに
なる。
図1は、本発明による貼付剤の斜視図である。貼付剤は
シート状の支持体1と粘着層2とから構成される。図1
では、支持体1と粘着層2との接合面の図示は省略され
ている。図2は、図1において点線で囲まれたA部の側
面の拡大図である。支持体1において、その片面は貼付
剤の表面となっており、もう一方の面には粘着層2が積
層される。そして、粘着層2において、支持体1に接着
していない面は貼付剤の裏面となり、人体皮膚への貼付
面となっている。本発明により粘着層2は粘着剤に薬物
が配合されたものであり、粘着剤としては保水性に富む
ゲル状のシリコーン系粘着剤を用い、薬物としてはナト
リウム・塩化物泉の温泉効果を得るために、この温泉の
含有成分と同様の物質として、特に含有量の多い食塩と
カルシウムとカリウムが各々の含有比率に準じて配合さ
れている。そして、このような複数の物質は、ニーダー
やミキサー等の混練機を用いて粘着剤中に含まれた後、
支持体1の上に展延され、粘着層2を形成する。なお、
支持体1の材料には柔軟性ある不織布が用いられてい
る。そして、貼付剤の貼付面積の大きさは80mm×6
0mmであり、その厚さは0.6mmである。ここで、
温泉含有成分と同様の物質としては、上記の食塩、カル
シウム、カリウムに限るものではなく、マグネシウム、
ナトリウム、重曹、鉄、明ばん、アルミニウム、硫酸、
塩酸、ホウ酸、リチウム、フッ素、ヨウ素等が適宜配合
されて用いられる。そして、通常、これらの物質の一部
分は、粘着層2中にイオン化して存在している。また、
支持体1の材料には不織布の他に、プラスチックフィル
ム、プラスチック発泡体シート等が用いられ、その特性
としては、伸縮性、通気性等を有し、さらに、抗菌処理
が施されたり、微細孔が設けられる場合がある。粘着層
2の粘着剤としてはシリコーン系粘着剤の他に、アクリ
ル系粘着剤、ゴム系粘着剤等が用いられる。薬物として
は温泉含有成分と同様の物質が、貼付剤の用途に応じ一
種類又は二種類以上配合されて用いられる。また、粘着
層2には軟化剤、可塑剤、粘着付与樹脂、老化防止剤、
充填剤等が、別途含有される場合がある。また、粘着層
2の支持体1上への形成方法としては、例えば、溶液塗
工法やカレンダー加工法や押出成形法、さらに、粘着層
2を剥離処理の施された紙やフィルム等に展延し、その
後、使用する支持体1の上に圧着転写する方法等の適宜
の方法が用いられる。実際には、生産性を向上させるた
め、大面積の支持体上に粘着層を形成することにより大
面積貼付剤シートを作製し、その後、この大面積貼付剤
シートを任意の大きさに切断加工することにより、支持
体1と粘着層2より構成される貼付剤を短時間に多数枚
製造している。なお、切断加工される貼付剤の大きさは
適宜決められる。また、貼付剤の構造において、支持体
1と粘着層2に用いられる材料が反応して貼付剤が経時
変化してしまう場合には、反応を防ぐための中間層が支
持体1と粘着層2の間に設けられる。また、セラミック
ス層を貼付剤中に設けることにより、遠赤外線効果を利
用する場合もある。また、粘着層2の貼付面を保護する
ため、必要に応じて剥離が容易な保護フィルムが設けら
れる場合がある。この場合、貼付する時には、この保護
フィルムを取り除いた後、人体皮膚に密着させることに
なる。
【0007】
【実施例2】本発明の他の実施例として、貼付剤の表面
に少なくとも図柄又は絵又は写真又は文字のいずれか一
つを用いて構成される温泉を表現するところの描画素材
が描画や印刷として施されている場合の実施例を示す。
図3は、本発明による貼付剤の支持体表面の平面図であ
る。貼付剤の表面である支持体3の表面には、温泉地の
温泉の名称や温泉の種類を示す文字、及び温泉の心地よ
さを表現するために、二匹の猿が入湯し、その内の一匹
が酒を飲んでいる絵等がプリント加工されている。そし
て、図示されていないが、本貼付剤の裏面にあたる粘着
層には、支持体3の表面に表示される名称の温泉に含有
される温泉含有成分と同様の物質が適量含有されてい
る。ここで、支持体3の表面に施される温泉を表現する
描画素材は、本実施例の文字と絵に限るものではなく、
温泉を表現するものであればなんでもよく、さらに、温
泉地における旅館やホテル等の施設の名称が描かれる場
合も多い。また、これらを支持体3の表面へ描く方法と
しては、スクリーンプリント法や転写プリント法等がよ
く用いられるがこれらの方法に限るものではない。そし
て、貼付剤の面の外周形状は、曲線を多用して成形され
ている。貼付剤の製造方法としては、支持体3と同質で
大きさが数倍大きい大面積シートの表面上に温泉を表現
した描画素材をプリント加工した後に、大面積シートの
裏面に粘着層を形成し、次に、上記の温泉を表現した描
画素材の周りを曲線で囲むように切断加工することによ
り行われる。通常の製造においては、上記した大面積シ
ート上に複数個の描画素材を同時に設け、その後、各々
の描画素材の周りを同時に切断加工することにより、同
時に複数枚の貼付剤を得ている。また、大面積シート上
において、数個の描画素材を一組として、その外周を切
断加工し、それを一枚の貼付剤とする場合もある。さら
に、支持体3には貼付剤を製造する前段階において染色
により着色が施されているが、貼付剤の製造過程、もし
くは最後に、支持体3の表面に印刷方法によって色付け
する場合もある。もちろん、用いる色の種類及び数に制
約はない。
に少なくとも図柄又は絵又は写真又は文字のいずれか一
つを用いて構成される温泉を表現するところの描画素材
が描画や印刷として施されている場合の実施例を示す。
図3は、本発明による貼付剤の支持体表面の平面図であ
る。貼付剤の表面である支持体3の表面には、温泉地の
温泉の名称や温泉の種類を示す文字、及び温泉の心地よ
さを表現するために、二匹の猿が入湯し、その内の一匹
が酒を飲んでいる絵等がプリント加工されている。そし
て、図示されていないが、本貼付剤の裏面にあたる粘着
層には、支持体3の表面に表示される名称の温泉に含有
される温泉含有成分と同様の物質が適量含有されてい
る。ここで、支持体3の表面に施される温泉を表現する
描画素材は、本実施例の文字と絵に限るものではなく、
温泉を表現するものであればなんでもよく、さらに、温
泉地における旅館やホテル等の施設の名称が描かれる場
合も多い。また、これらを支持体3の表面へ描く方法と
しては、スクリーンプリント法や転写プリント法等がよ
く用いられるがこれらの方法に限るものではない。そし
て、貼付剤の面の外周形状は、曲線を多用して成形され
ている。貼付剤の製造方法としては、支持体3と同質で
大きさが数倍大きい大面積シートの表面上に温泉を表現
した描画素材をプリント加工した後に、大面積シートの
裏面に粘着層を形成し、次に、上記の温泉を表現した描
画素材の周りを曲線で囲むように切断加工することによ
り行われる。通常の製造においては、上記した大面積シ
ート上に複数個の描画素材を同時に設け、その後、各々
の描画素材の周りを同時に切断加工することにより、同
時に複数枚の貼付剤を得ている。また、大面積シート上
において、数個の描画素材を一組として、その外周を切
断加工し、それを一枚の貼付剤とする場合もある。さら
に、支持体3には貼付剤を製造する前段階において染色
により着色が施されているが、貼付剤の製造過程、もし
くは最後に、支持体3の表面に印刷方法によって色付け
する場合もある。もちろん、用いる色の種類及び数に制
約はない。
【0008】
【実施例3】本発明の他の実施例として、貼付剤を構成
する支持体と粘着層の少なくともどちらか一方に、芳香
成分を有する香料が添加される場合の実施例を示す。図
4は本発明に係る貼付剤の斜視図である。支持体4の不
織布にハーブの一種であるジャスミンのエッセンシャル
オイルを含有させている。図4では、支持体4と粘着層
5との接合面の図示は省略している。なお、ここでは、
貼付剤の放つ匂いが他人に不快感を与えることのないよ
うに改善するため、香料素材としてハーブの中でも芳香
性に優れ、かつ刺激臭を伴わないものを選定している
が、これに限るものではなく、エチケット的にもファッ
ション的にも扱える香料素材ならばなんでもよい。
する支持体と粘着層の少なくともどちらか一方に、芳香
成分を有する香料が添加される場合の実施例を示す。図
4は本発明に係る貼付剤の斜視図である。支持体4の不
織布にハーブの一種であるジャスミンのエッセンシャル
オイルを含有させている。図4では、支持体4と粘着層
5との接合面の図示は省略している。なお、ここでは、
貼付剤の放つ匂いが他人に不快感を与えることのないよ
うに改善するため、香料素材としてハーブの中でも芳香
性に優れ、かつ刺激臭を伴わないものを選定している
が、これに限るものではなく、エチケット的にもファッ
ション的にも扱える香料素材ならばなんでもよい。
【0009】
【発明の効果】以上のように本発明の貼付剤を身体に貼
付することにより、身体疾患の治癒や精神的なリラック
スや自律神経の安定や新陳代謝等を促す温泉効果を、日
常的な生活活動を一時中断することなしに容易に得るこ
とができる。また、貼付剤の外観のファッション性が向
上し、他人から見える人体部位にも、見栄えの悪さを気
にすることなく貼付使用できる。さらに、貼付剤の放つ
匂いが改善され、エチケット的に他人に不快感を与える
心配がなくなる。
付することにより、身体疾患の治癒や精神的なリラック
スや自律神経の安定や新陳代謝等を促す温泉効果を、日
常的な生活活動を一時中断することなしに容易に得るこ
とができる。また、貼付剤の外観のファッション性が向
上し、他人から見える人体部位にも、見栄えの悪さを気
にすることなく貼付使用できる。さらに、貼付剤の放つ
匂いが改善され、エチケット的に他人に不快感を与える
心配がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による貼付剤の外観を示す斜視図であ
る。
る。
【図2】図1において点線で囲まれたA部の側面の拡大
図である。
図である。
【図3】貼付剤の表面に描画素材が設けられた場合の実
施例を示す平面図である。
施例を示す平面図である。
【図4】貼付剤を構成する支持体に芳香成分を有する香
料が添加された場合の実施例を示す斜視図である。
料が添加された場合の実施例を示す斜視図である。
1 支持体 2 粘着層 3 支持体 4 支持体 5 粘着層
Claims (3)
- 【請求項1】 人体の皮膚に適用される自着性ある貼付
剤において、該貼付剤が、少なくとも扁平形状の支持体
と粘着層から構成され、かつ、該粘着層には、少なくと
も温泉に含まれる成分の一部分と同様の物質が含有され
ていることを特徴とする貼付剤。 - 【請求項2】 人体の皮膚に適用される自着性ある貼付
剤において、該貼付剤が、少なくとも扁平形状の支持体
と粘着層から構成され、かつ、該支持体の表面に、少な
くとも図柄又は絵又は写真又は文字のいずれか一つを用
いて構成される温泉を表現するところの描画素材が設け
られていることを特徴とする請求項1に記載される貼付
剤。 - 【請求項3】 少なくとも支持体と粘着層から構成され
る貼付剤において、該支持体と該粘着層の少なくともど
ちらか一方に、芳香成分を有する香料が添加されている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載される貼
付剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29932597A JPH1192362A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 貼付剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29932597A JPH1192362A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 貼付剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1192362A true JPH1192362A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17871090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29932597A Pending JPH1192362A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 貼付剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1192362A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008125518A (ja) * | 2006-11-16 | 2008-06-05 | Shigeru Manabe | 大いに目立ち他人の注目視線を集める医療治癒粘着シート |
-
1997
- 1997-09-25 JP JP29932597A patent/JPH1192362A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008125518A (ja) * | 2006-11-16 | 2008-06-05 | Shigeru Manabe | 大いに目立ち他人の注目視線を集める医療治癒粘着シート |
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