JP2003334104A - 靴の中敷シート、及び、脱臭シート - Google Patents

靴の中敷シート、及び、脱臭シート

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JP2003334104A
JP2003334104A JP2002211595A JP2002211595A JP2003334104A JP 2003334104 A JP2003334104 A JP 2003334104A JP 2002211595 A JP2002211595 A JP 2002211595A JP 2002211595 A JP2002211595 A JP 2002211595A JP 2003334104 A JP2003334104 A JP 2003334104A
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sheet
charcoal
shoe
insole
adhesive layer
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Kenjiro Yonezawa
憲二郎 米澤
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本願発明の課題は、防臭効果に優れるとともに
薄くて利用範囲の広い靴の中敷シート及び防臭シートを
提供することにある。 【解決手段】本願発明に係る靴の中敷シートは、靴の底
部に敷設されるべく靴の底部と略同様の形状にシート本
体1が形成され、該シート本体1には、その表面に、不
織布等の通気性を有する表面シート7が敷設され、その
裏面に、靴20の底部に粘着するための粘着層11が設
けられ、該シート本体1は、層状となるように貼着され
た備長炭や竹炭等の木炭5を含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、脱臭シートに関
し、特に、靴底の表面に敷設される靴の中敷シートに好
適に用いられる。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】この種の靴の中敷シート
は、靴の脱臭のために種々のものが提案されている。例
えば、ポリウレタンフォームに、脱臭剤としての活性炭
を含ませたものが公知である(以下、「従来例」とい
う)。
【0003】しかし、上記従来例のものは、脱臭剤とし
て活性炭を利用しているものの、ポリウレタンフォーム
内に含有されているに過ぎず、十分な脱臭効果が得られ
ていないのが現状である。
【0004】また、上記従来のものは、シート自体の厚
みが厚く、例えば紳士靴等の革靴内に敷設されて使用さ
れるのみである。つまり、例えばミュール、パンプス、
サンダル等の女性用靴に用いることは不可能であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記従来の
欠点を解決するためになされたものであって、この発明
の課題は、防臭効果に優れるとともに薄くて利用範囲の
広い靴の中敷シート及び防臭シートを提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は上記の課題を
解決すべくなされたものであり、本願発明に係る靴の中
敷シートとしての特徴は、靴20の底部に敷設されるべ
く靴20の底部と略同様の形状にシート本体1が形成さ
れ、シート本体1には、その表面に、不織布等の通気性
を有する表面シート7が敷設されており、その裏面に、
靴20の底部に粘着するための粘着層11が設けられて
おり、該シート本体1が、層状となるように貼着された
備長炭や竹炭等の木炭5を含むことを特徴とする。
【0007】該構成からなる本願発明に係る靴の中敷シ
ートにあっては、例えばミュール等の女性用靴等の靴2
0の底部に粘着層11を介して貼着することができる。
しかも、従来のウレタンフォーム等から構成されるもの
に比べて薄いため、上記のように貼着した場合であって
も、例えば靴底の表面が外部から露出しているような靴
であっても、その美観に優れている。また、靴20の底
部に貼着された際に、臭気物質等は、シートの表面側か
ら、通気性を有する表面シート7を通過して、シート本
体1の表面側に設けられた備長炭や竹炭等の木炭5によ
って吸着することにより、脱臭効果が得られる。しか
も、備長炭や竹炭等の木炭5は、シート本体1の表面側
に設けられているので、その脱臭効果に優れている。ま
た、表面側に不織布等の表面シート7が設けられている
ので、備長炭等の木炭5が表面に露呈することがなく、
美観等においても優れている。特に、該表面シート7
は、印刷が可能な材質とすることが好ましく、これによ
りシート自体の美観に優れ、例えば靴底の表面が外部に
露呈している靴にあっても、好適に用いることが可能と
なる。
【0008】また、本願発明に係る脱臭シートとしての
特徴は、靴の中敷シート等に用いられるべくシート本体
1が脱臭効果を有する脱臭シートであって、該シート本
体1には、その表面に、不織布等の通気性を有する表面
シート7が敷設されており、その裏面に、靴20の底部
等に粘着するための粘着層11が設けられており、該シ
ート本体1は、層状となるように貼着された備長炭や竹
炭等の木炭5を含むことを特徴とする。
【0009】該構成からなる本願発明に係る脱臭シート
にあっては、例えば靴20の底部に貼着して使用するこ
とによって、上述の利点を奏することが可能である。な
お、本願発明に係る脱臭シートは、上述のように吸着効
果に優れているので、例えば、ゴミ箱の蓋の裏面に貼着
して使用する等の利用も可能である。
【0010】なお、本願発明にあっては、木炭5の貼着
の手法により、例えば、以下の2つの構成を採用でき
る。つまり、一つのものは、シート本体1が、表面に木
炭5の貼着される不織布等のシート基材3を有するもの
である。また、他のものは、木炭5が、表面シート7の
裏面に貼着されているものである。後者のものは、前者
のものに比して、薄型化を図る点で優れている。つま
り、前者のものであれば、シート基材3が必須である
が、後者の場合には、表面シート7の裏面に木炭5を貼
着するものであるので、シート基材3が必ずしも必要で
はなく薄型化が図られる。また、後者のものは、その製
造工程においても、工程数の減少を図ることも可能とな
る。
【0011】また、本願発明にあっては、木炭5として
は、カシ、ウバメガシを炭化してなる精錬度0〜3の白
炭である備長炭が好適に用いられるが、例えば竹炭のそ
の他の木炭5を用いることも可能である。また、該木炭
5は、シート基材3に、一平方メートル当り、好ましく
は30g以上、より好ましくは40g以上の割合で貼着
されていることが望まれる。また、該木炭5は、シート
基材3に、一平方メートル当り、好ましくは60g以
下、より好ましくは50gの割合で以下貼着されて構成
することが望まれる。つまり、上記の範囲内において木
炭5を貼着することによって、より確実且つ的確な脱臭
効果が得られることになる。
【0012】また、本願発明にあっては、木炭5が貼着
されるシート基材3の裏面や、木炭5の裏面に直接粘着
層11を設けるよりも、シート本体1の裏面側にポリプ
ロピレンフィルム等の合成樹脂フィルム9を貼着して、
該合成樹脂フィルム9の裏面に、前記粘着層11を形成
することが好ましい。これにより、粘着層11に所望の
粘着力を容易且つ確実に持たせることができる。
【0013】また、上記のような本願発明に係る靴の中
敷シート及び脱臭シートは、以下の製造方法によって製
造することができる。つまり、不織布等のシート基材3
の表面側に備長炭や竹炭等の木炭5が貼着されて構成さ
れているシート本体1の表面に、不織布等の通気性を有
する表面シート7を貼着する工程、及び、該シート本体
1の裏面に粘着層11を設ける工程を備える製造方法に
よって、脱臭シートを製造できる。また、このようにし
て製造された脱臭シートを、靴20の底部と略同様の形
状に切断する工程をも備える製造方法によって、靴の中
敷シートを製造することができる。
【0014】さらに、上記のような本願発明に係る靴の
中敷シート及び脱臭シートは、以下の製造方法によって
製造することができる。つまり、不織布等の表面シート
7の裏面側に備長炭や竹炭等の木炭5を貼着する工程、
及び、該木炭5が貼着されてなるシート本体1の裏面に
粘着層11を設ける工程を備える製造方法によって、脱
臭シートを製造できる。また、このようにして製造され
た脱臭シートを、靴20の底部と略同様の形状に切断す
る工程をも備える製造方法によって、靴の中敷シートを
製造することができる。
【0015】また、上記製造方法においても、既述のよ
うに、木炭5をシート基材3に、一平方メートル当り、
好ましくは30g以上、より好ましくは40g以上の割
合で貼着されていることが望まれ、また、該木炭5は、
シート基材3に、一平方メートル当り、好ましくは60
g以下、より好ましくは50gの割合で以下貼着されて
構成することが望まれる。同様に、シート本体1の裏面
に設けられるポリプロピレンフィルム等の合成樹脂フィ
ルム9の裏面に、粘着層11を設けることが好ましい。
【0016】また、上述した表面シートとしては、種々
のものを用いることができるが、消臭効果を有する不織
布より構成することが好ましく、これにより、消臭効果
をさらに向上させることが可能である。ここで、消臭効
果を有する不織布としては、光触媒機能を有する糸を不
織してなる不織布が好適に用いられる。具体的には、ポ
リエステル等の芯材の表面に酸化チタンを含有するポリ
エチレンが被覆されてなる糸を不織したものが好適に用
いられ、例えば、株式会社クラレ製商品名「シャインア
ップ(商標)」を用いることが可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】〈第一実施形態〉以下、本願発明
の第一実施形態について、図1及び図2を参酌しつつ、
以下説明する。なお、図1は、本願発明の第一実施形態
における中敷シートの説明図であり、(イ)は斜視図、
(ロ)は拡大断面図である。また、図2は、同実施形態
の中敷シートの使用状態を示す斜視図である。
【0018】本実施形態の中敷シートは、図1(イ)に
示すように、シート本体1が靴20の底部に敷設される
べく靴20の底部と略同様の形状に形成されている。ま
た、該シート本体1は、図1(ロ)に示すように、シー
ト基材3の表面に備長炭5が貼着されてなり、その表面
に、不織布からなる表面シート7が敷設されている。
【0019】該表面シート7は、通気性、透湿性を有し
ており、具体的には、不織布から構成されている。ここ
で、不織布としては、種々のものが採用可能であるが、
例えば、合成樹脂繊維を主材料とした不織布が好適に用
いられ、より具体的には、ポリエステルからなる長繊維
及びポリプロピレンからなる長繊維が複合積層された不
織布が好適に用いられる。また、上記不織布として、消
臭効果を有するものを採用することが好ましく、例え
ば、株式会社クラレ製商品名「シャインアップ(商
標)」を用いることが可能である。また、該表面シート
7は、印刷可能な材質であり、その表面には種々の印刷
が施されている。なお、印刷を行う材料(塗料)として
は、大豆等から構成される植物性のものが好適に用いら
れる。
【0020】また、シート本体1を構成するシート基材
3も、不織布が好適に用いられる。この不織布として
は、パルプ糸を主原料とするパルプ系不織布が用いられ
るが、例えば合成樹脂繊維を主材料とした不織布等を用
いることも可能である。なお、シート基材3として、ク
ラフト紙や、上質紙等の紙から構成することも可能であ
る。
【0021】また、上記シート基材3の表面には、備長
炭5が貼着され、シート基材3の表面側には備長炭によ
る木炭の層が形成されている。ここでは、シート基材3
の表面に、微細化された備長炭と接着剤との混合物を塗
布して、接着剤を硬化せしめることによって備長炭5は
貼着されている。ここで、備長炭5は、シート基材3
に、一平方メートル当り、好ましくは30g以上、より
好ましくは40g以上の割合で貼着されていることが望
まれる。また、該備長炭5は、シート基材3に、一平方
メートル当り、好ましくは60g以下、より好ましくは
50g以下の割合で貼着されて構成することが望まれ
る。
【0022】また、前記シート基材3の裏面には、通気
性を有する裏面シート9が貼着されている。該裏面シー
ト9は、ポリプロピレンフィルム等の合成樹脂フィルム
が好適に採用される。該裏面シート9には、その裏面に
粘着材が塗布されており、これによって粘着層11が形
成されている。ここで、該粘着層11(粘着材)は、靴
底に貼着された際に、不用意に剥離せずに、また不要と
なった際に人為的に離脱できる程度の粘着性を有するこ
とが好ましい。また、該粘着層11には、剥離可能な剥
離紙13が貼着されている。なお、上記裏面シート9
は、本発明において必須の構成要件ではなく、例えば、
裏面シート9を設けずに、シート基材3の裏面に上記粘
着材を塗布して、粘着層11を形成することも可能であ
る。
【0023】次に上記構成からなる靴20の中敷シート
の製造方法について、図3を参酌しつつ、説明する。な
お、図3は、本実施形態の中敷シートの製造工程を説明
するための概略断面図であって、(イ)は、シート本体
の製造工程を説明する概略断面図、(ロ)は、表面シー
トの貼着工程を説明する概略断面図を示す。
【0024】本実施形態の製造方法にあっては、活性炭
が貼着されたシート本体を製造するシート本体製造工程
と、この製造されたシート本体の表面に表面シートを貼
着する表面シート貼着工程と、該シート本体の裏面に粘
着層を形成する粘着層形成工程と、上記各工程を経て得
られたシート本体を所望の形状に切断する切断工程とを
備えている。
【0025】まず、シート本体製造工程においては、接
着剤に微細化された木炭(備長炭5)を混合せしめて、
この混合物をシート基材3の一面に塗布して、接着剤を
硬化させて、シート基材3の一面(表面)に木炭の層5
を形成する(図3(イ)参照)。なお、図示例では、シ
ート基材3の他面に、通気性を有するポリプロピレンフ
ィルム(裏面シート9)を貼着しておく方法を採用して
いるが、かかる作業は少なくとも粘着層形成工程よりも
先になされれば足り、例えば表面シート貼着工程の際に
行なうことも可能である。また、かかるシート本体製造
工程において、シート基材3は、長尺状のシート材を用
い、上記塗布等を連続して行うことが好ましい。
【0026】表面シート貼着工程においては、上記のよ
うにして得られたシート本体1の表面(木炭側の面)に
所望の絵柄等が印刷された表面シート7を貼着する(図
3(ロ)参照)。なお、表面シート7として印刷されて
いないものを使用し、シート本体1への貼着後に印刷を
施すことも考えられるが、印刷の容易性や作業効率を考
慮すると、表面シート7に予め印刷しておき、この印刷
された表面シート7をシート本体1に貼着することが好
ましい。
【0027】また、前記粘着層形成工程においては、上
記のようにして得られたシート本体1の裏面(裏面シー
ト側の面)に粘着材を塗布して、粘着層11を形成する
(図1(ロ)参照)。なお、図示例にあっては、裏面シ
ート9の裏面に粘着層11を設けるものについて説明し
ているが、裏面シート9を有さないものを製造するにあ
っては、シート基材3の裏面に上記粘着材を塗布して、
粘着層11を形成することも可能である。また、図示例
においては、粘着層11の形成の直後に、該粘着層11
に剥離紙13を貼着している。
【0028】なお、図示例においては、表面シート貼着
工程後に粘着層形成工程を行うものを図示しているが、
上記表面シート貼着工程及び粘着層形成工程は、何れが
先であっても良く、両者を同工程で行うことも可能であ
る。なお、上記各工程(表面シート貼着工程及び粘着層
形成工程)においては、シート本体1は、長尺状のシー
ト材を用い、上記各作業を連続して行うことが好まし
い。また、シート本体1は、上記シート本体製造工程に
おいて製造されたものの他、例えば第三者から購入した
ものを使用することも可能である。
【0029】また、切断工程においては、上記各工程を
経て得られたシート本体1を、靴20の中敷シートとし
て靴20の底部の形状に合わせて切断する。これによっ
て、本実施形態の靴20の中敷シートが得られることに
なる。尚、かかる切断に際しては、実際に使用される靴
20よりも大きめに切断しておき、この中敷シートを購
入した購入者が自らの靴のサイズにあわせて切断できる
ようにすることも可能である。
【0030】本実施形態の中敷シートは、上記構成から
なるので、以下の利点を有する。本実施形態の中敷シー
トを、裏面の剥離紙13を剥離して、靴20の底部に貼
着して使用すると、脱臭効果が得られる。つまり、シー
トの表面側から、臭気物質や水分等が、通気性及び透湿
性を有する表面シート7(不織布)を通過して、シート
基材3の表面側に貼着された備長炭5に、吸着されるこ
とになり、このため、脱臭効果(防臭効果)が得られ
る。
【0031】また、上記シート本体1の備長炭5(木
炭)は、従来のようにポリウレタンフォームに含まれる
活性炭等と異なり、シート基材3の表面側に貼着されて
おり、その脱臭効果に優れ、特に、備長炭5を利用して
いるため、その脱臭効果は高い。また、備長炭5は、防
湿効果(調湿効果)に優れ、また、遠赤外線効果並びに
マイナスイオン効果も期待できる。しかも、この備長炭
5は、一平方メートル当り30g又は40g以上の割合
で貼着されているので、十分な脱臭効果が得られ、ま
た、60g又は50g以下の割合で貼着されているの
で、該備長炭5の貼着等が確実に行えるとともに製品コ
ストの低減も図られる。
【0032】また、上記脱臭効果を有するシート本体1
は、シート基材3に木炭としての備長炭5を貼着して構
成されているため、シート本体1が薄く、靴底の表面が
外部から露出しているような靴20であっても、その美
観を損ねることがなく、このため、例えば女性用サンダ
ル等の女性用靴等にも幅広く用いることが可能となる。
なお、本実施形態の中敷シートをブーツ等に利用するこ
とも可能である。
【0033】また、上記シート本体1の表面には、不織
布からなる表面シート7が貼着されているので、備長炭
5が表面に露呈することがなく、美観においても優れ、
特に、表面シート7には所望の印刷がなされているの
で、よりシート自体の美観に優れている。このため、例
えば靴底の表面が外部に露呈している靴にあっても、好
適に用いることが可能となる。
【0034】また、シート本体1は、そのシート基材3
の裏面側に合成樹脂製フィルムからなる裏面シート9を
有し、該裏面シート9に粘着材を塗布して粘着層11を
形成するものであるので、粘着材の粘着性の設定が容易
に行えるため、粘着層11に所望の粘着性を容易且つ確
実に持たせることができる。
【0035】〈第二実施形態〉次に、本願発明の第二実
施形態について、図4及び図5を参酌しつつ、以下説明
する。なお、第一実施形態と同一構成からなる場合に
は、同一図番を用い、その詳細説明を省略する。また、
図4は、本願発明の第二実施形態における中敷シートの
説明図であり、(イ)は底面側の斜視図、(ロ)は拡大
断面図である。また、図5は、同実施形態の中敷シート
の製造工程を説明するための概略断面図であって、
(イ)は、備長炭貼着工程後の概略断面図、(ロ)は、
粘着層形成工程において裏面シート貼着後の概略断面図
を示す。なお、図4(イ)においては、裏面側の印刷を
省略して、図示している。
【0036】第二実施形態の中敷シートは、第一実施形
態と同様に、シート本体1が靴20の底部に敷設される
べく靴20の底部と略同様の形状に形成され、該シート
本体1の表面には、不織布からなる表面シート7が設け
られ、該表面シート7の裏面には備長炭5が設けられて
いるものである。また、第二実施形態においては、第一
実施形態と異なり、前記備長炭5が表面シート7の裏面
に貼着されることにより、シート基材3の表面側に備長
炭による木炭の層5が形成されている。なお、この備長
炭7の貼着は、第一実施形態と同様に、微細化された備
長炭と接着剤(例えば水溶性硬化接着剤)との混合物を
塗布することによりなされ、その貼着量も第一実施形態
と同様である。
【0037】また、第二実施形態において、表面シート
7は、前記のように備長炭5が貼着される以外は、第一
実施形態のものと同様のものを使用可能であり、例え
ば、印刷可能な材質で、その表面には種々の印刷が施さ
れており、しかも、通気性、透湿性を有する例えば不織
布から構成することができる。なお、表面シート7は、
種々のものを採用可能であるが、第二実施形態において
は、備長炭5を貼着する関係上、以下のものが好適に用
いられる。つまり、ナイロンポリエチレン不織布の下層
とポリウレタンフィルムの上層とからなる二層構造のシ
ート(例えば、商品名「ランプ不織布」株式会社クラレ
製)から構成することが好ましい。また、消臭効果を有
する不織布より表面シート7を構成すべく、例えば、株
式会社クラレ製商品名「シャインアップ(商標)」を用
いることも可能である。また、第二実施形態において
は、上述のように備長炭5が表面シート7に貼着される
ものゆえ、第一実施形態と異なり、シート基材は存在し
ない。
【0038】また、第二実施形態においても、シート本
体1の裏面側には、通気性を有する裏面シート9が設け
られている。ここで、該裏面シート9は、ポリプロピレ
ンフィルム等の合成樹脂フィルムが好適に採用でき、具
体的には、ポリプロピレン合成紙やポリエチレンテレフ
タレートフィルムが好適に用いられる。より具体的に
は、例えば、商品名「ユポ」(株式会社ユポコーポレー
トション製)を好適に用いることができる。また、該裏
面シート9は、後述するように穿孔15が形成されてお
り、これにより、該裏面シート9の通気性を担保してい
る。
【0039】また、該裏面シート9は、前記備長炭5に
貼着されている。この裏面シート9の貼着は、接着剤
(水溶性硬化接着剤)によってなされている。
【0040】さらに、該裏面シート9には、第一実施形
態と同様に、その裏面に粘着材が塗布されており、これ
によって粘着層11が形成され、該粘着層11には、剥
離可能な剥離紙13が貼着されている。なお、第一実施
形態で説明したとおり、上記裏面シート9を有さないも
のも本発明の意図する範囲内であり、例えば、上記備長
炭5の裏面に上述のように粘着材を塗布して、粘着層1
1を形成することも可能である。
【0041】また、シート本体1には、裏面側から備長
炭5に至るまでの複数の穿孔15が形成されており、具
体的には、該穿孔15は、裏面シート9、粘着層11及
び剥離紙13に形成されている。また、該穿孔15は、
シート本体1の全面にわたって形成することも可能であ
るが、図示例にあっては、シート本体1の裏面の中央よ
りに複数形成している。また図示例にあっては、等間隔
に略ハの字状の穿孔が形成されているが、穿孔15の形
状は、丸型等の種々の形状を採用できる。
【0042】次に上記構成からなる靴20の中敷シート
の製造方法について、図5を参酌しつつ、説明する。
【0043】第二実施形態の製造方法にあっては、表面
シート7に備長炭5を貼着する備長炭貼着工程と、表面
シート7に貼着された備長炭5に裏面シート9を貼着す
る裏面シート貼着工程と、該シート本体1の裏面に粘着
層9を形成する粘着層形成工程と、該シート本体1の裏
面から穿孔15を形成する穿孔形成工程と、上記各工程
を経て得られたシート本体を所望の形状に切断する切断
工程とを備えている。
【0044】まず、備長炭貼着工程においては、第一実
施形態と同様に、接着剤に微細化された木炭(備長炭
5)を混合せしめて、この混合物を塗布して、接着剤を
硬化させて、木炭の層5を形成する(図5(イ)参
照)。第二実施形態においては、該木炭と接着剤との混
合物は、表面シート7の一面(裏面)に塗布される。な
お、かかる工程において、表面シート7は、長尺状のシ
ート材を用い、上記塗布等を連続して行うことが好まし
い。
【0045】そして、上記のように備長炭5が裏面に貼
着された表面シート7の表面に、所望の図柄等を印刷す
る。なお、かかる表面シート7の表面への印刷は、該工
程よりも後に行うことも可能であり、また、備長炭貼着
工程において、他面(表面)に既に印刷が施されている
表面シート7の一面(表面)に備長炭を貼着することも
可能である。
【0046】次に、粘着層形成工程に際して、まず、上
記のように表面シート7の裏面に貼着された備長炭5の
裏面に裏面シート9を貼着する(図5(ロ)参照)。そ
して、裏面シート9の裏面に粘着材を塗布して、粘着層
11を形成し、該粘着層11に剥離紙13を貼着してい
る。なお、該粘着層形成工程においては、前述の裏面シ
ート9に予め粘着層11(及び剥離紙13)を形成して
おき、該裏面シート9を備長炭5の裏面に貼着すること
も可能である。
【0047】さらに、上記のように粘着層11に貼着さ
れた剥離紙13の裏面に、足型等の印刷を行う。なお、
かかる印刷は、予め剥離紙13に印刷しておくことも可
能である。
【0048】前記穿孔形成工程においては、上述のよう
にして得られたシート本体1の裏面側(剥離紙13の
側)から木炭の層5に向けて穿孔15を形成する。な
お、かかる穿孔形成工程は、例えば、裏面シート9を貼
着する工程より前に、裏面シート9に穿孔を形成する方
法を採用することも可能であるが、貼着時の裏面シート
9の強度を考慮すると、上記のように既に貼着され、シ
ート本体1と一体的になっている状態で穿孔15を形成
することが好ましい。また、上記のように剥離紙13の
裏面の印刷作業を行った後に穿孔形成工程を行う方法の
ほか、例えば、先に穿孔形成工程を行った後に、剥離紙
13の裏面への印刷を行う方法も採用可能である。ま
た、上記穿孔形成工程は、後述する切断工程と同時に行
うことも可能である。
【0049】なお、上記各工程においては、シート本体
1は、長尺状のシート材を用い、上記各作業を連続して
行うことが好ましい。また、上記各工程に関し、図示
上、表面側を上としたが、実際の工程では、裏面側を上
として作業を行うことも可能である。
【0050】また、切断工程においては、上記各工程を
経て得られたシート本体1を、第一実施形態と同様に、
靴20の中敷シートとして靴20の底部の形状に合わせ
て切断する工程である。
【0051】第二実施形態の中敷シートは、上記構成か
らなるので、第一実施形態と同様の利点を有するほか、
以下の利点も有する。第二実施形態の中敷シートは、表
面シート7に備長炭5を貼着して構成されるので、第一
実施形態のものと比して、より薄型化が図られ、このた
め、利用範囲の幅が広がる。また、第一実施形態のもの
に比して、その製造工程(表面シート貼着工程)を減ら
すことができるため、コストの削減が図られる。
【0052】〈第三実施形態〉次に、本願発明の第三実
施形態について、図6を参酌しつつ、以下説明する。な
お、第一及び第二実施形態と同一構成からなる場合に
は、同一図番を用い、その詳細説明を省略する。また、
図6は、本願発明の第三実施形態における中敷シート及
びその製造工程を説明するための概略断面図であって、
(イ)は、備長炭貼着工程後の概略断面図、(ロ)は、
粘着層形成工程において裏面シート貼着後の概略断面
図、(ハ)は、製造された中敷シートの概略断面図を示
す。
【0053】第三実施形態の中敷シートは、第二実施形
態と同様に、備長炭5が表面シート7の裏面に貼着され
ることにより、シート基材3の表面側に備長炭による木
炭の層5が形成されている。第三実施形態において、表
面シート7は、第一及び第二実施形態と同様に、印刷可
能な材質で、その表面には種々の印刷が施されている。
そして、第三実施形態の表面シート7には、その表面に
保護シート17が設けられ、具体的には、ポリプロピレ
ンフィルムやウレタン系フィルム等の合成樹脂シートか
らなる保護シート17が表面シート7の表面に貼着され
ている。また、該保護シート17は、通気性を有し、具
体的には、表面側から裏面側に向けて穿設された複数の
穿孔19が設けられている。該穿孔19は、シート本体
1の表面側から備長炭5に至るまで形成されており、図
示例では、保護シート17及び表面シート7に形成され
ている。また、該保護シート17は透明性を有し、表面
から印刷面(表面シート7)が視認できるように設けら
れている。
【0054】第三実施形態においては、シート本体1の
裏面側には穿孔を形成していないが、第二実施形態のよ
うに、裏面側からも穿孔を形成してシート本体1の裏面
側の通気性を担保することも適宜設計変更可能な事項で
ある。
【0055】なお、その他の構成は、第一及び第二実施
形態と略同様の構成からなり、その説明を省略する。
【0056】次に上記構成からなる靴の中敷シートの製
造方法について、説明する。
【0057】第三実施形態の製造方法にあっては、表面
シート7に備長炭5を貼着する備長炭貼着工程(図6
(イ)参照)と、表面シート7に貼着された備長炭5に
裏面シート9を貼着する裏面シート貼着工程と、該シー
ト本体1の裏面に粘着層9を形成する粘着層形成工程
(図6(ロ)参照)と、該シート本体1の表面シート7
の表面に保護シート17を形成する保護シート形成工程
と、上記各工程を経て得られたシート本体を所望の形状
に切断する切断工程とを備えている。なお、第一又は第
二実施形態と同様の工程については説明を省略する。
【0058】第三実施形態においては、保護シート17
の形成工程の前に、表面シート7の表面に、所望の図柄
等を印刷しており、より具体的には、粘着層形成工程の
後に行っている。なお、かかる表面シート7の表面への
印刷は、粘着層形成工程の前に行うことも可能であり、
また、備長炭貼着工程において、他面(表面)に既に印
刷が施されている表面シート7の一面(表面)に備長炭
を貼着することも可能である。
【0059】また、上記保護シート形成工程の後に、保
護シート17の表面側から穿孔19を形成する(図6
(ハ)参照)。これにより、保護シート17の通気性が
担保されることになる。
【0060】第三実施形態の中敷シートは、上記構成か
らなるので、第一又は第二実施形態と同様の利点を有す
るほか、以下の利点も有する。第三実施形態の中敷シー
トは、表面シート7の表面に保護シート17が設けられ
ているので、表面シート7の劣化を防止することがで
き、これにより、使用により印刷が薄くなる等の問題を
解消することが可能である。
【0061】〈その他の実施形態〉上記各実施形態の中
敷シートは、以上の構成から上述の利点を有するもので
あったが、本願発明はこれに限定するものではなく、各
請求項記載の範囲内において適宜設計変更可能である。
【0062】つまり、上記何れの実施形態においても、
木炭5の一例として備長炭を使用したものについて説明
したが、その他の白炭、黒炭、竹炭等の木炭も採用する
ことも可能である。
【0063】また、上記第一実施形態においては、木炭
の層5の表面に直接表面シート7を貼着しているものに
ついて説明したが、例えば、木炭の層5と表面シート7
との間に別のものが介在されているものも本願発明の意
図する範囲内である。つまり、例えば、唐辛子の粉末等
の発汗性を有する材料を木炭の層の表面に塗布して、そ
の塗布した表面側に表面シートを貼着したものも本願発
明の意図する範囲内である。
【0064】また、表面シート7は、上記第一実施形態
で説明した不織布や、第二実施形態で説明した合成樹脂
フィルム等に限定されるものではなく、木炭による脱臭
効果を発揮できる程度の通気性を有するものであれば、
適宜設計変更可能である。
【0065】また、前記実施形態においては、シート基
材3の表面又は表面シート7の全面にわたって木炭5が
層状に貼着されているものについて説明したが、本発明
はこれに限定されるものではなく、例えば、木炭5が平
面視格子状に貼着される等、木炭5の層同士が離間して
設けられているものも本発明の意図する範囲内である。
【0066】
【発明の効果】上述のように、本願発明によれば、従来
の中敷に比して薄くすることができ、このため幅広い範
囲において利用することが可能であり、また、シート基
材の表面に貼着された木炭によって、的確に臭気物質を
吸着でき、脱臭効果に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態における中敷シートの説
明であり、(イ)は斜視図、(ロ)は拡大断面図であ
る。
【図2】同実施形態の中敷シートの使用状態を示す斜視
図である。
【図3】同実施形態の中敷シートの製造工程を説明する
ための概略断面図であって、(イ)は、シート本体製造
工程後の概略断面図、(ロ)は、表面シート貼着工程後
の概略断面図を示す。
【図4】本願発明の第二実施形態における中敷シートの
説明図であり、(イ)は底面側の斜視図、(ロ)は拡大
断面図である。
【図5】同実施形態の中敷シートの製造工程を説明する
ための概略断面図であって、(イ)は、備長炭貼着工程
後の概略断面図、(ロ)は、粘着層形成工程において裏
面シート貼着後の概略断面図を示す。
【図6】本願発明の第三実施形態における中敷シート及
びその製造工程を説明するための概略断面図であって、
(イ)は、備長炭貼着工程後の概略断面図、(ロ)は、
粘着層形成工程において裏面シート貼着後の概略断面
図、(ハ)は、製造された中敷シートの概略断面図を示
す。
【符号の説明】
1 シート本体 3 シート基材(不織布) 5 備長炭(木炭) 7 表面シート(合成樹脂フィルム) 9 裏面シート(合成樹脂フィルム) 11 粘着層 13 剥離紙 15 穿孔 17 保護シート 19 穿孔 20 靴

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 靴(20)の底部に敷設されるべく靴
    (20)の底部と略同様の形状にシート本体(1)が形
    成される靴の中敷シートであって、 前記シート本体(1)には、その表面に、不織布等の通
    気性を有する表面シート(7)が敷設されており、その
    裏面に、靴(20)の底部に粘着するための粘着層(1
    1)が設けられており、 該シート本体(1)は、層状となるように貼着された備
    長炭や竹炭等の木炭(5)を含むことを特徴とする靴の
    中敷シート。
  2. 【請求項2】 前記シート本体(1)は、表面に前記木
    炭(5)が貼着される不織布等のシート基材(3)を有
    することを特徴とする請求項1記載の靴の中敷シート。
  3. 【請求項3】 前記木炭(5)は、前記表面シート
    (7)の裏面に貼着されていることを特徴とする請求項
    1記載の靴の中敷シート。
  4. 【請求項4】 前記木炭(5)は、一平方メートル当り
    30〜60gの割合で貼着されて構成されていることを
    特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の靴の中敷シ
    ート。
  5. 【請求項5】 前記シート本体(1)は、裏面側にポリ
    プロピレンフィルム等の合成樹脂フィルム(9)が貼着
    されており、該合成樹脂フィルムの裏面(9)に、前記
    粘着層(11)が形成されていることを特徴とする請求
    項1乃至4の何れかに記載の靴の中敷シート。
  6. 【請求項6】 靴の中敷シート等に用いられるべくシー
    ト本体(1)が脱臭効果を有する脱臭シートであって、 該シート本体(1)には、その表面に、不織布等の通気
    性を有する表面シート(7)が敷設されており、その裏
    面に、靴(20)の底部等に粘着するための粘着層(1
    1)が設けられており、 該シート本体(1)は、層状となるように貼着された備
    長炭や竹炭等の木炭(5)を含むことを特徴とする脱臭
    シート。
  7. 【請求項7】 前記シート本体(1)は、表面に前記木
    炭(5)が貼着される不織布等のシート基材(3)を有
    することを特徴とする請求項6記載の脱臭シート。
  8. 【請求項8】 前記木炭(5)は、前記表面シート
    (7)の裏面に貼着されてなることを特徴とする請求項
    6記載の脱臭シート。
  9. 【請求項9】 前記木炭(5)は、一平方メートル当り
    30〜60gの割合で貼着されて構成されていることを
    特徴とする請求項6乃至8の何れかに記載の脱臭シー
    ト。
  10. 【請求項10】 前記シート本体(1)は、裏面側にポ
    リプロピレンフィルム等の合成樹脂フィルム(9)が貼
    着されており、該合成樹脂フィルムの裏面(9)に、前
    記粘着層(11)が形成されていることを特徴とする請
    求項6乃至9の何れかに記載の脱臭シート。
  11. 【請求項11】 靴(20)の底部に敷設されるべく靴
    (20)の底部と略同様の形状にシート本体(1)が形
    成される靴の中敷シートの製造方法であって、 不織布等のシート基材(3)の表面側に備長炭や竹炭等
    の木炭(5)が貼着されて構成されているシート本体
    (1)の表面に、不織布等の通気性を有する表面シート
    (7)を貼着する工程、 該シート本体(1)の裏面に粘着層(11)を設ける工
    程、 及び、上記両工程を経たシート本体(1)を靴(20)
    の底部と略同様の形状に切断する工程を備えていること
    を特徴とする中敷シートの製造方法。
  12. 【請求項12】 靴(20)の底部に敷設されるべく靴
    (20)の底部と略同様の形状にシート本体(1)が形
    成された靴の中敷シートの製造方法であって、 不織布等の表面シート(7)の裏面側に備長炭や竹炭等
    の木炭(5)を貼着する工程、 該木炭(5)が貼着されてなるシート本体(1)の裏面
    に粘着層(11)を設ける工程、 及び、上記工程を経たシート本体(1)を靴(20)の
    底部と略同様の形状に切断する工程を備えていることを
    特徴とする中敷シートの製造方法。
  13. 【請求項13】 前記木炭(5)を、一平方メートル当
    り30〜60gの割合で貼着することを特徴とする請求
    項11又は12記載の靴の中敷シートの製造方法。
  14. 【請求項14】 前記シート本体(1)の裏面に設けら
    れるポリプロピレンフィルム等の合成樹脂フィルム
    (9)の裏面に、前記粘着層(11)を設けることを特
    徴とする請求項11乃至13の何れかに記載の靴の中敷
    シートの製造方法。
  15. 【請求項15】 靴(20)の底部等に用いられるべく
    シート本体(1)が脱臭効果を有する脱臭シートの製造
    方法であって、 不織布等のシート基材(3)の表面側に備長炭や竹炭等
    の木炭(5)が貼着されて構成されているシート本体
    (1)の表面に、不織布等の通気性を有する表面シート
    (7)を貼着する工程、 及び、該シート本体(1)の裏面に粘着層(11)を設
    ける工程を備えていることを特徴とする脱臭シートの製
    造方法。
  16. 【請求項16】 靴(20)の底部等に用いられるべく
    シート本体(1)が脱臭効果を有する脱臭シートの製造
    方法であって、 不織布等の表面シート(7)の裏面側に備長炭や竹炭等
    の木炭(5)を貼着する工程、 該木炭(5)が貼着されてなるシート本体(1)の裏面
    に粘着層(11)を設ける工程、 及び、上記工程を経たシート本体(1)を靴(20)の
    底部と略同様の形状に切断する工程を備えていることを
    特徴とする中敷シートの製造方法。
  17. 【請求項17】 前記木炭(5)を、一平方メートル当
    り30〜60gの割合で貼着することを特徴とする請求
    項15又は16記載の脱臭シートの製造方法。
  18. 【請求項18】 前記シート本体(1)の裏面に設けら
    れるポリプロピレンフィルム等の合成樹脂フィルム
    (9)の裏面に、前記粘着層(11)を設けることを特
    徴とする請求項15乃至17の何れかに記載の脱臭シー
    トの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017070384A (ja) * 2015-10-06 2017-04-13 住江織物株式会社 消臭機能付き粘着不織布

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