JPH1192025A - 線材の貯留装置 - Google Patents

線材の貯留装置

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Publication number
JPH1192025A
JPH1192025A JP27382597A JP27382597A JPH1192025A JP H1192025 A JPH1192025 A JP H1192025A JP 27382597 A JP27382597 A JP 27382597A JP 27382597 A JP27382597 A JP 27382597A JP H1192025 A JPH1192025 A JP H1192025A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
groove
inner peripheral
main body
guide
wire
Prior art date
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Pending
Application number
JP27382597A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Toyoda
武司 豊田
Hiroshi Miyaji
浩 宮地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
Priority to JP27382597A priority Critical patent/JPH1192025A/ja
Publication of JPH1192025A publication Critical patent/JPH1192025A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Forwarding And Storing Of Filamentary Material (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 線掛けの容易なコンパクトな貯留装置。 【解決手段】 内周部にほぼ一周ごとに巻き方向の変わ
るつるまき線状のSZ内周溝21が形成され、中心軸線
位置の軸方向端部入口に送り込みローラ3A,3Bの設
けられた中空円柱状の貯留筒2と、貯留筒2を1回転よ
りわずかに大きい角度的周期をもって正逆反転させる正
逆反転モータ7と、中心軸線位置に固着され、軸方向に
延びる案内スリット61の形成された中空のスライド案
内筒6と、案内スリット61に沿って滑動できる本体ブ
ロック50、この本体ブロック50に固着される筒状ア
ーム51、この筒状アーム51の先端に設けられSZ溝
内周溝21の内壁面21Aに沿って滑動する案内ローラ
52、ならびに本体ブロック50に設けられる2個のロ
ーラ54,55を含む貯留用アーム5と、SZ内周溝2
1に沿って適宜間隔毎に設けられる線押さえひげ4とを
有して成る線材の貯留装置である。線材1はSZ内周溝
21内に次々と布設されて貯留される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は線材の貯留装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に電線製造工場においては図6に示
すような工程がよく行われている。つまり原料となる線
材を送出ボビンから送り出すか、あるいは光ファイバの
場合のようにこれを母材から製造して送り出し、その原
料線材に何らかの加工を施し、引取装置によってその製
品線材を引き取りながら巻取ボビンに巻き取るものであ
る。
【0003】この際たとえば巻取ボビンの交換などの場
合、冒頭の線材の製造工程を中止できない場合も多く、
このときはボビン交換の間、貯留装置によって一時的に
そこに製品線材を貯留し、巻取ボビン交換の終了後は引
取速度を一旦高めて貯留装置に貯留されている線材を解
消巻き取るようになっている。
【0004】従来のこのための貯留装置としては、対向
配置される多数組のプーリー間に線材を掛け回し、この
プーリー間の距離を漸次拡大することによって貯留線材
量を拡大するような装置がよく知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の貯留装置の場合は、はじめの作業準備のときに
多数のプーリーに線掛けする手間が非常に大変である欠
点があり、しかもこの線掛け工程は自動化が困難な不都
合もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は上述の課題を
解決するためになされたものであって、請求項1の発明
によるその解決手段は、内周部にほぼ一周ごとに巻き方
向の変わるつるまき線状のSZ内周溝が形成され、中心
軸線位置の軸方向端部入口に送り込みローラの設けられ
た中空円柱状の貯留筒と、前記貯留筒を1回転よりわず
かに大きい角度的周期をもって正逆反転させる正逆反転
モータと、前記中心軸線位置に固着され、軸方向に延び
る案内スリットの形成された中空のスライド案内筒と、
前記案内スリットに沿って滑動できる本体ブロック、こ
の本体ブロックに固着される筒状アーム、この筒状アー
ムの先端に設けられ前記SZ溝内周溝の内壁面に沿って
滑動する案内ローラ、ならびに前記本体ブロックに設け
られる2個のローラを含む貯留用アームと、前記SZ内
周溝に沿って適宜間隔毎に設けられる線押さえひげとを
有して成る線材の貯留装置である。
【0007】
【発明の実施の形態】図1ないし図5を参照してこの発
明の一実施例を説明する。図1に示す貯留筒2は中空円
柱状をなし、端部に取り付けられたプーリー22を介し
て正逆反転モータ7によって1回転よりわずかに大きい
角度的周期、たとえば361度をもって正逆反転され
る。
【0008】その軸方向端部の中心軸線位置に開けられ
た入口には1対の送り込みローラ3A,3Bが取り付け
られ、駆動モータ31によって駆動される。
【0009】貯留筒2の内周壁にはほぼ1周ごとに巻き
方向の変わるSZ内周溝21が穿設され、その溝の入口
面(つまり溝がある深さを持つとしてその深さゼロの
面)には図2,図5にも示すように線押さえひげ4が溝
の長さ方向に適宜間隔をおいて取り付けられる。
【0010】線押さえひげ4は、たとえば細いピアノ線
のように弾性的で曲げやすい材料線を溝の両縁から突き
出して互いにある長さだけ重なるように交差させてあ
り、剛体によっては簡単に押し退けられるが、軽い線条
体ならその落下を防げるものである。
【0011】また図5に示すようにSZ内周溝21の巻
き方向変換点Pでは溝の内壁面21AがV字状に尖って
おり、このためその拡大図に示すように矢印方向からき
た案内ローラ52(後述する)は内壁面21Aに衝突し
て止まり、逆回転に際してはこんどは通行溝を変えて白
抜き矢印の方向に移動することになる。この逆方向の移
動の場合も同様に通行溝が移るのである。
【0012】貯留筒2の中心軸線位置には中空のスライ
ド案内筒6が適宜の基台に固着されて固定的に設けられ
る。またスライド案内筒6には図3に明示されるように
軸方向に延びる案内スリット61が形成され、この案内
スリット61に後述する貯留用アーム5の本体ブロック
50が滑動可能に係合する。
【0013】図3および図4を参照して貯留用アーム5
を説明する。これは平べったい板状の本体ブロック50
に中空の筒状アーム51が固着されたもので、筒状アー
ム51の他端にはU字状の取付けアーム53を介して案
内ローラ52が回転可能に取り付けられる。
【0014】この案内ローラ52は図1に示すように貯
留筒2のSZ内周溝21に係合し、この際滑動が円滑に
なるように取付けアーム53の接触部位は半球状のスラ
イド案内突起53Aとして形成されている。
【0015】また本体ブロック50の側面には線材1の
往復の案内用として2個のローラ54,55が回転可能
に設けられる。ここで重要なことは、図4に示すように
線材1の走行位置であるこれらのローラ54,55の外
周位置を、スライド案内筒6の回転軸線に一致させてい
ることである。
【0016】ついでこの発明装置の作動を説明する。ま
ずはじめの線通しは、送り込みローラ3A,3Bの間を
通した線材1はローラ54から筒状アーム51の内部を
通って案内ローラ52に掛け回し、ここで方向転換して
ローラ55に戻り、スライド案内筒6の中を通って下流
側の装置、たとえば引取装置に導かれる。
【0017】さて下流側の装置が停止して貯留作用を始
めたいときは、まず駆動モータ31を駆動して送り込み
ローラ3A,3Bを回転させ、線材1を貯留筒2内に送
り込む。同時に正逆反転モータ7も駆動し始める。
【0018】線材1は送り込まれ始め、一方下流側から
の引取作用は停止してこのため貯留筒2内に過剰に余り
はじめた線材1は貯留筒2の回転によってSZ内周溝2
1に順次布設されることになる。すなわち、案内ローラ
52はSZ内周溝21内を走行し、溝の形のままに貯留
用アーム5の全体はスライド案内筒6の軸方向に進めら
れる。線材1は線押さえひげ4のために落下せずにSZ
内周溝21内に保持される。
【0019】SZ内周溝21が仮に一方向向きでは線材
1がねじられて破断してしまうために、このような事態
を避けるべくSZ内周溝21はほぼ1回転ごとに巻き方
向が変わるようにされているわけであって、一つの巻き
方向の端点P(図5)に達するとこんどはあらかじめ正
逆反転モータ7に与えられている制御プログラムに従っ
て貯留筒2は逆回転する。
【0020】反転した貯留用アーム5は既に〔001
0〕項で述べたSZ内周溝の構成のゆえにこんどは別の
溝に通路を移して移動し、線材1の布設をさらに進める
わけである。
【0021】つぎに巻取ボビンの交換を終了して引取装
置が動きはじめ、これまで貯留してきた線材1を吐き出
すときの本発明装置の作動を説明する。このときは送り
込みの駆動モータ31を止めると共に、貯留筒2の駆動
用の正逆反転モータ7を停止時点から直ちに逆方向に回
転させればよい。
【0022】こうして貯留用アーム5は貯留筒2の軸方
向を逆に図1で右から左に向かって進んで元の位置に戻
る。貯留された線材1も案内ローラ52からローラ55
を経て引取装置に引き取られる。
【0023】
【発明の効果】この発明によれば上述したことから自明
のように、貯留装置として全体に一つの中空円柱体とし
ておさまるゆえに極めてコンパクトであり、はじめの線
掛けが簡単である利点がある。また貯留線の吐き出しは
単に貯留時の逆操作でよくすべて円滑に容易に操作でき
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例装置を示す側断面図であ
る。
【図2】図1のB−B線による一部断面図である。
【図3】貯留用アームを説明する斜視図である。
【図4】図3の矢視図である。
【図5】貯留用筒の内周面の展開平面図である。
【図6】貯留装置の配備箇所を説明する説明用ブロック
線図である。
【符号の説明】
1 線材 2 貯留筒 21 SZ内周溝 3A,3B 送り込みローラ 4 線押さえひげ 5 貯留用アーム 50 本体ブロック 51 筒状アーム 52 案内ローラ 53 取付けアーム 53A スライド案内突起 54,55 ローラ 6 スライド案内筒 61 案内スリット 7 正逆反転モータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周部にほぼ一周ごとに巻き方向の変わ
    るつるまき線状のSZ内周溝(21)が形成され、中心
    軸線位置の軸方向端部入口に送り込みローラ(3A,3
    B)の設けられた中空円柱状の貯留筒(2)と、前記貯
    留筒(2)を1回転よりわずかに大きい角度的周期をも
    って正逆反転させる正逆反転モータ(7)と、前記中心
    軸線位置に固着され、軸方向に延びる案内スリット(6
    1)の形成された中空のスライド案内筒(6)と、前記
    案内スリット(61)に沿って滑動できる本体ブロック
    (50)、この本体ブロック(50)に固着される筒状
    アーム(51)、この筒状アーム(51)の先端に設け
    られ前記SZ溝内周溝(21)の内壁面(21A)に沿
    って滑動する案内ローラ(52)、ならびに前記本体ブ
    ロック(50)に設けられる2個のローラ(54,5
    5)を含む貯留用アーム(5)と、前記SZ内周溝(2
    1)に沿って適宜間隔毎に設けられる線押さえひげ
    (4)とを有して成る線材の貯留装置。
JP27382597A 1997-09-19 1997-09-19 線材の貯留装置 Pending JPH1192025A (ja)

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JP27382597A JPH1192025A (ja) 1997-09-19 1997-09-19 線材の貯留装置

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JP27382597A JPH1192025A (ja) 1997-09-19 1997-09-19 線材の貯留装置

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Publication Number Publication Date
JPH1192025A true JPH1192025A (ja) 1999-04-06

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ID=17533085

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27382597A Pending JPH1192025A (ja) 1997-09-19 1997-09-19 線材の貯留装置

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JP (1) JPH1192025A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109014812A (zh) * 2018-08-06 2018-12-18 朱宇柔 一种冷等静压机缸体组装设备

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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