JPH1191710A - コイル材用受け部材 - Google Patents

コイル材用受け部材

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JPH1191710A
JPH1191710A JP24691197A JP24691197A JPH1191710A JP H1191710 A JPH1191710 A JP H1191710A JP 24691197 A JP24691197 A JP 24691197A JP 24691197 A JP24691197 A JP 24691197A JP H1191710 A JPH1191710 A JP H1191710A
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JP
Japan
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coil
binding
receiving member
band
line
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Pending
Application number
JP24691197A
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English (en)
Inventor
Akio Okuzawa
明男 奥澤
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OKUSAWA SANGYO KK
Original Assignee
OKUSAWA SANGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コイル材の結束作業を、スリッタラインのオ
フライン位置で行うことを可能にするコイル材用受け部
材を提供する。 【解決手段】 略V字形の受け面31a、61aを具え
たコイル材用受け部材31、61であって、該受け面3
1a、61aには、受けているコイルCn の外周を結束
バンドで結束するために、結束バンド案内用の所定幅、
所定深さの溝41、71が所定ピッチで略平行に複数個
設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイル状に巻回さ
れた材料ないし(半)製品の結束(作業)工程を改善し
得るコイル材用受け部材に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、図5に概要を描いたように、コ
イル状に巻回された広幅の鋼製の帯板を用いて2次加工
(例えば、ロール成形)する前処理として、該広幅の帯
板のコイルCw は、スリッタ装置Sの所定間隔に配置し
た複数の回転円板型のナイフ(カッタ)Rc によって長
手方向に平行な切断線が複数入れられて所定条数の狭幅
コイルCn にスリット(切断)される。
【0003】細幅にスリットされた各帯板は、リコイラ
ー(巻き取り装置)の拡縮自在の棒状のマンドレルMd
に巻き取られ、巻き取りを終えた複数の(帯板)コイル
Cnは、ばらけないように、帯板後端がコイル本体にガ
ムテープ等で仮止めされる。次いで、この仮止め状態の
コイルCn は、結束バンドBによって外周がそれぞれ結
束される。すなわち、具体的には、2人の作業者(図示
せず)が仮止め状態のコイルCn の前後を挟むようにし
て立ち、空圧作動型の可搬式の結束機(図示せず)を携
帯する作業者が該結束機から結束バンドを引き出して、
結束バンド先端をコイル下側に回して他方の作業者に手
渡す。
【0004】結束バンドを手渡された他方の作業者は、
それをコイル上側にグルリと回して元の作業者に手渡
し、この元の作業者は、手渡された結束バンドの先端を
結束機にセットしてこれを作動させることによって、コ
イル外周の結束を行うことができる。その後、これらの
結束済みのコイルCn は、搬送用のコイルカーCCに全
体的に移し替えられてスリッタライン側方に搬出され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記結束作業は、コイ
ル毎にそれぞれ行う必要があり、コイルの(条)数が多
い場合、全結束作業が完了するまで相当な時間がかか
る。スリット装置のライン上で作業者が当該結束作業を
行う関係上、安全面の配慮等から、その作業中、スリッ
ト作業を中断しなければならず、合理的・経済的でな
い。
【0006】また、高重量で大径のコイルの下側で2人
の作業者が結束バンドを手渡しするような作業は好まし
くない。そこで、本発明は、上記従来の不都合を軽減な
いしなくすことができ、合理的・経済的な作業を可能に
するコイル材用受け部材を提供することをその課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、略V字形の受け面を具えたコイル材用受
け部材であって、該受け面には、受けているコイル材の
外周を結束バンドで結束するために、結束バンド案内用
の所定幅、所定深さの溝が所定ピッチで略平行に複数個
設けられることを構成上の特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を鋼板のスリッタラ
インに適用した実施態様を図面を参照して説明する。し
かしながら、本発明の思想自体は、これに限定されるも
のではなく、コイル状に巻回したものの外周にバンドを
結束するような場面を包含する様々な装置、システム、
ライン等に広く適用ないし応用できることは言うまでも
ない。
【0009】図1は、本発明の一実施態様に係るスリッ
タラインの側面図、図2は、図1のスリッタラインの平
面図である。図示スリッタライン1は、(例えば、板厚
1.6mm、板幅1250mm、外径φ1600mm、
内径φ508mmの)コイル状に巻回された広幅帯状の
鋼製の板材(コイル材)を長さ方向に縦条(例えば、板
幅を125mm×10条(9カット))にスリット(せ
ん断)して巻き取るシステムである。
【0010】このスリッタライン1は、基本的に、広幅
の(帯板)コイルCw を巻き戻し可能に回転保持するア
ンコイラー装置3と、帯板に長手方向に平行な切断線を
入れて所定条数にスリット(切断)するスリッタ装置5
と、スリット済みの幅狭の帯板を巻き取ってコイルCn
にするためのリコイラー装置7、とから成る。尚、スリ
ッタライン全体を指して、スリッタ装置と呼ぶこともあ
る。
【0011】図示したアンコイラー装置3は、いわゆる
ペイオフリールタイプと呼ばれる形式の装置であって、
コイルCw の内径に合わせて分離ドラム9が拡大(収
縮)してコイル内径部をしっかり(解放自在に)保持で
きるように構成されている。スリッタ装置5は、水平支
軸上に所定間隔で配置した複数の回転円板型のナイフ1
1を具えて成るカッター部13と、カッター部13の上
流側に配置した帯板案内部15と、カッター部13の下
流側に配置した、スリット時にコイル両側からでる細長
い屑板(スクラップ)を巻き取るためのスクラップワイ
ンダー17、とを含む。
【0012】リコイラー装置7は、スリット済みの細幅
の各帯板をコイル状に巻き取るための拡縮自在の棒状の
水平なマンドレル21を含むリコイラー部23と、巻き
取る際のコイル同士の絡み合いを防止するためにコイル
間に隙間を形成させるセパレータ装置25と、リコイラ
ー部23の上流側で帯板に制動(ブレーキ)を与えて緊
密に巻き取るためのテンションパット装置27と、コイ
ル材用受け部材31を上下動させ得ると共にコイル材用
受け部材31上に載せられたコイルCn をその状態のま
まスリッタライン側方のオフライン位置(図1では、紙
面手前側)に搬出し得るコイルカー装置33、とを含
む。
【0013】コイルカー装置33は、リコイラー部23
のマンドレル21の下方側で該マンドレル21に平行に
水平設置された一対の走行レール35と、該走行レール
に案内されて走行し得るコイルカー(本体)37と、該
コイルカー37に組み込まれた上下駆動装置によって上
下動し得る(コイル材用受け部材31が上に固定され
る)可動ベース39、とを含む。
【0014】図3に示したように、コイル材用受け部材
31は、いわゆるVブロックのような、例えば、金属製
材料の一体一部品として構成され、コイルの受け面とな
る2つの斜面部の中央交差部分は、所定半径(R)の曲
面から成る。略V字形の2つの斜面部(受け面)31a
には、傾斜方向に平行に溝41が複数形成されている。
各溝41は、スリット後の巻き取り済みのコイルCn の
外周を結束バンドで結束(すなわち、締め付け固定)す
るためのものであって、例えば、金属製の結束バンドが
スッポリ入り込んだ状態でスムーズに通り抜け得るよう
な幅寸法(例えば、十数ミリ程度)及び深さ寸法(例え
ば、数ミリ程度)を有している。溝間のピッチは、スリ
ット後のコイル幅寸法が様々であることを考慮して、そ
れに最大公約数的に対応し得るような適当な寸法(例え
ば、数十ミリ程度)となっている。
【0015】コイル材用受け部材31の四隅位置部分に
は、コイルカー37の可動ベース39に固定(ボルト止
め)するための大径座ぐり穴付き丸穴が穿設されてい
る。以上の構成を有する本実施態様にあっては、以下に
要点を簡潔に説明するように、合理的な作業を行うこと
ができる。先ず、スリット済みの細幅の帯板がリコイラ
ー装置7の拡縮自在のマンドレル21にコイル状に巻き
取られ、その直後、作業者により各コイルCn がばらけ
ないように(例えばガムテープを用いて)仮止めされ
る。
【0016】この後、従来であれば直ちに作業者による
結束作業が行われるところであるが、本実施態様にあっ
てはそれとは異なる。すなわち、マンドレル21の縮径
動作と、コイルカー37の可動ベース39(従って、コ
イル材用受け部材31)の上昇動作とによって、コイル
Cn 全部がコイル材用受け部材31の上に全体的・実質
的に移し替えられる。
【0017】この全コイルCn が可動ベース39(コイ
ル材用受け部材31)の上に載った状態でコイルカー3
7が走行レール35に案内されて、スリッタライン側方
のオフライン位置に移動駆動される。この際、少なくと
も全コイルCn がマンドレル21から取り外された位置
に位置しているときに、可動ベース39(コイル材用受
け部材31)の下降動作が行われる。
【0018】オフライン位置に位置した(コイルカー3
7の可動ベース39の上の)コイル材用受け部材31の
上の各コイルCn に対して、結束作業が行われる。具体
的には、空圧作動型の可搬式の結束機(図示せず)を携
帯する作業者が該結束機から結束バンドを引き出して、
結束バンド先端をコイル材用受け部材31の所定位置の
溝41に入れて、結束バンドを送り込む。
【0019】結束バンドは、溝41の底面及び側壁に案
内されて、また、コイル材用受け部材31の中央窪み部
分が所定半径(R)で丸く湾曲していることも良好に作
用して、円滑に進行してコイル反対側に到達する。この
結束バンドの先端を受け取った他方の作業者は、これを
コイル上側にグルリと回して元の作業者に手渡す。手渡
された元の作業者は、結束バンド先端を結束機にセット
してこれを作動させることによって、コイル外周の結束
(締め付け固定)を行うことができる。
【0020】この一連の結束作業を各コイルCn に対し
て行うことにより、全結束作業が終了・完了する。以上
の説明から理解されるように、本実施態様においては、
スリッタライン側方の(足場の良い)オフライン位置で
結束作業を行い、従って、平行してスリッタ作業を行え
るので、スリッタラインの稼働率が飛躍的に向上し得
る。
【0021】また、(コイルカー37の可動ベース39
の上の)コイル材用受け部材31の上に載せられたコイ
ルCn が略V字形の受け面(斜面部)31aによって非
常に安定的に保持され、これに対して、該受け面31a
の結束バンド案内用の溝41を介して、非常に簡単・容
易に結束バンドをコイル一方側からコイル反対側に送る
ことができ、結束作業の作業能率・効率が著しく向上す
る。
【0022】つまり、従来のような作業者が屈んだ態勢
で高重量物であるコイルの下側に何度も手を回して結束
バンドを手渡しするような好ましくない作業を行う必要
が全くなくなる。尚、上記実施態様では、スリッタライ
ン側方のオフライン位置で結束作業を行うことを前提と
しているが、従来と同じように、スリッタライン上で結
束作業を行うように構成することもできる。
【0023】ところで、図3に示したようなコイル材用
受け部材31の代わりに、図4に示すような、例えば金
属製の板材を折り曲げてそれに相当するものを形成し、
所定ブラケット63を介してコイルカー37の可動ベー
ス39の上に固定するように構成することもできる。こ
の図4のコイル材用受け部材61の場合、非常に安価に
製造でき、軽量であり、保管が楽等といったメリットが
ある。
【0024】そして、受け面61aに形成する結束バン
ド案内用の溝71の幅・深さやピッチが異なるものを複
数形成しておけば、コイル幅が変わっても、あるいはバ
ンドの種類が変わっても、それに合うコイル材用受け部
材61を選んで取付けさえすれば、直ちに最適な結束位
置で最適なバンドでコイルCn をバンド結束することが
できる。
【0025】尚、コイル材用受け部材は、上述した実施
態様や変更例のように金属材料で形成する代わりに、木
材やプラスチック樹脂材料で形成することができる。あ
るいは、主たる本体部分を所定材料で形成し、受け面に
他の薄板部材を貼り付けたような複合構成とすることが
できる。斯かる薄板部材としては、例えば、コイル材の
滑り止め用に、天然もしくは合成ゴム製の薄板を採用で
き、コイル材の傷防止用に、コイル材よりも柔らかい部
材を採用することが考えられる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
従来の不都合を伴わない、非常に合理的・経済的なコイ
ル材の結束作業を実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係るスリッタラインの全
体概略側面図である。
【図2】図1のスリッタラインの平面図である。
【図3】コイル用受け部材の一例を示す図であって、
(a)は平面、(b)は正面、(c)は側面をそれぞれ
示す。
【図4】コイル用受け部材の別の例を示す図であって、
(a)は平面、(b)は正面、(c)は中央長手断面を
それぞれ示す。
【図5】スリッタラインの概要を示す概念図である。
【符号の説明】
1…スリッタライン 3…アンコイラー装置 5…スリッタ装置 7…リコイラー装置 21…マンドレル 23…リコイラー部 31、61…コイル材用受け部材 31a、61a…受け面 33…コイルカー装置 35…走行レール 37…コイルカー 39…可動ベース 41、71…溝 63…ブラケット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略V字形の受け面を具えたコイル材用受
    け部材であって、 該受け面には、受けているコイル材の外周を結束バンド
    で結束するために、結束バンド案内用の所定幅、所定深
    さの溝が所定ピッチで略平行に複数個設けられることを
    特徴とするコイル材用受け部材。
JP24691197A 1997-09-11 1997-09-11 コイル材用受け部材 Pending JPH1191710A (ja)

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JP24691197A JPH1191710A (ja) 1997-09-11 1997-09-11 コイル材用受け部材

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JP24691197A JPH1191710A (ja) 1997-09-11 1997-09-11 コイル材用受け部材

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JPH1191710A true JPH1191710A (ja) 1999-04-06

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JP24691197A Pending JPH1191710A (ja) 1997-09-11 1997-09-11 コイル材用受け部材

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