JPH119163A - 枝縄巻取装置 - Google Patents

枝縄巻取装置

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Publication number
JPH119163A
JPH119163A JP9172543A JP17254397A JPH119163A JP H119163 A JPH119163 A JP H119163A JP 9172543 A JP9172543 A JP 9172543A JP 17254397 A JP17254397 A JP 17254397A JP H119163 A JPH119163 A JP H119163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding drum
branch
winding
branch line
movable piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP9172543A
Other languages
English (en)
Inventor
Taira Kaneda
平 金田
Yoshiki Kondo
好樹 近藤
Hideo Nanba
日出男 南波
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niigata Engineering Co Ltd
Original Assignee
Niigata Engineering Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Niigata Engineering Co Ltd filed Critical Niigata Engineering Co Ltd
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Publication of JPH119163A publication Critical patent/JPH119163A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 枝縄の引揚げ作業を省力化する。 【解決手段】 流体供給源36で流体を膨張チューブ3
4内に圧入してこれを膨張させることにより、可動片3
1aを外側に移動させて巻取ドラム31を拡径させ、そ
の状態で巻取ドラム31を回転させて枝縄3を巻き取
る。枝縄3を巻き取ったら巻取ドラム31を停止させ、
流体供給源36の停止等によって膨張チューブ34を縮
小可能にすると、可動片31aはばね37で中心側に移
動し、巻取ドラム31を縮径させる。これにより、巻取
ドラム31から枝縄3の束3aが自重で落下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、延縄漁船におい
て、幹縄から外された枝縄を巻き取る枝縄巻取装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】延縄漁法に用いる延縄は、図6と図7に
示すように、1本の長い幹縄1に、先端に釣針2を有す
る多数本の枝縄3をクリップ4で着脱自在に取り付けた
構造となっている。符号5は枝縄3に設けられたより戻
し(金具)、6は釣元ワイヤであり、いずれも釣針2と
同様に金属製である。参考までに述べると、鮪延縄の場
合、幹縄1の長さは100〜150kmにも及ぶことが
あり、また枝縄3の長さは、おおよそ25〜50m、枝
縄3の間隔は例えば50m位である。なお、上記の数値
は、場合により、或いは漁獲対象魚の種類等によっても
大きくかわることは言うまでもない。
【0003】浮き延縄漁においては、釣針2に餌をつけ
た上記延縄を浮玉7で図6のように一定の水深を保って
海中に仕掛ける。延縄の揚縄作業は、図8に示すよう
に、幹縄巻取機11で幹縄1を例えば、60〜250m
/minの速度で漁船の甲板12にガイドローラ13を
介して引き揚げながら、幹縄1と一緒に海からあがって
くる枝縄3を、作業員がクリップ4を操作して幹縄1か
ら外し、その枝縄3を枝縄巻取装置21の巻取ドラム2
2(図9)に巻き取っている。
【0004】従来の枝縄巻取装置21は手動操作式であ
り、幹縄1から枝縄3を外した作業員は、直ちにその枝
縄3のクリップ4を停止中の巻取ドラム22の取付孔に
挿し込むとともに、スイッチを入れて枝縄巻取装置21
の回転駆動装置23を作動させ、釣針2が近づいてきた
ら一旦巻取ドラム22の回転を落してから枝縄巻取装置
21を完全に停止させ、枝縄3の束を手作業で持ち上げ
て巻取ドラム22から外す作業を繰り返す。
【0005】巻取ドラム22は円錐台状に形成され、枝
縄3が取り外される先細りの自由端を上にして上向きに
設けられている。なお、枝縄3は、巻取ドラム22に連
動して回転駆動装置23で回転させられる螺旋構造のト
ラバース装置24で巻取ドラム22に導かれ、整然と巻
き付けられるようになっている。図9の符号25は枝縄
3のガイドである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】巻取ドラム22に巻き
取られた枝縄3を巻取ドラム22から外す場合、上記の
ように、巻取ドラム22を完全に停止させてから、枝縄
3の束を手で把んで持ち上げ、その枝縄3の束を所定の
場所に置かなければならないため、手間がかかり省力化
できないという問題点がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る枝縄巻取装置は、巻取ドラムを回転
駆動装置で周方向に回転させてその外周に枝縄を巻き付
ける枝縄巻取装置において、上記巻取ドラムに、移動手
段により径方向に動かされて枝縄の巻径を変化させる1
以上の可動片を設け、外周に巻かれた枝縄が取り外され
る自由端を下にして支持部材に垂設した構成とした。
【0008】移動手段を、流体供給源と、該流体供給源
で圧入された流体によって膨張させられて可動片を外側
に移動させる膨張チューブと、該膨張チューブにより移
動させられた可動片を中心側に移動させるばねとによっ
て構成することが好ましい。また、巻取ドラムの下に、
巻取ドラムから落下した枝縄を搬送する搬送コンベヤ
や、巻取ドラムから落下した枝縄を収容する収容容器を
設けるとよい。
【0009】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図1ないし図5を参照して説明する。これらの図にお
いて符号31は巻取ドラムである。巻取ドラム31は、
複数の可動片31aを環状に配して成り、架台(図示せ
ず)に設けられた伝動機構(減速機構)32の回転軸
(支持部材)32aに自由端を下にして下向きに垂設さ
れている。
【0010】巻取ドラム31の各可動片31aは、回転
軸32aに一体に設けられた中心部材33の外周に膨張
チューブ34を介して取り付けられいる。膨張チューブ
34は、ゴム或いはこれと同効の材料によって環状に形
成されており、空気や水等の流体の圧入により膨張させ
て外径を大きくすることができる。
【0011】そして、この膨張チューブ34には、中心
部材33及び回転軸32aの連通孔33a,32bと、
ロータリシール機構35とを介してコンプレッサ等の流
体供給源36が連絡されている。流体供給源36は、空
気や水等の流体を膨張チューブ34内に圧入して膨張チ
ューブ34を膨張させるものであり、膨張チューブ34
の膨張によって各可動片31aが外側に移動して巻取ド
ラム31の外径(巻径)を大きくする構成となってい
る。なお、膨張チューブ34の膨張度合を決定する流体
供給源36の供給流体圧は調整自在とされている。
【0012】各可動片31aの内側には係止片31bが
設けられ、その係止片31bには環状のコイルばね37
が嵌め付けられている。環状ばね37は、流体供給源3
6の圧入流体によって膨張させられた膨張チューブ34
を元の状態に戻すことにより、可動片31aを中心側に
移動させて巻取ドラム31を縮径させるものである。膨
張チューブ34と流体供給源36及びばね37は可動片
31aの移動手段を構成している。
【0013】伝動機構32の上には、該伝動機構32を
介して巻取ドラム31を回転させるサーボモータ等の回
転駆動装置39が設けられている。また、巻取ドラム3
1の下には、巻取ドラム31に巻き取られてその巻取ド
ラム31の縮径によって落下させられた枝縄3の束3a
を搬送する搬送コンベヤ40が設けられている。
【0014】流体供給源36と回転駆動装置39及び搬
送コンベヤ40は、スイッチの手動操作、或いはコント
ローラによる自動制御によってその作動を制御されるよ
うになっている。
【0015】図1の符号42は、螺旋構造のトラバース
装置であり、従来のトラバース装置24(図9)と同様
に、回転駆動装置39で巻取ドラム31に連動して回転
させられるようになっている。43は枝縄3のガイドで
ある。
【0016】次に上記の構成とされた本発明に係る枝縄
巻取装置の作用を説明する。作業員は、従来同様にクリ
ップ4(図7)を操作して枝縄3を幹縄1から外し、そ
のクリップ4を拡径状態の巻取ドラム31に素早く係止
して回転駆動装置39を作動させ、巻取ドラム31に対
する枝縄3の巻取りを開始する。
【0017】巻取ドラム31が枝縄3を巻き取り終って
手動或いは自動制御で停止し、或いは停止寸前になる
と、作業員の手動操作等により流体供給源36が止めら
れ、或いはバルブの開放で流体の流通路が大気に開放さ
れるなどして、膨張チューブ34が縮小可能となり、ば
ね37の力で巻取ドラム31が縮径させられる。この巻
取ドラム31の縮径作動によって巻取ドラム31から枝
縄3の束3aが自重で搬送コンベヤ40の上に落下し、
搬送コンベヤ40で所定の場所に搬送される。巻取ドラ
ム31から枝縄3の束3aが落下したところで、再び流
体を膨張チューブ34内に圧入して巻取ドラム31を拡
径させる。作業員は上記の操作を繰り返して枝縄3を順
次巻取ドラム31に巻き取る。
【0018】図の実施例の巻取ドラム31は、8個の可
動片31aからなるが、可動片31aの他に動かすこと
ができない固定片を設けた構造とすることもでき、可動
片31aの数は1個以上ならば任意である。可動片31
aを動かして巻取ドラム31の巻径を変化させる移動手
段には、シリンダや電磁石等を用いることができる。ま
た、伝動機構32や搬送コンベヤ40、トラバース装置
42の種類や構造は図のものに限らず任意である。搬送
コンベヤ40は、巻取ドラム31の直径よりも少し大き
い距離を移動して停止する間欠作動とすることが好まし
い。
【0019】巻取ドラム31の下に搬送コンベヤ40の
代りに収容容器44(図1)を設け、枝縄3の束3aを
その収容容器44内に積み重ねる構成としてもよい。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る枝縄
巻取装置は、巻取ドラムを回転駆動装置で周方向に回転
させてその外周に枝縄を巻き付ける枝縄巻取装置におい
て、上記巻取ドラムは、移動手段により径方向に動かさ
れて枝縄の巻径を変化させる1以上の可動片を備え、外
周に巻かれた枝縄が取り外される自由端を下にして支持
部材に垂設された構成とされているので、スイッチ操作
或いは自動制御によって巻取ドラムを縮径させるだけで
枝縄を巻取ドラムから外すことができ、手間がかから
ず、省力化することができる。また巻取ドラムの完全停
止を待たずにその寸前に枝縄の束を外すことができるの
で、取外し作業を手際よく迅速に行うことができる。
【0021】移動手段を、流体供給源と、該流体供給源
で圧入された流体により膨張させられて可動片を外側に
移動させる膨張チューブと、該膨張チューブによって移
動させられた可動片を中心側に移動させるばねとで構成
とすると、構造が簡単になり、コスト安につく。また、
巻取ドラムの下に、巻取ドラムから落下した枝縄を搬送
する搬送コンベヤや、収容容器を設けた構成とすると、
巻取ドラムから落下した枝縄をそのまま所定の位置に運
んだり、枝縄を直接容器に収容できるようになり、一層
手間を省くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る枝縄巻取装置の一実施例を示す
正面図である。
【図2】 巻取ドラムの断面図である。
【図3】 巻取ドラムの拡径状態における図2の(III
−III)線の断面図である。
【図4】 同じく、図2の(IV−IV)線の断面図であ
る。
【図5】 巻取ドラムの縮径状態の断面図である。
【図6】 延縄の仕掛状態の一例を示す図である。
【図7】 枝縄の一例を示す図である。
【図8】 幹縄巻取機と枝縄巻取装置の配置例を示す平
面図である。
【図9】 従来の枝縄巻取装置の正面図である。
【符号の説明】 3 枝縄 31 巻取ドラム 31a 可動片 32 伝動機構(減速機構) 32a 回転軸(支持部材) 34 膨張チューブ 36 流体供給源 37 ばね 39 回転駆動装置 40 搬送コンベヤ 44 収容容器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻取ドラムを回転駆動装置で周方向に回
    転させてその外周に枝縄を巻き付ける枝縄巻取装置にお
    いて、上記巻取ドラムは、移動手段により径方向に動か
    されて枝縄の巻径を変化させる1以上の可動片を備え、
    外周に巻かれた枝縄が取り外される自由端を下にして支
    持部材に垂設されたことを特徴とする枝縄巻取装置。
  2. 【請求項2】 移動手段は、流体供給源と、該流体供給
    源で圧入された流体により膨張させられて可動片を外側
    に移動させる膨張チューブと、該膨張チューブによって
    移動させられた可動片を中心側に移動させるばねとを備
    えたことを特徴とする請求項1記載の枝縄巻取装置。
  3. 【請求項3】 巻取ドラムの下に、巻取ドラムから落下
    した枝縄を搬送する搬送コンベヤが設けられたことを特
    徴とする請求項1又は2記載の枝縄巻取装置。
  4. 【請求項4】 巻取ドラムの下に、巻取ドラムから落下
    した枝縄を収容する収容容器が設けられたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の枝縄巻取装置。
JP9172543A 1997-06-27 1997-06-27 枝縄巻取装置 Pending JPH119163A (ja)

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JP9172543A JPH119163A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 枝縄巻取装置

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ID=15943841

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JP9172543A Pending JPH119163A (ja) 1997-06-27 1997-06-27 枝縄巻取装置

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JP (1) JPH119163A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4837816A (en) * 1986-12-24 1989-06-06 Hitachi, Ltd. Communication system using switching apparatus
KR20190056028A (ko) * 2017-11-16 2019-05-24 지문길 형망어구용 양망장치 트래버스캠구조

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A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040810

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041207