JPS6310689Y2 - - Google Patents

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JPS6310689Y2
JPS6310689Y2 JP872682U JP872682U JPS6310689Y2 JP S6310689 Y2 JPS6310689 Y2 JP S6310689Y2 JP 872682 U JP872682 U JP 872682U JP 872682 U JP872682 U JP 872682U JP S6310689 Y2 JPS6310689 Y2 JP S6310689Y2
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wire
drum
tuna
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load stress
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JP872682U
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JPS58113363U (ja
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  • Mechanical Means For Catching Fish (AREA)
  • Tension Adjustment In Filamentary Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は鮪の自動1本釣り装置に係り、さらに
詳しくは鮪1本釣りにおいて、釣針に鮪が餌付い
たことを自動検知し、食い付いた鮪を回遊させな
がら自動的に引上げることのできる自動鮪釣り装
置における負荷応力検出装置に関するものであ
る。
一般に鮪漁は延縄漁法によつて行なわれてい
る。すなわち、1本の太く長尺な幹縄にそれぞれ
釣針を取付けた多数本の枝縄を等間隔で取付け、
その幹縄を浮縄を介して浮子で所定深さに設定し
て行なわれている。鮪は300〜500mの海中に高品
質のものが生息しているが、幹縄等の強度限界等
から釣針の設定深さは100〜250mに投縄されてい
るのが現状である。そして、この幹縄漁法は、投
縄時間を約4時間、従業員の休憩(睡眠)時間
で、かつ鮪の餌付き待ち時間を約5時間、揚縄時
間を約12時間、漁場間の移動時間を約3時間とい
うように1日を4ブロツクに分けてローテイーシ
ヨン操業している。このように、海中を10Km以
上にわたつて2千数百個の釣針を垂したにもかか
わらず、鮪の漁獲は設置釣針数のわずか1%前後
である。非常に低い漁獲高である。そこで、海中
下の鮪の生息状況等の調査を必要とするが海中深
く調査用の釣縄等を垂下げ、その餌付き状態を調
査しなければならないが実際には行ない得なかつ
た。それでも、1本でも多く漁獲するために休憩
時間を利用して船体から1本釣り漁を行なうこと
もあるが、手動にて垂下げられる深さに限度があ
り、目的とする深さでの釣りができないばかり
か、休憩時間は船員の睡眠時間である故、その時
に一部当直員が交替で行なうにしても常に鮪の餌
付きを監視していなければならず、釣時間並びに
前記の如く垂下させる釣縄の長さに限度がある。
また、所定深さを確保できないことから釣れる魚
も目的とする鮪ではなく、サメや他の小魚が多
く、無駄な労費となることもある。したがつて休
憩時間中において釣つた魚は臨時収益的なもので
あつて、漁獲に計算されるまでのものではなかつ
た。
この為、本出願人が先に開発したものとして前
記した従業員の休憩時間中に労力少なくして自動
1本釣漁ができると共に、その餌付き状態から海
中の鮪の生息状況を調査することの出来る鮪の自
動1本釣り装置がある。これを示したものが第1
図及び第2図である。第1図は全体の構成を示
し、海中の所定深さまで届く長さの先端部に釣針
aを取付けたワイヤーbを巻装するブレーキ、並
びにクラツチ機構を備えたドラムcと、そのドラ
ムを正逆転駆動する電動機と、釣針に魚が食い付
いて潜行したことを検知し、かつ魚が食い付いた
状態で回遊し始めたことを検知して前記ブレー
キ、クラツチの切替制御、並びにドラムの回転方
向を切替え制御して前記ワイヤーの繰り出し、巻
上げ操作を指令する負荷応力検出装置d並びに制
御回路からなり、釣針にかかる負荷状態を検出し
てドラムの回転方向を制御し、魚が食い付いたと
きのワイヤーの繰り出し、巻上げを自動化すると
共に、その動作状態をブザー音等によつて扱者に
知らせるようにしてなるものである。そして第2
図はこの装置における負荷応力検出装置dの内部
構造であつて、上下方向へスライドするロツドd1
の大部分を嵌入した縦筒d2内にはコイルばねd3
嵌装してあり、その中心部にロツドd1が挿入して
ある。そして、そのコイルばねd3の下端部は縦筒
d2の内部下面部に当接してあり、また、コイルば
ねd3の上端部はそのコイルばねd3の上方部分に被
してあるスライド筒d4を介してロツクナツトd5
より係止してある。また、横軸d6の空間部には2
個のリミツトスイツチd7,d8が上下に縦列してあ
り、各々のリミツトスイツチd7,d8からはリード
線が引出してある。そして、そのリミツトスイツ
チd7,d8のアクチエータd7′,d8′はスライド筒d4
の下端部乃至側面部によつて押操作される。
したがつて、ワイヤーbがドラム5に保持され
た状態で海中のワイヤーに負荷(鮪が釣針に食い
付いたとき)がかかるとコイルばねd3を抗してロ
ツドd1は下方に延出スライドすると共に、スライ
ド筒d4も下方にスライドし、リミツトスイツチ
d7,d8のアクチエータd7′,d8′を押圧操作し、そ
のスイツチング信号を制御回路ボツクスへ入力す
るように構成してある。
ところがこの負荷応力検出装置では、リミツト
スイツチの位置が固定してある為、水深の違いや
潮の流れなどの気象条件の変化や魚の大きさによ
りワイヤーにかかる負荷が変化しても、自由に対
応させることが出来ない問題点を残していた。こ
のことは、例えばワイヤーの海中での長さが数百
メートルにも及ぶ為、ワイヤー自身の重さで作動
してしまつたり、潮の流れによりワイヤーが流さ
れて作動したり、或いは深さにより生息している
鮪の大きさが違う為にうまく作動しないことがあ
る。このような誤動作がひん発すると、負荷応力
検出装置により魚が食い付いたときのワイヤーの
繰り出し、巻上げを自動化することが困難で、結
局は扱者が監視しなければならなくなる。
本考案の目的はこの誤動作を防止した鮪の自動
一本釣り装置を得ることにあり、その特徴とする
ところは、ワイヤーにかかる負荷応力に応じて自
在にその負荷応力検出装置の作動範囲を変えられ
るようにした点である。
以下本考案の一実施例による負荷応力検出装置
を第3図乃至第5図を参照して説明する。
第3図は鮪の自動一本釣り装置を示す概略側面
図であり、第4図は第3図の負荷応力検出装置部
分を拡大し一部を断面して内部構造を示した側面
図である。この鮪の自動一本釣り装置は、ドラム
1にモーターの回転が減速機、スプロケツト、チ
エーンを介して伝達され、さらにブレーキ、クラ
ツチボツクスが組み込まれて架台2に設置してあ
る。そして架台2からはほぼ逆L字型に立上らせ
て取付けた中空のアーム3があり、先端には負荷
応力検出装置4が連環31を介して取り付けてあ
る。この負荷応力検出装置4の下端部からは上下
動可能なピストン棒51が突出してあり、それに
は連環6を介して滑車7が取り付けてある。この
滑車7にはドラム1に巻き取られるワイヤー8が
通され、ワイヤー8は滑車7から海中に繰出され
る。海中に繰出されるワイヤー8の先端部にはお
もり9と複数個の釣針10が取り付けられてい
る。前記負荷応力検出装置4は、アーム3の先端
から取り付けられるだけでなく、配管11が接続
される。この配管11は第5図に示すように、途
中に調圧器12、圧力計13、逆止弁14が組み
込まれて、A方向より圧力計13を見ながら調圧
器12で調節され逆止弁14により圧力が弱まる
のを防止しつつ圧縮空気が送られる。そして負荷
応力検出装置4の内部は第4図に示すように、エ
アーシリンダー41となつていて、配管11から
の圧縮空気がエアーシリンダー41内部のヘツド
室41aへ送り込まれ、排気弁41bにより減圧
も可能になつている。ロツド室41c側は弁41
dが設けられて、外気圧に対して平衡を保てるよ
うになつている。ピストン5から下側についてい
るピストン棒51はピストン5が上端にあるとき
のエアーシリンダー41から突出するまでは、同
じ太さの小径部51aであるが、下端の先端附近
はそれよりも太い大径部51bとなつている。さ
らに大径部51bの先端には連環6を介して滑車
7が取り付けられ、滑車7にワイヤー8が通さ
れ、この滑車7よりワイヤー8が海中に繰出され
る。そしてリミツトスイツチ43が、ピストン5
が上端にあるとき感知片43aが前記ピストン棒
51の大径部51bと接触する位置で、エアーシ
リンダー41から伸びた固定板44に固定されて
いる。このリミツトスイツチ43には、スイツチ
の切換えでモーターの正逆回転をさせる回路が接
続されている。
以上のように負荷応力検出装置が構成されてい
ることにより、圧縮空気をエアーシリンダー41
のヘツド室41aに適当に送り込めば、エアーシ
リンダー41が空気ばねの役をして、ワイヤー8
の釣針10に鮪が食い付いた時には、鮪の重さに
よりヘツド室41aの空気圧に応じてピストン5
が下へさがる。このときリミツトスイツチ43の
感知片43aは、ピストン棒51が大径部51b
から小径部51aに変わる位置までさがると径の
違いを感知して操作される。この操作でモーター
によりドラム1を回転させてワイヤー8を繰り出
して、習性により垂直下方向に海中深く逃げ泳ぐ
鮪を疲労させ、疲労した鮪が深く逃げることをや
めると、ワイヤー8がたるみ出し、ピストン5に
負荷がかからなくなつて、ピストンが圧縮空気の
空気圧により再び上へあがる。上へあがるとリミ
ツトスイツチ43の感知片43aは、大径部51
bを感知して再び操作され、モーターが逆回転し
てワイヤー8を巻き上げ疲労した鮪を釣り上げる
動作を行なう。そして、このワイヤー8を繰り出
し、巻き上げる動作を行なう際に、あらかじめ繰
り出したワイヤー8の自重及び潮の流れによりワ
イヤー8にかかる重量を計算して、この重量では
ピストン棒51の動きが、リミツトスイツチ43
が操作されない程度におさえられるように、ヘツ
ド室41aの空気圧を高めておく、さらに釣り上
げる鮪の重量もワイヤー8を繰り出す水深によ
り、およその見当はつくので、それ以下の重量の
魚が食い付いた時には、リミツトスイツチ43が
操作されないように、さらに空気圧を高めること
も出来る。
以上述べたように、本考案による鮪の自動1本
釣り装置は、繰り出したワイヤーの長さや潮の流
れ、さらにはその水深における鮪の大きさなどに
応じてエアーシリンダー内部のヘツド室の空気圧
を鮪が食い付いた時にのみ作動するように自由に
設定できるので、いかなる水深および潮流時で
も、鮪が食い付いた時に作動させることができ、
このため、扱者が監視することなく、延縄漁法の
休憩時間を利用した鮪の自動1本釣りを行なうこ
とができる効果がある。なお、本考案の装置を作
動させるために必要な圧縮空気は、鮪漁を行なう
船に通常設備されているので、きわめて容易に実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の鮪の自動1本釣り装
置を説明するためのもので、第1図は側面図、第
2図は1部断面拡大図、第3図乃至第5図は本考
案の一実施例による鮪の自動1本釣り装置を説明
するためのもので、第3図は側面図、第4図は負
荷応力検出装置の1部断面拡大図、第5図は空気
圧回路図である。 1……ドラム、4……負荷応力検出装置、41
……エアーシリンダー、41a……ヘツド室、4
1b……減圧弁、41c……ロツド室、41d…
…弁、43……リミツトスイツチ、43a……感
知片、51……ピストン棒、51a……ピストン
棒小径部、51b……ピストン棒大径部、6……
連環、7……滑車、8……ワイヤー、11……配
管、12……調圧器、13……圧力計、14……
逆止弁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 海中の所定深さまで届く長さを有し、先端部に
    おもり並びに釣針を取付けたワイヤーを巻装する
    と共に、該ワイヤーの繰出し、巻上げ長さを検知
    する検知手段を取付けたドラムと、該ドラムの回
    転軸を介して連結され、該ドラムの回転断続を制
    御するクラツチ並びにドラム回転を停止保持する
    ブレーキを備えたブレーキ、クラツチ機構と、該
    ブレーキ、クラツチ機構を介してドラムを正、逆
    回転駆動する電動機と、アーム先端に取付けら
    れ、前記ドラムより繰り出したワイヤーを引掛け
    案内し、該ワイヤー先端に取付けた釣針に魚が食
    い付いて潜行したことを検知すると共に、魚が食
    い付いた状態で回遊し始めて軽負荷となつたこと
    を検知し、前記クラツチ、ブレーキの切替制御並
    びにドラムの回転方向を切替え制御して前記ワイ
    ヤーの繰り出し、巻上げ操作を指令する負荷応力
    検出装置と、前記釣針に魚が食い付いて重負荷に
    なつたときと、その状態で軽負荷になつたときと
    を判別して報知する報知手段並びに制御回路とを
    備えて成り、前記釣針にかかる負荷状態を検出し
    てドラムの回転方向を制御し、魚が食い付いたと
    きのワイヤーの繰り出し、巻上げを自動化した鮪
    の自動1本釣り装置において、前記負荷応力検出
    装置は、アーム先端部に吊下げられ、ピストン棒
    に滑車を通して釣針用のワイヤーを引掛けたエア
    シリンダーと、該エアシリンダーのピストン棒の
    突出長さを検出する検出手段と、前記エアシリン
    ダーに供給する空気圧を調整する調圧器とを備え
    て成り、前記エアシリンダーの空気圧を調整する
    ことによつて負荷応力検出装置にかかる負荷応力
    を自在に変えられるようにしたことを特徴とする
    鮪の自動1本釣り装置における負荷応力検出装
    置。
JP872682U 1982-01-27 1982-01-27 鮪の自動1本釣り装置における負荷応力検出装置 Granted JPS58113363U (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS58113363U JPS58113363U (ja) 1983-08-03
JPS6310689Y2 true JPS6310689Y2 (ja) 1988-03-30

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