JPH1191497A - エアバッグ装置 - Google Patents
エアバッグ装置Info
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- JPH1191497A JPH1191497A JP9273809A JP27380997A JPH1191497A JP H1191497 A JPH1191497 A JP H1191497A JP 9273809 A JP9273809 A JP 9273809A JP 27380997 A JP27380997 A JP 27380997A JP H1191497 A JPH1191497 A JP H1191497A
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- bag
- gas
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- occupant
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- B60R21/01—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents
- B60R21/015—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting the presence or position of passengers, passenger seats or child seats, and the related safety parameters therefor, e.g. speed or timing of airbag inflation in relation to occupant position or seat belt use
- B60R21/01504—Electrical circuits for triggering passive safety arrangements, e.g. airbags, safety belt tighteners, in case of vehicle accidents or impending vehicle accidents including means for detecting the presence or position of passengers, passenger seats or child seats, and the related safety parameters therefor, e.g. speed or timing of airbag inflation in relation to occupant position or seat belt use detecting bag displacement
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- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/16—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
- B60R21/23—Inflatable members
- B60R21/231—Inflatable members characterised by their shape, construction or spatial configuration
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- B60R2021/23382—Internal tether means
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- B60R21/263—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using a variable source, e.g. plural stage or controlled output
- B60R2021/2633—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using a variable source, e.g. plural stage or controlled output with a plurality of inflation levels
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- B60R21/26—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
- B60R21/264—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic
- B60R21/2644—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic using only solid reacting substances, e.g. pellets, powder
- B60R2021/2648—Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous generation of gas, e.g. pyrotechnic using only solid reacting substances, e.g. pellets, powder comprising a plurality of combustion chambers or sub-chambers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Air Bags (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 バッグの展開形態を平面方向に広く展開させ
るようにするとともに、乗員の着座状態が正常で無い場
合には、第二段目以降のガス発生を抑え、乗員が受ける
傷害を少なくする。 【解決手段】 バッグ1内にストラップ状の、あるいは
線状の部材からなる展開状態検出手段2を設ける。この
展開状態検出手段2の一端側に、当該展開状態検出手段
2に生ずる張力が所定の値以上になったか否かを検出す
る張力検出手段3を設ける。この張力検出手段3をもっ
て第二段目のガス発生のためのスイッチング機構とす
る。ガス発生手段5を第一段目のガス発生手段51と第
二段目のガス発生手段52とからなるようにする。ガス
発生手段5の作動手順等を制御する制御手段4を設け
る。車両の衝突状態を検出するセンサ7を設ける。
るようにするとともに、乗員の着座状態が正常で無い場
合には、第二段目以降のガス発生を抑え、乗員が受ける
傷害を少なくする。 【解決手段】 バッグ1内にストラップ状の、あるいは
線状の部材からなる展開状態検出手段2を設ける。この
展開状態検出手段2の一端側に、当該展開状態検出手段
2に生ずる張力が所定の値以上になったか否かを検出す
る張力検出手段3を設ける。この張力検出手段3をもっ
て第二段目のガス発生のためのスイッチング機構とす
る。ガス発生手段5を第一段目のガス発生手段51と第
二段目のガス発生手段52とからなるようにする。ガス
発生手段5の作動手順等を制御する制御手段4を設け
る。車両の衝突状態を検出するセンサ7を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッグを膨張(展
開)させるためのガス発生手段を多段階に作動させるよ
うにしたエアバッグ装置に関するものであり、特に、第
二段目以降のガス発生作動を、バッグの展開状態を検出
することによって制御するようにしたエアバッグ装置に
関するものである。
開)させるためのガス発生手段を多段階に作動させるよ
うにしたエアバッグ装置に関するものであり、特に、第
二段目以降のガス発生作動を、バッグの展開状態を検出
することによって制御するようにしたエアバッグ装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のエアバッグ装置は、パッシブレス
トレイント装置として、本エアバッグ装置のみによる乗
員の拘束が追求されてきた。しかしながら、このエアバ
ッグ装置のみによる乗員拘束には限界のあることが最近
の研究により判明しており、現時点においては、シート
ベルトの補助拘束手段としての役目が担わされるように
なってきている。
トレイント装置として、本エアバッグ装置のみによる乗
員の拘束が追求されてきた。しかしながら、このエアバ
ッグ装置のみによる乗員拘束には限界のあることが最近
の研究により判明しており、現時点においては、シート
ベルトの補助拘束手段としての役目が担わされるように
なってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のエアバッグ装置において、エアバッグの設置され
ている座席上に、乗員が異常な状態で着座しているよう
な場合であって、特に、エアバッグ展開口の近傍に乗員
が居るような場合においては、エアバッグ装置の機能が
十分には発揮され得ないと言うおそれがある。このよう
な異常着座時における問題点を解決するために、バッグ
(エアバッグ)を展開させる(膨張させる)ためのガス
の発生を多段階にわたって制御するようにするととも
に、エアバッグ展開口近傍に乗員の居ることが検出され
た場合には、第二段目以降のガス発生を規制し、バッグ
(エアバッグ)の、それ以上の展開(膨張)を抑えるよ
うにしたエアバッグ装置を提供しようとするのが、本発
明の目的(課題)である。
従来のエアバッグ装置において、エアバッグの設置され
ている座席上に、乗員が異常な状態で着座しているよう
な場合であって、特に、エアバッグ展開口の近傍に乗員
が居るような場合においては、エアバッグ装置の機能が
十分には発揮され得ないと言うおそれがある。このよう
な異常着座時における問題点を解決するために、バッグ
(エアバッグ)を展開させる(膨張させる)ためのガス
の発生を多段階にわたって制御するようにするととも
に、エアバッグ展開口近傍に乗員の居ることが検出され
た場合には、第二段目以降のガス発生を規制し、バッグ
(エアバッグ)の、それ以上の展開(膨張)を抑えるよ
うにしたエアバッグ装置を提供しようとするのが、本発
明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、車両の衝突状態を検出するセンサと、当
該センサからの検出信号に基づき所定のガスを発生させ
るガス発生手段と、当該ガス発生手段にて生成されたガ
スにて所定の形態に膨張・展開するバッグ等からなるエ
アバッグ装置に関して、上記ガス発生手段を、所定の条
件に応じて多段階にガスが発生するようにし、一方、上
記バッグ内に、当該バッグの乗員方向への展開状態に応
じて伸長する部材からなる展開状態検出手段を設けると
ともに、当該展開状態検出手段をもって第二段目以降の
ガス発生のためのスイッチング機構を形成させるように
した構成を採ることとした。
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、車両の衝突状態を検出するセンサと、当
該センサからの検出信号に基づき所定のガスを発生させ
るガス発生手段と、当該ガス発生手段にて生成されたガ
スにて所定の形態に膨張・展開するバッグ等からなるエ
アバッグ装置に関して、上記ガス発生手段を、所定の条
件に応じて多段階にガスが発生するようにし、一方、上
記バッグ内に、当該バッグの乗員方向への展開状態に応
じて伸長する部材からなる展開状態検出手段を設けると
ともに、当該展開状態検出手段をもって第二段目以降の
ガス発生のためのスイッチング機構を形成させるように
した構成を採ることとした。
【0005】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては次のような作用を呈することとなる。
すなわち、車両の前方部等に設けられたセンサの作動に
より、車両の衝突状態が検出されると、当該センサは、
その旨の信号を制御手段を経由してガス発生手段へと送
る。これによって、まず、第一段目のガス発生手段が作
動し、バッグを所定の形態に膨張(展開)させる。そし
て、このとき、本発明のものにおいては、当該バッグ内
に、当該バッグの展開状態に応じて伸長するとともに、
当該バッグの乗員方向(縦方向)への展開をある程度規
制する展開状態検出手段が設けられるようになっている
ことより、本バッグは乗員方向(縦方向)への展開が規
制され、主に横方向(平面方向)へと拡がることとなる
(図3参照)。従って、バッグの展開状態が横方向に広
い面を形成するようになるとともに、バッグ展開面の表
面には凹面部が形成されることとなる。その結果、乗員
の顔面等が本バッグの表面に衝突したような場合、当該
顔面部は確実に捕捉されることとなる。すなわち、バッ
グによる顔面等の保持能力及び拘束能力が高められるこ
ととなる。
のものにおいては次のような作用を呈することとなる。
すなわち、車両の前方部等に設けられたセンサの作動に
より、車両の衝突状態が検出されると、当該センサは、
その旨の信号を制御手段を経由してガス発生手段へと送
る。これによって、まず、第一段目のガス発生手段が作
動し、バッグを所定の形態に膨張(展開)させる。そし
て、このとき、本発明のものにおいては、当該バッグ内
に、当該バッグの展開状態に応じて伸長するとともに、
当該バッグの乗員方向(縦方向)への展開をある程度規
制する展開状態検出手段が設けられるようになっている
ことより、本バッグは乗員方向(縦方向)への展開が規
制され、主に横方向(平面方向)へと拡がることとなる
(図3参照)。従って、バッグの展開状態が横方向に広
い面を形成するようになるとともに、バッグ展開面の表
面には凹面部が形成されることとなる。その結果、乗員
の顔面等が本バッグの表面に衝突したような場合、当該
顔面部は確実に捕捉されることとなる。すなわち、バッ
グによる顔面等の保持能力及び拘束能力が高められるこ
ととなる。
【0006】このような機能を有するものにおいて、本
発明のものにおいては、更に、上記バッグの乗員方向
(縦方向)への展開に応じて伸長する展開状態検出手段
が第二段目以降のガス発生手段のトリガスイッチとして
の機能をも発揮するようになっているので、本展開状態
検出手段の作動状態の如何によって、第二段目以降のガ
ス発生手段の作動が制御されることとなる。具体的に
は、まず、第一段目のガス発生に応じて、当該展開状態
検出手段が伸長し、当該展開状態検出手段のところには
所定の張力が発生することとなる。そして、この張力は
本展開状態検出手段のところに設けられているスイッチ
ング機構、すなわち張力検出手段にて検出されることと
なる。ところで、このような作動状況、すなわち、バッ
グの展開状況において、乗員が異常な着座姿勢を採って
おり、例えばエアバッグ(バッグ)の展開口近傍に乗員
の顔等が存在するような場合においては、本第一段目の
ガス発生、すなわち、第一段目のエアバッグ(バッグ)
展開時に、バッグの展開面のところにはすでに乗員の顔
面等が存在(当接)している状態となっている(図2参
照)。従って、このような状態においては、本バッグ内
に設けられている展開状態検出手段は十分に伸長してお
らず、そこには所定の張力も生じていない。その結果、
本展開状態検出手段のところに設けられているスイッチ
ング機構としての張力検出手段のところには、所定の張
力が発生しておらず、従って、第二段目以降のガス発生
手段は作動しないようになる。
発明のものにおいては、更に、上記バッグの乗員方向
(縦方向)への展開に応じて伸長する展開状態検出手段
が第二段目以降のガス発生手段のトリガスイッチとして
の機能をも発揮するようになっているので、本展開状態
検出手段の作動状態の如何によって、第二段目以降のガ
ス発生手段の作動が制御されることとなる。具体的に
は、まず、第一段目のガス発生に応じて、当該展開状態
検出手段が伸長し、当該展開状態検出手段のところには
所定の張力が発生することとなる。そして、この張力は
本展開状態検出手段のところに設けられているスイッチ
ング機構、すなわち張力検出手段にて検出されることと
なる。ところで、このような作動状況、すなわち、バッ
グの展開状況において、乗員が異常な着座姿勢を採って
おり、例えばエアバッグ(バッグ)の展開口近傍に乗員
の顔等が存在するような場合においては、本第一段目の
ガス発生、すなわち、第一段目のエアバッグ(バッグ)
展開時に、バッグの展開面のところにはすでに乗員の顔
面等が存在(当接)している状態となっている(図2参
照)。従って、このような状態においては、本バッグ内
に設けられている展開状態検出手段は十分に伸長してお
らず、そこには所定の張力も生じていない。その結果、
本展開状態検出手段のところに設けられているスイッチ
ング機構としての張力検出手段のところには、所定の張
力が発生しておらず、従って、第二段目以降のガス発生
手段は作動しないようになる。
【0007】このように、乗員が異常な着座姿勢等を採
っている状態においては、第一段目のガス発生のみにて
本エアバッグ装置の作動(展開)を停止させ、第二段目
以降のガス発生及びこれに伴なうバッグの展開を行なわ
せないようにする。その結果、乗員の顔等が強く打ち付
けられるというような不都合の生ずることが無くなる。
っている状態においては、第一段目のガス発生のみにて
本エアバッグ装置の作動(展開)を停止させ、第二段目
以降のガス発生及びこれに伴なうバッグの展開を行なわ
せないようにする。その結果、乗員の顔等が強く打ち付
けられるというような不都合の生ずることが無くなる。
【0008】また、乗員が正常な状態で着座している場
合においては、上記第一段目のガス発生及びこれに伴な
うバッグの第一段目の展開時においては、乗員の顔面等
は、まだ、上記バッグの表面(展開面)には存在(当
接)しておらず、当該バッグ内に設けられている展開状
態検出手段は十分に伸長し、そこには所定の張力が発生
した状態となっている。従って、当該展開状態検出手段
に連結されるように設けられている張力検出手段(スイ
ッチング機構)には所定のデータ(張力)が入力される
こととなり、当該入力データを基に、第二段目以降のガ
ス発生作動が成されることとなる。これによってバッグ
は十分に膨張(展開)し切った状態となり、あとは排気
口(ダンピングバルブ)のところから内部のガスが排出
され得る状態となっている。このような状態のバッグの
ところに、正常な着座姿勢をもった乗員の人体の一部、
例えば顔面等が衝突することとなり、これらによって、
乗員の顔面等は適正な状態で捕捉されることとなる。す
なわち、適正なエネルギー吸収及び人体の保持(拘束)
が成されることとなる。
合においては、上記第一段目のガス発生及びこれに伴な
うバッグの第一段目の展開時においては、乗員の顔面等
は、まだ、上記バッグの表面(展開面)には存在(当
接)しておらず、当該バッグ内に設けられている展開状
態検出手段は十分に伸長し、そこには所定の張力が発生
した状態となっている。従って、当該展開状態検出手段
に連結されるように設けられている張力検出手段(スイ
ッチング機構)には所定のデータ(張力)が入力される
こととなり、当該入力データを基に、第二段目以降のガ
ス発生作動が成されることとなる。これによってバッグ
は十分に膨張(展開)し切った状態となり、あとは排気
口(ダンピングバルブ)のところから内部のガスが排出
され得る状態となっている。このような状態のバッグの
ところに、正常な着座姿勢をもった乗員の人体の一部、
例えば顔面等が衝突することとなり、これらによって、
乗員の顔面等は適正な状態で捕捉されることとなる。す
なわち、適正なエネルギー吸収及び人体の保持(拘束)
が成されることとなる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図5を基に説明する。本発明の実施の形態に関
するものの、その構成は、図1に示す如く、車両の前方
部等に設けられるものであって本車両の衝突状態または
衝突寸前の状態(衝突予知)を検出するセンサ7と、当
該センサ7からの信号に基づいて次のガス発生手段5か
ら所定容量のガスを発生させるように制御作用をする制
御手段4と、当該制御手段4からの信号に基づき、所定
の条件に応じてガスを発生させるガス発生手段5と、当
該ガス発生手段5の作動によって所定の形態に膨張(展
開)するバッグ1と、当該バッグ1内に設けられるもの
であって、当該バッグ1の乗員方向(縦方向)への展開
状態に応じて伸長する部材からなる展開状態検出手段2
と、当該展開状態検出手段2の一端側に設けられるもの
であって本展開状態検出手段2の、その伸長によって生
ずる張力の状態を検出する張力検出手段3と、からなる
ことを基本とするものである。このような基本構成から
なるもののうち、上記バッグ1、展開状態検出手段2、
張力検出手段3、ガス発生手段5が一体的にまとめられ
てプラスチック製のケース6内に収納されるようになっ
ているものである。そして、このようなプラスチック製
のケース6がステアリングホイール9のホーン部内に設
置されることによって、本実施の形態にかかるエアバッ
グ装置が形成されるようになっているものである。
1ないし図5を基に説明する。本発明の実施の形態に関
するものの、その構成は、図1に示す如く、車両の前方
部等に設けられるものであって本車両の衝突状態または
衝突寸前の状態(衝突予知)を検出するセンサ7と、当
該センサ7からの信号に基づいて次のガス発生手段5か
ら所定容量のガスを発生させるように制御作用をする制
御手段4と、当該制御手段4からの信号に基づき、所定
の条件に応じてガスを発生させるガス発生手段5と、当
該ガス発生手段5の作動によって所定の形態に膨張(展
開)するバッグ1と、当該バッグ1内に設けられるもの
であって、当該バッグ1の乗員方向(縦方向)への展開
状態に応じて伸長する部材からなる展開状態検出手段2
と、当該展開状態検出手段2の一端側に設けられるもの
であって本展開状態検出手段2の、その伸長によって生
ずる張力の状態を検出する張力検出手段3と、からなる
ことを基本とするものである。このような基本構成から
なるもののうち、上記バッグ1、展開状態検出手段2、
張力検出手段3、ガス発生手段5が一体的にまとめられ
てプラスチック製のケース6内に収納されるようになっ
ているものである。そして、このようなプラスチック製
のケース6がステアリングホイール9のホーン部内に設
置されることによって、本実施の形態にかかるエアバッ
グ装置が形成されるようになっているものである。
【0010】このような基本構成からなるものにおい
て、上記バッグ1は、ナイロン繊維等からなる織布材か
らなるものであり、このような織布材からなるものが、
図1に示す如く、上記ケース6内に規則正しく織りたた
まれた状態で収納されるようになっているものである。
また、このようなバッグ1の一部にはバッグ1が十分に
展開した状態において、当該バッグ1内に充填されたガ
スを適宜排出させるための排気口(ダンピングバルブ)
11が設けられるようになっているものである。このよ
うなバッグ1内に設けられるものであって、本バッグ1
の展開状態に応じて伸長するとともに、図3に示す如
く、バッグ1の乗員方向(縦方向)への展開を規制する
役目をも果たす展開状態検出手段2は、ストラップ状の
部材あるいはベルト状の部材からなるものであって、一
方の端部が上記バッグ1の展開表面部の内面側に連結さ
れるとともに、他端側が上記張力検出手段3からなるス
イッチング機構部側に連結されるようになっているもの
である(図4,図5参照)。なお、この展開状態検出手
段2については、上記のようなストラップ状のものの外
に、線状のものも考えられる。そして、この線状のもの
においては、例えば電気的な導線からなるものを採用す
ることとし、このような導線が、上記バッグ1の展開
(膨張)による所定値以上の張力の発生によって切断し
たときに、第二段目のガス発生手段が作動するようにす
るためのスイッチング機構を形成させるようにすること
ができる。
て、上記バッグ1は、ナイロン繊維等からなる織布材か
らなるものであり、このような織布材からなるものが、
図1に示す如く、上記ケース6内に規則正しく織りたた
まれた状態で収納されるようになっているものである。
また、このようなバッグ1の一部にはバッグ1が十分に
展開した状態において、当該バッグ1内に充填されたガ
スを適宜排出させるための排気口(ダンピングバルブ)
11が設けられるようになっているものである。このよ
うなバッグ1内に設けられるものであって、本バッグ1
の展開状態に応じて伸長するとともに、図3に示す如
く、バッグ1の乗員方向(縦方向)への展開を規制する
役目をも果たす展開状態検出手段2は、ストラップ状の
部材あるいはベルト状の部材からなるものであって、一
方の端部が上記バッグ1の展開表面部の内面側に連結さ
れるとともに、他端側が上記張力検出手段3からなるス
イッチング機構部側に連結されるようになっているもの
である(図4,図5参照)。なお、この展開状態検出手
段2については、上記のようなストラップ状のものの外
に、線状のものも考えられる。そして、この線状のもの
においては、例えば電気的な導線からなるものを採用す
ることとし、このような導線が、上記バッグ1の展開
(膨張)による所定値以上の張力の発生によって切断し
たときに、第二段目のガス発生手段が作動するようにす
るためのスイッチング機構を形成させるようにすること
ができる。
【0011】次に、このような構成からなる展開状態検
出手段2の、その一端が連結されるものであって、本展
開状態検出手段2に生ずる張力を検出する張力検出手段
3は、後に述べるガス発生手段5における第二段目のガ
ス発生手段52の作動を制御するトリガスイッチ(スイ
ッチング機構)の役目を果たすようになっているもので
ある。このようなスイッチング機構に関して、本実施の
形態においては、図4に示すようなマグネット方式のも
のと、図5に示すようなスプリング方式のものとの2種
類のものが挙げられる。まず、図4に示すマグネット方
式のものについて説明する。このものは、ストラップ状
部材等からなる展開状態検出手段2の一端に連結(結
合)されるものであって、その途中にマグネット31の
取付けられるフランジ321等を有する可動部材32
と、当該可動部材32の上記フランジ321のところに
固定されるものであって、初期の状態においては本スイ
ッチング機構(張力検出手段)3を形成するベース36
のところに吸着した状態で取り付けられるマグネット3
1と、上記可動部材32の後端部のところに設けられる
可動接点33と、当該可動接点33とON/OFF作動
するものであって上記ベース36側に設けられる固定接
点35と、これら各接点33、35等を収納するもので
あって、本スイッチング機構(張力検出手段)3をケー
ス6に取付ける役目を果たすとともに、鉄系の金属製材
料からなるベース36と、からなることを基本とするも
のである。そして、このような構成からなる上記両接点
33、35と制御手段4との間には、電気的導線34が
設けられる(連結される)ようになっているものであ
る。
出手段2の、その一端が連結されるものであって、本展
開状態検出手段2に生ずる張力を検出する張力検出手段
3は、後に述べるガス発生手段5における第二段目のガ
ス発生手段52の作動を制御するトリガスイッチ(スイ
ッチング機構)の役目を果たすようになっているもので
ある。このようなスイッチング機構に関して、本実施の
形態においては、図4に示すようなマグネット方式のも
のと、図5に示すようなスプリング方式のものとの2種
類のものが挙げられる。まず、図4に示すマグネット方
式のものについて説明する。このものは、ストラップ状
部材等からなる展開状態検出手段2の一端に連結(結
合)されるものであって、その途中にマグネット31の
取付けられるフランジ321等を有する可動部材32
と、当該可動部材32の上記フランジ321のところに
固定されるものであって、初期の状態においては本スイ
ッチング機構(張力検出手段)3を形成するベース36
のところに吸着した状態で取り付けられるマグネット3
1と、上記可動部材32の後端部のところに設けられる
可動接点33と、当該可動接点33とON/OFF作動
するものであって上記ベース36側に設けられる固定接
点35と、これら各接点33、35等を収納するもので
あって、本スイッチング機構(張力検出手段)3をケー
ス6に取付ける役目を果たすとともに、鉄系の金属製材
料からなるベース36と、からなることを基本とするも
のである。そして、このような構成からなる上記両接点
33、35と制御手段4との間には、電気的導線34が
設けられる(連結される)ようになっているものであ
る。
【0012】次に、図5に示すスプリング方式のものに
ついて説明する。このものも、基本的には上記マグネッ
ト方式のものと同じである。異なるところは、上記図4
のマグネット31に代わってスプリング(コイルスプリ
ング)39を設けるようにしたことである。すなわち、
固定接点35と可動接点33との間に、これら両接点3
3、35を、常時離れた状態に保持するコイルスプリン
グ39を設けるようにしたことである。そして、上記展
開状態検出手段2からの入力、すなわち、展開状態検出
手段2にかかる張力が上記コイルスプリング39のばね
反力よりも大きくなったときに、上記可動接点33が作
動し、固定接点35と接触して、スイッチONの状態と
なるようになっているものである。
ついて説明する。このものも、基本的には上記マグネッ
ト方式のものと同じである。異なるところは、上記図4
のマグネット31に代わってスプリング(コイルスプリ
ング)39を設けるようにしたことである。すなわち、
固定接点35と可動接点33との間に、これら両接点3
3、35を、常時離れた状態に保持するコイルスプリン
グ39を設けるようにしたことである。そして、上記展
開状態検出手段2からの入力、すなわち、展開状態検出
手段2にかかる張力が上記コイルスプリング39のばね
反力よりも大きくなったときに、上記可動接点33が作
動し、固定接点35と接触して、スイッチONの状態と
なるようになっているものである。
【0013】次に、上記センサ7からの信号等により作
動して、上記バッグ1内に所定のガスを注入するように
作動するガス発生手段5は、センサ7からの衝突信号を
受けて作動する第一段目のガス発生手段51と、上記バ
ッグ1の展開状態、すなわち、展開状態検出手段2に連
結されたスイッチング機構(張力検出手段)3からの信
号に基づいて作動する第二段目のガス発生手段52と、
これら各ガス発生手段51、52の作動を起動する点火
装置55と、からなることを基本とするものである。そ
して、これら各要素51、52、55からなる本ガス発
生手段5は、次に述べる制御手段4にて、その作動が制
御されるようになっているものである。そして、この制
御手段4は、マイクロプロセッサユニット(MPU)を
主体としたマイクロコンピュータ等にて形成されるよう
になっているものである。
動して、上記バッグ1内に所定のガスを注入するように
作動するガス発生手段5は、センサ7からの衝突信号を
受けて作動する第一段目のガス発生手段51と、上記バ
ッグ1の展開状態、すなわち、展開状態検出手段2に連
結されたスイッチング機構(張力検出手段)3からの信
号に基づいて作動する第二段目のガス発生手段52と、
これら各ガス発生手段51、52の作動を起動する点火
装置55と、からなることを基本とするものである。そ
して、これら各要素51、52、55からなる本ガス発
生手段5は、次に述べる制御手段4にて、その作動が制
御されるようになっているものである。そして、この制
御手段4は、マイクロプロセッサユニット(MPU)を
主体としたマイクロコンピュータ等にて形成されるよう
になっているものである。
【0014】次に、このような制御手段4に衝突の信号
(データ)を送るセンサ7は、主に車両の前方部あるい
は後方部等に設けられるものであり、衝突時の減速度を
検出する、いわゆるGセンサからなるものである。な
お、このセンサ7に関しては、このようなGセンサの外
に衝突寸前の状態をミリセカンドレベルで検出(予知)
して、その結果(データ)を、上記制御手段4に送り、
この制御手段4にて所定の演算処理が成されて、次の第
一段目のガス発生手段51を作動させるように信号を送
る、いわゆる衝突予知センサからなるものも考えられ
る。
(データ)を送るセンサ7は、主に車両の前方部あるい
は後方部等に設けられるものであり、衝突時の減速度を
検出する、いわゆるGセンサからなるものである。な
お、このセンサ7に関しては、このようなGセンサの外
に衝突寸前の状態をミリセカンドレベルで検出(予知)
して、その結果(データ)を、上記制御手段4に送り、
この制御手段4にて所定の演算処理が成されて、次の第
一段目のガス発生手段51を作動させるように信号を送
る、いわゆる衝突予知センサからなるものも考えられ
る。
【0015】次に、このような構成からなる本実施の形
態のものについての、その作用等について説明する。ま
ず、車両の前方部等に設けられたセンサ7にて車両の衝
突状態が検出されると、本センサ7は、その旨の信号を
制御手段4を経由して、ガス発生手段5へと送る。これ
によって、まず、第一段目のガス発生手段51が作動
し、バッグ1を所定の形態に膨張(展開)させる。そし
て、このとき、本実施の形態のものにおいては、当該バ
ッグ1内にストラップ状等の部材からなる展開状態検出
手段2が設けられていることより、本バッグ1は縦方向
(乗員方向)への展開が規制され、図3に示す如く、主
に横方向(平面方向)へ拡がることとなる。従って、バ
ッグ1の展開状態が横方向に広い面を形成するようにな
るとともに、ストラップ状の展開状態検出手段2の作用
により、バッグ1の展開面の表面部には凹面部が形成さ
れることとなる。その結果、乗員の顔面等が本バッグ1
の表面に衝突した場合、当該顔面部は確実に捕捉、すな
わち、拘束されることとなる。
態のものについての、その作用等について説明する。ま
ず、車両の前方部等に設けられたセンサ7にて車両の衝
突状態が検出されると、本センサ7は、その旨の信号を
制御手段4を経由して、ガス発生手段5へと送る。これ
によって、まず、第一段目のガス発生手段51が作動
し、バッグ1を所定の形態に膨張(展開)させる。そし
て、このとき、本実施の形態のものにおいては、当該バ
ッグ1内にストラップ状等の部材からなる展開状態検出
手段2が設けられていることより、本バッグ1は縦方向
(乗員方向)への展開が規制され、図3に示す如く、主
に横方向(平面方向)へ拡がることとなる。従って、バ
ッグ1の展開状態が横方向に広い面を形成するようにな
るとともに、ストラップ状の展開状態検出手段2の作用
により、バッグ1の展開面の表面部には凹面部が形成さ
れることとなる。その結果、乗員の顔面等が本バッグ1
の表面に衝突した場合、当該顔面部は確実に捕捉、すな
わち、拘束されることとなる。
【0016】また、本実施の形態のものにおいては、上
記ストラップ状等の部材からなる展開状態検出手段2
が、第二段目のガス発生手段52のトリガスイッチとし
ての機能をも発揮するようになっているので、本展開状
態検出手段2の伸展状態の如何によって、第二段目のガ
ス発生手段52の作動が制御されることとなる。具体的
には、まず、第一段目のガス発生に応じて、上記展開状
態検出手段2が伸長し、当該展開状態検出手段2のとこ
ろには所定の張力が発生することとなる。そして、この
張力は、本展開状態検出手段2の一端に連結されている
張力検出手段3にて検出されることとなる。ところで、
このような作動状況、すなわち、バッグ1の展開状況に
おいて、乗員が異常な着座姿勢を採っており、例えばバ
ッグ1の展開口近傍に乗員の顔等が存在するような場合
においては、本第一段目のガス発生、すなわち、第一段
目のバッグの展開時において、バッグ1の展開面のとこ
ろには、すでに乗員の顔面等が存在(当接)しているこ
ととなる(図2参照)。従って、このような状態におい
ては、本バッグ1内に設けられているストラップ状ある
いは線状等からなる展開状態検出手段2は、図2に示す
如く、十分には伸長しておらず、当該展開状態検出手段
2のところには所定の張力も生じていない。その結果、
本展開状態検出手段2の一端に連結されている張力検出
手段3のところには所定の張力が検出されず、スイッチ
ング機構が働かない(ONしない)。従って、第二段目
のガスは発生しない。
記ストラップ状等の部材からなる展開状態検出手段2
が、第二段目のガス発生手段52のトリガスイッチとし
ての機能をも発揮するようになっているので、本展開状
態検出手段2の伸展状態の如何によって、第二段目のガ
ス発生手段52の作動が制御されることとなる。具体的
には、まず、第一段目のガス発生に応じて、上記展開状
態検出手段2が伸長し、当該展開状態検出手段2のとこ
ろには所定の張力が発生することとなる。そして、この
張力は、本展開状態検出手段2の一端に連結されている
張力検出手段3にて検出されることとなる。ところで、
このような作動状況、すなわち、バッグ1の展開状況に
おいて、乗員が異常な着座姿勢を採っており、例えばバ
ッグ1の展開口近傍に乗員の顔等が存在するような場合
においては、本第一段目のガス発生、すなわち、第一段
目のバッグの展開時において、バッグ1の展開面のとこ
ろには、すでに乗員の顔面等が存在(当接)しているこ
ととなる(図2参照)。従って、このような状態におい
ては、本バッグ1内に設けられているストラップ状ある
いは線状等からなる展開状態検出手段2は、図2に示す
如く、十分には伸長しておらず、当該展開状態検出手段
2のところには所定の張力も生じていない。その結果、
本展開状態検出手段2の一端に連結されている張力検出
手段3のところには所定の張力が検出されず、スイッチ
ング機構が働かない(ONしない)。従って、第二段目
のガスは発生しない。
【0017】このように、乗員が異常な着座姿勢等を採
っている状態においては、第一段目のガス発生のみにて
本エアバッグ装置の作動(展開)を停止させて、第二段
目のガス発生及びこれに伴なうバッグ1の展開を行なわ
せないようにする。これによって、乗員の顔等がバッグ
1に強く打ち付けられるというような不都合の生ずるこ
とが無くなる。
っている状態においては、第一段目のガス発生のみにて
本エアバッグ装置の作動(展開)を停止させて、第二段
目のガス発生及びこれに伴なうバッグ1の展開を行なわ
せないようにする。これによって、乗員の顔等がバッグ
1に強く打ち付けられるというような不都合の生ずるこ
とが無くなる。
【0018】これに対して乗員が正常な状態で着座して
いる場合においては、上記第一段目のガス発生及びこれ
に伴なうバッグ1の第一段目の展開時においては、乗員
の顔面等は、まだ、上記バッグ1の表面(展開面)には
存在(当接)していないので、当該バッグ1内に設けら
れている展開状態検出手段2は、図3に示す如く、十分
に伸展し、そこには所定の張力が発生した状態となって
いる。従って、当該展開状態検出手段2に連結されるよ
うに設けられている張力検出手段3には所定のデータ
(張力)が入力され、当該入力データを基に、第二段目
のガス発生が成される。これによって、バッグ1は十分
に膨張(展開)し切った状態となり、あとは、図3に示
す排気口(ダンピングバルブ)11からガスが排出され
得る状態となっている。このような状態のバッグ1のと
ころに、正常な着座姿勢をもった乗員の人体の一部、例
えば顔面等が衝突することとなり、これらによって、乗
員の顔面等は、上記排気口(ダンピングバルブ)11か
らのガスの排出により、適正な状態で捕捉されることと
なる。すなわち、適正なエネルギー吸収及び捕捉(拘
束)が成されることとなる。
いる場合においては、上記第一段目のガス発生及びこれ
に伴なうバッグ1の第一段目の展開時においては、乗員
の顔面等は、まだ、上記バッグ1の表面(展開面)には
存在(当接)していないので、当該バッグ1内に設けら
れている展開状態検出手段2は、図3に示す如く、十分
に伸展し、そこには所定の張力が発生した状態となって
いる。従って、当該展開状態検出手段2に連結されるよ
うに設けられている張力検出手段3には所定のデータ
(張力)が入力され、当該入力データを基に、第二段目
のガス発生が成される。これによって、バッグ1は十分
に膨張(展開)し切った状態となり、あとは、図3に示
す排気口(ダンピングバルブ)11からガスが排出され
得る状態となっている。このような状態のバッグ1のと
ころに、正常な着座姿勢をもった乗員の人体の一部、例
えば顔面等が衝突することとなり、これらによって、乗
員の顔面等は、上記排気口(ダンピングバルブ)11か
らのガスの排出により、適正な状態で捕捉されることと
なる。すなわち、適正なエネルギー吸収及び捕捉(拘
束)が成されることとなる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、車両の衝突状態を検出
するセンサと、当該センサからの検出信号に基づき所定
のガスを発生させるガス発生手段と、当該ガス発生手段
にて生成されたガスにて所定の形態に膨張・展開するバ
ッグ等からなるエアバッグ装置に関して、上記ガス発生
手段を、所定の条件に応じて多段階にガスが発生するよ
うにし、一方、上記バッグ内に、当該バッグの乗員方向
への展開状態に応じて伸長する部材からなる展開状態検
出手段を設けるとともに、当該展開状態検出手段をもっ
て第二段目以降のガス発生のためのスイッチング機構を
形成させるようにした構成を採ることとしたので、セン
サにて車両の衝突状態が検出されると、ガス発生手段の
作動により、バッグが所定の状態に膨張(展開)し、こ
れによって乗員の身体の一部、例えば顔面等が、当該展
開したバッグによって捕捉(拘束)されるようになっ
た。この場合、特に、本発明においては、バッグ内に設
けられる展開状態検出手段が、第二段目以降のガス発生
手段のトリガスイッチとしての機能を発揮するようにな
っているので、本展開状態検出手段の作動状態の如何に
よって、第二段目以降のガス発生手段の作動が自動的に
制御されるようになった。すなわち、乗員が異常な着座
姿勢を採っており、例えばエアバッグ装置の展開口近傍
に乗員の顔等が存在するような場合には、第一段目のガ
ス発生のみでバッグ展開を終わらせ、第二段目以降のガ
ス発生及びこれに伴なうバッグの展開を制御するように
した。これによって、乗員の顔等が強く打ち付けられる
というような不都合の生ずることを防止することができ
るようになった。一方、乗員が正常な状態で着座してい
る場合においては、上記第一段目のガス発生及びこれに
伴なうバッグの第一段目の展開に加えて、第二段目以降
のガス発生手段を作動させ、バッグを十分に膨張(展
開)させ、このような状態のバッグのところに顔面等を
衝突させるようにしたので、適正な状態で人体の一部、
すなわち、顔面等を捕捉することができるようになっ
た。すなわち、適正なエネルギー吸収及び人体の捕捉
(拘束)を行なうことができるようになった。
するセンサと、当該センサからの検出信号に基づき所定
のガスを発生させるガス発生手段と、当該ガス発生手段
にて生成されたガスにて所定の形態に膨張・展開するバ
ッグ等からなるエアバッグ装置に関して、上記ガス発生
手段を、所定の条件に応じて多段階にガスが発生するよ
うにし、一方、上記バッグ内に、当該バッグの乗員方向
への展開状態に応じて伸長する部材からなる展開状態検
出手段を設けるとともに、当該展開状態検出手段をもっ
て第二段目以降のガス発生のためのスイッチング機構を
形成させるようにした構成を採ることとしたので、セン
サにて車両の衝突状態が検出されると、ガス発生手段の
作動により、バッグが所定の状態に膨張(展開)し、こ
れによって乗員の身体の一部、例えば顔面等が、当該展
開したバッグによって捕捉(拘束)されるようになっ
た。この場合、特に、本発明においては、バッグ内に設
けられる展開状態検出手段が、第二段目以降のガス発生
手段のトリガスイッチとしての機能を発揮するようにな
っているので、本展開状態検出手段の作動状態の如何に
よって、第二段目以降のガス発生手段の作動が自動的に
制御されるようになった。すなわち、乗員が異常な着座
姿勢を採っており、例えばエアバッグ装置の展開口近傍
に乗員の顔等が存在するような場合には、第一段目のガ
ス発生のみでバッグ展開を終わらせ、第二段目以降のガ
ス発生及びこれに伴なうバッグの展開を制御するように
した。これによって、乗員の顔等が強く打ち付けられる
というような不都合の生ずることを防止することができ
るようになった。一方、乗員が正常な状態で着座してい
る場合においては、上記第一段目のガス発生及びこれに
伴なうバッグの第一段目の展開に加えて、第二段目以降
のガス発生手段を作動させ、バッグを十分に膨張(展
開)させ、このような状態のバッグのところに顔面等を
衝突させるようにしたので、適正な状態で人体の一部、
すなわち、顔面等を捕捉することができるようになっ
た。すなわち、適正なエネルギー吸収及び人体の捕捉
(拘束)を行なうことができるようになった。
【図1】本発明の全体構成を示す縦断面図である。
【図2】第一段目のガス発生時において、乗員が異常な
着座姿勢を採っている場合の展開状態検出手段の作動状
態を示す図である。
着座姿勢を採っている場合の展開状態検出手段の作動状
態を示す図である。
【図3】乗員が正常な着座姿勢を採っている場合におい
て、第二段目のガス発生手段が作動する状態を示す図で
ある。
て、第二段目のガス発生手段が作動する状態を示す図で
ある。
【図4】スイッチング機構を形成する張力検出手段につ
いての一実施例を示す縦断面図である。
いての一実施例を示す縦断面図である。
【図5】スイッチング機構を形成する張力検出手段につ
いての他の実施例を示す縦断面図である。
いての他の実施例を示す縦断面図である。
1 バッグ 11 排気口(ダンピングバルブ) 2 展開状態検出手段 3 張力検出手段(スイッチング機構) 31 マグネット 32 可動部材 321 フランジ 33 可動接点 34 導線(電気的導線) 35 固定接点 36 ベース 39 スプリング(コイルスプリング) 4 制御手段 5 ガス発生手段 51 第一段目のガス発生手段 52 第二段目のガス発生手段 55 点火装置 6 ケース 7 センサ 9 ステアリングホイール
Claims (1)
- 【請求項1】 車両の衝突状態を検出するセンサと、当
該センサからの検出信号に基づき所定のガスを発生させ
るガス発生手段と、当該ガス発生手段にて生成されたガ
スにて所定の形態に膨張・展開するバッグ等からなるエ
アバッグ装置において、上記ガス発生手段を、所定の条
件に応じて多段階にガスが発生するようにし、一方、上
記バッグ内に、当該バッグの乗員方向への展開状態に応
じて伸長する部材からなる展開状態検出手段を設けると
ともに、当該展開状態検出手段をもって第二段目以降の
ガス発生のためのスイッチング機構を形成させるように
したことを特徴とするエアバッグ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9273809A JPH1191497A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | エアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9273809A JPH1191497A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | エアバッグ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1191497A true JPH1191497A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17532875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9273809A Pending JPH1191497A (ja) | 1997-09-19 | 1997-09-19 | エアバッグ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1191497A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004050433A1 (en) * | 2002-12-04 | 2004-06-17 | Scientific Generics Limited | Sensing apparatus and method |
GB2416152A (en) * | 2004-07-13 | 2006-01-18 | Autoliv Dev | An air bag with an igniter triggered by a tether. |
US7131662B2 (en) | 2004-08-05 | 2006-11-07 | Key Safety Systems, Inc. | Airbag with tear seam sensor and deployment rate sensor |
-
1997
- 1997-09-19 JP JP9273809A patent/JPH1191497A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004050433A1 (en) * | 2002-12-04 | 2004-06-17 | Scientific Generics Limited | Sensing apparatus and method |
GB2416152A (en) * | 2004-07-13 | 2006-01-18 | Autoliv Dev | An air bag with an igniter triggered by a tether. |
US7131662B2 (en) | 2004-08-05 | 2006-11-07 | Key Safety Systems, Inc. | Airbag with tear seam sensor and deployment rate sensor |
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