JPH1191297A - 回折格子パターン転写箔 - Google Patents

回折格子パターン転写箔

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JPH1191297A
JPH1191297A JP25360297A JP25360297A JPH1191297A JP H1191297 A JPH1191297 A JP H1191297A JP 25360297 A JP25360297 A JP 25360297A JP 25360297 A JP25360297 A JP 25360297A JP H1191297 A JPH1191297 A JP H1191297A
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Naoyuki Kamata
尚之 鎌田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】偽造防止性及び装飾性を、更に一段と向上させ
た回折格子パターン箔を提供すること。 【解決手段】支持体上の片面に少なくとも、(a)透明
剥離性保護膜層12、(b)回折格子パターンを有する
透明回折格子形成層13、(c)この透明回折格子形成
層とは異なる屈折率をもつ透明薄膜層14、(d)透明
接着層、反射性不透明薄膜層、回折格子形成層、剥離性
保護膜層の順に順次積層して形成され回折格子パターン
を有する不透明回折格子層15、(e)透明接着層16
を順次積層し形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばクレジット
カード、パスポート、有価証券などに転写される回折格
子パターン転写箔に係わり、特に透明回折格子パターン
と不透明回折格子パターンとを重ね合わせて複雑なパタ
ーンを表示することにより、偽造防止性及び装飾性を向
上し得る回折格子パターン転写箔に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光の干渉を用いて立体画像を再生
し得る回折格子パターンの開発が進められている。この
回折格子パターンは高度な製造技術を要し、且つ箔状に
形成可能なことから、偽造防止手段としてクレジットカ
ード、有価証券、証明書等の一部に貼着して使用されて
いる。そして、回折格子パターンをこれらの物品に貼着
するための方法として従来から回折格子パターン転写箔
を用いて回折格子パターンを転写する方法が用いられて
いる。
【0003】図9はこの種の回折格子パターン転写箔の
一例の構成を示す断面図である。この回折格子パターン
転写箔は、支持体としての基材(1)上に透明剥離性保
護膜層(2)が形成され、透明剥離性保護膜層(2)上
に透明回折格子形成層(3)が形成されている。透明回
折格子形成層(3)上に、この透明回折格子形成層とは
異なる屈折率をもつ透明薄膜層(4)、及び透明接着層
(6)が形成されている。この図9に示す回折格子パタ
ーン転写箔が使用される際には、例えば、予め文字、絵
柄などが印刷されたクレジットカード、パスポート、有
価証券などに転写され、基材(1)が剥離された状態の
ものとなる。
【0004】このような回折格子パターンは、入射光の
一部分が反射する方向へ回折光パターンを発生させ、入
射光の大部分が透明剥離性保護膜層(2)、透明回折格
子形成層(3)、透明薄膜層(4)、及び透明接着層
(6)を透過してしまう為に、透明感のある回折格子パ
ターンとなっている。このような透明感のある回折格子
パターンを透明回折格子パターンと称している。
【0005】この透明回折格子パターンは、透明感があ
るために、例えば、クレジットカード、パスポート、有
価証券などに使用した際には、クレジットカード、パス
ポート、有価証券などに予め印刷された文字、絵柄など
の印刷内容と回折格子パターンの表示内容との両者を視
認することが可能となるものである。
【0006】一方、図10はこの種の回折格子パターン
転写箔の他の一例の構成を示す断面図である。この回折
格子パターン転写箔は、支持体としての基材(41)上
に透明剥離性保護膜層(42)が形成され、透明剥離性
保護膜層(42)上に透明回折格子形成層(43)が形
成されている。透明回折格子形成層(43)上に、反射
性不透明薄膜層(47)、及び接着層(46)が形成さ
れている。この図10に示す回折格子パターン転写箔が
使用される際には、例えば、予め文字、絵柄などが印刷
されたクレジットカード、パスポート、有価証券などに
転写され、基材(41)が剥離された状態のものとな
る。
【0007】このような回折格子パターンは、入射光の
一部分が反射する方向へ回折光パターンを発生させ、入
射光の大部分が反射性不透明薄膜層(47)により反射
されてしまい、入射光は殆ど透過しない為に、不透明感
のある回折格子パターンとなっている。このような不透
明感のある回折格子パターンを不透明回折格子パターン
と称している。
【0008】この不透明回折格子パターンは、不透明で
あるために、例えば、クレジットカード、パスポート、
有価証券などに使用した際には、この不透明回折格子パ
ターンが転写された箇所の、クレジットカード、パスポ
ート、有価証券などに予め印刷された文字、絵柄などの
印刷内容は視認することが不可能となり、この箇所は回
折格子パターンの表示内容のみが視認することが可能と
なるものである。
【0009】これら透明回折格子パターン及び不透明回
折格子パターンが、例えば、クレジットカード、パスポ
ート、有価証券などに使用される際には、クレジットカ
ード、パスポート、有価証券などの上に透明回折格子パ
ターン箔を転写し、或いは不透明回折格子パターン箔を
転写するものであって、透明回折格子パターン或いは不
透明回折格子パターン各々が単独で使用されているもの
である。
【0010】このような使用方法は、これら透明回折格
子パターン及び不透明回折格子パターンの製造には高度
な製造技術を要することからして、クレジットカード、
パスポート、有価証券などの偽造防止手段として有用な
ものとなっている。また、装飾性を向上する手段として
有用なものとなっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明においては、こ
のようなクレジットカード、パスポート、有価証券など
の偽造防止手段としての回折格子パターンの偽造防止性
及び装飾性を、更に一段と向上させた回折格子パターン
箔を提供することを目的とするものである。また、偽造
防止性及び装飾性を、更に一段と向上させた回折格子パ
ターン箔をクレジットカード、パスポート、有価証券な
どに転写する際に、転写工程を増やすことなく使用する
ことの出来る転写箔を提供することを目的とするもので
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
は、支持体上の片面に少なくとも、(a)透明剥離性保
護膜層、(b)回折格子パターンを有する透明回折格子
形成層、(c)この透明回折格子形成層とは異なる屈折
率をもつ透明薄膜層、(d)透明接着層、反射性不透明
薄膜層、回折格子形成層、剥離性保護膜層の順に順次積
層して形成され回格子パターンを有する不透明回折格子
層、(e)透明接着層を順次積層したことを特徴とする
回折格子パターン転写箔である。
【0013】また、本発明の請求項2の発明は、支持体
上の片面に少なくとも、(a)透明剥離性保護膜層、
(b)透明接着層、反射性不透明薄膜層、回折格子形成
層、剥離性保護膜層の順に順次積層して形成され回格子
パターンを有する不透明回折格子層、(c)回折格子パ
ターンを有する透明回折格子形成層、(d)この透明回
折格子形成層とは異なる屈折率をもつ透明薄膜層、
(e)透明接着層を順次積層したことを特徴とする回折
格子パターン転写箔である。
【0014】また、本発明の請求項3の発明は、支持体
上の片面に少なくとも、(a)透明剥離性保護膜層、
(b)透明接着層、反射性不透明薄膜層、回折格子形成
層、剥離性保護膜層の順に順次積層して形成され回格子
パターンを有する第一不透明回折格子層、(c)回折格
子パターンを有する透明回折格子形成層、(d)この透
明回折格子形成層とは異なる屈折率をもつ透明薄膜層、
(e)透明接着層、反射性不透明薄膜層、回折格子形成
層、剥離性保護膜層の順に順次積層して形成され回格子
パターンを有する第二不透明回折格子層、(f)透明接
着層を順次積層してなり、前記第一不透明回折格子層及
び前記第二不透明回折格子層の面積を前記透明回折格子
形成層の面積より小さく形成したことを特徴とする回折
格子パターン転写箔である。
【0015】また、本発明の請求項4の発明は、上記請
求項1の発明の回折格子パターン転写箔において、前記
不透明回折格子層の面積を前記透明回折格子形成層の面
積より小さく形成したことを特徴とする回折格子パター
ン転写箔である。
【0016】また、本発明の請求項5の発明は、上記請
求項2の発明の回折格子パターン転写箔において、前記
不透明回折格子層の面積を前記透明回折格子形成層の面
積より小さく形成したことを特徴とする回折格子パター
ン転写箔である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明による回折格子パタ
ーン転写箔を、その一実施形態に基づいて説明する。図
1は、本発明による回折格子パターン転写箔の一実施例
の構成を示す断面図である。図1に示すように、回折格
子パターン転写箔は、支持体としての基材(11)の上
に透明剥離性保護膜層(12)が形成され、透明剥離性
保護膜層(12)の上には透明回折格子形成層(13)
が形成され、透明回折格子形成層(13)の上には透明
回折格子形成層とは異なる屈折率をもつ透明薄膜層(1
4)が形成され、更に透明薄膜層(14)の上には不透
明回折格子層(15)及び透明接着層(16)が形成さ
れている。透明薄膜層(14)の上に形成されている不
透明回折格子層(15)の面積は、透明回折格子形成層
(13)の面積より小さなものとなっている。
【0018】また、図4は、図1において透明薄膜層
(14)の上に形成される不透明回折格子層(15)の
構成を拡大して示す断面図である。図4に示すように、
不透明回折格子層(15)は図4の上方より透明接着層
(36)、反射性不透明薄膜層(34)、回折格子形成
層(33)、剥離性保護膜層(32)の順に順次積層し
て形成されている。
【0019】この不透明回折格子層(15)は図4、及
び図1に示すように、不透明回折格子層(15)の上方
にある透明接着層(36)側の面を透明薄膜層(14)
に接して、本発明による回折格子パターン転写箔を形成
している。また、図5は、図4に示す不透明回折格子層
(15)が図1の透明薄膜層(14)の上に転写して形
成される前の、基材(31)に支持された不透明回折格
子箔の構成を拡大して示す断面図である。
【0020】本発明による回折格子パターン転写箔は上
記のような構成であるので、例えばクレジットカード、
パスポート、有価証券などに転写された際の回折格子パ
ターンは、その全面積が透明感のある前記透明回折格子
パターンであり、また、透明回折格子形成層より小さな
面積の不透明回折格子は、不透明感のある前記不透明回
折格子パターンであり、また、部分的に2種の回折格子
パターンが層状に組み合わされたものとなっている。
【0021】図6は、図1に示すような構成による回折
格子パターン転写箔を、例えばクレジットカードや有価
証券などに使用した際の視認状態を説明する平面図であ
る。図6において、この全面積がクレジットカード、パ
スポート、有価証券など(51)であり、その上の全面
積に図1に示す回折格子パターン転写箔の基材(11)
が剥離されて転写されいる。52はクレジットカード、
パスポート、有価証券(51)などに予め印刷された文
字、絵柄などを示すものであり、53は透明回折格子パ
ターン、55は不透明回折格子パターンの視認状態を示
している。
【0022】図6において、クレジットカード、パスポ
ート、有価証券(51)などに予め印刷された文字、絵
柄(52)などは鮮明に視認され可読されるものであ
り、また、透明回折格子パターン(53)はその全面積
において、そのパターンが視認され、また、不透明回折
格子パターン(55)は不透明回折格子層が形成された
その箇所において、そのパターンが視認されるものであ
る。更に、この不透明回折格子層が形成されたその箇所
においては、不透明回折格子パターン(55)と透明回
折格子パターン(53)が重なった状態で視認されるも
のである。
【0023】上記のように、本発明による回折格子パタ
ーン転写箔による回折格子パターンは、例えばクレジッ
トカード、パスポート、有価証券などに使用した際に
は、クレジットカード、パスポート、有価証券などに予
め印刷された、例えば文字、絵柄などの印刷内容と、透
明回折格子パターンの表示内容と、不透明回折格子パタ
ーンの表示内容と、更に不透明回折格子パターンと透明
回折格子パターンが重なった状態とが視認可能となる複
雑なパターンを表示することになるものであり、クレジ
ットカード、パスポート、有価証券などの偽造防止性を
更に一段と向上させたものとなる。また、クレジットカ
ード、パスポート、有価証券などの装飾性を更に一段と
向上させたものとなる。
【0024】上記のように、本発明による回折格子パタ
ーン転写箔を使用したクレジットカード、パスポート、
有価証券などは、その偽造防止性及び装飾性を更に一段
と向上させたものであるが、図2及び図3は本発明によ
る他の実施例における構成を示す断面図である。ここに
おいて、透明回折格子形成層、透明薄膜層と、不透明回
折格子層の積層の順序、及び不透明回折格子層の数を、
図2及び図3に示すようにすることにより、同様な目的
を達成させるものとなっている。
【0025】なお、図1、図2、及び図3の何れにおい
ても、不透明回折格子層(15、25、35)の個数、
箇所などは、例えば、一枚のクレジットカード、パスポ
ート、有価証券などにおいて特に制限されるものではな
い。また、透明回折格子形成層(13)は、その表示内
容に特に制限されるものではなく、例えば、一枚のクレ
ジットカード、パスポート、有価証券などにおいて、異
なった複数のパターンを組み合わせてもよい。
【0026】以下に本発明による回折格子パターン転写
箔の製造方法について説明する。基材(11)は厚さ2
5μmの透明なポリエチレンテレフタレートフィルムを
用いた。なお、基材(11)としては、他にポリ塩化ビ
ニル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリメタクリ
ル酸メチル、ポリスチレン等の合成樹脂、天然樹脂、
紙、合成紙などを単独で又は組合わせた複合体が使用可
能なものである。
【0027】透明剥離性保護膜層(12)は、透明回折
格子形成層(13)をより効果的に被転写体(図示せ
ず)に転写するために設けられるものであり、例えば、
以下の配合比からなる組成物を用いグラビア法により、
厚さ1.5μmに形成される。 アクリル樹脂 …30部 ポリエステル樹脂 … 5部 トルエン …40部 メチルエチルケトン …40部 メチルイソブチルケトン …20部
【0028】また、透明剥離性保護膜層(12)として
は、他に熱可塑性アクリル樹脂、塩化ゴム系樹脂、塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、セルロース系樹脂、塩
素化ポリプロピレン樹脂あるいはこれらにオイルシリコ
ン、脂肪酸アミド、ステアリン酸亜鉛を添加したものが
使用可能となっている。また、無機物を使用してもよ
い。
【0029】透明回折格子形成層(13)はエンボス成
形性が良好で、プレスムラが生じ難く、明るい再生像が
得られ、透明剥離性保護膜層(12)及び透明回折格子
形成層とは異なる屈折率をもつ透明薄膜層(14)との
接着性が良好である樹脂であって、例えば、以下の配合
比からなる組成物を用いグラビア法により、厚さ1.0
μmに形成される。 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 …25部 ウレタン樹脂 …10部 メチルエチルケトン …70部 トルエン …30部
【0030】また、透明回折格子形成層(13)として
は、他にポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ポ
リ塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン(メ
タ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレー
ト、エポキシ(メタ)アクリレート、ポリオール(メ
タ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレート、ト
リアジン(メタ)アクリレートなどの熱硬化性樹脂ある
いはこれらの混合物、さらにはラジカル重合性不飽和基
を有する熱成型性材料などが使用可能である。
【0031】透明回折格子形成層(13)は透明剥離性
保護膜層(12)とは反対側の面に回折格子形成面を有
し、回折格子形成面上に透明回折格子形成層とは異なる
屈折率をもつ透明薄膜層(14)が蒸着、スパッタリン
グ等により形成されている。なお、この回折格子形成面
は、微細な凹凸パターンが形成されたニッケル製のプレ
ス版を透明回折格子形成層(13)上に加熱押圧するこ
とにより形成可能である。
【0032】透明薄膜層(14)は透明回折格子形成層
(13)とは異なる屈折率をもつ材料を用いる。透明回
折格子形成層(13)の屈折率は1.1〜1.6程度で
あるので、これより屈折率の大きなものが好ましい。こ
こでは厚さ50nmのZnSが真空蒸着法により形成さ
れている。その他に、例えば、次に示す無機材料が使用
可能となっている。Sb2 3 、Fe2 3 、Ti
2 、CdS、CeO2 、PbCl2 、CdO、Sb2
3 、WO3 、SiO、Si2 3
【0033】また、透明薄膜層(14)の膜厚は薄膜表
裏からの回折光が互いに干渉して、その強度が大きくな
る範囲が好ましく、膜厚としては10nm〜1000n
mの範囲のものとなる。また、このような透明薄膜層
(14)を形成する方法としては、真空蒸着法の他にス
パッタリング法、イオンプレーティング法等の成膜手段
が適用可能である。
【0034】透明接着層(16)は、例えば、以下の配
合比からなる組成物を用いてグラビア法により、厚さ1
0.0μmに形成される。 塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 …30部 ポリエステル樹脂 …20部 メチルエチルケトン …50部 トルエン …50部
【0035】また、透明接着層(16)としては、他に
も、透明薄膜層(14)を変質させたり冒すものでなけ
れば通常用いられるものでよく、例えばアクリル系接着
剤、ポリエステル系ポリアミドなどが使用可能である
が、これらに限定されるものではない。
【0036】次に、本発明においては、透明薄膜層(1
4)と透明接着層(16)の間にアンカー層(図示せ
ず)を設けることもできる。アンカー層は、透明薄膜層
(14)と透明接着層(16)との接着性を向上させる
ためのものであり、例えば、以下の配合比からなる組成
物を用いグラビア法により、厚さ2.0μmに形成され
る。 ポリエステル樹脂 …15部 ウレタン樹脂 …25部 メチルエチルケトン …50部 トルエン …50部
【0037】また、アンカー層としては、他にも、前述
した接着性を向上させるものであって、且つ両層14,
16を変質させたり、冒すものでなければ種々の材料が
使用可能であり、例えば飽和共重合ポリエステル等のポ
リエステル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルア
ルコール共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル−マレイン
酸共重合体、塩化ビニル−アクリレート共重合体等の塩
化ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン樹脂、塩化ビニ
リデン−塩化ビニル共重合体、塩化ビニリデン−アクリ
ロニトリル共重合体等の塩化ビニリデン共重合体、ポリ
アミド樹脂、シリコン樹脂、ポリアクリレートもしくは
ポリメタクリレート樹脂又はこれらの共重合体等の熱可
塑性樹脂があり、これらを単独あるいは2種類以上混合
して適用することができる。
【0038】また、フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミ
ン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂等の熱
硬化性樹脂を、単独あるいは2種類以上混合して適用す
ることができる。
【0039】さらに、上記熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂
との混合物であっても適用することができる。上記樹脂
は塗料化し、バーコート、ブレードコート、エアナイフ
コート、ロールコートなどのソルベントコート法、ある
いはスクリーン印刷方法など従来公知の塗布・印刷方法
により形成することができる。
【0040】次に、本発明における不透明回折格子層
(15)を形成する際に使用する不透明回折格子箔は、
前記のように図5に示す構成をしているものであり、こ
の不透明回折格子箔を製造する際に使用する材料、工程
は、上記透明回折格子パターンにおける透明回折格子箔
を製造する際に使用する材料、工程と略同一なものであ
る。反射性不透明薄膜層(34)は入射光を反射する層
であって、厚さ100nm程度のAlが真空蒸着法によ
り形成されている。なお、反射性不透明薄膜層(34)
としては、他に銀、金、スズ、窒化チタン(TiNx)
が使用可能である。
【0041】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。
【0042】<実施例1>図2は、本発明による回折格
子パターン転写箔の一例の構成を示す断面図である。図
2に示すように、回折格子パターン転写箔は、支持体と
しての基材(11)の上に透明剥離性保護膜層(12)
が形成され、透明剥離性保護膜層(12)の上には不透
明回折格子層(15)及び透明回折格子形成層(13)
が形成され、透明回折格子形成層(13)の上には透明
回折格子形成層とは異なる屈折率をもつ透明薄膜層(1
4)が形成され、更に透明薄膜層(14)の上には透明
接着層(16)が形成されている。透明剥離性保護膜層
(12)の上に形成されている不透明回折格子層(1
5)の面積は、透明回折格子形成層(13)の面積より
小さなものとなっている。
【0043】また、図2おける不透明回折格子層(1
5)は図1おける不透明回折格子層(15)と同一のも
のである。図4に示すように、不透明回折格子層(1
5)は図4の上方より透明接着層(36)、反射性不透
明薄膜層(34)、回折格子形成層(33)、剥離性保
護膜層(32)の順に順次積層して形成されている。
【0044】この不透明回折格子層(15)は図4、及
び図2に示すように、不透明回折格子層(15)の上方
にある透明接着層(36)側の面を透明剥離性保護膜層
(12)に接して、本発明による回折格子パターン転写
箔を形成している。また、図5は、図4に示す不透明回
折格子層(15)が図2の透明剥離性保護膜層(12)
の上に転写して形成される前の、基材(31)に支持さ
れた不透明回折格子箔の構成を拡大して示す断面図であ
る。
【0045】本発明による回折格子パターン転写箔は上
記のような構成であるので、例えばクレジットカード、
パスポート、有価証券などに転写された際の回折格子パ
ターンは、不透明回折格子の箇所を除くその全面積が透
明感のある前記透明回折格子パターンであり、また、不
透明回折格子は、不透明感のある前記不透明回折格子パ
ターンとなっている。
【0046】図7は、図2に示すような構成による回折
格子パターン転写箔を、例えばクレジットカード、パス
ポート、有価証券などに使用した際の視認状態を説明す
る平面図である。 図7において、この全面積がクレジ
ットカード、パスポート、有価証券など(51)であ
り、その上の全面積に図2に示す回折格子パターン転写
箔の基材(11)が剥離されて転写されいる。52はク
レジットカード、パスポート、有価証券など(51)に
予め印刷された文字、絵柄などを示すものであり、53
は透明回折格子パターン、65は不透明回折格子パター
ンの視認状態を示している。
【0047】図7において、クレジットカード、パスポ
ート、有価証券(51)などに予め印刷された文字、絵
柄(52)などは鮮明に視認され可読されるものであ
り、また、透明回折格子パターン(53)は、不透明回
折格子層の箇所を除くその全面積において、そのパター
ンが視認され、また、不透明回折格子パターン(65)
は不透明回折格子層が形成されたその箇所において、そ
のパターンが視認されるものである。 更に、この不透
明回折格子層が形成されたその箇所においては、不透明
回折格子パターン(65)のみが視認され、不透明回折
格子パターン(65)と透明回折格子パターン(53)
が重なった状態は視認されないものである。
【0048】上記のように、本発明による回折格子パタ
ーン転写箔による回折格子パターンは、例えばクレジッ
トカード、パスポート、有価証券などに使用した際に
は、クレジットカード、パスポート、有価証券などに予
め印刷された文字、絵柄などは不透明回折格子層の箇所
を除く印刷内容と、不透明回折格子の箇所を除く透明回
折格子パターンの表示内容と、不透明回折格子パターン
の表示内容とが視認可能となる複雑なパターンを表示す
ることになるものであり、クレジットカード、パスポー
ト、有価証券などの偽造防止性を更に一段と向上させた
ものとなる。また、クレジットカード、パスポート、有
価証券などの装飾性を更に一段と向上させたものとな
る。
【0049】図2に示す回折格子パターン転写箔を製造
する際に使用する材料、工程は、前記実施例と同一であ
り、積層順序の相違による製造工程の順序の相違のみで
ある。
【0050】<実施例2>図3は、本発明による回折格
子パターン転写箔の一例の構成を示す断面図である。図
3に示すように、回折格子パターン転写箔は、支持体と
しての基材(11)の上に透明剥離性保護膜層(12)
が形成され、透明剥離性保護膜層(12)の上には第一
不透明回折格子層(25)及び透明回折格子形成層(1
3)が形成され、透明回折格子形成層(13)の上には
透明回折格子形成層とは異なる屈折率をもつ透明薄膜層
(14)が形成され、更に透明薄膜層(14)の上には
第二不透明回折格子層(35)及び透明接着層(16)
が形成されている。透明剥離性保護膜層(12)の上に
形成されている第一不透明回折格子層(25)、及び透
明薄膜層(14)の上に形成されている第二不透明回折
格子層(35)の面積は、透明回折格子形成層(13)
の面積より小さなものとなっている。
【0051】また、図3おける第一不透明回折格子層
(25)及び第二不透明回折格子層(35)は図1おけ
る不透明回折格子層(15)と同一のものである。図4
に示すように、第一不透明回折格子層(25)及び第二
不透明回折格子層(35)は図4の上方より透明接着層
(36)、反射性不透明薄膜層(34)、回折格子形成
層(33)、剥離性保護膜層(32)の順に順次積層し
て形成されている。
【0052】この第一不透明回折格子層(25)及び第
二不透明回折格子層(35)は図4、及び図3に示すよ
うに、第一不透明回折格子層(25)及び第二不透明回
折格子層(35)の上方にある透明接着層(36)側の
面を各々透明剥離性保護膜層(12)、透明薄膜層(1
4)に接して、本発明による回折格子パターン転写箔を
形成している。また、図5は、図4に示す第一不透明回
折格子層(25)及び第二不透明回折格子層(35)が
図3の透明剥離性保護膜層(12)、及び透明薄膜層
(14)の上に転写して形成される前の、基材(31)
に支持された不透明回折格子箔の構成を拡大して示す断
面図である。
【0053】本発明による回折格子パターン転写箔は上
記のような構成であるので、例えばクレジットカード、
パスポート、有価証券などに転写された際の回折格子パ
ターンは、第一不透明回折格子の箇所を除くその全面積
が透明感のある前記透明回折格子パターンであり、ま
た、第一不透明回折格子層及び第二不透明回折格子層
は、不透明感のある前記不透明回折格子パターンとなっ
ている。また、部分的に2種の回折格子パターンが層状
に組み合わされたものとなっている。
【0054】図8は、図3に示すような構成による回折
格子パターン転写箔を、例えばクレジットカード、パス
ポート、有価証券などに使用した際の視認状態を説明す
る平面図である。 図8において、この全面積がクレジ
ットカード、パスポート、有価証券(51)などであ
り、その上の全面積に図3に示す回折格子パターン転写
箔の基材(11)が剥離されて転写されいる。52はク
レジットカード、パスポート、有価証券(51)などに
予め印刷された文字、絵柄などを示すものであり、53
は透明回折格子パターン、75及び85は不透明回折格
子パターンの視認状態を示している。
【0055】図8において、クレジットカード、パスポ
ート、有価証券(51)などに予め印刷された文字、絵
柄(52)などは鮮明に視認され可読されるものであ
り、また、透明回折格子パターン(53)は、第一不透
明回折格子層の箇所を除くその全面積において、そのパ
ターンが視認され、また、第一不透明回折格子パターン
(75)は不透明回折格子層が形成されたその箇所にお
いて、そのパターンが視認されるものである。更に、こ
の第一不透明回折格子層が形成されたその箇所において
は、第一不透明回折格子パターン(75)のみが視認さ
れ、不透明回折格子パターン(75)と透明回折格子パ
ターン(53)が重なった状態は視認されないものであ
る。更にまた、この第二不透明回折格子層(35)が形
成されたその箇所においては、第二不透明回折格子パタ
ーン(85)と透明回折格子パターン(53)が重なっ
た状態で視認されるものである。
【0056】上記のように、本発明による回折格子パタ
ーン転写箔による回折格子パターンは、例えばクレジッ
トカード、パスポート、有価証券などに使用した際に
は、クレジットカード、パスポート、有価証券などに予
め印刷された、例えば文字、絵柄などは第一及び第二不
透明回折格子層の箇所を除く印刷内容と、第一不透明回
折格子層の箇所を除く透明回折格子パターンの表示内容
と、第一及び第二不透明回折格子パターンの表示内容
と、更に第二不透明回折格子パターンと透明回折格子パ
ターンが重なった状態とが視認可能となる複雑なパター
ンを表示することになるものであり、クレジットカー
ド、パスポート、有価証券などの偽造防止性を更に一段
と向上させたものとなる。また、クレジットカード、パ
スポート、有価証券などの装飾性を更に一段と向上させ
たものとなる。
【0057】図3に示す回折格子パターン転写箔を製造
する際に使用する材料、工程は、前記実施例と同一であ
り、積層の数、積層順序の相違による製造工程の数、順
序の相違のみである。
【0058】
【発明の効果】本発明による回折格子パターン転写箔
は、基材、透明剥離性保護膜層、透明回折格子形成層、
透明薄膜層、不透明回折格子層、及び透明接着層で形成
されており、また、不透明回折格子層の面積は透明回折
格子形成層の面積より小さなものとなっているので、本
発明による回折格子パターン転写箔による回折格子パタ
ーンは、例えばクレジットカード、パスポート、有価証
券などに使用した際には、文字、絵柄などの印刷内容
と、透明回折格子パターンの表示内容と、不透明回折格
子パターンの表示内容と、更に不透明回折格子パターン
と透明回折格子パターンが重なった状態とが視認可能と
なる複雑なパターンを表示するものであり、クレジット
カード、パスポート、有価証券などの偽造防止性を更に
一段と向上させたものとなる。また、クレジットカー
ド、パスポート、有価証券などの装飾性を更に一段と向
上させたものとなる。
【0059】また、本発明による回折格子パターン転写
箔は、基材、透明剥離性保護膜層、不透明回折格子層、
透明回折格子形成層、透明薄膜層、及び透明接着層が形
成されており、また、不透明回折格子層の面積は透明回
折格子形成層の面積より小さなものとなっているので、
本発明による回折格子パターン転写箔による回折格子パ
ターンは、例えばクレジットカード、パスポート、有価
証券などに使用した際には、文字、絵柄などは不透明回
折格子層の箇所を除く印刷内容と、不透明回折格子層の
箇所を除く透明回折格子パターンの表示内容と、不透明
回折格子パターンの表示内容とが視認可能となる複雑な
パターンを表示するものであり、クレジットカード、パ
スポート、有価証券などの偽造防止性を更に一段と向上
させたものとなる。また、クレジットカード、パスポー
ト、有価証券などの装飾性を更に一段と向上させたもの
となる。
【0060】また、本発明による回折格子パターン転写
箔は、基材、透明剥離性保護膜層、第一不透明回折格子
層、透明回折格子形成層、透明薄膜層、第二不透明回折
格子層、及び透明接着層が形成されており、第一不透明
回折格子層、及び第二不透明回折格子層の面積は透明回
折格子形成層の面積より小さなものとなっているので、
本発明による回折格子パターン転写箔による回折格子パ
ターンは、例えばクレジットカード、パスポート、有価
証券などに使用した際には、文字、絵柄などは第一及び
第二不透明回折格子層の箇所を除く印刷内容と、第一不
透明回折格子層の箇所を除く透明回折格子パターンの表
示内容と、第一及び第二不透明回折格子パターンの表示
内容と、更に第二不透明回折格子パターンと透明回折格
子パターンが重なった状態とが視認可能となる複雑なパ
ターンを表示するものであり、クレジットカード、パス
ポート、有価証券などの偽造防止性を更に一段と向上さ
せたものとなる。また、クレジットカード、パスポー
ト、有価証券などの装飾性を更に一段と向上させたもの
となる。
【0061】また、本発明による回折格子パターン転写
箔は、透明回折格子形成層と不透明回折格子層とが層状
に構成されているので、例えばクレジットカード、パス
ポート、有価証券などに使用した際に、従来の方法に比
べ転写工程を増やすことなく使用することの出来る。す
なわち、一回の転写により透明回折格子パターンと不透
明回折格子パターンが視認可能となるクレジットカー
ド、パスポート、有価証券などが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による回折格子パターン転写箔の一実施
例の構成を示す断面図である。
【図2】本発明による回折格子パターン転写箔の一例の
構成を示す断面図である。
【図3】本発明による回折格子パターン転写箔の一例の
構成を示す断面図である。
【図4】不透明回折格子の構成を拡大して示す断面図で
ある。
【図5】不透明回折格子箔の構成を拡大して示す断面図
である。
【図6】図1に示すような構成による回折格子パターン
転写箔を使用した際の視認状態を説明する平面図であ
る。
【図7】図2に示すような構成による回折格子パターン
転写箔を使用した際の視認状態を説明する平面図であ
る。
【図8】図3に示すような構成による回折格子パターン
転写箔を使用した際の視認状態を説明する平面図であ
る。
【図9】回折格子パターン転写箔の一例の構成を示す断
面図である。
【図10】回折格子パターン転写箔の他の一例の構成を
示す断面図である。
【符号の説明】
1、11…基材 2、12…透明剥離性保護膜層 3、13…透明回折格子形成層 4、14…透明薄膜層 15…不透明回折格子層 6、16…透明接着層 25…第一不透明回折格子層 31、41…基材 32、42…剥離性保護膜層 33、43…回折格子形成層 34、47…反射性不透明薄膜層 35…第二不透明回折格子層 36、46…透明接着層 51…クレジットカード、パスポート、有価証券 52…予め印刷された文字、絵柄 53…透明回折格子パターン 55、65…不透明回折格子パターン 75…第一不透明回折格子パターン 85…第二不透明回折格子パターン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上の片面に少なくとも、(a)透明
    剥離性保護膜層、(b)回折格子パターンを有する透明
    回折格子形成層、(c)この透明回折格子形成層とは異
    なる屈折率をもつ透明薄膜層、(d)透明接着層、反射
    性不透明薄膜層、回折格子形成層、剥離性保護膜層の順
    に順次積層して形成され回格子パターンを有する不透明
    回折格子層、(e)透明接着層を順次積層したことを特
    徴とする回折格子パターン転写箔。
  2. 【請求項2】支持体上の片面に少なくとも、(a)透明
    剥離性保護膜層、(b)透明接着層、反射性不透明薄膜
    層、回折格子形成層、剥離性保護膜層の順に順次積層し
    て形成され回格子パターンを有する不透明回折格子層、
    (c)回折格子パターンを有する透明回折格子形成層、
    (d)この透明回折格子形成層とは異なる屈折率をもつ
    透明薄膜層、(e)透明接着層を順次積層したことを特
    徴とする回折格子パターン転写箔。
  3. 【請求項3】支持体上の片面に少なくとも、(a)透明
    剥離性保護膜層、(b)透明接着層、反射性不透明薄膜
    層、回折格子形成層、剥離性保護膜層の順に順次積層し
    て形成され回格子パターンを有する第一不透明回折格子
    層、(c)回折格子パターンを有する透明回折格子形成
    層、(d)この透明回折格子形成層とは異なる屈折率を
    もつ透明薄膜層、(e)透明接着層、反射性不透明薄膜
    層、回折格子形成層、剥離性保護膜層の順に順次積層し
    て形成され回格子パターンを有する第二不透明回折格子
    層、(f)透明接着層を順次積層してなり、前記第一不
    透明回折格子層及び前記第二不透明回折格子層の面積を
    前記透明回折格子形成層の面積より小さく形成したこと
    を特徴とする回折格子パターン転写箔。
  4. 【請求項4】前記不透明回折格子層の面積を前記透明回
    折格子形成層の面積より小さく形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の回折格子パターン転写箔。
  5. 【請求項5】前記不透明回折格子層の面積を前記透明回
    折格子形成層の面積より小さく形成したことを特徴とす
    る請求項2記載の回折格子パターン転写箔。
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