JPH1190971A - 射出成形機の樹脂切れ監視装置 - Google Patents

射出成形機の樹脂切れ監視装置

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JPH1190971A
JPH1190971A JP26018997A JP26018997A JPH1190971A JP H1190971 A JPH1190971 A JP H1190971A JP 26018997 A JP26018997 A JP 26018997A JP 26018997 A JP26018997 A JP 26018997A JP H1190971 A JPH1190971 A JP H1190971A
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JP
Japan
Prior art keywords
screw
resin
heating cylinder
molding machine
injection molding
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP26018997A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Hirozumi
均 広住
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Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】正確に、かつ、確実に樹脂切れを検出すること
ができるようにする。 【解決手段】加熱シリンダ51と、該加熱シリンダ51
内において、回転自在に、かつ、進退自在に配設された
スクリュー52と、計量工程中の前記スクリュー52の
計量位置を検出する位置検出手段と、該位置検出手段に
よって検出された計量位置とあらかじめ設定された基準
値とを比較し、比較結果に基づいて樹脂切れを検出する
比較手段82とを有する。この場合、位置検出手段によ
って検出された計量位置とあらかじめ設定された基準値
とが比較され、比較結果に基づいて樹脂切れが検出され
るので、正確に、かつ、確実に樹脂切れを検出すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形機の樹脂
切れ監視装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、射出成形機においては、射出装置
の加熱シリンダ内で加熱され溶融させられた樹脂を、金
型のキャビティ空間に充填(てん)し、該キャビティ空
間内で冷却して固化させた後、金型を開いて成形品を取
り出すようになっている。図2は従来の射出成形機の概
念図である。
【0003】図において、11は金型であり、該金型1
1は、固定金型31及び該固定金型31に対して接離自
在に配設され、接触させられたときに固定金型31との
間にキャビティ空間33を形成する可動金型32から成
る。また、34は前記金型11と対向させて配設された
射出装置であり、該射出装置34は加熱シリンダ14及
び駆動部35から成る。そして、前記加熱シリンダ14
は、シリンダ本体36の前方(図における左方)に射出
ノズル38を一体的に備え、前記シリンダ本体36の後
端近傍にホッパ15を備えるとともに、内部においてス
クリュー13を回転自在に、かつ、進退自在に支持す
る。
【0004】また、該スクリュー13は、先端に配設さ
れたスクリューヘッド12、及び該スクリューヘッド1
2の後方 (図における右方) に配設されたスクリュー本
体37から成り、該スクリュー本体37の周囲に螺
(ら)旋状の溝40が形成される。なお、45は前記ス
クリューヘッド12とスクリュー本体37との間に配設
された逆止リングである。
【0005】そして、前記駆動部35は、スクリュー1
3の後方に配設された電動機部41、及び該電動機部4
1の後方に配設された射出シリンダ42から成り、前記
電動機部41において前記スクリュー13と図示しない
電動機とが、前記スクリュー13の後端と前記射出シリ
ンダ42内のピストン44とがそれぞれ連結される。前
記構成の射出装置34において、計量工程時に、前記電
動機を駆動してスクリュー13を回転させながら後退さ
せると、前記ホッパ15内のペレット状の図示しない樹
脂が加熱シリンダ14内に落下し、該加熱シリンダ14
内において加熱され溶融させられて前記溝40内を前進
させられる。そして、スクリュー13は後退限位置に到
達し、溝40内を前進させられた樹脂は、スクリューヘ
ッド12の前方に溜(た)められる。
【0006】また、射出工程時に、前記射出シリンダ4
2を駆動して前記スクリュー13を回転させることなく
前進させると、前記スクリューヘッド12の前方に溜め
られた樹脂は、射出ノズル38から射出され、キャビテ
ィ空間33に充填される。ところで、成形を繰り返して
いる間に、前記加熱シリンダ14内に樹脂が供給されな
くなって樹脂切れが発生すると、加熱シリンダ14内に
おいて前記溝40内を前進させられる樹脂が無くなるの
で、スクリュー13を回転させる際の負荷が極めて小さ
くなる。その結果、前記スクリュー13が高速で回転
し、スクリューヘッド12が折れてしまうことがある。
【0007】そこで、前記ホッパ15内の下端に図示し
ない近接センサ等のセンサを配設し、該センサによって
樹脂切れを検出するようにしている。そして、前記セン
サによって樹脂切れが検出されると、図示しない制御器
に信号が送られ、射出成形機の運転が停止させられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の射出成形機においては、前記ホッパ15内の下端に
センサが配設されるので検出精度が低い。すなわち、ホ
ッパ15内の樹脂が無くなっても、ホッパ15と加熱シ
リンダ14との間に樹脂が残留していると、スクリュー
13を回転させる際の負荷が小さくなるまでに数ショッ
ト分の射出を行うことができるので、前記センサによっ
て樹脂切れを正確に検出することはできない。
【0009】さらに、前記センサは、ホッパ15内の樹
脂と接触させて配設されるので、故障しやすく、また、
故障した場合には、樹脂切れを検出することができなく
なってしまう。本発明は、前記従来の射出成形機の問題
点を解決して、正確に、かつ、確実に樹脂切れを検出す
ることができる射出成形機の樹脂切れ監視装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明の射
出成形機の樹脂切れ監視装置においては、加熱シリンダ
と、該加熱シリンダ内において、回転自在に、かつ、進
退自在に配設されたスクリューと、計量工程中の前記ス
クリューの計量位置を検出する位置検出手段と、該位置
検出手段によって検出された計量位置とあらかじめ設定
された基準値とを比較し、比較結果に基づいて樹脂切れ
を検出する比較手段とを有する。
【0011】本発明の他の射出成形機の樹脂切れ監視装
置においては、さらに、前記比較手段による比較は各シ
ョットごとに行われる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の
実施の形態における射出成形機の概念図である。図にお
いて、51は加熱シリンダ、52は該加熱シリンダ51
内において進退自在に、かつ、回転自在に配設されたス
クリュー、53は該スクリュー52の後端 (図における
右端) 近傍に配設され、スクリュー52を進退させるた
めの射出シリンダ、54は前記スクリュー52の後端に
配設され、スクリュー52を回転させるための油圧モー
タである。前記加熱シリンダ51には、前端(図におけ
る左端)に射出ノズル55が、後端にホッパ56がそれ
ぞれ配設される。
【0013】前記射出シリンダ53内には、ピストン6
1が進退自在に配設され、該ピストン61のロッド側に
油室62が形成される。そして、該油室62及び前記油
圧モータ54にそれぞれサーボ弁63、64を介して油
が供給される。前記構成の射出成形機において、計量工
程時に、油圧モータ54を駆動してスクリュー52を回
転させながら後退させると、前記ホッパ56内の樹脂が
加熱シリンダ51内に落下し、スクリュー52の溝内を
前進してスクリューヘッド65の前方(図における左
方)に溜められる。この間、前記油室62内に所定の圧
力が発生させられ、前記スクリュー52に背圧が加えら
れる。
【0014】そして、スクリュー52が設定された計量
位置に到達すると、計量が終了され、前記スクリューヘ
ッド65の前方に1ショット分の樹脂が蓄えられる。続
いて、射出工程時に、油室62に油を供給することによ
って射出シリンダ53を駆動してスクリュー52を前進
させる。このとき、前記スクリューヘッド65の前方に
蓄えられた樹脂が、油室62内に発生させられた射出圧
力によって射出ノズル55から射出され、金型装置66
のキャビティ空間67に充填される。
【0015】そして、成形品を所定の成形条件で成形す
るために、制御器71が配設され、該制御器71によっ
てフィードバック制御が行われる。そのために、前記ス
クリュー52の後端には、射出速度を検出するための速
度検出器72、計量工程中のスクリュー52の計量位置
を検出するための位置検出手段としてのディジタル変位
検出器73、及びスクリュー回転数を検出するためのス
クリュー回転計74が配設される。また、前記油室62
に臨ませて、射出圧力及び背圧を検出する圧力検出器7
5が配設される。そして、前記速度検出器72によって
検出された射出速度、ディジタル変位検出器73によっ
て検出されたスクリュー52の計量位置、及び圧力検出
器75によって検出された射出圧力及び背圧の各検出値
は、いずれも前記制御器71に送られ、比較手段82に
よってあらかじめ設定された基準値と比較され、偏差が
サーボ弁63に送られる。さらに、スクリュー回転計7
4によって検出されたスクリュー回転数が、前記制御器
71に送られ、比較手段82によって設定値と比較さ
れ、偏差がサーボ弁64に送られる。なお、前記加熱シ
リンダ51、スクリュー52、ディジタル変位検出器7
3及び比較手段82によって樹脂切れ監視装置が構成さ
れる。
【0016】また、前記加熱シリンダ51の外周面に
は、図示しないヒータ、及び加熱シリンダ51の温度を
検出する図示しないセンサが配設される。そして、前記
制御器71は、前記センサによって検出された加熱シリ
ンダ51の温度と設定値とを比較し、比較結果に基づい
て前記ヒータをオン・オフする。その結果、加熱シリン
ダ51の温度が常時一定にされ、一定の温度で樹脂が加
熱され溶融させられる。
【0017】なお、76は操作盤、77は表示装置であ
る。ところで、成形を繰り返している間に前記樹脂切れ
が発生すると、加熱シリンダ51内において前記溝内を
前進させられる樹脂が無くなるので、スクリュー52を
回転させる際の負荷が極めて小さくなる。その結果、前
記スクリュー13が高速で回転し、スクリューヘッド6
5が折れてしまうことがある。
【0018】そこで、計量工程時において、スクリュー
13を回転させながら後退させたときの時間及び計量位
置を、制御器71内の図示しないタイマ及び前記ディジ
タル変位検出器73によってあらかじめ検出し、検出さ
れた時間及び計量位置を基準値として設定し、かつ、前
記時間と計量位置との関係を表す設計上の波形、すなわ
ち、理論計量波形を記憶装置81に格納しておく。
【0019】そして、射出成形機を運転する場合に、制
御器71内の比較手段82は、計量工程において、スク
リュー13を回転させながら後退させたときに検出され
た時間と計量位置との関係を表す実際の運転上の波形、
すなわち、実計量波形を求める。続いて、前記比較手段
82は、前記記憶装置81から前記理論計量波形を読み
出し、該理論計量波形と実計量波形とを比較する。
【0020】そして、所定の時間範囲内において、理論
計量波形の計量位置と実計量波形の計量位置との間に所
定の量の差、例えば、±10〔%〕以上の差が生じた場
合、比較手段82は樹脂切れを検出し、サーボ弁64を
停止させて計量を終了するとともに、表示装置77に樹
脂切れが発生した旨を表示するか、操作盤76に配設さ
れた図示しない警告ランプ等によって警報を発生させ
る。
【0021】したがって、正確に、かつ、確実に樹脂切
れを検出することができる。また、ディジタル変位検出
器73は、樹脂と接触させて配設されないので、故障し
にくく、樹脂切れを確実に検出することができる。な
お、理論計量波形の計量位置と実計量波形の計量位置と
の間に生じた差が所定の範囲内、例えば、±10〔%〕
未満である場合には、実計量波形の計量位置を理論計量
波形の計量位置として更新することができる。
【0022】本実施の形態においては、計量位置をディ
ジタル変位検出器73によって検出するようにしている
が、スクリュー回転計74によって検出されたスクリュ
ー回転数に基づいて検出することもできる。また、油圧
モータ54に代えて電動機を使用する場合には、電動機
の回転数センサによって検出された回転数に基づいて計
量位置を検出することもできる。
【0023】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させ
ることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除す
るものではない。
【0024】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、射出成形機の樹脂切れ監視装置においては、加熱
シリンダと、該加熱シリンダ内において、回転自在に、
かつ、進退自在に配設されたスクリューと、計量工程中
の前記スクリューの計量位置を検出する位置検出手段
と、該位置検出手段によって検出された計量位置とあら
かじめ設定された基準値とを比較し、比較結果に基づい
て樹脂切れを検出する比較手段とを有する。
【0025】この場合、位置検出手段によって検出され
た計量位置とあらかじめ設定された基準値とが比較さ
れ、比較結果に基づいて樹脂切れが検出されるので、正
確に、かつ、確実に樹脂切れを検出することができる。
また、位置検出手段は、樹脂と接触させて配設されない
ので、故障しにくく、樹脂切れを確実に検出することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における射出成形機の概念
図である。
【図2】従来の射出成形機の概念図である。
【符号の説明】
51 加熱シリンダ 52 スクリュー 73 ディジタル変位検出器 82 比較手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)加熱シリンダと、(b)該加熱シ
    リンダ内において、回転自在に、かつ、進退自在に配設
    されたスクリューと、(c)計量工程中の前記スクリュ
    ーの計量位置を検出する位置検出手段と、(d)該位置
    検出手段によって検出された計量位置とあらかじめ設定
    された基準値とを比較し、比較結果に基づいて樹脂切れ
    を検出する比較手段とを有することを特徴とする射出成
    形機の樹脂切れ監視装置。
  2. 【請求項2】 前記比較手段による比較は各ショットご
    とに行われる請求項1に記載の射出成形機の樹脂切れ監
    視装置。
JP26018997A 1997-09-25 1997-09-25 射出成形機の樹脂切れ監視装置 Withdrawn JPH1190971A (ja)

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A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20041207