JPH1190926A - ベール状ゴム組成物の製造方法 - Google Patents
ベール状ゴム組成物の製造方法Info
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- JPH1190926A JPH1190926A JP25382797A JP25382797A JPH1190926A JP H1190926 A JPH1190926 A JP H1190926A JP 25382797 A JP25382797 A JP 25382797A JP 25382797 A JP25382797 A JP 25382797A JP H1190926 A JPH1190926 A JP H1190926A
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- rubber composition
- pellets
- olefin
- extruder
- ethylene
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 EPTに代表されるエチレン・α−オレフィ
ン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)と、ポリエチレ
ン等のポリオレフィン樹脂(B)とをそれぞれ多段ベン
ト式押出機の供給部より押出機内に導入し溶融・混練し
てベール状ゴム組成物を得ることができるベール状ゴム
組成物の製造方法を提供する。 【解決手段】 多段ベント式押出機の供給部より押出機
内に導入し溶融・混練してゴム組成物を得る押出工程
と、前記ベント式押出機から押出しダイを介して押し出
されたゴム組成物を回転刃で連続的に切断してペレット
を得る切断工程と、前記切断されたペレットを輸送水で
輸送しながら冷却する輸送冷却工程と、前記輸送された
ペレットを圧縮してベールを形成する圧縮成形工程とを
有し、これら押出、切断、冷却および圧縮を連続的に行
なってベール状ゴム組成物を得るようにした。
ン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)と、ポリエチレ
ン等のポリオレフィン樹脂(B)とをそれぞれ多段ベン
ト式押出機の供給部より押出機内に導入し溶融・混練し
てベール状ゴム組成物を得ることができるベール状ゴム
組成物の製造方法を提供する。 【解決手段】 多段ベント式押出機の供給部より押出機
内に導入し溶融・混練してゴム組成物を得る押出工程
と、前記ベント式押出機から押出しダイを介して押し出
されたゴム組成物を回転刃で連続的に切断してペレット
を得る切断工程と、前記切断されたペレットを輸送水で
輸送しながら冷却する輸送冷却工程と、前記輸送された
ペレットを圧縮してベールを形成する圧縮成形工程とを
有し、これら押出、切断、冷却および圧縮を連続的に行
なってベール状ゴム組成物を得るようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、EPT(エチレン
−プロピレン−ジエン)に代表されるエチレン・α−オ
レフィン・非共役ポリエン共重合体ゴムと、ポリエチレ
ン等のポリオレフィン樹脂とからなるベール状ゴム組成
物の製造方法に関する。
−プロピレン−ジエン)に代表されるエチレン・α−オ
レフィン・非共役ポリエン共重合体ゴムと、ポリエチレ
ン等のポリオレフィン樹脂とからなるベール状ゴム組成
物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】EPTに代表されるエチレン・α−オレ
フィン・非共役ポリエン共重合体ゴムは、耐候性、耐オ
ゾン性、耐熱性に優れているため、自動車部品、シール
材、電線、工業部品等に広く利用されている。このよう
に各分野で利用されているエチレン・α−オレフィン・
非共役ポリエン共重合体ゴムは、通常、押出機で押し出
された後、ペレットに切断され、さらに圧縮機で略直方
体形状のベールに圧縮されて各市場に出荷されている。
さらに、各市場においては、用途に応じて、補強剤、充
填剤、軟化剤、加硫促進剤、加硫剤等の配合剤が混練さ
れ、これにより、所望とする配合ゴムに調整されてい
る。
フィン・非共役ポリエン共重合体ゴムは、耐候性、耐オ
ゾン性、耐熱性に優れているため、自動車部品、シール
材、電線、工業部品等に広く利用されている。このよう
に各分野で利用されているエチレン・α−オレフィン・
非共役ポリエン共重合体ゴムは、通常、押出機で押し出
された後、ペレットに切断され、さらに圧縮機で略直方
体形状のベールに圧縮されて各市場に出荷されている。
さらに、各市場においては、用途に応じて、補強剤、充
填剤、軟化剤、加硫促進剤、加硫剤等の配合剤が混練さ
れ、これにより、所望とする配合ゴムに調整されてい
る。
【0003】ここで、出荷先では、例えば、カーボンブ
ラック並に製品硬度をアップさせる効果を持つとともに
コンパウンド粘度を下げ、加工性を向上させるのに好適
なポリエチレンなどのポリオレフィン樹脂を充填剤とし
て加える場合がある。
ラック並に製品硬度をアップさせる効果を持つとともに
コンパウンド粘度を下げ、加工性を向上させるのに好適
なポリエチレンなどのポリオレフィン樹脂を充填剤とし
て加える場合がある。
【0004】この場合、通常はバンバリーミキサーが用
いられている。しかしながら、バンバリーミキサーを用
いた場合は、ポリエチレンを均一に混練することができ
ず、ポリエチレンの分散度が偏ってしまうとともに、大
量生産できないという不具合がある。
いられている。しかしながら、バンバリーミキサーを用
いた場合は、ポリエチレンを均一に混練することができ
ず、ポリエチレンの分散度が偏ってしまうとともに、大
量生産できないという不具合がある。
【0005】そこで、本出願人により、EPTとポリエ
チレン樹脂のペレットとを二軸式三段ベント付押出機に
導入し、ここで混練し、さらにカッターでペレット状に
切断した後、圧縮成形機でベール状に成形する技術が既
に開示されている(国際公開番号W097/02316
号公報参照)。
チレン樹脂のペレットとを二軸式三段ベント付押出機に
導入し、ここで混練し、さらにカッターでペレット状に
切断した後、圧縮成形機でベール状に成形する技術が既
に開示されている(国際公開番号W097/02316
号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たように、押出機を用いて、例えばポリエチレンをEP
Tに混練する場合であっても、圧縮成形時の温度を制御
していないため、場合によっては、ベールが形成されな
いことがあった。
たように、押出機を用いて、例えばポリエチレンをEP
Tに混練する場合であっても、圧縮成形時の温度を制御
していないため、場合によっては、ベールが形成されな
いことがあった。
【0007】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、EPTに代表されるエチレン・α−オレフィ
ン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)と、ポリエチレ
ン等のポリオレフィン樹脂(B)とをそれぞれ多段ベン
ト式押出機の供給部より押出機内に導入し溶融・混練し
てゴム組成物を得るにあたり、確実に所望とするベール
を形成することができるベール状ゴム組成物の製造方法
を提供することを目的としている。
たもので、EPTに代表されるエチレン・α−オレフィ
ン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)と、ポリエチレ
ン等のポリオレフィン樹脂(B)とをそれぞれ多段ベン
ト式押出機の供給部より押出機内に導入し溶融・混練し
てゴム組成物を得るにあたり、確実に所望とするベール
を形成することができるベール状ゴム組成物の製造方法
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、エチレン、炭素原子数3〜20のα−
オレフィンおよび非共役ポリエンからなるエチレン・α
−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)と、
ポリオレフィン樹脂(B)とをそれぞれ押出機の供給部
より押出機内に導入し溶融・混練してゴム組成物を得る
押出工程と、前記ベント式押出機から押出しダイを介し
て押し出されたゴム組成物を回転刃で連続的に切断して
ペレットを得る切断工程と、前記切断されたペレットを
輸送水で輸送しながら冷却する輸送冷却工程と、前記輸
送されたペレットを圧縮してベールを形成する圧縮成形
工程とを有し、これら押出、切断、冷却および圧縮を連
続的に行なってベール状ゴム組成物を得るようにしたこ
とを特徴としている。
に、本発明では、エチレン、炭素原子数3〜20のα−
オレフィンおよび非共役ポリエンからなるエチレン・α
−オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)と、
ポリオレフィン樹脂(B)とをそれぞれ押出機の供給部
より押出機内に導入し溶融・混練してゴム組成物を得る
押出工程と、前記ベント式押出機から押出しダイを介し
て押し出されたゴム組成物を回転刃で連続的に切断して
ペレットを得る切断工程と、前記切断されたペレットを
輸送水で輸送しながら冷却する輸送冷却工程と、前記輸
送されたペレットを圧縮してベールを形成する圧縮成形
工程とを有し、これら押出、切断、冷却および圧縮を連
続的に行なってベール状ゴム組成物を得るようにしたこ
とを特徴としている。
【0009】これにより、ベール状ゴム組成物を連続的
に製造することができる。また、本発明では、前記輸送
冷却工程は、ペレットを冷却水により輸送する手段で行
うことが好ましい。
に製造することができる。また、本発明では、前記輸送
冷却工程は、ペレットを冷却水により輸送する手段で行
うことが好ましい。
【0010】さらに、前記押出機から前記ゴム組成物を
押し出すダイの孔径を3mmφ〜10mφ、好ましくは
6mmφ〜8mφに設定することが好ましい。また、前
記切断工程において、回転刃の回転速度を制御して、前
記ペレットの厚さが0.5mm〜10mm、好ましくは
1mm〜5mmになるように設定することが好ましい。
押し出すダイの孔径を3mmφ〜10mφ、好ましくは
6mmφ〜8mφに設定することが好ましい。また、前
記切断工程において、回転刃の回転速度を制御して、前
記ペレットの厚さが0.5mm〜10mm、好ましくは
1mm〜5mmになるように設定することが好ましい。
【0011】また、前記冷却水の温度を60℃〜100
℃の範囲に設定してあることが好ましい。また、前記圧
縮成形行程において、圧縮成形時のペレットの温度を、
70℃〜100℃の範囲になることが好ましい。
℃の範囲に設定してあることが好ましい。また、前記圧
縮成形行程において、圧縮成形時のペレットの温度を、
70℃〜100℃の範囲になることが好ましい。
【0012】このように設定することにより、例えば、
EPTとポリエチレンとを、押出機で溶融、混練して所
望とするベールを連続的に大量に製造することが可能に
なる。
EPTとポリエチレンとを、押出機で溶融、混練して所
望とするベールを連続的に大量に製造することが可能に
なる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るベール状ゴム
組成物の製造方法について具体的に説明する。
組成物の製造方法について具体的に説明する。
【0014】本発明に係るゴム組成物は、エチレン・α
- オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)、ポ
リオレフィン樹脂(B)、および必要に応じて軟化剤等
を含有しているブレンド物である。
- オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)、ポ
リオレフィン樹脂(B)、および必要に応じて軟化剤等
を含有しているブレンド物である。
【0015】エチレン・α- オレフィン・非共役ポリエ
ン共重合体ゴム(A) 本発明で用いられるエチレン・α- オレフィン・非共役
ポリエン共重合体ゴム(A)は、エチレン、炭素原子数
3〜20のα- オレフィンおよび非共役ポリエンからな
る。
ン共重合体ゴム(A) 本発明で用いられるエチレン・α- オレフィン・非共役
ポリエン共重合体ゴム(A)は、エチレン、炭素原子数
3〜20のα- オレフィンおよび非共役ポリエンからな
る。
【0016】炭素原子数3〜20のα- オレフィンとし
ては、具体的には、プロピレン、1-ブテン、4-メチルペ
ンテン-1、1-ヘキセン、1-ヘプテン、1-オクテン、1-ノ
ネン、1-デセン、1-ウンデセン、1-ドデセン、1-トリデ
セン、1-テトラデセン、1-ペンタデセン、1-ヘキサデセ
ン、1-ヘプタデセン、1-ノナデセン、1-エイコセン、9-
メチルデセン-1、11- メチルドデセン-1、12- エチルテ
トラデセン-1などが挙げられる。中でも、プロピレン、
1-ブテン、4-メチルペンテン-1、1-ヘキセン、1-オクテ
ンが好ましい。とりわけプロピレンが好ましい。
ては、具体的には、プロピレン、1-ブテン、4-メチルペ
ンテン-1、1-ヘキセン、1-ヘプテン、1-オクテン、1-ノ
ネン、1-デセン、1-ウンデセン、1-ドデセン、1-トリデ
セン、1-テトラデセン、1-ペンタデセン、1-ヘキサデセ
ン、1-ヘプタデセン、1-ノナデセン、1-エイコセン、9-
メチルデセン-1、11- メチルドデセン-1、12- エチルテ
トラデセン-1などが挙げられる。中でも、プロピレン、
1-ブテン、4-メチルペンテン-1、1-ヘキセン、1-オクテ
ンが好ましい。とりわけプロピレンが好ましい。
【0017】これらのα- オレフィンは、単独で、また
は2種以上組合わせて用いられる。また、非共役ポリエ
ンとしては、具体的には、1,4-ヘキサジエン、3-メチル
-1,4- ヘキサジエン、4-メチル-1,4- ヘキサジエン、5-
メチル-1,4- ヘキサジエン、4,5-ジメチル-1,4- ヘキサ
ジエン、7-メチル-1,6- オクタジエン、8-メチル-4- エ
チリデン-1,7- ノナジエン、4-エチリデン-1,7- ウンデ
カジエン等の鎖状非共役ジエン;メチルテトラヒドロイ
ンデン、5-エチリデン-2- ノルボルネン、5-メチレン-2
- ノルボルネン、5-イソプロピリデン-2- ノルボルネ
ン、5-ビニリデン-2- ノルボルネン、6-クロロメチル-5
- イソプロペニル-2- ノルボルネン、5-ビニル-2-ノル
ボルネン、5-イソプロペニル-2- ノルボルネン、5-イソ
ブテニル-2- ノルボルネン、ジシクロペンタジエン、ノ
ルボルナジエン等の環状非共役ジエン;2,3-ジイソプロ
ピリデン-5- ノルボルネン、2-エチリデン-3- イソプロ
ピリデン-5- ノルボルネン、2-プロペニル-2,2- ノルボ
ルナジエン、4-エチリデン-8-メチル-1,7- ノナジエン
等のトリエンなどが挙げられる。中でも、5-エチリデン
-2- ノルボルネン、5-ビニル-2- ノルボルネン、ジシク
ロペンタジエン、4-エチリデン-8- メチル-1,7- ノナジ
エンが好ましい。
は2種以上組合わせて用いられる。また、非共役ポリエ
ンとしては、具体的には、1,4-ヘキサジエン、3-メチル
-1,4- ヘキサジエン、4-メチル-1,4- ヘキサジエン、5-
メチル-1,4- ヘキサジエン、4,5-ジメチル-1,4- ヘキサ
ジエン、7-メチル-1,6- オクタジエン、8-メチル-4- エ
チリデン-1,7- ノナジエン、4-エチリデン-1,7- ウンデ
カジエン等の鎖状非共役ジエン;メチルテトラヒドロイ
ンデン、5-エチリデン-2- ノルボルネン、5-メチレン-2
- ノルボルネン、5-イソプロピリデン-2- ノルボルネ
ン、5-ビニリデン-2- ノルボルネン、6-クロロメチル-5
- イソプロペニル-2- ノルボルネン、5-ビニル-2-ノル
ボルネン、5-イソプロペニル-2- ノルボルネン、5-イソ
ブテニル-2- ノルボルネン、ジシクロペンタジエン、ノ
ルボルナジエン等の環状非共役ジエン;2,3-ジイソプロ
ピリデン-5- ノルボルネン、2-エチリデン-3- イソプロ
ピリデン-5- ノルボルネン、2-プロペニル-2,2- ノルボ
ルナジエン、4-エチリデン-8-メチル-1,7- ノナジエン
等のトリエンなどが挙げられる。中でも、5-エチリデン
-2- ノルボルネン、5-ビニル-2- ノルボルネン、ジシク
ロペンタジエン、4-エチリデン-8- メチル-1,7- ノナジ
エンが好ましい。
【0018】本発明で用いられるエチレン・α- オレフ
ィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)は、エチレン
含量が通常50〜95モル%であり、炭素原子数3〜2
0のα- オレフィン含量が5〜50モル%であり、非共
役ポリエン含量がヨウ素価で1〜40である。
ィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)は、エチレン
含量が通常50〜95モル%であり、炭素原子数3〜2
0のα- オレフィン含量が5〜50モル%であり、非共
役ポリエン含量がヨウ素価で1〜40である。
【0019】また、エチレン・α- オレフィン・非共役
ポリエン共重合体ゴム(A)は、エチレン含量が好まし
くは60〜85モル%、さらに好ましくは65〜80モ
ル%であり、炭素原子数3〜20のα- オレフィン含量
が好ましくは15〜40モル%、さらに好ましくは20
〜35モル%である。また、非共役ポリエンの共重合量
がヨウ素価表示で1〜40、好ましくは2〜35、さら
に好ましくは3〜30であることが望ましい。また、1
35℃デカリン中で測定した極限粘度[η]が0.8〜
4dl/g、好ましくは1〜3.5dl/gであること
が望ましい。
ポリエン共重合体ゴム(A)は、エチレン含量が好まし
くは60〜85モル%、さらに好ましくは65〜80モ
ル%であり、炭素原子数3〜20のα- オレフィン含量
が好ましくは15〜40モル%、さらに好ましくは20
〜35モル%である。また、非共役ポリエンの共重合量
がヨウ素価表示で1〜40、好ましくは2〜35、さら
に好ましくは3〜30であることが望ましい。また、1
35℃デカリン中で測定した極限粘度[η]が0.8〜
4dl/g、好ましくは1〜3.5dl/gであること
が望ましい。
【0020】上記のようなエチレン・α- オレフィン・
非共役ポリエン共重合体ゴム(A)は、従来公知の方法
により製造することができる。また、本発明で用いられ
るエチレン・α- オレフィン・非共役ポリエン共重合体
ゴム(A)は、上述したようなエチレン・α- オレフィ
ン・非共役ポリエン共重合体ゴムに、不飽和カルボン酸
またはその誘導体(たとえば酸無水物、エステル)がグ
ラフト共重合されていてもよい。
非共役ポリエン共重合体ゴム(A)は、従来公知の方法
により製造することができる。また、本発明で用いられ
るエチレン・α- オレフィン・非共役ポリエン共重合体
ゴム(A)は、上述したようなエチレン・α- オレフィ
ン・非共役ポリエン共重合体ゴムに、不飽和カルボン酸
またはその誘導体(たとえば酸無水物、エステル)がグ
ラフト共重合されていてもよい。
【0021】ポリオレフィン樹脂(B) 本発明で用いられるポリオレフィン樹脂(B)は、熱可
塑性樹脂であり、具体的には、高密度ポリエチレン(H
DPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポ
リエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン
(LLDPE)等のエチレン単独重合体(ポリエチレ
ン)ないしエチレンと炭素原子数3〜20、好ましくは
3〜8のα- オレフィンとからなる結晶性エチレン・α
- オレフィン共重合体;プロピレン単独重合体、プロピ
レンブロック共重合体、プロピレンランダム共重合体等
のポリプロピレン;プロピレン、1-ブテン、4-メチル-1
- ペンテン、1-ヘキセン、1-ヘプテン、1-オクテン等の
炭素原子数3〜20、好ましくは3〜8のα- オレフィ
ンの結晶性単独重合体ないし共重合体などが挙げられ
る。これらのポリオレフィンの融点は250℃以下であ
る。中でもポリエチレンが好ましい。
塑性樹脂であり、具体的には、高密度ポリエチレン(H
DPE)、中密度ポリエチレン(MDPE)、低密度ポ
リエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン
(LLDPE)等のエチレン単独重合体(ポリエチレ
ン)ないしエチレンと炭素原子数3〜20、好ましくは
3〜8のα- オレフィンとからなる結晶性エチレン・α
- オレフィン共重合体;プロピレン単独重合体、プロピ
レンブロック共重合体、プロピレンランダム共重合体等
のポリプロピレン;プロピレン、1-ブテン、4-メチル-1
- ペンテン、1-ヘキセン、1-ヘプテン、1-オクテン等の
炭素原子数3〜20、好ましくは3〜8のα- オレフィ
ンの結晶性単独重合体ないし共重合体などが挙げられ
る。これらのポリオレフィンの融点は250℃以下であ
る。中でもポリエチレンが好ましい。
【0022】また、本発明においては、エチレン、炭素
原子数3〜20のα−オレフィンおよび非共役ポリエン
からなるエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共
重合体ゴム(A)と、ポリオレフィン樹脂(B)の他
に、軟化剤、安定剤等の添加剤を、本発明の目的を損な
わない範囲で配合することができる。
原子数3〜20のα−オレフィンおよび非共役ポリエン
からなるエチレン・α−オレフィン・非共役ポリエン共
重合体ゴム(A)と、ポリオレフィン樹脂(B)の他
に、軟化剤、安定剤等の添加剤を、本発明の目的を損な
わない範囲で配合することができる。
【0023】本発明においては、ポリオレフィン樹脂
(B)は、エチレン・α- オレフィン・非共役ポリエン
共重合体ゴム(A)100重量部に対して、5〜40重
量部、好ましくは10〜30重量部の割合で用いられる
ことが望ましい。
(B)は、エチレン・α- オレフィン・非共役ポリエン
共重合体ゴム(A)100重量部に対して、5〜40重
量部、好ましくは10〜30重量部の割合で用いられる
ことが望ましい。
【0024】図1は、本発明に係るベール状ゴム組成物
の製造方法が実施される装置全体の概略平面図である。
図2は、図1における二軸押出装置の縦断面図、図3は
図2の二軸押出装置に具備されたペレット製造機の縦断
面図である。
の製造方法が実施される装置全体の概略平面図である。
図2は、図1における二軸押出装置の縦断面図、図3は
図2の二軸押出装置に具備されたペレット製造機の縦断
面図である。
【0025】図1に示したように、この装置1は、押出
機2と押出機2の下流側に、上から見てL字形状に接続
されたペレット製造機3とを備えており、その下流に搬
送路30および圧縮成形機31を備えている。
機2と押出機2の下流側に、上から見てL字形状に接続
されたペレット製造機3とを備えており、その下流に搬
送路30および圧縮成形機31を備えている。
【0026】押出機2は、シリンダー4を備えており、
シリンダー4には、図3に示したように、二つの略円筒
形状のシリンダ室5、6が形成されている。これらのシ
リンダー室5、6にはそれぞれ、フルフライトと呼ばれ
る二軸のスクリュー7、8が、シリンダー4内に軸受ベ
アリング9を介して回転可能に配設されている。なお、
これらのスクリュー7、8は、図示しないモータによっ
て駆動され、スクリュー7、8に設けられ、噛合する歯
車によって、矢印で示したように相互に反対方向に回転
駆動されるようになっている。
シリンダー4には、図3に示したように、二つの略円筒
形状のシリンダ室5、6が形成されている。これらのシ
リンダー室5、6にはそれぞれ、フルフライトと呼ばれ
る二軸のスクリュー7、8が、シリンダー4内に軸受ベ
アリング9を介して回転可能に配設されている。なお、
これらのスクリュー7、8は、図示しないモータによっ
て駆動され、スクリュー7、8に設けられ、噛合する歯
車によって、矢印で示したように相互に反対方向に回転
駆動されるようになっている。
【0027】また、シリンダー4には、例えば、重合装
置で製造した合成樹脂パウダーを、ホッパー11で受け
入れ、その後、押出機1のシリンダー4内に供給するた
めの樹脂供給口12aが設けられている。
置で製造した合成樹脂パウダーを、ホッパー11で受け
入れ、その後、押出機1のシリンダー4内に供給するた
めの樹脂供給口12aが設けられている。
【0028】シリンダー4内には、樹脂供給口12aよ
り供給された樹脂パウダーをスクリュー7、8の回転に
よって下流側に送るとともに、シリンダー4に設けられ
た図示しないヒーターによって余熱が行われる供給部1
2が設けられている。
り供給された樹脂パウダーをスクリュー7、8の回転に
よって下流側に送るとともに、シリンダー4に設けられ
た図示しないヒーターによって余熱が行われる供給部1
2が設けられている。
【0029】そして、この供給部12の下流側には、ス
クリュー7、8の間で供給部12から送られた樹脂を、
圧縮してそのせん断熱によって発熱させ、溶融、混練す
るための混練部13が設けられている。また、混練部1
3の下流側には、混練部13での充満度を調整する開度
調整可能なゲート部14が設けられている。
クリュー7、8の間で供給部12から送られた樹脂を、
圧縮してそのせん断熱によって発熱させ、溶融、混練す
るための混練部13が設けられている。また、混練部1
3の下流側には、混練部13での充満度を調整する開度
調整可能なゲート部14が設けられている。
【0030】さらに、この混練部13の下流側には、混
練部13で溶融、混練された溶融樹脂を、下流側に搬送
する搬送部15が形成されている。この搬送部15のシ
リンダー4の下方に排出口16が設けられ、排出口16
には、搬送管17が接続されおり、排出口16を介して
排出された溶融樹脂が、搬送管17に接続されたギアポ
ンプ18に送られるようになっている。
練部13で溶融、混練された溶融樹脂を、下流側に搬送
する搬送部15が形成されている。この搬送部15のシ
リンダー4の下方に排出口16が設けられ、排出口16
には、搬送管17が接続されおり、排出口16を介して
排出された溶融樹脂が、搬送管17に接続されたギアポ
ンプ18に送られるようになっている。
【0031】ギアポンプ18は、相互に反対方向に回転
するギア部材19、20によって、搬送管17にて搬送
されてきた溶融樹脂を、ギアポンプ18の下流側に圧送
するように構成されている。そして、ギアポンプ18に
て圧送された溶融樹脂は、メッシュなどで構成されたス
クリーン21にて、異物などが除去された後、ペレタイ
ザー22に供給されるようになっている。
するギア部材19、20によって、搬送管17にて搬送
されてきた溶融樹脂を、ギアポンプ18の下流側に圧送
するように構成されている。そして、ギアポンプ18に
て圧送された溶融樹脂は、メッシュなどで構成されたス
クリーン21にて、異物などが除去された後、ペレタイ
ザー22に供給されるようになっている。
【0032】このペレタイザー22は、ダイ23を水中
に置き、モータ25で駆動される回転刃24にて、水中
にてダイ面で、樹脂をカットするいわゆるアンダーウォ
ーターカット方式のペレタイザーであり、これによっ
て、ペレット状に形成されるようになっている。さら
に、ペレタイザーでペレット状に成形された合成樹脂
は、搬送路30により、圧縮機31へと搬出されるよう
になっている。
に置き、モータ25で駆動される回転刃24にて、水中
にてダイ面で、樹脂をカットするいわゆるアンダーウォ
ーターカット方式のペレタイザーであり、これによっ
て、ペレット状に形成されるようになっている。さら
に、ペレタイザーでペレット状に成形された合成樹脂
は、搬送路30により、圧縮機31へと搬出されるよう
になっている。
【0033】ここで、搬送路30内には、冷却水が充填
され、この冷却水が下流に向かって圧送されるようにな
っている。したがって、ここに取り込まれたペレット
は、輸送中に冷却される。そして、脱水された後、圧縮
機31に供給されることになる。
され、この冷却水が下流に向かって圧送されるようにな
っている。したがって、ここに取り込まれたペレット
は、輸送中に冷却される。そして、脱水された後、圧縮
機31に供給されることになる。
【0034】このようにして、粒状のペレットがベール
に圧縮された後、外部に搬出されるようになっている。
以上のように、本発明では、上記装置1において、EP
Tと、ポリエチレンとが前述の割合で混練され、ベール
が形成される。
に圧縮された後、外部に搬出されるようになっている。
以上のように、本発明では、上記装置1において、EP
Tと、ポリエチレンとが前述の割合で混練され、ベール
が形成される。
【0035】これらEPTとポリエチレンとが押出機の
樹脂投入口12aから投入され、これらEPTとポリエ
チレンとが押出機で溶融・混練され、最終的にベールと
して圧縮される。なお、この装置1では、押出機2によ
り押出工程が構成され、ペレタイザー22により工程手
段が構成され、搬送路30により輸送冷却工程が構成さ
れ、圧縮機31により圧縮工程が構成されている。
樹脂投入口12aから投入され、これらEPTとポリエ
チレンとが押出機で溶融・混練され、最終的にベールと
して圧縮される。なお、この装置1では、押出機2によ
り押出工程が構成され、ペレタイザー22により工程手
段が構成され、搬送路30により輸送冷却工程が構成さ
れ、圧縮機31により圧縮工程が構成されている。
【0036】ここで、上記装置1を駆動するにあたり、
各工程における好ましい条件について説明する。上記輸
送冷却工程における輸送水の温度は、60℃〜100
℃、好ましくは90℃〜100℃の範囲に設定される。
各工程における好ましい条件について説明する。上記輸
送冷却工程における輸送水の温度は、60℃〜100
℃、好ましくは90℃〜100℃の範囲に設定される。
【0037】また、ペレタイザー22のおけるダイの孔
径は、3mmφ〜10mmφ、好ましくは6mmφ〜9
mmφ、より好ましくは6mmφ〜8mmφに設定され
ている。
径は、3mmφ〜10mmφ、好ましくは6mmφ〜9
mmφ、より好ましくは6mmφ〜8mmφに設定され
ている。
【0038】さらに、ペレタイザー22における回転刃
の回転速度が制御され、ペレットの厚さは0.5mm〜
10mm、好ましくは1mm〜5mmに設定されてい
る。また、圧縮工程において、圧縮成形時のペレットの
温度は、70℃〜100℃の範囲であることが好まし
い。
の回転速度が制御され、ペレットの厚さは0.5mm〜
10mm、好ましくは1mm〜5mmに設定されてい
る。また、圧縮工程において、圧縮成形時のペレットの
温度は、70℃〜100℃の範囲であることが好まし
い。
【0039】本装置1では、上記のように、押出機2を
使用して、ポリエチレンをEPTに混練するとともに、
輸送水における冷却水の温度、ダイの孔径、ペレットの
厚さ、圧縮成形時のペレットの温度等を各条件に設定す
ることにより、良好なベールを大量生産することが可能
になった。
使用して、ポリエチレンをEPTに混練するとともに、
輸送水における冷却水の温度、ダイの孔径、ペレットの
厚さ、圧縮成形時のペレットの温度等を各条件に設定す
ることにより、良好なベールを大量生産することが可能
になった。
【0040】すなわち、通常、EPTのみを押出機で押
し出してペレットに切断する前の温度は250℃付近で
あり、ペレットが冷却された後に、圧縮機で圧縮される
ときの温度は、50℃付近であった。しかしながら、E
PTに、特に結晶性の高いポリエチレンを加えて溶融・
混練し、その後、連続してベールを成形する場合は、圧
縮成形時のペレットの温度は50℃付近ではベールとし
て固まらせることができなかった。
し出してペレットに切断する前の温度は250℃付近で
あり、ペレットが冷却された後に、圧縮機で圧縮される
ときの温度は、50℃付近であった。しかしながら、E
PTに、特に結晶性の高いポリエチレンを加えて溶融・
混練し、その後、連続してベールを成形する場合は、圧
縮成形時のペレットの温度は50℃付近ではベールとし
て固まらせることができなかった。
【0041】このため、搬送路30における輸送中の冷
却水の温度を、通常40℃付近であったものを90℃〜
100℃付近にまでに上げてみた。すると、ベールの温
度を100℃付近にまで上げることができ、一応ベール
として固めることができた。
却水の温度を、通常40℃付近であったものを90℃〜
100℃付近にまでに上げてみた。すると、ベールの温
度を100℃付近にまで上げることができ、一応ベール
として固めることができた。
【0042】一方、EPTは、元来粘度が高いため、押
出機で押し出したものは、周面にメルトフラクチャーと
称される波状のギザギザが形成される傾向があり、これ
を連続してベールとして圧縮する場合は、このギザギザ
に入った冷却水の水ハケが悪くなり、脱水したとしても
溝内に水が残ってしまい、ベールとして固める上で障害
になっていた。このギザギザは、押出速度が高ければ高
い程、できる可能性が高いが、押出速度を下げることに
より、ギザギザを無くすことができた。しかしながら、
単に押出速度を遅くしてしまうと、押し出されて回転刃
でカットされるペレットの粒径が小さくなりすぎてしま
った。
出機で押し出したものは、周面にメルトフラクチャーと
称される波状のギザギザが形成される傾向があり、これ
を連続してベールとして圧縮する場合は、このギザギザ
に入った冷却水の水ハケが悪くなり、脱水したとしても
溝内に水が残ってしまい、ベールとして固める上で障害
になっていた。このギザギザは、押出速度が高ければ高
い程、できる可能性が高いが、押出速度を下げることに
より、ギザギザを無くすことができた。しかしながら、
単に押出速度を遅くしてしまうと、押し出されて回転刃
でカットされるペレットの粒径が小さくなりすぎてしま
った。
【0043】そこで、従来、ダイの孔径が3.5mmφ
という大きさであったが、これを8mmφにすると所定
の大きさを備えたペレットであって、しかもギザギザを
無くすことができた。
という大きさであったが、これを8mmφにすると所定
の大きさを備えたペレットであって、しかもギザギザを
無くすことができた。
【0044】また、これらの実験を繰り返し行なってい
く段階で、圧縮形成時のペレットの温度が種々、変化し
たが、圧縮時のペレットの温度が70℃〜100℃であ
るときにベールとして固まらせることが確認された。
く段階で、圧縮形成時のペレットの温度が種々、変化し
たが、圧縮時のペレットの温度が70℃〜100℃であ
るときにベールとして固まらせることが確認された。
【0045】そこで、上記の各条件に設定してベールを
形成すると、圧縮成形時のペレットの温度を70℃〜1
00℃に維持することができ、良好なベールが形成され
ることが確認された。
形成すると、圧縮成形時のペレットの温度を70℃〜1
00℃に維持することができ、良好なベールが形成され
ることが確認された。
【0046】また、ベールを電子顕微鏡で観察すると、
本発明によれば、ペレットが圧縮される際に折れ曲がっ
て隣位のペレットと付着していることが確認された。加
えて、ポリエチレンの分散度が、バンバリーミキサーで
混練した場合に比べて極めて良好であることが確認され
た。
本発明によれば、ペレットが圧縮される際に折れ曲がっ
て隣位のペレットと付着していることが確認された。加
えて、ポリエチレンの分散度が、バンバリーミキサーで
混練した場合に比べて極めて良好であることが確認され
た。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
エチレン、炭素原子数3〜20のα−オレフィンおよび
非共役ポリエンからなるエチレン・α−オレフィン・非
共役ポリエン共重合体ゴム(A)と、ポリオレフィン樹
脂(B)とを押出機を用いて、溶融・混練して良好なベ
ールを得ることができた。
エチレン、炭素原子数3〜20のα−オレフィンおよび
非共役ポリエンからなるエチレン・α−オレフィン・非
共役ポリエン共重合体ゴム(A)と、ポリオレフィン樹
脂(B)とを押出機を用いて、溶融・混練して良好なベ
ールを得ることができた。
【0048】これにより、所望とするベールを大量生産
することが可能になった。
することが可能になった。
【図1】図1は、本発明が実施される装置の概略平面図
である。
である。
【図2】図2は、図1の二軸押出機の縦断面図である。
【図3】図3は、図2における二軸押出機のペレット製
造機の縦断面図である。
造機の縦断面図である。
1・・・・装置 2・・・・押出機 23・・・・ペレタイザー 24・・・・回転刃 30・・搬送路 31・・・・圧縮機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B29K 23:00 (72)発明者 三 浦 裕 次 千葉県市原市千種海岸3番地 三井石油化 学工業株式会社内 (72)発明者 仲 濱 秀 斉 千葉県市原市千種海岸3番地 三井石油化 学工業株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 エチレン、炭素原子数3〜20のα−オ
レフィンおよび非共役ポリエンからなるエチレン・α−
オレフィン・非共役ポリエン共重合体ゴム(A)と、ポ
リオレフィン樹脂(B)とをそれぞれ押出機の供給部よ
り押出機内に導入し溶融・混練してゴム組成物を得る押
出工程と、 前記ベント式押出機から押出しダイを介して押し出され
たゴム組成物を回転刃で連続的に切断してペレットを得
る切断工程と、 前記切断されたペレットを輸送水で輸送しながら冷却す
る輸送冷却工程と、 前記輸送されたペレットを圧縮してベールを形成する圧
縮成形工程とを有し、 これら押出、切断、冷却および圧縮を連続的に行なって
ベール状ゴム組成物を得るようにしたことを特徴とする
ベール状ゴム組状物の製造方法。 - 【請求項2】 前記輸送冷却工程は、ペレットを冷却水
により輸送する手段で行うことを特徴とする請求項1に
記載のベール状ゴム組成物の製造方法。 - 【請求項3】 前記押出機から前記ゴム組成物を押し出
すダイの孔径を3mmφ〜10mmφに設定したことを
特徴とする請求項1に記載のベール状ゴム組成物の製造
方法。 - 【請求項4】 前記切断工程において、回転刃の回転速
度を制御して、前記ペレットの厚さが0.5mm〜10
mmになるように設定したことを特徴とする請求項1に
記載のベール状ゴム組成物の製造方法。 - 【請求項5】 前記冷却水の温度を60℃〜100℃の
範囲に設定したことを特徴とする請求項1または請求項
4に記載のベール状ゴム組成物の製造方法。 - 【請求項6】 前記圧縮成形行程において、圧縮成形時
のペレットの温度を、70℃〜100℃の範囲になるよ
うにしたことを特徴とする請求項1から5のいずれかに
記載のベール状ゴム組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25382797A JPH1190926A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | ベール状ゴム組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25382797A JPH1190926A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | ベール状ゴム組成物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1190926A true JPH1190926A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17256691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25382797A Pending JPH1190926A (ja) | 1997-09-18 | 1997-09-18 | ベール状ゴム組成物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1190926A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010500442A (ja) * | 2006-08-09 | 2010-01-07 | インクセル トレードマーク アンド パテンツ エスエージーエル | 二段階押出しにより顔料の顆粒を調製する方法 |
KR102457076B1 (ko) * | 2022-08-18 | 2022-10-20 | 김성은 | 압출성형장치의 캐터필러용 패드의 제조방법 |
-
1997
- 1997-09-18 JP JP25382797A patent/JPH1190926A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010500442A (ja) * | 2006-08-09 | 2010-01-07 | インクセル トレードマーク アンド パテンツ エスエージーエル | 二段階押出しにより顔料の顆粒を調製する方法 |
US8802752B2 (en) | 2006-08-09 | 2014-08-12 | Ppg Industries Ohio, Inc | Process for preparing granules of pigments by means of double extrusion |
USRE48079E1 (en) | 2006-08-09 | 2020-07-07 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Process for preparing granules of pigments by means of double extrusion |
KR102457076B1 (ko) * | 2022-08-18 | 2022-10-20 | 김성은 | 압출성형장치의 캐터필러용 패드의 제조방법 |
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