JPH1190922A - 落下防止具並びにコンクリート穿孔機及び穿孔方法 - Google Patents

落下防止具並びにコンクリート穿孔機及び穿孔方法

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JPH1190922A
JPH1190922A JP9254724A JP25472497A JPH1190922A JP H1190922 A JPH1190922 A JP H1190922A JP 9254724 A JP9254724 A JP 9254724A JP 25472497 A JP25472497 A JP 25472497A JP H1190922 A JPH1190922 A JP H1190922A
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concrete
cylindrical
floor
wall surface
drilling
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JP9254724A
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Setsuo Kushida
節夫 串田
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NISHI NIPPON ANKER KK
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NISHI NIPPON ANKER KK
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28DWORKING STONE OR STONE-LIKE MATERIALS
    • B28D1/00Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor
    • B28D1/02Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing
    • B28D1/04Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs
    • B28D1/041Working stone or stone-like materials, e.g. brick, concrete or glass, not provided for elsewhere; Machines, devices, tools therefor by sawing with circular or cylindrical saw-blades or saw-discs with cylinder saws, e.g. trepanning; saw cylinders, e.g. having their cutting rim equipped with abrasive particles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B51/00Tools for drilling machines
    • B23B51/04Drills for trepanning
    • B23B51/044Drills for trepanning with core holding devices

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  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)
  • Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築物のコンクリート床面又は壁面などに、
各種配管などを通すための孔を穿孔するコンクリート穿
孔機において、コンクリート塊を階下などに落下させる
ことなく、コンクリート床面などの穿孔を行うことので
きるコンクリート穿孔機用の落下防止具と、それを用い
たコンクリート穿孔機、及び穿孔方法を提供する。 【解決手段】 建築物のコンクリート床面又は壁面など
を穿孔する円筒刃物12とその円筒刃物12を回転させ
る回転駆動装置10とが着脱自在に構成されたコンクリ
ート穿孔機において、回転駆動装置10の回転主軸10
aと円筒刃物12の主軸接続部28との間に装着される
筒状の延長駆動軸30と、延長駆動軸30の内部に回転
及び軸方向への移動が可能に設けられた軸部の一端に床
面又は壁面などの穿孔されるべきほぼ中心部に固定され
る固定部(34b)を有するとともに、他端に軸部が延
長駆動軸30から抜け出ることを防止する抜け防止手段
を有する吊り下げ棒34とを備えて、落下防止具14を
構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は落下防止具並びにコ
ンクリート穿孔機及び穿孔方法に関し、より詳しくは既
設の建築物のコンクリート床面又は壁面などに、各種配
管などを通すための穴を貫通させたとき、穿孔されたコ
ンクリート塊の落下を防止する落下防止具と、この落下
防止具を備えたコンクリート穿孔機と及び穿孔方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】工場内のレイアウトの変更や機械・設備
の増設などに対応して、電気あるいは給排水などのため
の配管を上の階から下の階へ、あるいは隣接する室へ、
通す必要が生ずる。また、設備の変更などに伴って、密
閉された室たとえばタンクの中を点検するために、ヒト
が入れる程度の点検孔を開ける必要が生ずる。このよう
な場合、建築物のコンクリート床面や壁面などに各種配
管等を通す穴を開けるため、中空円筒の先端に複数の切
削刃を設けた円筒刃物を装着した専用の電動ドリルを用
い、その電動ドリルを駆動して、所望の大きさの穴を開
けるコンクリート穿孔機を一般に使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一般に使用
されているコンクリート穿孔機の円筒刃物は中空円筒の
先端に複数の切削刃のみを設けたものであるため、穿孔
された円盤状又は円柱状のコンクリート塊が下の階へ落
下し、下の階で作業をしている作業員や通行人に当た
り、怪我をさせるという人身事故や、また、器物を損傷
するという事故が発生するという課題があった。
【0004】このような危険を回避するため、下の階の
作業範囲内に人が立ち入らないように、安全柵で区画し
て見張り要員を配置したり、また、補助要員が脚立や仮
設の作業台の上に乗り、落下するコンクリート塊を受け
取るようにしていた。しかしながら、見張り要員などを
確保するにはコストがかかり、また、時には補助要員自
体が転落事故を起こす危険性があり、安全性、作業性が
悪いという課題があった。更に、たとえばコンクリート
床面を円筒刃物で途中まで穿孔した後、手作業でコンク
リート塊を細かく砕いて除去しつつ孔を開ける作業も行
われているが、作業性が悪く、時間がかかるという課題
があった。
【0005】このため、コンクリート床面などを穿孔し
たときに発生する円盤状又は円柱状のコンクリート塊の
落下を防止する方法・装置が待ち望まれていた。しか
し、コンクリートの穿孔作業に従事している本発明・出
願人は落下防止装置が提供されないことから、自ら開発
することとし、幾多の試作機を製作して実験を重ねた結
果、本発明に至ったのである。
【0006】ところで、本出願人は特許出願をするにあ
たり、先行技術調査を行った。その結果、穿孔されたコ
ンクリート塊の落下を防止する方法・装置について、2
つの提案を見出した。先ず、第1の提案である実開昭5
9−1515号の「コンクリート穿孔機」は、円筒刃物
の内側の略軸心部に撚り戻し具を設け、該撚り戻し具を
介して、ばねで形成されたコンクリート吊支手段にて、
コンクリート塊を吊り下げるように構成されたものであ
る。
【0007】この考案は、円筒刃物の内部に設けた上下
2つの撚り戻し具間に、ばねで形成した吊支手段でコン
クリート塊を吊っているため、撚り戻し具を介している
が、円筒刃物の回転速度が速く、回転回数も多いため、
ばねそのものも回転し、ばねが捩れて破断するという課
題があった。
【0008】さらに、穿孔が終わった瞬間にばねが伸び
て、コンクリート塊が床面の厚さ(スラブの厚さ)以上
に落下することになる。そのため、円盤状又は円柱状の
コンクリート塊の中心が穿孔した穴の中心とずれてしま
い、コンクリート塊の回収に手間がかかるという課題が
あった。
【0009】また、第2の提案である特公平6−860
54号の「コンクリート穿孔用ドリルとその穿孔方法」
は、中空円筒の先端に複数の切削刃を形成した円筒刃物
(ドリル)の他端、内側の有底部に、リターン装置、ロ
ック装置、紐状体を巻付けるリールからなる巻取装置を
設け、かつ、該紐状体の先端に、撚り戻しを設けて、コ
ンクリート塊を吊り下げるように構成されたものであ
る。
【0010】この発明は、中空円筒状の円筒刃物の内部
に紐状体を巻付ける巻取装置を設け、その紐状体の先端
に撚り戻し具を介してコンクリート塊を吊り下げるよう
にしているが、前述の考案と同様に、円筒刃物の回転速
度が速く、回転回数も多いため、紐状体そのものも回転
してしまい、紐状体が捩れて破断するという課題があっ
た。しかも、同様に、リターン装置のばねの調整の度合
いによっては、穿孔が終わった瞬間にばねが伸びて、コ
ンクリート塊が床面の厚さ(スラブの厚さ)以上に落下
することがあり、コンクリート塊の中心が穿孔した穴の
中心とずれるため、コンクリート塊の回収に手間がかか
るという課題があった。
【0011】さらに、紐状体の長さをコンクリート床面
の厚さ(スラブの厚さ)に合わせて調整しなければなら
ず、また、紐状体を巻き込む巻取装置のリターン装置や
ロック装置の強さを、その都度、切削されるコンクリー
ト塊の重量を予測して調整しなければならないため、作
業効率が悪いという課題があった。
【0012】また、上述の提案された発明・考案はいず
れも、円筒刃物はそれぞれの装置のために特別に製作し
た刃物であり、従来より市販されている円筒刃物を使用
することができないものであった。このため、特殊な円
筒刃物は一般に入手が困難となり、円筒刃物に破損など
のトラブルが発生したとき、直ちに対応することができ
ない。しかも、このような特殊工具はコストが非常に高
くなるという課題もあった。
【0013】本発明は上記のような課題を解決し、コン
クリート床面や壁面などを穿孔する際の、円盤状又は円
柱状に穿孔されたコンクリート塊の落下を防止し、安全
に、効率よく、穿孔することができるコンクリート穿孔
機用の落下防止具と、それを用いたコンクリート穿孔機
と、その穿孔方法を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明に係る落下防止具
の要旨とするところは、建築物のコンクリート床面又は
壁面などを穿孔する円筒刃物と該円筒刃物を回転させる
回転駆動装置とが着脱自在に構成されたコンクリート穿
孔機において、前記回転駆動装置の回転主軸と円筒刃物
の主軸接続部との間に装着される筒状の延長駆動軸と、
該延長駆動軸の内部に回転及び軸方向への移動が可能に
設けられた軸部の一端に床面又は壁面などの穿孔される
べきほぼ中心部に固定される固定部を有するとともに、
該他端に該軸部が延長駆動軸から抜け出ることを防止す
る抜け防止手段を有する吊り下げ棒とを備えて成ること
にある。
【0015】また、かかる落下防止具において、前記延
長駆動軸の内部に配設された吊り下げ棒の抜け防止手段
と延長駆動軸との間に弾性部材が配設されていることに
ある。
【0016】さらに、かかる落下防止具において、前記
吊り下げ棒の固定部近傍の軸部に自在継手を備えること
にある。
【0017】また、本発明に係るコンクリート穿孔機の
要旨とするところは、建築物のコンクリート床面又は壁
面などを穿孔する円筒刃物と、該円筒刃物を回転させる
回転駆動装置と、該円筒刃物の主軸接続部と回転駆動装
置の回転主軸との間に着脱自在に装着される上述の落下
防止具とを備えて成ることにある。
【0018】次に、本発明に係るコンクリート穿孔方法
の要旨とするところは、上述のコンクリート穿孔機によ
り、既設の建築物のコンクリート床面又は壁面などに、
各種配管などを通すための孔を穿孔する方法において、
円筒刃物と延長駆動軸とを接続し、前記床面又は壁面な
どの所定穿孔位置に吊り下げ棒の固定部を円筒刃物の内
側を通して固定する工程と、延長駆動軸に回転駆動装置
を接続し、該回転駆動装置を駆動させて該円筒刃物によ
り該床面又は壁面などを穿孔する工程と、前記穿孔され
て吊り下げ棒により吊り下げられたコンクリート塊を回
収する工程とからなることにある。
【0019】また、本発明に係るコンクリート穿孔方法
の他の要旨とするところは、上述のコンクリート穿孔機
により、既設の建築物のコンクリート床面又は壁面など
に、各種配管などを通すための孔を穿孔する方法におい
て、円筒刃物と回転駆動装置とを接続し、該円筒刃物に
より床面又は壁面などの所定穿孔位置を穿孔し終えない
範囲で穿孔する工程と、円筒刃物と回転駆動装置とを分
離した後、該円筒刃物に延長駆動軸を接続し、前記所定
穿孔位置に吊り下げ棒の固定部を円筒刃物の内側を通し
て固定する工程と、前記延長駆動軸に回転駆動装置を接
続し、該回転駆動装置を駆動させて該円筒刃物により前
記穿孔し終えなかった箇所を穿孔する工程と、前記穿孔
されて吊り下げ棒により吊り下げられたコンクリート塊
を回収する工程とからなることにある。
【0020】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明に係る落下防止具
と、コンクリート穿孔機及びその穿孔方法の実施形態を
図面に基づいて詳しく説明する。
【0021】図1に示すように、コンクリート穿孔機
は、回転駆動装置10と、この回転駆動装置10により
回転させられてコンクリート床面などを穿孔する円筒刃
物12と、円筒刃物12によって円盤状又は円柱状に穿
孔されたコンクリート塊が落下するのを防止する落下防
止具14を備えて構成されている。
【0022】ここで、円筒刃物12は、穿孔すべき孔の
直径から成る中空円筒の一端先端に複数の切削刃を有す
るとともに、その他端側に回転駆動装置10の主軸10
aに接続される筒状の主軸接続部28を有する構造の従
来より市販されている刃物が用いられる。回転駆動装置
10は電動モータあるいは内燃機関などによって構成さ
れ、所定のトルクを得るとともに円筒刃物12の回転数
を適宜変更し得るために減速機を備えて構成され、回転
主軸10aにより回転力が出力される。なお、この回転
駆動装置10は従来より市販の装置が用いられ、特に改
造などを要しない。回転駆動装置10の回転主軸10a
と円筒刃物12の主軸接続部28は、それぞれに形成さ
れた雄螺子26aと雌螺子28bとが螺着されて互いに
接続できるように構成されている。
【0023】さらに、上述の回転駆動装置10は図示し
ないピニオンギヤーを内蔵した支持具18にて係止され
ており、ピニオンギヤーはハンドル20によって回転可
能に軸支されており、かつ、ピニオンギヤーはスタンド
22に形成されたラックギヤー24と噛み合わせて構成
されている。したがって、ハンドル20を回転させるこ
とにより、支持具18はスタンド22に掛止されなが
ら、上下に移動するよう構成されている。
【0024】また、上記構成により、ハンドル20を回
転させることにより、回転駆動装置10、落下防止具1
4および円筒刃物12からなるコンクリート穿孔機を上
下に移動させることができ、コンクリート床面などに穴
を明けるとき、ハンドル20を回転させ、円筒刃物12
をコンクリート床面などに押しつけながら穿孔を行うこ
とができる。また、スタンド22は、コンクリート床面
や壁面の所定穿孔位置に固定出来るようにベース24に
立設して形成されている。
【0025】ここでさらに、前記の回転駆動装置10、
落下防止具14および円筒刃物12の接続部について、
その詳細を説明する。
【0026】回転駆動装置10の主軸10aの先端は、
例えば、雄ねじ26aにて形成されており、一方、落下
防止具14の上端部は雌ねじ26bにて形成されて、両
者により接続部26を形成し、回転駆動装置10と落下
防止具14とを接続できるように構成している。
【0027】さらに、落下防止具14の下端部は雄ねじ
28aにて形成されており、一方、円筒刃物12の上端
部は雌ねじ28bにて形成されて、両者により接続部2
8を形成し、落下防止具14と円筒刃物12とを接続で
きるように構成している。
【0028】また、回転駆動装置10の主軸10aの先
端に形成された雄ねじ26aと、円筒刃物12の上端部
に形成された雌ねじ28bとは、互いに接続出来るよう
に形成されており、回転駆動装置10と円筒刃物12と
は、直接接続することができるように構成されている。
【0029】次に、図2に拡大して示すように、落下防
止具14は中空円筒状に形成された延長駆動軸30の上
端部に雌ねじ26bが形成され、かつ、下端部に雄ねじ
28aが形成され、その雄ねじ28aの中心部に穴32
が形成されている。穴32には図1に示すコンクリート
塊100を吊り下げる金属性丸棒からなる吊り下げ棒3
4が、ばね受座金36、圧縮コイルばね(弾性部材)3
8および、ばね受座金40を介して挿通されている。
【0030】また、吊り下げ棒34の上端部には、外径
を吊り下げ棒34の径より大きく、中空円筒状の延長駆
動軸30の内径より小さく形成したヘッド部34aが設
けられ、ばね受座金40を介して、圧縮コイルばね38
にかかる荷重を受けるように構成されている(抜け防止
手段)。また、吊り下げ棒34の下端部には、コンクリ
ート床面又は壁面などに打ち込んだアンカー42と接続
するための雄ねじ(固定部)34bが形成されている。
さらに、ヘッド部34aには、吊り下げ棒34の雄ねじ
(固定部)34bをアンカー42に螺着して接続するた
めの、工具用の工具穴34cが設けられている。吊り下
げ棒34は1本の鋼製の棒状体で構成してもよいが、複
数の鋼棒を束にしたものや、鋼棒を縒り線にしたものな
どでもよく、特に限定されない。
【0031】さらに、上述の圧縮コイルばね(弾性部
材)38の内径は吊り下げ棒34の径より大きく、中空
円筒状の延長駆動軸30の内径より小さく形成されてい
る。このばね38の強さは、コンクリート床面などの穿
孔により、切断されるコンクリート塊100の重量に応
じた強さとし、切断により、コンクリート塊100が落
下するときの衝撃を吸収できる強さに構成されている。
【0032】また、延長駆動軸30の長さ、吊り下げ棒
34の長さ、および、ばね38の自由長は、穿孔しよう
とするコンクリート床面などの厚さ(スラブの厚さ)に
対応した長さに形成されるのが好ましい。詳しくは、穿
孔機で穿孔し、スラブが切断され、コンクリート塊10
0が落下するときの、許容落下量に応じた長さとするよ
うに構成されるのが好ましい。この構成により、落下し
たコンクリート塊100が穿孔された孔から外れてしま
うことがないため、コンクリート塊100を孔から引き
上げるのが容易となる。なお、コンクリート塊100は
剛性を有する吊り下げ棒34によって吊り下げられてい
るため、落下したコンクリート塊100が穿孔された孔
から外れてしまっても、吊り下げ棒34を前後左右に動
かすことによって、容易にコンクリート塊100を孔か
ら引き抜くことができる。
【0033】次に、図3に示すように、コンクリート床
面又は壁面などに打ち込むアンカー42は、コンクリー
ト床面などをコンクリート穿孔機で穿孔したとき、穿孔
されたコンクリート塊100が孔から落下するのを防止
するためのものである。すなわち、コンクリート床面又
は壁面などにアンカー42を打ち込み、そのアンカー4
2に落下防止具14の吊り下げ棒34を接続して、コン
クリート塊100を吊り下げて、落下を防止するのであ
る。
【0034】アンカー42は円筒状丸棒からなる本体4
2aの一方の端面側に、吊り下げ棒34の雄ねじ34b
をねじ込むための雌ねじ42bが設けられている。ま
た、本体42aの他方の端面側に複数の溝42cが設け
られるとともに、さらに、本体42aの中心部に円錐台
形状のくさび42dを打ち込むために、くさび42dの
テーパー角度に合った円錐台形穴42eが形成されて、
その円錐台形穴42eにくさび42dが係合させられて
いる。したがって、コンクリート床面などに本体42a
の直径よりも若干大きい、本体42aを挿入し得る程度
の穴を開けて、その穴にくさび42dを下にしてアンカ
ー42を穴に挿入し、本体42aの雄ねじ34b側をハ
ンマーなどで叩いて、穴の中にアンカー42を押し込む
ことにより、くさび42dによって本体42aを半径方
向に押し広げて、本体42aを穴の内面に固定すること
ができる。
【0035】以上、本発明に係るコンクリート穿孔機の
一実施の形態を説明したが、次に、このコンクリート穿
孔機による穿孔方法の実施の形態を、図4に基づいて説
明する。
【0036】まず同図4(a)は建築物のコンクリート
床面や壁面などに、各種配管等を通すための穴を開ける
際の第1の工程を示し、まず、床面や壁面などの所定穿
孔位置にマーキングを行い、その所定穿孔位置にアンカ
ー42の大きさに対応した適切な大きさの穴を穿孔す
る。そして、その穴にアンカー42を打ち込んで強固に
固定する。
【0037】次に、同図(b)に示すように、所定の穿
孔位置に固定されたアンカー42の中心と、円筒刃物1
2の回転中心を一致させ、かつ、回転駆動装置10を支
持具18にて支持したスタンド22を立設させたベース
24(図1参照)をコンクリート床面などの所定位置に
固定する。さらに、円筒刃物12の上端部に形成した雌
ねじ28bに、落下防止具14の延長駆動軸30の下端
部に形成した雄ねじ28aを螺着する。続いて、落下防
止具14の吊り下げ棒34の雄螺子(固定具)34b
を、床面などに固定されたアンカー42に螺着して接続
する。このとき、延長駆動軸30の上端部から専用工具
を挿入して、吊り下げ棒34の上端に形成されたヘッド
部34aと係合させ、その吊り下げ棒34を回転させ
て、雄螺子(固定具)34bをアンカー42に固定す
る。次いで、落下防止具14の延長駆動軸30の上端部
に形成した雌螺子26bを、回転駆動装置10の主軸1
0aに形成した雄螺子26aに螺着して、回転駆動装置
10と落下防止具14及び円筒刃物12を一体に接続す
る。
【0038】その後、同図(c)に示すように、回転駆
動装置10を駆動させ、かつ、回転駆動装置10の支持
具18のハンドル20を回転させて、連結された回転駆
動装置10と落下防止具14及び円筒刃物12をコンク
リート床面の方向へ送り、コンクリート床面を円筒刃物
12により切削し、切断して孔を貫通する。このとき、
円筒刃物12による切削の状況などを観察して、ハンド
ル20の回転速度を適宜調整するのが好ましい。なお、
円筒刃物12を回転させつつ軸方向に送っていくとき、
コンクリート床面などに固定された吊り下げ棒34は延
長駆動軸30の内部で静止していて、外部から力を受け
ることはない。また、円筒刃物12を軸方向に送るのに
伴って、吊り下げ棒34は延長駆動軸30の内部で相対
的に浮き上がることになる。
【0039】円筒刃物12によってコンクリート床面な
どが円盤状又は円柱状に切断されると、同図(d)に示
すように、切断されたコンクリート塊100はその自重
により落下する。このとき、そのコンクリート塊100
はそれに固定された吊り下げ棒34とともに落下するこ
とになるが、落下防止具14はスタンド22に固定され
ているため、吊り下げ棒34は圧縮コイルばね38を圧
縮して、落下が徐々に停止させられる。その結果、コン
クリート塊100はばね38により落下時の衝撃を吸収
されながら落下防止具14にて吊り下げられ、階下まで
コンクリート塊100が落下するのが防止される。
【0040】コンクリート床面などの穿孔が終了した
後、同図(e)に示すように、回転駆動装置10などを
支持する支持具18のハンドル20を逆回転させ、コン
クリート塊100を落下防止具14の吊り下げ棒34に
吊り下げた状態で、回転駆動装置10などとともに穿孔
された孔から上昇させる。そして、コンクリート塊10
0をコンクリート床面などから離脱させた後、吊り下げ
棒34とアンカー42の接続を切り離し、コンクリート
塊100を回収して穿孔工程を終了する。
【0041】以上の穿孔工程において、コンクリート床
面などに固定したアンカー42に、落下防止具14の吊
り下げ棒34を接続する作業は非常に簡単に行うことが
でき、また逆に、切断された円盤状又は円柱状のコンク
リート塊100を取り除く作業も非常に容易に行うこと
ができる。しかも、円筒刃物12でコンクリート床面な
どを穿孔する作業を行っているとき、吊り下げ棒34に
捩じれなどの外力が作用することはなく、トラブルが発
生することはない。
【0042】次に、コンクリート床面などの他の穿孔方
法の実施形態を、図5に基づいて説明する。
【0043】まず、前述の穿孔方法と同様に、図5
(a)に示すように、建築物のコンクリート床面又は壁
面などに各種配管などを通す孔を穿孔する所定穿孔位置
にマーキングを行い、その所定穿孔位置にアンカー42
の大きさに対応した適切な大きさの穴を穿孔する。そし
て、その穴にアンカー42を打ち込んで強固に固定す
る。次に、同図(b)に示すように、所定の穿孔位置に
固定されたアンカー42の中心と、円筒刃物12の回転
中心を一致させ、かつ、回転駆動装置10を支持具18
にて支持したスタンド22を立設させたベース24(図
1参照)をコンクリート床面などの所定位置に固定す
る。
【0044】そして、同図(c)に示すように、回転駆
動装置10を駆動させ、かつ、回転駆動装置10の支持
具18のハンドル20を回転させて、連結された回転駆
動装置10と円筒刃物12をコンクリート床面などの方
向へ送り、床面などを円筒刃物12により切削し、完全
に切断しない範囲、たとえば床や壁の厚みの約50〜9
7%、より好ましくは75〜95%程度を穿孔する。こ
の時点で回転駆動装置10を停止させ、回転駆動装置1
0の主軸10aと円筒刃物12の主軸接続部28との接
続を解除し、同図(d)に示すように落下防止具14を
介装する。この落下防止具14の取り付け方法は前述と
同様であり、説明を省略する。その後、同図(e)に示
すように、回転駆動装置10を駆動させ、かつ、回転駆
動装置10の支持具18のハンドル20を回転させて、
連結された回転駆動装置10と落下防止具14及び円筒
刃物12をコンクリート床面の方向へ送り、コンクリー
ト床面の穿孔を残していた箇所を円筒刃物12により切
削し、切断して孔を貫通する。
【0045】円筒刃物12によってコンクリート床面な
どが円盤状又は円柱状に切断されると、同様に同図
(f)に示すように、切断されたコンクリート塊100
はその自重により落下する。このとき、そのコンクリー
ト塊100はそれに固定された吊り下げ棒34とともに
落下することになるが、落下防止具14はスタンド22
に固定されているため、吊り下げ棒34は圧縮コイルば
ね38を圧縮して、落下が徐々に停止させられる。その
結果、コンクリート塊100はばね38により落下時の
衝撃を吸収されながら落下防止具14にて吊り下げら
れ、階下までコンクリート塊100が落下するのが防止
される。コンクリート床面などの穿孔が終了した後、同
図(g)に示すように、回転駆動装置10などを支持す
る支持具18のハンドル20を逆回転させ、コンクリー
ト塊100を落下防止具14の吊り下げ棒34に吊り下
げた状態で、回転駆動装置10などとともに穿孔された
孔から上昇させる。そして、コンクリート塊100をコ
ンクリート床面などから離脱させた後、吊り下げ棒34
とアンカー42の接続を切り離し、コンクリート塊10
0を回収して穿孔工程を終了する。
【0046】なお、上述の穿孔方法において、図5
(b)(c)に示すように、まず所定の穿孔位置に完全
に切断しない範囲内で円筒刃物12によってコンクリー
ト床面などを切削した後、その切削円の中心位置に穴を
開けてアンカー42を固定するようにしても良い。
【0047】上述の穿孔方法によれば、前述の穿孔方法
の効果に加えて、落下防止具14の延長駆動軸30に過
重な負荷を加えずに、従来と同様に円筒刃物12によっ
てコンクリート床面を迅速に穿孔することができる。
【0048】以上、本発明に係る落下防止具とその穿孔
方法の実施形態を説明したが、本発明はこれらの例示に
限定されるものではない。たとえば、図6に示すよう
に、落下防止具14の吊り下げ棒34に自在継手44を
配設することも可能である。自在継手44はアンカー4
2に固定される吊り下げ棒34の雄螺子(固定具)34
aに近い箇所に設けられるのが好ましい。
【0049】自在継手44はたとえば図6に示すよう
に、U字状の本体44aと本体44bのU字状部分に、
ピン穴44cを十字に開口させて形成した球体44dを
挿入してU字状部分を噛み合わせ、さらにピン穴44c
にピン44e及びピン44fを挿入して、本体44aと
本体44bとを連結して構成される。そしてさらに、本
体44aの円筒部に吊り下げ棒34の雄ねじ34bをね
じ込むための雌ねじ44gを設け、かつ、円筒部に工具
用の二面落とし部44hを設けるとともに、本体44b
の円筒部先端部にはアンカー42の雌ねじ42bに螺着
するための雄ねじ44iを設け、かつ、円筒部に工具用
の二面落とし部44hを設けて構成されている。
【0050】この自在継手44は図7に示すように、コ
ンクリート床面又は壁面などの面に対して傾斜した孔を
開けるとき、床面などに垂直に打ち込んだアンカー42
に、床面に対して傾斜した吊り下げ棒34の接続を可能
とし、かつ、穿孔時のコンクリート塊の落下を防止しな
がら、コンクリート穿孔機による傾斜孔の穿孔を可能に
するものである。したがって、自在継手44の構成は上
述のものに限定されず、同様の機能を有するものであれ
ば、使用し得るものである。
【0051】次に、吊り下げ棒34の先端に設けられる
固定具をコンクリート床面などに固定する方法は、上述
のアンカー42を用いる方法に限定されず、たとえば図
8に示すように、コンクリート床面102を貫通させ
て、吊り下げ棒34を挿通させることができる程度の孔
104を開け、その孔104に挿通させた吊り下げ棒3
4の先端をナットなどによってコンクリート床面102
に固定することも可能である。ただし、下の階や隣の部
屋からナットなどを用いて固定できる場合に限られる。
【0052】また、落下防止具14の延長駆動軸30の
内部に配設されるばね38は圧縮コイルばねに限定され
るものではない。すなわち、円盤状又は円柱状などに穿
孔されたコンクリート塊100が落下した場合に、吊り
下げ棒34のヘッド部34aが延長駆動軸30の内部で
当接して停止するとき、その衝撃力を緩和することがで
きる弾性部材であれば何でも良く、たとえばスポンジな
どの発泡(多孔質)材や、ゴムなどの柔軟性部材、空気
袋あるいはシリンダ構造などを用いることができ、さら
に複数の弾性部材を組み合わせて用いることも可能であ
る。なお、穿孔される円盤状又は円柱状のコンクリート
塊の大きさが小さい場合には、生ずる衝撃力は小さいた
め、弾性部材は必ずしも必要ではない。
【0053】さらに、落下防止具14における吊り下げ
棒34の軸部が延長駆動軸30から抜け出ることを防止
する抜け防止手段は、上述の構成に限定されるものでは
なく、適宜設計変更し得るものである。また、吊り下げ
棒34の固定具は雄螺子34aだけでなく、たとえば穿
孔されるコンクリート床面などにアイボルトが固定され
る場合には、固定具としてフックなどで構成することも
可能である。
【0054】また、回転駆動装置と円筒刃物との間に介
挿される落下防止具の延長駆動軸との接続部の構造は、
市販されている回転駆動装置と円筒刃物との接続部の構
造によって決定されるものであり、特殊な構造などに変
更するものではない。但し、市販されている回転駆動装
置と円筒刃物が複数種類ある場合は、代表的な接続部の
構造を採用し、他の特殊な接続部の構造についてはそれ
ぞれに対応したアダプターを配設するようにするのが好
ましい。
【0055】以上、本発明に係る実施形態を種々説明し
たが、本発明に係る落下防止具は落下防止具のみで販売
することが可能であり、また、従来の回転駆動装置と円
筒刃物に落下防止具を加えたセットものとし、コンクリ
ート穿孔機として販売することも可能である。その他、
本発明は上述の形態に限定されるものではなく、その趣
旨を逸脱しない範囲内で、当業者の知識に基づき種々な
る改良、修正、変形を加えた態様で実施し得るものであ
る。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、回転駆動装置と円筒刃
物の間にコンクリート塊の落下防止具を装着するため、
建築物のコンクリート床面や壁面などに各種配管などを
通すための孔を穿孔するとき、穿孔により落下するコン
クリート塊が穿孔床の下の階や隣の部屋に落下すること
がなく、安心して穿孔作業を行うことができる。さら
に、コンクリート塊が穿孔床の下の階などに落下するこ
とがないため、穿孔床の下の階で作業をしている作業員
や通行人に怪我を負わせる人心事故や、器物を損傷させ
る事故がなくなる。また、コンクリート塊が落下しない
ため、下の階に安全柵を設ける必要もなく、見張りのた
めの補助要員を配置する必要もなく、また、補助要員が
脚立や架設の作業台に乗り、落下するコンクリート塊を
受け取る必要もないため、補助要員が転落することもな
く、また、付帯設備のための経費を軽減することがで
き、さらに、省力化ができ、作業効率も向上するという
効果を奏する。
【0057】また、本発明の落下防止具によれば、従
来、一般に使用されている回転駆動装置や円筒刃物に装
着することができるため、特殊な円筒刃物の準備が不要
となり、かつ、コンクリート塊の落下がないため、穿孔
作業の準備も容易で、作業性も良く、経済的であるとい
う効果を奏する。
【0058】さらに、該落下防止具の吊り下げ棒は金属
性丸棒で形成され、弾性部材を介して延長駆動軸に回転
可能に挿入されて構成することにより、コンクリート床
面などを穿孔するとき、円筒刃物の回転数が速く、ま
た、回転回数が多くても、吊り下げ棒が捩じれて破断す
ることがなく、安心して穿孔作業ができる。また、弾性
部材を介して構成することにより、コンクリート床面な
どを切削してスラブが切断され、コンクリート塊が落下
する瞬間の衝撃を吸収することができ、吊り下げ棒に不
要な荷重を掛けることがないため、吊り下げ棒が破断す
ることがないという効果を奏する。
【0059】さらに、延長駆動軸、吊り下げ棒の長さ、
及びばねなどの弾性体の長さを穿孔するスラブの厚さに
対応した長さとすることにより、コンクリート塊が落下
するとき、コンクリート床の下面より飛び出すことがな
く、円筒刃物の中に保持されているので、コンクリート
塊の回収が簡単で効率的に行うことができるという効果
を奏する。
【0060】また、コンクリート床面などに打刻固定し
たアンカーに自在継手を介して吊り下げ棒を接続するよ
うに構成することにより、コンクリート床面に対して傾
斜した穴を穿孔するとき、自在継手が任意の角度に自動
的に調整するため、傾斜した穴などを容易に、かつ、正
確に穿孔することができるという効果を奏する。
【0061】さらに、通常の穿孔作業であるコンクリー
ト床面に対して垂直な穴を穿孔するとき、床面に打刻固
定するアンカーが多少傾斜して打刻固定されても、ある
いはセンターがずれてしまったときでも、自在継手が任
意の角度に自動的に調整するため、穿孔される穴は床面
に対して垂直に、かつ、正確に開けることができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンクリート穿孔機の1実施形態
の正面要部断面図である。
【図2】本発明に係る落下防止具の1実施形態の正面要
部断面図である。
【図3】本発明に係るアンカーの実施例の要部断面図で
ある。
【図4】本発明に係る穿孔方法の1実施形態の工程図で
ある。
【図5】本発明に係る他の穿孔方法の実施形態の工程図
である。
【図6】本発明に係る自在継手の実施例の要部断面図で
ある。
【図7】本発明に係るコンクリート穿孔機の他の実施形
態の正面要部断面図である。
【図8】本発明に係る落下防止具の吊り下げ棒を固定す
る方法の他の実施形態の正面断面図である。
【符号の説明】
10:回転駆動装置 12:円筒刃物 14:落下防止具 18:支持具 20:ハンドル 22:スタンド 24:ベース 30:延長駆動軸 34:吊り下げ棒 38:ばね(弾性部材) 42:アンカー 44:自在継手 100:コンクリート塊
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年11月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図7】
【図5】
【図6】
【図8】

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物のコンクリート床面又は壁面など
    を穿孔する円筒刃物と該円筒刃物を回転させる回転駆動
    装置とが着脱自在に構成されたコンクリート穿孔機にお
    いて、前記回転駆動装置の回転主軸と円筒刃物の主軸接
    続部との間に装着される筒状の延長駆動軸と、該延長駆
    動軸の内部に回転及び軸方向への移動が可能に設けられ
    た軸部の一端に床面又は壁面などの穿孔されるべきほぼ
    中心部に固定される固定部を有するとともに、該他端に
    該軸部が延長駆動軸から抜け出ることを防止する抜け防
    止手段を有する吊り下げ棒とを備えて成ることを特徴と
    する落下防止具。
  2. 【請求項2】 前記延長駆動軸の内部に配設された吊り
    下げ棒の抜け防止手段と延長駆動軸との間に弾性部材が
    配設されていることを特徴とする請求項1に記載する落
    下防止具。
  3. 【請求項3】 前記吊り下げ棒の固定部近傍の軸部に自
    在継手を備えることを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載する落下防止具。
  4. 【請求項4】 建築物のコンクリート床面又は壁面など
    を穿孔する円筒刃物と、該円筒刃物を回転させる回転駆
    動装置と、該円筒刃物の主軸接続部と回転駆動装置の回
    転主軸との間に着脱自在に装着される前記請求項1乃至
    請求項3に記載する落下防止具とを備えて成ることを特
    徴とするコンクリート穿孔機。
  5. 【請求項5】 前記請求項4に記載するコンクリート穿
    孔機により、既設の建築物のコンクリート床面又は壁面
    などに、各種配管などを通すための孔を穿孔する方法に
    おいて、円筒刃物と延長駆動軸とを接続し、前記床面又
    は壁面などの所定穿孔位置に吊り下げ棒の固定部を円筒
    刃物の内側を通して固定する工程と、延長駆動軸に回転
    駆動装置を接続し、該回転駆動装置を駆動させて該円筒
    刃物により該床面又は壁面などを穿孔する工程と、前記
    穿孔されて吊り下げ棒により吊り下げられたコンクリー
    ト塊を回収する工程とからなることを特徴とするコンク
    リート穿孔方法。
  6. 【請求項6】 前記請求項4に記載するコンクリート穿
    孔機により、既設の建築物のコンクリート床面又は壁面
    などに、各種配管などを通すための孔を穿孔する方法に
    おいて、円筒刃物と回転駆動装置とを接続し、該円筒刃
    物により床面又は壁面などの所定穿孔位置を穿孔し終え
    ない範囲で穿孔する工程と、円筒刃物と回転駆動装置と
    を分離した後、該円筒刃物に延長駆動軸を接続し、前記
    所定穿孔位置に吊り下げ棒の固定部を円筒刃物の内側を
    通して固定する工程と、前記延長駆動軸に回転駆動装置
    を接続し、該回転駆動装置を駆動させて該円筒刃物によ
    り前記穿孔し終えなかった箇所を穿孔する工程と、前記
    穿孔されて吊り下げ棒により吊り下げられたコンクリー
    ト塊を回収する工程とからなることを特徴とするコンク
    リート穿孔方法。
JP9254724A 1997-09-19 1997-09-19 落下防止具並びにコンクリート穿孔機及び穿孔方法 Withdrawn JPH1190922A (ja)

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