JPH1190525A - 回転ホイール式金属押出方法及びその金属押出装置 - Google Patents
回転ホイール式金属押出方法及びその金属押出装置Info
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- JPH1190525A JPH1190525A JP26170697A JP26170697A JPH1190525A JP H1190525 A JPH1190525 A JP H1190525A JP 26170697 A JP26170697 A JP 26170697A JP 26170697 A JP26170697 A JP 26170697A JP H1190525 A JPH1190525 A JP H1190525A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ダイスやマンドレル部分の強度の低下を防止
すると共に、低コストで内面螺旋溝付複合金属管を形成
する。 【解決手段】 シューブロック6内の集合室5内を貫通
してホイール2の外周の接線方向に延びるマンドレル2
0を、その先端が外層17を形成するダイス16の外層
ダイ穴18に臨むように設け、上記集合室5内にマンド
レル20を挿通させる内層ダイ穴15を有する中間ダイ
ス12を設けて集合室5内を前後に仕切り、内層金属素
材3を後方の内層集合室10に供給して内層ダイ穴15
を通して内層14を形成すると共に、外層金属素材4を
前方の外層集合室11に供給して外層ダイ穴18を通し
て押し出して複合金属管19を形成する。
すると共に、低コストで内面螺旋溝付複合金属管を形成
する。 【解決手段】 シューブロック6内の集合室5内を貫通
してホイール2の外周の接線方向に延びるマンドレル2
0を、その先端が外層17を形成するダイス16の外層
ダイ穴18に臨むように設け、上記集合室5内にマンド
レル20を挿通させる内層ダイ穴15を有する中間ダイ
ス12を設けて集合室5内を前後に仕切り、内層金属素
材3を後方の内層集合室10に供給して内層ダイ穴15
を通して内層14を形成すると共に、外層金属素材4を
前方の外層集合室11に供給して外層ダイ穴18を通し
て押し出して複合金属管19を形成する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空調用熱交換器等
に使用される複合金属管を製造する回転ホイール式金属
押出方法及びその金属押出装置に関するものである。
に使用される複合金属管を製造する回転ホイール式金属
押出方法及びその金属押出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、空調用熱交換器等に使用される複
合金属管を製造するには、特開昭55−42183号公
報に示すような金属複合管の連続成形押出装置が知られ
ている。
合金属管を製造するには、特開昭55−42183号公
報に示すような金属複合管の連続成形押出装置が知られ
ている。
【0003】図4及び図5に示すように、この押出装置
51は回転自在に軸支され、外周に内層材用溝52と外
層材用溝53とが形成されたホイール54と、このホイ
ール54の外周に接して金属素材55の移送路56を形
成するシュー57とで主に構成されている。
51は回転自在に軸支され、外周に内層材用溝52と外
層材用溝53とが形成されたホイール54と、このホイ
ール54の外周に接して金属素材55の移送路56を形
成するシュー57とで主に構成されている。
【0004】シュー57には、各溝52,53に嵌合す
る突起58と、シュー57内部に内層材合流室(本発明
においては集合室と称する)59と外層材合流室60と
が形成されている。各合流室59,60の上部には、内
層ダイス67と外層ダイス68とが形成されており、そ
れぞれダイ穴62,63が形成され、各ダイ穴62,6
3に所定の間隔をもたせて貫通されるマンドレル64が
設けられている。そして、各合流室59,60と上記各
溝52,53とを連通させる連通路61が内層ダイス6
7とマンドレル64を構成する部材69,70をそれぞ
れ貫通して形成されている。
る突起58と、シュー57内部に内層材合流室(本発明
においては集合室と称する)59と外層材合流室60と
が形成されている。各合流室59,60の上部には、内
層ダイス67と外層ダイス68とが形成されており、そ
れぞれダイ穴62,63が形成され、各ダイ穴62,6
3に所定の間隔をもたせて貫通されるマンドレル64が
設けられている。そして、各合流室59,60と上記各
溝52,53とを連通させる連通路61が内層ダイス6
7とマンドレル64を構成する部材69,70をそれぞ
れ貫通して形成されている。
【0005】この押出装置51を用いて複合金属管を製
造するには、ホイール54に形成された内層材用溝52
に芯材となる金属素材を挿入し、内層材用溝52の両側
に形成された外層材用溝53に被覆材となる金属素材を
挿入し、ホイール54をa方向に回転させる。各金属素
材は、各溝52,53の摩擦により突起58に当接する
まで前進移動する。さらにホイール54の回転を続行す
ると、各金属素材は溝52,53との接触摩擦抵抗によ
り奥へと押し込まれようとなり、高圧が発生する。この
圧力により金属素材は変形が容易となり内層材用溝52
の金属素材は連通路61を通って内層材合流室59に押
し出されマンドレル64を軸芯として、ダイ穴62から
中空材65として押し出される。一方、外層材用溝53
の金属素材は連通路61を通って外層材合流室60に押
し出され、上記中空材65を芯にしてその周りを被覆す
るようにダイ穴63から複合材として押し出される。
造するには、ホイール54に形成された内層材用溝52
に芯材となる金属素材を挿入し、内層材用溝52の両側
に形成された外層材用溝53に被覆材となる金属素材を
挿入し、ホイール54をa方向に回転させる。各金属素
材は、各溝52,53の摩擦により突起58に当接する
まで前進移動する。さらにホイール54の回転を続行す
ると、各金属素材は溝52,53との接触摩擦抵抗によ
り奥へと押し込まれようとなり、高圧が発生する。この
圧力により金属素材は変形が容易となり内層材用溝52
の金属素材は連通路61を通って内層材合流室59に押
し出されマンドレル64を軸芯として、ダイ穴62から
中空材65として押し出される。一方、外層材用溝53
の金属素材は連通路61を通って外層材合流室60に押
し出され、上記中空材65を芯にしてその周りを被覆す
るようにダイ穴63から複合材として押し出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術で用いられるダイス部分は、いわゆる組合わせ
ダイスであり、各部材69,70には連通路61が形成
されているためその強度が低下してしまう。さらに、部
材70には、マンドレル64を介した引張り応力が作用
するため変形抵抗の大きな金属の押出しに耐える工具設
計に制約があるという問題があった。
従来技術で用いられるダイス部分は、いわゆる組合わせ
ダイスであり、各部材69,70には連通路61が形成
されているためその強度が低下してしまう。さらに、部
材70には、マンドレル64を介した引張り応力が作用
するため変形抵抗の大きな金属の押出しに耐える工具設
計に制約があるという問題があった。
【0007】また、押出方向がラジアル方向であるた
め、マンドレルを外部から回転させることができないの
で、金属管の内面に螺旋溝を有する内面螺旋溝付複合金
属管を形成することができなかった。
め、マンドレルを外部から回転させることができないの
で、金属管の内面に螺旋溝を有する内面螺旋溝付複合金
属管を形成することができなかった。
【0008】そこで、本発明の目的は、ダイスやマンド
レル部分の強度の低下を防止すると共に、内面螺旋溝付
複合金属管を形成できる回転ホイール式金属押出方法及
びその金属押出装置を提供することにある。
レル部分の強度の低下を防止すると共に、内面螺旋溝付
複合金属管を形成できる回転ホイール式金属押出方法及
びその金属押出装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決すべく本
発明は、回転するホイールの外周の溝に内層及び外層金
属素材を供給し、ホイールの外周に接して設けられたシ
ューブロック内の集合室に内層及び外層金属素材を送
り、マンドレルとダイ穴との隙間から押し出して複合金
属管を形成する回転ホイール式金属押出方法において、
上記シューブロック内の集合室内を貫通してホイールの
外周の接線方向に延びるマンドレルを、その先端が外層
を形成するダイスの外層ダイ穴に臨むように設け、上記
集合室内に上記マンドレルを挿通させる内層ダイ穴を有
する中間ダイスを設けて集合室内を前後に仕切り、内層
金属素材を後方の内層集合室に供給して内層ダイ穴を通
して内層を形成すると共に、外層金属素材を前方の外層
集合室に供給して外層ダイ穴を通して押し出して複合金
属管を形成する回転ホイール式金属押出方法である。
発明は、回転するホイールの外周の溝に内層及び外層金
属素材を供給し、ホイールの外周に接して設けられたシ
ューブロック内の集合室に内層及び外層金属素材を送
り、マンドレルとダイ穴との隙間から押し出して複合金
属管を形成する回転ホイール式金属押出方法において、
上記シューブロック内の集合室内を貫通してホイールの
外周の接線方向に延びるマンドレルを、その先端が外層
を形成するダイスの外層ダイ穴に臨むように設け、上記
集合室内に上記マンドレルを挿通させる内層ダイ穴を有
する中間ダイスを設けて集合室内を前後に仕切り、内層
金属素材を後方の内層集合室に供給して内層ダイ穴を通
して内層を形成すると共に、外層金属素材を前方の外層
集合室に供給して外層ダイ穴を通して押し出して複合金
属管を形成する回転ホイール式金属押出方法である。
【0010】そして、上記方法を実施するための装置と
して本発明は、回転するホイールの外周の溝に内層及び
外層金属素材を供給し、ホイールの外周に接して設けら
れたシューブロック内の集合室に内層及び外層金属素材
を送り、マンドレルとダイ穴との隙間から押し出して複
合金属管を形成する回転ホイール式金属押出装置におい
て、上記集合室の下流側に設けられ外層を形成するダイ
スと、上記シューブロック内の集合室内を貫通してホイ
ールの外周の接線方向に延びてその先端が上記ダイスの
外層ダイ穴に臨むように設けられたマンドレルと、上記
集合室内に設けられ上記マンドレルを挿通させる内層ダ
イ穴を有すると共に集合室内を前後に仕切る中間ダイス
と、内層金属素材を後方の内層集合室に、外層金属素材
を前方の外層集合室にそれぞれ供給する金属素材供給手
段とを備えたものである。
して本発明は、回転するホイールの外周の溝に内層及び
外層金属素材を供給し、ホイールの外周に接して設けら
れたシューブロック内の集合室に内層及び外層金属素材
を送り、マンドレルとダイ穴との隙間から押し出して複
合金属管を形成する回転ホイール式金属押出装置におい
て、上記集合室の下流側に設けられ外層を形成するダイ
スと、上記シューブロック内の集合室内を貫通してホイ
ールの外周の接線方向に延びてその先端が上記ダイスの
外層ダイ穴に臨むように設けられたマンドレルと、上記
集合室内に設けられ上記マンドレルを挿通させる内層ダ
イ穴を有すると共に集合室内を前後に仕切る中間ダイス
と、内層金属素材を後方の内層集合室に、外層金属素材
を前方の外層集合室にそれぞれ供給する金属素材供給手
段とを備えたものである。
【0011】上記方法及び構成によれば、押出方向をホ
イールの外周の接線方向にすると共に、集合室を中間ダ
イスによって集合室内を前後に仕切ったことによって、
ダイス及び中間ダイスを独立して形成することができ、
これらに金属素材を供給するための穴を形成する必要は
ないので、強度の低下を防止することができる。また、
マンドレルがホイールの外周の接線方向に沿って設けら
れ、マンドレルに金属素材を供給するための穴を形成す
る必要はないので、マンドレルを回転自在に設けること
が可能となる。
イールの外周の接線方向にすると共に、集合室を中間ダ
イスによって集合室内を前後に仕切ったことによって、
ダイス及び中間ダイスを独立して形成することができ、
これらに金属素材を供給するための穴を形成する必要は
ないので、強度の低下を防止することができる。また、
マンドレルがホイールの外周の接線方向に沿って設けら
れ、マンドレルに金属素材を供給するための穴を形成す
る必要はないので、マンドレルを回転自在に設けること
が可能となる。
【0012】回転するホイールの外周の溝に内層及び外
層金属素材を供給し、ホイールの外周に接して設けられ
たシューブロック内の集合室に内層及び外層金属素材を
送り、マンドレルとダイ穴との隙間から押し出して内面
に螺旋溝を有する複合金属管を形成する回転ホイール式
金属押出方法において、上記シューブロック内の集合室
内を貫通してホイールの外周の接線方向に延びるマンド
レルを、その先端が外層を形成するダイスの外層ダイ穴
に臨み回転自在に設けると共にその先端に螺旋溝を形成
し、上記集合室内に上記マンドレルを挿通させる内層ダ
イ穴を有する中間ダイスを設けて集合室内を前後に仕切
り、内層金属素材を後方の内層集合室に供給して内層ダ
イ穴を通し且つマンドレルの螺旋溝を回転させて内層を
形成すると共に、外層金属素材を前方の外層集合室に供
給して外層ダイ穴を通して押し出して内面螺旋溝付複合
金属管を形成する回転ホイール式金属押出方法が望まし
い。
層金属素材を供給し、ホイールの外周に接して設けられ
たシューブロック内の集合室に内層及び外層金属素材を
送り、マンドレルとダイ穴との隙間から押し出して内面
に螺旋溝を有する複合金属管を形成する回転ホイール式
金属押出方法において、上記シューブロック内の集合室
内を貫通してホイールの外周の接線方向に延びるマンド
レルを、その先端が外層を形成するダイスの外層ダイ穴
に臨み回転自在に設けると共にその先端に螺旋溝を形成
し、上記集合室内に上記マンドレルを挿通させる内層ダ
イ穴を有する中間ダイスを設けて集合室内を前後に仕切
り、内層金属素材を後方の内層集合室に供給して内層ダ
イ穴を通し且つマンドレルの螺旋溝を回転させて内層を
形成すると共に、外層金属素材を前方の外層集合室に供
給して外層ダイ穴を通して押し出して内面螺旋溝付複合
金属管を形成する回転ホイール式金属押出方法が望まし
い。
【0013】そして、上記方法を実施するための装置と
して本発明は、回転するホイールの外周の溝に内層及び
外層金属素材を供給し、ホイールの外周に接して設けら
れたシューブロック内の集合室に内層及び外層金属素材
を送り、マンドレルとダイ穴との隙間から押し出して内
面に螺旋溝を有する複合金属管を形成する回転ホイール
式金属押出装置において、上記集合室の下流側に設けら
れ外層を形成するダイスと、上記シューブロック内の集
合室内を貫通してホイールの外周の接線方向に延びてそ
の先端が上記ダイスの外層ダイ穴に臨むと共に螺旋溝が
形成され回転自在に設けられたマンドレルと、このマン
ドレルを回転させる回転駆動手段と、上記集合室内に設
けられ上記マンドレルを挿通させる内層ダイ穴を有する
と共に集合室内を前後に仕切る中間ダイスと、内層金属
素材を後方の内層集合室に、外層金属素材を前方の外層
集合室にそれぞれ供給する金属素材供給手段とを備えた
ものである。
して本発明は、回転するホイールの外周の溝に内層及び
外層金属素材を供給し、ホイールの外周に接して設けら
れたシューブロック内の集合室に内層及び外層金属素材
を送り、マンドレルとダイ穴との隙間から押し出して内
面に螺旋溝を有する複合金属管を形成する回転ホイール
式金属押出装置において、上記集合室の下流側に設けら
れ外層を形成するダイスと、上記シューブロック内の集
合室内を貫通してホイールの外周の接線方向に延びてそ
の先端が上記ダイスの外層ダイ穴に臨むと共に螺旋溝が
形成され回転自在に設けられたマンドレルと、このマン
ドレルを回転させる回転駆動手段と、上記集合室内に設
けられ上記マンドレルを挿通させる内層ダイ穴を有する
と共に集合室内を前後に仕切る中間ダイスと、内層金属
素材を後方の内層集合室に、外層金属素材を前方の外層
集合室にそれぞれ供給する金属素材供給手段とを備えた
ものである。
【0014】上記方法及び構成によれば、マンドレルの
先端部に螺旋溝を形成すると共に、そのマンドレルを回
転させることによって、内面螺旋溝付複合金属管を形成
できる。
先端部に螺旋溝を形成すると共に、そのマンドレルを回
転させることによって、内面螺旋溝付複合金属管を形成
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
図面に従って説明する。
【0016】図1は本発明にかかる回転ホイール式金属
押出装置の第一の実施の形態を示した断面図、図2は図
1のX−X線断面図である。
押出装置の第一の実施の形態を示した断面図、図2は図
1のX−X線断面図である。
【0017】まず、第一の実施の形態の回転ホイール式
金属押出装置の構成について説明する。
金属押出装置の構成について説明する。
【0018】図示するように、回転ホイール式金属押出
装置1は、回転自在に設けられたホイール2と、内部に
内層及び外層金属素材3,4の集合室5やダイス16等
が設けられホイール2の外周に接して設けられたシュー
ブロック6とで主に構成されている。
装置1は、回転自在に設けられたホイール2と、内部に
内層及び外層金属素材3,4の集合室5やダイス16等
が設けられホイール2の外周に接して設けられたシュー
ブロック6とで主に構成されている。
【0019】ホイール2は、その外周に内層材用溝7と
外層材用溝8とが円周方向に形成されている。内層材用
溝7はホイール2の断面方向の内側に二列形成され、外
層材用溝8は、内層材用溝7の外側にそれぞれ一列ずつ
計二列形成されている。
外層材用溝8とが円周方向に形成されている。内層材用
溝7はホイール2の断面方向の内側に二列形成され、外
層材用溝8は、内層材用溝7の外側にそれぞれ一列ずつ
計二列形成されている。
【0020】シューブロック6は、その内部に金属素材
3,4を一端溜める集合室5が形成されている。この集
合室5は、その内部に設けられホイール2の径方向に延
びる板状の中間ダイス12によって、ホイール2の外周
の接線方向前後に仕切られ、後方(図中右側)の内層集
合室10と前方の外層集合室11とに分割されている。
中間ダイス12には、その中心部で内層集合室10から
内層金属素材3を押し出し内層14を形成するための内
層ダイ穴15が形成されている。
3,4を一端溜める集合室5が形成されている。この集
合室5は、その内部に設けられホイール2の径方向に延
びる板状の中間ダイス12によって、ホイール2の外周
の接線方向前後に仕切られ、後方(図中右側)の内層集
合室10と前方の外層集合室11とに分割されている。
中間ダイス12には、その中心部で内層集合室10から
内層金属素材3を押し出し内層14を形成するための内
層ダイ穴15が形成されている。
【0021】外層集合室11の下流側には、ダイス16
が設けられており、その中心部には外層集合室11から
外層金属素材4を押し出し外層17を形成するための外
層ダイ穴18が形成されている。外層ダイ穴18の径
は、内層ダイ穴15の径よりも外層17の厚さ分、大き
くなっている。
が設けられており、その中心部には外層集合室11から
外層金属素材4を押し出し外層17を形成するための外
層ダイ穴18が形成されている。外層ダイ穴18の径
は、内層ダイ穴15の径よりも外層17の厚さ分、大き
くなっている。
【0022】内層集合室10の後方から、各集合室1
0,11と中間ダイス12の内層ダイ穴15を貫通して
ホイール2の外周の接線方向に延びて、その先端がダイ
ス16の外層ダイ穴18に臨むようにマンドレル20が
設けられている。マンドレル20の径は、形成される複
合金属管19の内径と略同等になるように形成されてい
る。
0,11と中間ダイス12の内層ダイ穴15を貫通して
ホイール2の外周の接線方向に延びて、その先端がダイ
ス16の外層ダイ穴18に臨むようにマンドレル20が
設けられている。マンドレル20の径は、形成される複
合金属管19の内径と略同等になるように形成されてい
る。
【0023】シューブロック6は、その外殻を形成する
ケーシング部材21と、内部に設けられるダイス16等
を固定する各部材27,29,34とで構成されてい
る。ケーシング部材21のホイール2と接する部分は、
ホイール2の外周の一部を覆うように形成されており、
上記各溝7,8をシューブロック6のケーシング部材2
1で覆うことによって、各金属素材3,4の移送路22
がそれぞれ形成されることとなる。
ケーシング部材21と、内部に設けられるダイス16等
を固定する各部材27,29,34とで構成されてい
る。ケーシング部材21のホイール2と接する部分は、
ホイール2の外周の一部を覆うように形成されており、
上記各溝7,8をシューブロック6のケーシング部材2
1で覆うことによって、各金属素材3,4の移送路22
がそれぞれ形成されることとなる。
【0024】ケーシング部材21には、内層集合室10
と内層金属素材3の移送路22とを結ぶ内層連通路23
と、外層集合室11と外層金属素材4の移送路22とを
結ぶ外層連通路24とが、中間ダイス12の両面でそれ
ぞれ平行に形成されている。なお、内層連通路23は外
層連通路24よりもその断面積が大きくなるように形成
されている。
と内層金属素材3の移送路22とを結ぶ内層連通路23
と、外層集合室11と外層金属素材4の移送路22とを
結ぶ外層連通路24とが、中間ダイス12の両面でそれ
ぞれ平行に形成されている。なお、内層連通路23は外
層連通路24よりもその断面積が大きくなるように形成
されている。
【0025】移送路22に面する各連通路23,24の
開口部を越えた部分には、ケーシング部材21から各溝
7,8内に嵌合摺動する突起部25が形成されている。
開口部を越えた部分には、ケーシング部材21から各溝
7,8内に嵌合摺動する突起部25が形成されている。
【0026】上述の回転するホイール2、移送路22、
突起部25及び各連通路23,24とから金属素材供給
手段30が構成されている。
突起部25及び各連通路23,24とから金属素材供給
手段30が構成されている。
【0027】シューブロック6を組み立てるには、ケー
シング部材21の内周の段部26に中間ダイス12を押
し当て、その下流側から円筒状の中間ダイス固定部材2
7で押さえる。さらに、ダイス16を中間ダイス固定部
材27の下流側に押し当てる。ダイス16の下流側端部
には鍔部28が形成されており、この鍔部28が中間ダ
イス固定部材27に係止するようになっている。このダ
イス16の下流側から円筒状のダイス固定部材29で押
さえて固定する。
シング部材21の内周の段部26に中間ダイス12を押
し当て、その下流側から円筒状の中間ダイス固定部材2
7で押さえる。さらに、ダイス16を中間ダイス固定部
材27の下流側に押し当てる。ダイス16の下流側端部
には鍔部28が形成されており、この鍔部28が中間ダ
イス固定部材27に係止するようになっている。このダ
イス16の下流側から円筒状のダイス固定部材29で押
さえて固定する。
【0028】ダイス16の内層集合室10に面する部分
は、その中心に向かうにつれて内層集合室10の幅が狭
くなるようにテーパ状に形成されており、内層金属素材
3が内層ダイ穴15に近付くにつれて高圧になるように
なっている。
は、その中心に向かうにつれて内層集合室10の幅が狭
くなるようにテーパ状に形成されており、内層金属素材
3が内層ダイ穴15に近付くにつれて高圧になるように
なっている。
【0029】ケーシング部材21の上流側からは、マン
ドレル支持部31の鍔部32が、ケーシング部材21の
内周の段部33に係止するように挿入し、その上流側か
らマンドレル固定部材34で押さえて固定する。
ドレル支持部31の鍔部32が、ケーシング部材21の
内周の段部33に係止するように挿入し、その上流側か
らマンドレル固定部材34で押さえて固定する。
【0030】マンドレル支持部31の外層集合室11に
面する部分は、その中心に向かうにつれて外層集合室1
1の幅が狭くなるようにテーパ状に形成されており、外
層金属素材4が外層ダイ穴18に近付くにつれて高圧に
なるようになっている。
面する部分は、その中心に向かうにつれて外層集合室1
1の幅が狭くなるようにテーパ状に形成されており、外
層金属素材4が外層ダイ穴18に近付くにつれて高圧に
なるようになっている。
【0031】次に、上記回転ホイール式金属押出装置1
を用いて複合金属管19を形成する回転ホイール式金属
押出方法に沿ってその作用について説明する。
を用いて複合金属管19を形成する回転ホイール式金属
押出方法に沿ってその作用について説明する。
【0032】最初に、図中b方向に回転するホイール2
の外周の各溝7,8に内層金属素材3及び外層金属素材
4を供給する。これら各金属素材3,4は、各溝7,8
との摩擦によって、それぞれ突起部25まで前進する。
ここで、ホイール2はさらに回転するので各金属素材
3,4は、上記摩擦力によって奥に押し込まれようと
し、高圧が発生する。この圧力によって、各金属素材
3,4は変形が容易となり、内層金属素材3は内側の内
層連通路23を通って内層集合室10へ、外層金属素材
4は外側の外層連通路24を通って外層集合室11へそ
れぞれ送られる。
の外周の各溝7,8に内層金属素材3及び外層金属素材
4を供給する。これら各金属素材3,4は、各溝7,8
との摩擦によって、それぞれ突起部25まで前進する。
ここで、ホイール2はさらに回転するので各金属素材
3,4は、上記摩擦力によって奥に押し込まれようと
し、高圧が発生する。この圧力によって、各金属素材
3,4は変形が容易となり、内層金属素材3は内側の内
層連通路23を通って内層集合室10へ、外層金属素材
4は外側の外層連通路24を通って外層集合室11へそ
れぞれ送られる。
【0033】内層金属素材3は、内層集合室10へ送ら
れた後、マンドレル支持部31のテーパ状の壁面に沿っ
て内層ダイ穴15に近付くにつれて、さらに高圧となり
変形が容易となり、マンドレル20を芯として内層ダイ
穴15を通してマンドレル20と内層ダイ穴15の隙間
から中空の内層14として押し出される。
れた後、マンドレル支持部31のテーパ状の壁面に沿っ
て内層ダイ穴15に近付くにつれて、さらに高圧となり
変形が容易となり、マンドレル20を芯として内層ダイ
穴15を通してマンドレル20と内層ダイ穴15の隙間
から中空の内層14として押し出される。
【0034】外層金属素材4は、外層集合室11へ送ら
れた後、ダイス16のテーパ状の壁面に沿って外層ダイ
穴18に近付くにつれて、さらに高圧となり変形が容易
となり、外層ダイ穴18を通してマンドレル20を覆っ
た内層14を覆うように押し出され、複合金属管19が
連続的に形成される。
れた後、ダイス16のテーパ状の壁面に沿って外層ダイ
穴18に近付くにつれて、さらに高圧となり変形が容易
となり、外層ダイ穴18を通してマンドレル20を覆っ
た内層14を覆うように押し出され、複合金属管19が
連続的に形成される。
【0035】上述のように、マンドレル20をホイール
2の外周の接線方向に沿って設け、集合室5を中間ダイ
ス12によって上記接線方向の前後に分割するようにし
たので、マンドレル支持部31、中間ダイス12やダイ
ス16に連通路23,24を形成するための穴を形成す
る必要がないので、その強度が低下することなく、変形
抵抗の大きな金属素材の押出しが可能となる。またマン
ドレル20の上流側をシューブロック6の外側に臨ませ
ることができると共に、連通路23,24は形成されな
いので、マンドレル20を回転自在に設けることができ
る(詳しくは後述の第二の実施の形態にて説明する)。
2の外周の接線方向に沿って設け、集合室5を中間ダイ
ス12によって上記接線方向の前後に分割するようにし
たので、マンドレル支持部31、中間ダイス12やダイ
ス16に連通路23,24を形成するための穴を形成す
る必要がないので、その強度が低下することなく、変形
抵抗の大きな金属素材の押出しが可能となる。またマン
ドレル20の上流側をシューブロック6の外側に臨ませ
ることができると共に、連通路23,24は形成されな
いので、マンドレル20を回転自在に設けることができ
る(詳しくは後述の第二の実施の形態にて説明する)。
【0036】ところで、現在ルームエアコンの熱交換器
部分の構成は、冷媒通路部分を銅管、空気側放熱フィン
をアルミ材とするクロスフィン型熱交換器である。冷媒
側通路部材もアルミ管とするいわゆるオールアルミ熱交
換器は軽量化、資源のリサイクル性から過去に幾度か検
討されてきたが、コストの面から実現されていない。す
なわち、アルミ管を熱交換器に採用する場合には、管外
面の腐食対策としてアルミクラッド管等を使用する必要
があるが、クラッド管の製造は、クラッド板から溶接に
より缶を製造するためコスト高となっていた。
部分の構成は、冷媒通路部分を銅管、空気側放熱フィン
をアルミ材とするクロスフィン型熱交換器である。冷媒
側通路部材もアルミ管とするいわゆるオールアルミ熱交
換器は軽量化、資源のリサイクル性から過去に幾度か検
討されてきたが、コストの面から実現されていない。す
なわち、アルミ管を熱交換器に採用する場合には、管外
面の腐食対策としてアルミクラッド管等を使用する必要
があるが、クラッド管の製造は、クラッド板から溶接に
より缶を製造するためコスト高となっていた。
【0037】しかし、本発明によれば、変形抵抗の大き
なアルミ合金(例えばA7072)の押出しも可能とな
り、耐食性に優れたアルミ複合金属缶(内層A300
3、外層A7072)を連続的に製造することができる
ので、低コストで製造することができる。
なアルミ合金(例えばA7072)の押出しも可能とな
り、耐食性に優れたアルミ複合金属缶(内層A300
3、外層A7072)を連続的に製造することができる
ので、低コストで製造することができる。
【0038】図3は本発明にかかる回転ホイール式金属
押出装置の第二の実施の形態を示した断面図である。
押出装置の第二の実施の形態を示した断面図である。
【0039】第二の実施の形態の回転ホイール式金属押
出装置の構成について説明する。
出装置の構成について説明する。
【0040】図3に示すように、この回転ホイール式金
属押出装置35は、図1の回転ホイール式金属押出装置
1と比較して、マンドレル36の先端に内層14aの内
面に螺旋溝を加工するための螺旋溝37を形成すると共
に、マンドレル支持部38の中心に、マンドレル36を
回転自在に支持する貫通穴39を形成し、マンドレル3
6を後方まで延出し、その後端にマンドレル36を回転
させる回転駆動手段41を備えたことに特徴を有するも
のである。なお、その他の構成については、図1の回転
ホイール式金属押出装置1と同様であるので同じ符号を
付して説明を省略する。
属押出装置35は、図1の回転ホイール式金属押出装置
1と比較して、マンドレル36の先端に内層14aの内
面に螺旋溝を加工するための螺旋溝37を形成すると共
に、マンドレル支持部38の中心に、マンドレル36を
回転自在に支持する貫通穴39を形成し、マンドレル3
6を後方まで延出し、その後端にマンドレル36を回転
させる回転駆動手段41を備えたことに特徴を有するも
のである。なお、その他の構成については、図1の回転
ホイール式金属押出装置1と同様であるので同じ符号を
付して説明を省略する。
【0041】回転駆動手段41は、モータ43等の駆動
源と、その回転軸44に設けられたスプロケット45
と、マンドレル36の後端に設けられたスプロケット4
6とが設けられ、これらスプロケット45,46を連結
させマンドレル36を強制的に回転させるようになって
いる。
源と、その回転軸44に設けられたスプロケット45
と、マンドレル36の後端に設けられたスプロケット4
6とが設けられ、これらスプロケット45,46を連結
させマンドレル36を強制的に回転させるようになって
いる。
【0042】なお、上述の回転ホイール式金属押出装置
35は、マンドレル支持部38を含むマンドレル36の
部材を交換することによって、他の部分は図1の回転ホ
イール式金属押出装置1と共用することができる。
35は、マンドレル支持部38を含むマンドレル36の
部材を交換することによって、他の部分は図1の回転ホ
イール式金属押出装置1と共用することができる。
【0043】次に、上述の第二の実施の形態の回転ホイ
ール式金属押出装置35を用いて内面螺旋溝付複合金属
管47を形成する回転ホイール式金属押出方法に沿って
その作用について説明する。
ール式金属押出装置35を用いて内面螺旋溝付複合金属
管47を形成する回転ホイール式金属押出方法に沿って
その作用について説明する。
【0044】複合金属管を各ダイ穴15,18から押し
出すまでは上述の第一の実施の形態と同様であるので説
明を省略する。内層金属素材3が内層ダイ穴15から押
し出され、外層ダイ穴18部分を通過する際、マンドレ
ル36を回転させる。これによって内層14aの内面
は、マンドレル36の先端の螺旋溝37に対して強く押
しつけられ、その結果内層14aの内面には、螺旋溝3
7の転写による螺旋溝48が明確に刻印されることとな
る。そして、外層金属素材4は、外層ダイ穴18を通し
て上記内層14aを覆うように押し出され、内面螺旋溝
付複合金属管47が連続的に形成される。
出すまでは上述の第一の実施の形態と同様であるので説
明を省略する。内層金属素材3が内層ダイ穴15から押
し出され、外層ダイ穴18部分を通過する際、マンドレ
ル36を回転させる。これによって内層14aの内面
は、マンドレル36の先端の螺旋溝37に対して強く押
しつけられ、その結果内層14aの内面には、螺旋溝3
7の転写による螺旋溝48が明確に刻印されることとな
る。そして、外層金属素材4は、外層ダイ穴18を通し
て上記内層14aを覆うように押し出され、内面螺旋溝
付複合金属管47が連続的に形成される。
【0045】これら回転ホイール式金属押出装置1,3
5で形成された複合金属管は、空調用熱交換器等に使用
されるだけに限られるものではない。
5で形成された複合金属管は、空調用熱交換器等に使用
されるだけに限られるものではない。
【0046】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、ダイスや
マンドレル部分の強度の低下を防止すると共に、低コス
トで内面螺旋溝付複合金属管を形成できるという優れた
効果を発揮する。
マンドレル部分の強度の低下を防止すると共に、低コス
トで内面螺旋溝付複合金属管を形成できるという優れた
効果を発揮する。
【図1】本発明にかかる回転ホイール式金属押出装置の
第一の実施の形態を示した断面図である。
第一の実施の形態を示した断面図である。
【図2】図1のX−X線断面図である。
【図3】本発明にかかる回転ホイール式金属押出装置の
第二の実施の形態を示した断面図である。
第二の実施の形態を示した断面図である。
【図4】従来の回転ホイール式金属押出装置を示した断
面図である。
面図である。
【図5】図4のY−Y線断面図である。
1 回転ホイール式金属押出装置 2 ホイール 3 内層金属素材 4 外層金属素材 5 集合室 6 シューブロック 7 内層材用溝 8 外層材用溝 10 内層集合室 11 外層集合室 12 中間ダイス 14 内層 14a 内層 15 内層ダイ穴 16 ダイス 17 外層 18 外層ダイ穴 19 複合金属管 20 マンドレル 30 金属素材供給手段 35 回転ホイール式金属押出装置 36 マンドレル 37 螺旋溝 41 回転駆動手段 47 内面螺旋溝付複合金属管
Claims (4)
- 【請求項1】 回転するホイールの外周の溝に内層及び
外層金属素材を供給し、ホイールの外周に接して設けら
れたシューブロック内の集合室に内層及び外層金属素材
を送り、マンドレルとダイ穴との隙間から押し出して複
合金属管を形成する回転ホイール式金属押出方法におい
て、上記シューブロック内の集合室内を貫通してホイー
ルの外周の接線方向に延びるマンドレルを、その先端が
外層を形成するダイスの外層ダイ穴に臨むように設け、
上記集合室内に上記マンドレルを挿通させる内層ダイ穴
を有する中間ダイスを設けて集合室内を前後に仕切り、
内層金属素材を後方の内層集合室に供給して内層ダイ穴
を通して内層を形成すると共に、外層金属素材を前方の
外層集合室に供給して外層ダイ穴を通して押し出して複
合金属管を形成することを特徴とする回転ホイール式金
属押出方法。 - 【請求項2】 回転するホイールの外周の溝に内層及び
外層金属素材を供給し、ホイールの外周に接して設けら
れたシューブロック内の集合室に内層及び外層金属素材
を送り、マンドレルとダイ穴との隙間から押し出して内
面に螺旋溝を有する複合金属管を形成する回転ホイール
式金属押出方法において、上記シューブロック内の集合
室内を貫通してホイールの外周の接線方向に延びるマン
ドレルを、その先端が外層を形成するダイスの外層ダイ
穴に臨み回転自在に設けると共にその先端に螺旋溝を形
成し、上記集合室内に上記マンドレルを挿通させる内層
ダイ穴を有する中間ダイスを設けて集合室内を前後に仕
切り、内層金属素材を後方の内層集合室に供給して内層
ダイ穴を通し且つマンドレルの螺旋溝を回転させて内層
を形成すると共に、外層金属素材を前方の外層集合室に
供給して外層ダイ穴を通して押し出して内面螺旋溝付複
合金属管を形成することを特徴とする回転ホイール式金
属押出方法。 - 【請求項3】 回転するホイールの外周の溝に内層及び
外層金属素材を供給し、ホイールの外周に接して設けら
れたシューブロック内の集合室に内層及び外層金属素材
を送り、マンドレルとダイ穴との隙間から押し出して複
合金属管を形成する回転ホイール式金属押出装置におい
て、上記集合室の下流側に設けられ外層を形成するダイ
スと、上記シューブロック内の集合室内を貫通してホイ
ールの外周の接線方向に延びてその先端が上記ダイスの
外層ダイ穴に臨むように設けられたマンドレルと、上記
集合室内に設けられ上記マンドレルを挿通させる内層ダ
イ穴を有すると共に集合室内を前後に仕切る中間ダイス
と、内層金属素材を後方の内層集合室に、外層金属素材
を前方の外層集合室にそれぞれ供給する金属素材供給手
段とを備えたことを特徴とする回転ホイール式金属押出
装置。 - 【請求項4】 回転するホイールの外周の溝に内層及び
外層金属素材を供給し、ホイールの外周に接して設けら
れたシューブロック内の集合室に内層及び外層金属素材
を送り、マンドレルとダイ穴との隙間から押し出して内
面に螺旋溝を有する複合金属管を形成する回転ホイール
式金属押出装置において、上記集合室の下流側に設けら
れ外層を形成するダイスと、上記シューブロック内の集
合室内を貫通してホイールの外周の接線方向に延びてそ
の先端が上記ダイスの外層ダイ穴に臨むと共に螺旋溝が
形成され回転自在に設けられたマンドレルと、このマン
ドレルを回転させる回転駆動手段と、上記集合室内に設
けられ上記マンドレルを挿通させる内層ダイ穴を有する
と共に集合室内を前後に仕切る中間ダイスと、内層金属
素材を後方の内層集合室に、外層金属素材を前方の外層
集合室にそれぞれ供給する金属素材供給手段とを備えた
ことを特徴とする回転ホイール式金属押出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26170697A JPH1190525A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 回転ホイール式金属押出方法及びその金属押出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26170697A JPH1190525A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 回転ホイール式金属押出方法及びその金属押出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1190525A true JPH1190525A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17365586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26170697A Pending JPH1190525A (ja) | 1997-09-26 | 1997-09-26 | 回転ホイール式金属押出方法及びその金属押出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1190525A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102873121A (zh) * | 2012-09-27 | 2013-01-16 | 昆明理工大学 | 一种内螺纹管的挤压方法 |
CN103143583A (zh) * | 2013-04-01 | 2013-06-12 | 大连康丰科技有限公司 | 双通道立式扩展成型连续挤压机 |
KR101684263B1 (ko) * | 2015-09-24 | 2016-12-09 | 한국생산기술연구원 | 연질금속재 튜브제작용 압출장치 및 그것에 설치되는 압출다이 및 그것을 이용하는 압출방법 |
CN114054535A (zh) * | 2020-08-03 | 2022-02-18 | 上海电缆研究所有限公司 | 一种铜铝复合双排连续挤压生产线及生产工艺 |
-
1997
- 1997-09-26 JP JP26170697A patent/JPH1190525A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102873121A (zh) * | 2012-09-27 | 2013-01-16 | 昆明理工大学 | 一种内螺纹管的挤压方法 |
CN103143583A (zh) * | 2013-04-01 | 2013-06-12 | 大连康丰科技有限公司 | 双通道立式扩展成型连续挤压机 |
CN103143583B (zh) * | 2013-04-01 | 2015-12-30 | 大连康丰科技有限公司 | 双通道立式扩展成型连续挤压机 |
KR101684263B1 (ko) * | 2015-09-24 | 2016-12-09 | 한국생산기술연구원 | 연질금속재 튜브제작용 압출장치 및 그것에 설치되는 압출다이 및 그것을 이용하는 압출방법 |
CN114054535A (zh) * | 2020-08-03 | 2022-02-18 | 上海电缆研究所有限公司 | 一种铜铝复合双排连续挤压生产线及生产工艺 |
CN114054535B (zh) * | 2020-08-03 | 2024-05-14 | 上海电缆研究所有限公司 | 一种铜铝复合双排连续挤压生产线及生产工艺 |
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