JPH1190519A - 圧延機の油圧圧下制御装置 - Google Patents

圧延機の油圧圧下制御装置

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JPH1190519A
JPH1190519A JP9250495A JP25049597A JPH1190519A JP H1190519 A JPH1190519 A JP H1190519A JP 9250495 A JP9250495 A JP 9250495A JP 25049597 A JP25049597 A JP 25049597A JP H1190519 A JPH1190519 A JP H1190519A
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hydraulic
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧延環境,条件の変化等に対し被圧延材の板
厚精度の向上を図る。 【解決手段】 作業ロール1の2位置点の油圧シリンダ
ー3op,3drの基準信号と各油圧シリンダーの位置検出
器13op,13drの位置検出信号との位置偏差をPID
調節演算を実行し、この演算出力を電流基準に変換した
後、サーボ弁20op,20drの弁開度を制御し、各油圧
シリンダーの位置制御を行う圧延機の油圧圧下制御装置
において、圧延状況を監視する圧延状況監視制御回路4
1と、この監視手段による監視結果に基づき保護動作と
してのサーボ弁への封じ込めの条件を決定する封じ込め
制御回路42と、前記サーボアンプへの電流基準と電流
帰還入力との偏差を求め、この偏差が所定の許容範囲を
越えたとき、封じ込め制御回路の条件に従ってサーボ弁
の封じ込め動作を実行する手段44と、このサーボ弁の
封じ込め後の復帰動作を制御する手段43とを備えた装
置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、連続熱間圧延シス
テムなどの被圧延材の板厚制御を行う場合に利用される
圧延機の油圧圧下制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な圧延機の油圧圧下制御装
置は、作業ロール間隔基準出力回路をもつ上位計算機と
制御演算系とが設けられ、作業ロール間隔基準出力回路
から出力される目標値である位置基準信号と油圧シリン
ダーに直結される位置検出器からの位置検出信号とを制
御演算系に導き、ここで位置基準信号と位置検出信号と
の偏差に基づいてPI(P:比例,I:積分)またはP
ID(D:微分)調節演算を実行し、得られた演算出力
である位置補正基準信号を電流基準に変換した後、サー
ボアンプを経てサーボ弁の開度を操作し圧油の流量を調
節することにより、圧延機の作業ロール間隔の油圧圧下
制御を実施している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧延機の作
業ロール間隔を調節する油圧圧下制御装置では、作業ロ
ールまたはこの作業ロールを支援する支援ロールの2位
置点をそれそれ個別に油圧シリンダーで作用させて位置
制御を行っているが、異なる2位置点のシリンダー位置
に偏差が生じたとき、駆動速度の均等化制御を行うため
の速度補正を行っている。
【0004】一方、圧延開始前に圧下系各部品の接触部
に生じるガタや軸受内部のラジアル方向隙間の影響を取
り除くためにギャップ零調整を行っているが、このギャ
ップ零調整時にオペレータOP側/ドライブDR側シリ
ンダーの検出荷重の釣り合いを考慮して意図的にOP/
DRシリンダーの位置に補正を加えているので、圧延時
に前記位置偏差を考慮して油圧圧下制御を行う必要があ
る。このギャップ零調整時のOP/DRシリンダーの位
置偏差を加味することなく油圧圧下制御を実施すれば、
本来異常ではない位置偏差にも拘らず異常と判断し、サ
ーボ弁の開度を停止させるといった,いわゆる封じ込め
保護動作に移行し、圧延続行不可の状況に陥る。
【0005】また、封じ込め時の復帰操作としての急速
開放動作中に、サーボ弁のスティック等異常発生による
OP/DRシリンダーのサーボ弁片側停止が起きた場
合、作業ロール間隔が偏ってスキューが発生し、ロール
の破損や圧延機械の破損に至る危険性がある。
【0006】また、作業ロールや支援ロールの偏心等に
よってギャップ零調整時の検出荷重に変動がある場合、
基準となる荷重判断基準値に誤差が発生する問題があ
る。本発明は上記実状に鑑みてなされたもので、適切な
油圧圧下制御により被圧延材の板厚制御を実施する圧延
機の油圧圧下制御装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、上位計算機からの圧延機の作業ロール
(支援ロールを含む。以下、同じ)間隔を調節する当該
作業ロールの2位置点に作用する異なる油圧シリンダー
の位置基準信号と前記各油圧シリンダーに直結される位
置検出器からの位置検出信号との位置偏差をそれぞれP
I(P:比例,I:積分)またはPID(D:微分)調
節演算を実行し、この調節演算出力をそれぞれ電流基準
に変換した後、サーボアンプを介してサーボ弁の弁開度
を制御し、前記各油圧シリンダーの位置制御を行う圧延
機の油圧圧下制御装置において、前記作業ロールの2位
置点に作用する各油圧シリンダーに対する位置基準信号
と該当する油圧シリンダー側からの位置検出信号との位
置偏差の間に差異が生じたとき、前記各油圧シリンダー
の駆動速度の均等化処理を行うための信号を取り出す駆
動速度均等手段と、ギャップ零調整のタイミング信号に
基づいて各油圧シリンダーに直結される各位置検出器か
らの両位置検出信号の偏差を求める速度均等化補正手段
と、前記駆動速度均等手段で得られる位置偏差どうしの
差信号と前記両位置検出信号の偏差とを比較し、得られ
た出力値が予め定める許容範囲を越えたとき、その越え
た分のみ出力し前記位置偏差を補正し前記油圧シリンダ
ーの駆動速度の均等化処理を行うデッドバンド手段を設
けたものである。
【0008】このような手段を講じたことにより、駆動
速度均等手段にてオペレータ側およびドライブ側制御演
算系の位置基準信号と作業ロールの2地点に作用する異
なる油圧シリンダーに直結された位置検出器の位置検出
信号との位置偏差間の差信号を取り出し、また速度均等
化補正手段にてギャップ零調整のタイミング信号に基づ
いて各油圧シリンダーに直結される各位置検出器からの
両位置検出信号の偏差を取り出し、これら取り出した差
信号と偏差信号との差の出力値が予め定める許容範囲を
越えたとき、その越えた分のみ出力し前記位置偏差を補
正し油圧シリンダーの駆動速度の均等化処理を行うの
で、異なる2位置点のシリンダー位置間の偏差を確実に
除去することができる。
【0009】また、別の発明は、上位計算機からの圧延
機の作業ロール間隔を調節する作業ロールの2位置点に
作用する異なる油圧シリンダーの位置基準信号と前記各
油圧シリンダーに直結される位置検出器からの位置検出
信号との位置偏差をそれぞれPI(P:比例,I:積
分)またはPID(D:微分)調節演算を実行し、この
調節演算出力をそれぞれ電流変換手段で電流基準に変換
した後、サーボアンプを介してサーボ弁の弁開度を制御
し、前記各油圧シリンダーの位置制御を行う圧延機の油
圧圧下制御装置において、圧延状況を監視する圧延状況
監視手段と、この監視手段による監視結果に基づいて保
護動作としてのサーボ弁への封じ込めの状況を判断する
封じ込め制御手段と、前記サーボアンプへの電流基準と
当該サーボアンプからの電流帰還入力との偏差を求め、
この偏差が所定の許容範囲を越えたとき、前記封じ込め
制御手段の判断に従ってサーボ弁の封じ込め動作を実行
する手段と、このサーボ弁の封じ込め後の復帰動作を制
御する急速開放制御手段とを設けたものである。
【0010】このような手段を講じたことにより、圧延
状況を監視する圧延状況監視手段による監視結果に基づ
いて保護動作としてのサーボ弁への封じ込めの条件を定
めるとともに、サーボアンプへの電流基準とこの電流基
準に基づく油圧シリンダーの制御による電流帰還入力と
の偏差が所定の許容範囲を越えたとき、封じ込め制御手
段の条件に従ってサーボ弁の封じ込め動作を実行するの
で、本来的に異常な位置偏差に対して確実に封じ込め保
護動作に移行させることができ、また急速開放制御手段
により予め定められた開放速度で開放を行うことができ
る。
【0011】さらに、別の発明は、各油圧シリンダーの
圧下駆動によって発生する当該各油圧シリンダーと作業
ロールとの間の荷重を検出する荷重検出手段と、これら
荷重検出手段による荷重検出値に基づくミル伸びを前記
各位置基準信号に加えて各油圧シリンダーの圧下位置を
補正する補正手段とを設けたものである。
【0012】このような手段を講じたことにより、作業
ロールや支援ロールの偏芯等により検出荷重に変動があ
っても、それを吸収し、各油圧シリンダーの確実な位置
制御を実行できる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1および図2は本発明に係わる
圧延機の油圧圧下制御装置の一実施の形態を示す構成図
である。この制御装置は、図2に示すごとく圧延機の作
業ロール1を支援する支援ロール2の2位置点にそれぞ
れ個別に作用させる油圧シリンダー3の位置制御の技術
であって、オペレータ側およびドライブ側基本制御系1
0op,10drと、デッドバンド補正系30と、監視保護
動作系40と、荷重補正系50とによって構成されてい
る。
【0014】この基本制御系10op,10drは、オペレ
ータOP側とドライブDR側とに分けられ、オペレータ
OP側について述べると、上位計算機からレート回路1
1opを経て入力される設定位置基準12opとオペレータ
側油圧シリンダー3opに直結された位置検出器13opの
位置検出信号との位置偏差を求める位置偏差演算部14
op、この位置偏差に基づいてPIまたはPID制御演算
を実行し位置偏差を零とする位置操作値を求める位置制
御回路15op、位置偏差がある値を越えたときとき所定
のリーク量を出力するリーク補正回路16op、位置制御
回路15opの演算出力である位置操作値(位置基準)に
対してリーク量を加算補償する加算演算部17op等が設
けられている。
【0015】このリーク補正回路16opを設けた理由
は、通常,サーボアンプから出力される電流基準に応答
してサーボ弁が追従するが、圧延時の環境,特に寒冷状
態によって油圧の粘性特性の悪化、サーボ弁自体のパイ
ロット機構部の凍結・固着等によりサーボ弁の追従能力
の低下が起こり制御不能となる危険があるので、予め所
定のリーク量を出力しサーボ弁の追従能力を改善するた
めである。
【0016】さらに、基本制御系10opには、リーク量
の補償された位置操作値を電流基準に変換する電流変換
回路18op、サーボアンプ19op、サーボ弁20op等が
設けられ、油圧シリンダー3opの位置制御を行う構成と
なっている。
【0017】なお、ドライブDR側にも同様の構成が設
けられ、同一の数字符号に「dr」を付して区別する。従
って、図2において油圧シリンダ3op,3dr、位置検出
器13op,13drおよび後記する荷重検出器51op,5
1drを除き、ドライブ側にも同様の構成要素が設けられ
ている。
【0018】前記デッドバンド補正系30は、オペレー
タ側制御系の位置偏差とドライブ側制御系の位置偏差と
を常時監視し、これら両位置偏差の差の信号を出力し圧
油の流量制御を通してオペレータ側油圧シリンダー3op
およびドライブ側油圧シリンダー3drの駆動速度の均等
化を実現可能とする駆動速度均等回路31と、ギャップ
零調整のタイミング信号に基づいてオペレータ側および
ドライブ側油圧シリンダー3に直結される位置検出器1
3op,13drの両位置検出信号を瞬時に記憶し、これら
両位置検出信号からオペレータ側とドライブ側との偏差
を取り出し補正値として出力する速度均等化補正回路3
2とが設けられ、さらに駆動速度均等回路31の出力に
対して速度均等化補正回路32の出力を用いて減算補正
する比較部33と、予め油圧シリンダーの動作特性など
を考慮して定められる許容範囲が設定され、比較部33
の出力が所定の許容範囲を越えたとき、その越えた分の
み出力し、各位置制御回路15op、15dr入力側の加算
演算部34op,34drを介して位置偏差を加算補正しオ
ペレータ側油圧シリンダー3opおよびドライブ側油圧シ
リンダー3drのシリンダー駆動速度の均等化を図るデッ
ドバンド回路35が設けられている。
【0019】なお、駆動速度均等回路31を設けた理由
は、圧延機構上,理想形態を有していれば特に問題はな
いが、前述したように油圧およびサーボ弁の環境・経年
変化等の要因、また被圧延材の材質や板厚、圧延条件等
により、作業ロール間隔の意図的な位置操作が行われる
ので、その位置操作に伴う補正を行う必要があるためで
ある。また、速度均等化補正回路32を設けた理由は、
ギャップ零調整時のOP/DRシリンダー位置偏差を加
味せずに油圧圧下制御を実施すると、本来異常でないに
も拘らず異常と判断し、封じ込め保護動作に移行し圧延
続行不可となるので、ギャップ零調整のタイミング信号
により予め両位置検出信号の偏差を取り出し、駆動速度
均等回路31の出力から減算し補正する必要があるため
である。
【0020】前記監視保護動作系40としては、圧延状
況監視制御回路41と、封じ込め制御回路42と、急速
開放制御回路43と、保護動作制御処理部44とを設
け、加算演算部17op, 17drからの位置操作値を電流
変換回路18op, 18drで電流基準に変換しサーボアン
プ19op, 19drに送出する際に、圧力状況監視結果、
この監視結果に基づく保護動作としての封じ込め判断、
この封じ込め後の復帰動作または急速開放動作を関与さ
せることにあり、その動作フローは図3および図4に示
す通りである。
【0021】前記圧延状況監視制御回路41は、アラー
ムその他諸々の動作状態を取り込んで圧延状況の監視し
異常か否かを判断する機能をもっている。前記封じ込め
制御回路42は、圧延状況監視制御回路41の監視結果
から異常と判断されたとき、どの程度封じ込めるか、或
いはタイマを用いてある時間経過後に封じ込めるかなど
の条件を決定する機能をもっている。前記急速開放制御
回路43は、封じ込め後の復帰動作としてどの程度の速
さで開放するかなどの条件を決定する機能をもってい
る。
【0022】そして、電流変換回路18op, 18drは、
当該電流変換回路18op, 18drからサーボアンプ19
op, 19drへの電流基準とこの電流基準による制御によ
って得られる電流帰還入力との偏差を求め、この偏差が
所定の許容範囲を越えたとき、前記封じ込め制御手段4
2の条件に従ってサーボ弁20op, 20drの封じ込め動
作を実行するものである。
【0023】前記荷重補正系50は、各油圧シリンダー
3op,3drの圧下駆動によって発生するシリンダー3o
p,3drとロールとの間の荷重を検出する荷重検出器5
1op,51drと、この荷重検出器51op,51drごとに
設けられ、各荷重検出器51op,51drの荷重検出信号
を取り込む入力回路52op,52drと、これら入力回路
52op,52drで取り込んだ両荷重検出信号を加算する
加算演算回路53と、ギャップ零調整時の予め作業ロー
ル1の偏芯等による検出荷重の変動分を記憶し補正可能
とする補正回路54と、加算演算回路53の出力を補正
回路54に記憶される検出荷重の変動分を用いて各油圧
シリンダー3op,3drの圧下位置を補正するミルモジュ
ール回路55とによって構成され、ミルモジュール回路
55の出力をオペレータ側およびドライブ側の比較部5
6op,56drに加えている。
【0024】次に、以上のような構成の油圧圧下制御装
置の動作について説明する。上位計算機から設定される
位置基準信号12opはレート回路11opを通って位置偏
差演算部14opに導入される。このとき、位置偏差演算
部14opには位置検出器13opから位置検出信号が導入
されている。そこで、この位置偏差演算部14opでは、
位置基準信号と対応する位置検出器13opの位置検出信
号との位置偏差を求めた後、位置制御回路15opに送出
する。この位置制御回路15opは、位置偏差に基づいて
PIまたはPID調節演算を実行し、位置基準出力とな
る位置操作値を求める。
【0025】そして、この位置操作値を電流変換回路1
8opで電流基準に変換し、サーボアンプ19opを介して
サーボ弁20opの弁開度を操作し圧油の流量を調節する
ことにより、油圧シリンダー3opの位置制御を行う。
【0026】なお、ドライバ側についても同様に油圧シ
リンダー3drの位置制御を行う。ところで、通常,各サ
ーボアンプ19op,19drから出力される電流基準に応
答してサーボ弁20op,20drが追従するが、前述した
ように圧延時の種々の環境条件によって圧油の粘性特性
の悪化、サーボ弁自体のパイロット機構部の凍結・固着
によりサーボ弁のスプール位置検出値のドリフト・ステ
ックが発生し、さらにサーボ弁の追従能力の低下などが
生じる。
【0027】そこで、リーク補正回路16op,16drを
設け、オペレータ側およびドライブ側の位置偏差にリー
ク量を付加し、位置制御回路15op, 15drから得られ
る操作出力値に加算補正することにより、サーボ弁20
op,20drの追従能力を改善し、さらに圧延時の状況を
監視保護動作系40の圧延状況監視制御回路41にも導
入している。
【0028】一方、デッドバンド補正系30において
は、駆動速度均等回路31においてオペレータ側および
ドライブ側制御演算系の位置基準信号と作業ロール1の
2地点に作用する異なる油圧シリンダー3op,3drに直
結された位置検出器13op,13drの位置検出信号との
位置偏差間の差信号を取り出す一方、速度均等化補正回
路32においてギャップ零調整のタイミング信号に基づ
いて各油圧シリンダー3op,3drに直結される各位置検
出器13op,13drからの両位置検信号の偏差を取り出
し、これら取り出した差信号と偏差信号との差の出力値
が予め定める許容範囲を越えたとき、その越えた分のみ
出力し前記位置偏差を補正し油圧シリンダーの駆動速度
の均等化処理を行うことにより、ギャップ零調整時のオ
ペレータ側およびドライブ側の意図的な位置偏差の影響
をなくし、また作業ロールの2位置点に作用する異なる
油圧シリンダー3op,3drに対する位置偏差の差が予め
定めた許容範囲を越えた時、その越えた分だけ油圧シリ
ンダー3op,3drに対する位置偏差の補正を行うことに
より、異常でない位置偏差を異常と判断することをなく
する。
【0029】さらに、監視保護動作系40においては、
図3および図4に従って動作する。すなわち、通常,サ
ーボアンプ19opからの位置制御サーボ出力aに対し、
該当位置検出器13opからの位置検出信号が制御量とし
てサーボアンプ入力側,例えば電流変換回路18opにフ
ィードバックされている。この状態において保護動作制
御処理部44は、マンマシンインターフェース機器から
手動任意操作により、また圧延状況監視制御回路41か
らの自動判断制御などにより、急速開放制御動作が実行
されたか否かを判断する(ステップb)。
【0030】ここで、急速開放制御動作が実行されてい
ないが、圧延時に圧延状況制御回路41にて異常と判断
されたとき、機構保護機能として封じ込め制御に移行
し、即座に封じ込め動作dに移行し、サーボアンプ19
opの出力をOFFとし、油圧系統を開閉するサーボ弁2
0op入力側のロッキング弁(図示せず)を閉じることに
より、OP/DR油圧シリンダー間に発生する位置偏差
によってもたらされる肩落ちスキューの状態をなくし、
圧延機構の破損を未然に防止する。そして、異常要因の
復帰後、ステップeに示すようにリセット操作がなさ
れ、急速開放ONとなったとき、ステップfに移行す
る。
【0031】ところで、ステップbにおいて急速開放制
御動作が実行されていると判断したとき、通常の位置制
御出力を解除し、電流変換回路18opに対して急速開放
制御を機能させる。その結果、サーボアンプ19opから
サーボ出力MAX上昇fが出力される。ここで、サーボ
アンプ出力に対する上昇限を検出するが(ステップ
g)、正常時には図4(b)に示すように上昇限検出に
て落下防止低速保持p可能な出力に低減し上限位置に留
まる(ステップq)。そして、リセットON後条件確立
rにより急速開放復帰し正規の位置制御aに再度戻り、
サーボアンプ19opから出力される。
【0032】しかし、ステップgにおいて上昇限検出に
至る前の上昇動作中に前述する環境・外乱および圧延状
況によって位置制御中に、OP/DR油圧シリンダー3
op,3drの位置偏差が許容範囲を越えたとき(ステップ
h)、即座に封じ込め動作iに移行し、サーボアンプ1
9opの出力をOFFとし、油圧系統を開閉するサーボ弁
20op入力側のロッキング弁(図示せず)を閉じる。こ
れによりOP/DR油圧シリンダー間に発生する位置偏
差によってもたらされる肩落ちスキューの状態がなくな
り、圧延機構の破損を未然に防止できる。
【0033】しかし、ステップh,iの状況は、既に急
速開放動作に移行している最中であり、通常は上昇限ま
で何ら拘束・条件を受けることなく実施され得る性質の
ものである。つまり、突発的な事象発生時の緊急回避で
ある。そのためサーボ弁20opにはMAX上昇が出力さ
れている。かかる急速開放回路ではあるが、問題を上げ
れば、例えばサーボ弁の寒冷対策の不備、機構的な不適
切性があることは否めない。この状況下でも油圧応答の
敏感性、設備のサイジングの簡素化、価格等により、近
年多くのプラントに用いられるケースが多い。以上のよ
うな状況を対価格、安全性の面から鑑みた結果、位置偏
差を考慮したデッドバンド補正系30を導入した。
【0034】一方、既に封じ込め動作にある状態を回避
し、再度位置制御に移行する方法が必要である。これが
図4(a)に示す急速開放封じ込めリセットjである。
この封じ込めリセットON条件確立後、シングルスタン
ド非常開放制御を実行する(ステップk)。これは、通
常ハードの緊急停止釦を用いて全スタンド共通に無条件
に上昇させるものであって、サーボ弁を介さずに油圧シ
リンダーに対してサーボ弁とパラレルに接続されるディ
スチャージ弁を開放リリースMAX上昇させる機構であ
るが、本装置においてはシングルスタンドでの同様の動
作lを実施可能とするとともに、マンマシンインターフ
ェース機器からの操作とし他操作との統合性を高めた。
【0035】そして、上昇限検出mの後、シングルスタ
ンド非常開放制御リセットONで(ステップn)、か
つ、正規の全スタンド非常開放制御OFF(ステップ
o)を条件とし、通常位置制御aに移行可能である。
【0036】なお、前述した正常上昇限検出m後の落下
防止低速保持p状態において圧延機構を停止保持させた
場合にも、サーボ弁の異常等により前記スキューが発生
した際にも封じ込め動作iに移行し、サーボ弁出力OF
Fにし、圧延機の油圧圧下制御の最適化を図ることが可
能となる。
【0037】また、荷重補正系50においては、次のよ
うな理由で設けられている。作業ロール1の偏芯等によ
りギャップ零調整時の検出荷重に変動がある場合、基準
となる荷重判断基準値に誤差が発生する。これは、作業
ロール1の回転数と読み込みタイミングとに関わって変
動し、一定でなく正確性に問題がある。
【0038】そこで、荷重検出器51op, 51drからの
検出値に対し、補正回路54tok補正値をミルモジュ
ール回路55にて補正し、オペレータ側およびドライブ
側の位置操作値に与えることにより、適切な荷重判断基
準値を取り込むようにしている。
【0039】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、作業ロールの
2位置点に作用する異なる油圧シリンダーに起因してオ
ペレータ側およびドライブ側の位置偏差に差が生じた場
合でも、油圧シリンダーの2位置点の駆動速度の均等化
を確実に実現できる。
【0040】請求項2の発明によれば、被圧延材の材質
や板厚などの条件・環境が種々変化した場合、或いはサ
ーボ弁の異常状態に起因する不足の事態の発生した場合
でも、その不足の事態を容易に回避でき、被圧延材の板
厚精度の低下を防止できる。
【0041】請求項3の発明によれば、作業ロールの偏
芯等によってギャップ零調整時の検出荷重に変動がある
場合でも、ミルモジュールを補正することにより、適切
な荷重判断基準値を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる圧延機の油圧圧下制御装置の
一実施の形態を示す構成図。
【図2】 サーボ機構を用いて油圧制御部分を示す構成
図。
【図3】 異常時の封じ込め動作と急速開放動作との関
係を説明するフローチャート。
【図4】 異常時の封じ込め動作と急速開放動作との関
係について、図3に示す一連の動作中の一部を説明する
フローチャート。
【符号の説明】
1…作業ロール 2…支援ロール 3op,3dr…油圧シリンダー 10op,10dr…基本制御系 13op,13dr…位置検出器 18op…電流変換回路 19op…サーボアンプ 20op…サーボ弁 30…デッドバンド補正系 31…駆動速度均等回路 32…速度均等化補正回路 35…デッドバンド回路 40…監視保護動作系 41…圧延状況監視制御回路、 42…封じ込め制御回路 43…急速開放制御回路 44…保護動作制御処理部 50…荷重補正系 51op,51dr…荷重検出器 54…補正回路 55…ミルモジュール回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位計算機からの圧延機の作業ロール
    (作業ロールを支援する支援ロールを含む、以下、同
    じ)間隔を調節する当該作業ロールの2位置点に作用す
    る異なる油圧シリンダーの位置基準信号と前記各油圧シ
    リンダーに直結される位置検出器からの位置検出信号と
    の位置偏差をそれぞれPI(P:比例,I:積分)また
    はPID(D:微分)調節演算を実行し、この調節演算
    出力をそれぞれ電流基準に変換した後、サーボアンプを
    介してサーボ弁の弁開度を制御し、前記各油圧シリンダ
    ーの位置制御を行う圧延機の油圧圧下制御装置におい
    て、 前記作業ロールの2位置点に作用する各油圧シリンダー
    に対する位置基準信号と該当する油圧シリンダー側から
    の位置検出信号との位置偏差の間に差異が生じたとき、
    前記油圧シリンダーの駆動速度の均等化処理を行うため
    の信号を取り出す駆動速度均等手段と、 ギャップ零調整のタイミング信号に基づいて各油圧シリ
    ンダーに直結される各位置検出器からの両位置検出信号
    の偏差を求める速度均等化補正手段と、 前記駆動速度均等手段で得られる位置偏差間の差信号と
    前記速度均等化補正手段による両位置検出信号の偏差と
    を比較し、得られた出力値が予め定める許容範囲を越え
    たとき、その越えた分のみ出力し前記位置偏差を補正し
    前記油圧シリンダーの駆動速度の均等化処理を行うデッ
    ドバンド手段とを備えたことを特徴とする圧延機の油圧
    圧下制御装置。
  2. 【請求項2】 上位計算機からの圧延機の作業ロール
    間隔を調節する当該作業ロールの2位置点に作用する異
    なる油圧シリンダーの位置基準信号と前記各油圧シリン
    ダーに直結される位置検出器からの位置検出信号との位
    置偏差をそれぞれPI(P:比例,I:積分)またはP
    ID(D:微分)調節演算を実行し、この調節演算出力
    をそれぞれ電流変換手段で電流基準に変換した後、サー
    ボアンプを介してサーボ弁の弁開度を制御し、前記各油
    圧シリンダーの位置制御を行う圧延機の油圧圧下制御装
    置において、 圧延状況を監視する圧延状況監視手段と、この監視手段
    による監視結果に基づいて保護動作としてのサーボ弁へ
    の封じ込めの条件を定める封じ込め制御手段と、前記サ
    ーボアンプへの電流基準とこの電流基準による前記油圧
    シリンダーの位置制御によって得られる電流帰還入力と
    の偏差を求め、この偏差が所定の許容範囲を越えたと
    き、前記封じ込め制御手段の条件に従ってサーボ弁の封
    じ込め動作を実行する手段と、このサーボ弁の封じ込め
    後の復帰動作を制御する急速開放制御手段とを備えたこ
    とを特徴とする圧延機の油圧圧下制御装置。
  3. 【請求項3】 上位計算機からの圧延機の作業ロール
    間隔を調節する当該作業ロールの2位置点に作用する異
    なる油圧シリンダーの位置基準信号と前記各油圧シリン
    ダーに直結される位置検出器からの位置検出信号との位
    置偏差をそれぞれPI(P:比例,I:積分)またはP
    ID(D:微分)調節演算を実行し、この調節演算出力
    をそれぞれ電流基準に変換した後、サーボアンプを介し
    てサーボ弁の弁開度を制御し、前記各油圧シリンダーの
    位置制御を行う圧延機の油圧圧下制御装置において、 前記各油圧シリンダーの圧下駆動によって発生する当該
    各油圧シリンダーと作業ロールとの間の荷重を検出する
    荷重検出手段と、これら荷重検出手段による荷重検出値
    に基づくミル伸びに対して予め定めた油圧シリンダーの
    圧下位置を補正する補正手段とを設けたことを特徴とす
    る圧延機の油圧圧下制御装置。
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