JPH1190423A - スカム除去装置 - Google Patents

スカム除去装置

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JPH1190423A
JPH1190423A JP27054597A JP27054597A JPH1190423A JP H1190423 A JPH1190423 A JP H1190423A JP 27054597 A JP27054597 A JP 27054597A JP 27054597 A JP27054597 A JP 27054597A JP H1190423 A JPH1190423 A JP H1190423A
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JP
Japan
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flight
cam
scum
overflow weir
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP27054597A
Other languages
English (en)
Inventor
Sukefumi Kurotaki
祐文 黒滝
Hiromichi Ohira
弘道 尾平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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Publication of JPH1190423A publication Critical patent/JPH1190423A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 フライト走行装置の動力を利用し、フライト
に負荷をかけることなく、トラフの前面に取付けた溢流
堰を確実に開閉できるようにしたスカム除去装置を提供
する。 【解決手段】 フライト走行装置9,9aを備えた沈殿
池1の水面付近に溢流堰20を取付けたトラフ21を設
置し、溢流堰20を開いて沈殿池1の液面に浮遊してい
るスカムをトラフ21内に流入させるようにしたスカム
除去装置において、フライト走行装置9,9aのフライ
トの走行に供される回転体10から動力を得てカム17
を回転させ、このカム17の回転で開閉アーム23を揺
動させ、溢流堰20を開閉アーム23の揺動に伴って開
閉するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スカム除去装置に
係り、特に下水処理における沈殿池等の液面上に浮遊し
ているスカムを該沈殿池から除去するのに使用されるス
カム除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】下水処理における沈殿池などにおいて
は、液面上に多数のスカムが浮遊している。沈殿池にお
いては、チェーン等の走行に伴って循環するフライトを
備え、池底側をフライトが走行する時に、池底に溜った
汚泥を掻き寄せ、水面側をフライトが走行する時に水面
上に浮遊するスカムを掻寄せることが広く行われてい
る。
【0003】従来、前記フライトの走行装置を備えた沈
殿池にあっては、このフライト走行装置のフライトの一
部にローラを取付け、このローラがストライカと接触す
ることでフライトの動力をストライカの機械的な動力に
変換し、その動力を伝達して溢流堰の上面を水面下に押
し下げてスカムを隣接するトラフに呑込み除去すること
が広く行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記フ
ライトの走行動力を機械的な動きに変換して溢流堰を開
閉するようにした従来例にあっては、例えばフライトを
循環させるチェーンの張力が弱まると、ストライカと接
触してその走行動力を伝達する際に、フライトが倒れた
りフライトがガイドレールから外れたりして、溢流堰の
開閉動作が確実性に欠けるという問題がある。
【0005】本発明は上記事情に鑑みて為されたもの
で、フライト走行装置の動力を利用し、フライトに負荷
をかけることなく、トラフの前面に取付けた溢流堰を確
実に開閉できるようにしたスカム除去装置を提供するこ
とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のスカム除去装置
は、フライト走行装置を備えた沈殿池の水面付近に溢流
堰を取付けたトラフを設置し、前記溢流堰を開いて沈殿
池の液面に浮遊しているスカムをトラフ内に流入させる
ようにしたスカム除去装置において、前記フライト走行
装置のフライトの走行に供される回転体から動力を得て
カムを回転させ、このカムの回転で開閉アームを揺動さ
せ、前記溢流堰を該開閉アームの揺動に伴って開閉する
ようにしたことを特徴とする。
【0007】これにより、フライトの走行に伴う動力を
ストライカに接触させることで、機械的に変換して利用
することなく、動作が確実なフライト走行装置の駆動軸
から直接、または従動軸に回転自在に支承されたスプロ
ケットホィールの回転力でカムを回転させて、溢流堰を
確実に開閉させることができる。
【0008】ここに、前記カムとして、円板状でその円
周方向の一部に凹部を設けた円板カムを使用することが
好ましい。
【0009】また、形状の異なる複数のカムを該カムの
肉厚方向に積層し、この複数のカムの内の任意のカムで
前記開閉アームを揺動させるようにすることもできる。
これにより、使用するカムを変更することで、運転の状
況や負荷変動に応じて、溢流堰の呑み込み深さや開時間
等を容易に調整することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1乃至図3は、いわゆる4軸タ
イプのフライト走行装置を備えた沈殿池に適用した本発
明の第1の実施の形態を示すものである。即ち、長方形
状の沈殿池1には、駆動モータ2の回転に伴って回転す
る駆動軸3と3本の従動軸4,5,6との間に掛け渡さ
れた一対のチェーン7を備え、このチェーン7に所定の
ピッチで長尺平板状のフライト8を取付けたフライト走
行装置9が設置されている。
【0011】そして、池上部側に位置する従動軸4に
は、前記チェーン7に噛合う従動スプロケットホィール
10が回転自在に支承されているのであるが、この従動
スプロケットホィール10の一方には、ボス部材11を
介して、小径スプロケットホィール12が一体に連結さ
れ、両スプロケットホィール10,12が従動軸4の周
りを一体に回転するようになっている。
【0012】また、前記従動軸4のスカム除去のための
流れの下流側のトラフの溢流堰の近傍には、カム駆動軸
15が沈殿池1に回転自在に支承されて配置されてい
る。このカム駆動軸15には、これと一体に回転するよ
うに大径スプロケットホィール16と円板カム17とが
固着され、この大径スプロケットホィール16と従動軸
4の前記小径スプロケットホィール12との間にチェー
ン18が掛け渡されている。前記円板カム17は、円板
状でその円周方向の1カ所に凹部17aを設けた形状に
形成されている。
【0013】これにより、フライトが接続されたチェー
ン7の走行に伴って回転する従動スプロケットホィール
10の回転力で、チェーン18によりカム駆動軸15、
ひいては円板カム17が回転する。小径スプロケットホ
ィール12と大径スプロケットホィール16で、例えば
1/5〜1/10程度に減速されて円板カム17が回転
するようになっている。
【0014】一方、前記沈殿池1には、前面に溢流堰2
0を取付けたトラフ21が設置され、前記溢流堰20
は、例えばフロート無しゲートで構成されて、その下端
をトラフ21に回転自在に支承されている。そして、支
軸22を中心に鉛直方向に揺動自在な開閉アーム23が
備えられ、この開閉アーム23の端部に取付けた連結環
24と前記溢流堰20の上部に取付けた連結環25とが
脱出不能に係合して、開閉アーム23の揺動に伴って溢
流堰20が開閉するようになっている。
【0015】そして、前記開閉アーム23の先端には、
前記円板カム17の従動節としてローラ30を下端に回
転自在に備えた従動体31が下方に突出して固着されて
いる。これにより、円板カム17の回転に伴って、ロー
ラ30が円板カム17の凹部17aに沿ってこの内部に
入り込む時に、開閉アーム23が下方に揺動し溢流堰2
0を開いてスカムを呑み込むように構成されている。更
に回転してローラ30が円板カム17の凹部17aに沿
ってここから抜け出る時に、開閉アーム23が上方に揺
動して溢流堰20を閉じるように構成されている。
【0016】この実施の形態によれば、フライト8の走
行動力を機械的に変換して利用することなく、動作が確
実な従動スプロケットホィール10の回転力で円板カム
17を回転させて、溢流堰20を確実に開閉させること
ができる。
【0017】ここに、前記開閉アーム23の従動体31
の上方には、ウェイト32が取付けられ、このウェイト
32の重みでローラ30を円板カム17のカム面に常に
接触するように押付けることにより、溢流堰20にフロ
ートを設置する必要をなくして、最低限の動力で溢流堰
20を開閉できるようになっている。しかしながら、フ
ロート付きゲートを使用しても良いことは勿論である。
【0018】また、開閉アーム23には、調節ボルトを
有するストッパ33が取付けられ、この調節ボルトによ
り呑み込み深さが調節できるようになっている。なお、
図4に示すように、前記円板カム17の凹部17aの底
面17bに大小の凹凸を加えることにより、溢流堰20
を開いたスカム呑み込み中にローラ30を上下運動させ
て、呑み込み量を変化させるようにすることもできる。
即ち、スカムを初めに少し呑み込んでから、引き続いて
大量に呑み込むというような動作をさせることが可能で
ある。
【0019】また、図示しないが、形状の異なる複数の
円板カムを該円板カムの肉厚方向に積層し、この複数の
円板カムの内の任意の円板カムで前記開閉アームを揺動
させるようにすることもできる。これにより、使用する
カムを変更することで、運転の状況や負荷変動に応じ
て、溢流堰の呑み込み深さや開時間等を容易に調整でき
るようにすることができる。
【0020】図5及び図6は、いわゆる3軸タイプのフ
ライト走行装置を備えた沈殿池に適用した本発明の第2
の実施の形態を示す。長方形状の沈殿池1には、駆動モ
ータ2aの回転に伴って回転する駆動軸3aと2本の従
動軸4a,5aとの間に掛け渡された一対のチェーン7
aを備え、このチェーン7aに所定のピッチで長尺平板
状のフライト8aを取付けたフライト走行装置9aが設
置されている。このタイプのフライト走行装置は水面に
おけるスカムの掻き寄せは行わず、池底側での汚泥の掻
き寄せのみを行うものである。
【0021】そして、この実施の形態は、前記駆動軸3
aの回転力でカム駆動軸15、ひいては円板カム17を
回転させるようにしたものであり、他の構成は前記第1
の実施の形態と同じである。
【0022】即ち、駆動軸3aは、回転自在に支承さ
れ、駆動モータ2の回転に伴い駆動スプロケットホィー
ル40と一体に回転するように構成されている。このた
め、駆動軸3aにキーを介して小径スプロケットホィー
ル12を該駆動軸3aと一体に回転するように固着し、
この小径スプロケットホィール12とカム駆動軸15に
固着した大径スプロケットホィール16との間にチェー
ン18を掛け渡して、円板カム17が回転するようにし
たものである。
【0023】この実施の形態にあっても、フライト8a
の動きを機械的に変換して利用することなく、動作が確
実な駆動軸3aで円板カム17を回転させて、溢流堰2
0(図2参照)を確実に開閉させることができる。この
ように本発明の趣旨を逸脱することなく、種々の変形実
施例が可能である。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、フライト走行装置の駆動軸や従動軸のスプロケット
ホィールといった、動作が確実な回転駆動体の回転力を
利用してカムを回転させて溢流堰を開閉することができ
るので、溢流堰の開閉を確実に行うことができる。しか
も、カムの凹部の形状により、溢流堰の開閉時間やスカ
ムの呑み込み深さ等を細かく設定することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す全体側面図。
【図2】図1の要部を拡大して示す要部拡大側面図。
【図3】同じく、従動軸を拡大して示す正面図。
【図4】円板カムの変形例を示す平面図。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す全体側面図。
【図6】同じく、駆動軸を拡大して示す正面図。
【符号の説明】
1 沈殿池 2,2a 駆動モータ 3,3a 駆動軸 4,4a,5,5a,6 従動軸 8,8a フライト 9,9a フライト走行装置 10 従動スプロケットホィール 12 小径スプロケットホィール 15 カム駆動軸 16 大径スプロケットホィール 17 円板カム 17a 同凹部 20 溢流堰 21 トラフ 23 開閉アーム 30 ローラ(従動節) 32 ウェイト 33 ストッパ 40 駆動スプロケットホィール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フライト走行装置を備えた沈殿池の水面
    付近に溢流堰を取付けたトラフを設置し、前記溢流堰を
    開いて沈殿池の液面に浮遊しているスカムをトラフ内に
    流入させるようにしたスカム除去装置において、 前記フライト走行装置のフライトの走行に供される回転
    体から動力を得てカムを回転させ、このカムの回転で開
    閉アームを揺動させ、前記溢流堰を該開閉アームの揺動
    に伴って開閉するようにしたことを特徴とするスカム除
    去装置。
  2. 【請求項2】 前記カムとして、円板状でその円周方向
    の一部に凹部を設けた円板カムを使用したことを特徴と
    する請求項1記載のスカム除去装置。
  3. 【請求項3】 形状の異なる複数のカムを該カムの肉厚
    方向に積層し、この複数のカムの内の任意のカムで前記
    開閉アームを揺動させるようにしたことを特徴とする請
    求項1記載のスカム除去装置。
JP27054597A 1997-09-17 1997-09-17 スカム除去装置 Pending JPH1190423A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27054597A JPH1190423A (ja) 1997-09-17 1997-09-17 スカム除去装置

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JP27054597A JPH1190423A (ja) 1997-09-17 1997-09-17 スカム除去装置

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Publication Number Publication Date
JPH1190423A true JPH1190423A (ja) 1999-04-06

Family

ID=17487690

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27054597A Pending JPH1190423A (ja) 1997-09-17 1997-09-17 スカム除去装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH1190423A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040002289A (ko) * 2002-06-29 2004-01-07 주식회사 타 셋 슬러지 수집기의 무동력 스컴 수집 장치
JP2019136675A (ja) * 2018-02-14 2019-08-22 株式会社日立製作所 スカムスキマ及び汚泥処理装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040002289A (ko) * 2002-06-29 2004-01-07 주식회사 타 셋 슬러지 수집기의 무동력 스컴 수집 장치
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