JPH1190398A - 有機物処理装置 - Google Patents
有機物処理装置Info
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- JPH1190398A JPH1190398A JP27666497A JP27666497A JPH1190398A JP H1190398 A JPH1190398 A JP H1190398A JP 27666497 A JP27666497 A JP 27666497A JP 27666497 A JP27666497 A JP 27666497A JP H1190398 A JPH1190398 A JP H1190398A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/78—Recycling of wood or furniture waste
Landscapes
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 微生物担体の含水率検出のためのセンサ部が
腐食したり摩耗することがなく、長期の使用が可能で、
安価に構成できる有機物処理装置を提供する。 【解決手段】 有機物を分解する微生物の担体を収納
し、分解処理する厨芥等の有機物が投入される処理槽1
と、処理槽1内に投入される有機物と収納された担体を
攪拌混合する攪拌体3と、有機物が混合された担体の含
水率を検出する含水率検出手段とを有し、その検出出力
に基づき、担体を微生物の活動に適した含水率に調整す
る有機物処理装置であって、前記含水率検出手段とし
て、攪拌体3が有機物と担体を攪拌混合するときにひず
みが生じる処理槽1外面にひずみセンサSを取り付け、
攪拌体3により処理槽1外面に生じるひずみの変動に基
づき含水率を推測し、含水率を微生物の活動に適した範
囲に調整する。
腐食したり摩耗することがなく、長期の使用が可能で、
安価に構成できる有機物処理装置を提供する。 【解決手段】 有機物を分解する微生物の担体を収納
し、分解処理する厨芥等の有機物が投入される処理槽1
と、処理槽1内に投入される有機物と収納された担体を
攪拌混合する攪拌体3と、有機物が混合された担体の含
水率を検出する含水率検出手段とを有し、その検出出力
に基づき、担体を微生物の活動に適した含水率に調整す
る有機物処理装置であって、前記含水率検出手段とし
て、攪拌体3が有機物と担体を攪拌混合するときにひず
みが生じる処理槽1外面にひずみセンサSを取り付け、
攪拌体3により処理槽1外面に生じるひずみの変動に基
づき含水率を推測し、含水率を微生物の活動に適した範
囲に調整する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、厨芥(生ゴミ)等
の有機物を微生物により分解処理する有機物処理装置に
関するものである。
の有機物を微生物により分解処理する有機物処理装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般家庭や飲食店の厨房内に発生する厨
芥等の有機物を処理するための一方法として、微生物に
よる分解を利用する方法がある。この方法による有機物
処理装置は、例えば特開平8−257536号公報等に
示される如く、有機物を分解する微生物の担体(おが屑
等の木質細片、活性炭等)を収納する処理槽の上部に投
入口を設け、また内部に攪拌手段を配して、投入口から
処理槽内に投入される有機物を攪拌手段により担体と混
ぜ合わせ、担体中に生息する微生物の活動により分解処
理する構成になっている。
芥等の有機物を処理するための一方法として、微生物に
よる分解を利用する方法がある。この方法による有機物
処理装置は、例えば特開平8−257536号公報等に
示される如く、有機物を分解する微生物の担体(おが屑
等の木質細片、活性炭等)を収納する処理槽の上部に投
入口を設け、また内部に攪拌手段を配して、投入口から
処理槽内に投入される有機物を攪拌手段により担体と混
ぜ合わせ、担体中に生息する微生物の活動により分解処
理する構成になっている。
【0003】担体と混合された有機物の分解を良好に行
わせるには、適量の水分を含み、適温に保たれた担体中
に適量の空気(酸素)を供給し、担体の内部を微生物の
活動に適した環境に保つことが重要である。そのため、
処理槽内部の換気手段と担体の加熱手段を備え、換気手
段により処理槽内に外気を供給すると共に、分解処理に
より生成された余分な水分を気化させて処理槽外に排出
し、担体内部の空気量及び水分量(含水率)を適正に保
つ一方、加熱手段により担体を適温に保ち、更に、攪拌
手段により担体を随時攪拌して、担体の内部へ空気を取
り込むと共に、分解により生成される水分を水蒸気とし
て排出して、処理槽の内部環境を適正に維持する運転が
行われている。
わせるには、適量の水分を含み、適温に保たれた担体中
に適量の空気(酸素)を供給し、担体の内部を微生物の
活動に適した環境に保つことが重要である。そのため、
処理槽内部の換気手段と担体の加熱手段を備え、換気手
段により処理槽内に外気を供給すると共に、分解処理に
より生成された余分な水分を気化させて処理槽外に排出
し、担体内部の空気量及び水分量(含水率)を適正に保
つ一方、加熱手段により担体を適温に保ち、更に、攪拌
手段により担体を随時攪拌して、担体の内部へ空気を取
り込むと共に、分解により生成される水分を水蒸気とし
て排出して、処理槽の内部環境を適正に維持する運転が
行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記におい
て、担体内部の水分量,すなわち含水率を適正な値に維
持するためには、担体の含水率を検出する手段が必要に
なる。従来、このような含水率検出手段としては、担体
の含水率に応じて変化する熱伝導率や電気伝導率を検出
するようにしたものが知られている。
て、担体内部の水分量,すなわち含水率を適正な値に維
持するためには、担体の含水率を検出する手段が必要に
なる。従来、このような含水率検出手段としては、担体
の含水率に応じて変化する熱伝導率や電気伝導率を検出
するようにしたものが知られている。
【0005】ところが、上記のようなものは、そのセン
サ部が直接担体と接する必要があるため、腐食や摩耗の
虞がある。そのため、長期の使用に耐えられなかった
り、腐食や摩耗を考慮して、センサ部や処理槽内の取付
部を構成しなければならず、その分コスト高となる。ま
た、コスト高となるのを避けるため含水率検出手段を設
けず、含水率に基づく制御を行わないと、微生物が最も
活発に働く含水率に調整できないため、厨介等の有機物
を効率よく処理できなくなる。
サ部が直接担体と接する必要があるため、腐食や摩耗の
虞がある。そのため、長期の使用に耐えられなかった
り、腐食や摩耗を考慮して、センサ部や処理槽内の取付
部を構成しなければならず、その分コスト高となる。ま
た、コスト高となるのを避けるため含水率検出手段を設
けず、含水率に基づく制御を行わないと、微生物が最も
活発に働く含水率に調整できないため、厨介等の有機物
を効率よく処理できなくなる。
【0006】そこで、本願発明はこのような問題点を解
決するためになされたものであり、担体の含水率検出の
ためのセンサ部が腐食したり摩耗することがなく、長期
の使用が可能で、安価に構成でき、また微生物が最も活
発に働く含水率に調整できる有機物処理装置を提供する
ことを目的とするものである。
決するためになされたものであり、担体の含水率検出の
ためのセンサ部が腐食したり摩耗することがなく、長期
の使用が可能で、安価に構成でき、また微生物が最も活
発に働く含水率に調整できる有機物処理装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願発明は、有機物を分解する微生物の担体を収納
し、分解処理する厨芥等の有機物が投入される処理槽
と、前記処理槽内に投入される有機物と収納された担体
を攪拌混合する攪拌手段と、前記有機物が混合された担
体の含水率を検出する含水率検出手段とを有し、前記含
水率検出手段の検出出力に基づき、前記担体を微生物の
活動に適した含水率に調整する有機物処理装置であっ
て、前記含水率検出手段として、前記攪拌手段が有機物
と担体を攪拌混合するときにひずみが生じる処理槽外面
にひずみ検出手段を取り付け、前記攪拌手段により処理
槽外面に生じるひずみの変動に基づき含水率を推測し、
含水率を微生物の活動に適した範囲に調整することを特
徴とするものである。
に、本願発明は、有機物を分解する微生物の担体を収納
し、分解処理する厨芥等の有機物が投入される処理槽
と、前記処理槽内に投入される有機物と収納された担体
を攪拌混合する攪拌手段と、前記有機物が混合された担
体の含水率を検出する含水率検出手段とを有し、前記含
水率検出手段の検出出力に基づき、前記担体を微生物の
活動に適した含水率に調整する有機物処理装置であっ
て、前記含水率検出手段として、前記攪拌手段が有機物
と担体を攪拌混合するときにひずみが生じる処理槽外面
にひずみ検出手段を取り付け、前記攪拌手段により処理
槽外面に生じるひずみの変動に基づき含水率を推測し、
含水率を微生物の活動に適した範囲に調整することを特
徴とするものである。
【0008】さらに、前記攪拌手段に加えて、前記有機
物が混合された担体を微生物の活動に適した温度に加熱
する加熱手段と、前記処理槽内に外気を吸入して微生物
に酸素を供給する一方、有機物の分解処理や加熱によっ
て生じる水蒸気等を含んだ処理槽内空気を外部に排出す
る換気手段と、前記ひずみ検出手段により検出されるひ
ずみ値が微生物の活動に適した含水率を超えていること
を示すときは、前記攪拌手段や加熱手段や換気手段の運
転率を向上させて含水率を下げる一方、前記ひずみ検出
手段により検出されるひずみ値が微生物の活動に適した
含水率に満たないことを示すときは、前記攪拌手段や加
熱手段や換気手段の運転率を低下させて含水率を上げる
制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
物が混合された担体を微生物の活動に適した温度に加熱
する加熱手段と、前記処理槽内に外気を吸入して微生物
に酸素を供給する一方、有機物の分解処理や加熱によっ
て生じる水蒸気等を含んだ処理槽内空気を外部に排出す
る換気手段と、前記ひずみ検出手段により検出されるひ
ずみ値が微生物の活動に適した含水率を超えていること
を示すときは、前記攪拌手段や加熱手段や換気手段の運
転率を向上させて含水率を下げる一方、前記ひずみ検出
手段により検出されるひずみ値が微生物の活動に適した
含水率に満たないことを示すときは、前記攪拌手段や加
熱手段や換気手段の運転率を低下させて含水率を上げる
制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】また、前記攪拌手段は、回転駆動される攪
拌軸に攪拌翼が突設されて成り、前記ひずみ検出手段
は、前記攪拌翼が担体を介して接近する処理槽外面に取
り付けたことを特徴とするものである。
拌軸に攪拌翼が突設されて成り、前記ひずみ検出手段
は、前記攪拌翼が担体を介して接近する処理槽外面に取
り付けたことを特徴とするものである。
【0010】また、前記攪拌手段は、前記処理槽の両側
壁間に横架されて回転駆動される攪拌軸に攪拌翼が突設
されて成り、前記ひずみ検出手段は、前記攪拌軸取付部
の上側の処理槽側壁外面に取り付けたことを特徴とする
ものである。
壁間に横架されて回転駆動される攪拌軸に攪拌翼が突設
されて成り、前記ひずみ検出手段は、前記攪拌軸取付部
の上側の処理槽側壁外面に取り付けたことを特徴とする
ものである。
【0011】さらに、前記ひずみ検出手段により検出さ
れるひずみ値の最大値を用いることを特徴とするもので
ある。
れるひずみ値の最大値を用いることを特徴とするもので
ある。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施形態を図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【0013】図1は、本願発明に係る有機物処理装置の
実施形態を示す正面断面図、図2は、その側断面図であ
る。
実施形態を示す正面断面図、図2は、その側断面図であ
る。
【0014】本装置は、微生物の担体を収納し、厨芥等
の有機物が投入される処理槽1が外装ケース2内に収容
されて成り、処理槽1内には収納された担体Aと投入さ
れる有機物を攪拌混合する攪拌体3が設けられており、
この攪拌体3は減速機構4を介して攪拌モータMにより
回転駆動されるように構成されている。
の有機物が投入される処理槽1が外装ケース2内に収容
されて成り、処理槽1内には収納された担体Aと投入さ
れる有機物を攪拌混合する攪拌体3が設けられており、
この攪拌体3は減速機構4を介して攪拌モータMにより
回転駆動されるように構成されている。
【0015】上記処理槽1は、側断面が半円形状で、外
面に担体Aを加熱するためのパネルヒータH及び含水率
検出のためのひずみセンサ(ひずみゲージ)Sが貼着さ
れる下部槽10と、上方略全面に担体及び有機物投入の
ための開口を有する上部槽11とからなり、それぞれ別
々に射出成型されて密着結合される。上記パネルヒータ
Hは、後述する担体排出口19を避けて断面半円形状の
背面側のほぼ全面に被着される。また、ひずみセンサS
は、図2に示す如く担体排出口19の上部側で、図1に
示す如く攪拌体3の後述する複数の攪拌翼31のうち中
央の攪拌翼31の回転軌跡上にあって攪拌軸30よりは
低い位置に貼着されている。この貼着は接着剤などを用
いて行うことができ、処理槽1外面であるため腐食や摩
耗を考慮することなく、簡単かつ安価に構成することが
できる。また、長期の使用にも十分に耐え得るものとな
る。
面に担体Aを加熱するためのパネルヒータH及び含水率
検出のためのひずみセンサ(ひずみゲージ)Sが貼着さ
れる下部槽10と、上方略全面に担体及び有機物投入の
ための開口を有する上部槽11とからなり、それぞれ別
々に射出成型されて密着結合される。上記パネルヒータ
Hは、後述する担体排出口19を避けて断面半円形状の
背面側のほぼ全面に被着される。また、ひずみセンサS
は、図2に示す如く担体排出口19の上部側で、図1に
示す如く攪拌体3の後述する複数の攪拌翼31のうち中
央の攪拌翼31の回転軌跡上にあって攪拌軸30よりは
低い位置に貼着されている。この貼着は接着剤などを用
いて行うことができ、処理槽1外面であるため腐食や摩
耗を考慮することなく、簡単かつ安価に構成することが
できる。また、長期の使用にも十分に耐え得るものとな
る。
【0016】ここで、ひずみセンサSは、測定対象に加
わる応力によって生じる微小なひずみを電気信号として
検出するセンサで、抵抗法によるものが一般的である
が、静電容量法によるものもある。また、測定対象の温
度変化による膨張収縮によって生じる誤差を補償するよ
うにした自己温度補償形ひずみセンサがあり、本装置の
ように温度変化が想定されるものでは、この自己温度補
償形ひずみセンサを用いることが望ましい。
わる応力によって生じる微小なひずみを電気信号として
検出するセンサで、抵抗法によるものが一般的である
が、静電容量法によるものもある。また、測定対象の温
度変化による膨張収縮によって生じる誤差を補償するよ
うにした自己温度補償形ひずみセンサがあり、本装置の
ように温度変化が想定されるものでは、この自己温度補
償形ひずみセンサを用いることが望ましい。
【0017】さて、上記のように形成された処理槽1は
矩形箱形をなす外装ケース2の内部に収容支持される。
処理槽1の上部には、適宜の幅を内側に折り返し、矩形
に開口する折り返し部12が形成されており、この折り
返し部12には、複数の吸気孔13が形成されている。
矩形箱形をなす外装ケース2の内部に収容支持される。
処理槽1の上部には、適宜の幅を内側に折り返し、矩形
に開口する折り返し部12が形成されており、この折り
返し部12には、複数の吸気孔13が形成されている。
【0018】この処理槽1の上部開口には、外装ケース
2の天板から垂下された投入シュート20が差し込まれ
て、担体や有機物の投入口21が形成されている。この
投入口21は、外装ケース2の上面にヒンジ等により取
り付けた上蓋22により開閉自在に覆われており、この
上蓋22には内蓋22aが設けられている。
2の天板から垂下された投入シュート20が差し込まれ
て、担体や有機物の投入口21が形成されている。この
投入口21は、外装ケース2の上面にヒンジ等により取
り付けた上蓋22により開閉自在に覆われており、この
上蓋22には内蓋22aが設けられている。
【0019】また、処理槽1の幅方向一側(図1の左
側)の折り返し部12には、外装ケース2との幅広の隙
間を塞ぐように、制御基板5等を支持する支持板50が
取り付けらている。制御基板5には運転制御のための電
子部品等が実装され、全体がカバー板51で被われてい
る。上記支持板50の取り付け側は、同側の投入シュー
ト20の側面を貫通して排気フィルタが装着された排気
孔23を介して処理槽1内部に連通している。この排気
孔23の外側には、制御基板5のカバー板51の側面と
の間を通って、背面側に取り付けられた換気ファンF
(図2に点線図示)に至る排気路6が形成されている。
換気ファンFが駆動された場合、処理槽1内部の空気
は、図1中に矢印で示す如く排気孔23を通り、排気路
6を経て換気ファンFに吸い込まれ、外装ケース2の背
面に開口する排気口(図示せず)より外部に排出される
ようになっている。
側)の折り返し部12には、外装ケース2との幅広の隙
間を塞ぐように、制御基板5等を支持する支持板50が
取り付けらている。制御基板5には運転制御のための電
子部品等が実装され、全体がカバー板51で被われてい
る。上記支持板50の取り付け側は、同側の投入シュー
ト20の側面を貫通して排気フィルタが装着された排気
孔23を介して処理槽1内部に連通している。この排気
孔23の外側には、制御基板5のカバー板51の側面と
の間を通って、背面側に取り付けられた換気ファンF
(図2に点線図示)に至る排気路6が形成されている。
換気ファンFが駆動された場合、処理槽1内部の空気
は、図1中に矢印で示す如く排気孔23を通り、排気路
6を経て換気ファンFに吸い込まれ、外装ケース2の背
面に開口する排気口(図示せず)より外部に排出される
ようになっている。
【0020】一方、処理槽1の内部は、折り返し部12
に形成された前記吸気孔13により外装ケース2の内側
に連通しており、換気ファンFの駆動により前述した排
気が行われた場合、処理槽1の内部には、図1中に矢印
で示す如く前記吸気孔13を経て外装ケース2内の空気
が吸い込まれるようになっている。
に形成された前記吸気孔13により外装ケース2の内側
に連通しており、換気ファンFの駆動により前述した排
気が行われた場合、処理槽1の内部には、図1中に矢印
で示す如く前記吸気孔13を経て外装ケース2内の空気
が吸い込まれるようになっている。
【0021】また、外装ケース2の内面には、その高さ
方向の略中央(下部槽10と上部槽11の結合位置)に
おいて、処理槽1の周囲から一体的に張り出された当て
板14が当接して、外面からの押圧による変形を防ぐ構
成となっており、外装ケース2と処理槽1間の隙間は、
この当て板14により上下に仕切られている。
方向の略中央(下部槽10と上部槽11の結合位置)に
おいて、処理槽1の周囲から一体的に張り出された当て
板14が当接して、外面からの押圧による変形を防ぐ構
成となっており、外装ケース2と処理槽1間の隙間は、
この当て板14により上下に仕切られている。
【0022】上記当て板14は、制御基板5の支持板5
0下方において、外装ケース2との間の隙間を埋めるべ
く他部よりも幅広となっている。この幅広部分には、複
数の通気孔15が形成されており、外装ケース2の上下
部間での通気がこれらの通気孔15に集中して生じるよ
うになっている。なお、当て板14の幅広部分は、制御
基板5への給電のためのトランス16の支持板としても
利用されており、トランス16の発熱が、この幅広部分
に形成された通気孔15からの通気により冷却されるよ
うになっている。
0下方において、外装ケース2との間の隙間を埋めるべ
く他部よりも幅広となっている。この幅広部分には、複
数の通気孔15が形成されており、外装ケース2の上下
部間での通気がこれらの通気孔15に集中して生じるよ
うになっている。なお、当て板14の幅広部分は、制御
基板5への給電のためのトランス16の支持板としても
利用されており、トランス16の発熱が、この幅広部分
に形成された通気孔15からの通気により冷却されるよ
うになっている。
【0023】一方、処理槽1の内側下部(下部槽10)
には、両側壁間に横架された攪拌軸30に軸方向に所定
の間隔毎に複数の攪拌翼31を放射状に突設してなる攪
拌体3が配してある。また、図1に示す如く、処理槽1
の一側下部には攪拌モータMが配してあり、この攪拌モ
ータMの出力軸には、同側への前記攪拌軸30の突出端
が減速機機4を介して連結され、前記攪拌体3は、前記
減速機構4を介して攪拌軸30に伝達される攪拌モータ
Mの回転力により、正逆両方向に回転駆動されるように
なっている。
には、両側壁間に横架された攪拌軸30に軸方向に所定
の間隔毎に複数の攪拌翼31を放射状に突設してなる攪
拌体3が配してある。また、図1に示す如く、処理槽1
の一側下部には攪拌モータMが配してあり、この攪拌モ
ータMの出力軸には、同側への前記攪拌軸30の突出端
が減速機機4を介して連結され、前記攪拌体3は、前記
減速機構4を介して攪拌軸30に伝達される攪拌モータ
Mの回転力により、正逆両方向に回転駆動されるように
なっている。
【0024】処理槽1の内部には、おが屑等の木質細片
と活性炭からなる微生物担体Aが、図2に示す如く、攪
拌軸30に突設された各攪拌翼31の先端が、その回転
域の上部側にて適長突出する深さ(標準レベル)を有し
て収納されている。処理槽1の底部の半円形状は、各攪
拌翼31の回転軌跡の下半分に沿うように設定してあ
り、処理槽1内に収納された担体Aは、攪拌体3の回転
により処理槽1の幅方向及び深さ方向の全域に亘って攪
拌されるようになっている。
と活性炭からなる微生物担体Aが、図2に示す如く、攪
拌軸30に突設された各攪拌翼31の先端が、その回転
域の上部側にて適長突出する深さ(標準レベル)を有し
て収納されている。処理槽1の底部の半円形状は、各攪
拌翼31の回転軌跡の下半分に沿うように設定してあ
り、処理槽1内に収納された担体Aは、攪拌体3の回転
により処理槽1の幅方向及び深さ方向の全域に亘って攪
拌されるようになっている。
【0025】攪拌モータM及び減速機構4は、図1に示
す如く、上部における前記制御基板5の取付位置と同側
に、前記当て板14の幅広部分の下の空間を利用して配
置されており、処理槽1の外側面に固定された支持板1
7に支持されている。
す如く、上部における前記制御基板5の取付位置と同側
に、前記当て板14の幅広部分の下の空間を利用して配
置されており、処理槽1の外側面に固定された支持板1
7に支持されている。
【0026】攪拌モータMは、前述の如く、外装ケース
2の最下部の後ろ側に位置して前記支持板17に固定支
持されている。また、減速機構4は、前記攪拌モータM
の出力軸に取り付けられた小プーリ(図示せず)と、攪
拌モータMの前位置に支持され、前記小プーリとの間に
タイミングベルト41を張架して伝動構成された大プー
リ42と、この大プーリ42の上位置に支持された2つ
の減速歯車43,44と、前記攪拌軸30の突出端に取
り付けられた大径の伝動歯車45とを備えている。
2の最下部の後ろ側に位置して前記支持板17に固定支
持されている。また、減速機構4は、前記攪拌モータM
の出力軸に取り付けられた小プーリ(図示せず)と、攪
拌モータMの前位置に支持され、前記小プーリとの間に
タイミングベルト41を張架して伝動構成された大プー
リ42と、この大プーリ42の上位置に支持された2つ
の減速歯車43,44と、前記攪拌軸30の突出端に取
り付けられた大径の伝動歯車45とを備えている。
【0027】減速歯車43,44は、大歯車と小歯車と
を同軸上に備えており、これらは、前者の小歯車を後者
の大歯車に噛合させ、また、前者の大歯車を前記大プー
リ42の一側に同軸的に形成された小歯車に噛合させ、
更に、後者の小歯車を前記伝動歯車45に噛合させて、
前記大プーリ42と伝動歯車45との間の伝動経路を構
成している。減速歯車43,44と大プーリ42は、前
記支持板17と、これに対向配置された補強板18との
間に支持されている。
を同軸上に備えており、これらは、前者の小歯車を後者
の大歯車に噛合させ、また、前者の大歯車を前記大プー
リ42の一側に同軸的に形成された小歯車に噛合させ、
更に、後者の小歯車を前記伝動歯車45に噛合させて、
前記大プーリ42と伝動歯車45との間の伝動経路を構
成している。減速歯車43,44と大プーリ42は、前
記支持板17と、これに対向配置された補強板18との
間に支持されている。
【0028】攪拌モータMが駆動された場合、この出力
軸の小プーリとタイミングベルト41を介して連結され
た大プーリ42が回転し、この回転が減速歯車43,4
4と伝動歯車45を介して攪拌軸30に減速されて伝達
され、攪拌体3が回転し、処理槽1内部の担体Aが攪拌
される。なお、減速機構4を構成する小プーリ、大プー
リ42、減速歯車43,44及び伝動歯車45は、相互
の噛合回転による騒音の低減を図るべく、樹脂成型品と
してある。
軸の小プーリとタイミングベルト41を介して連結され
た大プーリ42が回転し、この回転が減速歯車43,4
4と伝動歯車45を介して攪拌軸30に減速されて伝達
され、攪拌体3が回転し、処理槽1内部の担体Aが攪拌
される。なお、減速機構4を構成する小プーリ、大プー
リ42、減速歯車43,44及び伝動歯車45は、相互
の噛合回転による騒音の低減を図るべく、樹脂成型品と
してある。
【0029】外装ケース2の後側には、その底面を貫通
する多数の小孔からなる吸気口24が形成されている。
この吸気口24は、前記換気ファンFの駆動に伴って外
装ケース2の下部側に外気を吸入すべく設けたものであ
り、この吸気は、前述した如く、攪拌モータM及び減速
機構4の配設側において幅広とされた当て板14に貫通
形成された複数の通気孔15に集中し、これらを経て外
装ケース2の上部側に導入され、更に、前記吸気孔13
を経て処理槽1内部に導入される。
する多数の小孔からなる吸気口24が形成されている。
この吸気口24は、前記換気ファンFの駆動に伴って外
装ケース2の下部側に外気を吸入すべく設けたものであ
り、この吸気は、前述した如く、攪拌モータM及び減速
機構4の配設側において幅広とされた当て板14に貫通
形成された複数の通気孔15に集中し、これらを経て外
装ケース2の上部側に導入され、更に、前記吸気孔13
を経て処理槽1内部に導入される。
【0030】このような吸気の流れは、図1中に矢印で
示す如く、前記当て板14の幅広部分の下方に配された
攪拌モータM及び減速機構4に接触し、更に、前記幅広
部分の上面に固定されたトランス16に接触する。この
ような流れにより、外気温が低いとき、前記吸気は攪拌
モータMの発熱を奪って昇温し、減速機構4及びトラン
ス16に接触することとなり、攪拌モータM及びトラン
ス16の冷却作用をなすとともに、減速機構4の各部を
加温する作用をなす。また、外気温が高いときであって
も、攪拌モータM及びトランス16は、前記吸気との接
触により十分に冷却される。
示す如く、前記当て板14の幅広部分の下方に配された
攪拌モータM及び減速機構4に接触し、更に、前記幅広
部分の上面に固定されたトランス16に接触する。この
ような流れにより、外気温が低いとき、前記吸気は攪拌
モータMの発熱を奪って昇温し、減速機構4及びトラン
ス16に接触することとなり、攪拌モータM及びトラン
ス16の冷却作用をなすとともに、減速機構4の各部を
加温する作用をなす。また、外気温が高いときであって
も、攪拌モータM及びトランス16は、前記吸気との接
触により十分に冷却される。
【0031】一方、図2に示す如く、処理槽1の前部底
面には、内部に収納された担体Aの排出口19が、引き
出し式のシャッタ7により開閉自在に覆って開設してあ
る。この排出口19の下部に対向する外装ケース2の底
部には、前方に向けて傾斜する排出シュート25が一体
成形してあり、当該排出シュート25の前部は、外装カ
バー8により開閉自在な取り出し口26となっている。
面には、内部に収納された担体Aの排出口19が、引き
出し式のシャッタ7により開閉自在に覆って開設してあ
る。この排出口19の下部に対向する外装ケース2の底
部には、前方に向けて傾斜する排出シュート25が一体
成形してあり、当該排出シュート25の前部は、外装カ
バー8により開閉自在な取り出し口26となっている。
【0032】図2には、外装カバー8及びシャッタ7の
装着状態が示されている。シャッタ7は、排出シュート
25の両側の複数のガイドリブにより下方から支えら
れ、前部に突設された把手70を持って前後にスライド
操作可能に構成してあり、最後位置まで押し込まれたと
き、前記排出口19が密閉されるようになっている。ま
た、外装カバー8は、前述した如く装着されたシャッタ
7の前面と外装ケース2の一部との間への押し込みによ
り、自身及びシャッタ7の移動を拘束するとともに、前
記取り出し口26を閉じるようになっている。
装着状態が示されている。シャッタ7は、排出シュート
25の両側の複数のガイドリブにより下方から支えら
れ、前部に突設された把手70を持って前後にスライド
操作可能に構成してあり、最後位置まで押し込まれたと
き、前記排出口19が密閉されるようになっている。ま
た、外装カバー8は、前述した如く装着されたシャッタ
7の前面と外装ケース2の一部との間への押し込みによ
り、自身及びシャッタ7の移動を拘束するとともに、前
記取り出し口26を閉じるようになっている。
【0033】以上のように構成された本装置は、上蓋2
2を開放して厨芥等の有機物を投入口21より処理槽1
内に投入して使用される。処理槽1内に投入された有機
物は、攪拌モータMの駆動による攪拌体3の正逆回転に
より担体A中に取り込まれ、担体A中に生息する微生物
の活動より分解処理される。この間、制御基板5上に搭
載されたマイクロコンピュータ等からなる運転制御部
(制御手段)の動作により、パネルヒータHへの通電制
御、換気ファンFの駆動制御、及び攪拌モータMの駆動
制御が行われる。
2を開放して厨芥等の有機物を投入口21より処理槽1
内に投入して使用される。処理槽1内に投入された有機
物は、攪拌モータMの駆動による攪拌体3の正逆回転に
より担体A中に取り込まれ、担体A中に生息する微生物
の活動より分解処理される。この間、制御基板5上に搭
載されたマイクロコンピュータ等からなる運転制御部
(制御手段)の動作により、パネルヒータHへの通電制
御、換気ファンFの駆動制御、及び攪拌モータMの駆動
制御が行われる。
【0034】パネルヒータHへの通電制御は、処理槽1
内の担体温度を適温に維持すべく、パネルヒータHの表
面温度を検出する図示しない温度センサの検出結果等に
基づくON/OFF制御により行われる。また換気ファ
ンFの駆動制御は、処理槽1の内部に適量の空気を送り
込むとともに、分解処理により生成される水分(水蒸
気)及びガスを排出すべく常時行われる。更に、攪拌モ
ータMの駆動制御は、処理槽1内部の担体Aを定期的に
攪拌して、担体A中に空気を取り込むとともに、担体A
中に生成される水分及びガスを放出すべく間欠的に行わ
れる。
内の担体温度を適温に維持すべく、パネルヒータHの表
面温度を検出する図示しない温度センサの検出結果等に
基づくON/OFF制御により行われる。また換気ファ
ンFの駆動制御は、処理槽1の内部に適量の空気を送り
込むとともに、分解処理により生成される水分(水蒸
気)及びガスを排出すべく常時行われる。更に、攪拌モ
ータMの駆動制御は、処理槽1内部の担体Aを定期的に
攪拌して、担体A中に空気を取り込むとともに、担体A
中に生成される水分及びガスを放出すべく間欠的に行わ
れる。
【0035】また、上記通常制御の他に、ひずみセンサ
Sの出力に基づき、担体Aの含水量を微生物が最も活発
に働く含水率に調整する制御が後述するフローチャート
(図5)に基づき行われる。この制御において、パネル
ヒータHの場合は上記ON/OFF制御のONデューテ
ィ比を、換気ファンFの場合はその回転数を、攪拌モー
タMの場合はその攪拌時間をそれぞれ増減することによ
り行われる。
Sの出力に基づき、担体Aの含水量を微生物が最も活発
に働く含水率に調整する制御が後述するフローチャート
(図5)に基づき行われる。この制御において、パネル
ヒータHの場合は上記ON/OFF制御のONデューテ
ィ比を、換気ファンFの場合はその回転数を、攪拌モー
タMの場合はその攪拌時間をそれぞれ増減することによ
り行われる。
【0036】上記ひずみセンサSにて検出されるひずみ
値の攪拌翼1回転あたりの変動を調べると図3に示すよ
うになる。すなわち、攪拌翼31がひずみセンサSの取
り付けられた地点から最も離れる地点を回転軌跡の0゜
(360゜)して、その地点でひずみ値が最も小さくな
り、攪拌翼31の先端がひずみセンサSの取り付け位置
に最も接地する地点でひずみ値が最大となる。
値の攪拌翼1回転あたりの変動を調べると図3に示すよ
うになる。すなわち、攪拌翼31がひずみセンサSの取
り付けられた地点から最も離れる地点を回転軌跡の0゜
(360゜)して、その地点でひずみ値が最も小さくな
り、攪拌翼31の先端がひずみセンサSの取り付け位置
に最も接地する地点でひずみ値が最大となる。
【0037】さらに、含水率と最大ひずみ値の関係を調
べると図4に示すようになる。すなわち、担体Aの含水
率(%)が小さく乾燥した状態では担体Aはさらさらし
た状態にあるので最大ひずみ値も小さく、含水率が大き
くなるに従って担体Aに粘り気が出てくるので最大ひず
み値が増加していき、含水率がA(約90%)を超える
と担体Aは液状になって最大ひずみ値は急激に減少す
る。
べると図4に示すようになる。すなわち、担体Aの含水
率(%)が小さく乾燥した状態では担体Aはさらさらし
た状態にあるので最大ひずみ値も小さく、含水率が大き
くなるに従って担体Aに粘り気が出てくるので最大ひず
み値が増加していき、含水率がA(約90%)を超える
と担体Aは液状になって最大ひずみ値は急激に減少す
る。
【0038】微生物の活動に最も適した含水率は約60
%(図4のa1点)〜約70%(図4のa2点)であ
る。従って、最大ひずみ値が上記含水率に対応するb1
〜b2の範囲になるように担体Aの含水率(含水量)を
調整すれば良いことになる。担体Aの含水量を調整する
には、前述したようにパネルヒータHによる加熱温度や
換気ファンFの回転数や攪拌体3による攪拌時間をそれ
ぞれ増減すれば良い。なお、上記最大ひずみ値がb1、
b2となるのは上記の他に含水率がA(90%)以上の
場合も生じるが、これは含水率が約95%以上のときで
あり、この種の装置で含水率がこのような値になること
は考えられないので、これによる制御上の問題は生じな
い。
%(図4のa1点)〜約70%(図4のa2点)であ
る。従って、最大ひずみ値が上記含水率に対応するb1
〜b2の範囲になるように担体Aの含水率(含水量)を
調整すれば良いことになる。担体Aの含水量を調整する
には、前述したようにパネルヒータHによる加熱温度や
換気ファンFの回転数や攪拌体3による攪拌時間をそれ
ぞれ増減すれば良い。なお、上記最大ひずみ値がb1、
b2となるのは上記の他に含水率がA(90%)以上の
場合も生じるが、これは含水率が約95%以上のときで
あり、この種の装置で含水率がこのような値になること
は考えられないので、これによる制御上の問題は生じな
い。
【0039】従って、上述したひずみは攪拌翼31が回
転しているときの最大値を取り込み、そのひずみ量で含
水率を推測し、含水率が高いときは、パネルヒータHの
温度を上げ、換気ファンFの風量を上げ、攪拌時間を長
くする。含水率が低いときは、上記の逆の制御をし、含
水率が規定範囲内になると、通常の制御に戻す。
転しているときの最大値を取り込み、そのひずみ量で含
水率を推測し、含水率が高いときは、パネルヒータHの
温度を上げ、換気ファンFの風量を上げ、攪拌時間を長
くする。含水率が低いときは、上記の逆の制御をし、含
水率が規定範囲内になると、通常の制御に戻す。
【0040】このような動作により、処理槽1の内部
は、担体A中に生息する微生物の活動に適した環境に保
たれ、担体A中に取り込まれた有機物は、堆肥化した少
量の残留物を残し、炭酸ガスを主成分とするガスと水と
に分解される。
は、担体A中に生息する微生物の活動に適した環境に保
たれ、担体A中に取り込まれた有機物は、堆肥化した少
量の残留物を残し、炭酸ガスを主成分とするガスと水と
に分解される。
【0041】このような分解処理の進行に伴って担体A
中には、分解処理後の残留物、有機物とともに投入され
る難分解物(ビニール袋、割箸、貝殻等)が蓄積され、
担体A中における微生物の生息環境が悪化し、処理能力
の低下を招くことから、劣化した担体Aの交換が必要と
なる。担体Aの劣化は、処理槽1内での担体Aの表面レ
ベルが上昇することにより判断できるが、一般家庭での
通常の使用状態においては、3ヶ月〜6ヶ月に一回程度
の周期にて交換を行えば良い。
中には、分解処理後の残留物、有機物とともに投入され
る難分解物(ビニール袋、割箸、貝殻等)が蓄積され、
担体A中における微生物の生息環境が悪化し、処理能力
の低下を招くことから、劣化した担体Aの交換が必要と
なる。担体Aの劣化は、処理槽1内での担体Aの表面レ
ベルが上昇することにより判断できるが、一般家庭での
通常の使用状態においては、3ヶ月〜6ヶ月に一回程度
の周期にて交換を行えば良い。
【0042】この交換に際しては、まず、処理槽1内部
の劣化した担体Aの取り出しが行われる。この取り出し
は、外装ケース2の外側から前記外装カバー8の前面に
一体形成された把手80を持って、外装カバー8を前上
方に引き上げるように取り外し、取り出し口26を開放
した後、前記シャッタ7を、前面に一体形成された把手
70に手を掛けて前方に引き出し、処理槽1の下部前面
の排出口19を開放して、排出口19を経て処理槽1内
部の担体Aを排出シュート25上に落とし、担体Aを排
出シュート25の傾斜に沿って前方に掻き出し、例え
ば、前記取り出し口26にその袋口を臨ませた回収袋内
に回収する手順にて行われる。
の劣化した担体Aの取り出しが行われる。この取り出し
は、外装ケース2の外側から前記外装カバー8の前面に
一体形成された把手80を持って、外装カバー8を前上
方に引き上げるように取り外し、取り出し口26を開放
した後、前記シャッタ7を、前面に一体形成された把手
70に手を掛けて前方に引き出し、処理槽1の下部前面
の排出口19を開放して、排出口19を経て処理槽1内
部の担体Aを排出シュート25上に落とし、担体Aを排
出シュート25の傾斜に沿って前方に掻き出し、例え
ば、前記取り出し口26にその袋口を臨ませた回収袋内
に回収する手順にて行われる。
【0043】このようにして取り出しを終えた後、ま
ず、シャッタ7を装着して前記排出口19を密閉し、次
いで外装カバー8を装着して取り出し口26を閉め、処
理槽1内にその上部から新たな担体を投入する。このよ
うにして交換を終えた後は、前述した運転の再開により
有機物処理が可能となる。
ず、シャッタ7を装着して前記排出口19を密閉し、次
いで外装カバー8を装着して取り出し口26を閉め、処
理槽1内にその上部から新たな担体を投入する。このよ
うにして交換を終えた後は、前述した運転の再開により
有機物処理が可能となる。
【0044】次に、本願発明において特徴的なひずみセ
ンサSに基づく含水率の制御例について、図5のフロー
チャートを参照して説明する。
ンサSに基づく含水率の制御例について、図5のフロー
チャートを参照して説明する。
【0045】装置の運転開始とともに、当該制御が開始
されると、まず攪拌中か否かがチェックされる(判断S
1)。装置の運転開始時には、投入された厨介等の有機
物を担体A中に取り込むため攪拌体3が必ず一定時間回
転駆動され、攪拌中となるので、ひずみセンサSで検出
されるひずみ値を入力する(判断S1のY→処理S
2)。このひずみ値入力は、最大値検出のため少なくと
も攪拌翼31が1回転する間のひずみ値が連続的に入力
される。
されると、まず攪拌中か否かがチェックされる(判断S
1)。装置の運転開始時には、投入された厨介等の有機
物を担体A中に取り込むため攪拌体3が必ず一定時間回
転駆動され、攪拌中となるので、ひずみセンサSで検出
されるひずみ値を入力する(判断S1のY→処理S
2)。このひずみ値入力は、最大値検出のため少なくと
も攪拌翼31が1回転する間のひずみ値が連続的に入力
される。
【0046】次に、入力されたひずみ値の中の最大ひず
み値が図4に示した最大ひずみ値b2を超えているか否
かがチェックされる(判断S3)。ここで、検出された
最大ひずみ値が規定の最大ひずみ値b2を超えていれ
ば、含水率が微生物の最も活発に働く含水率を超えてい
ることになるので、含水率を下げるため、パネルヒータ
HのONデューティ比、換気ファンFの回転数及び攪拌
体3の攪拌時間をそれぞれ通常制御時より所定量だけア
ップする(判断S3のY→処理S4)。これにより、担
体A中の余分な水分の気化が促進され、換気風量も増す
ので、担体Aの含水率が低下してゆく。上記処理S4の
後は最初の判断S1に戻って上記処理を繰り返す。
み値が図4に示した最大ひずみ値b2を超えているか否
かがチェックされる(判断S3)。ここで、検出された
最大ひずみ値が規定の最大ひずみ値b2を超えていれ
ば、含水率が微生物の最も活発に働く含水率を超えてい
ることになるので、含水率を下げるため、パネルヒータ
HのONデューティ比、換気ファンFの回転数及び攪拌
体3の攪拌時間をそれぞれ通常制御時より所定量だけア
ップする(判断S3のY→処理S4)。これにより、担
体A中の余分な水分の気化が促進され、換気風量も増す
ので、担体Aの含水率が低下してゆく。上記処理S4の
後は最初の判断S1に戻って上記処理を繰り返す。
【0047】このようにして含水率が低下してゆき、検
出される最大ひずみ値が規定の最大ひずみ値b2以下に
なると、上記検出最大ひずみ値が図4に示した最大ひず
み値b1より低いか否かがチェックされる(判断S3の
N→判断S5)。ここでは含水率が段々低下してきたの
で、検出最大ひずみ値は規定の最大ひずみ値b1以上と
なる。従って、含水率は図4に示した微生物が最も活発
に働く含水率a1(約60%)〜a1(約70%)の範
囲内になったことになるので、上記処理S4でアップし
たパネルヒータHのONデューティ比、換気ファンFの
回転数、攪拌体3の攪拌時間を通常制御に戻す(判断S
5のN→処理S7)。上記処理S7で通常制御に戻した
後は最初の判断S1の戻って上記処理が繰り返される。
通常制御時には攪拌動作が一定時間毎に間欠的に行われ
るので、攪拌動作が停止すると攪拌動作が再開されるま
で待つ(判断S1のNループ)。
出される最大ひずみ値が規定の最大ひずみ値b2以下に
なると、上記検出最大ひずみ値が図4に示した最大ひず
み値b1より低いか否かがチェックされる(判断S3の
N→判断S5)。ここでは含水率が段々低下してきたの
で、検出最大ひずみ値は規定の最大ひずみ値b1以上と
なる。従って、含水率は図4に示した微生物が最も活発
に働く含水率a1(約60%)〜a1(約70%)の範
囲内になったことになるので、上記処理S4でアップし
たパネルヒータHのONデューティ比、換気ファンFの
回転数、攪拌体3の攪拌時間を通常制御に戻す(判断S
5のN→処理S7)。上記処理S7で通常制御に戻した
後は最初の判断S1の戻って上記処理が繰り返される。
通常制御時には攪拌動作が一定時間毎に間欠的に行われ
るので、攪拌動作が停止すると攪拌動作が再開されるま
で待つ(判断S1のNループ)。
【0048】一方、通常制御で運転中に、担体A中の水
分の気化及び換気が進んで、その含水率がさらに低下
し、微生物が最も活発に働く含水率の下限である含水率
a1(約60%)に満たなくなると、検出される最大ひ
ずみ値も規定の最大ひずみ値b1より小さくなる。従っ
て、上記判断S5の判定が“Y”となり、含水率を上げ
るため、パネルヒータHのONデューティ比、換気ファ
ンFの回転数及び攪拌体3の攪拌時間をそれぞれ通常制
御時より所定量だけダウンする(判断S5のY→処理S
6)。これにより、担体A中の水分の気化が抑えられ、
換気風量も減少するので、担体Aの含水率が上昇してゆ
く。上記処理S6の後は最初の判断S1に戻って上記処
理を繰り返す。
分の気化及び換気が進んで、その含水率がさらに低下
し、微生物が最も活発に働く含水率の下限である含水率
a1(約60%)に満たなくなると、検出される最大ひ
ずみ値も規定の最大ひずみ値b1より小さくなる。従っ
て、上記判断S5の判定が“Y”となり、含水率を上げ
るため、パネルヒータHのONデューティ比、換気ファ
ンFの回転数及び攪拌体3の攪拌時間をそれぞれ通常制
御時より所定量だけダウンする(判断S5のY→処理S
6)。これにより、担体A中の水分の気化が抑えられ、
換気風量も減少するので、担体Aの含水率が上昇してゆ
く。上記処理S6の後は最初の判断S1に戻って上記処
理を繰り返す。
【0049】このようにして、担体Aの含水率は微生物
が最も活発に働く含水率a1(約60%)〜a2(約7
0%)の範囲内に調整され、微生物による有機物の分解
処理が効率的に促進される。
が最も活発に働く含水率a1(約60%)〜a2(約7
0%)の範囲内に調整され、微生物による有機物の分解
処理が効率的に促進される。
【0050】なお、ひずみセンサSは中央の攪拌翼31
の回転軌跡上に限らず、他の攪拌翼31の回転軌跡上に
取り付けてもよいが、上記実施形態のように中央の攪拌
翼31の回転軌跡上に取り付けることにより、処理槽1
側壁から離れてその影響を受けないので、ひずみ量が更
に大きくなって検出し易くなる。
の回転軌跡上に限らず、他の攪拌翼31の回転軌跡上に
取り付けてもよいが、上記実施形態のように中央の攪拌
翼31の回転軌跡上に取り付けることにより、処理槽1
側壁から離れてその影響を受けないので、ひずみ量が更
に大きくなって検出し易くなる。
【0051】図6、図7は本願発明の他の実施形態を示
す正面断面図と側断面図であり、前記実施形態の図1、
図2と同一符号は同一、又は相当部分を示している。
す正面断面図と側断面図であり、前記実施形態の図1、
図2と同一符号は同一、又は相当部分を示している。
【0052】本実施形態においては、ひずみセンサSを
減速機構4や攪拌モータMとは反対側の攪拌軸30取付
部の上側の処理槽1側壁外面に貼着したものである。他
の構成は前記実施形態と同一である。
減速機構4や攪拌モータMとは反対側の攪拌軸30取付
部の上側の処理槽1側壁外面に貼着したものである。他
の構成は前記実施形態と同一である。
【0053】すなわち、攪拌翼31が有機物の混合され
た担体Aを下方向へ押さえつけるとき攪拌軸30に大き
な反力が働き、そのとき攪拌軸30の軸受(取付部)は
上方向への大きな力を受け、軸受の上部のひずみが大き
くなる。このひずみ値も、含水率が低いときは小さく、
含水率が高くなるにつれ大きくなる。
た担体Aを下方向へ押さえつけるとき攪拌軸30に大き
な反力が働き、そのとき攪拌軸30の軸受(取付部)は
上方向への大きな力を受け、軸受の上部のひずみが大き
くなる。このひずみ値も、含水率が低いときは小さく、
含水率が高くなるにつれ大きくなる。
【0054】本実施形態の場合は、ひずみセンサSを取
り付けた側の軸受に一番近い攪拌翼31が担体Aを下方
向に押さえつけるときに、ひずみ値が最大となる。含水
率と最大ひずみ値の関係は前記実施形態で示した図4と
同様となり、制御も前記図5で示したフローチャートと
同様となる。
り付けた側の軸受に一番近い攪拌翼31が担体Aを下方
向に押さえつけるときに、ひずみ値が最大となる。含水
率と最大ひずみ値の関係は前記実施形態で示した図4と
同様となり、制御も前記図5で示したフローチャートと
同様となる。
【0055】以上のように構成しても前記実施形態と同
様な作用効果が得られる。また、本実施形態では、減速
機構4や攪拌モータMが配置される側とは反対側の処理
槽1側壁外面にひずみセンサSを取り付けたので、減速
機構4や攪拌モータMの振動や発熱及び通風の影響を受
けないので、より正確にひずみ値を検出することができ
る。
様な作用効果が得られる。また、本実施形態では、減速
機構4や攪拌モータMが配置される側とは反対側の処理
槽1側壁外面にひずみセンサSを取り付けたので、減速
機構4や攪拌モータMの振動や発熱及び通風の影響を受
けないので、より正確にひずみ値を検出することができ
る。
【0056】なお、上記各実施形態では、ひずみセンサ
Sにより検出されるひずみ値の最大値を用いるようにし
て、攪拌翼31の回転位置を検出する必要をなくし、簡
単な構成で安価に実現できるようにしたが、攪拌翼31
の回転位置を検出して常に同じ位置でのひずみ値を用い
るようにすることも可能である。
Sにより検出されるひずみ値の最大値を用いるようにし
て、攪拌翼31の回転位置を検出する必要をなくし、簡
単な構成で安価に実現できるようにしたが、攪拌翼31
の回転位置を検出して常に同じ位置でのひずみ値を用い
るようにすることも可能である。
【0057】また、上記各実施形態では、複数の攪拌翼
31が攪拌軸30の軸方向に所定の間隔毎に放射状に突
設してなる攪拌体3を用いたが、攪拌軸の半周部分にの
み所定間隔毎に放射状に突設してなる攪拌体を用いて
も、上記と同様な作用効果が得られる。
31が攪拌軸30の軸方向に所定の間隔毎に放射状に突
設してなる攪拌体3を用いたが、攪拌軸の半周部分にの
み所定間隔毎に放射状に突設してなる攪拌体を用いて
も、上記と同様な作用効果が得られる。
【0058】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、含水率
検出手段として、攪拌手段が有機物と担体を攪拌混合す
るときにひずみが生じる処理槽外面にひずみ検出手段を
取り付け、前記攪拌手段により処理槽外面に生じるひず
みの変動に基づき含水率を推測し、含水率を微生物の活
動に適した範囲に調整するようにしたので、センサ部が
腐食したり摩耗することがなく、長期の使用が可能で、
安価に構成できる効果がある。
検出手段として、攪拌手段が有機物と担体を攪拌混合す
るときにひずみが生じる処理槽外面にひずみ検出手段を
取り付け、前記攪拌手段により処理槽外面に生じるひず
みの変動に基づき含水率を推測し、含水率を微生物の活
動に適した範囲に調整するようにしたので、センサ部が
腐食したり摩耗することがなく、長期の使用が可能で、
安価に構成できる効果がある。
【0059】さらに、上記攪拌手段に加えて、有機物が
混合された担体を微生物の活動に適した温度に加熱する
加熱手段と、処理槽内に外気を吸入して微生物に酸素を
供給する一方、有機物の分解処理や加熱によって生じる
水蒸気等を含んだ処理槽内空気を外部に排出する換気手
段と、ひずみ検出手段により検出されるひずみ値が微生
物の活動に適した含水率を超えていることを示すとき
は、攪拌手段や加熱手段や換気手段の運転率を向上させ
て含水率を下げる一方、ひずみ検出手段により検出され
るひずみ値が微生物の活動に適した含水率に満たないこ
とを示すときは、攪拌手段や加熱手段や換気手段の運転
率を低下させて含水率を上げる制御手段とを備えること
により、微生物が最も活発に働く含水率に効率的に調整
できる効果がある。
混合された担体を微生物の活動に適した温度に加熱する
加熱手段と、処理槽内に外気を吸入して微生物に酸素を
供給する一方、有機物の分解処理や加熱によって生じる
水蒸気等を含んだ処理槽内空気を外部に排出する換気手
段と、ひずみ検出手段により検出されるひずみ値が微生
物の活動に適した含水率を超えていることを示すとき
は、攪拌手段や加熱手段や換気手段の運転率を向上させ
て含水率を下げる一方、ひずみ検出手段により検出され
るひずみ値が微生物の活動に適した含水率に満たないこ
とを示すときは、攪拌手段や加熱手段や換気手段の運転
率を低下させて含水率を上げる制御手段とを備えること
により、微生物が最も活発に働く含水率に効率的に調整
できる効果がある。
【0060】また、上記ひずみ検出手段を、攪拌翼が担
体を介して接近する処理槽外面に取り付けることによ
り、担体の含水率に相当するひずみ値を精度よく検出す
ることができる。
体を介して接近する処理槽外面に取り付けることによ
り、担体の含水率に相当するひずみ値を精度よく検出す
ることができる。
【0061】また、上記ひずみ検出手段を、攪拌軸取付
部の上側の処理槽側壁外面に取り付けるようにしても、
上記同様、担体の含水率に相当するひずみ値を精度よく
検出することができる。
部の上側の処理槽側壁外面に取り付けるようにしても、
上記同様、担体の含水率に相当するひずみ値を精度よく
検出することができる。
【0062】さらに、上記ひずみ検出手段により検出さ
れるひずみ値の最大値を用いることにより、攪拌手段の
回転位置を検出する必要がないので、簡単な構成で安価
に実現できる。
れるひずみ値の最大値を用いることにより、攪拌手段の
回転位置を検出する必要がないので、簡単な構成で安価
に実現できる。
【図1】本願発明に係る有機物処理装置の実施形態を示
す正面断面図。
す正面断面図。
【図2】同じく、その側断面図。
【図3】上記実施形態における攪拌翼1回転あたりのひ
ずみ値の変動を示す図。
ずみ値の変動を示す図。
【図4】上記実施形態における含水率と最大ひずみ値の
関係を示す図。
関係を示す図。
【図5】上記実施形態における要部の制御例を示すフロ
ーチャート。
ーチャート。
【図6】本願発明に係る有機物処理装置の他の実施形態
を示す正面断面図。
を示す正面断面図。
【図7】同じく、その側断面図。
1 処理槽 2 外装ケース 3 攪拌体 4 減速機構 5 制御基板 30 攪拌軸 31 攪拌体 A 微生物担体 F 換気ファン H パネルヒータ M 攪拌モータ S ひずみセンサ
Claims (5)
- 【請求項1】 有機物を分解する微生物の担体を収納
し、分解処理する厨芥等の有機物が投入される処理槽
と、 前記処理槽内に投入される有機物と収納された担体を攪
拌混合する攪拌手段と、 前記有機物が混合された担体の含水率を検出する含水率
検出手段とを有し、 前記含水率検出手段の検出出力に基づき、前記担体を微
生物の活動に適した含水率に調整する有機物処理装置で
あって、 前記含水率検出手段として、前記攪拌手段が有機物と担
体を攪拌混合するときにひずみが生じる処理槽外面にひ
ずみ検出手段を取り付け、前記攪拌手段により処理槽外
面に生じるひずみの変動に基づき含水率を推測し、含水
率を微生物の活動に適した範囲に調整することを特徴と
する有機物処理装置。 - 【請求項2】 前記攪拌手段に加えて、 前記有機物が混合された担体を微生物の活動に適した温
度に加熱する加熱手段と、 前記処理槽内に外気を吸入して微生物に酸素を供給する
一方、有機物の分解処理や加熱によって生じる水蒸気等
を含んだ処理槽内空気を外部に排出する換気手段と、 前記ひずみ検出手段により検出されるひずみ値が微生物
の活動に適した含水率を超えていることを示すときは、
前記攪拌手段や加熱手段や換気手段の運転率を向上させ
て含水率を下げる一方、前記ひずみ検出手段により検出
されるひずみ値が微生物の活動に適した含水率に満たな
いことを示すときは、前記攪拌手段や加熱手段や換気手
段の運転率を低下させて含水率を上げる制御手段とを備
えたことを特徴とする請求項1記載の有機物処理装置。 - 【請求項3】 前記攪拌手段は、回転駆動される攪拌軸
に攪拌翼が突設されて成り、 前記ひずみ検出手段は、前記攪拌翼が担体を介して接近
する処理槽外面に取り付けたことを特徴とする請求項1
又は請求項2記載の有機物処理装置。 - 【請求項4】 前記攪拌手段は、前記処理槽の両側壁間
に横架されて回転駆動される攪拌軸に攪拌翼が突設され
て成り、 前記ひずみ検出手段は、前記攪拌軸取付部の上側の処理
槽側壁外面に取り付けたことを特徴とする請求項1又は
請求項2記載の有機物処理装置。 - 【請求項5】 前記ひずみ検出手段により検出されるひ
ずみ値の最大値を用いることを特徴とする請求項1ない
し請求項4のいずれかに記載の有機物処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27666497A JPH1190398A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 有機物処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27666497A JPH1190398A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 有機物処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1190398A true JPH1190398A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17572606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27666497A Pending JPH1190398A (ja) | 1997-09-25 | 1997-09-25 | 有機物処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1190398A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004059071A1 (en) * | 2002-12-27 | 2004-07-15 | Arçelik A.S. | A washer/dryer using microwave and its control method |
-
1997
- 1997-09-25 JP JP27666497A patent/JPH1190398A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004059071A1 (en) * | 2002-12-27 | 2004-07-15 | Arçelik A.S. | A washer/dryer using microwave and its control method |
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