JPH1190151A - 空気処理システム - Google Patents

空気処理システム

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JPH1190151A
JPH1190151A JP25040897A JP25040897A JPH1190151A JP H1190151 A JPH1190151 A JP H1190151A JP 25040897 A JP25040897 A JP 25040897A JP 25040897 A JP25040897 A JP 25040897A JP H1190151 A JPH1190151 A JP H1190151A
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JP
Japan
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air
water
room
waste
scrubber
Prior art date
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Pending
Application number
JP25040897A
Other languages
English (en)
Inventor
Norio Sato
典男 佐藤
Masaru Nakayama
賢 中山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ina Research Inc
Original Assignee
Ina Research Inc
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Publication date
Application filed by Ina Research Inc filed Critical Ina Research Inc
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Publication of JPH1190151A publication Critical patent/JPH1190151A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】廃エネルギの利用により、消費電力及びランニ
ングコストの低減、さらには資源エネルギの節減に貢献
する。 【解決手段】外気Asを浄化処理して室R内に供給する
エアウォッシャ2と、室R内から排出される廃気Adを
浄化処理して外部に排出するスクラバ3を備えるととも
に、スクラバ3における廃気Adの排出通路4に配設し
て当該廃気Adとの熱交換を行う熱交換器5と、当該熱
交換器5にエアウォッシャ2に用いる水Wsを循環させ
る水循環機構6を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は動物飼育室及び工場
内のクリーンルームや試験室等に付設する空気処理シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、工場内にはクリーンルームや試
験室等を備えるため、工場内に供給する外気及び工場か
らの廃気を浄化処理する空気処理システムを付設するこ
とも多い。
【0003】従来、この種の空気処理システムはエアウ
ォッシャ及びスクラバを備え、外気はエアウォッシャに
よる除塵,除菌,脱臭等の浄化処理が行われた後、クリ
ーンルーム等に供給されるとともに、試験室等で発生す
る異臭等に汚染された廃気は、スクラバによる同様の浄
化処理が行われた後、外部に排出される。なお、エアウ
ォッシャ及びスクラバは共にスプレー水の中に、処理し
ようとする空気(外気,廃気)を通過させることにより
当該空気を浄化する機能を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、クリーンル
ーム等の環境条件の厳しい室は、通常、室内の温度及び
湿度を一定に維持する必要性から、空調装置による空調
管理を行っている。しかし、夏季には30℃以上の外気
を冷却するため、室内の温度を23℃程度に設定した場
合、空調装置の消費電力が増大し、ランニングコストの
上昇を招くのみならず、資源エネルギを節減する観点か
らも好ましいものではない。
【0005】一方、スクラバから排出される廃気は、当
該スクラバによる浄化処理の際に用いられるスプレー水
の潜熱により温度が低下する。例えば、室内から排出さ
れる廃気の温度が23℃程度の場合、スクラバから排出
されるときの温度は18℃程度まで低下する。
【0006】本発明はこのような空気処理システムにお
ける固有の挙動に着目し、廃エネルギの利用により、消
費電力及びランニングコストの低減、さらには資源エネ
ルギの節減に貢献できる空気処理システムの提供を目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明
は、外気Asを浄化処理して室R内に供給するエアウォ
ッシャ2と、室R内から排出される廃気Adを浄化処理
して外部に排出するスクラバ3を備える空気処理システ
ム1において、スクラバ3における廃気Adの排出通路
4に配設して当該廃気Adとの熱交換を行う熱交換器5
と、当該熱交換器5にエアウォッシャ2に用いる水Ws
を循環させる水循環機構6を備えることを特徴とする。
【0008】この場合、好適な実施の形態により、エア
ウォッシャ2は外気Asに対して水Wsをスプレーする
水噴射機構7を備えるとともに、スクラバ3は廃気Ad
に対して水Wdをスプレーする水噴射機構8を備える。
【0009】これにより、エアウォッシャ2に用いる水
Wsは、水循環機構6によりスクラバ3における廃気A
dの排出通路4に配設した熱交換器5に循環するため、
当該水Wsと排出通路4を通る廃気Adは熱交換器5に
より熱交換され、当該水Wsは温度の低い廃気Adによ
り冷却される。そして、冷却された水Wsはエアウォッ
シャ2における水噴射機構7からスプレーされるため、
室R内に供給される外気Asは冷却されたスプレー水W
sによる通常の浄化処理に加えて冷却処理が行われる。
この結果、室Rに付設する空調装置の冷却負荷が軽減さ
れる。
【0010】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0011】まず、本実施例に係る空気処理システム1
の構成について、図1〜図3を参照して説明する。な
お、実施例は室Rとして動物飼育室Rxを例示する。
【0012】空気処理システム1は動物飼育室Rxに外
気Asを浄化処理して供給するエアウォッシャ2と当該
動物飼育室Rxからの廃気Adを浄化処理して外部に排
出するスクラバ3を備える。
【0013】エアウォッシャ2はハウジング11により
形成される浄化処理室を有する。ハウジング11の側面
上部には外気Asを内部に供給する供給口12を設け、
この供給口12には強制吸気するブロア13を付設す
る。一方、ハウジング11の底部は貯水部14となり、
水(酸水,アルカリ水等の溶液を含む)Wsが貯えらる
とともに、ハウジング11の上端部には送出ダクト15
の一端を接続する。この送出ダクト15の他端は冷却部
16s,加熱部16h及びエアフィルタ16fを含む空
調装置16を介して動物飼育室Rxの天井に接続する。
また、ハウジング11の上部には仕切部17により仕切
られる空間を設け、この空間に除滴器18を配設する。
この除滴器18は空気抵抗が大きいため、通過する外気
As中の水分が結露して除滴される。さらに、仕切部1
7の中央には通気筒19の上端を結合する。これによ
り、通気筒19はハウジング11の中央軸方向に配され
る。一方、通気筒19の周囲には、当該通気筒19とハ
ウジング11間の空間に水Wsをスプレーする多数の噴
射ノズルを有する水噴射機構7を配設する。そして、こ
の水噴射機構7と貯水部14は水循環機構6により接続
する。なお、この水循環機構6は本発明の要部を構成す
るもので、後に詳述する。
【0014】他方、スクラバ3も基本的にはエアウォッ
シャ2と同様に構成する。即ち、21はハウジングであ
り内部に浄化処理室を有する。ハウジング21の側面に
は取込口22を設け、この取込口22は取込ダクト24
を介して動物飼育室Rx及びこの動物飼育室Rxの内部
に設けたドラフトチャンバRcに接続する。なお、取込
ダクト24の中途には強制吸気するブロア23を接続す
る。これにより、動物飼育室Rx及びドラフトチャンバ
Rc内からの廃気Adはハウジング21の内部に取込ま
れる。一方、ハウジング21の底部は貯水部25とな
り、水(酸水,アルカリ水等の溶液を含む)Wdが貯え
らるとともに、ハウジング21の上端部には排気ダクト
26を接続する。また、ハウジング21の上部には仕切
部27により仕切られた空間を設け、この空間の下側に
除滴器28を配設するとともに、上側に熱交換室29を
確保する。この熱交換室29は廃気Adの排出通路4と
なる。なお、除滴器28は前述した除滴器18と同様の
機能を有する。さらに、仕切部27の中央には通気筒3
0の上端を結合する。これにより、通気筒30はハウジ
ング21の中央軸方向に配される。一方、通気筒30の
周囲には、当該通気筒30とハウジング21間の空間に
水Wdをスプレーする多数の噴射ノズルを有する水噴射
機構8を配設する。そして、この水噴射機構8と貯水部
25は、中途に噴射ポンプ32を有する送水管33によ
り接続する。
【0015】また、このような空気処理システム1の基
本構成に対し、さらに、本発明に従って、熱交換器5と
水循環機構6を配設する。熱交換器5はジグザグに湾曲
形成した熱交換管35に多数のフィン36…を取付けて
構成し、この熱交換器5はスクラバ3における熱交換室
29に配設する。そして、熱交換管35の流入口は、中
途に噴射ポンプ37を有する送水管38を介して貯水部
25に接続するとともに、熱交換管35の流出口は、送
水管39を介して水噴射機構7に接続する。
【0016】次に、本実施例に係る空気処理システム1
の動作について、各図を参照して説明する。
【0017】まず、供給口12から供給される外気As
(例えば、温度32℃,湿度70%)はエアウォッシャ
2のハウジング11の内面に沿って螺旋状に流れ、通気
筒19の下端開口から当該通気筒19に進入する。この
際、外気Asは水噴射機構7からのスプレー水Wsの中
を通過するため、除塵,除菌,脱臭等の浄化処理が行わ
れる。そして、浄化処理された外気Asは除滴器18に
より除滴された後、空調装置16により空調処理され、
動物飼育室Rxに供給される。
【0018】一方、動物飼育室Rx及びドラフトチャン
バRcからの廃気Ad(例えば、温度23℃)は取込口
22から取込まれるとともに、スクラバ3のハウジング
21の内面に沿って螺旋状に流れ、通気筒30の下端開
口から当該通気筒30に進入する。この際、廃気Adは
水噴射機構8からのスプレー水Wdの中を通過するた
め、除塵,除菌,脱臭等の浄化処理が行われる。また、
粉体やアンモニア等の水溶性ガスも除去される。そし
て、浄化処理された廃気Adは除滴器28により除滴さ
れた後、排出通路4(熱交換室29)を通って排気ダク
ト26から排出される。
【0019】ところで、エアウォッシャ2側の水Ws
は、水循環機構6により排出通路4に配設した熱交換器
5に循環するため、当該水Wsと廃気Adは熱交換器5
により熱交換され、当該水Wsは温度の低い廃気Ad
(温度18℃程度)により冷却される。この場合、熱交
換前の水Wsの温度が、例えば、22℃の場合、熱交換
後の水Wsの温度は19℃程度に冷却され、熱交換率は
概ね40〜50%程度となる。
【0020】よって、水噴射機構7からは冷却された水
Wsがスプレーされるため、動物飼育室Rxに供給され
る外気Asは通常の浄化処理に加えて冷却処理が行わ
れ、冷却された外気Asが除滴器18に送られる。した
がって、空調装置16の冷却負荷は大幅に軽減される。
このように、本実施例に係る空気処理システム1は、廃
エネルギの利用により、消費電力及びランニングコスト
の低減を図れるとともに、資源エネルギの節減に貢献で
きる。
【0021】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,形状等において、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で任意に変更,削除,追加することができる。例
えば、外気Asを供給する室Rと廃気Adが排出される
室Rは例示した動物飼育室Rxのように共通であっても
よいし、外気Asを供給する室Rを食品工場内のクリー
ンルームとし、廃気Adが排出される室Rを同工場内の
試験室とするなど、別々の室であってもよい。また、浄
化処理した空気は外部に排出する場合を示したが、室内
循環させることにより再利用してもよい。さらに、本発
明に係る空気処理システムは、病院や研究室等の各種用
途に利用できる。
【0022】
【発明の効果】このように、本発明に係る空気処理シス
テムは、外気を浄化処理して室内に供給するエアウォッ
シャと、室内から排出される廃気を浄化処理して外部に
排出するスクラバを備えるとともに、スクラバにおける
廃気の排出通路に配設して当該廃気との熱交換を行う熱
交換器と、当該熱交換器にエアウォッシャに用いる水を
循環させる水循環機構を備えるため、廃エネルギの利用
により、消費電力及びランニングコストの低減、さらに
は資源エネルギの節減に貢献できるという顕著な効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る空気処理システムの全体構成
図、
【図2】同空気処理システムの要部構成図、
【図3】同空気処理システムの要部のブロック系統図、
【符号の説明】
1 空気処理システム 2 エアウォッシャ 3 スクラバ 4 排出通路 5 熱交換器 6 水循環機構 7 水噴射機構 8 水噴射機構 R 室 As 外気 Ad 廃気 Ws 水 Wd 水

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外気を浄化処理して室内に供給するエア
    ウォッシャと、室内から排出される廃気を浄化処理して
    外部に排出するスクラバを備える空気処理システムにお
    いて、前記スクラバにおける廃気の排出通路に配設して
    当該廃気との熱交換を行う熱交換器と、当該熱交換器に
    前記エアウォッシャに用いる水を循環させる水循環機構
    を備えることを特徴とする空気処理システム。
  2. 【請求項2】 前記エアウォッシャは外気に対して水を
    スプレーする水噴射機構を備えることを特徴とする請求
    項1記載の空気処理システム。
  3. 【請求項3】 前記スクラバは廃気に対して水をスプレ
    ーする水噴射機構を備えることを特徴とする請求項1記
    載の空気処理システム。
JP25040897A 1997-09-16 1997-09-16 空気処理システム Pending JPH1190151A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25040897A JPH1190151A (ja) 1997-09-16 1997-09-16 空気処理システム

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JP25040897A JPH1190151A (ja) 1997-09-16 1997-09-16 空気処理システム

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JP25040897A Pending JPH1190151A (ja) 1997-09-16 1997-09-16 空気処理システム

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ITTO20111014A1 (it) * 2011-11-04 2013-05-05 Idroenergy Spa Generatore elettrolitico e relativa torre di purificazione
EP2659947A1 (en) * 2012-04-30 2013-11-06 Linde Aktiengesellschaft Method and apparatus for removing contaminants from exhaust gases
US8734741B1 (en) 2012-04-30 2014-05-27 Linde Aktiengesellschaft Methods for removing contaminants from exhaust gases

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