JPH1189950A - 赤外線治療器 - Google Patents

赤外線治療器

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JPH1189950A
JPH1189950A JP25984297A JP25984297A JPH1189950A JP H1189950 A JPH1189950 A JP H1189950A JP 25984297 A JP25984297 A JP 25984297A JP 25984297 A JP25984297 A JP 25984297A JP H1189950 A JPH1189950 A JP H1189950A
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JP
Japan
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infrared
heating element
ink layer
heater
infrared therapy
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Application number
JP25984297A
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English (en)
Inventor
Masao Kubo
誠雄 久保
Takanobu Yamauchi
隆伸 山内
Tameo Ashida
為夫 芦田
Kunihiko Kitano
邦彦 北野
Hiroto Yamamoto
洋人 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線ランプやセラミックスを熱源に用いた
従来の赤外線治療器における問題点を解決する赤外線治
療器を提供する。 【解決手段】 ヒータ3は、基材20と、自己温度制御
機能(PTC特性)を持つインク層22と、インク層2
2に通電するための電極21と、インク層22を覆う被
覆材23と、基材20の表面に貼付された金属箔24と
を備える。電極21とインク層22からなる発熱体は、
設定温度に素早く達し、その設定温度を一定に維持す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、治療部位に赤外線
を照射して治療を施す赤外線治療器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の赤外線治療器としては、赤外線ラ
ンプを用いて赤外線を放射するもの、セラミックスをセ
ラミックスに内蔵したニクロム線又は別の熱源で加熱
し、セラミックスから赤外線を放射するものがある。例
えば、図16に示す赤外線治療器は、スタンド型据え置
きタイプのもので、スタンド80に変形自在のシャフト
81で発熱部82を支えたものであり、シャフト81を
変形させて発熱部82を治療部位に対向させるようにな
っている。
【0003】図17に示す赤外線治療器は、アーチドー
ム型据え置きタイプのもので、アーチドーム状のパネル
90の表側に治療時間等を設定するためのコントローラ
91が設けられ、内側が発熱面92になっている。この
タイプの赤外線治療器は、例えば仰臥する治療者Mの腹
部を治療する場合、図18に示すように治療器を置く。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図16
や図17に示すような従来の赤外線治療器では、次の問
題点〜がある。 熱源(ランプやセラミックス)がかなり高熱で、熱容
量が大きいため、熱源に直接触れたり接近し過ぎたりす
ると、火傷を負う。 腹部、要部、背中等の広い面積に対しては赤外線を均
等に照射できない。逆に、広い面積に赤外線を均等に照
射するためには、ランプ又はセラミックス面をかなり大
きくする必要があり、コストが増大する。 熱源として用いる発熱体の熱容量が大きいため、加温
立ち上がりに時間が掛かる(設定温度になるまでの時間
が長い) 熱源を含む発熱部の質量が重い。 人体に適した一定温度に維持するために、サーモスタ
ット等の外部温度制御装置が必要である。
【0005】従って、本発明は、上記赤外線ランプやセ
ラミックスを熱源に用いた従来の赤外線治療器における
問題点〜を解決する赤外線治療器を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の赤外線治療器は、自己温度
制御機能を持つインク層と、このインク層に通電するた
めの電極とからなる発熱体を有するヒータを備えること
を特徴とする。又、請求項2記載の赤外線治療器は、自
己温度制御機能を持つインク層と、このインク層に通電
するための電極とからなる発熱体を有するヒータを備
え、前記インク層は、抵抗値変化率が100以上である
ことを特徴とする。
【0007】これらの治療器では、いずれもヒータの発
熱体(即ちインク層)が自己温度制御機能を持つため、
発熱体を低温(約70℃)に保つことができ、また発熱
体の熱容量が小さいため、ヒータの熱容量を小さくする
ことができるので、ヒータに人体が直接触れても火傷を
負うことがない。更に、発熱体が自己温度制御機能を持
つため、設定温度を一定に保つための外部温度制御装置
が不要であり、これにより、コスト削減、赤外線本体の
軽量化を実現できる。しかも、発熱体の自己温度制御機
能により、発熱体の温度は設定温度以上には上昇せず、
火災等の危険がない。
【0008】ヒータを広い面積のシート状にすることが
できるため、広い治療面積に対して均等に赤外線を照射
することができる。又、ヒータをシート状とすること
で、ヒータの熱容量が小さくなるため、設定温度に達す
るまでの時間が短くなる上に、ヒータの質量が飛躍的に
軽くなる結果、赤外線本体を軽量化することが可能とな
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて説明する。その一実施形態に係る赤外線治療器の平
面図(平面状に開いた状態)を図1に、その側面図を図
2の(a)に、背面図を図2の(b)に、赤外線治療器
を折り畳んだ状態の平面図を図3の(a)に、その背面
図を図3の(b)に、側面図を図3の(c)に示す。
【0010】この赤外線治療器1Aは、6枚の長方形状
のパネルP1〜P6がそれぞれヒンジ部2,2′で連結
され、ヒンジ部2,2′により隣接のパネルに重ねるよ
うに折り畳むことができるものである。各パネルP(1
〜6)は、それぞれ平板状(長方形状)のヒータ3を有
し、各ヒータ3は、ヒータカバー4で8つの部分に区切
られている。パネルP1の背面の端部寄りの部分には、
コントローラ10が設けられ、コントローラ10は、電
源スイッチ、各パネルP(1〜6)のヒータ3のON/
OFFをするための選択スイッチ、治療の残り時間を表
示する表示部等を有する。
【0011】この赤外線治療器1Aは、ヒンジ部2,
2′により、パネルP1,P2のヒータ面同士、パネル
P2,P3の背面同士、パネルP3,P4のヒータ面同
士、…というようにそれぞれ重ね合わせて6枚のパネル
P(1〜6)を折り畳むことができる。6枚のパネルP
(1〜6)を折り畳んだ状態では、パネルP1の背面と
パネルP6の背面が表側に現れ、ヒータ面は現れずに防
護される。
【0012】コントローラ10は、操作スイッチ11と
発光ダイオード(LED)12を有し、操作スイッチ1
1は、電源ON/OFFのための電源スイッチ、各パネ
ルP(1〜6)のヒータ3のON/OFFのための選択
スイッチ等を含む。LED12は、ヒータ3に通電中の
ときに点灯することで、動作状態であることを知らせる
ためのものである。又、各パネルP(1〜6)の側面の
ほぼ中央には、それぞれLED(小型の電球、ネオン管
等でもよい)7が設けられ、通電中のパネルに対応する
LED7が点灯するようになっている。
【0013】各パネルP(1〜6)の横断方向の内部構
造は、図4に示すようになっている。図4はパネルP1
の横断方向の部分断面図を示し、パネルP1の発熱面
(ヒータ面)側でヒータ3(太線部分)がヒータカバー
4で押圧・保持されると共に、前記した通り8つの部分
に区切られる。ヒータカバー4で保持されていないヒー
タ3の部分は露出している。ヒータ3の背面側には断熱
材5が配され、パネルP1の背面側に配されたハウジン
グ6内にヒータ3、ヒータカバー4及び断熱材5が収容
されている。
【0014】ヒータ3は、図5に示すような内部構造
(矢印方向が赤外線放射方向)を有する。ここでは、基
材としてのポリエステルフィルム(厚さ0.125m
m)20上に銀電極21が所定のパターンで形成され、
この銀電極21を含むフィルム20上に自己温度制御機
能を持つインク層22が設けられ、インク層22上に被
覆材としてのポリエステルフィルム(厚さ0.188m
m)23が設けられている。但し、発熱体は、銀電極2
1とインク層22で構成される。更に、ポリエステルフ
ィルム20のインク層22側の面とは反対側の面(露出
面)に金属箔(例えばアルミシート)24が貼付されて
いる。この金属箔24は発熱体全体を均等に発熱させる
ためのものであり、金属箔24を設けることで、発熱効
率が良くなる。なお、基材20及び被覆材23は、樹脂
製の他に布製であってもよい。
【0015】発熱体(インク層22)は、自己温度制御
機能としてのPTC特性(PositiveTemperature Coeffi
cient :正温度係数)を持ち、このPTC特性によれ
ば、図6に示すように、或る温度Tsに達すると抵抗値
が実質的に無限大となり、発熱体自身がその温度に応じ
て電気抵抗値を変化させて発熱温度を一定に維持するこ
とになる。
【0016】インク層22は、例えば導電性フィラー、
感熱電気抵抗組成物及びバインダー(接着剤)からなる
のが好ましいが、各組成には次のものを使用することが
できる。 ・導電性フィラー ・・・・黒鉛粉末、カーボンブラッ
ク、カーボンマイクロビーズの混合物 ・感熱電気抵抗組成物・・・チタン酸バリウムセラミッ
クス、白金パラジウム、銀パラジウム、等の17種類の
熱半導体混合物 ・バインダー・・・・・・・有機高分子ポリマー 上記導電性フィラーと感熱電気抵抗組成物をバインダー
に分散調製することで、PTC特性を持つインクが得ら
れる。このインク(カーボンインク)を基材としてのポ
リエステルフィルム20上にシルクスクリーン印刷でパ
ターン形成し、これを直ちに炉中で約150℃、約4分
間乾燥させることで、インク層22が製造される。な
お、印刷の代わりにインクをポリエステルフィルム20
上に塗布しても構わない。
【0017】このPTC特性を持つ発熱体を有するヒー
タ3は、赤外線放射面(ポリエステルフィルム23の表
面)を治療部位から5〜10cm離したときに、患部が
適温(約40℃)になるように上限温度(設定温度)が
約70℃に設定されている。このヒータ3によれば、イ
ンク層22中のカーボン粒子と熱半導体とがポリマーの
薄膜を介して接触することで、インク層22は鋭敏な電
気抵抗特性を有する。それにより、PTC特性が良くな
る結果、ヒータ3を断熱材5(図4参照)で覆った場合
でも、発熱体は、設定温度領域に達すると、その設定温
度領域を維持し続けるため、極めて安全性が高い。
【0018】因みに、市場に数多く存在するカーボンと
ポリマーを主剤とするカーボン分散型のレジンマトリッ
クスタイプの発熱体は、熱によるポリマーの伸縮でカー
ボン同士の接触抵抗をコントロールして温度制御を行う
ため、温度に対する電気抵抗値の変化の鋭敏性に欠け
る。従って、PTC特性が不十分で、温度暴走の危険性
がある。
【0019】例えば、従来のレジンマトリックスタイプ
の発熱体では、抵抗値倍率が約5倍であるが、上記イン
ク層22を持つ熱半導体タイプの発熱体では、抵抗値倍
率が最大1万倍まで設計することができる。即ち、熱半
導体タイプの発熱体では、抵抗値変化率が10000程
度である。実用的には100以上で十分である。ここ
で、この実施形態の赤外線治療器1Aと、従来のアーチ
ドーム型据え置きタイプの赤外線治療器(図17参照)
とにおける時間と温度との関係を図7に示す。図7にお
いて、実施形態の赤外線治療器1Aに係るグラフで
は、熱容量が小さいため立ち上がりが早く、発熱開始か
ら約1分で設定温度(約70℃)に達する。しかも、自
己温度制御機能により、一旦、設定温度に達すると、設
定温度が一定に維持される。これに対して、従来の赤外
線治療器に係るグラフでは、熱容量が大きいため立ち
上がりが遅く、設定温度になるまで約6分を要してお
り、設定温度に達するまでに時間が掛かる。その上、設
定温度到達後も、外部温度制御装置により温度制御され
ているため、設定温度を中心に上下に変動する。
【0020】次に、上記赤外線治療器1Aの使用例につ
いて説明する。図8はその一例を示し、治療者Mの背中
(腰部を含む)を治療する場合である。この場合は、治
療器1Aのヒータ面を内側にして各パネルP(1〜6)
を背中の回りを包囲するように開いて固定する。そし
て、コントローラ10の電源スイッチをONにすると共
に、治療部位に対応するパネル(必要に応じて全てのパ
ネル)のヒータ3をONにし、背中に赤外線を照射して
治療を施す。図9は、治療者Mの脚部を治療する場合
で、このときは、赤外線治療器1Aの形態を図示のよう
に変え、パネルP(1〜3)で左脚部を、パネルP(4
〜6)で右脚部を治療する。図10は、治療者Mの腹部
を治療する場合で、腹部を覆うように各パネルP(1〜
6)の開角度を設定する。
【0021】図11の(a)は、治療者Mの背中(腰部
を含む)から肩や首にかけてを治療する場合で、コント
ローラ10を有するパネルP1以外のパネルP(2〜
6)を背中に沿わして立て掛ける。なお、パネルP1を
上側にしてもよいが、コントローラ10の電源コードが
あるため、パネルP1を下側にする方が使い勝手がよ
い。図11の(b)は、治療者Mの腕を治療する場合
で、パネルP(4〜6)でトンネルを作り、そこに腕を
入れる。パネルP(1〜3)は折り畳んだままである。
勿論、パネルP(1〜3)で治療してもよい。図12の
(a)は、治療者Mの脚部を治療する別例で、この場合
は、パネルP(1〜6)を全体に開く。図12の(b)
は、治療者Mがうつ伏せになった状態で背中及び要部を
治療する場合である。
【0022】図8〜図12に示すような治療時に、治療
者Mの人体の一部が治療器1Aのヒータ面(ポリエステ
ルフィルム23の表面)に接触しても、前記したように
発熱体の上限設定温度が約70℃と比較的低温に設定さ
れ、しかもその設定温度が一定に維持されているため、
治療者Mは火傷を負うことはなく、安心して治療に専念
できる。
【0023】なお、上記赤外線治療器1Aは、パネルP
(1〜6)が簡単な構造のヒンジ部2,2′で連結され
ているので、治療者Mの治療部位に応じて最適な形状に
容易に変形させることができる。しかも、所望のパネル
のみに通電することができるので、必要な部位にのみ赤
外線を照射することができる。又、パネルの通電中は、
コントローラ10の対応のLED12のみならず、パネ
ル側面の対応のLED7も点灯するため、通電中のパネ
ルを容易に確認できる。
【0024】別実施形態に係る赤外線治療器1Bを図1
3(平面図)に示す。この赤外線治療器1Bは、全体的
に柔軟な膝掛けタイプのもので、毛布のように使用する
ことができる。即ち、外装30が例えば布であり、内部
にヒータ31が設けられ、ヒータ31は3つの発熱体3
a,3b,3cを有する。各発熱体3(a〜c)は、前
記と同様にPTC特性を持つインク層と電極からなるも
のである。ここでは、1枚のポリエステルフィルム20
上に電極21及びインク層22が3箇所に分割して配置
されている(図5参照)。なお、基材20及び被覆材2
3は、共に樹脂製又は布製でもよいし、一方が樹脂製
で、他方が布製でもよい。
【0025】コントローラ10は、電源スイッチ15、
表示器兼選択スイッチ16、時間等を表示する表示器1
7を有する。表示器兼選択スイッチ16は、発熱体3
(a〜c)に対応して3つに分かれており、各発熱体3
(a〜c)に対応する選択スイッチを押すことで、該当
の発熱体が発熱すると共に、押した選択スイッチが点灯
する。表示器17は、通電中に残りの治療時間を表示す
る等の機能を有する。この赤外線治療器1Bは、例えば
図14に示すように、椅子50に腰掛けた治療者Mの太
股から膝に掛け、治療を行う。
【0026】上記赤外線治療器1Bの回路の一例を図1
5に示す。この回路で、操作スイッチ40は、前記電源
スイッチ15や表示器兼選択スイッチ16であり、制御
回路42は、それらスイッチのON/OFF状態に応じ
て表示器41等に制御信号を出力する。上記図5に示す
ヒータ3の内部構造において、基材20及び/又は被覆
材23(特に被覆材23)を、赤外線透過率の高い材質
(例えば透明ポリエステル)又は赤外線放射率の高い材
質(例えばセラミックスを練り込んだポリエステル繊維
を用いた布)とすることで、赤外線の放射効率が一層向
上する。又、電極21とインク層22からなる発熱体
は、基材20と被覆材23で挟持されているが、特に被
覆材23は必ずしも必要ではなく、被覆材23を設けな
くても火傷の恐れは全くないが、発熱体を被覆材23で
覆う方が発熱体を防護できるので好ましい。
【0027】
【発明の効果】本発明の赤外線治療器(請求項1及び請
求項2)は、以上説明したように構成されているので、
下記の効果(1)〜(10)を有する。 (1)発熱体(インク層)が自己温度制御機能を持つの
で、発熱体の設定温度(上限温度)を約70℃と比較的
低温に保つことができ、また発熱体の熱容量が小さいた
め、ヒータの熱容量を小さくすることができるので、手
や足等の人体が発熱体(ヒータ面)に触れても、火傷を
負うことがない。 (2)発熱体が自己温度制御機能を持つので、設定温度
を一定に保つための外部温度制御装置が不要となり、そ
れにより、コスト削減、治療器本体の軽量化を実現でき
る。 (3)発熱体が自己温度制御機能を持つので、発熱体は
設定温度以上には上昇せず、火災等の危険がない。 (4)ヒータをシート状とし、発熱体を基材上に均一に
設けること(請求項3及び請求項6)で、広面積を均一
に加温することが可能となり、比較的低温でも赤外線の
放射量を多くすることができる。 (5)ヒータをシート状にすること(請求項3)で、ヒ
ータの熱容量が小さくなり、加温の立ち上がりが早く、
設定温度に達するまでの時間が短くなる。 (6)ヒータをシート状にすること(請求項3)で、従
来品よりもヒータの質量が飛躍的に軽くなり、結果とし
て治療器本体の質量を軽量化することができる。 (7)発熱体を複数に分割して配置すること(請求項
7)で、任意の発熱体にのみ通電することが可能とな
り、それにより、治療部位に応じて必要な人体部分のみ
加温できる。 (8)基材を樹脂製のシートとするか、又は布製のシー
トとし(請求項9及び請求項10)、被覆材に可撓性材
料を用いることにより、治療部位の形状に応じて治療器
を容易に変形させることができる。 (9)基材と被覆材のうち、少なくとも一方(特に被覆
材)を赤外線透過率の高い材質又は赤外線放射率の高い
材質とすること(請求項11)で、赤外線放射効率が一
層良くなる。 (10)基材の表面に金属箔を設けること(請求項12)
で、ヒートスポットが起こらず、発熱体が均一な温度と
なり、耐久性が増す。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る赤外線治療器を平面状に開い
た状態での平面図である。
【図2】図1の赤外線治療器の側面図(a)、及び背面
図(b)である。
【図3】図1の赤外線治療器を折り畳んだ状態での平面
図(a)、その背面図(b)、及び側面図(c)であ
る。
【図4】図1の赤外線治療器のパネルの横断方向の部分
断面図である。
【図5】図1の赤外線治療器のヒータの内部構造を示す
断面図である。
【図6】図5のヒータにおけるインク層のPTC特性を
示す図である。
【図7】実施形態に係る赤外線治療器と従来例に係る赤
外線治療器における時間と温度との関係を示す図であ
る。
【図8】図1の赤外線治療器を背中(腰部を含む)に適
用する場合の使用図である。
【図9】図1の赤外線治療器を脚部に適用する場合の使
用図である。
【図10】図1の赤外線治療器を腹部に適用する場合の
使用図である。
【図11】図1の赤外線治療器を背中から首にかけて適
用する場合の使用図(a)、及び腕に適用する場合の使
用図(b)である。
【図12】図1の赤外線治療器を脚部に適用する場合の
別の使用図(a)、及び背中(要部を含む)に適用する
場合の別の使用図(b)である。
【図13】別実施形態に係る赤外線治療器の平面図であ
る。
【図14】図13の赤外線治療器を太股から膝に掛けて
適用する場合の使用図である。
【図15】図13の赤外線治療器の回路の一例を示す回
路図である。
【図16】従来例に係るスタンド型据え置きタイプの赤
外線治療器を示す斜視図である。
【図17】従来例に係るアーチドーム型据え置きタイプ
の赤外線治療器を示す斜視図である。
【図18】図17の赤外線治療器を腹部に適用する場合
の使用図である。
【符号の説明】
1A,1B 赤外線治療器 P(1〜6) パネル 3 ヒータ 20 ポリエステルフィルム(基材) 21 電極 22 PTC特性を持つインク層 23 ポリエステルフィルム(被覆材) 24 金属箔 M 治療者
フロントページの続き (72)発明者 北野 邦彦 京都市右京区山ノ内山ノ下町24番地 株式 会社オムロンライフサイエンス研究所内 (72)発明者 山本 洋人 京都市右京区山ノ内山ノ下町24番地 株式 会社オムロンライフサイエンス研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自己温度制御機能を持つインク層と、この
    インク層に通電するための電極とからなる発熱体を有す
    るヒータを備えることを特徴とする赤外線治療器。
  2. 【請求項2】自己温度制御機能を持つインク層と、この
    インク層に通電するための電極とからなる発熱体を有す
    るヒータを備え、前記インク層は、抵抗値変化率が10
    0以上であることを特徴とする赤外線治療器。
  3. 【請求項3】前記ヒータは、シート状であることを特徴
    とする請求項1又は請求項2記載の赤外線治療器。
  4. 【請求項4】前記インク層は、導電性フィラー、感熱電
    気抵抗組成物及びバインダーからなることを特徴とする
    請求項1、請求項2又は請求項3記載の赤外線治療器。
  5. 【請求項5】前記発熱体は、基材に設けられていること
    を特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項
    4記載の赤外線治療器。
  6. 【請求項6】前記発熱体は、基材上に均一に設けられて
    いることを特徴とする請求項5記載の赤外線治療器。
  7. 【請求項7】前記発熱体は、基材上に複数に分割して配
    置されていることを特徴とする請求項5又は請求項6記
    載の赤外線治療器。
  8. 【請求項8】前記発熱体は、基材と被覆材で挟持されて
    いることを特徴とする請求項5、請求項6又は請求項7
    記載の赤外線治療器。
  9. 【請求項9】前記基材は、樹脂製のシートであることを
    特徴とする請求項5記載の赤外線治療器。
  10. 【請求項10】前記基材は、布製のシートであることを
    特徴とする請求項5記載の赤外線治療器。
  11. 【請求項11】前記基材と被覆材のうち、少なくとも一
    方が赤外線透過率の高い材質又は赤外線放射率の高い材
    質であることを特徴とする請求項8記載の赤外線治療
    器。
  12. 【請求項12】前記基材のインク層側の面とは反対側の
    面に金属箔を設けたことを特徴とする請求項5、請求項
    6、請求項7、請求項8、請求項9、請求項10又は請
    求項11記載の赤外線治療器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1653778A1 (en) * 2004-10-26 2006-05-03 Cheng-Ping Lin Film heating element having automatic temperature stabilisation function
JP2009028507A (ja) * 2007-07-02 2009-02-12 Suminoe Textile Co Ltd 遠赤外線放射シート及び該シートを利用した温浴装置

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