JPH1189889A - ベッドマット - Google Patents
ベッドマットInfo
- Publication number
- JPH1189889A JPH1189889A JP9252218A JP25221897A JPH1189889A JP H1189889 A JPH1189889 A JP H1189889A JP 9252218 A JP9252218 A JP 9252218A JP 25221897 A JP25221897 A JP 25221897A JP H1189889 A JPH1189889 A JP H1189889A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bed mat
- mat
- synthetic resin
- resin film
- bed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
- Invalid Beds And Related Equipment (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ベッドマット表面を非透水性の合成樹脂製フ
ィルムで覆っても、ベッドマット上に空気の流路が形成
され、病人が快適に過せるベッドマットを提供する。 【解決手段】 ゴムラバーやウレタンフォーム等で製造
されたマット材(1)の上面に、表面にしわ(2´)が
形成された非透水性の合成樹脂製フィルム(2)を貼着
してベッドマット(10)を構成することにより、合成
樹脂製フィルムのしわによる表面の凹凸により、人体
(3)と合成樹脂製フィルムとの間に隙間(4)が生
じ、この隙間においては空気が流通するため、ベッドマ
ット上に発生する湿気が除去されるので、バクテリア等
の繁殖が抑制できると共に、病人にとっては蒸れがなく
寝心地の良い最良の環境となる。
ィルムで覆っても、ベッドマット上に空気の流路が形成
され、病人が快適に過せるベッドマットを提供する。 【解決手段】 ゴムラバーやウレタンフォーム等で製造
されたマット材(1)の上面に、表面にしわ(2´)が
形成された非透水性の合成樹脂製フィルム(2)を貼着
してベッドマット(10)を構成することにより、合成
樹脂製フィルムのしわによる表面の凹凸により、人体
(3)と合成樹脂製フィルムとの間に隙間(4)が生
じ、この隙間においては空気が流通するため、ベッドマ
ット上に発生する湿気が除去されるので、バクテリア等
の繁殖が抑制できると共に、病人にとっては蒸れがなく
寝心地の良い最良の環境となる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医療用のベッドマ
ットに関し、特にベッドマット上において空気の流通性
が良好なベッドマットに関する。
ットに関し、特にベッドマット上において空気の流通性
が良好なベッドマットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から病院等で使用されているベッド
マットは、その表面が布地で覆われているため、この布
地に排泄物、血液及び嘔吐物等の汚物が付着したり、ま
た細菌、バクテリア及びダニ等の有害生物が布地に付着
し、ベッドマット内部の奥深くまで浸透して汚染されて
しまうのが常である。そのため、衛生管理上ベッドマッ
トを消毒することが必要であり、ホルマリンガスによる
消毒が行われる場合がある。しかし、この消毒作業は、
危険性が高く、労力と費用が嵩む非効率なものであるた
め、確実に行なっている病院は少なく、ほとんどの病院
では、ベッドマットを消毒せずに次の入院患者の使用に
供せられ、10年以上も繰返し使用されているのが現状
である。このように病院のベッドマットは汚染された状
態で繰返し使用されるため、ベッドマットが院内感染の
一つの感染源になっている。
マットは、その表面が布地で覆われているため、この布
地に排泄物、血液及び嘔吐物等の汚物が付着したり、ま
た細菌、バクテリア及びダニ等の有害生物が布地に付着
し、ベッドマット内部の奥深くまで浸透して汚染されて
しまうのが常である。そのため、衛生管理上ベッドマッ
トを消毒することが必要であり、ホルマリンガスによる
消毒が行われる場合がある。しかし、この消毒作業は、
危険性が高く、労力と費用が嵩む非効率なものであるた
め、確実に行なっている病院は少なく、ほとんどの病院
では、ベッドマットを消毒せずに次の入院患者の使用に
供せられ、10年以上も繰返し使用されているのが現状
である。このように病院のベッドマットは汚染された状
態で繰返し使用されるため、ベッドマットが院内感染の
一つの感染源になっている。
【0003】そこで、マット内部が汚染されないように
するため、ベッドマットの表面を非透水性の合成樹脂製
シートで覆うことが考えられている。このようにすれ
ば、表面だけを消毒や払拭等により清潔にしておくだけ
で衛生管理ができ、かつその作業に危険性がなく、労力
や費用も低減できる。
するため、ベッドマットの表面を非透水性の合成樹脂製
シートで覆うことが考えられている。このようにすれ
ば、表面だけを消毒や払拭等により清潔にしておくだけ
で衛生管理ができ、かつその作業に危険性がなく、労力
や費用も低減できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにベッドマットの表面を、単に非透水性の合成樹脂
製シートで覆うだけであると、通気性が悪いために蒸れ
が生じるので、病人に対しては逆に悪影響を及ぼす欠点
がある。
ようにベッドマットの表面を、単に非透水性の合成樹脂
製シートで覆うだけであると、通気性が悪いために蒸れ
が生じるので、病人に対しては逆に悪影響を及ぼす欠点
がある。
【0005】そこで、本発明者は、上記の欠点を解消す
るため、鋭意研究を重ねた結果、非透水性の合成樹脂製
フィルムを使用しても、ベッドマットの上面において空
気の流通性の良好なベッドマットを案出した。
るため、鋭意研究を重ねた結果、非透水性の合成樹脂製
フィルムを使用しても、ベッドマットの上面において空
気の流通性の良好なベッドマットを案出した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係るベッドマッ
トは、マット材の上面部に、しわが形成された合成樹脂
製フィルムが配されてなるものである。
トは、マット材の上面部に、しわが形成された合成樹脂
製フィルムが配されてなるものである。
【0007】このように構成すれば、合成樹脂製フィル
ム上におけるしわにより、その表面が凹凸状態になるの
で、患者の肌とベッドマットの上面との間に空気が流通
し得る隙間が生ずる。したがって、この隙間が空気の流
路になり、ベッドマットの上面において空気の流通性が
向上するので、蒸れが生じない。
ム上におけるしわにより、その表面が凹凸状態になるの
で、患者の肌とベッドマットの上面との間に空気が流通
し得る隙間が生ずる。したがって、この隙間が空気の流
路になり、ベッドマットの上面において空気の流通性が
向上するので、蒸れが生じない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な実施例を図
1〜図3に基いて詳細に説明する。
1〜図3に基いて詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明に係るベッドマット(1
0)の全体斜視図であり、図2は、長手方向の一部断面
図である。図1及び図2において(1)は、ゴムラバー
やウレタンフォーム等で製造されたマット材であり、そ
の上面には非透水性の合成樹脂製フィルム(2)が貼着
され、その表面にしわ(2´)が形成されている。この
合成樹脂製フィルム(2)は、病人の排泄物、血液及び
嘔吐物等の汚物がマット材(1)に浸透しないように、
また、細菌、バクテリア及びダニ等の有害生物がマット
材(1)に侵入しないようにするためのものであり、3
0μm〜40μmのフィルムを使用する。
0)の全体斜視図であり、図2は、長手方向の一部断面
図である。図1及び図2において(1)は、ゴムラバー
やウレタンフォーム等で製造されたマット材であり、そ
の上面には非透水性の合成樹脂製フィルム(2)が貼着
され、その表面にしわ(2´)が形成されている。この
合成樹脂製フィルム(2)は、病人の排泄物、血液及び
嘔吐物等の汚物がマット材(1)に浸透しないように、
また、細菌、バクテリア及びダニ等の有害生物がマット
材(1)に侵入しないようにするためのものであり、3
0μm〜40μmのフィルムを使用する。
【0010】そして、図2において明らかなように、合
成樹脂製フィルム(2)は、その表面にしわ(2´)が
形成されており、そのため、このベッドマット上に人が
横われば、合成樹脂製フィルムのしわ(2´)による表
面の凹凸により、図中において仮想線(2点鎖線)で示
す人体の縁部(3)と、合成樹脂製フィルム(2)との
間に隙間(4)が生じるので、ベッドマット(10)は
人体と密着しない。そして、この隙間(4)においては
空気が流通するため、人体から発生する汗や湿度等の関
係で生ずる湿気が除去されるので、バクテリア等の繁殖
が抑制でき、蒸れのない快適な状況になる。そのため、
寝心地も良く健康的であるから、病人にとっては最良の
環境となる。しかも、前述したように汚物等でベッドマ
ット(10)の表面が汚れてもマット材内部に浸透する
ことがないので、雑巾やガーゼ等で合成樹脂製フィルム
(2)の表面を拭くだけで直ちに除去することができ
る。また、本発明のベッドマットを感染症の患者が使用
した場合には、マット材までは侵入しないので、合成樹
脂製フィルムの表面だけをアルコールで拭くだけで完全
な消毒ができ、その作業も至って簡単である。
成樹脂製フィルム(2)は、その表面にしわ(2´)が
形成されており、そのため、このベッドマット上に人が
横われば、合成樹脂製フィルムのしわ(2´)による表
面の凹凸により、図中において仮想線(2点鎖線)で示
す人体の縁部(3)と、合成樹脂製フィルム(2)との
間に隙間(4)が生じるので、ベッドマット(10)は
人体と密着しない。そして、この隙間(4)においては
空気が流通するため、人体から発生する汗や湿度等の関
係で生ずる湿気が除去されるので、バクテリア等の繁殖
が抑制でき、蒸れのない快適な状況になる。そのため、
寝心地も良く健康的であるから、病人にとっては最良の
環境となる。しかも、前述したように汚物等でベッドマ
ット(10)の表面が汚れてもマット材内部に浸透する
ことがないので、雑巾やガーゼ等で合成樹脂製フィルム
(2)の表面を拭くだけで直ちに除去することができ
る。また、本発明のベッドマットを感染症の患者が使用
した場合には、マット材までは侵入しないので、合成樹
脂製フィルムの表面だけをアルコールで拭くだけで完全
な消毒ができ、その作業も至って簡単である。
【0011】図3は、上記ベッドマット(10)の製造
手段を示す概略図である。マット材(1)が、主ローラ
(A)とマット材誘導ローラ(a)とにより主ローラ
(A)の回りを図において時計回りに送られ、フィルム
誘導ローラ(b)から供給される合成樹脂製フィルム
(2)が、フィルム誘導ローラ(b)と排出ローラ
(c)との間で接着されて一体となり、排出ローラ
(c)から排出される。このような製造手段を採用する
ことにより、マット材誘導ローラ(a)と排出ローラ
(c)との間において主ローラ(A)によりマット材
(1)の上面部が引伸ばされ、このマット材(1)の上
面が引伸ばされている状態において、フィルム誘導ロー
ラ(b)から供給される合成樹脂製フィルム(2)が接
着されるので、排出ローラ(c)を通過した後、マット
材(1)が元の状態、すなわち上面が引伸ばされていな
い状態に戻ったときには、合成樹脂製フィルム(2)が
弛んでしわとなり、所望のベッドマット(10)が得ら
れる。
手段を示す概略図である。マット材(1)が、主ローラ
(A)とマット材誘導ローラ(a)とにより主ローラ
(A)の回りを図において時計回りに送られ、フィルム
誘導ローラ(b)から供給される合成樹脂製フィルム
(2)が、フィルム誘導ローラ(b)と排出ローラ
(c)との間で接着されて一体となり、排出ローラ
(c)から排出される。このような製造手段を採用する
ことにより、マット材誘導ローラ(a)と排出ローラ
(c)との間において主ローラ(A)によりマット材
(1)の上面部が引伸ばされ、このマット材(1)の上
面が引伸ばされている状態において、フィルム誘導ロー
ラ(b)から供給される合成樹脂製フィルム(2)が接
着されるので、排出ローラ(c)を通過した後、マット
材(1)が元の状態、すなわち上面が引伸ばされていな
い状態に戻ったときには、合成樹脂製フィルム(2)が
弛んでしわとなり、所望のベッドマット(10)が得ら
れる。
【0012】
【発明の効果】本発明に係るベッドマットは、マット材
の上面部に、しわが形成された合成樹脂製フィルムが配
されてなるものであるため、病人の排泄物、血液及び嘔
吐物等の汚物や、細菌、バクテリア及びダニ等の有害生
物がベッドマットの内部に浸透または侵入しないだけで
なく、合成樹脂製フィルム上におけるしわにより、その
表面が凹凸状態になるので、患者の肌とベッドマットの
上面との間に隙間が生じ、この隙間においては空気が流
通するため、ベッドマット上の湿気が除去されるので、
バクテリア等の繁殖が抑制できるだけでなく、蒸れのな
い状態で寝心地も良く、病人にとっては最良の環境を提
供することができる。
の上面部に、しわが形成された合成樹脂製フィルムが配
されてなるものであるため、病人の排泄物、血液及び嘔
吐物等の汚物や、細菌、バクテリア及びダニ等の有害生
物がベッドマットの内部に浸透または侵入しないだけで
なく、合成樹脂製フィルム上におけるしわにより、その
表面が凹凸状態になるので、患者の肌とベッドマットの
上面との間に隙間が生じ、この隙間においては空気が流
通するため、ベッドマット上の湿気が除去されるので、
バクテリア等の繁殖が抑制できるだけでなく、蒸れのな
い状態で寝心地も良く、病人にとっては最良の環境を提
供することができる。
【0013】また、本発明のベッドマットは、汚物等で
表面が汚れても雑巾やガーゼ等で直ちに拭き取ることが
でき、また、感染症の患者が使用しても、合成樹脂製フ
ィルムの表面だけをアルコールで拭くだけの簡単な作業
で完全な消毒ができる。
表面が汚れても雑巾やガーゼ等で直ちに拭き取ることが
でき、また、感染症の患者が使用しても、合成樹脂製フ
ィルムの表面だけをアルコールで拭くだけの簡単な作業
で完全な消毒ができる。
【図1】本発明に係るベッドマットの全体斜視図であ
る。
る。
【図2】上記ベッドマットの長手方向の一部断面図であ
る。
る。
【図3】上記ベッドマットの製造手段を示す概略図であ
る。
る。
10……ベッドマット 1………マット材 2………合成樹脂製フィルム 2´……合成樹脂製フィルムによるベッドマット上面の
しわ 3………仮想線で表わした人体の縁部 4………隙間 A………主ローラ a………マット材誘導ローラ b………フィルム誘導ローラ c………排出ローラ
しわ 3………仮想線で表わした人体の縁部 4………隙間 A………主ローラ a………マット材誘導ローラ b………フィルム誘導ローラ c………排出ローラ
Claims (1)
- 【請求項1】マット材の上面部に、しわが形成された合
成樹脂製フィルムが配されてなることを特徴とするベッ
ドマット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9252218A JPH1189889A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | ベッドマット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9252218A JPH1189889A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | ベッドマット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1189889A true JPH1189889A (ja) | 1999-04-06 |
Family
ID=17234162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9252218A Pending JPH1189889A (ja) | 1997-09-17 | 1997-09-17 | ベッドマット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1189889A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001003551A1 (fr) * | 1999-07-13 | 2001-01-18 | Hidehiko Tanaka | Literie medicale amelioree |
-
1997
- 1997-09-17 JP JP9252218A patent/JPH1189889A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001003551A1 (fr) * | 1999-07-13 | 2001-01-18 | Hidehiko Tanaka | Literie medicale amelioree |
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