JPH1189272A - モータの異常検出装置 - Google Patents
モータの異常検出装置Info
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- JPH1189272A JPH1189272A JP9239280A JP23928097A JPH1189272A JP H1189272 A JPH1189272 A JP H1189272A JP 9239280 A JP9239280 A JP 9239280A JP 23928097 A JP23928097 A JP 23928097A JP H1189272 A JPH1189272 A JP H1189272A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 異常検出の回路構成の簡素化を図り、部品点
数の低減を図る。 【解決手段】 モータ(10)の3つの相の磁極位置を検
出して各相毎の位置信号を出力する位置検出器(20)を
設けている。位置検出器(20)の各位置信号を受け、該
各相の位置信号に基づいて設定回転数に対応した駆動電
圧を各相毎に生成し、モータ(10)に各相の駆動電圧を
供給する。加えて、位置検出器(20)の3つ相の位置信
号のうち1つの相の位置信号を受けて、1つの位置信号
から算出したモータ(10)の実回転数と設定回転数との
回転数誤差が所定値を越えると、異常信号を出力する。
数の低減を図る。 【解決手段】 モータ(10)の3つの相の磁極位置を検
出して各相毎の位置信号を出力する位置検出器(20)を
設けている。位置検出器(20)の各位置信号を受け、該
各相の位置信号に基づいて設定回転数に対応した駆動電
圧を各相毎に生成し、モータ(10)に各相の駆動電圧を
供給する。加えて、位置検出器(20)の3つ相の位置信
号のうち1つの相の位置信号を受けて、1つの位置信号
から算出したモータ(10)の実回転数と設定回転数との
回転数誤差が所定値を越えると、異常信号を出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータの異常検出
装置に関し、特に、位置検出手段の異常対策に係るもの
である。
装置に関し、特に、位置検出手段の異常対策に係るもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より、モータには、「電気百科辞
典」(発行者 株式会社オーム社、昭和57年8月10
日第1版発行)の第336頁に開示されているように、
ブラシレスDCモータ(無整流子電動機)がある。該ブ
ラシレスDCモータは、モータの磁極位置を位置検出手
段が検出する一方、該位置検出手段が出力する位置信号
を受けて駆動パルス信号を生成し、この駆動パルス信号
に基づいて駆動電圧が印加されるように構成されてい
る。
典」(発行者 株式会社オーム社、昭和57年8月10
日第1版発行)の第336頁に開示されているように、
ブラシレスDCモータ(無整流子電動機)がある。該ブ
ラシレスDCモータは、モータの磁極位置を位置検出手
段が検出する一方、該位置検出手段が出力する位置信号
を受けて駆動パルス信号を生成し、この駆動パルス信号
に基づいて駆動電圧が印加されるように構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したブラシレスD
Cモータにおいて、例えば、位置検出手段にホールIC
が用いられ、このホールICがU相、V相及びW相の3
つの相の位置信号を出力している。そして、このホール
ICが故障すると、モータの各相に順に駆動電圧を正確
に供給することができないので、このホールICの異常
を検出するようにしている。
Cモータにおいて、例えば、位置検出手段にホールIC
が用いられ、このホールICがU相、V相及びW相の3
つの相の位置信号を出力している。そして、このホール
ICが故障すると、モータの各相に順に駆動電圧を正確
に供給することができないので、このホールICの異常
を検出するようにしている。
【0004】この異常検出は、従来、3つの相の位置信
号を受けて該3つの相の位置信号が出力されているか否
かによって判定するようにしていた。しかしながら、こ
れでは、3つの位置信号の出力の有無を判定しなければ
ならず、検出回路が複雑になると共に、部品点数が多く
なるという問題があった。
号を受けて該3つの相の位置信号が出力されているか否
かによって判定するようにしていた。しかしながら、こ
れでは、3つの位置信号の出力の有無を判定しなければ
ならず、検出回路が複雑になると共に、部品点数が多く
なるという問題があった。
【0005】本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもの
で、異常検出の回路構成の簡素化を図り、部品点数の低
減を図ることを目的とするものである。
で、異常検出の回路構成の簡素化を図り、部品点数の低
減を図ることを目的とするものである。
【0006】
−発明の概要− 本発明は、モータ(10)の実回転数と設定回転数との回
転数誤差が所定値以上になると、異常を判定するように
したものである。
転数誤差が所定値以上になると、異常を判定するように
したものである。
【0007】−解決手段− 具体的に、図1に示すように、請求項1に係る発明が講
じた手段は、先ず、モータ(10)が設けられると共に、
該モータ(10)の3つの相の磁極位置を検出して各相毎
の位置信号を出力する位置検出手段(20)が設けられて
いる。そして、該位置検出手段(20)の各位置信号を受
け、該各相の位置信号に基づいて設定回転数に対応した
駆動電圧を各相毎に生成し、上記モータ(10)に各相の
駆動電圧を供給する駆動手段(30)が設けられている。
加えて、上記位置検出手段(20)の3つ相の位置信号の
うち1つの相の位置信号を受けて、該1つの位置信号か
ら算出したモータ(10)の実回転数と上記駆動手段(3
0)が制御する設定回転数との回転数誤差が所定値を越
えると、異常信号を出力する異常検出手段(80)が設け
られている。
じた手段は、先ず、モータ(10)が設けられると共に、
該モータ(10)の3つの相の磁極位置を検出して各相毎
の位置信号を出力する位置検出手段(20)が設けられて
いる。そして、該位置検出手段(20)の各位置信号を受
け、該各相の位置信号に基づいて設定回転数に対応した
駆動電圧を各相毎に生成し、上記モータ(10)に各相の
駆動電圧を供給する駆動手段(30)が設けられている。
加えて、上記位置検出手段(20)の3つ相の位置信号の
うち1つの相の位置信号を受けて、該1つの位置信号か
ら算出したモータ(10)の実回転数と上記駆動手段(3
0)が制御する設定回転数との回転数誤差が所定値を越
えると、異常信号を出力する異常検出手段(80)が設け
られている。
【0008】請求項2記載の発明が講じた手段は、上記
請求項1記載の発明において、駆動手段(30)が、モー
タ(10)の供給電圧を出力する駆動電圧制御部(40)
と、位置検出手段(20)の位置信号を受けて駆動パルス
信号を生成して出力する駆動パルス生成部(50)と、上
記駆動電圧制御部(40)の供給電圧を受けると共に、上
記駆動パルス生成部(50)の駆動パルスを受けて駆動電
圧をモータ(10)に出力する駆動回路部(60)とより構
成したものである。
請求項1記載の発明において、駆動手段(30)が、モー
タ(10)の供給電圧を出力する駆動電圧制御部(40)
と、位置検出手段(20)の位置信号を受けて駆動パルス
信号を生成して出力する駆動パルス生成部(50)と、上
記駆動電圧制御部(40)の供給電圧を受けると共に、上
記駆動パルス生成部(50)の駆動パルスを受けて駆動電
圧をモータ(10)に出力する駆動回路部(60)とより構
成したものである。
【0009】−作用− 上記の発明特定事項により、請求項1記載の発明では、
先ず、モータ(10)に印加する電流は駆動手段(30)か
ら供給され、具体的に、請求項2記載の発明では、駆動
電圧制御部(40)より供給され、該駆動電圧制御部(4
0)の供給電圧は駆動回路部(60)に供給される。
先ず、モータ(10)に印加する電流は駆動手段(30)か
ら供給され、具体的に、請求項2記載の発明では、駆動
電圧制御部(40)より供給され、該駆動電圧制御部(4
0)の供給電圧は駆動回路部(60)に供給される。
【0010】一方、上記モータ(10)の回転時におい
て、該モータ(10)の磁極位置は位置検出手段(20)に
よって検出され、該位置検出手段(20)は、U相、V相
及びW相の3つの相の磁極位置の位置信号を出力する。
この位置信号は、駆動パルス生成部(50)に入力し、該
駆動パルス生成部(50)は、駆動回路部(60)を駆動す
るための駆動パルスを生成する。
て、該モータ(10)の磁極位置は位置検出手段(20)に
よって検出され、該位置検出手段(20)は、U相、V相
及びW相の3つの相の磁極位置の位置信号を出力する。
この位置信号は、駆動パルス生成部(50)に入力し、該
駆動パルス生成部(50)は、駆動回路部(60)を駆動す
るための駆動パルスを生成する。
【0011】そして、上記駆動回路部(60)は、駆動電
圧制御部(40)より所定の直流電圧が供給される一方、
駆動パルス生成部(50)の駆動パルスに対応してモータ
(10)の各相に電圧を印加し、該モータ(10)の各巻線
に電流が流れ、該モータ(10)が回転する。
圧制御部(40)より所定の直流電圧が供給される一方、
駆動パルス生成部(50)の駆動パルスに対応してモータ
(10)の各相に電圧を印加し、該モータ(10)の各巻線
に電流が流れ、該モータ(10)が回転する。
【0012】また、モータ(10)の駆動時において、上
記位置検出手段(20)が出力する3つの相の位置信号の
うち、1つの相の位置信号は異常検出手段(80)に入力
する。
記位置検出手段(20)が出力する3つの相の位置信号の
うち、1つの相の位置信号は異常検出手段(80)に入力
する。
【0013】そして、該異常検出手段(80)は、1つの
位置信号からモータ(10)の実際の回転数を算出すると
共に、該算出したモータ(10)の実回転数と上記モータ
(10)の設定回転数との回転数誤差を算出する。この回
転数誤差が所定値を越えると、モータ(10)の回転数異
常を判定し、つまり、ホールIC等の故障によって欠相
運転となって回転数が低下し、この回転数低下によって
異常が発生したことを判定し、異常信号を出力する。
位置信号からモータ(10)の実際の回転数を算出すると
共に、該算出したモータ(10)の実回転数と上記モータ
(10)の設定回転数との回転数誤差を算出する。この回
転数誤差が所定値を越えると、モータ(10)の回転数異
常を判定し、つまり、ホールIC等の故障によって欠相
運転となって回転数が低下し、この回転数低下によって
異常が発生したことを判定し、異常信号を出力する。
【0014】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、モータ
(10)の1つの位置信号に基づいてモータ(10)の実回
転数を算出し、この実回転数と設定回転数との回転数誤
差が所定値を越えると、異常を判定するようにしたため
に、従来のように3つの相の位置信号を判定する必要が
なく、1つの位置信号のみで異常を判定し得るので、異
常検出の回路構成を簡素にすることができる。
(10)の1つの位置信号に基づいてモータ(10)の実回
転数を算出し、この実回転数と設定回転数との回転数誤
差が所定値を越えると、異常を判定するようにしたため
に、従来のように3つの相の位置信号を判定する必要が
なく、1つの位置信号のみで異常を判定し得るので、異
常検出の回路構成を簡素にすることができる。
【0015】例えば、ホールICが故障すると、位置信
号が出力されないので、モータ(10)は欠相運転にな
り、回転数が低下することから、回転数異常によってホ
ールIC等の位置検出手段(20)の故障が検出すること
ができる。このため、1つの位置信号のみを取り込む検
出回路を設けるのみでよいことから、回路構成の簡略化
を図ることができ、部品点数の低減を図ることができ
る。
号が出力されないので、モータ(10)は欠相運転にな
り、回転数が低下することから、回転数異常によってホ
ールIC等の位置検出手段(20)の故障が検出すること
ができる。このため、1つの位置信号のみを取り込む検
出回路を設けるのみでよいことから、回路構成の簡略化
を図ることができ、部品点数の低減を図ることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。
基づいて詳細に説明する。
【0017】図2に示すように、(10)は、ブラシレス
DCモータ(10)であって、石油ファンヒータに用いら
れるバーナモータ等を構成する3相モータであり、駆動
手段(30)が接続されている。
DCモータ(10)であって、石油ファンヒータに用いら
れるバーナモータ等を構成する3相モータであり、駆動
手段(30)が接続されている。
【0018】上記モータ(10)には位置検出器(20)が
設けられ、該位置検出器(20)は、モータ(10)の電機
子巻線と界磁磁極との相対的な位置関係を検出するため
の位置検出手段を構成し、例えば、ホールICで構成さ
れている。そして、上記位置検出器(20)は、U相、V
相及びW相の3つの相の磁極位置の位置信号S1,S
2,S3を出力している。
設けられ、該位置検出器(20)は、モータ(10)の電機
子巻線と界磁磁極との相対的な位置関係を検出するため
の位置検出手段を構成し、例えば、ホールICで構成さ
れている。そして、上記位置検出器(20)は、U相、V
相及びW相の3つの相の磁極位置の位置信号S1,S
2,S3を出力している。
【0019】上記駆動手段(30)は、モータ(10)に各
相の駆動電圧を供給するものであって、駆動電圧制御部
(40)と駆動パルス生成部(50)と駆動回路部(60)と
より構成されている。
相の駆動電圧を供給するものであって、駆動電圧制御部
(40)と駆動パルス生成部(50)と駆動回路部(60)と
より構成されている。
【0020】該駆動電圧制御部(40)は、モータ(10)
の供給電圧を出力するように構成され、図示しないが、
コネクタ(41)を介して電源が接続されて制御電力が供
給される一方、トランジスタ(42,43)などを備え、マ
イコン(70)からの制御信号を受けて直流電圧を駆動回
路部(60)に出力するように構成されている。
の供給電圧を出力するように構成され、図示しないが、
コネクタ(41)を介して電源が接続されて制御電力が供
給される一方、トランジスタ(42,43)などを備え、マ
イコン(70)からの制御信号を受けて直流電圧を駆動回
路部(60)に出力するように構成されている。
【0021】上記駆動パルス生成部(50)は、位置検出
器(20)の位置信号S1,S2,S3を駆動回路部(6
0)に分配するように構成され、複数の論理回路(51,5
1,…)を備えている。つまり、該駆動パルス生成部(5
0)は、位置検出器(20)が出力する3つの相の位置信
号S1,S2,S3を受けて駆動パルス信号を生成して
駆動回路部(60)に出力するように構成されている。
器(20)の位置信号S1,S2,S3を駆動回路部(6
0)に分配するように構成され、複数の論理回路(51,5
1,…)を備えている。つまり、該駆動パルス生成部(5
0)は、位置検出器(20)が出力する3つの相の位置信
号S1,S2,S3を受けて駆動パルス信号を生成して
駆動回路部(60)に出力するように構成されている。
【0022】上記駆動回路部(60)は、上記駆動パルス
生成部(50)の駆動パルスを受けて駆動電圧をモータ
(10)に出力するように構成され、反転回路(51)と6
つのトランジスタ回路(62,62,…)とを備えている。
該駆動回路部(60)は、駆動パルス生成部(50)の駆動
パルスに基づいて6つのトランジスタ回路(62,62,
…)を順次駆動し、上記駆動電圧制御部(40)から供給
される直流電圧をモータ(10)のU相、V相及びW相の
各相に印加して該モータ(10)を駆動するように構成さ
れている。
生成部(50)の駆動パルスを受けて駆動電圧をモータ
(10)に出力するように構成され、反転回路(51)と6
つのトランジスタ回路(62,62,…)とを備えている。
該駆動回路部(60)は、駆動パルス生成部(50)の駆動
パルスに基づいて6つのトランジスタ回路(62,62,
…)を順次駆動し、上記駆動電圧制御部(40)から供給
される直流電圧をモータ(10)のU相、V相及びW相の
各相に印加して該モータ(10)を駆動するように構成さ
れている。
【0023】本発明の特徴として、上記駆動パルス生成
部(50)には、位置検出器(20)の異常を検出する異常
検出手段(80)が接続されている。該異常検出手段(8
0)は、位置信号S1の信号出力回路(81)と異常判定
手段(82)とより構成され、該信号出力回路(81)は、
位置検出器(20)が出力する3つの相の位置信号S1,
S2,S3のうち、1つの相の位置信号S1のみを導出
してマイコン(70)に出力するように構成され、例え
ば、U相の位置信号S1を出力するように構成されてい
る。
部(50)には、位置検出器(20)の異常を検出する異常
検出手段(80)が接続されている。該異常検出手段(8
0)は、位置信号S1の信号出力回路(81)と異常判定
手段(82)とより構成され、該信号出力回路(81)は、
位置検出器(20)が出力する3つの相の位置信号S1,
S2,S3のうち、1つの相の位置信号S1のみを導出
してマイコン(70)に出力するように構成され、例え
ば、U相の位置信号S1を出力するように構成されてい
る。
【0024】上記信号出力回路(81)は、電源(83)と
抵抗(84)とトランジスタ回路(85)とが順に接続され
てなり、該トランジスタ回路(85)には、駆動パルス生
成部(50)から位置検出器(20)の1つの相の位置信号
S1が入力すると共に、上記抵抗(84)とトランジスタ
回路(85)との間にはマイコン(70)の入力ポートが接
続され、1つの位置信号S1がマイコン(70)に入力す
る。
抵抗(84)とトランジスタ回路(85)とが順に接続され
てなり、該トランジスタ回路(85)には、駆動パルス生
成部(50)から位置検出器(20)の1つの相の位置信号
S1が入力すると共に、上記抵抗(84)とトランジスタ
回路(85)との間にはマイコン(70)の入力ポートが接
続され、1つの位置信号S1がマイコン(70)に入力す
る。
【0025】上記異常判定手段(82)は、マイコン(7
0)に構成され、上記モータ(10)の1つの位置信号S
1から算出した該モータ(10)の実回転数と上記駆動手
段(30)が制御する設定回転数との回転数誤差が所定値
を越えると、異常信号を出力するように構成されてい
る。
0)に構成され、上記モータ(10)の1つの位置信号S
1から算出した該モータ(10)の実回転数と上記駆動手
段(30)が制御する設定回転数との回転数誤差が所定値
を越えると、異常信号を出力するように構成されてい
る。
【0026】つまり、上記モータ(10)の実回転数は、
1つの位置信号S1から導出することができる一方、ホ
ールICが故障し、例えば、1つの相の位置信号S3が
出力されてない場合、モータ(10)は欠相運転を行うこ
とになり、この欠相運転時は、設定回転数にならず、実
際の回転数が低下することになる。そこで、モータ(1
0)の実回転数が設定回転数に到達しない場合、上記異
常判定手段(82)はホールICの故障と判定して異常信
号を出力する。
1つの位置信号S1から導出することができる一方、ホ
ールICが故障し、例えば、1つの相の位置信号S3が
出力されてない場合、モータ(10)は欠相運転を行うこ
とになり、この欠相運転時は、設定回転数にならず、実
際の回転数が低下することになる。そこで、モータ(1
0)の実回転数が設定回転数に到達しない場合、上記異
常判定手段(82)はホールICの故障と判定して異常信
号を出力する。
【0027】−モータ制御動作− 次に、上述したブラシレスDCモータ(10)における駆
動制御動作について説明する。
動制御動作について説明する。
【0028】先ず、上記モータ(10)に印加する電流
は、駆動電圧制御部(40)より供給され、該駆動電圧制
御部(40)の供給電圧は、マイコン(70)の制御信号に
基づいて駆動回路部(60)に供給される。
は、駆動電圧制御部(40)より供給され、該駆動電圧制
御部(40)の供給電圧は、マイコン(70)の制御信号に
基づいて駆動回路部(60)に供給される。
【0029】一方、上記モータ(10)の回転時におい
て、該モータ(10)の磁極位置は位置検出器(20)によ
って検出され、例えば、ホールICによって検出され、
該ホールICは、U相、V相及びW相の3つの相の磁極
位置の位置信号S1,S2,S3を出力する。この位置
信号S1,S2,S3は、駆動パルス生成部(50)に入
力し、該駆動パルス生成部(50)は、駆動回路部(60)
の各トランジスタ回路(62,62,…)を駆動するための
駆動パルスを生成する。
て、該モータ(10)の磁極位置は位置検出器(20)によ
って検出され、例えば、ホールICによって検出され、
該ホールICは、U相、V相及びW相の3つの相の磁極
位置の位置信号S1,S2,S3を出力する。この位置
信号S1,S2,S3は、駆動パルス生成部(50)に入
力し、該駆動パルス生成部(50)は、駆動回路部(60)
の各トランジスタ回路(62,62,…)を駆動するための
駆動パルスを生成する。
【0030】そして、上記駆動回路部(60)は、駆動電
圧制御部(40)より所定の直流電圧が供給される一方、
駆動パルス生成部(50)の駆動パルスを受けて各トラン
ジスタ回路(62,62,…)が駆動する。この各トランジ
スタ回路(62,62,…)の駆動によりモータ(10)の各
巻線に電流が流れ、該モータ(10)が回転する。
圧制御部(40)より所定の直流電圧が供給される一方、
駆動パルス生成部(50)の駆動パルスを受けて各トラン
ジスタ回路(62,62,…)が駆動する。この各トランジ
スタ回路(62,62,…)の駆動によりモータ(10)の各
巻線に電流が流れ、該モータ(10)が回転する。
【0031】そこで、本発明の特徴とする異常検出動作
について、図3の制御フローに基づいて説明する。
について、図3の制御フローに基づいて説明する。
【0032】先ず、異常検出動作を開始すると、ステッ
プST1において、回転数異常検知タイマ(図示省略)が
タイムアップしたか否かを判定し、この回転数異常検知
タイマがタイムアップするまで、メインルーチンに戻る
一方、上記回転数異常検知タイマがタイムアップする
と、ステップST2に移り、モータ(10)の回転数誤差が
所定値以上か否かを判定する。つまり、上記位置検出器
(20)が出力する3つの相の位置信号S1,S2,S3
のうち、1つの相の位置信号S1は、駆動パルス生成部
(50)を介して信号出力回路(81)のトランジスタ回路
(85)に入力する。そして、該トランジスタ回路(85)
が導通してマイコン(70)に位置信号S1が入力する。
プST1において、回転数異常検知タイマ(図示省略)が
タイムアップしたか否かを判定し、この回転数異常検知
タイマがタイムアップするまで、メインルーチンに戻る
一方、上記回転数異常検知タイマがタイムアップする
と、ステップST2に移り、モータ(10)の回転数誤差が
所定値以上か否かを判定する。つまり、上記位置検出器
(20)が出力する3つの相の位置信号S1,S2,S3
のうち、1つの相の位置信号S1は、駆動パルス生成部
(50)を介して信号出力回路(81)のトランジスタ回路
(85)に入力する。そして、該トランジスタ回路(85)
が導通してマイコン(70)に位置信号S1が入力する。
【0033】そして、該マイコン(70)の異常判定手段
(82)は、1つの位置信号S1からモータ(10)の実際
の回転数を算出すると共に、該算出したモータ(10)の
実回転数(検出回転数)と上記駆動手段(30)が制御す
るモータ(10)の設定回転数との回転数誤差(設定回転
数−実回転数)を算出する。その際、設定回転数に回転
数許容精度を乗じて許容し得る回転数誤差が所定値を算
出し、回転数誤差が所定値以下の場合、正常な運転状態
であるので、メインルーチンに戻る。
(82)は、1つの位置信号S1からモータ(10)の実際
の回転数を算出すると共に、該算出したモータ(10)の
実回転数(検出回転数)と上記駆動手段(30)が制御す
るモータ(10)の設定回転数との回転数誤差(設定回転
数−実回転数)を算出する。その際、設定回転数に回転
数許容精度を乗じて許容し得る回転数誤差が所定値を算
出し、回転数誤差が所定値以下の場合、正常な運転状態
であるので、メインルーチンに戻る。
【0034】一方、上記回転数誤差が所定値を越える
と、上記ステップST2からステップST3に移り、上記異
常判定手段(82)は、モータ(10)の回転数異常を判定
し、つまり、ホールICの故障によって欠相運転となっ
て回転数が低下した場合も含めて異常が発生したことを
判定し、異常信号を出力し、例えば、異常ランプの点灯
などを行い、異常表示等を行う。
と、上記ステップST2からステップST3に移り、上記異
常判定手段(82)は、モータ(10)の回転数異常を判定
し、つまり、ホールICの故障によって欠相運転となっ
て回転数が低下した場合も含めて異常が発生したことを
判定し、異常信号を出力し、例えば、異常ランプの点灯
などを行い、異常表示等を行う。
【0035】−実施形態の効果− 以上のように、本実施形態によれば、上記モータ(10)
の1つの位置信号S1に基づいてモータ(10)の実回転
数を算出し、この実回転数と設定回転数との回転数誤差
が所定値を越えると、異常を判定するようにしたため
に、従来のように3つの相の位置信号S1,S2,S3
を判定する必要がなく、1つの位置信号S1のみで異常
を判定し得るので、異常検出の回路構成を簡素にするこ
とができる。
の1つの位置信号S1に基づいてモータ(10)の実回転
数を算出し、この実回転数と設定回転数との回転数誤差
が所定値を越えると、異常を判定するようにしたため
に、従来のように3つの相の位置信号S1,S2,S3
を判定する必要がなく、1つの位置信号S1のみで異常
を判定し得るので、異常検出の回路構成を簡素にするこ
とができる。
【0036】つまり、ホールICが故障すると、例え
ば、位置信号S3が出力されないので、モータ(10)は
欠相運転になり、回転数が低下することから、回転数異
常によってホールICの故障が検出することができる。
このため、1つの位置信号S1のみを取り込む検出回路
を設けるのみでよいことから、回路構成の簡略化を図る
ことができ、部品点数の低減を図ることができる。
ば、位置信号S3が出力されないので、モータ(10)は
欠相運転になり、回転数が低下することから、回転数異
常によってホールICの故障が検出することができる。
このため、1つの位置信号S1のみを取り込む検出回路
を設けるのみでよいことから、回路構成の簡略化を図る
ことができ、部品点数の低減を図ることができる。
【0037】
【発明の他の実施の形態】本実施形態においては、ホー
ルICの位置検出手段を設けるようにしたが、各種の位
置検出器(20)に適用することができる。
ルICの位置検出手段を設けるようにしたが、各種の位
置検出器(20)に適用することができる。
【0038】また、本実施形態は、ブラシレスDCモー
タ(10)について説明したが、磁極位置を検出するモー
タであれば、ブラシレスDCモータ(10)に限定される
ものではない。
タ(10)について説明したが、磁極位置を検出するモー
タであれば、ブラシレスDCモータ(10)に限定される
ものではない。
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】モータの制御回路を示す回路図である。
【図3】異常検出を示す制御フロー図である。
10 ブラシレスDCモータ 20 位置検出器(位置検出手段) 30 駆動手段 40 駆動電圧制御部 50 駆動パルス生成部 60 駆動回路部 70 マイコン 80 異常検出手段 81 信号出力回路 82 異常判定手段
Claims (2)
- 【請求項1】 モータ(10)と、 該モータ(10)の3つの相の磁極位置を検出して各相毎
の位置信号を出力する位置検出手段(20)と、 該位置検出手段(20)の各位置信号を受け、該各相の位
置信号に基づいて設定回転数に対応した駆動電圧を各相
毎に生成し、上記モータ(10)に各相の駆動電圧を供給
する駆動手段(30)と、 上記位置検出手段(20)の3つ相の位置信号のうち1つ
の相の位置信号を受けて、該1つの位置信号から算出し
たモータ(10)の実回転数と上記駆動手段(30)が制御
する設定回転数との回転数誤差が所定値を越えると、異
常信号を出力する異常検出手段(80)とを備えているこ
とを特徴とするモータの異常検出装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のモータの異常検出装置に
おいて、 駆動手段(30)は、モータ(10)の供給電圧を出力する
駆動電圧制御部(40)と、位置検出手段(20)の位置信
号を受けて駆動パルス信号を生成して出力する駆動パル
ス生成部(50)と、上記駆動電圧制御部(40)の供給電
圧を受けると共に、上記駆動パルス生成部(50)の駆動
パルスを受けて駆動電圧をモータ(10)に出力する駆動
回路部(60)とより構成されていることを特徴とするモ
ータの異常検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9239280A JPH1189272A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | モータの異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9239280A JPH1189272A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | モータの異常検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1189272A true JPH1189272A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17042409
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9239280A Pending JPH1189272A (ja) | 1997-09-04 | 1997-09-04 | モータの異常検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1189272A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017038506A (ja) * | 2015-08-12 | 2017-02-16 | 現代自動車株式会社Hyundai Motor Company | モーター制御方法 |
-
1997
- 1997-09-04 JP JP9239280A patent/JPH1189272A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017038506A (ja) * | 2015-08-12 | 2017-02-16 | 現代自動車株式会社Hyundai Motor Company | モーター制御方法 |
CN106470002A (zh) * | 2015-08-12 | 2017-03-01 | 现代自动车株式会社 | 电动机控制方法及系统 |
EP3139176A3 (en) * | 2015-08-12 | 2017-06-07 | Hyundai Motor Company | Motor control method and system |
US9837945B2 (en) | 2015-08-12 | 2017-12-05 | Hyundai Motor Company | Motor control method and system |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011030 |