JPH1188981A - スピーカ装置 - Google Patents

スピーカ装置

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JPH1188981A
JPH1188981A JP24374097A JP24374097A JPH1188981A JP H1188981 A JPH1188981 A JP H1188981A JP 24374097 A JP24374097 A JP 24374097A JP 24374097 A JP24374097 A JP 24374097A JP H1188981 A JPH1188981 A JP H1188981A
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JP
Japan
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speaker
speaker unit
voice coil
low
sound
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JP24374097A
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English (en)
Inventor
Masao Fujihira
正男 藤平
Akira Yamagishi
亮 山岸
Ikuo Shinohara
幾夫 篠原
Akihiro Akiyama
明広 秋山
Naoki Watanabe
直樹 渡辺
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価なステレオシステムの構築が可能で、し
かも良質な低音再生が可能なスピーカ装置を提供する。 【解決手段】 2台の増幅器をスピーカボックス1の端
子43,45に各々接続し、各増幅器から音声信号を入
力すると、端子43,45からの右チャンネル用音声信
号と左チャンネル用音声信号とが中低音用のスピーカユ
ニット3のボイスコイル40,41に出力され、これら
の音声信号の合成音がスピーカユニット3から放射され
る。また、端子45,43からの左,右チャンネル用音
声信号は、フィルタ6−1,6−2で低音除去された
後、スピーカユニット5−1,5−2に入力され、中高
音がスピーカユニット5−1,5−2から放射される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、小形軽量のスピ
ーカ装置に適用して好適なスピーカ装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスピーカ装置としては、
図9に示すような装置が提案されている。このスピーカ
装置は、スピーカボックス101に取り付けられた中低
音用のスピーカユニット100と、スピーカユニット1
00の両側に配された2台の中高音用スピーカユニット
110−1,110−2とを有し、これらのスピーカユ
ニット100,110−1,110−2にそれぞれ3台
の増幅器120〜122が接続されたステレオシステム
である。これにより、音声信号を各増幅器から各スピー
カユニットに送り、左右のスピーカユニット110−
1,110−2から中高音を放射すると共に、中央のス
ピーカユニット100から中低音を放射することで、臨
場感湧れるステレオ音響を形成する。
【0003】このようなステレオシステムにおけるスピ
ーカユニット100は、センタポール101を有したヨ
ーク102とマグネット103とプレート104とで磁
気回路を形成すると共に、振動板105に連結されセン
タポール101に嵌められたボイスコイルボビン106
に、ボイスコイル107を巻装した構造になっている。
【0004】これにより、増幅器120で増幅した中低
音の音声信号を接続線108を介してボイスコイル10
7に供給することで、スピーカユニット100から音声
信号に対応した中低音が放射されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
のスピーカ装置では、次のような問題があった。中低音
用のスピーカユニット100と、中高音用のスピーカ装
置110−1,110−2とに、一台づつ増幅器120
〜121を接続しなければならないので、合計3台の増
幅器が必要となり、ステレオシステムのコストがかなり
高価なものとなってしまう。
【0006】また、小形軽量のスピーカボックス101
に取り付けられたスピーカユニット100では、その振
動板105が音圧が大きい低音の放射のために振動する
と、スピーカボックス1がそのスピーカユニット100
の振動系の振動の反作用によって移動し、このため、音
の放射の力が弱くなり音質を劣化させるという不都合が
あった。
【0007】この発明は上述した課題を解決するために
なされたもので、安価なステレオシステムの構築が可能
で、しかも良質な低音再生が可能なスピーカ装置を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、中低音用スピーカユニットと、一対の
中高音用スピーカユニットとを具備するスピーカ装置に
おいて、上記中低音用スピーカユニットは、振動板を振
動させるボイスコイルボビンに巻き付けられ且つ第1の
増幅器に接続可能な第1のボイスコイルと、ボイスコイ
ルに巻き付けられ且つ第2の増幅器に接続可能な第2の
ボイスコイルとを有し、上記一対の中高音用スピーカユ
ニットは、低音を除去するフィルタを各々有し、各フィ
ルタを介して上記第1,第2の増幅器に各々接続可能で
ある構成とした。かかる構成によれば、第1,第2の増
幅器を中低音用スピーカユニットの第1,第2のボイス
コイルに各々接続し、第1,第2の増幅器で各々増幅し
た2つの音声信号を入力すると、これら2つの音声信号
に対応した合成音が振動板から放射される。また、第
1,第2の増幅器で増幅された2つの音声信号は、各フ
ィルタで低音が除去された後、各中高音用スピーカユニ
ットに入力され、各中高音用スピーカユニットからは、
各音声信号に対応した中高音が放射される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。 (第1の実施形態)図1は、この発明の第1の実施形態
に係るスピーカ装置を示す断面図である。図1におい
て、符号1は合成樹脂等を素材とした小形軽量のスピー
カボックスであり、このスピーカボックス1の上面に、
中低音用のスピーカユニット3が取り付けられ、その両
側には、中高音用のスピーカユニット5−1,5−2が
取り付けられている。具体的には、スピーカボックス1
の上面のバッフル板2の中央部に、スピーカ取付孔2a
が穿設され、スピーカユニット3がこのスピーカ取付孔
2aの下側に固定されている。そして、スピーカボック
ス1の左,右側面板20上部にスピーカケース50−
1,50−2がそれぞれ取り付けられ、スピーカケース
50−1内に、左チャンネルとして用いられる中高音用
スピーカユニット5−1とフィルタ6−1とが組み込ま
れ、スピーカケース50−2内に、右チャンネル用の中
高音用のスピーカユニット5−2とフィルタ6−2とが
内蔵されている。
【0010】図2は、スピーカユニット3を示す断面図
である。スピーカユニット3は、中央部にセンタポール
30aが突設されたヨーク30に、リング状のマグネッ
ト31,プレート32,マグネット33,プレート34
を順に積層し、プレート32,34とセンタポール30
aとの間に磁気回路のギャップ35を形成した構造とな
っている。そして、プレート34の上面にはフレーム3
6が取り付けられ、このフレーム36に、エッジ37a
を介してコーン型の振動板37の外周部が連結されてい
る。この振動板37は中央部にキャップ38aを有して
おり、その内周部はボイスコイルボビン38の上部に固
着されている。このボイスコイルボビン38は、フレー
ム36に固着されたダンパ39によって保持されてお
り、その外周面であってプレート32,34に対向する
位置には、第1のボイスコイル40と第2のボイスコイ
ル41とが巻き付けられている。ボイスコイル40は、
錦糸線42aを介して右チャンネル用端子42に接続さ
れ、ボイスコイル41は、錦糸線44aを介して左チャ
ンネル用端子44に接続されている。
【0011】図3は、中高音用スピーカユニット5−
1,5−2を示す断面図である。スピーカユニット5−
1(5−2)は、周知のスピーカユニットであり、図3
に示すように、センタポール51aを有したヨーク51
にリング状マグネット52とプレート53とを積層し、
プレート53に固定されたフレーム54にエッジ55a
を介して振動板55を連結し、振動板55をダンパ57
で保持され且つセンタポール51aに嵌められたボイス
コイルボビン56に固着し、ボイスコイルボビン56に
ボイスコイル58を巻き付けた構成となっている。そし
て、ボイスコイル58は、錦糸線59aを介して端子5
9に接続され、端子59は図1に示すフィルタ6−1
(6−2)に接続されている。
【0012】図4は、この実施形態のスピーカ装置の回
路図である。図4に示すように、フィルタ6−1,6−
2の入力側は図1にも示す端子45,端子43に接続さ
れており、端子45,43から入力された音声信号の低
音域を除去して、中高音の音声信号のみをスピーカユニ
ット5−1,スピーカユニット5−2に出力するように
している。これらフィルタ6−1,6−2は、周知のハ
イパスフィルタであり、コンデンサ60とコイル61と
で構成されている。また、このようなフィルタ6−1,
6−2が接続された端子45,端子43には、接続線4
5a,43aが接続され、これらの接続線45a,43
aがスピーカユニット3のボイスコイル41,40に接
続した左チャンネル用端子44,右チャンネル用端子4
2に接続されている。これにより、端子43から入力し
た右チャンネル用音声信号Rが右チャンネル用端子42
を介して、スピーカユニット3のボイスコイル40に入
力されると共に、フィルタ6−2を介してスピーカユニ
ット5−2のボイスコイル58に入力される。また、端
子45から入力した左チャンネル用音声信号Lは、端子
45を介してスピーカユニット3のボイスコイル41に
入力されると共に、フィルタ6−1を介してスピーカユ
ニット5−1のボイスコイル58に入力される。
【0013】一方、図5において、スピーカボックス1
は角箱体であり、その下面板21には、スピーカユニッ
ト3の放射時に生じた反作用を打ち消す反作用を発生可
能なダクト10が設けられている。ダクト10は、下面
板21の中央部に設けられ、スピーカユニット3側を向
く直状の円筒体であり、その内径adと長さldは次のよ
うに設定されている。図5は、低音放射時における力関
係を示す説明図である。スピーカユニット3が低音放射
によって、力Fsを真上の空気に作用させたときに、ダ
クト10内の空気に力Fdが作用したとすると、これら
の力の反作用−Fs,−Fdがスピーカボックス1の内部
に発生する。したがって、スピーカボックス1が動かな
い条件は−Fs=−Fd、即ちFs=Fdである。ここで、
スピーカユニット3の振動系の実効質量と加速度とをm
s,αsとし、ダクト10内の空気の実効質量と加速度と
をmd,αdとすると、上記Fs=Fdの関係から、下記
(1)式が成立する。 ms・αs=md・αd ・・・(1) また、スピーカユニット3の振動板37の有効面積Ss
とダクト10の開口面積Sdとの間には、下記(2)式
が成立する。 αs・Ss=αd・Sd ・・・(2) 上記(1)式と(2)式とから、下記(3)式が成立す
る。 Sd/md=Ss/ms ・・・(3) 上記(3)式において、スピーカユニット3の振動系の
実効質量msと振動板37の有効面積Ssとは既知であ
り、開口面積Sdはダクト10の内径adを変数とする関
数で、ダクト10内空気の実効質量mdは、内径ad及び
長さldを変数とする関数である。このため、上記
(3)式の左辺は内径ad,長さldの関数f(ad,l
d)となり、(3)式の右辺は一定値となる。したがっ
て、関数f(ad,ld)が上記一定値になるようにダク
ト10の内径ad,長さldを設定することで、スピーカ
ユニット3による力Fsとダクト10の空気による力Fd
とが釣り合う。ダクト10の内径ad,長さldはこのよ
うに設定されており、スピーカユニット3の低音放射時
にスピーカボックス1が移動しないようになっている。
【0014】次に、この実施形態のスピーカ装置が示す
動作について説明する。まず、図4に示すように、CD
ドライブ7等の出力音声信号を増幅する第1及び第2の
増幅器8,9を端子43,端子45に各々接続し、CD
ドライブ7を駆動することで、増幅器8,9で増幅され
た右,左チャンネル用の音声信号R,Lが端子43,端
子45に入力される。
【0015】端子43に入力された音声信号Rは、スピ
ーカユニット3側とスピーカユニット5−2側とに分岐
出力される。スピーカユニット3側へ出力された音声信
号Rは、右チャンネル用端子42を介してボイスコイル
40に入力され、音声信号Rに対応した磁界がボイスコ
イル40に生じる。すると、図2に示すプレートプレー
ト32,34とセンタポール30aとの間の磁界とボイ
スコイル40の磁界との相互作用によって、ボイスコイ
ルボビン38が上下に移動して振動板37が振動する。
また、図4において、スピーカユニット5−2側に出力
された音声信号Rは、フィルタ6−2に入力され、この
フィルタ6−2で低音域が除去された後、ボイスコイル
58に入力され、中高音の音声信号Rに対応した磁界が
ボイスコイル58に生じる。これにより、図3に示すス
ピーカユニット53とセンタポール51aとの間の磁界
とボイスコイル58の磁界との相互作用によって振動板
55が振動し、右チャンネルの中高音がスピーカユニッ
ト5−2から放射される。
【0016】一方、端子45に入力された音声信号L
は、スピーカユニット3,5−1側に分岐出力される。
そして、スピーカユニット3側へ出力された音声信号L
のボイスコイル41への入力によって、図2に示す振動
板37が振動する。すなわち、スピーカユニット3の振
動板37は、ボイスコイル40に入力した音声信号Rと
ボイスコイル41に入力した音声信号Lとの合成音であ
る中低音を放射することとなる。また、図4において、
スピーカユニット5−1側に出力された音声信号Lは、
フィルタ6−1を介してスピーカユニット5−1のボイ
スコイル58に入力され、音声信号Lに対応した左チャ
ンネルの中高音がスピーカユニット5−1から放射され
る。これにより、スピーカユニット5−1とスピーカユ
ニット5−2とから左,右チャンネルの中高音が放射さ
れ、スピーカユニット3から中低音が放射されることと
なり、臨場感湧れるステレオ音響を楽しむことができ
る。
【0017】このように、この実施形態のスピーカ装置
によれば、2台の増幅器8,9でスピーカユニット3,
5−1,5−2を駆動することができるので、3台の増
幅器を必要とした従来のスピーカ装置に比べて1台分の
増幅器を省略することができ、その分、ステレオシステ
ムの構築コストを削減することができる。
【0018】ところで、スピーカユニット3においては
音圧レベルの高い低音が放射されるので、その低音放射
の反作用によって小型軽量なスピーカボックス1が振動
するおそれがある。しかし、この実施形態のスピーカ装
置では、図5に示したように、ダクト10がスピーカボ
ックス1に設けられているので、ダクト10内の空気放
射の反作用−Fdでスピーカユニット3の低音放射時の
反作用−Fsを打ち消す。このため、スピーカボックス
1がスピーカユニット3の低音放射によって振動するこ
となく良質な低音放射が維持されることとなる。
【0019】(第2の実施形態)図6は、この発明の第
2の実施形態に係るスピーカ装置の断面図である。な
お、図1ないし図5と同一部材については同一符号を付
してある。この実施形態のスピーカ装置は、スピーカボ
ックス1の前面にバッフル板2を配し、バッフル板2に
中低音用のスピーカユニット3を取り付けると共に、上
面板の左右に、中高用のスピーカユニット5−1,5−
2を配して、フィルタ6−1,6−2を接続し、ダクト
11を後面板22に沿って取り付けた点が、上記第1の
実施形態のスピーカ装置と異なる。
【0020】ダクト11は、一方開口が下面板21側を
向いた筒状体であり、その内径ad′と長さld′は、ス
ピーカユニット3の低音放射するときの反作用−Fsと
ダクト11内の空気の反作用−Fd′とが釣り合うよう
に設定されている。これにより、スピーカユニット3の
低音放射時におけるスピーカボックス1の前後方向の移
動が防止されるようになっている。このように、ダクト
11を後面板22に沿った形状に形成することで、スピ
ーカボックス1の薄型化を図ることができる。その他の
構成,作用効果は上記第1の実施形態と同様であるの
で、その記載は省略する。
【0021】(第3の実施形態)図7は、この発明の第
3の実施形態に係るスピーカ装置の要部を示す断面図で
ある。なお、図1ないし図6に示した部材と同一部材に
ついては同一符号を付してある。この実施形態のスピー
カ装置は、1つのマグネット33と1つのプレート34
とのみを有する小型のスピーカユニット3−1のボイス
コイルボビン38に、ボイスコイル40,41を巻き付
けた点が、上記第1及び第2の実施形態と異なる。具体
的には、プレート34を若干厚めに設定し、このプレー
ト34とセンタポール30aとの間のギャップに、近接
した2つのボイスコイル40,41を巻き付けた。この
ように、ボイスコイル40,41を近接させてボイスコ
イルボビン38に巻き付ける構成とすることで、小型の
中低音用スピーカユニットについても、この発明を適用
することができる。その他の構成,作用効果は上記第1
及び第2の実施形態と同様であるので、その記載は省略
する。
【0022】(第4の実施形態)図8は、この発明の第
4の実施形態に係るスピーカ装置の要部を示す断面図で
ある。なお、図1ないし図7に示した部材と同一部材に
ついては同一符号を付してある。この実施形態のスピー
カ装置は、1つのマグネット33と1つのプレート34
とのみを有する小型のスピーカユニット3−2のボイス
コイルボビン38に、ボイスコイル40,ボイスコイル
41を巻き付けた点は上記第3の実施形態のスピーカ装
置と同様であるが、ボイスコイル40の外側にボイスコ
イル41を巻き付けた点が上記第1ないし第3の実施形
態と異なる。このように、ボイスコイル40,41を重
ねた構成とすることで、より薄いプレート34を有した
小型の中低音用スピーカユニットについても、この発明
を適用することができる。その他の構成,作用効果は上
記第1ないし第3の実施形態と同様であるので、その記
載は省略する。
【0023】なお、この発明は、上記実施形態に限定さ
れるものではなく、発明の要旨の範囲内において種々の
変形や変更が可能である。例えば、上記第1ないし第3
の実施形態では、右チャンネル用のボイスコイル40を
ボイスコイルボビン38の上側位置に配設し、左チャン
ネル用のボイスコイル41を下側位置に配設したが、逆
位置に配設しても良い。また、上記第4の実施形態で
は、右チャンネル用のボイスコイル40の外側に左チャ
ンネル用のボイスコイル41を巻き付けたが、ボイスコ
イル41の外側にボイスコイル40を巻き付けても良
い。さらに、上記実施形態では、フィルタとしてコンデ
ンサ60,コイル61で構成したフィルタ6−1,6−
2を用いたが、これに限定されるものではなく、低音域
を除去可能な全てのフィルタを用いることができること
は勿論である。
【0024】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、この発明の
スピーカ装置によれば、第1及び第2の増幅器という2
つの増幅器で、ステレオ音響を得ることができる。この
結果、従来のスピーカ装置が3つの増幅器を必要とした
ことに比べて、増幅器を1つ省略することができ、その
分、安価なステレオシステムを構築することができると
いう優れた効果がある。また、中低音用スピーカユニッ
トが取り付けられたスピーカボックスに、中低音用スピ
ーカユニットの反作用を打ち消し又は減少させる反作用
を発生可能なダクトを設けることで、低音放射時におけ
るスピーカボックスの移動を防止することができ、この
結果、小型軽量のスピーカボックスにおいても、より良
質な低音を発生させることができる。さらに、ダクトを
中低音用スピーカユニットから取り付けられたスピーカ
ボックスの一面と対向する面に沿って折れ曲がった筒状
体にすることで、スピーカボックスの薄型化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るスピーカ装置
を示す断面図である。
【図2】中低音用のスピーカユニットを示す断面図であ
る。
【図3】中高音用スピーカユニットを示す断面図であ
る。
【図4】第1の実施形態のスピーカ装置の回路図であ
る。
【図5】低音放射時における力関係を示す説明図であ
る。
【図6】この発明の第2の実施形態に係るスピーカ装置
の断面図である。
【図7】この発明の第3の実施形態に係るスピーカ装置
の要部を示す断面図である。
【図8】この発明の第4の実施形態に係るスピーカ装置
の要部を示す断面図である。
【図9】従来のスピーカ装置を示す断面図である。
【符号の説明】
1…スピーカボックス、 3,5−1,5−2…スピー
カユニット、 6−1,6−2…フィルタ、 10…ダ
クト、 37…振動板、 38…ボイスコイルボビン、
40,41…ボイスコイル、8,9…増幅器。
フロントページの続き (72)発明者 秋山 明広 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 渡辺 直樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中低音用スピーカユニットと、一対の中
    高音用スピーカユニットとを具備するスピーカ装置にお
    いて、 上記中低音用スピーカユニットは、振動板を振動させる
    ボイスコイルボビンに巻き付けられ且つ第1の増幅器に
    接続可能な第1のボイスコイルと、上記ボイスコイルボ
    ビンに巻き付けられ且つ第2の増幅器に接続可能な第2
    のボイスコイルとを有し、 上記一対の中高音用スピーカユニットは、低音を除去す
    るフィルタを各々有し、各フィルタを介して上記第1,
    第2の増幅器に各々接続可能である、 ことを特徴とするスピーカ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のスピーカ装置におい
    て、 上記中低音用スピーカユニットをスピーカボックスの一
    面に取り付け、スピーカボックスの他面に上記中低音用
    スピーカユニットの反作用を打ち消し又は減少させる反
    作用を発生可能なダクトを設けた、 ことを特徴とするスピーカ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のスピーカ装置におい
    て、 上記ダクトは、上記中低音用スピーカユニットが取り付
    けられたスピーカボックスの上記一面と対向する面に取
    り付けられ且つ中低音用スピーカユニット側を向く直状
    の筒状体である、 ことを特徴とするスピーカ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載のスピーカ装置におい
    て、 上記ダクトは、上記中低音用スピーカユニットが取り付
    けられたスピーカボックスの上記一面と対向する面に取
    り付けられ且つ当該対向面に沿って折れ曲がった筒状体
    である、 ことを特徴とするスピーカ装置。
JP24374097A 1997-09-09 1997-09-09 スピーカ装置 Pending JPH1188981A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107948880A (zh) * 2017-11-10 2018-04-20 佛山市天啊科技有限公司 一种应用于汽车的车载快装音响系统

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CN107948880A (zh) * 2017-11-10 2018-04-20 佛山市天啊科技有限公司 一种应用于汽车的车载快装音响系统

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