JPH1188894A - 圧縮画像データの復号装置及び圧縮画像データの復号方法 - Google Patents

圧縮画像データの復号装置及び圧縮画像データの復号方法

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JPH1188894A
JPH1188894A JP23985597A JP23985597A JPH1188894A JP H1188894 A JPH1188894 A JP H1188894A JP 23985597 A JP23985597 A JP 23985597A JP 23985597 A JP23985597 A JP 23985597A JP H1188894 A JPH1188894 A JP H1188894A
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JP
Japan
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image data
memory
circuit
decoding
selector
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Application number
JP23985597A
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English (en)
Inventor
Eiichiro Morinaga
英一郎 森永
Takayasu Kon
孝安 今
Takashi Hosoi
隆史 細井
Miki Abe
三樹 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御回路等の外付け手段を用いることなく、
特殊再生をすることができる圧縮画像データの復号装置
等を提供する。 【解決手段】 加算回路73から供給された復号後の各
ピクチャは、第1〜第4のメモリ74〜77のいずれか
に格納される。第1及び第2のメモリセレクタ79,8
0は、メモリ74〜77に格納されているI又はPピク
チャを選択して、参照画像生成セレクタ86等に供給す
る。参照画像生成セレクタ86は、平均回路85やメモ
リセレクタ79,80等から供給されたデータに基づき
参照画像データを生成し、加算回路73に供給する。出
力画像セレクタ83は、第1〜第4のメモリ74〜77
に格納されている各ピクチャを、所定の表示順序に基づ
き選択し、ラスタスキャンをして出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、MPEG(Moving
Picture Experts Group )方式等により圧縮された画
像データを復号する圧縮画像データの復号装置及び圧縮
画像データの復号方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、MPEG方式等で圧縮された
画像データを復号する復号装置が知られている。
【0003】例えば、MPEG方式で圧縮された画像デ
ータを復号する従来の復号装置は、図7に示すように構
成される。
【0004】この図7に示す従来の復号装置100は、
圧縮された画像データを逆量子化する逆量子化回路10
1と、逆量子化回路101の出力を逆離散コサイン変換
(逆DCT)する逆DCT回路102と、逆DCT回路
102の出力データと参照画像データを加算する加算回
路103と、この加算回路103の出力データである画
像データを1画面単位で記憶する第1のメモリ104及
び第2のメモリ105と、第1のメモリ104及び第2
のメモリ105が記憶している画像データから平均値を
演算する平均回路106と、第1のメモリ104の出
力,第2のメモリ105の出力,平均回路106の出
力,及び0レベルから参照画像データを生成して上記加
算回路103に供給する第1のセレクタ107と、第1
のメモリ104の出力,第2のメモリ105の出力,加
算回路103の出力を切り換えて伸張後の画像データを
出力する第2のセレクタ108とを備えている。
【0005】従来の復号装置100には、例えば光ディ
スクに記録されたデータや伝送されたデータを再生して
得られるMPEG方式で圧縮された画像データが供給さ
れる。さらに、この従来の復号装置100には、MPE
G方式で圧縮された画像データであって、可変長復号処
理及び逆スキャン処理が施された圧縮された画像データ
が供給される。
【0006】逆量子化回路101は、供給された圧縮画
像データを、所定の量子化定数で逆量子化し、逆DCT
回路102に供給する。
【0007】逆DCT回路102は、逆量子化回路10
1の出力データを逆DCT処理し、加算回路103に供
給する。この逆DCT回路102は、周波数軸上に変換
されているデータを、時間軸上のデータに戻す処理を行
う。
【0008】加算回路103は、第1のセレクタ107
から供給される参照画像データと逆DCT回路102の
出力データを加算する。そして、加算回路103は、こ
の加算した画像データが、Bピクチャである場合は、第
2のセレクタ108に供給する。また、加算回路103
は、この加算した画像データが、Iピクチャ或いはPピ
クチャである場合は、第1のメモリ104或いは第2の
メモリ105に供給する。
【0009】第1のメモリ104及び第2のメモリ10
5には、上記逆量子化回路101,逆DCT回路102
及び加算回路103により復号されたIピクチャ又はP
ピクチャが供給される。第1のメモリ104及び第2の
メモリ105は、それぞれ、このIピクチャ又はPピク
チャを1画面毎に記憶する。加算回路103から供給さ
れるIピクチャ又はPピクチャは、記憶するデータがな
くなったいずれか一方のメモリに対して、データが順次
格納されていく。
【0010】平均回路106は、第1のメモリ104及
び第2のメモリ105に記憶されているIピクチャ及び
Pピクチャから、この2つの画面のデータの平均値を演
算する。
【0011】第1のセレクタ107には、第1のメモリ
104に記憶されているIピクチャ又はPピクチャと、
第1のメモリ105に記憶されているIピクチャ又はP
ピクチャと、平均回路106の平均値データと、0レベ
ルのデータとが供給される。この第1のセレクタ107
は、これらデータに対して、圧縮画像データとともに供
給される動きベクトルに基づいて動き補償を行い、この
動き補償を行ったデータを参照画像データとして加算回
路103に供給する。
【0012】例えば、第1のセレクタ107は、逆DC
T回路102から加算回路103にIピクチャの画像デ
ータが供給された場合は、0レベルのデータを参照画像
データとして出力する。また、第1のセレクタ107
は、逆DCT回路102から加算回路103にPピクチ
ャの画像データが供給された場合は、第1のメモリ10
4或いは第2のメモリ105に記憶されているIピクチ
ャ或いはPピクチャに対して動き補償を行う。そして、
この第1のセレクタ107は、この動き補償を行った画
像データを、参照画像データとして出力する。また、第
1のセレクタ107は、逆DCT回路102から加算回
路103にBピクチャの画像データが供給された場合
は、第1のメモリ104,第2のメモリ105或いは平
均回路16に記憶されているIピクチャ或いはPピクチ
ャ又はこれらの平均値に対して動き補償を行う。そし
て、この第1のセレクタ107は、この動き補償を行っ
た画像データを、参照画像データとして出力する。
【0013】第2のセレクタ108は、加算回路103
から供給されるBピクチャ、第1のメモリ104又は第
2のメモリ105に記憶しているIピクチャ或いはPピ
クチャを、表示順序に基づき伸張後の画像データとして
出力する。つまり、MPEG方式においては、双方向予
測を行っているため、圧縮された画像データの画面順序
と表示する画面順序とが異なっている。従って、第2の
セレクタ108は、その表示する画面順序に応じて、I
ピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャのいずれかを選択し
て出力する。
【0014】このような構成の従来の復号装置100で
は、MPEG方式で圧縮された画像データを伸張するこ
とができる。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来の復号装置100では、復号されたBピクチャが直
接加算回路103から第2のセレクタ108を介して出
力されるため、画像データの復号を行うとともに、順次
圧縮画像データの復号処理を行ない続けなければならな
い。従って、従来の復号装置100では、例えば、ある
1つの画面の表示状態を保持しながら、次に続く画像デ
ータの復号を行っていくような、いわゆるバックグラウ
ンドでの復号処理ができなかった。このことから従来の
復号装置100では、コマ送り再生、スキャン再生、又
は、逆方向再生等の特殊再生をする場合に、フィールド
メモリとその制御を行う制御回路等の外付けのハードウ
ェアを必要としていた。
【0016】本発明は、このような実情を鑑みてなされ
たものであり、制御回路等の外付け手段を用いることな
く、特殊再生をすることができる圧縮画像データの復号
装置及び圧縮画像データの復号方法を提供することを目
的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る圧縮画像データの復号装置は、参照
画像データに基づき、圧縮された画像データを伸張する
伸張手段と、上記伸張手段が伸張した画像データを、1
画面毎に記憶する複数の記憶手段と、上記複数の記憶手
段が記憶した1画面毎の画像データから、参照画像デー
タを生成する参照画像データ生成手段と、上記複数の記
憶手段が記憶した1画面毎の画像データを、画面の表示
順序に基づき出力する出力手段とを備えることを特徴と
する。
【0018】この圧縮画像データの復号装置では、伸張
した画像データを1画面ずつ全ての画面について記憶し
て、この記憶した画面から、参照画像データと、出力画
像データを生成する。
【0019】本発明に係る圧縮画像データの復号方法で
は、参照画像データに基づき、圧縮された画像データを
伸張し、伸張した画像データを、複数のメモリに1画面
毎に格納し、上記複数のメモリに格納した画像データに
基づき、参照画像データを生成するとともに、上記複数
のメモリに格納した画像データを、画面の表示順序に基
づき出力することを特徴とする。
【0020】この圧縮画像データの復号方法では、伸張
した画像データを1画面ずつ全ての画面について記憶し
て、この記憶した画面から、参照画像データと、出力画
像データを生成する。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したカメラ一
体型光ディスク記録再生装置(以下、単にカメラシステ
ムという。)について、図面を参照しながら説明する。
【0022】この実施の形態におけるカメラシステム
は、図1に示すように構成され、撮像した画像をMPE
G2方式で画像圧縮して圧縮した画像データを光磁気デ
ィスク(以下、単に光ディスクDと呼ぶ)に記録し、ま
た、この光ディスクDに記録した画像圧縮された画像デ
ータを再生してディスプレイ上に表示するものである。
なお、このカメラシステムにおいて、本発明は符号化/
復号回路9に適用されている。
【0023】図1に示すカメラシステムは、この装置全
体の制御及び各回路の制御を行うホストコントローラ3
0を備えている。
【0024】ホストコントローラ30は、撮像した画像
を光ディスクDに記録する記録モードと、光ディスクD
に記録された圧縮画像データを再生して外部出力装置で
あるディスプレイ等に画像を表示する再生モードとの切
り換えを行う。また、このホストコントローラ30は、
この記録モードと再生モードとの切り換えに応じて、後
述する各回路の動作の切り換え制御を行う。
【0025】この図1に示すカメラシステムは、撮像光
が入射されるレンズLと、このレンズLからの撮像光が
照射されるCCD(Charge Coupled Device)イメージ
センサ(以下、単にCCDと呼ぶ。)1と、このCCD
1から撮像信号を取り出して所定のレベルに増幅するサ
ンプルホールド及びオートゲインコントロールアンプ
(以下、単にS/H−AGCと呼ぶ。)2と、このS/
H−AGC2の出力をデジタル信号に変換するビデオア
ナログ/デジタルコンバータ(以下、V−A/Dコンバ
ータと呼ぶ。)3と、同期信号を生成するタイミングジ
ェネレータ4と、色コーディングに対応した信号処理を
するカメラ信号処理回路5と、このカメラ信号処理回路
5に接続されるディレイライン6と、NTSCに準拠し
たデジタルの撮像信号からCCIR601に準拠したデ
ジタルの撮像信号に変換するNTSC/CCIR601
レートコンバータ(以下、単にレートコンバータとい
う。)7と、マクロブロックの生成及び動きベクトルの
生成をする動き検出回路8と、画像データを圧縮しまた
圧縮画像データを伸張する符号化/復号回路9と、圧縮
画像データを一時格納するバッファメモリ11と、この
バッファメモリ11のコントローラとなるバッファコン
トローラ10とを備えている。
【0026】このカメラシステムで撮像した撮像光は、
レンズLを介してCCD1に照射される。CCD1は、
例えば、水平及び垂直画素が768H×494Vで構成
される2次元カラーイメージセンサであって、撮像光を
原色(R,G,B)或いは補色(Ye,Cy,Mg)の
色コーディングフィルタにより色コーディングされた撮
像信号に変換する。CCD1からの撮像信号は、S/H
−AGC2によって、相関2重サンプルホールドを行い
リセット雑音等の除去、及び、ゲインコントロールされ
た後、V−A/Dコンバータ3によってデジタルの撮像
信号に変換される。このデジタル撮像信号は、カメラ信
号処理回路5に供給される。
【0027】タイミングジェネレータ4は、上記CCD
1,S/H−AGC2,V−A/Dコンバータ3の処理
に必要な同期信号を生成する。例えば、この同期信号
は、CCD1の水平及び垂直画素が768H×494V
で構成されているものであれば、例えば、14.318
MHz(4fsc)のクロックに基づき生成される。
【0028】カメラ信号処理回路5は、メモリにより構
成されるディレイライン6を用いて、上記CCD1の色
コーディングフィルタによる色コーディングに対応した
デコード処理等を行い、デジタルの撮像信号からデジタ
ルの輝度(Y)信号、色差(Cr/Cb)信号を生成す
る。カメラ信号処理回路5は、デジタルの輝度(Y)信
号、色差(Cr/Cb)信号をレートコンバータ7に供
給する。このようなカメラ信号処理回路5は、デジタル
の輝度(Y)信号及び色差(Cr/Cb)信号を、例え
ばNTSC方式に基づいて生成しており、輝度(Y)信
号のサンプリング周波数が14.318MHzとなって
いる。また、このNTSC方式のデジタル撮像信号の色
差信号(Cr)及び色差信号(Cb)のデータ量は、輝
度(Y)信号に対して1/2となっている。そのため、
輝度(Y)信号はこのカメラ処理回路5から独立に1本
の伝送線でレートコンバータ7に伝送され、色差(C
r)信号及び色差(Cb)信号はそれぞれ時分割され1
本の伝送線でレートコンバータ7に伝送される。なお、
この色差(Cr)信号及び色差(Cb)信号を時分割し
て伝送する場合は、色差(Cr/Cb)信号と表現す
る。また、このカメラ信号処理回路5は、NTSC方式
に限らず、例えば、PAL方式に準拠したデジタルの撮
像信号を出力してもよい。
【0029】レートコンバータ7は、NTSC方式にお
けるサンプリング周波数で伝送された輝度(Y)信号及
び色差(Cr/Cb)信号を、CCIR601に準拠し
た13.5MHzのサンプリング周波数の輝度(Y)信
号及び色差(Cr,Cb)信号に変換する。この13.
5MHzに変換された輝度(Y)信号及び色差(Cr,
Cb)信号は、動き検出回路8及び後述するミキサ回路
24に供給される。
【0030】動き検出回路8は、レートコンバータ7で
処理した画像データから、MPEG2方式で画像圧縮を
行うために、いわゆるマクロブロックを生成するととも
に、動きベクトルを生成し、このマクロブロック化した
画像データと動きベクトルを符号化/復号回路9に供給
する。
【0031】符号化/復号回路9は、MPEG2方式の
エンコーダとデコーダとが一体化したものであって、例
えば、1つのICとして構成される。この符号化/復号
回路9は、撮像時における記録モードと、光ディスクD
の再生時における再生モードとで符号化機能と復号機能
がホストコントローラ30により切り換えられる。この
ような符号化/復号回路9が採用するMPEG2方式の
画像圧縮方式では、まず画像信号のフレーム間の差分を
取ることにより時間軸方向の冗長度を落とし、その後、
離散コサイン変換(DCT)等の直交変換手法を用いて
空間軸方向の冗長度を落としてビデオ信号を能率良く符
号化する。そして、このMPEG2方式では、ある単位
の動画像すなわち何枚かの画像をグループ・オブ・ピク
チャ(GOP:Group of Pictures )と呼び、GOP単位で
の独立再生ができるようにしている。GOP内の画像
(Picture )は大別してIピクチャ,Pピクチャ又はB
ピクチャの3種類のタイプを持ち、各フレームの画像信
号は、いずれかのタイプのピクチャとして符号化され
る。
【0032】この符号化/復号回路9では、記録モード
時に、動き検出回路8を介して供給されるCCIR60
1に準拠したデジタル撮像信号(Y,Cr,Cb)にM
PEG2方式のエンコード処理を施すことによりデータ
圧縮を行う。そして、この符号化/復号回路9から動き
検出回路8に発生ビット量がフィードバックされること
により、レート制御がなされるようになっている。ま
た、符号化/復号回路9は、再生モード時に、上記バッ
ファコントローラ10から供給される圧縮された画像デ
ータに符号化処理とは逆の復号処理を施すことにより、
CCIR601に準拠したデジタル画像信号(Y,C
r,Cb)を生成して後述するミキサ回路24に供給す
る。さらに、この符号化/復号回路9は、上記記録モー
ドの場合に、符号化した画像データをバッファコントロ
ーラ10に供給するとともに、このミキサ回路24に供
給することも可能となっている。
【0033】バッファコントローラ10は、このバッフ
ァコントローラ10に接続されるバッファメモリ11を
制御する回路である。バッファメモリ11は、符号化/
復号回路9で符号化又は復号をする圧縮画像データを一
時記憶するものであり、符号化/復号回路9と後述する
インターフェース回路12との間でやりとりするデータ
をバッファリングするものである。なお、このバッファ
コントローラ10は、ホストコントローラ30により制
御され、記録モードの場合には、符号化/復号回路9か
らの圧縮画像データをバッファメモリ11に格納する。
そして、後述するインターフェース回路12の処理速度
に応じて、バッファメモリ11に格納した圧縮画像デー
タをこのインターフェース回路12に供給する。また、
このバッファコントローラ10は、ホストコントローラ
30により制御され、再生モードの場合には、インター
フェース回路12からの圧縮画像データをバッファメモ
リ11に格納する。そして、符号化/復号回路9の処理
速度に応じて、バッファメモリ11に格納した圧縮画像
データをこの符号化/復号回路9に供給する。
【0034】なお、このバッファコントローラ10は、
圧縮画像データのみならず、後述する圧縮された音声デ
ータも取り扱い、この圧縮された音声データを光ディス
クDに記録するために、又は、この圧縮された音声デー
タを光ディスクDから再生するために、バッファメモリ
11にこの圧縮された音声データを一時格納する制御を
行う。
【0035】また、この図1に示すカメラシステムは、
上記バッファコントローラ10と圧縮画像データのやり
とりを行うインターフェース回路12と、このインター
フェース回路12を介して圧縮画像データが供給される
ディスクエンコーダ13と、このディスクエンコーダ1
3の出力により駆動される記録ドライバ14と、この記
録ドライバ14により励磁され光ディスクDに磁界を印
加する磁気ヘッド15と、光ディスクDを挟んで上記磁
気ヘッド15と対向するように配置された光学ヘッド1
6と、この光学ヘッド16に接続された再生増幅回路1
7と、この再生増幅回路17を介して光学ヘッド16に
よる再生信号が供給されるディスクアナログ/デジタル
コンバータ(以下、D−A/Dコンバータと呼ぶ。)1
8及びADIP(Address in pre-groove )デコーダ1
9と、D−A/Dコンバータ18の出力が供給されるビ
タビ復号回路20と、ADIPデコーダ19及びビタビ
復号回路20の出力が供給されるディスクデコーダ21
とを備えている。
【0036】インターフェース回路12は、ホストコン
トローラ30による記録モードと再生モードの切り換え
制御に基づき処理を行う。インターフェース回路12
は、記録モードの場合には、バッファコントローラ10
から供給される圧縮画像データをディスクエンコーダ1
3に供給し、再生モードの場合には、ディスクデコーダ
21からの圧縮画像データをバッファコントローラ10
に供給する。
【0037】ディスクエンコーダ13は、ホストコント
ローラ30によって記録モードが設定されることにより
インタフェース回路12から圧縮画像データを変調し、
変調出力で記録ドライバ14を駆動する。記録ドライバ
14は、このディスクエンコーダ13の出力に応じて磁
気ヘッド15を励磁する。また、この実施の形態におけ
るカメラシステムでは、記録モード時に、光ディスクD
を挟んで磁気ヘッド15と対向するように配置された光
学ヘッド16から光ディスクDに照射されるレーザ光が
記録用の光量に切り換えられ、レーザ光の照射により光
ディスクDの光磁気記録層がキュリー温度まで上昇され
た状態で、磁気ヘッド15が励磁されることにより、光
ディスクDの光磁気記録層に圧縮画像データが磁界変調
記録される。
【0038】光学ヘッド16は、ホストコントローラ3
0によって再生モードが設定されることにより、光ディ
スクDに照射するレーザ光を再生用の光量に切り換え
る。そして、光学ヘッド16は、再生用の光量のレーザ
光を光ディスクDの光磁気記録層に照射して、その反射
光を検出することにより再生信号を生成する。この光学
ヘッド16により生成された再生信号は、再生増幅回路
17を介してD−A/Dコンバータ18及びADIPデ
コーダ19に供給される。D−A/Dコンバータ18に
供給された再生信号は、デジタル化されてビタビ復号回
路20でビタビ復号されることにより再生データとされ
る。ビタビ復号回路20は、ビタビ復号した再生データ
をディスクデコーダ21に供給する。また、ADIPデ
コーダ19は、光ディスクDのグルーブのウオブリング
を例えばバイフェーズ変調することによりADIP信号
として記録されているアドレス情報を再生信号からデコ
ードしてディスクデコーダ21に供給する。そして、デ
ィスクデコーダ21は、上記ディスクエンコーダ13に
対応する復調処理を再生データに施すことにより、圧縮
画像データを再生してインターフェース回路12を介し
てバッファコントローラ10に供給する。
【0039】また、この図1に示すカメラシステムは、
上記レートコンバータ7により生成されるCCIR60
1に準拠したデジタル画像信号と上記符号化/復号回路
9により生成されるCCIR601に準拠したデジタル
画像信号と管面表示信号発生回路(以下、OSDと呼
ぶ。)22が発生するする管面表示信号とが供給される
ミキサ回路24と、上記OSD22に接続されたパター
ンランダムアクセスメモリ(以下、パターンRAMと呼
ぶ。)23と、上記ミキサ回路24に接続されたNTS
Cエンコーダ25と、このNTSCエンコーダ25に接
続されたビデオデジタル/アナログコンバータ(以下、
V−D/Aコンバータと呼ぶ。)26とを備えている。
【0040】ミキサ回路24は、レートコンバータ7又
は符号化/復号回路9により生成されるCCIR601
に準拠した輝度(Y)信号及び色差(Cr,Cb)信号
にOSD22により発生される管面表示信号をスーパー
インポーズするためのものである。このOSD22は、
パターンRAM23に格納される管面表示信号や、ホス
トコントローラ30から供給される管面表示信号を取得
して、ミキサ回路24に供給する。
【0041】NTSCエンコーダ25は、レートコンバ
ータ7又は符号化/復号回路9からミキサ回路24を介
して供給されるCCIR601に準拠したデジタル画像
信号の輝度(Y)信号及び色差(Cr,Cb)信号を、
上記ディレイライン6を用いてNTSCに準拠したデジ
タル画像信号にエンコードしてV−D/Aコンバータ2
6に供給する。なお、このディレイライン6は、上記カ
メラ信号処理回路と共通に用いられる。
【0042】V−D/Aコンバータ26は、NTSCエ
ンコーダ25から供給されるNTSC方式に準拠したデ
ジタル画像信号をアナログ化して、アナログ画像信号を
図示しないモニター装置等に出力する。
【0043】また、この図1に示すカメラシステムは、
デジタルの音声データとアナログの音声信号をそれぞれ
アナログ/デジタル変換又はデジタル/アナログ変換す
る音声アナログデジタル/デジタルアナログコンバータ
(以下、A−AD/DAコンバータと呼ぶ。)27と、
音声データの信号圧縮/伸張を行う音声符号化/復号回
路28と、この符号化/復号回路28と上記バッファコ
ントローラ10とのデータのやりとりを行うインターフ
ェース回路29とを備えている。
【0044】A−AD/DAコンバータ27は、ホスト
コントローラ30により動作モードが切り換えられて、
記録モードの場合に、図示しないマイクロホン又はスピ
ーカ等の音声入出力装置を介して入力されるアナログ音
声信号をデジタル化して、デジタル音声信号を音声符号
化/復号回路28に供給する。また、このA−AD/D
Aコンバータ27は、再生モードの場合に、音声符号化
/復号回路28から供給されるデジタル音声信号をアナ
ログ化して、音声入出力装置を介してアナログ音声信号
を出力する。
【0045】音声符号化/復号回路28は、ホストコン
トローラ30により動作モードが切り換えられて、記録
モードの場合には上記A−AD/DAコンバータ27に
よりデジタル化された音声信号を高能率符号化圧縮(デ
ータ圧縮)するデータ圧縮装置として機能し、再生モー
ドの場合にはインターフェース回路29を介してバッフ
ァコントローラ10から供給される圧縮音声データを伸
張してから上記A−AD/DAコンバータ27に供給す
るデータ伸張装置として機能するものである。ここで、
この音声符号化/復号回路28における高能率符号化圧
縮方式としては、例えば、人間の聴覚特性(聴覚マスキ
ング効果と最小可聴限性)を利用したサブバンド符号化
あるいは直交変換によるATRAC(Adaptive Transfo
rm Acoustic Cording )方式が採用される。すなわち、
この音声符号化/復号回路28は、記録モードの場合
に、A−AD/DAコンバータ27を介して供給される
デジタル音声信号にATRAC方式のエンコード処理を
施してデータ圧縮を行い、また、再生モードの場合に、
インターフェース回路29を介して上記バッファコント
ローラ10から供給される圧縮音声データに上記エンコ
ード処理とは逆のデコード処理を行う。
【0046】以上のような構成のこの実施の形態にかか
るカメラシステムでは、撮像した被写体を撮像信号に変
換し、この撮像信号を画像圧縮して光ディスクDに記録
することができる。また、このカメラシステムでは、画
像圧縮して撮像信号が記録してある光ディスクDから、
この撮像信号を再生してディスプレイ等の画像出力装置
に表示することができる。
【0047】このようなカメラシステムでは、記録モー
ドにおいて、レンズLを介して入射された撮像光がCC
D1により撮像され、この撮像信号が,S/H−AGC
2,V−A/Dコンバータ3,カメラ信号処理回路5,
レートコンバータ7,動き検出回路8,符号化/復号回
路9,バッファコントローラ10,バッファメモリ1
1,インターフェース回路12,ディスクエンコーダ1
3,記録ドライバ14,磁気ヘッド15等のパスを介し
て光ディスクDに記録される。
【0048】また、このようなカメラシステムでは、再
生モードにおいて、光ディスクDに記録された圧縮画像
データが、光学ヘッド16,再生増幅回路17,ディス
クA/Dコンバータ18,ビタビ復号回路20,ディス
クデコーダ21,インターフェース回路12,バッファ
メモリ11,バッファコントローラ10,符号化/復号
回路9,ミキサ回路24,NTSCエンコーダ25,V
−D/Aコンバータ26等のパスを介してディスプレイ
等の画像出力装置に表示される。
【0049】また、このようなカメラシステムでは、記
録モードにおいて、撮像信号を記録するとともに、この
撮像信号が、レートコンバータ7からミキサ回路24の
パスを介してディスプレイ等の画像出力装置に表示され
る。
【0050】また、このようなカメラシステムでは、記
録モードにおいて、撮像信号を記録するとともに、この
撮像信号が、符号化/復号回路9からミキサ回路24の
パスを介してディスプレイ等の画像出力装置に表示され
る。このように符号化/復号回路9からミキサ回路24
へのパスを介して画像を表示することによって、圧縮後
の画像データを表示をすることができ、撮像信号を記録
するとともに、記録する圧縮画像データの画質を確認す
ることができる。
【0051】なお、このカメラシステムでは、NTSC
方式に準拠したデジタル画像データを取り扱う場合につ
いて説明したが、例えば、PAL方式に準拠したデジタ
ルの画像データを取り扱っても良い。
【0052】つぎに、上述した符号化/復号回路9につ
いて説明する。符号化/復号回路9は、図2に示すよう
な構成となり、例えば、1つのIC上に一体にこの符号
化/復号回路9を構成する各回路が形成されている。
【0053】符号化/復号回路9は、この図2に示すよ
うに、入力画像データが上記動き検出回路8から入力さ
れる画像入力端子51と、入力画像データと後述する参
照画像データとの差分をとる減算回路52と、画像デー
タを離散コサイン変換(DCT)するDCT回路53
と、DCT回路53の出力を量子化する量子化回路54
と、量子化回路54の出力を例えばジグザグスキャン等
するSCAN回路55と、SCAN回路55の出力を可
変長符号化(VLC)するVLC回路56とを備えてい
る。
【0054】また、符号化/復号回路9は、圧縮画像デ
ータをバッファコントローラ10に出力し、また、この
バッファコントローラ10から圧縮画像データが入力さ
れる圧縮画像入出力端子58と、圧縮画像データの入出
力を制御するインターフェース回路57とを備えてい
る。
【0055】また、符号化/復号回路9は、インターフ
ェース回路57を介して入力されるバッファコントロー
ラ10からの圧縮画像データを可変長復号(VLD)す
るVLD回路59と、このVLD回路59の出力を例え
ば逆ジグザグスキャンする逆SCAN回路60とを備え
ている。
【0056】また、符号化/復号回路9は、上記量子化
回路54の出力データと上記逆SCAN回路60の出力
データを切り換える切換回路61と、この切換回路61
の出力を復号し、参照画像データと、出力画像データを
生成する復号回路62と、伸張後の出力画像データを出
力する画像出力端子67とを備えている。
【0057】画像入力端子51に入力される入力画像デ
ータは、動き検出回路8から供給され、いわゆるピクセ
ル単位でデジタル化されている。また、この画像データ
は、各フレームが輝度成分(Y)、色差成分(Cr),
(Cb)それぞれが8×8ピクセルのブロック単位に分
割されている。この画像入力端子51には、入力画像デ
ータが、この輝度成分(Y)が4ブロックと、色差成分
(Cr),(Cb)が2ブロックの計6ブロックのいわ
ゆるマクロブロック単位で入力される。
【0058】減算回路52は、復号回路62からの参照
画像データを予測データとして、入力画像データとこの
参照画像データとの差分をとる。
【0059】DCT回路53は、減算回路52から得た
出力データである差分画像のDCT処理をする。このD
CT回路53では、時間軸上のデータが周波数軸上のデ
ータに変換される。なお、この入力画像データがフレー
ム内符号化画像データ(Iピクチャ)となるときは、予
測値からの差分はとらずにDCTがされる。
【0060】量子化回路54は、所定の量子化ステップ
幅でDCT回路53の出力を量子化する。
【0061】SCAN回路55は、量子化回路54の出
力データをいわゆるジグザグスキャン等により並べかえ
る。
【0062】VLC回路56は、SCAN回路55の出
力データを可変長符号化処理し、インターフェース回路
57に供給する。
【0063】インターフェース回路57は、ホストコン
トローラ30により制御され、記録モードの場合には、
VLC回路56から供給される圧縮画像データを圧縮画
像入出力端子58を介してバッファコントローラ10に
供給する。また、インターフェース回路57は、再生モ
ードの場合には、バッファコントローラ10から供給さ
れる圧縮画像データを圧縮画像入出力端子58を介して
VLD回路59に供給する。
【0064】VLD回路59は、インターフェース回路
57から供給される圧縮画像データを可変長復号処理
し、逆SCAN回路60に供給する。このVLD回路5
9は、上記VLC回路56に対応した処理を行うもので
ある。
【0065】逆SCAN回路60は、VLD回路59の
出力データであるいわゆるジグザグスキャンされた圧縮
された画像データを元の順序に並びかえた後、切換回路
61に供給する。この逆SCAN回路60は、上記SC
AN回路55に対応した処理を行うものである。
【0066】切換回路61は、上記量子化回路54から
の出力データと、上記逆SCAN回路60からの出力デ
ータとが供給され、ホストコントローラ30の制御に基
づき、これらの出力データを切り換えて、復号回路62
に供給する。この切換回路61は、記録モードの場合に
は、端子61a側に切り換えられ、量子化回路54の出
力データを復号回路62に供給する。また、この切換回
路61は、再生モードの場合には、端子61b側に切り
換えられ、逆SCAN回路60の出力データを復号回路
62に供給する。
【0067】復号回路62は、MPEG方式における不
可逆変換による画像の伸張処理を行い、記録モード時に
おいては参照画像データを減算回路52に供給し、再生
モード時においては復号後の出力画像データを画像出力
端子67に供給する。つまり、この復号回路62は、再
生モード及び記録モードの両者において用いられ、再生
モード時ではいわゆるローカルデコーダとして機能す
る。また、この復号回路62は、記録モード時におい
て、圧縮した画像データを画像出力端子67に供給する
ことができる。なお、この復号回路62の詳細について
は後述する。
【0068】画像出力端子67は、伸張後の出力画像デ
ータを上記ミキサ回路24に出力する。ここで、この画
像出力端子67から出力される伸張後の出力画像データ
は、記録モード又は再生モードを問わず出力が可能であ
る。記録モードの場合は、伸張後の出力画像データをミ
キサ回路24に供給するかどうかの制御は、ホストコン
トローラ30により行われる。
【0069】以上のように構成される符号化/復号回路
9では、記録モードの場合に、入力された入力画像デー
タをMPEG2方式に応じた画像圧縮を行い、圧縮画像
データを出力することができる。また、この符号化/復
号回路9では、再生モードの場合に、MPEG2方式で
圧縮された画像データを伸張することができる。また、
この符号化/復号回路9では、記録モードの場合に、参
照画像データを生成するために生成した復号後の画像デ
ータを、画像出力端子67から出力することができる。
従って、この符号化/復号回路9では、記録モードの場
合に、光ディスクDに記録する圧縮画像データを、リア
ルタイムで確認することができる。
【0070】次に、上記復号回路62について、図面を
用いてさらに詳細に説明する。
【0071】復号回路62は、図3に示すように、圧縮
された画像データを逆量子化する逆量子化回路71と、
逆量子化回路71の出力を逆離散コサイン変換(逆DC
T)する逆DCT回路72と、逆DCT回路72の出力
データと参照画像データを加算する加算回路73とを備
えている。
【0072】また、この復号回路62は、加算回路73
の出力データである画像データを1ピクチャ単位で記憶
する第1〜第4のメモリ74〜77と、この第1〜第4
のメモリ74〜77に記憶する画像データをコントロー
ルするメモリコントローラ78とを備えている。
【0073】また、この復号回路62は、第1〜第4の
メモリ74〜77が記憶している画像データから1つの
画像データを選択する第1のメモリセレクタ79及び第
2のメモリセレクタ80と、第1のメモリセレクタ79
をコントロールする第1のメモリセレクタ用コントロー
ラ81と、第2のメモリセレクタ80をコントロールす
る第2のメモリセレクタ用コントローラ82と、第1〜
第4のメモリ74〜77が記憶している画像データから
1つの画像データを選択して出力画像を生成する出力画
像セレクタ83と、この出力画像セレクタ83をコント
ロールする出力画像セレクタ用コントローラ84とを備
えている。
【0074】また、復号回路62は、第1のメモリセレ
クタ79及び第2のメモリセレクタ80を介して供給さ
れる第1〜第4のメモリ74〜77が記憶している画像
データから平均値を演算する平均回路85と、第1のメ
モリセレクタ79及び第2のメモリセレクタ80を介し
て供給される第1〜第4のメモリ74〜77が記憶して
いる画像データの出力,平均回路85の出力,及び0レ
ベルから参照画像データを生成して上記加算回路73及
び減算回路52に供給する参照画像生成セレクタ86と
を備えている。
【0075】復号回路62には、上述したように切換回
路61から圧縮された画像データが供給される。この復
号回路62には、記録モードの場合においては、量子化
回路54から切換回路61を介して圧縮画像データが供
給され、再生モードの場合においては、逆SCAN回路
60から切換回路61を介して圧縮画像データが供給さ
れる。
【0076】逆量子化回路71は、上記切換回路61か
ら供給された圧縮画像データを、所定の量子化定数で逆
量子化し、逆DCT回路72に供給する。この逆量子化
回路71は、上記量子化回路51に対応する処理を行
う。
【0077】逆DCT回路72は、逆量子化回路71の
出力データを逆DCT処理し、加算回路73に供給す
る。この逆DCT回路72は、周波数軸上に変換されて
いるデータを、時間軸上のデータに戻す処理を行う。こ
の逆DCT回路72は、上記DCT回路53に対応する
処理を行う。
【0078】加算回路73は、参照画像生成セレクタ8
6から供給される参照画像データと逆DCT回路72の
出力データを加算する。そして、加算回路73は、この
参照画像データを加算した画像データを第1〜第4のメ
モリ74〜77に格納する。なお、この加算回路73
は、加算した結果得られる画像が、Iピクチャ、Pピク
チャ又はBピクチャのいずれの場合であっても、これら
のピクチャを第1〜第4のメモリ74〜77に供給す
る。
【0079】第1〜第4のメモリ74〜77は、それぞ
れメモリコントローラ78に制御され、Iピクチャ,P
ピクチャ又はBピクチャを1ピクチャ毎に記憶する。メ
モリコントローラ78は、加算回路73から供給された
Iピクチャ,Pピクチャ又はBピクチャを、記憶するデ
ータがなくなったいずれかのメモリに対して格納してい
く。
【0080】第1のメモリセレクタ79は、第1〜第4
のメモリ74〜77が記憶したピクチャのうちのIピク
チャ又はPピクチャを、参照画像生成セレクタ86及び
平均回路85に供給する。この第1のメモリセレクタ7
9は、第1のメモリセレクタ用コントローラ81にコン
トロールされ、第1〜第4のメモリ74〜77が記憶し
たデータのうちのいずれか1つのメモリが記憶したデー
タを選択する。
【0081】第2のメモリセレクタ80は、第1〜第4
のメモリ74〜77が記憶したピクチャのうちのIピク
チャ又はPピクチャを、参照画像生成セレクタ86及び
平均回路85に供給する。この第2のメモリセレクタ8
0は、第2のメモリセレクタ用コントローラ82にコン
トロールされ、第1〜第4のメモリ74〜77が記憶し
たデータのうちのいずれか1つのメモリが記憶したデー
タを選択する。
【0082】出力画像セレクタ83は、第1〜第4のメ
モリ74〜77が記憶したピクチャのうちの、表示する
いずれか1つのピクチャを選択する。そして、出力画像
セレクタ83は、選択したメモリが記憶しているIピク
チャ,Pピクチャ又はBピクチャをラスタスキャンして
出力する。具体的には、出力画像セレクタ83は、この
ラスタスキャンした画像データを伸張後の画像データと
して画像出力端子67を介して、図1に示すミキサ回路
24に供給する。なお、この出力画像セレクタ83がラ
スタスキャンを行う理由は、マクロブロック単位のデー
タを通常のビデオデータのストリームに変換するためで
ある。この出力画像セレクタ83は、第1のメモリセレ
クタ用コントローラ81にコントロールされ、以上の動
作を行う。
【0083】平均回路85は、第1〜第4のメモリ74
〜77に記憶されているIピクチャ又はPピクチャか
ら、この2つの画面のデータの平均値を演算する。
【0084】参照画像生成セレクタ86には、第1又は
第2のメモリセレクタ79,80を介して供給される第
1〜第4のメモリ74〜77に記憶されているIピクチ
ャ又はPピクチャと、平均回路85の平均値データと、
0レベルのデータとが供給される。参照画像生成セレク
タ86は、これらデータに対して、圧縮画像データとと
もに供給される動きベクトルに基づいて動き補償を行
い、この動き補償を行ったデータを参照画像データとし
て加算回路73に供給する。
【0085】例えば、参照画像生成セレクタ86は、逆
DCT回路72から加算回路73にIピクチャの画像デ
ータが供給された場合は、0レベルのデータを参照画像
データとして出力する。また、参照画像生成セレクタ8
6は、逆DCT回路72から加算回路73にPピクチャ
の画像データが供給された場合は、第1〜第4のメモリ
74〜77に記憶されているIピクチャ或いはPピクチ
ャに対して動き補償を行う。そして、この参照画像生成
セレクタ86は、この動き補償を行った画像データを、
参照画像データとして出力する。また、参照画像生成セ
レクタ86は、逆DCT回路72から加算回路73にB
ピクチャの画像データが供給された場合は、第1〜第4
のメモリ74〜77或いは平均回路86に記憶されてい
るIピクチャ或いはPピクチャ又はこれらの平均値に対
して動き補償を行う。そして、この第1のセレクタ77
は、この動き補償を行った画像データを、参照画像デー
タとして出力する。
【0086】なお、この参照画像生成セレクタ86は、
記録モードの場合において、加算回路73に対してこの
参照画像データを供給するとともに、減算回路52に対
してもこの参照画像データを供給する。
【0087】このことによって、復号回路62は、記録
モードの場合において、符号化/復号回路9のローカル
デコーダとして機能する。また、参照画像生成セレクタ
86は、再生モードの場合において、加算回路73に対
してはこの参照画像データを供給するが、減算回路52
に対してはこの参照画像データを供給しない。すなわ
ち、再生モードの場合において、符号化/復号回路9の
記録パスは使用されないからである。
【0088】以上のように復号回路62では、復号した
各ピクチャを第1〜第4のメモリ74〜77にいったん
格納する。そして、復号回路62では、この第1〜第4
のメモリ74〜77に格納した各ピクチャに基づき、参
照画像データを生成するとともに、出力画像データを生
成する。すなわち、復号回路62では、第1のメモリセ
レクタ79と第2のメモリセレクタ80とが、参照画像
データを生成するためのピクチャを選択して、この選択
したピクチャに基づき参照画像生成セレクタ86が参照
画像データを生成する。また、復号回路62では、出力
画像セレクタ83が出力画像データとして出力するピク
チャを、順方向や逆方向又はコマ送り等の再生順序に基
づき選択し、選択したピクチャをラスタスキャンをした
後に出力する。
【0089】従って、復号回路62では、外部装置を設
けずに特殊再生をすることができる。
【0090】つぎに、この復号回路62の復号方法の一
例について、図面を用いて説明する。復号回路62に
は、例えば、図4(a)に示すようにピクチャの枚数N
が15枚であって、I又はPピクチャが現れる周期Mが
3の1GOP(Group of Pictures)が伝送される。こ
の場合に、復号回路62は、図4(b)に示すように時
間的に順方向に表示をする。さらに、復号回路62は、
図4(c)に示すように時間的に逆方向に表示をする。
以下に、復号回路62の順方向の表示方法を図5のタイ
ミングチャートを用いて説明し、また、逆方向の表示方
法を図6のタイミングチャートを用いて説明する。な
お、図面中、“I”,“P”,“B”と記載しているの
は、Iピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャの種類を示し
ており、“I”,“P”,“B”の下付けの添字は、G
OP内のピクチャの表示順序を表すいわゆるテンポラル
リファレンスを示している。
【0091】まず、復号回路62が時間的に順方向に表
示を行っていく場合について説明する。
【0092】図5は、順方向の表示をする場合における
時刻t100〜tnでの各回路の処理内容を示している。
【0093】図5(a)〜図5(d)は、第1〜第4の
メモリ74〜77が、各時刻t100〜tnで記憶している
ピクチャを示している。
【0094】図5(e)は、メモリコントローラ78が
選択する第1〜第4のメモリ74〜77を示している。
メモリコントローラ78は、この図5(e)に示してい
る順序で、図4(a)に示した伝送順序で加算回路73
から供給される各ピクチャを第1〜第4のメモリ74〜
77に格納していく。なお、この図5(e)に示してい
る各番号は、“1”が第1のメモリ74を示し、“2”
が第2のメモリ75を示し、“2”が第3のメモリ76
を示し、“4”が第4のメモリ77を示している。この
各番号については、以後の図5(f),図5(g),図
5(h),図6(e),図6(f),図6(g),図6
(h)においても同一である。
【0095】図5(f)及び図5(g)は、第1のメモ
リセレクタ用コントローラ81及び第2のメモリセレク
タ用コントローラ82が選択する第1〜第4のメモリ7
4〜77を示している。第1のメモリセレクタ用コント
ローラ81及び第2のメモリセレクタ用コントローラ8
2が第1〜第4のメモリ74〜77のいずれかを選択す
ると、第1のメモリセレクタ79及び第2のメモリセレ
クタ80が対応するピクチャを、平均回路85及び参照
画像生成セレクタ86に供給する。
【0096】図5(h)は、出力画像セレクタ用コント
ローラ84が選択する第1〜第4のメモリ74〜77を
示している。出力画像セレクタ用コントローラ84は、
第1〜第4のメモリ74〜77のいずれかを選択する
と、選択したメモリに格納されているピクチャをラスタ
スキャンして出力する。
【0097】図5(i)は、この復号回路62から出力
するピクチャを示している。
【0098】復号回路62は、順方向の表示をする場合
には、各時刻t100〜tnにおいて以下のように処理が進
められる。
【0099】時刻t100において、メモリコントローラ
78は、第1のメモリ74を選択し、この第1のメモリ
74にI2を格納する。
【0100】続いて時刻t101において、第1のメモリ
セレクタ用コントローラ81と第2のメモリセレクタ用
コントローラ82は、第1のメモリ74を選択する。参
照画像生成セレクタ86は、この第1のメモリ74に記
憶しているI2に基づき、B0を復号するための参照画像
データを生成する。そして、メモリコントローラ78
は、第3のメモリ76を選択し、この第3のメモリ76
にこの時刻t101で復号されたB0を格納する。
【0101】続いて時刻t102において、第1のメモリ
セレクタ用コントローラ81と第2のメモリセレクタ用
コントローラ82は、第1のメモリ74を選択する。参
照画像生成セレクタ86は、この第1のメモリ74に記
憶しているI2に基づき、B1を復号するための参照画像
データを生成する。メモリコントローラ78は、第4の
メモリ77を選択し、この第4のメモリ77にこの時刻
102で復号されたB1を格納する。そして、この時刻t
102において、出力画像セレクタ用コントローラ84
は、第3のメモリ76を選択し、B0を表示する。
【0102】続いて時刻t103において、参照画像生成
セレクタ86は、第1のメモリ74に記憶しているI2
に基づき、P5を復号するための参照画像データを生成
する。メモリコントローラ78は、第2のメモリ75を
選択し、この第2のメモリ75にこの時刻t103で復号
されたP5を格納する。そして、時刻t103において、出
力画像セレクタ用コントローラ84は、第4のメモリ7
7を選択し、B1を表示する。
【0103】続いて時刻t104において、第1のメモリ
セレクタ用コントローラ81は第1のメモリ74を選択
し、第2のメモリセレクタ用コントローラ82は第2の
メモリ75を選択する。参照画像生成セレクタ86は、
この第1のメモリ74に記憶しているI2と第2のメモ
リ74に記憶しているP5とに基づき、B3を復号するた
めの参照画像データを生成する。メモリコントローラ7
8は、第3のメモリ76を選択し、この第3のメモリ7
6にこの時刻t104で復号されたB3を格納する。そし
て、時刻t104において、出力画像セレクタ用コントロ
ーラ84は、第1のメモリ74を選択し、I2を表示す
る。
【0104】続いて時刻t105において、第1のメモリ
セレクタ用コントローラ81は第1のメモリ74を選択
し、第2のメモリセレクタ用コントローラ82は第2の
メモリ75を選択する。参照画像生成セレクタ86は、
この第1のメモリ74に記憶しているI2と第2のメモ
リ75に記憶しているP5とに基づき、B4を復号するた
めの参照画像データを生成する。メモリコントローラ7
8は、第4のメモリ77を選択し、この第4のメモリ7
7にこの時刻t105で復号されたB4を格納する。そし
て、この時刻t105において、出力画像セレクタ用コン
トローラ84は、第3のメモリ76を選択し、B3を表
示する。
【0105】続いて時刻t106において、参照画像生成
セレクタ86は、第2のメモリ75に記憶しているP5
に基づき、P8を復号するための参照画像データを生成
する。メモリコントローラ78は、第1のメモリ74を
選択し、この第1のメモリ74にこの時刻t106で復号
されたP8を格納する。そして、この時刻t106におい
て、出力画像セレクタ用コントローラ84は、第4のメ
モリ77を選択し、B4を表示する。
【0106】続いて時刻t107において、第1のメモリ
セレクタ用コントローラ81は第1のメモリ74を選択
し、第2のメモリセレクタ用コントローラ82は第2の
メモリ75を選択する。参照画像生成セレクタ86は、
この第1のメモリ74に記憶しているP8と第2のメモ
リ74に記憶しているP5とに基づき、B6を復号するた
めの参照画像データを生成する。メモリコントローラ7
8は、第3のメモリ76を選択し、この第3のメモリ7
6にこの時刻t107で復号されたB6を格納する。そし
て、時刻t107において、出力画像セレクタ用コントロ
ーラ84は、第2のメモリ75を選択し、P5を表示す
る。
【0107】復号回路62は、時刻t108以降、この図
5に示すような処理を順次進めていくことにより、図4
(b)に示すような順序で復号を行うことができる。
【0108】次に、復号回路62が時間的に逆方向に表
示を行っていく場合について説明する。
【0109】図6は、逆方向の表示をする場合における
時刻t200〜tnでの各回路の処理内容を示している。
【0110】図6(a)〜図6(i)には、上述した図
5(a)〜図5(i)と同様の処理内容が示されてい
る。
【0111】復号回路62は、逆方向の表示をする場合
には、各時刻t200〜tnにおいて以下のように処理が進
められる。
【0112】まず、時刻t200以前において、第1のメ
モリ74にはP8が格納されている。続いて時刻t200
おいて、メモリコントローラ78は、第2のメモリ75
を選択し、この第2のメモリ75にI2を格納する。そ
して、この時刻t200において、出力画像セレクタ用コ
ントローラ84は、第1のメモリ74を選択し、P8
表示する。
【0113】続いて時刻t201において、第1のメモリ
セレクタ用コントローラ81と第2のメモリセレクタ用
コントローラ82は、第2のメモリ75を選択する。参
照画像生成セレクタ86は、この第2のメモリ75に記
憶しているI2に基づき、B0を復号するための参照画像
データを生成する。メモリコントローラ78は、第4の
メモリ77を選択し、この第4のメモリ77にこの時刻
201で復号されたB0を格納する。そして、この時刻t
201において、出力画像セレクタ用コントローラ84
は、第1のメモリ74を選択し、P8を表示する。
【0114】続いて時刻t202において、第1のメモリ
セレクタ用コントローラ81と第2のメモリセレクタ用
コントローラ82は、第2のメモリ75を選択する。参
照画像生成セレクタ86は、この第2のメモリ75に記
憶しているI2に基づき、B1を復号するための参照画像
データを生成する。メモリコントローラ78は、第4の
メモリ77を選択し、この第4のメモリ77にこの時刻
202で復号されたB1を格納する。そして、この時刻t
202において、出力画像セレクタ用コントローラ84
は、第1のメモリ74を選択し、P8を表示する。
【0115】続いて時刻t203において、参照画像生成
セレクタ86は、第2のメモリ75に記憶しているI2
に基づき、P5を復号するための参照画像データを生成
する。メモリコントローラ78は、第3のメモリ76を
選択し、この第3のメモリ76にこの時刻t203で復号
されたP5を格納する。そして、時刻t203において、出
力画像セレクタ用コントローラ84は、第1のメモリ7
4を選択し、P8を表示する。
【0116】続いて時刻t204において、第1のメモリ
セレクタ用コントローラ81は第2のメモリ75を選択
し、第2のメモリセレクタ用コントローラ82は第3の
メモリ76を選択する。参照画像生成セレクタ86は、
この第2のメモリ75に記憶しているI2と第3のメモ
リ76に記憶しているP5とに基づき、B3を復号するた
めの参照画像データを生成する。メモリコントローラ7
8は、第4のメモリ77を選択し、この第4のメモリ7
7にこの時刻t204で復号されたB3を格納する。そし
て、時刻t204において、出力画像セレクタ用コントロ
ーラ84は、第1のメモリ74を選択し、P8を表示す
る。
【0117】続いて時刻t205において、第1のメモリ
セレクタ用コントローラ81は第2のメモリ75を選択
し、第2のメモリセレクタ用コントローラ82は第3の
メモリ76を選択する。参照画像生成セレクタ86は、
この第2のメモリ75に記憶しているI2と第3のメモ
リ76に記憶しているP5とに基づき、B4を復号するた
めの参照画像データを生成する。メモリコントローラ7
8は、第4のメモリ77を選択し、この第4のメモリ7
7にこの時刻t205で復号されたB4を格納する。そし
て、この時刻t205において、出力画像セレクタ用コン
トローラ84は、第1のメモリ74を選択し、P8を表
示する。
【0118】続いて時刻t206において、参照画像生成
セレクタ86は、第3のメモリ76に記憶しているP5
に基づき、P8を復号するための参照画像データを生成
する。メモリコントローラ78は、第2のメモリ75を
選択し、この第2のメモリ75にこの時刻t206で復号
されたP8を格納する。そして、この時刻t206におい
て、出力画像セレクタ用コントローラ84は、第1のメ
モリ74を選択し、P8を表示する。
【0119】続いて時刻t207において、第1のメモリ
セレクタ用コントローラ81は第2のメモリ75を選択
し、第2のメモリセレクタ用コントローラ82は第3の
メモリ76を選択する。参照画像生成セレクタ86は、
この第2のメモリ75に記憶しているP8と第3のメモ
リ76に記憶しているP5とに基づき、B6を生成するた
めの参照画像データを生成する。メモリコントローラ7
8は、第4のメモリ77を選択し、この第4のメモリ7
7にこの時刻t207で復号されたB6を格納する。そし
て、時刻t207において、出力画像セレクタ用コントロ
ーラ84は、第1のメモリ74を選択し、P8を表示す
る。
【0120】続いて時刻t208において、第1のメモリ
セレクタ用コントローラ81は第2のメモリ75を選択
し、第2のメモリセレクタ用コントローラ82は第3の
メモリ76を選択する。参照画像生成セレクタ86は、
この第2のメモリ75に記憶しているP8と第3のメモ
リ76に記憶しているP5とに基づき、B7を復号するた
めの参照画像データを生成する。メモリコントローラ7
8は、第4のメモリ77を選択し、この第4のメモリ7
7にこの時刻t208で復号されたB7を格納する。そし
て、時刻t208において、出力画像セレクタ用コントロ
ーラ84は、第1のメモリ74を選択し、P8を表示す
る。
【0121】続いて時刻t209において、メモリコント
ローラ78は、第1のメモリ74を選択し、この第1の
メモリ74にこの時刻t209で復号されたI2を格納す
る。そして、この時刻t209において、出力画像セレク
タ用コントローラ84は、第4のメモリ77を選択し、
7を表示する。
【0122】復号回路62は、時刻t109以降、この図
6に示すような処理を順次進めていくことにより、図4
(c)に示すような順序で復号を行うことができる。
【0123】以上のように復号回路62では、伸張した
画像データを1画面ずつ全ての画面について記憶して、
この記憶した画面から、参照画像データと、出力画像デ
ータを生成する。このことからこの復号回路62では、
コマ送り再生、スキャン再生、又は、逆方向再生等の特
殊再生をすることができる。また、この復号回路62で
は、外部制御装置を用いることなく特殊再生をすること
ができ、低コストにつながり、さらに、基板面積の縮小
化を図ることができる。
【0124】なお、この復号回路62では、第1〜第4
のメモリ74〜77で示したピクチャが格納されるメモ
リ数は4つに限られず、また、各セレクタコントローラ
のコントロール内容も上述した例に限られない。
【0125】また、本実施例においては、復号回路62
を、符号化/復号回路に適用した場合について説明した
が、単独の復号回路に用いることができるのはもちろん
である。
【0126】
【発明の効果】本発明に係る圧縮画像データの復号装置
では、伸張した画像データを1画面ずつ全ての画面につ
いて記憶して、この記憶した画面から、参照画像データ
と、出力画像データを生成する。このことからこの圧縮
画像データの復号装置では、コマ送り再生、スキャン再
生、又は、逆方向再生等の特殊再生をすることができ
る。また、この圧縮画像データの復号装置では、外部制
御装置を用いることなく特殊再生をすることができ、そ
のため、低コストにつながり、さらに、基板面積の縮小
化を図ることができる。
【0127】本発明に係る圧縮画像データの復号方法で
は、伸張した画像データを1画面ずつ全ての画面につい
て記憶して、この記憶した画面から、参照画像データ
と、出力画像データを生成する。このことからこの圧縮
画像データの復号方法では、コマ送り再生、スキャン再
生、又は、逆方向再生等の特殊再生をすることができ
る。また、この圧縮画像データの復号方法では、特殊再
生をする際に、外部制御装置を用いることなく特殊再生
をすることができ、そのため、低コストにつながり、さ
らに、装置化した際に基板面積の縮小化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態のカメラ一体型光
ディスク記録再生装置のブロック構成図である。
【図2】上記カメラ一体型光ディスク記録再生装置の符
号化/復号回路のブロック構成図である。
【図3】上記符号化/復号回路の復号回路のブロック構
成図である。
【図4】上記復号回路が復号する各ピクチャを示す図で
ある。
【図5】順方向復号時における上記復号回路の処理内容
を示すタイミングチャートである。
【図6】逆方向復号時における上記復号回路の処理内容
を示すタイミングチャートである。
【図7】従来の圧縮画像データの復号装置のブロック構
成図である。
【符号の説明】
62 復号回路、71 逆量子化回路、72 逆DCT
回路、73 加算回路、74 第1のメモリ、75 第
2のメモリ、76 第3のメモリ、77 第4のメモ
リ、78 メモリコントローラ、79 第1のメモリセ
レクタ、80 第2のメモリセレクタ、81 第1のメ
モリセレクタ用コントローラ、82 第2のメモリセレ
クタ用コントローラ、83 出力画像セレクタ、84
出力画像セレクタ用コントローラ、85 平均回路、8
6 参照画像生成セレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阿部 三樹 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 参照画像データに基づき、圧縮された画
    像データを伸張する伸張手段と、 上記伸張手段が伸張した画像データを、1画面毎に記憶
    する複数の記憶手段と、 上記複数の記憶手段が記憶した1画面毎の画像データか
    ら、参照画像データを生成する参照画像データ生成手段
    と、 上記複数の記憶手段が記憶した1画面毎の画像データ
    を、画面の表示順序に基づき出力する出力手段とを備え
    る圧縮画像データの復号装置。
  2. 【請求項2】 上記伸張手段は、MPEG(Moving Pic
    ture Experts Group)方式で圧縮された画像データを逆
    量子化する逆量子化部と、この逆量子化部により逆量子
    化した画像データを逆離散コサイン変換する逆DCT部
    と、この逆DCT部により逆離散コサイン変換した画像
    データと参照画像データとを加算する加算部とを有し、 上記参照画像データ生成手段は、上記MPEG方式で圧
    縮された画像データの動きベクトルに基づき、順方向予
    測又は双方向予測を行い参照画像データを生成すること
    を特徴とする請求項1に記載の圧縮画像データの復号装
    置。
  3. 【請求項3】 参照画像データに基づき、圧縮された画
    像データを伸張し、 伸張した画像データを、複数のメモリに1画面毎に格納
    し、 上記複数のメモリに格納した画像データに基づき、参照
    画像データを生成するとともに、上記複数のメモリに格
    納した画像データを、画面の表示順序に基づき出力する
    ことを特徴とする圧縮画像データの復号方法。
  4. 【請求項4】 MPEG(Moving Picture Experts Gro
    up)方式で圧縮された画像データを逆量子化し、逆量子
    化した画像データを逆離散コサイン変換し、逆離散コサ
    イン変換した画像データと参照画像データとを加算し
    て、画像データを伸張し、 上記MPEG方式で圧縮された画像データの動きベクト
    ルに基づき、順方向予測又は双方向予測を行い参照画像
    データを生成することを特徴とする請求項3に記載の圧
    縮画像データの復号方法。
JP23985597A 1997-09-04 1997-09-04 圧縮画像データの復号装置及び圧縮画像データの復号方法 Withdrawn JPH1188894A (ja)

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