JPH1169347A - 画像データの符号化/復号装置、及び、画像データの符号化装置 - Google Patents

画像データの符号化/復号装置、及び、画像データの符号化装置

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JPH1169347A
JPH1169347A JP22181397A JP22181397A JPH1169347A JP H1169347 A JPH1169347 A JP H1169347A JP 22181397 A JP22181397 A JP 22181397A JP 22181397 A JP22181397 A JP 22181397A JP H1169347 A JPH1169347 A JP H1169347A
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circuit
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data
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image
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JP22181397A
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Miki Abe
三樹 阿部
Eiichiro Morinaga
英一郎 森永
Takayasu Kon
孝安 今
Takashi Hosoi
隆史 細井
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号化と復号の2つの機能を合わせもち、小
型化を図ることが可能な画像データの符号化/復号装置
を提供する。 【解決手段】 符号化/復号回路9では、記録モードの
場合に、DCT回路53及び量子化回路54とが不可逆
変換により、また、SCAN回路55とVLC回路56
とが可逆変換により入力画像データを圧縮する。そし
て、逆量子化回路62と逆DCT回路63等とがローカ
ルデコーダとして機能する。また、符号化/復号回路9
では、再生モードの場合に、逆DCT回路62及び量子
化回路63等とが不可逆変換により、逆SCAN回路6
0とVLD回路59等とが可逆変換により圧縮画像デー
タを伸張する。切換回路61は、記録モードの場合には
端子6151a側に切り換えられ、再生モードの場合に
は端子61b側に切り換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データを圧縮
するとともに圧縮された画像データを伸張する画像デー
タの符号化/復号装置、及び、画像データを圧縮する画
像データの符号化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、MPEG2(Moving Picture
Experts Group 2)方式を用いて画像データを圧縮する
符号化装置、及び、このMPEG2方式を用いて圧縮符
号化した画像データを伸張する復号装置が知られてい
る。
【0003】このような符号化装置及び復号装置は、例
えば、図3及び図4に示すような構成となる。
【0004】従来の符号化装置100は、図3に示すよ
うに、圧縮されていない元画像データである入力画像デ
ータが入力される画像入力端子101と、入力画像デー
タと詳細を後述する参照画像データとの差分をとる減算
回路102と、画像データの離散コサイン変換(DC
T)をするDCT回路103と、DCT回路の出力を量
子化する量子化回路104と、量子化回路104の出力
を例えばジグザグスキャン等をするSCAN回路105
と、SCAN回路105の出力を可変長符号化(VL
C)するVLC回路106と、圧縮画像データを出力す
る圧縮画像出力端子107とを備えている。
【0005】また、符号化装置100は、量子化回路1
04の出力を逆量子化する逆量子化回路108と、逆量
子化回路108の出力の逆離散コサイン変換(逆DC
T)をする逆DCT回路109と、逆DCT回路109
の出力と参照画像データとを加算する加算回路110
と、この加算回路110の出力である画像データをフレ
ーム単位で画像用メモリ120に格納する制御を行うメ
モリ制御回路111と、入力画像データとともに供給さ
れる動きベクトルに基づき画像用メモリ120に格納し
た画像データの動き補償を行い参照画像データを生成す
る動き補償回路112とからなるいわゆるローカルデコ
ーダを備えている。
【0006】画像入力端子101に入力される入力画像
データは、いわゆるピクセル単位でデジタル化されてい
る。また、この入力画像データは、各フレームの輝度成
分(Y)、色差成分(Cr),(Cb)が、それぞれ8
×8ピクセルのブロック単位に分割されている。この画
像入力端子101には、入力画像データが、この輝度成
分(Y)が4ブロックと、色差成分(Cr),(Cb)
が2ブロックの計6ブロックのいわゆるマクロブロック
単位で入力される。
【0007】減算回路102は、動き補償回路112か
らの予測データを参照画像データとして、入力画像デー
タとこの参照画像データとの差分をとる。
【0008】DCT回路103は、減算回路102から
得た差分画像データのDCT処理をする。このDCT回
路103では、時間軸上のデータが周波数軸上のデータ
に変換される。なお、この入力画像データがフレーム内
符号化画像データ(Iピクチャ)となるときは、予測値
からの差分はとらずにDCTがされる。
【0009】量子化回路104は、所定の量子化ステッ
プ幅でDCT回路103の出力データを量子化する。
【0010】SCAN回路105は、量子化回路104
の出力データをいわゆるジグザグスキャン等により並び
かえる。
【0011】VLC回路106は、SCAN回路15の
出力データを可変長符号化処理し、圧縮画像出力端子1
07に供給する。
【0012】圧縮画像出力端子107は、可変長符号化
処理がされた圧縮された画像データを圧縮画像データと
して外部装置に出力し、この外部装置により、例えば、
記録媒体に圧縮画像データが記録され、又は、伝送媒体
を介して圧縮画像データが伝送される。
【0013】また、逆量子化回路108は、量子化回路
104の出力を逆量子化する。この逆量子化回路108
は、上記量子化回路104の処理に対応した処理を行
う。
【0014】逆DCT回路109は、逆量子化回路10
8の出力の逆DCT処理をする。この逆DCT回路10
9は、上記DCT回路103の処理に対応した処理を行
う。
【0015】加算回路110は、動き補償回路112か
らの予測データを参照画像データとして、逆DCT回路
109の出力データとこの参照画像データとを加算す
る。
【0016】メモリ制御回路111は、加算回路110
の出力データをフレーム単位で管理して、画像用メモリ
120に一時格納する。この加算回路110の出力デー
タは、この画像用メモリ120に一時格納された後、動
き補償回路112に供給される。
【0017】動き補償回路112は、入力画像データと
ともにこの符号化装置100に供給される動きベクトル
に基づいて、画像用メモリ120に格納した復号後の画
像データから次の画像の予測データを生成する。すなわ
ち、動き補償を行った参照画像データを生成する。この
動き補償回路112により生成される参照画像データ
は、上述した減算回路102及び加算回路110に供給
される。この減算回路102及び加算回路110に供給
される参照画像データは、同一のものとなる。
【0018】このような構成の符号化装置100では、
入力された入力画像データをMPEG2方式に応じた画
像圧縮を行い、圧縮画像データを出力することができ
る。
【0019】一方、復号装置130は、図4に示すよう
に、MPEG2方式で圧縮された画像データである圧縮
画像データが入力される圧縮画像入力端子131と、こ
の圧縮画像入力端子131に入力された圧縮画像データ
を可変長復号(VLD)するVLD回路132と、この
VLD回路132の出力を例えば逆ジグザグスキャンす
る逆SCAN回路133とを備えている。
【0020】また、この復号装置130は、逆SCAN
回路133の出力を逆量子化する逆量子化回路134
と、逆量子化回路134の出力の逆DCTをする逆DC
T回路135と、逆DCT回路135の出力と参照画像
データとを加算する加算回路136と、この加算回路1
36の出力データである画像データをフレーム単位で画
像用メモリ140に格納する制御を行うメモリ制御回路
137と、圧縮された画像データとともに供給される動
きベクトルに基づき画像用メモリ140に格納した画像
データの動き補償を行い参照画像データを生成する動き
補償回路138と、画像用メモリ140に格納した伸張
後の出力画像データを出力する画像出力端子139とを
備えている。
【0021】圧縮画像入力端子131に入力される圧縮
された画像データは、MPEG2方式で圧縮された圧縮
画像データであり、例えば、上記符号化装置100によ
り符号化された圧縮画像データである。
【0022】VLD回路132は、圧縮画像入力端子1
31に入力された圧縮画像データを可変長復号処理し、
逆SCAN回路133に供給する。このVLD回路13
2は、上記VLC回路106に対応した処理を行うもの
である。
【0023】逆SCAN回路133は、VLD回路13
2の出力データであるいわゆるジグザグスキャンされた
圧縮された画像データを、元の順序に並びかえる処理を
行い、逆量子化回路134に供給する。この逆SCAN
回路133は、上記SCAN回路105に対応した処理
を行うものである。
【0024】逆量子化回路134は、上記逆SCAN回
路133の出力データを、所定の量子化定数で逆量子化
し、逆DCT回路135に供給する。この逆量子化回路
134は、上記量子化回路104に対応する処理を行う
ものである。
【0025】逆DCT回路135は、逆量子化回路13
4の出力データのDCT処理をし、加算回路136に供
給する。この逆DCT回路135は、上記DCT回路1
03に対応した処理を行うものである。
【0026】加算回路136は、動き補償回路138か
らの予測データを参照画像データとして、逆DCT回路
135の出力データとこの参照画像データとを加算す
る。
【0027】メモリ制御回路137は、加算回路136
の出力データをフレーム単位で管理して、画像用メモリ
140に一時格納する。この加算回路136の出力デー
タは、この画像用メモリ140に一時格納された後、動
き補償回路138に供給される。
【0028】動き補償回路138は、圧縮された画像デ
ータとともにこの復号装置130に供給される動きベク
トルに基づいて、画像用メモリ140に格納した復号後
の画像データから次の画像の予測データを生成する。す
なわち、動き補償を行った参照画像データを生成する。
この動き補償回路138により生成される参照画像デー
タは、加算回路136に供給される。
【0029】画像出力端子139は、画像用メモリ14
0に格納した伸張後の画像データを外部装置に出力す
る。
【0030】このような構成の復号装置130では、M
PEG2方式で圧縮された画像データを伸張することが
できる。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した復
号装置130は、デジタル衛星放送やデジタルビデオデ
ィスク(DVD)等の受信装置,再生装置等に備えら
れ、いわゆるマルチメディア分野でのキーデバイスとし
て多方面で利用されている。また、上述した符号化装置
100は、近年において、小型化や量産化がなされてき
ており、民生分野における利用も活発になりつつある。
【0032】また、このような復号装置130と符号化
装置100を合わせもった符号化/復号装置も、近年に
おいて、利用が活発になっている。
【0033】しかしながら、従来では、これら符号化と
復号の2つの機能を合わせもつためには、上述した符号
化装置100と復号装置130の各機能すべて必要とし
ていた。つまり、上記符号化装置100と上記復号装置
130をそれぞれ備える必要があった。そのため、これ
らの2の機能を合わせもった装置では、装置が大きくな
り、また、コストが高くなり、さらに、消費電力が大き
くなるといった問題点が生じていた。
【0034】本発明は、このような実情を鑑みてなされ
たものであり、符号化と復号の2つの機能を合わせも
ち、小型化を図ることが可能な画像データの符号化/復
号装置を提供する。
【0035】また、本発明は、符号化する際にその符号
化された画像データを確認することができる画像データ
の符号化装置を提供することを目的とする。
【0036】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る画像データの符号化/復号装置は、
画像データが入力される画像入力端子と、参照画像デー
タに基づき、上記画像入力端子に入力された画像データ
を、不可逆変換により圧縮する第1の圧縮回路と、圧縮
された画像データを、上記第1の圧縮回路に対応した不
可逆変換により伸張する第1の伸張回路と、上記第1の
圧縮回路の出力データを、可逆変換により圧縮する第2
の圧縮回路と、上記第2の圧縮回路の出力データを外部
装置に出力し、圧縮された画像データが外部装置から入
力される入出力端子と、上記入出力端子に入力された圧
縮された画像データを、上記第2の圧縮回路に対応した
可逆変換により伸張する第2の伸張回路と、上記第1の
伸張回路の出力データを出力する画像出力端子とからな
り、上記第1の伸張回路は、上記画像入力端子に入力さ
れる画像データを符号化する符号化モードの場合は上記
第1の圧縮回路の出力データを伸張して参照画像データ
を生成し、上記入出力端子に入力される圧縮された画像
データを復号する復号モードの場合は上記第2の伸張回
路の出力データを伸張して上記画像出力端子から出力
し、各回路が一体となっていることを特徴とする。
【0037】この画像データの符号化/復号装置では、
不可逆変換により圧縮された画像データの伸張を行う第
1の伸張回路が、画像データを符号化する符号化モード
及び圧縮された画像データを復号する復号モードのそれ
ぞれで用いられ、符号化モードの場合には入力された画
像データを圧縮し、復号モードの場合は圧縮された画像
データを伸張する。また、この画像データの符号化/復
号装置では、各回路が一体化され、例えば、1つのIC
上に形成される。
【0038】本発明に係る画像データの符号化/復号装
置は、上記第1の伸張回路が、上記符号化モードの場合
に参照画像データを生成するとともに、伸張した出力デ
ータを上記画像出力端子に出力することを特徴とする。
【0039】この画像データの符号化/復号装置では、
符号化モードの場合に、入力された画像データを圧縮し
た後の圧縮画像データを、同時に伸張して出力する。
【0040】本発明に係る画像データの符号化装置は、
画像データが入力される画像入力端子と、参照画像デー
タに基づき、上記画像入力端子に入力された画像データ
を、不可逆変換により圧縮する第1の圧縮回路と、圧縮
された画像データを、上記第1の圧縮回路に対応した不
可逆変換により伸張する第1の伸張回路と、上記第1の
圧縮回路の出力データを、可逆変換により圧縮する第2
の圧縮回路と、上記第2の圧縮回路の出力データを外部
装置に出力する出力端子と、上記第1の伸張回路の出力
データを出力する画像出力端子とからなり、上記第1の
伸張回路は、上記第1の圧縮回路の出力データを伸張し
て参照画像データを生成するとともに、伸張した出力デ
ータを上記画像出力端子に出力し、各回路が一体となっ
ていることを特徴とする。
【0041】この画像データの符号化装置では、入力さ
れた画像データを圧縮した後の圧縮画像データを、同時
に伸張して出力する。また、この画像データの符号化/
復号装置では、各回路が一体化され、例えば、1つのI
C上に形成される。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用したカメラ一
体型光ディスク記録再生装置(以下、単にカメラシステ
ムという。)について、図面を参照しながら説明する。
【0043】この実施の形態におけるカメラシステム
は、図1に示すように構成され、撮像した画像をMPE
G2方式で画像圧縮して圧縮した画像データを光磁気デ
ィスク(以下、単に光ディスクDと呼ぶ)に記録し、ま
た、この光ディスクDに記録した画像圧縮された画像デ
ータを再生してディスプレイ上に表示するものである。
図1に示すカメラシステムは、この装置全体の制御及び
各回路の制御を行うホストコントローラ30を備えてい
る。
【0044】ホストコントローラ30は、撮像した画像
を光ディスクDに記録する記録モードと、光ディスクD
に記録された圧縮画像データを再生して外部出力装置で
あるディスプレイ等に画像を表示する再生モードとの切
り換えを行う。また、このホストコントローラ30は、
この記録モードと再生モードとの切り換えに応じて、後
述する各回路の動作の切り換え制御を行う。
【0045】この図1に示すカメラシステムは、撮像光
が入射されるレンズLと、このレンズLからの撮像光が
照射されるCCD(Charge Coupled Device)イメージ
センサ(以下、単にCCDと呼ぶ。)1と、このCCD
1から撮像信号を取り出して所定のレベルに増幅するサ
ンプルホールド及びオートゲインコントロールアンプ
(以下、単にS/H−AGCと呼ぶ。)2と、このS/
H−AGC2の出力をデジタル信号に変換するビデオア
ナログ/デジタルコンバータ(以下、V−A/Dコンバ
ータと呼ぶ。)3と、同期信号を生成するタイミングジ
ェネレータ4と、色コーディングに対応した信号処理を
するカメラ信号処理回路5と、このカメラ信号処理回路
5に接続されるディレイライン6と、NTSCに準拠し
たデジタルの撮像信号からCCIR601に準拠したデ
ジタルの撮像信号に変換するNTSC/CCIR601
レートコンバータ(以下、単にレートコンバータとい
う。)7と、マクロブロックの生成及び動きベクトルの
生成をする動き検出回路8と、画像データを圧縮しまた
圧縮画像データを伸張する符号化/復号回路9と、圧縮
画像データを一時格納するバッファメモリ11と、この
バッファメモリ11のコントローラとなるバッファコン
トローラ10とを備えている。
【0046】このカメラシステムで撮像した撮像光は、
レンズLを介してCCD1に照射される。CCD1は、
例えば、水平及び垂直画素が768H×494Vで構成
される2次元カラーイメージセンサであって、撮像光を
原色(R,G,B)或いは補色(Ye,Cy,Mg)の
色コーディングフィルタにより色コーディングされた撮
像信号に変換する。CCD1からの撮像信号は、S/H
−AGC2によって、相関2重サンプルホールドを行い
リセット雑音等の除去、及び、ゲインコントロールされ
た後、V−A/Dコンバータ3によってデジタルの撮像
信号に変換される。このデジタル撮像信号は、カメラ信
号処理回路5に供給される。
【0047】タイミングジェネレータ4は、上記CCD
1,S/H−AGC2,V−A/Dコンバータ3の処理
に必要な同期信号を生成する。例えば、この同期信号
は、CCD1の水平及び垂直画素が768H×494V
で構成されているものであれば、例えば、14.318
MHz(4fsc)のクロックに基づき生成される。
【0048】カメラ信号処理回路5は、メモリにより構
成されるディレイライン6を用いて、上記CCD1の色
コーディングフィルタによる色コーディングに対応した
デコード処理等を行い、デジタルの撮像信号からデジタ
ルの輝度(Y)信号、色差(Cr/Cb)信号を生成す
る。カメラ信号処理回路5は、デジタルの輝度(Y)信
号、色差(Cr/Cb)信号をレートコンバータ7に供
給する。このようなカメラ信号処理回路5は、デジタル
の輝度(Y)信号及び色差(Cr/Cb)信号を、例え
ばNTSC方式に基づいて生成しており、輝度(Y)信
号のサンプリング周波数が14.318MHzとなって
いる。また、このNTSC方式のデジタル撮像信号の色
差信号(Cr)及び色差信号(Cb)のデータ量は、輝
度(Y)信号に対して1/2となっている。そのため、
輝度(Y)信号はこのカメラ処理回路5から独立に1本
の伝送線でレートコンバータ7に伝送され、色差(C
r)信号及び色差(Cb)信号はそれぞれ時分割され1
本の伝送線でレートコンバータ7に伝送される。なお、
この色差(Cr)信号及び色差(Cb)信号を時分割し
て伝送する場合は、色差(Cr/Cb)信号と表現す
る。また、このカメラ信号処理回路5は、NTSC方式
に限らず、例えば、PAL方式に準拠したデジタルの撮
像信号を出力してもよい。
【0049】レートコンバータ7は、NTSC方式にお
けるサンプリング周波数で伝送された輝度(Y)信号及
び色差(Cr/Cb)信号を、CCIR601に準拠し
た13.5MHzのサンプリング周波数の輝度(Y)信
号及び色差(Cr,Cb)信号に変換する。この13.
5MHzに変換された輝度(Y)信号及び色差(Cr,
Cb)信号は、動き検出回路8及び後述するミキサ回路
24に供給される。
【0050】動き検出回路8は、レートコンバータ7で
処理した画像データから、MPEG2方式で画像圧縮を
行うために、いわゆるマクロブロックを生成するととも
に、動きベクトルを生成し、このマクロブロック化した
画像データと動きベクトルを符号化/復号回路9に供給
する。
【0051】符号化/復号回路9は、MPEG2方式の
エンコーダとデコーダとが一体化したものであって、例
えば、1つのICとして構成される。この符号化/復号
回路9は、撮像時における記録モードと、光ディスクD
の再生時における再生モードとで符号化機能と復号機能
がホストコントローラ30により切り換えられる。この
ような符号化/復号回路9が採用するMPEG2方式の
画像圧縮方式では、まず画像信号のフレーム間の差分を
取ることにより時間軸方向の冗長度を落とし、その後、
離散コサイン変換(DCT)等の直交変換手法を用いて
空間軸方向の冗長度を落としてビデオ信号を能率良く符
号化する。そして、このMPEG2方式では、ある単位
の動画像すなわち何枚かの画像をグループ・オブ・ピク
チャ(GOP:Group of Pictures )と呼び、GOP単位で
の独立再生ができるようにしている。GOP内の画像
(Picture )は大別してIピクチャ,Pピクチャ又はB
ピクチャの3種類のタイプを持ち、各フレームの画像信
号は、いずれかのタイプのピクチャとして符号化され
る。
【0052】この符号化/復号回路9では、記録モード
時に、動き検出回路8を介して供給されるCCIR60
1に準拠したデジタル撮像信号(Y,Cr,Cb)にM
PEG2方式のエンコード処理を施すことによりデータ
圧縮を行う。そして、この符号化/復号回路9から動き
検出回路8に発生ビット量がフィードバックされること
により、レート制御がなされるようになっている。ま
た、符号化/復号回路9は、再生モード時に、上記バッ
ファコントローラ10から供給される圧縮された画像デ
ータに符号化処理とは逆の復号処理を施すことにより、
CCIR601に準拠したデジタル画像信号(Y,C
r,Cb)を生成して後述するミキサ回路24に供給す
る。さらに、この符号化/復号回路9は、上記記録モー
ドの場合に、符号化した画像データをバッファコントロ
ーラ10に供給するとともに、このミキサ回路24に供
給することも可能となっている。
【0053】バッファコントローラ10は、このバッフ
ァコントローラ10に接続されるバッファメモリ11を
制御する回路である。バッファメモリ11は、符号化/
復号回路9で符号化又は復号をする圧縮画像データを一
時記憶するものであり、符号化/復号回路9と後述する
インターフェース回路12との間でやりとりするデータ
をバッファリングするものである。なお、このバッファ
コントローラ10は、ホストコントローラ30により制
御され、記録モードの場合には、符号化/復号回路9か
らの圧縮画像データをバッファメモリ11に格納する。
そして、後述するインターフェース回路12の処理速度
に応じて、バッファメモリ11に格納した圧縮画像デー
タをこのインターフェース回路12に供給する。また、
このバッファコントローラ10は、ホストコントローラ
30により制御され、再生モードの場合には、インター
フェース回路12からの圧縮画像データをバッファメモ
リ11に格納する。そして、符号化/復号回路9の処理
速度に応じて、バッファメモリ11に格納した圧縮画像
データをこの符号化/復号回路9に供給する。
【0054】なお、このバッファコントローラ10は、
圧縮画像データのみならず、後述する圧縮された音声デ
ータも取り扱い、この圧縮された音声データを光ディス
クDに記録するために、又は、この圧縮された音声デー
タを光ディスクDから再生するために、バッファメモリ
11にこの圧縮された音声データを一時格納する制御を
行う。
【0055】また、この図1に示すカメラシステムは、
上記バッファコントローラ10と圧縮画像データのやり
とりを行うインターフェース回路12と、このインター
フェース回路12を介して圧縮画像データが供給される
ディスクエンコーダ13と、このディスクエンコーダ1
3の出力により駆動される記録ドライバ14と、この記
録ドライバ14により励磁され光ディスクDに磁界を印
加する磁気ヘッド15と、光ディスクDを挟んで上記磁
気ヘッド15と対向するように配置された光学ヘッド1
6と、この光学ヘッド16に接続された再生増幅回路1
7と、この再生増幅回路17を介して光学ヘッド16に
よる再生信号が供給されるディスクアナログ/デジタル
コンバータ(以下、D−A/Dコンバータと呼ぶ。)1
8及びADIP(Address in pre-groove )デコーダ1
9と、D−A/Dコンバータ18の出力が供給されるビ
タビ復号回路20と、ADIPデコーダ19及びビタビ
復号回路20の出力が供給されるディスクデコーダ21
とを備えている。
【0056】インターフェース回路12は、ホストコン
トローラ30による記録モードと再生モードの切り換え
制御に基づき処理を行う。インターフェース回路12
は、記録モードの場合には、バッファコントローラ10
から供給される圧縮画像データをディスクエンコーダ1
3に供給し、再生モードの場合には、ディスクデコーダ
21からの圧縮画像データをバッファコントローラ10
に供給する。
【0057】ディスクエンコーダ13は、ホストコント
ローラ30によって記録モードが設定されることにより
インタフェース回路12から圧縮画像データを変調し、
変調出力で記録ドライバ14を駆動する。記録ドライバ
14は、このディスクエンコーダ13の出力に応じて磁
気ヘッド15を励磁する。また、この実施の形態におけ
るカメラシステムでは、記録モード時に、光ディスクD
を挟んで磁気ヘッド15と対向するように配置された光
学ヘッド16から光ディスクDに照射されるレーザ光が
記録用の光量に切り換えられ、レーザ光の照射により光
ディスクDの光磁気記録層がキュリー温度まで上昇され
た状態で、磁気ヘッド15が励磁されることにより、光
ディスクDの光磁気記録層に圧縮画像データが磁界変調
記録される。
【0058】光学ヘッド16は、ホストコントローラ3
0によって再生モードが設定されることにより、光ディ
スクDに照射するレーザ光を再生用の光量に切り換え
る。そして、光学ヘッド16は、再生用の光量のレーザ
光を光ディスクDの光磁気記録層に照射して、その反射
光を検出することにより再生信号を生成する。この光学
ヘッド16により生成された再生信号は、再生増幅回路
17を介してD−A/Dコンバータ18及びADIPデ
コーダ19に供給される。D−A/Dコンバータ18に
供給された再生信号は、デジタル化されてビタビ復号回
路20でビタビ復号されることにより再生データとされ
る。ビタビ復号回路20は、ビタビ復号した再生データ
をディスクデコーダ21に供給する。また、ADIPデ
コーダ19は、光ディスクDのグルーブのウオブリング
を例えばバイフェーズ変調することによりADIP信号
として記録されているアドレス情報を再生信号からデコ
ードしてディスクデコーダ21に供給する。そして、デ
ィスクデコーダ21は、上記ディスクエンコーダ13に
対応する復調処理を再生データに施すことにより、圧縮
画像データを再生してインターフェース回路12を介し
てバッファコントローラ10に供給する。
【0059】また、この図1に示すカメラシステムは、
上記レートコンバータ7により生成されるCCIR60
1に準拠したデジタル画像信号と上記符号化/復号回路
9により生成されるCCIR601に準拠したデジタル
画像信号と管面表示信号発生回路(以下、OSDと呼
ぶ。)22が発生するする管面表示信号とが供給される
ミキサ回路24と、上記OSD22に接続されたパター
ンランダムアクセスメモリ(以下、パターンRAMと呼
ぶ。)23と、上記ミキサ回路24に接続されたNTS
Cエンコーダ25と、このNTSCエンコーダ25に接
続されたビデオデジタル/アナログコンバータ(以下、
V−D/Aコンバータと呼ぶ。)26とを備えている。
【0060】ミキサ回路24は、レートコンバータ7又
は符号化/復号回路9により生成されるCCIR601
に準拠した輝度(Y)信号及び色差(Cr,Cb)信号
にOSD22により発生される管面表示信号をスーパー
インポーズするためのものである。このOSD22は、
パターンRAM23に格納される管面表示信号や、ホス
トコントローラ30から供給される管面表示信号を取得
して、ミキサ回路24に供給する。
【0061】NTSCエンコーダ25は、レートコンバ
ータ7又は符号化/復号回路9からミキサ回路24を介
して供給されるCCIR601に準拠したデジタル画像
信号の輝度(Y)信号及び色差(Cr,Cb)信号を、
上記ディレイライン6を用いてNTSCに準拠したデジ
タル画像信号にエンコードしてV−D/Aコンバータ2
6に供給する。なお、このディレイライン6は、上記カ
メラ信号処理回路と共通に用いられる。
【0062】V−D/Aコンバータ26は、NTSCエ
ンコーダ25から供給されるNTSC方式に準拠したデ
ジタル画像信号をアナログ化して、アナログ画像信号を
図示しないモニター装置等に出力する。
【0063】また、この図1に示すカメラシステムは、
デジタルの音声データとアナログの音声信号をそれぞれ
アナログ/デジタル変換又はデジタル/アナログ変換す
る音声アナログデジタル/デジタルアナログコンバータ
(以下、A−AD/DAコンバータと呼ぶ。)27と、
音声データの信号圧縮/伸張を行う音声符号化/復号回
路28と、この符号化/復号回路28と上記バッファコ
ントローラ10とのデータのやりとりを行うインターフ
ェース回路29とを備えている。
【0064】A−AD/DAコンバータ27は、ホスト
コントローラ30により動作モードが切り換えられて、
記録モードの場合に、図示しないマイクロホン又はスピ
ーカ等の音声入出力装置を介して入力されるアナログ音
声信号をデジタル化して、デジタル音声信号を音声符号
化/復号回路28に供給する。また、このA−AD/D
Aコンバータ27は、再生モードの場合に、音声符号化
/復号回路28から供給されるデジタル音声信号をアナ
ログ化して、音声入出力装置を介してアナログ音声信号
を出力する。
【0065】音声符号化/復号回路28は、ホストコン
トローラ30により動作モードが切り換えられて、記録
モードの場合には上記A−AD/DAコンバータ27に
よりデジタル化された音声信号を高能率符号化圧縮(デ
ータ圧縮)するデータ圧縮装置として機能し、再生モー
ドの場合にはインターフェース回路29を介してバッフ
ァコントローラ10から供給される圧縮音声データを伸
張してから上記A−AD/DAコンバータ27に供給す
るデータ伸張装置として機能するものである。
【0066】ここで、この音声符号化/復号回路28に
おける高能率符号化圧縮方式としては、例えば、人間の
聴覚特性(聴覚マスキング効果と最小可聴限性)を利用
したサブバンド符号化あるいは直交変換によるATRA
C(Adaptive Transform Acoustic Cording )方式が採
用される。すなわち、この音声符号化/復号回路28
は、記録モードの場合に、A−AD/DAコンバータ2
7を介して供給されるデジタル音声信号にATRAC方
式のエンコード処理を施してデータ圧縮を行い、また、
再生モードの場合に、インターフェース回路29を介し
て上記バッファコントローラ10から供給される圧縮音
声データに上記エンコード処理とは逆のデコード処理を
行う。
【0067】以上のような構成のこの実施の形態にかか
るカメラシステムでは、撮像した被写体を撮像信号に変
換し、この撮像信号を画像圧縮して光ディスクDに記録
することができる。また、このカメラシステムでは、画
像圧縮して撮像信号が記録してある光ディスクDから、
この撮像信号を再生してディスプレイ等の画像出力装置
に表示することができる。
【0068】このようなカメラシステムでは、記録モー
ドにおいて、レンズLにより撮像された撮像光がCCD
1により撮像され、この撮像信号が,S/H−AGC
2,V−A/Dコンバータ3,カメラ信号処理回路5,
レートコンバータ7,動き検出回路8,符号化/復号回
路9,バッファコントローラ10,バッファメモリ1
1,インターフェース回路12,ディスクエンコーダ1
3,記録ドライバ14,磁気ヘッド15等のパスを介し
て光ディスクDに記録される。
【0069】また、このようなカメラシステムでは、再
生モードにおいて、光ディスクDに記録された圧縮画像
データが、光学ヘッド16,再生増幅回路17,ディス
クA/Dコンバータ18,ビタビ復号回路20,ディス
クデコーダ21,インターフェース回路12,バッファ
メモリ11,バッファコントローラ10,符号化/復号
回路9,ミキサ回路24,NTSCエンコーダ25,V
−D/Aコンバータ26等のパスを介してディスプレイ
等の画像出力装置に表示される。
【0070】また、このようなカメラシステムでは、記
録モードにおいて、撮像信号を記録するとともに、この
撮像信号が、レートコンバータ7からミキサ回路24の
パスを介してディスプレイ等の画像出力装置に表示され
る。
【0071】また、このようなカメラシステムでは、記
録モードにおいて、撮像信号を記録するとともに、この
撮像信号が、符号化/復号回路9からミキサ回路24の
パスを介してディスプレイ等の画像出力装置に表示され
る。このように符号化/復号回路9からミキサ回路24
へのパスを介して画像を表示することによって、圧縮後
の画像データを表示をすることができ、撮像信号を記録
するとともに、記録する圧縮画像データの画質を確認す
ることができる。
【0072】なお、このカメラシステムでは、NTSC
方式に準拠したデジタル画像データを取り扱う場合につ
いて説明したが、例えば、PAL方式に準拠したデジタ
ルの画像データを取り扱っても良い。
【0073】つぎに、上述した符号化/復号回路9につ
いて説明する。符号化/復号回路9は、図2に示すよう
な構成となり、例えば、1つのIC上に一体にこの符号
化/復号回路9を構成する各回路が形成されている。
【0074】符号化/復号回路9は、この図2に示すよ
うに、入力画像データが上記動き検出回路8から入力さ
れる画像入力端子51と、入力画像データと後述する参
照画像データとの差分をとる減算回路52と、画像デー
タの離散コサイン変換(DCT)をするDCT回路53
と、DCT回路53の出力を量子化する量子化回路54
と、量子化回路54の出力を例えばジグザグスキャン等
をするSCAN回路55と、SCAN回路55の出力を
可変長符号化(VLC)するVLC回路56とを備えて
いる。
【0075】また、符号化/復号回路9は、圧縮画像デ
ータをバッファコントローラ10に出力し、また、この
バッファコントローラ10から圧縮画像データが入力さ
れる圧縮画像入出力端子58と、圧縮画像データの入出
力を制御するインターフェース回路57とを備えてい
る。
【0076】また、符号化/復号回路9は、インターフ
ェース回路57を介して入力されるバッファコントロー
ラ10からの圧縮画像データを可変長復号(VLD)す
るVLD回路59と、このVLD回路59の出力を例え
ば逆ジグザグスキャンする逆SCAN回路60とを備え
ている。
【0077】また、符号化/復号回路9は、上記量子化
回路54の出力データと上記逆SCAN回路60の出力
データを切り換える切換回路61と、この切換回路61
の出力を逆量子化する逆量子化回路62と、逆量子化回
路62の出力データの逆離散コサイン変換(逆DCT)
をする逆DCT回路63と、逆DCT回路63の出力と
後述する参照画像データとを加算する加算回路64と、
この加算回路64の出力画像データをフレーム単位で画
像用メモリ70に格納する制御を行うメモリ制御回路6
5と、入力画像データとともに供給される動きベクトル
又は圧縮画像データとともにバッファコントローラ10
から供給される動きベクトルに基づき画像用メモリ70
に格納した画像データの動き補償を行い参照画像データ
を生成する動き補償回路66と、画像用メモリ70に格
納した伸張後の出力画像データを出力する画像出力端子
67とを備えている。
【0078】画像入力端子51に入力される入力画像デ
ータは、動き検出回路8から供給され、いわゆるピクセ
ル単位でデジタル化されている。また、この画像データ
は、各フレームが輝度成分(Y)、色差成分(Cr),
(Cb)それぞれが8×8ピクセルのブロック単位に分
割されている。この画像入力端子51には、入力画像デ
ータが、この輝度成分(Y)が4ブロックと、色差成分
(Cr),(Cb)が2ブロックの計6ブロックのいわ
ゆるマクロブロック単位で入力される。
【0079】減算回路52は、後述する動き補償回路6
6からの予測データを参照画像データとして、入力画像
データとこの参照画像データとの差分をとる。
【0080】DCT回路53は、減算回路52から得た
出力データである差分画像のDCT処理をする。このD
CT回路53では、時間軸上のデータが周波数軸上のデ
ータに変換される。なお、この入力画像データがフレー
ム内符号化画像データ(Iピクチャ)となるときは、予
測値からの差分はとらずにDCTがされる。
【0081】量子化回路54は、所定の量子化ステップ
幅でDCT回路53の出力を量子化する。
【0082】SCAN回路55は、量子化回路54の出
力データをいわゆるジグザグスキャン等により並びかえ
る。
【0083】VLC回路56は、SCAN回路55の出
力データを可変長符号化処理し、インターフェース回路
57に供給する。
【0084】インターフェース回路57は、ホストコン
トローラ30により制御され、記録モードの場合には、
VLC回路56から供給される圧縮画像データを圧縮画
像入出力端子58を介してバッファコントローラ10に
供給する。また、インターフェース回路57は、ホスト
コントローラ30により制御され、再生モードの場合に
は、バッファコントローラ10から供給される圧縮画像
データを圧縮画像入出力端子58を介してVLD回路5
9に供給する。
【0085】VLD回路59は、インターフェース回路
57から供給される圧縮画像データを可変長復号処理
し、逆SCAN回路60に供給する。このVLD回路5
9は、上記VLC回路56に対応した処理を行うもので
ある。
【0086】逆SCAN回路60は、VLD回路59の
出力データであるいわゆるジグザグスキャンされた圧縮
された画像データを、元の順序に並びかえる処理を行
い、切換回路61に供給する。この逆SCAN回路60
は、上記SCAN回路55に対応した処理を行うもので
ある。
【0087】切換回路61は、上記量子化回路54から
の出力データと、上記逆SCAN回路60からの出力デ
ータとが供給され、ホストコントローラ30の制御に基
づき、これらの出力データを切り換えて、逆量子化回路
62に供給する。この切換回路61は、記録モードの場
合には、端子61a側に切り換えられ、量子化回路54
の出力データを逆量子化回路62に供給する。また、こ
の切換回路61は、再生モードの場合には、端子61b
側に切り換えられ、逆SCAN回路60の出力データを
逆量子化回路62に供給する。
【0088】逆量子化回路62は、量子化回路54或い
逆SCAN回路60の出力データを逆量子化し、逆DC
T回路63に供給する。この逆量子化回路62は、上記
量子化回路54の処理に対応した処理を行う。
【0089】逆DCT回路63は、逆量子化回路62の
出力データの逆DCT処理をする。この逆DCT回路6
3は、上記DCT回路53の処理に対応した処理を行
う。
【0090】加算回路64は、後述する動き補償回路6
6からの予測データを参照画像データとして、逆DCT
回路63の出力データとこの参照画像データとを加算す
る。
【0091】メモリ制御回路65は、加算回路64の出
力データをフレーム単位で管理して、画像用メモリ70
に一時格納する。この加算回路64の出力データは、こ
の画像用メモリ70に一時格納された後、動き補償回路
66に供給される。なお、この画像用メモリ70は、上
述した各回路と一体として構成されていなくても良い。
【0092】動き補償回路66は、動き検出回路8から
の入力画像データ或いは圧縮画像データとともにこの符
号化/復号回路9に供給される動きベクトルに基づい
て、画像用メモリ70に格納した復号後の画像データか
ら次の画像の予測データを生成する。すなわち、動き補
償を行った参照画像データを生成する。この動き補償回
路66により生成される参照画像データは、記録モード
の場合には上述した減算回路52及び加算回路64に供
給され、再生モードの場合には上述した加算回路64に
供給される。なお、記録モードにおいて、この減算回路
52及び加算回路64に供給される参照画像データは、
同一のものとなる。
【0093】画像出力端子67は、画像用メモリ65に
格納した伸張後の出力画像データを上記ミキサ回路24
に出力する。ここで、この画像出力端子67から出力さ
れる伸張後の出力画像データは、記録モード又は再生モ
ードを問わず出力が可能である。記録モードの場合は、
伸張後の出力画像データをミキサ回路24に供給するか
どうかの制御は、ホストコントローラ30により行われ
る。
【0094】以上のように構成される符号化/復号回路
9は、記録モードの場合に、DCT回路53及び量子化
回路54とが画像圧縮処理における不可逆変換により圧
縮する圧縮手段として機能し、SCAN回路55とVL
C回路56とが画像圧縮処理における可逆変換により圧
縮する圧縮手段として機能する。さらに、符号化/復号
回路9は、記録モードの場合に、逆量子化回路62と逆
DCT回路63等とが上記不可逆変換により圧縮する圧
縮手段に応じた伸張手段として機能する。すなわち、こ
の逆量子化回路62と逆DCT回路63等とが、記録モ
ードの場合でのローカルデコーダとしての機能を有して
いる。
【0095】そのため、この符号化/復号回路9では、
入力された入力画像データをMPEG2方式に応じた画
像圧縮を行い、圧縮画像データを出力することができ
る。
【0096】また、符号化/復号回路9は、再生モード
の場合に、逆量子化回路62及び逆DCT回路63等と
が画像圧縮処理における上記不可逆変換により圧縮する
圧縮手段に応じた伸張手段として機能し、逆SCAN回
路60とVLD回路59とが画像圧縮処理における可逆
変換により圧縮する圧縮手段に応じた伸張手段として機
能する。
【0097】そのため、この符号化/復号回路9では、
MPEG2方式で圧縮された画像データを伸張すること
ができる。
【0098】このように、この符号化/復号回路9で
は、逆量子化回路62,逆DCT回路63,加算回路6
4,メモリ制御回路65,動き補償回路66等が、記録
モードと再生モードとで切換回路61により切り換えら
れて共通に用いられる。
【0099】従って、この符号化/復号回路9では、回
路の小型化、低コスト化、消費電力の削減を図ることが
できる。また、この符号化/復号回路9では、画像圧縮
をする場合と画像伸張をする場合とで、画像用メモリ7
0を共用して使用することができ、メモリの削減を図る
ことができる。
【0100】また、この符号化/復号回路9では、記録
モードの場合に、参照画像データを生成するために画像
用メモリ70に格納した復号後の画像データを、画像出
力端子67から出力する。
【0101】従って、この符号化/復号回路9では、記
録モードの場合に、光ディスクDに記録する圧縮画像デ
ータを、リアルタイムで確認することができる。
【0102】
【発明の効果】本発明に係る画像データの符号化/復号
装置では、不可逆変換により圧縮された画像データの伸
張を行う第1の伸張回路が、画像データを符号化する符
号化モード及び圧縮された画像データを復号する復号モ
ードのそれぞれで用いられ、符号化モードの場合には入
力された画像データを圧縮し、復号モードの場合は圧縮
された画像データを伸張する。また、この画像データの
符号化/復号装置では、各回路が一体化され、例えば、
1つのIC上に形成される。
【0103】このことにより、この画像データの符号化
/復号装置では、回路の小型化、低コスト化、消費電力
の削減を図ることができる。
【0104】本発明に係る画像データの符号化装置で
は、入力された画像データを圧縮した後の圧縮画像デー
タを、同時に伸張して出力する。また、この画像データ
の符号化装置では、各回路が一体化され、例えば、1つ
のIC上に形成される。
【0105】このことにより、この画像データの符号化
装置では、符号化する画像データをリアルタイムで表示
して確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態のカメラ一体型光
ディスク記録再生装置のブロック構成図である。
【図2】上記カメラ一体型光ディスク記録再生装置の符
号化/復号回路のブロック構成図である。
【図3】従来の符号化装置のブロック構成図である。
【図4】従来の復号装置のブロック構成図である。
【符号の説明】
9 符号化/復号回路、51 画像入力端子、52 減
算回路、53 DCT回路、54 量子化回路、55
SCAN回路、56 VLC回路、57 インターフェ
ース回路、58 圧縮画像入出力端子、59 VLD回
路、60 逆SCAN回路、61 切換回路、62 逆
量子化回路、63 逆DCT回路、64加算回路、65
メモリ制御回路、66 動き補償回路、67 画像出
力端子、70 画像用メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 細井 隆史 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データが入力される画像入力端子
    と、 参照画像データに基づき、上記画像入力端子に入力され
    た画像データを、不可逆変換により圧縮する第1の圧縮
    回路と、 圧縮された画像データを、上記第1の圧縮回路に対応し
    た不可逆変換により伸張する第1の伸張回路と、 上記第1の圧縮回路の出力データを、可逆変換により圧
    縮する第2の圧縮回路と、 上記第2の圧縮回路の出力データを外部装置に出力し、
    圧縮された画像データが外部装置から入力される入出力
    端子と、 上記入出力端子に入力された圧縮された画像データを、
    上記第2の圧縮回路に対応した可逆変換により伸張する
    第2の伸張回路と、 上記第1の伸張回路の出力データを出力する画像出力端
    子とからなり、 上記第1の伸張回路は、上記画像入力端子に入力される
    画像データを符号化する符号化モードの場合は上記第1
    の圧縮回路の出力データを伸張して参照画像データを生
    成し、上記入出力端子に入力される圧縮された画像デー
    タを復号する復号モードの場合は上記第2の伸張回路の
    出力データを伸張して上記画像出力端子から出力し、 各回路が一体となっていることを特徴とする画像データ
    の符号化/復号装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の伸張回路は、上記符号化モー
    ドの場合に参照画像データを生成するとともに、伸張し
    た出力データを上記画像出力端子に出力することを特徴
    とする請求項1に記載の画像データの符号化/復号装
    置。
  3. 【請求項3】 画像データが入力される画像入力端子
    と、 参照画像データに基づき、上記画像入力端子に入力され
    た画像データを、不可逆変換により圧縮する第1の圧縮
    回路と、 圧縮された画像データを、上記第1の圧縮回路に対応し
    た不可逆変換により伸張する第1の伸張回路と、 上記第1の圧縮回路の出力データを、可逆変換により圧
    縮する第2の圧縮回路と、 上記第2の圧縮回路の出力データを外部装置に出力する
    出力端子と、 上記第1の伸張回路の出力データを出力する画像出力端
    子とからなり、 上記第1の伸張回路は、上記第1の圧縮回路の出力デー
    タを伸張して参照画像データを生成するとともに、伸張
    した出力データを上記画像出力端子に出力し、 各回路が一体となっていることを特徴とする画像データ
    の符号化装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006515977A (ja) * 2003-01-29 2006-06-08 ソニー インターナショナル (ヨーロッパ) ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ビデオ信号処理システム
JP2006311366A (ja) * 2005-04-28 2006-11-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 画像記録装置及び画像記録装置の駆動方法
JP2008171533A (ja) * 2006-12-12 2008-07-24 Sony Corp 記録再生装置、編集記録方法

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