JPH1188774A - 相関ダブルサンプリング回路 - Google Patents

相関ダブルサンプリング回路

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JPH1188774A
JPH1188774A JP9241373A JP24137397A JPH1188774A JP H1188774 A JPH1188774 A JP H1188774A JP 9241373 A JP9241373 A JP 9241373A JP 24137397 A JP24137397 A JP 24137397A JP H1188774 A JPH1188774 A JP H1188774A
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clamp
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JP9241373A
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Takao Matsui
▲高▼生 松井
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリチャージレベル変動に起因する誤差と、
電源電圧変動に起因する誤差との双方を除去可能な相関
ダブルサンプリング回路を実現する。 【解決手段】 第1の系統のクランプ回路2aは、入力
信号EA のプリチャージレベルを基準電圧VR にクラン
プし、プリチャージレベル変動を除去する。また、第2
の系統のクランプ回路2bは、同じタイミングで接地レ
ベルを基準電圧VR にクランプする。両サンプルホール
ド回路3は、対応する系統のクランプ回路2の出力を、
データレベルの時点でサンプリングする。ここで、両系
統の回路2・3は、同一の構成で、かつ、互いに同一の
タイミングで動作しているので、どの時点で電源電圧が
変動しても、双方の系統の出力は、同じタイミングで同
じ量だけ変化する。減算器4は、両サンプルホールド回
路3の出力信号を減算して、電源電圧に起因する雑音を
除去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2系統のサンプル
ホールド回路と、両サンプルホールド回路の出力を減算
する減算器とを有し、例えば、CCD( Charge Couple
d Device)の出力信号をサンプルホールドする際に好適
に用いられる相関ダブルサンプリング(CDS: Corre
lated Double Sampling )回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、図9(a)に示すように、CC
Dからは、所定の周期Tで、各画素の受光量を示す信号
が順次出力される。CCDの1画素分の出力信号は、リ
セットレベル、プリチャージレベルおよびデータレベル
の順番で変化し、プリチャージレベルとデータレベルと
の差E0 が、当該画素が受光した光量を示している。こ
のようなCCDの出力信号EJ から低雑音で信号成分E
0 を取り出すために、相関ダブルサンプリング回路が、
従来より広く使われている。
【0003】例えば、特公昭62−55349号公報や
特開平7−107391号公報などで開示されている従
来の相関ダブルサンプリング回路では、図10に示すよ
うに、相関ダブルサンプリング回路50にCCDの出力
信号EJ が印加されると、図9の(b)および(d)に
示すように、第1のサンプルホールド回路51は、端子
Kより入力される第1のサンプルホールドパルスE
K (以下では、第1のS/Hパルスのように略称する)
に基づいて、当該入力信号EJ のプリチャージレベルを
サンプルホールドする。続いて、第2のサンプルホール
ド回路52は、図9の(c)および(e)に示すよう
に、端子Lより入力される第2のS/HパルスEL に基
づいて、第1のサンプルホールド回路51の出力信号E
M をサンプルホールドする。一方、第3のサンプルホー
ルド回路53は、図9の(c)および(f)に示すよう
に、上記第2のS/HパルスEL に基づいて、入力信号
J のデータレベルをサンプルホールドする。これによ
り、第2および第3サンプルホールド回路52・53
は、入力信号EJ のプリチャージレベルとデータレベル
とをそれぞれホールドできる。
【0004】さらに、減算器54は、第2のサンプルホ
ールド回路52の出力信号EN から、第3のサンプルホ
ールド回路53の出力信号EO を減算して出力する。こ
の結果、相関ダブルサンプリング回路50は、図9の
(a)に示すように、入力信号EJ のプリチャージレベ
ルに雑音が重畳され、プリチャージレベルが変動する場
合であっても、図9の(g)に示すように、当該入力信
号EJ から雑音成分を取り除いて、信号成分E0 のみを
取り出すことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の相関ダブルサンプリング回路50では、電源電圧の
変動に起因する雑音を除去することができないという問
題点を有している。
【0006】具体的には、上記各サンプルホールド回路
51〜53において、S/Hパルスがサンプルを指示し
ている間、スイッチSW61は、導通して、ホールドコン
デンサC62へ入力電圧に応じた電荷を蓄積する。S/H
パルスがホールドを指示すると、スイッチSW61は、遮
断され、ホールドコンデンサC62は、蓄積された電荷を
保持する。これにより、理想的には、ホールド期間中、
ホールドコンデンサC62の両端電圧が、サンプル時の入
力電圧に保持されるはずである。
【0007】ところが、一般に、各サンプルホールド回
路51〜53では、ホールドコンデンサC62と電源電圧
CCとの間に、寄生容量CS が形成されている。したが
って、ホールド期間中に、電源電圧VCCがES だけ変動
すると、その変動は、寄生容量CS を通じて、ホールド
コンデンサC62が保持している電圧を変化させる。この
変動量ED は、寄生容量CS のインピーダンスと、ホー
ルドコンデンサC62のインピーダンスとの比によって決
まり、以下の式(1)に示すように、 ED =ES ×CS /(CS +C62) …(1) となる。なお、C62は、ホールドコンデンサC62の容量
である。
【0008】したがって、図9(h)にて点線で示すよ
うに、従来の相関ダブルサンプリング回路50の構成で
は、第1のサンプルホールド回路51のサンプリング時
点ta より後で、かつ、第2および第3のサンプルホー
ルド回路52・53のサンプリング時点tb より前の時
点tx において、電源電圧VCCがES だけ変動すると、
図9(d)〜図9(f)にて点線で示すように、各サン
プルホールド回路51〜53の出力電圧EM ・EN ・E
O は、上式(1)によって決まる電圧ED だけ変化す
る。
【0009】ここで、第3のサンプルホールド回路53
には、入力信号EJ が印加されている。したがって、次
のサンプリング時点tb において、第3のサンプルホー
ルド回路53の出力電圧EO は、入力信号EJ のデータ
レベルになる。この結果、サンプリング時点tb 以降の
出力電圧EO には、上記変動分ED の影響が現れない。
【0010】これに対して、第2のサンプルホールド回
路52へは、第1のサンプルホールド回路51の出力電
圧EM が印加されている。この出力電圧EM には、第1
のサンプルホールド回路51の次のサンプリング時点t
c になるまで、上記変動分ED が重畳されている。した
がって、第2のサンプルホールド回路52は、上記サン
プリング時点tb から次のサンプリング時点td になる
まで、変動分ED が重畳された出力電圧EN を出力し続
ける。
【0011】この結果、図9(g)にて点線で示すよう
に、第2および第3のサンプルホールド回路52・53
のホールド期間中(tb からtd までの期間中)、減算
器54は、信号成分E0 に上記変動分ED を加えた出力
信号EP を出力する。したがって、従来の相関ダブルサ
ンプリング回路50は、入力信号EJ のプリチャージレ
ベルの変動に起因する雑音を除去できるにも拘わらず、
電源電圧VCCの変動に起因する雑音を除去することがで
きない。
【0012】ここで、CCDは、より自然な画像を取得
するために、高い解像度で、より精密に受光量を出力す
ることが求められている。また、製造コストを削減する
ためには、CCDのチップ面積を縮小する必要がある。
したがって、CCDの出力信号EJ は、周期Tが小さ
く、かつ、信号成分E0 の分解能が高くなる傾向にあ
り、許容可能な雑音レベルは、年々小さくなっている。
ところが、従来の相関ダブルサンプリング回路50で
は、電源電圧VCCの変動に起因する雑音を除去できな
い。したがって、さらに、低雑音で信号成分を抽出可能
な相関ダブルサンプリング回路が強く求められている。
【0013】なお、上記の式(1)に示すように、寄生
容量CS を削減できれば、電源電圧VCCの変動に起因す
る雑音レベルを低減できる。しかしながら、入力信号E
J の周期Tが短くなっているので、相関ダブルサンプリ
ング回路50には、より高速に動作可能な縦型のトラン
ジスタが使用される。ここで、縦型のトランジスタは、
一般に、寄生容量CS が比較的大きく、寄生容量CS
削減が困難である。したがって、寄生容量CS の削減に
よる雑音レベルの低減には、限界がある。
【0014】本発明は、上記の問題点を鑑みてなされた
ものであり、その目的は、プリチャージレベルの変動な
どの入力信号のオフセット変動に起因する雑音と、電源
電圧の変動に起因する雑音との双方を除去可能な相関ダ
ブルサンプリング回路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る相
関ダブルサンプリング回路は、上記課題を解決するため
に、第1および第2サンプルホールド回路と、両サンプ
ルホールド回路の出力を減算する減算器とを有する相関
ダブルサンプリング回路において、入力信号をクランプ
して上記第1サンプルホールド回路へ印加する第1クラ
ンプ回路と、所定のレベルに保たれた入力端の電位をク
ランプして、上記第2サンプルホールド回路へ印加する
第2クランプ回路とを備えていることを特徴としてい
る。
【0016】上記構成では、第1クランプ回路は、例え
ば、CCDから入力された信号がプリチャージレベルの
期間など、指示されたタイミングで入力信号をクランプ
する。これにより、例えば、プリチャージレベルの変動
など、入力信号のオフセット変動に起因する雑音は、除
去される。さらに、第1サンプルホールド回路は、例え
ば、データレベルの期間など、指示されたタイミング
で、第1クランプ回路の出力信号をサンプルホールドす
る。一方、第2クランプ回路は、指示されたタイミング
で、例えば、接地レベルなど、所定のレベルに保たれた
入力端の電位をクランプし、第2サンプルホールド回路
は、指示されたタイミングで、第2クランプ回路の出力
信号をサンプルホールドする。
【0017】さらに、減算器は、両サンプルホールド回
路の出力を減算する。この結果、電源電圧の変動がない
場合、相関ダブルサンプリング回路は、第1クランプ回
路のクランプ時点における入力信号のレベルと、第1サ
ンプルホールド回路のサンプリング時点における入力信
号のレベルとの差を出力することができる。
【0018】ここで、電源電圧が変動した場合、例え
ば、両クランプ回路の双方がクランプしている場合な
ど、両クランプ回路の状態が同一であれば、両クランプ
回路の出力信号には、同一の傾向の変動が現れる。さら
に、両サンプルホールド回路の双方がホールドしている
場合など、両サンプルホールド回路の状態が同一であれ
ば、両サンプルホールド回路の出力信号には、同一の傾
向の変動が現れる。したがって、両クランプ回路の動作
状態が同一で、かつ、両サンプルホールド回路の動作状
態が同一であれば、電源電圧の変動に起因する雑音は、
減算器の減算によって相殺される。この結果、従来に比
べて、相関ダブルサンプリング回路の出力信号に、電源
電圧に起因する雑音が影響する期間を短縮できる。
【0019】これにより、入力信号のオフセット変動に
起因する雑音と、電源電圧の変動に起因する雑音との双
方を除去可能な相関ダブルサンプリング回路を実現でき
る。
【0020】また、請求項2の発明に係る相関ダブルサ
ンプリング回路は、請求項1記載の発明の構成におい
て、上記第1および第2クランプ回路は、同一のタイミ
ングでクランプすることを特徴としている。
【0021】上記構成では、両クランプ回路が同一のタ
イミングでクランプしているので、電源電圧の変動した
時点に拘わらず、両クランプ回路の出力信号は、同様に
変化する。この結果、電源電圧の変動に起因する雑音を
さらに確実に除去できる。
【0022】さらに、請求項3の発明に係る相関ダブル
サンプリング回路は、請求項1または2記載の発明の構
成において、上記第1および第2クランプ回路は、同一
の回路構成であることを特徴としている。
【0023】上記構成では、両クランプ回路の回路構成
が同一なので、電源電圧が変動した時点で、両クランプ
回路の動作状態が同じであれば、双方の出力信号の変動
量は、同一になる。したがって、双方の変動量は、減算
器で完全に相殺される。この結果、電源電圧の変動に起
因する雑音をさらに確実に除去できる。
【0024】一方、請求項4の発明に係る相関ダブルサ
ンプリング回路は、請求項1、2または3記載の発明の
構成において、上記第1および第2サンプルホールド回
路は、同一のタイミングでサンプルホールドすることを
特徴としている。
【0025】上記構成によれば、電源電圧の変動した時
点に拘わらず、両サンプルホールド回路の出力信号は、
同様に変化する。この結果、電源電圧の変動に起因する
雑音をさらに確実に除去できる。
【0026】また、請求項5の発明に係る相関ダブルサ
ンプリング回路は、請求項1、2、3または4記載の発
明の構成において、上記第1および第2サンプルホール
ド回路は、同一の回路構成であることを特徴としてい
る。
【0027】上記構成によれば、電源電圧が変動した時
点で、両サンプルホールド回路の動作状態が同じであれ
ば、双方の出力信号の変動量は、同一になる。したがっ
て、双方の変動量は、減算器で完全に相殺される。この
結果、電源電圧の変動に起因する雑音をさらに確実に除
去できる。
【0028】ところで、上記各クランプ回路およびサン
プルホールド回路において、充放電電流と容量成分とが
固定の場合、各回路のスルーレートは、一定となる。し
たがって、入力信号の周期が変動した場合や、適切なス
ルーレートを持った回路を選択できなかった場合、各回
路のスルーレートは、入力信号によって決まるスルーレ
ートよりも速くなるので、相関ダブルサンプリング回路
にて、余分な電力が消費される。
【0029】これに対して、請求項6の発明に係る相関
ダブルサンプリング回路は、請求項1、2、3、4また
は5記載の発明の構成において、上記第1および第2ク
ランプ回路、並びに、第1および第2サンプルホールド
回路の充放電電流を可変する電流可変手段を備えている
ことを特徴としている。なお、上記電流可変手段は、例
えば、各クランプ回路およびサンプルホールド回路がボ
ルテージフォロワ回路とコンデンサとを備えている場
合、ボルテージフォロワ回路がコンデンサへ充放電する
電流量を調整するなどして、各回路の充放電電流を可変
する。
【0030】上記構成では、上記各クランプ回路および
サンプルホールド回路の充放電電流を変更することによ
って、各回路のスルーレートを入力信号に合わせて調整
できる。この結果、上述の余分な電力消費がなくなるの
で、適切な消費電力で動作可能な相関ダブルサンプリン
グ回路を実現できる。
【0031】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について図1
ないし図8に基づいて説明すると以下の通りである。す
なわち、図1に示すように、本実施形態に係る相関ダブ
ルサンプリング回路1は、例えば、CCD( Charge Co
upled Device)6の出力信号から信号成分を取り出すた
めに好適に用いられるものであって、クランプパルスE
B で指示される時点における入力信号EA のレベルと、
サンプルホールドパルス(以下では、S/Hパルスと略
称する)EC で指示された時点における入力信号EA
レベルとの差を高精度に出力することができる。
【0032】具体的には、相関ダブルサンプリング回路
1は、クランプ回路2とサンプルホールド回路3とを直
列接続した回路を2系統備えていると共に、両系統のサ
ンプルホールド回路3・3の出力信号を減算する減算器
4が設けられている。また、相関ダブルサンプリング回
路1には、上記両パルスEB およびEC を供給する制御
回路5が接続されている。さらに、本実施形態では、相
関ダブルサンプリング回路1の入力端子Aには、CCD
6が接続されている。
【0033】なお、第1の系統のクランプ回路2aおよ
びサンプルホールド回路3aが、特許請求の範囲に記載
の第1クランプ回路および第1サンプルホールド回路に
それぞれ対応すると共に、第2系統のクランプ回路2b
およびサンプルホールド回路3bが第2クランプ回路お
よび第2サンプルホールド回路に対応している。
【0034】第1の系統のクランプ回路2aには、入力
端子Aから入力信号EA が印加されており、第2の系統
のクランプ回路2bの入力は接地されている。また、各
クランプ回路2には、端子Bを介して、クランプパルス
B が入力されている。
【0035】上記各クランプ回路2は、入出力間に設け
られたクランプコンデンサC1 と、当該クランプコンデ
ンサC1 の出力側と基準電圧源VR との間に設けられた
スイッチSW1 とを備えている。スイッチSW1 は、ク
ランプパルスEB がクランプを指示している期間に導通
し、残余の期間、遮断される。これにより、各クランプ
回路2は、クランプパルスEB がクランプを指示した時
点における入力信号のレベルを、上記基準電圧源VR
印加する所定の電位VR にクランプできる。
【0036】なお、各クランプ回路2において、クラン
プコンデンサC1 の出力側と電源電圧VCCとの間には、
寄生容量CS1が形成されてしまう。ここで、この寄生容
量CS1の大きさは、例えば、トランジスタなど、クラン
プ回路2を構成する素子や回路構成によって決定される
ので、本実施形態では、両クランプ回路2a・2bを同
一のチップに集積し、かつ、回路構成を同一にすること
によって、両クランプ回路2a・2bの寄生容量CS1
略同一の容量に調整している。
【0037】ここで、上記各クランプ回路2の構成例に
ついて、図2に基づき簡単に説明する。当該構成のスイ
ッチSW1 には、トランジスタQ1 〜Q4 を有するボル
テージフォロワ回路21と、トランジスタQ5 ・Q6
有し、クランプパルスEB 、および、その反転入力EB
バーに基づいて、上記ボルテージフォロワ回路21へ流
れる電流をスイッチするスイッチ回路22とが設けられ
ている。
【0038】上記構成において、トランジスタQ5 が導
通し、トランジスタQ6 が遮断されている期間、定電流
源I1 を流れる電流I1 は、ボルテージフォロワ回路2
1を流れている。したがって、トランジスタQ1 のベー
ス電圧が、トランジスタQ2のベース電圧、すなわち、
基準電圧VR と同一になるように、クランプコンデンサ
1 へ充放電電流I1 が供給される。
【0039】一方、トランジスタQ6 が導通し、トラン
ジスタQ5 が遮断されている期間、定電流源I1 を流れ
る電流I1 は、ボルテージフォロワ回路21を流れない
ので、ボルテージフォロワ回路21は動作できない。し
たがって、クランプコンデンサC1 に蓄積された電荷
は、変化せず、クランプコンデンサC1 の両端電圧は変
化しない。この結果、上記期間中、クランプコンデンサ
1 の入力側電極の電位が、入力信号によって変化する
と、クランプコンデンサC1 の出力側電極の電位(後述
するトランジスタQ7 のベース電位)は、入力信号が変
化した量だけ、基準電圧(クランプ電圧)VR から変化
する。
【0040】したがって、プリチャージレベル期間に、
トランジスタQ5 を導通することによって、プリチャー
ジレベルを基準電圧VR とした信号、すなわち、プリチ
ャージレベルを基準電圧VR にクランプした信号が得ら
れる。
【0041】また、クランプコンデンサC1 に蓄積され
た電荷を保持したまま、クランプコンデンサC1 の出力
側電極の電位を出力するために、クランプコンデンサC
1 とクランプ回路2の出力端子との間には、トランジス
タQ7 を有するエミッタフォロワ回路23が設けられて
いる。さらに、クランプコンデンサC1 の出力には、上
記トランジスタQ7 のベース電流によってクランプコン
デンサC1 から僅かに放出される電荷を補うために、ト
ランジスタQ8 〜Q10を有するベース電流補償回路24
が接続されている。
【0042】これにより、クランプ回路2は、クランプ
パルスEB によってクランプが指示された時点における
入力信号のレベルが所定の電位VR になるように、入力
信号のオフセットを保ち続けることができる。
【0043】なお、上記ボルテージフォロワ回路21
は、高速でスイッチされるため、高速動作可能なトラン
ジスタを使用する必要がある。したがって、上記トラン
ジスタQ3 ・Q4 は、縦型のPNPトランジスタが用い
られている。一般的な縦型のPNPトランジスタでは、
例えば、図3に示すように、使用時に接地レベルに保た
れるP型のシリコン基板41には、N型拡散領域42が
形成され、当該N型拡散領域42内には、コレクタとな
るP型拡散領域43が形成される。さらに、当該P型拡
散領域43内に、ベースとなるN型拡散領域44を形成
する。加えて、N型拡散領域44の中に、P型拡散領域
45を形成し、エミッタとして使用する。これにより、
PNPトランジスタが形成される。なお、上記N型拡散
領域42の外側には、当該PNPトランジスタと、他の
素子とを分離するために、P型の拡散領域46が形成さ
れている。
【0044】ここで、上記PNPトランジスタを使用す
る際、当該PNPトランジスタのラッチアップを防止す
るために、上記N型拡散領域42には、電源電圧VCC
印加される。これにより、上記N型拡散領域42とP型
拡散領域43とが逆方向にバイアスされる。この結果、
上記PNPトランジスタは、他の素子と分離され、ラッ
チアップすることなく安定して動作できる。
【0045】ところが、N型拡散領域42とP型拡散領
域43との間の容量によって、上記構成のPNPトラン
ジスタでは、コレクタと電源との間に、寄生容量CS
形成される。この結果、図2に示すトランジスタQ3
4 として、上記構成のPNPトランジスタを使用した
場合、図中破線で示すように、クランプコンデンサC1
の一端と電源電圧VCCとの間に、寄生容量CS1が形成さ
れてしまう。
【0046】この場合、寄生容量CS1の容量は、概ね、
N型拡散領域42とP型拡散領域43との間の容量によ
って決まり、それぞれの領域42・43の形状や、各領
域42・43の製造工程などによって調整できる。な
お、図1に示す相関ダブルサンプリング回路1では、両
系統のクランプ回路2a・2bを同一チップ上に集積す
ると共に、同じ形状で、かつ、同じ工程を用いて生成さ
れている。これにより、両系統のクランプ回路2a・2
bに形成される寄生容量CS1の容量は、略同一に揃えら
れている。
【0047】一方、図1に示すように、各サンプルホー
ルド回路3は、入出力間に設けられたスイッチSW
2 と、当該スイッチSW2 の出力側に一端が接続され、
他端が接地されたホールドコンデンサC2 とを備えてい
る。スイッチSW2 は、端子Cを介して入力されるS/
HパルスEC がサンプルを指示している期間に導通し、
ホールドを指示している期間、遮断される。これによ
り、各サンプルホールド回路3は、サンプル時点におけ
る入力信号を、ホールド期間の間、出力し続けることが
できる。この結果、第1の系統のサンプルホールド回路
3aは、同じ系統のクランプ回路2aの出力信号をサン
プルホールドし、第2の系統のサンプルホールド回路3
bは、同系統のクランプ回路2bの出力信号をサンプル
ホールドする。
【0048】なお、各サンプルホールド回路3において
も、ホールドコンデンサC2 の出力側と電源電圧VCC
の間に寄生容量CS2が形成されている。当該両サンプル
ホールド回路3a・3bの寄生容量CS2は、上記各クラ
ンプ回路2と同様に、略同一の容量になるように調整さ
れている。
【0049】ここで、上記各サンプルホールド回路3の
構成例について、図4に基づき簡単に説明する。すなわ
ち、スイッチSW2 には、トランジスタQ11〜Q14を有
するボルテージフォロワ回路31と、トランジスタQ15
・Q16を有し、S/HパルスEC 、および、その反転入
力EC バーに基づいて、上記ボルテージフォロワ回路3
1へ流れる電流をスイッチするスイッチ回路32とが設
けられている。
【0050】上記構成では、トランジスタQ15が導通
し、トランジスタQ16が遮断されている期間、定電流源
2 を流れる電流I2 は、ボルテージフォロワ回路31
を流れている。したがって、トランジスタQ12のベース
電圧が、トランジスタQ11のベース電圧、すなわち、入
力信号と同一になるように、ホールドコンデンサC2
充放電電流I2 が供給される。
【0051】一方、トランジスタQ16が導通し、トラン
ジスタQ15が遮断されている期間、定電流源I2 を流れ
る電流I2 は、ボルテージフォロワ回路31を流れない
ので、ボルテージフォロワ回路31は動作できない。こ
の結果、ホールドコンデンサC2 に蓄積された電荷は、
変化せず、ホールドコンデンサC2 の両端電圧は変化し
ない。
【0052】また、ホールドコンデンサC2 とサンプル
ホールド回路3の出力端子との間には、ホールドコンデ
ンサC2 に蓄積された電荷を保持したまま、ホールドコ
ンデンサC2 の出力側電極の電位を出力するために、ト
ランジスタQ17を有するエミッタフォロワ回路33が設
けられている。さらに、ホールドコンデンサC2 の出力
側電極には、上記トランジスタQ17のベース電流によっ
てホールドコンデンサC2 から僅かに放出される電荷を
補うために、トランジスタQ18〜Q20を有するベース電
流補償回路34が接続されている。
【0053】これにより、サンプルホールド回路3は、
S/HパルスEC によってサンプリングが指示された時
点における入力信号のレベルを出力し続けることができ
る。なお、クランプ回路2と同様に、サンプルホールド
回路3のボルテージフォロワ回路31は、高速にスイッ
チする必要がある。したがって、トランジスタQ13・Q
14は、図3に示す構造の縦型PNPトランジスタが使用
されている。この結果、トランジスタQ13のコレクタ、
すなわち、ホールドコンデンサC2 の出力側電極と、電
源電圧VCCとの間には、寄生容量CS2が形成されてい
る。ただし、両系統のサンプルホールド回路3a・3b
の寄生容量CS2は、回路構成や製造工程を同一にするな
どして、容量が揃えられている。
【0054】一方、図1に示す減算器4は、例えば、差
動増幅器などで構成され、上記両系統のサンプルホール
ド回路3a・3bの出力を減算して出力できる。また、
制御回路5は、端子Bを介して、上記両クランプ回路2
a・2bへクランプパルスEB を供給すると共に、端子
Cを介して、上記両サンプルホールド回路3a・3bへ
S/HパルスEC を与える。クランプパルスEB のタイ
ミングは、CCD6の出力信号EA が、後述するプリチ
ャージレベルにある期間に、クランプを指示するように
設定されている。また、S/HパルスEC のタイミング
は、CCD6の出力信号EA が後述するデータレベルに
ある期間をサンプリングし、所定の期間ホールドするよ
うに設定されている。なお、制御回路5は、例えば、P
LL( Phase Locked Loop)回路などを用いて、CCD
6の出力信号EA から、上記両パルスEB ・EC を直接
生成してもよいし、例えば、CCD6へ読み出しタイミ
ングを指示する回路からの指示などに基づいて、上記両
パルスEB ・EC を生成してもよい。上記タイミングの
パルスEB ・EC を生成できるものであれば、本実施形
態と同様の効果が得られる。
【0055】上記構成において、相関ダブルサンプリン
グ回路1の動作について、図5に示す各部の波形図に基
づき説明すると以下の通りである。すなわち、CCD6
は、図5(a)に示すように、所定の周期Tで、各画素
の受光量を示す信号を順次出力している。当該出力信号
A は、1画素を示す周期T毎に、リセットレベル、プ
リチャージレベルおよびデータレベルの順番で変化し、
プリチャージレベルとデータレベルとの差E0 が当該画
素の受光量を示している。なお、図5では、説明の便宜
上、信号成分E0 が同一の場合を図示しているが、実際
には、各画素の受光量に応じて変化する。また、プリチ
ャージレベルには、雑音が重畳されているので、各画素
のプリチャージレベルは、同一ではない。
【0056】また、制御回路5は、図5(b)に示すよ
うに、プリチャージレベルをクランプするためのクラン
プパルスEB を生成している。当該クランプパルスEB
は、例えば、プリチャージレベルが印加されている期間
の末尾など、プリチャージレベルが安定している期間に
ローレベルへと変化し、上記両クランプ回路2へクラン
プタイミングを指示している。また、クランプパルスE
B がハイレベルにある期間(パルス幅)は、クランプ回
路2が、それぞれの入力信号のレベルを基準電圧VR
クランプ可能な長さに設定されている。一方、S/Hパ
ルスEC のタイミングは、図5(c)に示すように、デ
ータレベルをサンプリングできるように設定されてい
る。具体的には、S/HパルスEC は、例えば、データ
レベルが印加されている期間の末尾など、データレベル
が安定している期間に立ち下がり、上記両サンプルホー
ルド回路3へサンプリング時点を指示している。また、
S/HパルスEC のパルス幅は、サンプルホールド回路
3が、それぞれの入力信号をサンプリングするのに十分
な長さに設定されている。さらに、S/HパルスE
Cは、サンプリング時点の後、所定の期間、ローレベル
のまま変化せず、上記両サンプルホールド回路3へホー
ルドを指示している。
【0057】相関ダブルサンプリング回路1には、上記
各信号EA ・EB ・EC が入力されている。ここで、電
源電圧VCCの変動が無い場合の動作について説明する
と、t 1 の時点において、クランプパルスEB が立ち上
がると、両クランプ回路2において、スイッチSW1
導通する。これにより、クランプコンデンサC1 の出力
側の電位が基準電圧VR と一致するように、クランプコ
ンデンサC1 へ電荷が蓄積される。この結果、第1の系
統のクランプ回路2aは、図5(e)に示すように、入
力信号EA のプリチャージレベルを基準電圧VR にクラ
ンプして出力する。同様に、第2の系統のクランプ回路
2bは、図5(d)に示すように、接地レベルを基準電
圧VR にクランプして出力する。
【0058】次に、t2 の時点において、クランプパル
スEB が立ち下がると、両クランプ回路2において、ス
イッチSW1 が遮断される。これにより、クランプコン
デンサC1 へ蓄積された電荷は保持される。したがっ
て、第1の系統のクランプ回路2aは、次のクランプパ
ルスEB が印加されるまでの間、入力信号EA のオフセ
ット量を保ち続ける。この結果、入力信号EA のプリチ
ャージレベルの変動は、除去される。同様に、第2の系
統のクランプ回路2bは、同じ期間、基準電圧VR を出
力し続ける。
【0059】t3 の時点になると、上記S/HパルスE
C が立ち上がる。これにより、両サンプルホールド回路
3において、スイッチSW2 が導通し、それぞれの入力
信号レベルとホールドコンデンサC2 の両端電圧とが一
致するように、各ホールドコンデンサC2 に電荷が蓄積
される。t4 の時点において、S/HパルスEC が立ち
下がると、両スイッチSW2 は、遮断され、ホールドコ
ンデンサC2 は、t3からt4 までの間に蓄積された電
荷を保持する。
【0060】ここで、第1の系統のクランプ回路2a
は、上記t2 の時点から次のクランプパルスが印加され
るt5 の時点までの間、当該出力信号EA のプリチャー
ジレベルを基準電圧VR にクランプしている。また、t
4 は、CCD6の出力信号EAがデータレベルにある期
間内に設定されている。したがって、t4 の時点におい
て、第1の系統のクランプ回路2aの出力信号EF は、
図5(e)に示すように、VR −E0 であり、同系統の
サンプルホールド回路3aの出力信号EH は、図5
(g)に示すように、t4 の時点から、次のS/Hパル
スEC が印加されるt7 の時点までの期間、VR −E0
に保たれる。
【0061】同様に、第2の系統のクランプ回路2b
は、図5(d)に示すように、上記t2 からt5 までの
期間、VR の出力信号EE を出力し続け、同系統のサン
プルホールド回路3bは、図5(f)に示すように、上
記t4 からt7 までの期間、当該基準電圧VR を出力し
続ける。
【0062】さらに、減算器4は、両サンプルホールド
回路3a・3bの出力信号EH ・EG の差を算出する。
これにより、図5(h)に示すように、上記t4 からt
7 までの期間、減算器4の出力信号EI は、VR −(V
R −E0 )=E0 となる。この結果、相関ダブルサンプ
リング回路1の入力信号EA のプリチャージレベルに重
畳された雑音は除去され、信号成分E0 のみが取り出さ
れる。なお、ホールド期間中、両サンプルホールド回路
3の出力信号レベルが維持されているので、減算器4の
出力信号EI も一定に保たれている。
【0063】ここで、例えば、図5(i)中、破線で示
すように、t2 からt3 までの間の時点tx において、
電源電圧VCCがES だけ低下したとする。なお、図5の
他の図においても、電源電圧VCCが変動した場合を破線
で示している。
【0064】この場合、各クランプ回路2では、電源電
圧VCCの変動が寄生容量CS1を介して伝わり、クランプ
コンデンサC1 の両端電圧を変動させる。ここで、変動
量ED1は、以下の式(2)に示すように、 ED1=ES ×CS1/(CS1+C1 ) …(2) となる。なお、CS1は、寄生容量CS1の容量であり、C
1 は、クランプコンデンサC1 の容量である。
【0065】この結果、図5(d)および図5(e)に
示すように、両クランプ回路2の出力信号EE ・EF
は、次のクランプパルスEB が印加されるt5 の時点ま
で、変動量ED1のオフセットが重畳される。したがっ
て、上記tx からt5 までの期間において、第1の系統
のクランプ回路2aが出力するデータレベルは、VR
0 −ED1となる。また、第2の系統のクランプ回路2
bは、上記期間、VR −ED1の大きさの出力信号EE
出力する。
【0066】一方、各サンプルホールド回路3では、ホ
ールドコンデンサC2 の両端電圧は、寄生容量CS2の影
響によって、以下の式(3)に示すように、 ED2=ES ×CS2/(CS2+C1 ) …(3) だけ変化する。
【0067】ところが、t3 の時点になると、両サンプ
ルホールド回路3は、サンプリングを開始するので、第
1の系統のサンプルホールド回路3aは、次のS/Hパ
ルスEC が印加されるまでの期間(t3 からt7 までの
期間)、図5(g)に示すように、VR −E0 −ED1
大きさの出力信号EH を出力する。同様に、第2の系統
のサンプルホールド回路3bの出力信号EG は、上記期
間中、VR −ED1のレベルに保たれる。
【0068】ここで、上記両出力信号EG ・EH が減算
器4へ入力されるので、減算器4の出力信号EI は、以
下の式(4)に示すように、 EI =(VR −VD1)−(VR −E0 −ED1)=E0 …(4) となる。
【0069】これにより、相関ダブルサンプリング回路
1は、電源電圧VCCの変動に拘わらず、入力信号EA
ら信号成分E0 のみを取り出すことができる。この結
果、プリチャージレベルに重畳された雑音と、電源電圧
CCの変動に起因する雑音との双方を除去できる。
【0070】なお、図5(b)および図5(c)では、
クランプパルスEB のハイレベルでクランプを指示し、
S/HパルスEC のハイレベルでサンプリングを指示し
ているが、当然ながら、これに限るものではない。クラ
ンプやサンプリングのタイミングを指示する方法は、ク
ランプ回路2およびサンプルホールド回路3の構成に応
じて種々の方法を適用できる。
【0071】以上のように、本実施形態に係る相関ダブ
ルサンプリング回路1は、直列接続したクランプ回路2
およびサンプルホールド回路3を2系統備えている。一
方の系統の入力、すなわち、第1の系統のクランプ回路
2aの入力には、例えば、CCD6などからの信号が入
力信号として印加され、他方の系統の入力、すなわち、
第2の系統のクランプ回路2bの入力は、例えば、接地
するなどして、所定のレベルに保たれている。さらに、
上記相関ダブルサンプリング回路1には、両系統のサン
プルホールド回路3a・3bの出力を減算する減算器4
が設けられている。
【0072】上記構成において、クランプ回路2aは、
例えば、CCDから入力された信号がプリチャージレベ
ルの期間など、指示されたタイミングで入力信号をクラ
ンプする。これにより、例えば、プリチャージレベルの
変動など、入力信号のオフセット変動に起因する雑音が
除去される。さらに、同じ系統のサンプルホールド回路
3aは、例えば、データレベルの期間など、指示された
タイミングで、クランプ回路2aの出力信号をサンプル
ホールドする。一方、他方の系統のクランプ回路2b
は、指示されたタイミングで、例えば、接地レベルな
ど、所定のレベルに保たれた入力端の電位をクランプ
し、同じのサンプルホールド回路3aは、指示されたタ
イミングで、上記クランプ回路2bの出力信号をサンプ
ルホールドする。
【0073】さらに、減算器4は、両系統のサンプルホ
ールド回路3a・3bの出力を減算する。この結果、電
源電圧の変動がない場合、相関ダブルサンプリング回路
1は、クランプ回路2aのクランプ時点における入力信
号のレベルと、第1サンプルホールド回路3aのサンプ
リング時点における入力信号のレベルとの差を出力する
ことができる。
【0074】ここで、電源電圧が変動した場合、例え
ば、両クランプ回路2a・2bの双方がクランプしてい
る場合など、両系統のクランプ回路2a・2bの状態が
同一であれば、両クランプ回路2a・2bの出力信号に
は、同一の傾向の変動が現れる。さらに、両サンプルホ
ールド回路3a・3bの双方がホールドしている場合な
ど、両系統のサンプルホールド回路3a・3bの状態が
同一であれば、双方の出力信号には、同一の傾向の変動
が現れる。したがって、両クランプ回路2a・2bの動
作状態が同一で、かつ、両サンプルホールド回路3a・
3bの動作状態が同一であれば、電源電圧の変動に起因
する雑音は、減算器4の減算によって相殺される。この
結果、従来に比べて、相関ダブルサンプリング回路1の
出力信号に、電源電圧に起因する雑音が影響する期間を
短縮できる。
【0075】これにより、入力信号のオフセット変動に
起因する雑音と、電源電圧の変動に起因する雑音との双
方を除去可能な相関ダブルサンプリング回路1を実現で
きる。
【0076】なお、両系統の出力信号が同様に変化すれ
ば、双方の変動は、減算によって相殺される。したがっ
て、高速に動作するために、比較的、寄生容量の大きな
縦型のトランジスタを用いて各クランプ回路2やサンプ
ルホールド回路3を構成した場合であっても、両系統の
回路間で、寄生容量の大きさの差異を小さくすることに
より、電源電圧変動に起因する雑音レベルを低減でき
る。
【0077】加えて、減算器4が両サンプルホールド回
路3の出力を減算している。したがって、各サンプルホ
ールド回路3のサンプリングホールド動作によって、各
サンプルホールド回路3の出力信号に、動作周波数に応
じた雑音が重畳されたとしても、当該雑音は、減算器4
の減算によって相殺される。したがって、1系統のみに
サンプルホールド回路3が設けられている場合に比べ
て、相関ダブルサンプリング回路1の雑音を低減でき
る。
【0078】ここで、比較例として、図1の構成から、
第2の系統のクランプ回路2bを取り除き、第2の系統
のサンプルホールド回路3bへ基準電圧VR を入力した
構成について簡単に説明する。当該構成でも、クランプ
回路2aが入力信号EA をクランプするので、サンプリ
ングホールド動作に起因する雑音と、プリチャージレベ
ル変動に起因する雑音とを低減できる。ただし、この構
成では、電源電圧変動に起因する雑音を完全には除去で
きない。
【0079】具体的には、電源電圧VCCがES だけ変動
した場合、第1の系統のクランプ回路2aの出力信号E
F は、本実施形態と同様に、ED1だけ変動し、当該出力
信号EF を入力とするサンプルホールド回路3aの出力
信号EH も、本実施形態と同様にED1だけ変動する。し
かしながら、上記構成では、第2の系統のクランプ回路
2bが存在しないため、電源電圧VCCが変動しても、第
2の系統のサンプルホールド回路3bに入力される電位
E は、常に基準電圧VR に保たれている。この結果、
サンプルホールド回路3bの出力信号EG は、電源電圧
CCの変動の影響を受けず、図5(f)にて実線で示す
波形となる。したがって、両サンプルホールド回路3a
・3bの出力波形を減算しても、図5(g)にて破線で
示すように、電源電圧変動に起因する雑音を除去できな
い。
【0080】これに対して、本実施形態に示す相関ダブ
ルサンプリング回路1では、第2の系統のクランプ回路
2aが設けられているので、両サンプルホールド回路3
a・3bへ入力される信号EE ・EF は、同じ量
(ED1)だけ変動し、これらの変動は、サンプルホール
ド回路3a・3bにて遅延された後、減算器4にて除去
される。この結果、本実施形態に係る相関ダブルサンプ
リング回路1は、電源電圧変動に起因する雑音を除去で
きる。
【0081】ところで、上記実施形態では、両系統のク
ランプ回路2a・2bへ同一のクランプパルスEB が印
加され、両クランプ回路2a・2bのクランプタイミン
グが同一の場合を例にして説明したが、これに限らず、
両クランプ回路2a・2bのクランプタイミングが異な
っていても、所定の効果が得られる。
【0082】ただし、両クランプ回路2a・2bの動作
タイミングが異なる場合は、一方のクランプ回路2が入
力信号をクランプしてから、他方のクランプ回路2が入
力信号をクランプするまでの期間に電源電圧が変動する
虞れがある。この場合、両系統のクランプ回路2a・2
bでは、クランプによって、電源電圧変動に起因する変
動が異なる時点で解消される。両クランプ回路2a・2
bの出力信号は、両系統のサンプルホールド回路3a・
3bを介して、減算器4へ入力される。この結果、上記
期間に発生した電源電圧変動は、減算器4の減算によっ
ても除去できずに残留してしまう。
【0083】これに対して、本実施形態に示すように、
両系統のクランプ回路2a・2bが同一のタイミングで
クランプすれば、電源電圧に起因する雑音によって、両
系統のクランプ回路2a・2bの出力信号は、同じタイ
ミングで変化する。この結果、いずれの時点において電
源電圧が変動しても、減算器4の減算によって、双方の
変動は相殺される。この結果、相関ダブルサンプリング
回路1は、電源電圧に起因する雑音を確実に除去でき
る。
【0084】また、本実施形態では、両系統のクランプ
回路2a・2bが同じ回路構成である場合を例にして説
明しているが、これに限るものではない。回路構成が異
なる場合であっても、電源電圧の変動によって、両系統
のクランプ回路2a・2bの出力信号には、同傾向の変
動が現れる。したがって、減算器4の減算により、変動
を相殺して、電源電圧変動に起因する雑音レベルを低減
できる。ただし、回路構成が異なる場合、電源電圧の変
動に対して、両系統の変動量を一致させることが困難に
なり、電源電圧変動に起因する雑音を十分に除去できな
いことがある。
【0085】これに対して、本実施形態に示すように、
両系統のクランプ回路2a・2bが同一の回路構成であ
れば、電源電圧変動に起因する両クランプ回路2a・2
bの出力変動を比較的容易に一致させることができる。
特に、両系統のクランプ回路2a・2bを同一のチップ
に集積し、それぞれを同一形状のパターンで形成した場
合、寄生容量CS1の大きさも一致させることができるの
で、電源電圧変動に起因する出力変動を確実に一致させ
ることができる。この結果、双方の出力信号の変動を減
算器4の減算によって完全に相殺でき、電源電圧変動に
起因する雑音を削減できる。
【0086】同様に、両サンプルホールド回路3a・3
bの動作タイミングや回路構成が互いに異なっていても
所定の効果が得られる。ただし、両系統のサンプルホー
ルド回路3a・3bの動作タイミングや回路構成を同一
にすることによって、クランプ回路2a・2bの場合と
同様に、電源電圧変動に起因する雑音をさらに確実に除
去できる。
【0087】特に、両系統のクランプ回路2およびサン
プルホールド回路3の間で、動作タイミングと回路構成
との双方を同一に設定した場合、電源電圧変動に起因す
る雑音を完全に削減できる。
【0088】ところで、CCD6の出力信号EA の周期
Tは、例えば、画素数や転送方式の相違などによって決
定される。したがって、上記クランプ回路2(12)や
サンプルホールド回路3(13)に対して、使用するC
CD6によって異なるスルーレートが要求される。
【0089】ここで、スルーレートdV/dtは、以下
の式(5)に示すように、 dV/dt=I/C …(5) で与えられる。なお、上式(5)において、Cは、クラ
ンプコンデンサC1 またはホールドコンデンサC2 の容
量であり、Iは、充放電電流である。
【0090】したがって、図1に示す相関ダブルサンプ
リング回路1では、各クランプ回路2およびサンプルホ
ールド回路3では、スルーレートを調整できない。この
結果、CCD6に合わせたスルーレートよりも速いスル
ーレートの相関ダブルサンプリング回路1が使用される
ことが多い。この場合は、不必要に多量の充放電電流I
が流れていることになる。したがって、上記構成の相関
ダブルサンプリング回路1では、余分な電力が消費され
る虞れがある。
【0091】なお、適切なスルーレートの相関ダブルサ
ンプリング回路1を選択できるように、種々のスルーレ
ートを有する相関ダブルサンプリング回路1を製造する
場合、相関ダブルサンプリング回路1の種類が多くな
る。したがって、製造コストや流通の管理コストが高騰
する。
【0092】これに対して、以下に示す変形例では、図
6ないし図8を参照して、スルーレートを調整可能な相
関ダブルサンプリング回路について説明する。なお、説
明の便宜上、上記第1の実施形態と同様の機能を有する
部材には、同一の番号を付して説明を省略する。
【0093】図6に示す相関ダブルサンプリング回路1
1の各クランプ回路12には、スイッチSW1 の導通時
に、指示された量の電流I1VをクランプコンデンサC1
へ供給する可変電流源I1Vが新たに設けられている。同
様に、各サンプルホールド回路13には、スイッチSW
2 の導通時に、ホールドコンデンサC2 へ電流を供給す
る可変電流源I2Vが新たに設けられている。上記各可変
電流源I1V・I2Vには、設定する電流量に応じた電圧
が、可変電圧源V1Vから端子Dを介して与えられてお
り、各可変電流源I1V・I2Vは、当該可変電圧V1Vに基
づいて、クランプコンデンサC1 あるいはホールドコン
デンサC2 へ供給する電流量を制御する。
【0094】なお、可変電圧源V1Vの出力電圧V1Vは、
例えば、所望のスルーレートに基づいて、可変抵抗など
を用いて設定してもよいし、例えば、CCD6の出力信
号EB の周期Tなどに基づいて、必要なスルーレートを
推測し、当該スルーレートに応じて出力電圧V1Vを可変
してもよい。所望のスルーレートに応じて、充放電電流
1VおよびI2Vを調整できるものであれば、本実施形態
と同様の効果が得られる。
【0095】ここで上記可変電流源I1V・I2Vは、例え
ば、図7および図8に示すように、図2および図3に示
す定電流源I1 ・I2 を可変電流源に置き換えることに
よって実現できる。したがって、余り回路構成を複雑に
することなく、可変電流源I1V・I2Vを実現できる。
【0096】上述の式(5)に示すように、上記各クラ
ンプ回路12およびサンプルホールド回路13のスルー
レートdV/dtは、充放電電流Iによって調整でき
る。したがって、上記各回路12・13の充放電電流を
外部から調整することによって、上記相関ダブルサンプ
リング回路11は、各回路12・13のスルーレートを
使用するCCDに合わせて設定できる。この結果、上述
した余分な電力消費がなくなるので、相関ダブルサンプ
リング回路11は、適切な消費電力で動作可能となる。
【0097】なお、本実施形態に係る相関ダブルサンプ
リング回路1(11)は、CCD6の出力信号EA から
信号成分E0 を取り出すために使用されているが、これ
に限るものではない。上記相関ダブルサンプリング回路
1(11)を用いれば、ある時点(クランプ時点)にお
ける入力信号のレベルと、他の時点(サンプリング時
点)における入力信号のレベルとの差を低雑音で、取り
出すことができるので、種々の用途に使用できる。
【0098】ただし、高解像度で多階調のCCD6の出
力信号EA から信号成分E0 を取り出す場合、高速で低
雑音な相関ダブルサンプリング回路1(11)が求めら
れているので、極めて効果的である。
【0099】
【発明の効果】請求項1の発明に係る相関ダブルサンプ
リング回路は、以上のように、入力信号をクランプして
上記第1サンプルホールド回路へ印加する第1クランプ
回路と、所定のレベルに保たれた入力端の電位をクラン
プして、上記第2サンプルホールド回路へ印加する第2
クランプ回路とを備えている構成である。
【0100】上記構成では、両クランプ回路の動作状態
が同一で、かつ、両サンプルホールド回路の動作状態が
同一であれば、電源電圧の変動に起因する雑音は、減算
器の減算によって相殺される。したがって、従来に比べ
て、相関ダブルサンプリング回路の出力信号に、電源電
圧に起因する雑音が影響する期間を短縮できる。この結
果、入力信号のオフセット変動に起因する雑音と、電源
電圧の変動に起因する雑音との双方を除去可能な相関ダ
ブルサンプリング回路を実現できるという効果を奏す
る。
【0101】請求項2の発明に係る相関ダブルサンプリ
ング回路は、以上のように、請求項1記載の発明の構成
において、上記第1および第2クランプ回路は、同一の
タイミングでクランプする構成である。
【0102】上記構成では、両クランプ回路が同一のタ
イミングで動作するので、電源電圧の変動した時点に拘
わらず、双方の出力信号は、同様に変化する。この結
果、電源電圧の変動に起因する雑音をさらに確実に除去
できるという効果を奏する。
【0103】請求項3の発明に係る相関ダブルサンプリ
ング回路は、以上のように、請求項1または2記載の発
明の構成において、上記第1および第2クランプ回路が
同一の回路構成である構成である。
【0104】上記構成では、両クランプ回路の回路構成
が同一なので、電源電圧が変動した時点で、両クランプ
回路の動作状態が同じであれば、双方の出力信号の変動
量は、同一になり、減算器で完全に相殺される。この結
果、電源電圧の変動に起因する雑音をさらに確実に除去
できるという効果を奏する。
【0105】請求項4の発明に係る相関ダブルサンプリ
ング回路は、以上のように、請求項1、2または3記載
の発明の構成において、上記第1および第2サンプルホ
ールド回路は、同一のタイミングでサンプルホールドす
る構成である。
【0106】上記構成では、両サンプルホールド回路が
同一のタイミングで動作するので、電源電圧の変動した
時点に拘わらず、双方の出力信号は、同様に変化する。
この結果、電源電圧の変動に起因する雑音をさらに確実
に除去できるという効果を奏する。
【0107】請求項5の発明に係る相関ダブルサンプリ
ング回路は、以上のように、請求項1、2、3または4
記載の発明の構成において、上記第1および第2サンプ
ルホールド回路が同一の回路構成である構成である。
【0108】上記構成では、両サンプルホールド回路の
回路構成が同一なので、電源電圧が変動した時点で、双
方の動作状態が同じであれば、双方の出力信号の変動量
は、同一になり、減算器で完全に相殺される。この結
果、電源電圧の変動に起因する雑音をさらに確実に除去
できるという効果を奏する。
【0109】請求項6の発明に係る相関ダブルサンプリ
ング回路は、以上のように、請求項1、2、3、4また
は5記載の発明の構成において、上記第1および第2ク
ランプ回路、並びに、第1および第2サンプルホールド
回路の充放電電流を可変する電流可変手段を備えている
構成である。
【0110】上記構成では、上記各クランプ回路および
サンプルホールド回路の充放電電流を変更することによ
って、各回路のスルーレートを入力信号に合わせて調整
できる。この結果、適切な消費電力で動作可能な相関ダ
ブルサンプリング回路を実現できるという効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すものであり、相関ダ
ブルサンプリング回路の要部構成を示すブロック図であ
る。
【図2】上記相関ダブルサンプリング回路において、ク
ランプ回路の構成例を示す回路図である。
【図3】上記相関ダブルサンプリング回路で使用される
縦型トランジスタの構造を示す説明図である。
【図4】上記相関ダブルサンプリング回路において、サ
ンプリング回路の構成例を示す回路図である。
【図5】上記相関ダブルサンプリング回路の動作を示す
タイミングチャートである。
【図6】上記相関ダブルサンプリング回路の一変形例を
示すものであり、相関ダブルサンプリング回路の要部構
成を示すブロック図である。
【図7】上記相関ダブルサンプリング回路において、ク
ランプ回路の構成例を示す回路図である。
【図8】上記相関ダブルサンプリング回路において、サ
ンプリング回路の構成例を示す回路図である。
【図9】従来例を示すものであり、相関ダブルサンプリ
ング回路の動作を示すタイミングチャートである。
【図10】上記相関ダブルサンプリング回路の要部構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 相関ダブルサンプリング回路 2a 第1の系統のクランプ回路(第1クランプ回路) 2b 第2の系統のクランプ回路(第2クランプ回路) 3a 第1の系統のサンプルホールド回路(第1サンプ
ルホールド回路) 3b 第2の系統のサンプルホールド回路(第2サンプ
ルホールド回路) 4 減算器 I1V 可変電流源(電流可変手段) I2V 可変電流源(電流可変手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1および第2サンプルホールド回路と、
    両サンプルホールド回路の出力を減算する減算器とを有
    する相関ダブルサンプリング回路において、 入力信号をクランプして上記第1サンプルホールド回路
    へ印加する第1クランプ回路と、 所定のレベルに保たれた入力端の電位をクランプして、
    上記第2サンプルホールド回路へ印加する第2クランプ
    回路とを備えていることを特徴とする相関ダブルサンプ
    リング回路。
  2. 【請求項2】上記第1および第2クランプ回路は、同一
    のタイミングでクランプすることを特徴とする請求項1
    記載の相関ダブルサンプリング回路。
  3. 【請求項3】上記第1および第2クランプ回路は、同一
    の回路構成であることを特徴とする請求項1または2記
    載の相関ダブルサンプリング回路。
  4. 【請求項4】上記第1および第2サンプルホールド回路
    は、同一のタイミングでサンプルホールドすることを特
    徴とする請求項1、2または3記載の相関ダブルサンプ
    リング回路。
  5. 【請求項5】上記第1および第2サンプルホールド回路
    は、同一の回路構成であることを特徴とする請求項1、
    2、3または4記載の相関ダブルサンプリング回路。
  6. 【請求項6】上記第1および第2クランプ回路、並び
    に、第1および第2サンプルホールド回路の充放電電流
    を可変する電流可変手段を備えていることを特徴とする
    請求項1、2、3、4または5記載の相関ダブルサンプ
    リング回路。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007159115A (ja) * 2005-12-08 2007-06-21 Samsung Electronics Co Ltd 信号内のノイズを減少させるための信号を発生させる信号発生器及び信号発生方法
JP2008512968A (ja) * 2004-09-10 2008-04-24 クァンタム・アプライド・サイエンス・アンド・リサーチ・インコーポレーテッド 電圧雑音と電流雑音を減少させる増幅器回路とその方法
US7800787B2 (en) 2004-01-06 2010-09-21 Fuji Xerox Co., Ltd. Image reading apparatus
JP4633991B2 (ja) * 2000-02-29 2011-02-16 浜松ホトニクス株式会社 信号読出回路

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Effective date: 20040127