JPH1188230A - 干渉キャンセラ - Google Patents

干渉キャンセラ

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Publication number
JPH1188230A
JPH1188230A JP9237479A JP23747997A JPH1188230A JP H1188230 A JPH1188230 A JP H1188230A JP 9237479 A JP9237479 A JP 9237479A JP 23747997 A JP23747997 A JP 23747997A JP H1188230 A JPH1188230 A JP H1188230A
Authority
JP
Japan
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signal
station
input
replica
outputs
Prior art date
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Pending
Application number
JP9237479A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuhiko Miyatani
徹彦 宮谷
Kenzo Urabe
健三 占部
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
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Publication of JPH1188230A publication Critical patent/JPH1188230A/ja
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  • Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
  • Noise Elimination (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の干渉キャンセラでは、レプリカ信号を
再生する際に帯域制限を行うため、帯域制限フィルタを
各局ごとに備えて、ハードウェア規模が増大するという
問題点があったが、本発明では、ハードウェア規模を縮
小できる干渉キャンセラを提供する。 【解決手段】 DS−CDMA方式により多重化された
各局の信号の入力を受けて、各局ごとに設けられたマッ
チドフィルタ10が対応する局の拡散符号と当該入力信
号との相関値を演算し、当該相関値を基に遅延プロファ
イル抽出部2が抽出した遅延プロファイルをパスタイミ
ング検出部11が検出したタイミングで抜き出された相
関値をトランスバーサルフィルタ13′が再拡散し、レ
プリカ信号として、入力信号からキャンセルする干渉キ
ャンセラである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペクトル拡散通
信の基地局において、管理するセル又はセクタ内で多重
化して伝送されている各局の信号を分離する基地局用干
渉キャンセラに係り、特に回路規模を縮小できる干渉キ
ャンセラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の干渉キャンセラについて図7を用
いて説明する。図7は、従来の干渉キャンセラの構成ブ
ロック図である。
【0003】尚、図7では、当該セルもしくはセクタ内
のユーザーの数である自然数のパラメータN=1の場合
を示しており、入力される信号は、複素数で表される信
号であるため、本来ならば、I成分とQ成分との2本の
信号線があるのが普通であるが、図示は省略してある。
つまり、図7に図示している干渉キャンセラは、特定の
ユーザーの信号をキャンセルするためのものである。
【0004】従来の干渉キャンセラは、図7に示すよう
に、マッチドフィルタ(MF)1と、遅延プロファイル
抽出部2と、再拡散部3と、帯域制限フィルタ4と、遅
延器5と、減算器6とから構成されている。また、再拡
散部3は、複数の拡散符号発生器31a〜31nと、拡
散符号発生器31に対応して設けられている乗算器32
a〜32nと、加算器33とから構成されている。
【0005】以下、各部を具体的に説明する。マッチド
フィルタ1は、キャンセルしようとするユーザーの通信
に用いられている拡散符号をタップ係数として設定され
ているもので、直交検波された複素ベースバンド信号
(入力信号)の入力を受けて、タップ係数との相関値を
演算して出力するものである。ここで演算される相関値
は、送信された情報データと伝送路のインパルス応答と
の積に雑音が加算されたものとなる。
【0006】遅延プロファイル抽出部2は、マッチドフ
ィルタ1から入力される相関値から遅延プロファイルを
抽出するものである。すなわち、遅延プロファイル抽出
部2は、複数の異なる径路を経由して信号(直接波及び
エコーなど)が到来するタイミングを検出し、当該タイ
ミングを検出するごとに再拡散部3の複数の拡散符号発
生器31に順番に拡散符号を発生させるタイミングを表
す信号(符号発生タイミング信号)を出力するものであ
る。
【0007】具体的には、遅延プロファイル抽出部2
は、マッチドフィルタ1から入力される相関値の電力平
均値を演算して出力するものであることが考えられる。
【0008】また、遅延プロファイル抽出部2は、符号
発生タイミング信号を特定の拡散符号発生器31に出力
するとともに、当該拡散符号発生器31に対応する乗算
器32に当該パスを経由して到来した信号の振幅と位相
とをデータ信号として出力するものである。
【0009】再拡散部3の拡散符号発生器31は、遅延
プロファイル抽出部2から符号発生タイミング信号の入
力を受けて、対応して設けられている乗算器32に拡散
符号を出力するものである。尚、図7では、拡散符号発
生器31が3つ図示してあるが、拡散符号発生器31
は、伝送路に存在する遅延波の数に応じて設ける数を変
えるようにするのが望ましい。
【0010】乗算器32は、対応する拡散符号発生器3
1から入力される拡散符号と、遅延プロファイル抽出部
2から入力されるデータ信号とを乗算して、加算器33
に出力するものである。
【0011】加算器33は、乗算器32から入力される
信号を総和して、帯域制限フィルタ4に出力するもので
ある。帯域制限フィルタ4は、再拡散部3の加算器33
から入力される信号を帯域制限して、減算器6に出力す
るものである。
【0012】遅延器5は、直交検波された複素ベースバ
ンド信号の入力を受けて、予め設定された時間だけ遅延
して減算器6に出力するものである。減算器6は、遅延
器5から入力される信号から帯域制限フィルタ4から入
力される信号を差引きして、外部に出力するものであ
る。
【0013】次に、従来の干渉キャンセラの動作につい
て説明する。帯域制限された直交検波後の受信信号が入
力されると、マッチドフィルタ1が予めタップ係数とし
て設定されているユーザーの通信に用いられている拡散
符号と当該受信信号との相関値を演算して、遅延プロフ
ァイル抽出部2に出力する。
【0014】すると、遅延プロファイル抽出部2が当該
特定のユーザーの信号が特定のパスを経由して到来する
タイミングを検出して、再拡散部3の拡散符号発生器3
1に符号発生タイミング信号を出力する。また、遅延プ
ロファイル抽出部2が、当該符号発生タイミング信号を
出力した拡散符号発生器31に対応して設けられている
乗算器32に当該パスを経由して到来した信号の振幅と
位相とを出力する。
【0015】すると、符号発生タイミング信号の入力を
受けた拡散符号発生器31が拡散符号の出力を開始し、
乗算器32が当該拡散符号と、遅延プロファイル抽出部
2から入力される信号とを乗算して、加算器33に出力
する。
【0016】そして、加算器33が複数の乗算器32か
ら入力される信号を総和して、帯域制限フィルタ4に出
力し、帯域制限フィルタ4が当該信号を帯域制限して、
減算器6に出力する。
【0017】そして、減算器6が、遅延器5によって遅
延された受信信号から帯域制限フィルタ4が出力する信
号を減算して外部に出力する。
【0018】ここで、帯域制限フィルタ4が出力する信
号は、遅延プロファイルの抽出が理想的であるならば、
遅延器5で遅延させられている直交検波後の受信信号と
同等のキャンセル用再拡散レプリカとなり、減算器6が
出力する信号は、遅延器5から入力される受信信号から
マッチドフィルタ1に設定された拡散符号を取り除いた
ものとなっている。
【0019】つまり、減算器6が出力する信号は、受信
信号から当該特定のユーザーの信号が取り除かれたもの
である。
【0020】このようにして、パラメータNの数に相当
するユーザーの数の信号を取り除いて、すべてのコード
をキャンセルした信号(残余の信号)を生成し、後段で
各ユーザーごとに当該ユーザーのレプリカ信号を加算し
て逆拡散し、RAKE判定することで、各ユーザーの通
話の品質を向上させることができるようになっている。
【0021】ここで、帯域制限フィルタ4が設けられて
いる理由について説明する。無線通信では一般に、限ら
れた周波数帯域を有効に使うために、使用する周波数帯
域外に電力が漏れ込むことが厳しく制限されているた
め、信号を送信する際に帯域制限フィルタを用いること
は常識となっている。このとき、帯域制限しない波形が
図8(a)に示すように、矩形状であるとすると、帯域
制限した信号の波形は図8(b)のようになめらかな波
形となる。図8は、帯域制限の効果を表す説明図であ
る。
【0022】図8においては、帯域制限フィルタのタイ
プとしてルートナイキストフィルタ(レイズドコサイ
ン、又はルートロールオフとも称される)を用い、カッ
トオフ周波数は規格化周波数で0.5、ロールオフファ
クタは0.22としている。
【0023】このようなフィルタでは、設定帯域外を遮
断するので、矩形波のように、ほぼ無限の帯域を持つよ
うな信号は、フィルタに入力される前と出力された後と
では、異なった波形となり、図8(a)と図8(b)と
を重ね合わせた図8(c)に示すように、完全に一致す
ることはない。
【0024】そのため、再生レプリカを帯域制限しなけ
れば、図8(b)の信号から図8(a)の信号を差し引
きすることになり、信号が一部、キャンセル残差として
残ることとなる。尚、従来の干渉キャンセラでは、受信
信号が帯域制限されているため、差し引くレプリカも帯
域制限することが前提であり、そのために、帯域制限フ
ィルタ4が設けられているものである。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】このように、上記従来
の干渉キャンセラでは、該当セルもしくはセクタのユー
ザー数だけ帯域制限フィルタが必要であるため、例えば
パラメータN=50を想定すると、50個もの帯域制限
フィルタが必要となって、ハードウェアの規模が増大す
るという問題点があった。
【0026】しかし、DS−CDMAを採用する通信シ
ステムでは、ユーザーの信号を抽出するマッチドフィル
タのタップ係数に疑似雑音(PN系列)と呼ばれる拡散
符号を用いることが一般的であるため、レプリカを帯域
制限しなかった場合に発生するキャンセル残差(残余の
信号)は、マッチドフィルタでの相関演算によってラン
ダム化されることが期待される。実際に、2つの拡散符
号を用いて、片方の拡散符号のみをキャンセルしたとき
の、もう片方のマッチドフィルタ出力の分散の発生頻度
を計算機シミュレーションにより演算すると、図9に示
すような結果が得られた。図9は、計算機シミュレーシ
ョンの結果を表す説明図である。
【0027】ここで、横軸は次の[数1]で求められる
ものである。
【0028】
【数1】
【0029】尚、[数1]において、αは拡散符号が1
つだけだった場合に本来得られる相関ピークレベルを、
aは、キャンセル残差(残余の信号)を含めた相関ピー
クレベルである。
【0030】図9を参照すれば、約90%の確率で、劣
化量は0.1dB以下であることがわかる。よって、D
S−CDMAを採用した通信システムにおいては、レプ
リカを帯域制限する必要はないと考えられる。
【0031】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、ハードウェアの規模の増大を抑制できる干渉キャン
セラを提供することを目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、各局の信号がDS
−CDMA方式により多重化され、前記各局から種々の
径路を経由して到来する信号に雑音が加わった入力信号
から、前記各局から到来した各々の信号を再生して、レ
プリカ信号を得て、前記入力信号から前記各局ごとのレ
プリカ信号の全部を差し引いてキャンセルし、前記雑音
を含む残余の信号を抽出するとともに、前記各局ごとの
レプリカ信号を外部に出力する干渉キャンセラにおい
て、前記各局ごとに設けられたレプリカ信号を再生する
手段が、それぞれ対応する局の拡散符号をタップ係数と
して、前記入力信号と当該タップ係数との相関値を出力
するマッチドフィルタと、前記マッチドフィルタが出力
する相関値から遅延プロファイルを抽出し、符号発生タ
イミング信号として出力するとともに、当該符号発生タ
イミング信号に表されるタイミングで、前記相関値をそ
のまま出力することで、伝送路のインパルス応答に情報
データが乗算された信号であるデータ応答信号を出力す
ることとなるデータ応答信号抽出手段と、前記データ応
答信号抽出手段から入力されるデータ応答信号を再拡散
してレプリカ信号として出力するトランスバーサルフィ
ルタとを有することを特徴としており、帯域制限フィル
タを不要としてハードウェアの規模を縮小できる。
【0033】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、定期的にパイロット信号が挿入され
た各局の信号がDS−CDMA方式により多重化され、
前記各局から種々の径路を経由して到来する信号に雑音
が加わった入力信号から、前記各局から到来した各々の
信号を再生して、レプリカ信号を得て、前記入力信号か
ら前記各局ごとのレプリカ信号の全部を差し引いてキャ
ンセルし、前記雑音を含む残余の信号を抽出するととも
に、前記各局ごとのレプリカ信号を外部に出力する干渉
キャンセラにおいて、前記各局ごとに設けられたレプリ
カ信号を再生する手段が、それぞれ対応する局の拡散符
号をタップ係数として、前記入力信号と当該タップ係数
との相関値を出力するマッチドフィルタと、前記マッチ
ドフィルタが出力する相関値から種々の径路を経由して
前記局から到来した信号をそれぞれ再生してデータ応答
信号として出力するとともに、前記パイロット信号が到
来したタイミングをインパルス応答信号として出力する
遅延プロファイル抽出部と、前記データ応答信号の入力
を受けて、当該データ応答信号を前記対応する局と同じ
変調方式を用いて変調し、拡散符号でスペクトル拡散し
て出力する拡散系列発生器と、前記遅延プロファイル抽
出部から入力されるインパルス応答信号をタップ係数と
して、前記スペクトル拡散されたデータ応答信号を畳み
込み演算し、レプリカ信号として出力するトランスバー
サルフィルタとを有することを特徴としており、ハード
ウェアの規模を縮小でき、かつレプリカ信号の精度を高
めることができる。
【0034】上記従来例の問題点を解決するための請求
項3記載の発明は、定期的にパイロット信号が挿入され
た各局の信号がDS−CDMA方式により多重化され、
前記各局から種々の径路を経由して到来する信号に雑音
が加わった入力信号から、前記各局から到来した各々の
信号を再生して、レプリカ信号を得て、前記入力信号か
ら前記各局ごとのレプリカ信号の全部を差し引いてキャ
ンセルし、前記雑音を含む残余の信号を抽出するととも
に、前記各局ごとのレプリカ信号を外部に出力するマル
チコード伝送に対応する干渉キャンセラにおいて、前記
各局ごとに設けられたレプリカ信号を再生する手段が、
対応する局ごとに、それぞれ当該対応する局がマルチコ
ード伝送に用いる拡散符号の数だけ設けられ、それぞれ
の拡散符号をタップ係数として、前記入力信号と当該タ
ップ係数との相関値を出力する複数のマッチドフィルタ
と、前記マッチドフィルタに対応して設けられ、対応す
る前記マッチドフィルタが出力する相関値から種々の径
路を経由して前記対応する局から到来した信号をそれぞ
れ再生してデータ応答信号として出力するとともに、前
記パイロット信号の到来するタイミングで、インパルス
応答信号を出力する遅延プロファイル抽出部と、前記遅
延プロファイル抽出部に対応して設けられ、対応する遅
延プロファイル抽出部から前記データ応答信号の入力を
受けて、当該データ応答信号を前記対応する局と同じ変
調方式を用いて、拡散符号でスペクトル拡散して出力す
る拡散系列発生器と、前記複数の遅延プロファイル抽出
部から入力されるインパルス応答信号を加算平均して出
力する平均プロファイル抽出部と、前記複数の拡散系列
発生器から入力される各々スペクトル拡散されたデータ
応答信号を総和して出力する加算器と、前記加算器から
入力される総和された信号の振幅を一定の振幅に制限す
るリミッタと、前記平均プロファイル抽出部から入力さ
れる加算平均されたインパルス応答信号で、前記リミッ
タから入力される信号を畳み込み演算し、レプリカ信号
として出力するトランスバーサルフィルタとを有するこ
とを特徴としており、ハードウェアの規模を縮小でき、
かつ、精度の高いレプリカ信号を再生でき、さらに、リ
ミッタによって振幅を制限された信号を帯域制限しない
ため、リミッタを介して送信出力された信号を正しく再
生して、キャンセルできる。
【0035】上記従来例の問題点を解決するための請求
項4記載の発明は、請求項1又は請求項2又は請求項3
記載の干渉キャンセラにおいて、入力信号を各局のレプ
リカ信号を再生する手段で発生する遅延時間だけ遅延し
て出力する遅延器と、各局に対応するレプリカ信号をそ
れぞれ再生する前記手段からそれぞれ再生されたレプリ
カ信号の入力を受けて、前記遅延器によって遅延された
信号から前記レプリカ信号の全部を差し引いて出力する
減算器とを有することを特徴としており、好適な干渉キ
ャンセラを提供できる。
【0036】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。本発明の第1の実施の形態に
係る干渉キャンセラ(第1の本キャンセラ)は、各ユー
ザーの信号を抽出するマッチドフィルタのタップ係数に
PN系列からなる拡散符号を用いることが一般的である
ため、レプリカを帯域制限しなかった場合に発生するキ
ャンセル残差がマッチドフィルタでの相関演算によって
ランダム化されるというDS−CDMAの特性に基づい
て、再拡散した信号を帯域制限せずにレプリカ信号とし
て、受信信号から差し引きして、キャンセルを行うもの
で、ハードウェアの規模を縮小できるものである。
【0037】第1の本キャンセラは、図1に示すよう
に、逆拡散用マッチドフィルタ(MF)10と、遅延プ
ロファイル抽出部2′と、パスタイミング検出部11
と、スイッチ12と、再拡散用トランスバーサルフィル
タ13と、遅延器5と、減算器6とから構成されてい
る。図1は、第1の本キャンセラの構成ブロック図であ
る。
【0038】また、第1の本キャンセラの後段には、各
ユーザーの信号を個別に抽出する信号抽出部7が接続さ
れている。信号抽出部7は、第1の本キャンセラの再拡
散用トランスバーサルフィルタ13に対応して設けら
れ、当該対応する再拡散用トランスバーサルフィルタ1
3から入力されるキャンセル後の残余の信号と減算器6
から入力される信号とを加算する複数の加算器21と、
加算器21に対応して設けられ、各々対応するユーザー
の信号を逆拡散する拡散係数をタップ係数として設定さ
れ、対応する加算器21から入力される信号を逆拡散し
て出力する逆拡散用マッチドフィルタ(MF)22と、
逆拡散用マッチドフィルタ22に対応して設けられ、対
応する逆拡散用マッチドフィルタ22から入力される信
号をRAKE合成して、各々対応するユーザーの信号と
して外部に出力するRAKE判定部23とから構成され
ている。
【0039】以下、第1の本キャンセラの各部を具体的
に説明するが、逆拡散用マッチドフィルタ10は、従来
のマッチドフィルタ1と同様のものであり、遅延器5
と、減算器6とは、従来のものと同様であるので、説明
を省略する。
【0040】遅延プロファイル抽出部2′は、逆拡散用
マッチドフィルタ10から入力される相関値から遅延プ
ロファイルを抽出して、符号発生タイミング信号として
パスタイミング検出部11に出力するとともに、逆拡散
用マッチドフィルタ10から入力される相関値をそのま
ま出力するものである。具体的には、遅延プロファイル
抽出部2′は、逆拡散用マッチドフィルタ10から入力
される相関値を平均化することによって遅延プロファイ
ルを得るものであることが考えられる。
【0041】パスタイミング検出部11は、遅延プロフ
ァイル抽出部2′から符号発生タイミング信号の入力を
受けて、データ信号が特定のパスを経由して到来するタ
イミングを検出すると、スイッチ12をONとして、遅
延プロファイル抽出部2′が出力する相関値を再拡散用
のトランスバーサルフィルタ13に伝達するものであ
る。
【0042】尚、スイッチ12がOFFのときには、ト
ランスバーサルフィルタ13の入力は、ハイインピーダ
ンス状態となっている。
【0043】つまり、トランスバーサルフィルタ13に
伝達される信号は、伝送路のインパルス応答に情報デー
タが乗算された信号(以下及び請求項において、「デー
タ応答信号」と称する)であるようになる。尚、請求項
において、遅延プロファイル抽出部2′と、パスタイミ
ング検出部11と、スイッチ12とをまとめて、データ
応答信号抽出手段と称する。
【0044】トランスバーサルフィルタ13は、拡散係
数をタップ係数として設定されているマッチドフィルタ
であり、遅延プロファイル抽出部2′からスイッチ12
を介してデータ応答信号の入力を受けて、再生レプリカ
信号を作成して、減算器6に出力するものである。
【0045】具体的には、トランスバーサルフィルタ1
3は、図2に示すように、カスケードに接続された複数
の遅延回路15と、遅延回路15に対応して設けられて
いる乗算器16と、加算器(Σ)17とから構成されて
いるものであることが考えられる。図2は、一般的なト
ランスバーサルフィルタの構成ブロック図である。
【0046】尚、図2に示すトランスバーサルフィルタ
は、拡散符号数が5チップ(拡散符号5ビット)と仮定
しており、また、オーバーサンプル数は1としている。
【0047】各部を具体的に説明すると、遅延回路15
は、入力された信号を一定時間遅延して次の段の遅延回
路15に出力するとともに、対応する乗算器16に出力
するものである。乗算器16は、予め設定されているタ
ップ係数のビットの各々と、対応する遅延回路15から
入力される信号とを乗算して加算器17に出力するもの
である。
【0048】加算器17は、複数の乗算器16から入力
される信号の総和を演算して、外部に出力するものであ
る。
【0049】すなわち、図2に示すトランスバーサルフ
ィルタに設定されているタップ係数が「1、−1、−
1、1、1」であるとし、データ応答信号が「1、0、
0、0、0、0、0」という順序に入力されたとする
と、図2に示すトランスバーサルフィルタは、左側から
順に1チップ時間Tごとに積和を繰り返して「1、−
1、−1、1、1、0、0」を出力するようになる。こ
のようにして、トランスバーサルフィルタは、元の拡散
符号を演算し、再拡散を行うようになっている。
【0050】次に、第1の本キャンセラの動作について
説明する。第1の本キャンセラは、直交検波後のベース
バンド信号の入力を受けて、複数の逆拡散用マッチドフ
ィルタ10で各々設定されたタップ係数との相関値を演
算する。ここで、入力されるベースバンド信号は、次の
[数2]で示されるような、符号多重信号である。
【0051】
【数2】
【0052】ここでd1〜dnは、各符号チャンネルで
の情報データであり、PN1〜PNnは各符号チャネル
の拡散符号であり、α1〜αnは各符号チャネルの振幅
値であり、θ1〜θnは各符号チャネルでの位相変動項
であり、t1〜tnは各符号チャネルが時間的に独立で
あるために、個別に異なる遅延時間であり、n(t)は
熱雑音である。
【0053】つまり、複数のマッチドフィルタ10に設
定されているタップ係数は、上記の各符号チャネルの拡
散符号PN1〜PNnである。従って、各マッチドフィ
ルタ10が出力する相関値は、各符号チャネルの情報デ
ータに伝送路による変動が加わったものである。
【0054】例えば、特定のマッチドフィルタ10aに
タップ係数としてPN1の拡散符号が設定されていると
すると、出力する相関値y(t)は次の[数3]として
表される。
【0055】
【数3】
【0056】ここで、R(t)は、PN1の自己相関関
数であり、I(t)は、PN1と他のPN2〜PNnと
の相互相関関数の和で現される干渉量である。マッチド
フィルタ10が出力する相関値y(t)は、例えば図3
(a)に示すように、一般に、相互相関関数I(t)の
各時点での値が自己相関関数R(t)のピーク値に比べ
てはるかに小さくなるようになっている。これは、その
ように拡散符号が選択されているからである。図3は、
第1の本キャンセラの各部が出力する信号の一例を表す
説明図である。
【0057】そして、遅延プロファイル抽出部2′が、
マッチドフィルタ10から入力される相関値を平均化し
て、図3(b)に示すような符号発生タイミング信号を
パスタイミング検出部11に出力するとともに、マッチ
ドフィルタ10から入力される相関値をそのままスイッ
チ12に出力する。
【0058】そして、パスタイミング検出部11が遅延
プロファイル抽出部2′から符号発生タイミング信号が
入力されるタイミングで立ち上がるパルス信号を出力す
る(図3(c))。
【0059】そして、スイッチ12が当該パスタイミン
グ検出部11がパルス信号を出力している間だけONと
なるので、スイッチ12を介してトランスバーサルフィ
ルタ13に入力される信号は、図3(d)に示されるよ
うにパスが抜き出されたマッチドフィルタ11の出力と
なっている。つまり、スイッチ12を介してトランスバ
ーサルフィルタ13に入力される信号は、データ応答信
号となっている。従って、ディジタル回路で本発明を実
施するのであれば、スイッチ12の代わりにEOR回路
を用いても構わない。
【0060】そして、トランスバーサルフィルタ13が
図3(d)に示されるデータ応答信号を拡散符号を用い
て再拡散する。
【0061】一方、遅延器5が外部から入力された直交
検波後のベースバンド信号を一定の時間だけ遅延して、
減算器6に出力し、減算器6が、当該遅延されて入力さ
れたベースバンド信号から上記の過程で再生された再拡
散レプリカを差し引くことによって、全ユーザーの信号
がキャンセルされた信号([数2]の熱雑音のみを含む
信号)を残余の信号として出力するようになる。
【0062】例えば、拡散符号PN1で拡散された信号
のみをキャンセルした場合、減算器6が出力する残余の
信号は、理想的には次の[数4]に示すものとなる。
【0063】
【数4】
【0064】第1の本キャンセラによれば、DS−CD
MAの特性に基づいて、帯域制限フィルタを設けること
なく、レプリカ信号を再生し、入力信号からキャンセル
する干渉キャンセラとしているので、帯域制限フィルタ
を不要として、ハードウェアの規模を縮小できる効果が
ある。
【0065】尚、逆拡散用マッチドフィルタ10と、遅
延プロファイル抽出部2′と、パスタイミング検出部1
1と、スイッチ12と、再拡散用トランスバーサルフィ
ルタ13とをカスケードに接続して、いわゆるマルチス
テージ干渉キャンセラとしてもよい。
【0066】このようにマルチステージ干渉キャンセラ
とすれば、キャンセラとしての特性を向上できる効果が
ある。
【0067】次に、本発明の第2の実施の形態に係る干
渉キャンセラ(第2の本キャンセラ)について説明す
る。第2の本キャンセラは、第1のキャンセラと同様の
ものであるが、伝送路のインパルス応答の変動が情報シ
ンボルの伝送速度に比べて比較的遅いことに着目して、
定期的に予め定められた信号を受信してインパルス応答
を検出し、データ信号を再生して、当該インパルス応答
で畳み込みを行ったデータ信号を受信信号から差し引き
するものであり、各レプリカ信号を正しく再生してキャ
ンセルすることができるものである。
【0068】第2の本キャンセラは、図4に示すよう
に、逆拡散用マッチドフィルタ10と、遅延プロファイ
ル抽出部2″と、拡散系列発生器8と、トランスバーサ
ルフィルタ13′と、遅延器5と、減算器6とから主に
構成されている。図4は、第2の本キャンセラの構成ブ
ロック図である。
【0069】また、第2の本キャンセラの後段には、第
1の本キャンセラと同様に、信号抽出部7が接続されて
いるが、信号抽出部7は、既に説明したものと同じもの
であるので、説明を省略する。
【0070】また、逆拡散用マッチドフィルタ10と、
遅延器5と、減算器6とは、第1の本キャンセラのもの
と同様であるので、説明を省略する。
【0071】遅延プロファイル抽出部2″は、第1の本
キャンセラと同様に、逆拡散用マッチドフィルタ10か
ら入力される、情報データを表す相関値からデータ応答
信号を生成して出力するとともに、インパルス応答を別
途抽出し、インパルス応答信号として出力するものであ
る。
【0072】ここで、インパルス応答とは、各パスを経
由して到来した信号の電圧値をいい、各パスを経由して
到来した信号の電力値である遅延プロファイルと異な
り、正負の双方の値となり得るものであり、インパルス
応答信号は、逆拡散用マッチドフィルタ10が出力する
相関値の大きさに応じた振幅を有し、相関値が小さいと
きには「0」となる信号である。
【0073】遅延プロファイル抽出部2″は、具体的に
は、パイロット信号を用いて伝送路のインパルス応答を
抽出するものであることが考えられる。ここで、パイロ
ット信号とは、予め定められた一定周期のタイミングで
受信される予め定められた信号をいっている。
【0074】すなわち、当該一定周期のタイミングに受
信する信号(次の[数5]の(1))と、当該パイロッ
ト信号との共役複累乗算を行えば、次の[数5]の
(2)に示すように、伝送路の変化による位相変動およ
び振幅変動が得られることになる。
【0075】
【数5】
【0076】ここで、αは伝送路変動による振幅の変動
係数を、θfadeは伝送路変動による位相変動を、θpilo
t は、パイロット信号の位相をそれぞれ表している。
【0077】拡散系列発生器8は、遅延プロファイル抽
出部2″からデータ応答信号の入力を受けて、データ応
答信号が入力されるタイミングで拡散符号の生成を開始
し、データ応答信号に当該生成した拡散符号とを乗算し
て、情報変調を与えて出力するものである。つまり、拡
散系列発生器8は、情報データを各局(送信機)と同じ
変調方式を用いて、拡散符号でスペクトル拡散するもの
である。
【0078】トランスバーサルフィルタ13′は、遅延
プロファイル抽出部2″からインパルス応答信号の入力
を受けて、インパルス応答信号をタップ係数として、拡
散系列発生器8から入力される情報変調された信号の畳
み込み演算を行って、各符号チャネルのレプリカ信号を
再生するものである。
【0079】尚、特性の向上を図るために、第2の本キ
ャンセラの逆拡散用マッチドフィルタ10と、遅延プロ
ファイル抽出部2″と、拡散系列発生器8と、トランス
バーサルフィルタ13′とをカスケードに接続して、い
わゆるマルチステージ干渉キャンセラとしても構わな
い。
【0080】すなわち、第2の本キャンセラは、第1の
本キャンセラと同様の動作をするものであるが、遅延プ
ロファイル抽出部2″がインパルス応答信号とデータ応
答信号とをそれぞれ別の受信信号を元にして生成して、
出力し、拡散系列発生器8が、データ応答信号を送信機
と同じ変調方式を用いて、拡散符号でスペクトル拡散
し、トランスバーサルフィルタ13′が遅延プロファイ
ル抽出部2″から入力されるインパルス応答信号をタッ
プ係数として、拡散系列発生器8から入力される情報変
調された信号の畳み込み演算を行って、各符号チャネル
のレプリカ信号を再生し、遅延器5を介して入力される
入力信号から差し引きすることで、キャンセルを達成し
て残余の信号を後段に出力するようになっている。
【0081】第2の本キャンセラによれば、第1の本キ
ャンセラと同様にハードウェアの規模を縮小でき、か
つ、インパルス応答信号を情報データとは別途に生成す
ることで、各局の信号を正しく再生してキャンセルする
ことができる効果がある。
【0082】次に、本発明の第3の実施の形態に係る干
渉キャンセラ(第3の本キャンセラ)について説明す
る。第3の本キャンセラは、第2の本キャンセラをマル
チコード伝送に応用するために、マルチコードの各符号
に応じた複数の拡散系列発生器がそれぞれ出力する情報
変調された信号を加算して、リミッタにより振幅を制限
し、トランスバーサルフィルタによってインパルス応答
で畳み込みして受信した信号から差し引きするものであ
り、伝送路上で発生した雑音があっても、マルチコード
伝送された信号をレプリカ信号として正しく再生して、
キャンセルできるものである。
【0083】ここで、マルチコード伝送とは、CDMA
方式の通信に特有の技術であり、1人のユーザーに複数
の拡散符号を割り当てて、各拡散符号を用いてパラレル
に信号の伝送を行うことにより、信号の伝送速度を高め
るもので、具体的に普段128kbpsのデータ伝送を
行っているユーザーが384kbpsのデータ伝送を希
望するときには、当該ユーザーに3つの拡散符号を割り
当てて、各符号チャネルで128kbpsの伝送を行う
ことによって、計384kbpsのデータ伝送を可能に
するものである。
【0084】つまり、マルチコード伝送では、1人のユ
ーザーが複数のコードを送信するので、各コードチャネ
ルは、同一の伝送路のインパルス応答を有していると考
えられる。そこで、第3の本キャンセラは、各コードチ
ャネルのインパルス応答信号を加算平均することで、よ
り精度の高い伝送路のインパルス応答信号を生成できる
ものである。
【0085】尚、マルチコード伝送についての詳細な説
明は、「コーヒーレント・マルチコードDS‐CDMA
を用いる移動無線アクセス」,安達、大野、佐和橋、東
et.al.,1995年10月,電子情報通信学会技術研
究報告RCS95‐79に記載されている。
【0086】マルチコード伝送においては、ピークファ
クタの問題を解決する必要がある。つまり、各拡散符号
で拡散した信号を加算するため、チップ時間単位での波
形は、各コードチャネルの重ね合わせの原理により、位
相が一致したところでは、極端に大きなレベルを発生し
てしまうという問題が指摘されており、このレベルの変
動は、送信機におけるアンプ線形性への負荷を増大させ
るものである。
【0087】このようなピークファクタ対策として、送
信する信号の振幅を増幅の前に制限するリミッタの適用
が提案されている。かかるリミッタを採用したピークフ
ァクタの対策ついては、「ベースバンドリミッタ処理に
よるマルチコードCDMA送信機帯域外歪の低減」,熊
谷、鈴木、野島et.al.,1997年電子情報通信学会総
合大会B−5−51に詳細な説明が記載されている。
【0088】第3の本キャンセラは、図5に示すよう
に、遅延器5と、減算器6と、逆拡散用マッチドフィル
タ10と、遅延プロファイル抽出部2″と、拡散系列発
生器8と、平均遅延プロファイル抽出器41と、加算器
42と、リミッタ43と、トランスバーサルフィルタ1
3″とから構成されている。図5は、第3の本キャンセ
ラの構成ブロック図である。
【0089】以下、各部を具体的に説明するが、遅延器
5と、減算器6と、逆拡散用マッチドフィルタ10と、
遅延プロファイル抽出部2″と、拡散系列発生器8と
は、既に説明した第1、第2の本キャンセラのものと同
様であるので、説明を省略する。
【0090】尚、図5では、複数の逆拡散用マッチドフ
ィルタ10a〜10nと、遅延プロファイル抽出部2″
a〜2″nと、拡散系列発生器8a〜8nが図示されて
いるが、これらは、n個の符号を用いてデータの伝送を
行っている一人のユーザーの分に対応して設けられてい
るものである。
【0091】また、第3の本キャンセラの後段には、信
号抽出部7′が接続されている。信号抽出部7′は、第
1、第2の本キャンセラの後段に接続されている信号抽
出部7と同様のものであるが、加算器21と、マッチド
フィルタ22と、RAKE判定部23との組が使用され
ている拡散符号の数だけ設けられているところが異なっ
ている。
【0092】平均遅延プロファイル抽出器41は、遅延
プロファイル抽出部2″a〜2″nからインパルス応答
信号の入力を受けて、これらの信号の加算平均を演算
し、平均インパルス応答信号として、トランスバーサル
フィルタ13″に出力するものである。
【0093】加算器42は、各符号に対応する複数の拡
散系列発生器8から入力される情報変調されたデータ応
答信号を総和して、リミッタ43に出力するものであ
る。リミッタ43は、ベースバンドリミッタであり、加
算器42から入力される信号の振幅を一定の大きさに制
限して出力するものである。
【0094】具体的には、リミッタ43は、図6(a)
に示すような信号の入力を受けると、各ピークを制限し
て、図6(b)に示すような信号として出力するもので
ある。図6は、リミッタ43の動作を表す説明図であ
る。
【0095】尚、図6では、4つのコードを用いたマル
チコード伝送に係る信号波形の拡散符号1周期分を図示
している。各コードは±1の振幅を持つため、加算され
た信号の振幅は最大±4となる。また、図6では、リミ
ッタの閾値を3としているので、図6(b)に示す信号
の振幅は±3に制限されている。
【0096】トランスバーサルフィルタ13″は、平均
遅延プロファイル抽出器41から入力される平均インパ
ルス応答信号に表される加算平均されたインパルス応答
をタップ係数として、リミッタ43から入力される信号
を畳み込み演算して、レプリカ信号として減算器6に出
力するものである。
【0097】また、第3の本キャンセラの後段には、図
5に示すように、トランスバーサルフィルタ13″から
レプリカ信号の入力を受けて、減算器6から入力される
残余の信号に加算する加算器と、各符号をタップ係数と
して設定され、加算器から入力される信号とタップ係数
との相関値を演算する逆拡散用マッチドフィルタと、当
該逆拡散用マッチドフィルタから入力される信号をRA
KE判定するRAKE判定部とを使用する符号の数だけ
備え、マルチコード伝送された信号を再生する部分を設
けることが考えられる。
【0098】次に、第3の本キャンセラの動作について
説明する。第2の本キャンセラと同様にして、マルチコ
ード伝送に用いられる各符号ごとに生成されたインパル
ス応答信号を平均プロファイル抽出器41が加算平均し
て、トランスバーサルフィルタ13″に出力する。
【0099】また、加算器42が、各符号に対応する拡
散系列発生器8が出力する情報変調された信号を総和
し、リミッタ43が当該総和した信号の振幅を制限し
て、トランスバーサルフィルタ13″に出力する。
【0100】そして、トランスバーサルフィルタ13″
が、平均プロファイル抽出器41から加算平均したイン
パルス応答信号の入力を受けて、リミッタ43から入力
される振幅を制限された信号を当該平均化されたインパ
ルス応答信号で畳み込み演算し、レプリカ信号として減
算器6に出力し、減算器6が遅延器5を介して入力され
る入力信号から当該レプリカ信号を差し引きして、残余
の信号を出力するようになっている。
【0101】尚、特性を向上させるために、逆拡散用マ
ッチドフィルタ10と、遅延プロファイル抽出部2″
と、拡散系列発生器8と、平均遅延プロファイル抽出器
41と、加算器42と、リミッタ43と、トランスバー
サルフィルタ13″とをカスケードに接続して、マルチ
ステージ干渉キャンセラとしてもよい。
【0102】第3の本キャンセラによれば、第1、第2
の本キャンセラと同様にハードウェアの規模を縮小で
き、かつ、本来ならば送信時のリミッタ処理によって拡
散符号が変形して受信され、単にレプリカ信号を再生し
てもリミッタを通って受信された拡散符号とは一致しな
いのに対し、レプリカ信号を再生する際にリミッタを適
用し、その後帯域制限を行わないので、受信時の拡散符
号と同様なレプリカ信号を生成することができ、各局の
信号を正しくキャンセルできる効果がある。
【0103】尚、第1〜第3の本キャンセラでは再拡散
がトランスバーサルフィルタによって実現されている
が、例えば、拡散符号発生器を4つ用意(1ユーザーあ
たりのマルチパス数を4に限定した場合)し、それぞれ
の拡散符号発生器出力に伝送路の振幅値を与える乗算器
と、伝送路の位相変動を与える位相器とをトランスバー
サルフィルタの代わりに設けてもよい。
【0104】さらに、逆拡散用マッチドフィルタのタッ
プ係数に拡散符号を、入力信号に伝送路のインパルス応
答と情報データとの積を仮定したが、これらを逆として
もよい。つまり、拡散符号が入力される場合には、逆拡
散用マッチドフィルタのタップ係数には、伝送路のイン
パルス応答と情報データとの積を設定しておけば、上記
の動作を達成できる。
【0105】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、DS−C
DMA方式で多重化された信号を入力信号として受け
て、マッチドフィルタが当該入力信号と各局の拡散符号
との相関値を演算し、データ応答信号抽出手段が相関値
を基にデータ応答信号を出力し、トランスバーサルフィ
ルタが当該データ応答信号を再拡散してレプリカ信号を
再生する干渉キャンセラとしているので、DS−CDM
Aの特性に基づいて帯域制限を行わない干渉キャンセラ
の構成を実現でき、帯域制限フィルタを不要として、ハ
ードウェアの規模を縮小できる効果がある。
【0106】請求項2記載の発明によれば、定期的にパ
イロット信号を挿入され、DS−CDMA方式で多重化
された信号を入力信号として受けて、マッチドフィルタ
が当該入力信号と各局の拡散符号との相関値を演算し、
遅延プロファイル抽出部が相関値を基にデータ応答信号
を再生して出力するとともに、パイロット信号を基に伝
送路のインパルス応答を検出して出力し、拡散系列発生
器がデータ応答信号を送信機と同じ変調方法を用いて変
調して、スペクトル拡散し、トランスバーサルフィルタ
が当該スペクトル拡散した信号をインパルス応答で畳み
込み演算してレプリカ信号を再生する干渉キャンセラと
しているので、ハードウェアの規模を縮小できる請求項
1記載の効果に加えて、データ信号を一旦再生してから
再び変調してスペクトル拡散し、畳み込み演算してレプ
リカ信号を得ることで、レプリカ信号の精度を高めるこ
とができる効果がある。
【0107】請求項3記載の発明によれば、定期的にパ
イロット信号を挿入され、DS−CDMA方式で多重化
されたマルチコード伝送の信号を入力信号として受け
て、マルチコード伝送に係るそれぞれの拡散符号をタッ
プ係数として設定されたマッチドフィルタが当該入力信
号と各局の拡散符号との相関値を演算し、各々のマッチ
ドフィルタに対応する各遅延プロファイル抽出部が、対
応するマッチドフィルタから入力される相関値を基にデ
ータ応答信号をそれぞれ再生して出力するとともに、パ
イロット信号を基に伝送路のインパルス応答をそれぞれ
検出して出力し、それぞれ対応する拡散系列発生器が当
該各々再生されたデータ応答信号を送信機と同じ変調方
法を用いて変調して、スペクトル拡散し、加算器が各々
スペクトル拡散されたデータ応答信号を総和して、リミ
ッタに出力し、リミッタが当該信号の振幅を制限して出
力し、平均遅延プロファイル抽出部が各々検出されたイ
ンパルス応答を加算平均して出力し、トランスバーサル
フィルタがリミッタから入力される信号を加算平均され
たインパルス応答で畳み込み演算してレプリカ信号を再
生する干渉キャンセラとしているので、ハードウェアの
規模を縮小できる請求項1記載とレプリカ信号の精度を
高めることができる請求項2記載の効果に加えて、イン
パルス応答を加算平均して、インパルス応答を正しく検
出し、かつスペクトル拡散した各々の信号を加算してか
ら当該加算した信号の振幅をリミッタにより制限し、制
限した信号を帯域制限することなく加算平均されたイン
パルス応答で畳み込み演算してレプリカ信号を再生する
ことで、リミッタを介して送信出力された信号を正しく
再生して、キャンセルできる効果がある。
【0108】請求項4記載の発明によれば、遅延器が請
求項1又は請求項2又は請求項3記載の干渉キャンセラ
における各局のレプリカ信号を再生する手段で発生する
遅延時間の分だけ入力信号を遅延し、減算器が当該遅延
された信号から当該レプリカ信号を再生する手段で再生
された各局のレプリカ信号を差し引いて、キャンセルを
行う干渉キャンセラとしているので、請求項1又は請求
項2又は請求項3記載のそれぞれの効果に加えて、好適
な干渉キャンセラを提供できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の本キャンセラの構成ブロック図である。
【図2】一般的なトランスバーサルフィルタの構成ブロ
ック図である。
【図3】第1の本キャンセラの各部が出力する信号の一
例を表す説明図である。
【図4】第2の本キャンセラの構成ブロック図である。
【図5】第3の本キャンセラの構成ブロック図である。
【図6】リミッタ43の動作を表す説明図である。
【図7】従来の干渉キャンセラの構成ブロック図であ
る。
【図8】帯域制限の効果を表す説明図である。
【図9】計算機シミュレーションの結果を表す説明図で
ある。
【符号の説明】
1…マッチドフィルタ、 2,2′,2″…遅延プロフ
ァイル抽出部、 3…再拡散部、 4…帯域制限フィル
タ、 5…遅延器、 6…減算器、 7,7′…信号抽
出部、 8…拡散系列発生器、 10…マッチドフィル
タ、 11…パスタイミング検出部、 12…スイッ
チ、 13,13′,13″…トランスバーサルフィル
タ、 15…遅延回路、 16…乗算器、 17…加算
器、 21…加算器、 22…マッチドフィルタ、 2
3…RAKE判定部、 31…拡散符号発生器、 32
…乗算器、 33…加算器、 41…平均プロファイル
抽出部、 42…加算器、 43…リミッタ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各局の信号がDS−CDMA方式により
    多重化され、前記各局から種々の径路を経由して到来す
    る信号に雑音が加わった入力信号から、前記各局から到
    来した各々の信号を再生して、レプリカ信号を得て、前
    記入力信号から前記各局ごとのレプリカ信号の全部を差
    し引いてキャンセルし、前記雑音を含む残余の信号を抽
    出するとともに、前記各局ごとのレプリカ信号を外部に
    出力する干渉キャンセラにおいて、 前記各局ごとに設けられたレプリカ信号を再生する手段
    が、 それぞれ対応する局の拡散符号をタップ係数として、前
    記入力信号と当該タップ係数との相関値を出力するマッ
    チドフィルタと、 前記マッチドフィルタが出力する相関値から遅延プロフ
    ァイルを抽出し、符号発生タイミング信号として出力す
    るとともに、当該符号発生タイミング信号に表されるタ
    イミングで、前記相関値をそのまま出力することで、伝
    送路のインパルス応答に情報データが乗算された信号で
    あるデータ応答信号を出力することとなるデータ応答信
    号抽出手段と、 前記データ応答信号抽出手段から入力されるデータ応答
    信号を再拡散してレプリカ信号として出力するトランス
    バーサルフィルタとを有することを特徴とする干渉キャ
    ンセラ。
  2. 【請求項2】 定期的にパイロット信号が挿入された各
    局の信号がDS−CDMA方式により多重化され、前記
    各局から種々の径路を経由して到来する信号に雑音が加
    わった入力信号から、前記各局から到来した各々の信号
    を再生して、レプリカ信号を得て、前記入力信号から前
    記各局ごとのレプリカ信号の全部を差し引いてキャンセ
    ルし、前記雑音を含む残余の信号を抽出するとともに、
    前記各局ごとのレプリカ信号を外部に出力する干渉キャ
    ンセラにおいて、 前記各局ごとに設けられたレプリカ信号を再生する手段
    が、 それぞれ対応する局の拡散符号をタップ係数として、前
    記入力信号と当該タップ係数との相関値を出力するマッ
    チドフィルタと、 前記マッチドフィルタが出力する相関値から種々の径路
    を経由して前記局から到来した信号をそれぞれ再生して
    データ応答信号として出力するとともに、前記パイロッ
    ト信号が到来したタイミングをインパルス応答信号とし
    て出力する遅延プロファイル抽出部と、 前記データ応答信号の入力を受けて、当該データ応答信
    号を前記対応する局と同じ変調方式を用いて変調し、拡
    散符号でスペクトル拡散して出力する拡散系列発生器
    と、 前記遅延プロファイル抽出部から入力されるインパルス
    応答信号をタップ係数として、前記スペクトル拡散され
    たデータ応答信号を畳み込み演算し、レプリカ信号とし
    て出力するトランスバーサルフィルタとを有することを
    特徴とする干渉キャンセラ。
  3. 【請求項3】 定期的にパイロット信号が挿入された各
    局の信号がDS−CDMA方式により多重化され、前記
    各局から種々の径路を経由して到来する信号に雑音が加
    わった入力信号から、前記各局から到来した各々の信号
    を再生して、レプリカ信号を得て、前記入力信号から前
    記各局ごとのレプリカ信号の全部を差し引いてキャンセ
    ルし、前記雑音を含む残余の信号を抽出するとともに、
    前記各局ごとのレプリカ信号を外部に出力するマルチコ
    ード伝送に対応する干渉キャンセラにおいて、 前記各局ごとに設けられたレプリカ信号を再生する手段
    が、 対応する局ごとに、それぞれ当該対応する局がマルチコ
    ード伝送に用いる拡散符号の数だけ設けられ、それぞれ
    の拡散符号をタップ係数として、前記入力信号と当該タ
    ップ係数との相関値を出力する複数のマッチドフィルタ
    と、 前記マッチドフィルタに対応して設けられ、対応する前
    記マッチドフィルタが出力する相関値から種々の径路を
    経由して前記対応する局から到来した信号をそれぞれ再
    生してデータ応答信号として出力するとともに、前記パ
    イロット信号の到来するタイミングで、インパルス応答
    信号を出力する遅延プロファイル抽出部と、 前記遅延プロファイル抽出部に対応して設けられ、対応
    する遅延プロファイル抽出部から前記データ応答信号の
    入力を受けて、当該データ応答信号を前記対応する局と
    同じ変調方式を用いて、拡散符号でスペクトル拡散して
    出力する拡散系列発生器と、 前記複数の遅延プロファイル抽出部から入力されるイン
    パルス応答信号を加算平均して出力する平均プロファイ
    ル抽出部と、 前記複数の拡散系列発生器から入力される各々スペクト
    ル拡散されたデータ応答信号を総和して出力する加算器
    と、 前記加算器から入力される総和された信号の振幅を一定
    の振幅に制限するリミッタと、 前記平均プロファイル抽出部から入力される加算平均さ
    れたインパルス応答信号で、前記リミッタから入力され
    る信号を畳み込み演算し、レプリカ信号として出力する
    トランスバーサルフィルタとを有することを特徴とする
    干渉キャンセラ。
  4. 【請求項4】 入力信号を各局のレプリカ信号を再生す
    る手段で発生する遅延時間だけ遅延して出力する遅延器
    と、 各局に対応するレプリカ信号をそれぞれ再生する前記手
    段からそれぞれ再生されたレプリカ信号の入力を受け
    て、前記遅延器によって遅延された信号から前記レプリ
    カ信号の全部を差し引いて出力する減算器とを有するこ
    とを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載
    の干渉キャンセラ。
JP9237479A 1997-09-02 1997-09-02 干渉キャンセラ Pending JPH1188230A (ja)

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