JPH1187825A - ガスレーザ発振装置 - Google Patents

ガスレーザ発振装置

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JPH1187825A
JPH1187825A JP9248287A JP24828797A JPH1187825A JP H1187825 A JPH1187825 A JP H1187825A JP 9248287 A JP9248287 A JP 9248287A JP 24828797 A JP24828797 A JP 24828797A JP H1187825 A JPH1187825 A JP H1187825A
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JP
Japan
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divergence angle
laser
beam divergence
optical
gas laser
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JP9248287A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Enami
龍雄 榎波
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、ビーム発散角を一定又は調整可能に
する。 【解決手段】レーザ光L11のビーム発散角Dをビーム発
散角測定器17により測定し、このビーム発散角Dに応
じて第1の反射鏡14のレーザ光L10中に対する挿入位
置を処理ユニット20及び駆動装置21によって制御
し、レーザ光L10のビーム断面の大きさを可変し、例え
ばエキシマレーザの場合、ビーム断面を大きくし横モー
ド数を増加してビーム発散角Dを大きく制御し、ビーム
断面を小さくし横モード数を減少してビーム発散角Dを
小さく制御し、最終的に出力されるレーザ光L12のビー
ム発散角Dを一定、若しくは所望のビーム発散角に制御
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばレーザ加工
や露光処理などに適用されるエキシマレーザ等のガスレ
ーザ発振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザ加工では、例えばエキシマレーザ
発振装置から出力される短波長のレーザ光を用いること
が試みられている。又、薄膜トランジスタをスイッチン
グ素子とするアクティブマトリックス型液晶装置では、
製造時に、薄膜トランジスタを構成する多結晶シリコン
等の半導体薄膜に対してそのグレインの質を上げるため
に、すなわち結晶化するためにアニール処理が行われて
おり、このアニール処理にエキシマレーザを用いたレー
ザアニールが適用されている。
【0003】図14はかかるエキシマレーザ等に適用さ
れる一般的なガスレーザ発振装置の構成図である。気密
容器1内には、例えばレーザ加工に適用するKrFエキ
シマレーザであれば、Ne(ネオン)、F2(フッ
素)、Kr(クリプトン)の各ガスを所定の割合で混合
して成るガスレーザ媒質が充填されている。
【0004】又、レーザアニールに対して適用するガス
レーザ媒質としては、Ne(ネオン)、HCl(塩化水
素)、Xe(キセノン)の各ガスを所定の割合で混合し
たものも用いられる。
【0005】又、気密容器1内には、一対の主電極2が
離間対向して配置され、かつその両端にはそれぞれ透光
性の各窓3a、3bが設けられている。この気密容器1
の光軸方向の一端側には、高反射鏡4が配置されるとと
もに他端側には出力鏡5が配置されている。これら高反
射鏡4と出力鏡5とは、光共振器を構成している。
【0006】このような構成であれば、一対の主電極2
間に電気エネルギーが供給されて、これら主電極2間に
主放電が発生すると、ガスレーザ媒質は励起され、高反
射鏡4と出力鏡5との間で光共振が生じ、増幅されたレ
ーザ光L1 が出力される。
【0007】一方、レーザ光を用いて露光処理を行う場
合、例えば1ミクロン以下の微細パターンを精度高く露
光するために、ガスレーザ発振装置から出力されるレー
ザ光に対してスペクトル幅の狭帯域化が行われる。すな
わち、レーザ光の波長が短くなると、色々なレンズを組
み合わせて色収差補正を行うことが難しいので、レーザ
光のスペクトル幅を狭帯域化して取り出し、露光精度の
向上を図っている。
【0008】図15はかかる狭帯域化を図ったガスレー
ザ発振装置の構成図である。気密容器1の光軸方向の一
端側には、高反射鏡4との間にレーザ光のスペクトル幅
を狭帯域化するエタロン6が配置されている。
【0009】このような構成であれば、一対の主電極2
間に電気エネルギーが供給されて、これら主電極2間に
主放電が発生すると、ガスレーザ媒質は励起され、高反
射鏡4と出力鏡5との間で光共振が生じ、かつこのとき
にエタロン6で狭帯域化され、増幅されたレーザ光L1
が出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記一
般的なガスレーザ発振装置では、出力されるレーザ光L
1 のビーム発散角は、主放電の放電幅の影響を受けるも
のであり、放電幅が広くなるとビーム発散角が大きくな
り、放電幅が狭くなるとビーム発散角が小さくなる。
【0011】ところで、レーザ加工では、レーザ光をレ
ンズ等を用いて集光して被加工物に照射しており、この
とき、ビーム発散角に加工部分での光強度分布が依存
し、加工精度に影響を与える。
【0012】このような事からビーム発散角は、同一の
加工を連続して行う場合には一定であることが必要であ
り、これに対して加工精度がそれぞれ異なる加工を行う
場合にはビーム発散角を調整できることが望まれる。
【0013】一方、レーザ光を用いた露光処理に適用す
る狭帯域化を図ったガスレーザ発振装置では、スペクト
ル幅を狭帯域化するに伴って横モードも制御され、レー
ザ光L2 の空間的コヒーレンス度が高くなる。
【0014】このため、例えば縮小転写のリソグラフィ
などに上記レーザ光L2 を用いて縮小転写すると、スペ
ックルパターンが発生し、転写パターンにノイズを生じ
て悪影響を与える。
【0015】通常は、露光装置において振動ミラー等を
用いてスペックルの影響を取り除いているが、このとき
レーザ光の空間的コヒーレンスの度合は一定であること
が必要である。
【0016】この空間的コヒーレンスの度合Xとビーム
発散角Dとの間には、 X・D=一定 …(1) の関係があり、空間的コヒーレンスの度合Xを一定にす
るためには、ビーム発散角Dを一定にすることが必要で
ある。
【0017】一方、レーザアニール等にエキシマレーザ
発振装置から出力されたレーザ光を用いる場合、通常、
シリンドリカルレンズでレーザ光のビーム形状を整形
し、この後にズームレンズによりフライアイレンズ入射
口の大きさにビーム径をマッチングさせる。そして、フ
ライアイレンズにより同じ角度で出射されたレーザ光を
重ね合わせて照度の均一化を行う。
【0018】しかしながら、レーザ光の空間的コヒーレ
ンスの度合が高いと、レーザ光のビーム中に干渉縞が発
生し、照度の不均一が生じる。このため、干渉縞を抑制
するために、レーザ光の空間的コヒーレンスの度合を低
下させることが必要となっている。そこで本発明は、ビ
ーム発散角を一定又は調整可能にできるガスレーザ発振
装置を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、気密
容器内に封入されたガスレーザ媒質を励起し、この励起
により発生したレーザ光を光共振器により増幅出力する
ガスレーザ発振装置において、増幅出力されたレーザ光
のビーム発散角を測定するビーム発散角測定手段と、光
共振器内のレーザ光のビーム断面の大きさを可変するビ
ーム断面可変手段と、ビーム発散角測定手段により測定
されたビーム発散角に応じてビーム断面可変手段を動作
させるビーム発散角制御手段と、を備えたガスレーザ発
振装置である。
【0020】請求項2によれば、請求項1記載のガスレ
ーザ発振装置において、ビーム断面可変手段は、気密容
器から出力されたレーザ光の光軸方向に対して略垂直方
向に挿脱され、かつこの挿脱位置に応じて光共振器内の
前記ビーム断面の大きさを可変する光学部材を有する。
【0021】請求項3によれば、請求項2記載のガスレ
ーザ発振装置において、光学部材は、反射鏡又はプリズ
ムである。請求項4によれば、請求項1記載のガスレー
ザ発振装置において、光共振器内の光軸上にレーザ光の
スペクトル幅を狭帯域化する狭帯域化素子を配置した。
【0022】請求項5によれば、気密容器内に封入され
たガスレーザ媒質を励起し、この励起により発生したレ
ーザ光を光共振器により増幅出力するガスレーザ発振装
置において、光共振器内の光軸上にレーザ光の一部の像
を回転させる光学素子を配置したガスレーザ発振装置で
ある。
【0023】請求項6によれば、請求項5記載のガスレ
ーザ発振装置において、光学素子は、ダハプリズム、ア
ッベプリズム、デルタプリズム又はペチャンプリズムか
ら構成される。
【0024】請求項7によれば、請求項5記載のガスレ
ーザ発振装置において、増幅出力されたレーザ光のビー
ム発散角を測定するビーム発散角測定手段と、このビー
ム発散角測定手段により測定されたビーム発散角に応じ
て光学素子を回転駆動するビーム発散角制御手段とを付
加した。
【0025】
【発明の実施の形態】
(1) 以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参
照して説明する。図1はガスレーザ発振装置の構成図で
ある。気密容器10内には、例えばレーザ加工に適用す
るKrFエキシマレーザであれば、Ne(ネオン)、F
2(フッ素)、Kr(クリプトン)の各ガスを所定の割
合で混合して成るガスレーザ媒質が充填されている。
【0026】又、レーザアニールに対して適用するガス
レーザ媒質としては、Ne(ネオン)、HCl(塩化水
素)、Xe(キセノン)の各ガスを所定の割合で混合し
たものも用いられる。
【0027】又、気密容器10内には、一対の主電極1
1が離間対向して配置され、かつその両端にはそれぞれ
透光性の各窓12a、12bが設けられている。この気
密容器1の光軸方向の一端側には、第1の共振ミラー1
3が配置されるとともに、他端側には光学部材としての
第1の反射鏡14を介して第2の共振ミラー15が配置
されている。これら第1の共振ミラー13と第2の共振
ミラー15とにより光共振器が構成されている。
【0028】第1の反射鏡14は、光共振器内のレーザ
光のビーム断面の大きさを可変するビーム断面可変手段
としての機能を有するので、気密容器10から出力され
たレーザ光の光軸方向に対して略垂直方向(イ)に挿脱
自在で、かつその挿脱位置に応じて光共振器内のビーム
断面の大きさを可変するものとなっている。
【0029】又、気密容器1の光軸方向の他端側には、
ビームスプリッタ等の第2の反射鏡16が配置され、こ
の第2の反射鏡16の反射光路上にビーム発散角測定器
17が配置されている。
【0030】このビーム発散角測定器17は、光共振器
の共振により増幅出力されたレーザ光L10の一部L11
入射してビーム発散角を測定する機能を有するもので、
図2に示すようにレンズ18とCCD19とから構成さ
れ、レーザ光L11をレンズ18によってCCD19上に
集光し、その強度分布に応じた電気信号に変換するもの
となっている。
【0031】処理ユニット20は、ビーム発散角測定器
17から出力される電気信号を取り込み、この電気信号
に基づいてビーム発散角Dを求める。ここで、ビーム発
散角Dの算出は、例えば図3に示すようにビーム発散角
測定器17のCCD19上の光強度分布に対し、その強
度が1/e2 に低下するレーザ光のサイズdとレンズの
焦点距離fとから次式(2) 、 D=d/f …(2) を演算して求めている。
【0032】又、処理ユニット20は、算出したビーム
発散角Dが一定、若しくは所望のビーム発散角となるよ
うに第1の反射鏡14の挿脱位置を示す挿脱駆動信号を
駆動装置21に送る機能を有している。
【0033】エキシマレーザの場合、ビーム発散角Dは
レーザ光の横モード数で決定され、又横モード数は光共
振器中のビーム断面の大きさに依存する。従って、処理
ユニット20は、第1の反射鏡14をレーザ光L10中に
深く挿入することにより光共振器内におけるビーム断面
を大きくして横モード数を増加し、ビーム発散角Dを大
きくし、かつ第1の反射鏡14をレーザ光L10中に浅く
挿入することにより光共振器内におけるビーム断面を小
さくして横モード数を減少し、ビーム発散角Dを小さく
制御する機能を有している。
【0034】駆動装置21は、処理ユニット20から送
出される挿脱駆動信号を受けて第1の反射鏡14をレー
ザ光軸方向に対して略垂直方向(イ)に挿脱させる機能
を有している。
【0035】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。一対の主電極2間に電気エネルギーが供
給され、これら主電極2間に主放電が発生すると、ガス
レーザ媒質は励起され、第1の反射鏡14を介して第1
の共振ミラー13と第2の共振ミラー15との間で光共
振が生じ、増幅されたレーザ光L10が出力される。
【0036】このレーザ光L10は、第2の反射鏡16に
到達し、ここでその一部のレーザ光L11が分岐されてビ
ーム発散角測定器17に入射する。このビーム発散角測
定器17は、レーザ光L11を図2に示すようにレンズ1
8を通してCCD19上に集光し、このCCD19から
その強度分布に応じた電気信号を変換出力する。
【0037】処理ユニット20は、ビーム発散角測定器
17から出力される電気信号を取り込み、この電気信号
に基づき上記式(2) に従ってビーム発散角Dを求め、こ
のビーム発散角Dが一定、若しくは所望のビーム発散角
となるように第1の反射鏡14の挿脱位置を示す挿脱駆
動信号を駆動装置21に送る。
【0038】この駆動装置21は、処理ユニット20か
ら送出される挿脱駆動信号を受けて第1の反射鏡14を
レーザ光軸方向に対して略垂直方向(イ)に挿脱させ
る。例えばエキシマレーザの場合、処理ユニット20
は、第1の反射鏡14をレーザ光L10中に深く挿入する
ことにより光共振器内におけるビーム断面を大きくし横
モード数を増加してビーム発散角Dを大きくし、かつ第
1の反射鏡14をレーザ光L10中に浅く挿入することに
より光共振器内におけるビーム断面を小さくし横モード
数を減少してビーム発散角Dを小さく制御する。
【0039】このようなビーム発散角Dの制御により、
最終的に出力されるレーザ光L12のビーム発散角Dは、
一定若しくは所望のビーム発散角になる。このように上
記第1の実施の形態においては、レーザ光L11のビーム
発散角Dを測定し、このビーム発散角Dに応じて第1の
反射鏡14のレーザ光L10中に対する挿入位置を制御
し、レーザ光L10のビーム断面の大きさを可変するよう
にしたので、ビーム断面を大きくし横モード数を増加し
てビーム発散角Dを大きくでき、ビーム断面を小さくし
横モード数を減少してビーム発散角Dを小さくでき、こ
れにより最終的に出力されるレーザ光L12のビーム発散
角Dを一定、若しくは所望のビーム発散角に制御でき
る。
【0040】従って、レーザ加工では、レーザ光をレン
ズ等を用いて集光して被加工物に照射しているので、ビ
ーム発散角に加工部分での光強度分布が依存し、加工精
度に影響を与えるが、本願装置では、ビーム発散角Dを
一定、若しくは所望のビーム発散角に制御できるので、
同一の加工を連続して行う場合に対してビーム発散角を
一定に制御でき、かつ加工精度がそれぞれ異なる加工を
行う場合に対してビーム発散角をその都度調整でき、そ
れぞれ高い加工精度を得ることができる。 (2) 次に本発明の第2の実施の形態について説明する。
なお、図1と同一部分には同一符号を付してその詳しい
説明は省略する。
【0041】図4はガスレーザ発振装置の構成図であ
る。気密容器10の光軸方向の他端側には、光学部材と
してのプリズム22を通して第2の共振ミラー15が配
置されている。
【0042】プリズム22は、光共振器内のレーザ光の
ビーム断面の大きさを可変するビーム断面可変手段とし
ての機能を有するので、気密容器10から出力されたレ
ーザ光の光軸方向に対して略垂直方向(イ)に挿脱自在
で、かつその挿脱位置に応じて光共振器内のビーム断面
の大きさを可変するものとなっている。
【0043】処理ユニット20は、ビーム発散角測定器
17から出力される電気信号を取り込み、この電気信号
に基づいてビーム発散角Dを求め、このビーム発散角D
が一定、若しくは所望のビーム発散角となるようにプリ
ズム22の挿脱位置を示す挿脱駆動信号を駆動装置21
に送る機能を有している。
【0044】従って、エキシマレーザの場合、処理ユニ
ット20は、プリズム22をレーザ光L10中に深く挿入
することにより光共振器内におけるビーム断面を大きく
して横モード数を増加し、ビーム発散角Dを大きくし、
かつプリズム22をレーザ光L10中に浅く挿入すること
により光共振器内におけるビーム断面を小さくして横モ
ード数を減少し、ビーム発散角Dを小さく制御する機能
を有している。
【0045】駆動装置21は、処理ユニット20から送
出される挿脱駆動信号を受けてプリズム22をレーザ光
軸方向に対して略垂直方向(イ)に挿脱させる機能を有
している。
【0046】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。一対の主電極2間に電気エネルギーが供
給され、これら主電極2間に主放電が発生すると、ガス
レーザ媒質は励起され、プリズム22を通してて第1の
共振ミラー13と第2の共振ミラー15との間で光共振
が生じ、増幅されたレーザ光L10が出力される。
【0047】このレーザ光L10は、第2の反射鏡16に
到達し、ここでその一部のレーザ光L11が分岐されてビ
ーム発散角測定器17に入射する。このビーム発散角測
定器17は、上記同様にレーザ光L11をレンズ18を通
してCCD19上に集光し、このCCD19からその強
度分布に応じた電気信号を変換出力する。
【0048】処理ユニット20は、ビーム発散角測定器
17から出力される電気信号を取り込み、この電気信号
に基づき上記式(2) に従ってビーム発散角Dを求め、こ
のビーム発散角Dが一定、若しくは所望のビーム発散角
となるようにプリズム22の挿脱位置を示す挿脱駆動信
号を駆動装置21に送る。
【0049】この駆動装置21は、処理ユニット20か
ら送出される挿脱駆動信号を受けてプリズム22をレー
ザ光軸方向に対して略垂直方向(イ)に挿脱させる。例
えばエキシマレーザの場合、処理ユニット20は、プリ
ズム22をレーザ光L10中に深く挿入することにより光
共振器内におけるビーム断面を大きくし横モード数を増
加してビーム発散角Dを大きくし、かつプリズム22を
レーザ光L10中に浅く挿入することにより光共振器内に
おけるビーム断面を小さくし横モード数を減少してビー
ム発散角Dを小さく制御する。
【0050】このようなビーム発散角Dの制御により、
最終的に出力されるレーザ光L12のビーム発散角Dは、
一定若しくは所望のビーム発散角になる。このように上
記第2の実施の形態においては、レーザ光L11のビーム
発散角Dを測定し、このビーム発散角Dに応じてプリズ
ム22のレーザ光L10中に対する挿入位置を制御し、レ
ーザ光L10のビーム断面の大きさを可変するようにした
ので、上記第1の実施の形態と同様な効果を奏すること
は言うまでもない。 (3) 次に本発明の第3の実施の形態について説明する。
なお、図2と同一部分には同一符号を付してその詳しい
説明は省略する。
【0051】図5はガスレーザ発振装置の構成図であ
る。プリズム22と第2の共振ミラー15との間には、
レーザ光のスペクトル幅を狭帯域化するエタロン23が
配置されている。
【0052】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。一対の主電極2間に電気エネルギーが供
給され、これら主電極2間に主放電が発生すると、ガス
レーザ媒質は励起され、プリズム22を通してて第1の
共振ミラー13と第2の共振ミラー15との間で光共振
が生じ、かつこの光共振の増幅過程でエタロン23によ
りスペクトル幅が狭帯域化されてレーザ光L10が出力さ
れる。
【0053】以下、上記第2の実施との形態と同様に、
レーザ光L10は、第2の反射鏡16でその一部のレーザ
光L11が分岐されてビーム発散角測定器17に入射す
る。このビーム発散角測定器17は、上記同様にレーザ
光L11をレンズ18を通してCCD19上に集光し、こ
のCCD19からその強度分布に応じた電気信号を変換
出力する。
【0054】処理ユニット20は、ビーム発散角測定器
17から出力される電気信号を取り込み、この電気信号
に基づき上記式(2) に従ってビーム発散角Dを求め、こ
のビーム発散角Dが一定、若しくは所望のビーム発散角
となるようにプリズム22の挿脱位置を示す挿脱駆動信
号を駆動装置21に送り、プリズム22をレーザ光L10
に対して挿脱させる。
【0055】例えばエキシマレーザの場合、処理ユニッ
ト20は、プリズム22をレーザ光L10中に深く挿入す
ることにより光共振器内におけるビーム断面を大きくし
横モード数を増加してビーム発散角Dを大きくし、かつ
プリズム22をレーザ光L10中に浅く挿入することによ
り光共振器内におけるビーム断面を小さくし横モード数
を減少してビーム発散角Dを小さく制御する。
【0056】このようなビーム発散角Dの制御により、
最終的に出力されるスペクトル幅の狭帯域化されたレー
ザ光L12のビーム発散角Dは、一定若しくは所望のビー
ム発散角になる。
【0057】このように上記第3の実施の形態において
は、上記第2の実施の形態と同様の効果を奏することが
できるとともに、最終的に出力されるレーザ光L12のス
ペクトル幅を狭帯域化できる。
【0058】従って、レーザ光を用いた露光処理に適用
する狭帯域化を図ったガスレーザ発振装置では、スペク
トル幅を狭帯域化するに伴って横モードも制御され、レ
ーザ光の空間的コヒーレンス度が高くなるが、上記本発
明装置では、レーザ光L12の空間的コヒーレンス度を低
下でき、例えば縮小転写のリソグラフィなどに上記レー
ザ光L12を用いて縮小転写してもスペックルパターンが
発生せず、ノイズのない精度が高い転写パターンが得ら
れる。
【0059】なお、この第3の実施の形態においてエタ
ロン23をプリズム22と第2の共振ミラー15との間
に配置したが、これに限らず上記第1の実施の形態にお
ける光共振器内、例えば第1の反射鏡14と第2の共振
ミラー15との間に配置してもよい。 (4) 次に本発明の第4の実施の形態について説明する。
なお、図14と同一部分には同一符号を付してその詳し
い説明は省略する。
【0060】図6はガスレーザ発振装置の構成図であ
る。気密容器1の他端側の窓3aと出力鏡5との間に
は、高反射鏡4と出力鏡5とにより構成される光共振器
内のレーザ光の一部の像を回転させる光学素子24が配
置されている。
【0061】この光学素子24には、例えば図7に示す
ダハプリズムが用いられる。このダハプリズムは、通常
の直角プリズムの半分の形状に相似しており、その斜面
に平行光が入射すると、図8にも示すように内部で屈
折、反射し、平行光の入射光軸とは異なる光軸で、入射
方向に対して平行に出射する作用を持っている。すなわ
ち、入射光の像Qa に対して出射光の像Qb は回転した
ものとなる。
【0062】具体的に光学素子24は、図9に示すよう
に大きさの異なる複数のダハプリズム24a〜24dを
その大きさの順にかつ互いに平行に配置し、レーザ光を
入射する入射面27、レーザ光を出射する出射面28及
びレーザ光を反射する反射面29を形成している。
【0063】このような構成の光学素子24であれば、
例えばレーザ光路L20〜L26について説明すると、レー
ザ光路L21、L23、L25は、各ダハプリズム24a〜2
4dの間を直進して光学素子24中を通過する。
【0064】これに対してレーザ光路L20、L22
24、L26は、それぞれ入射面27で屈折し、反射面2
9で反射し、出射面28で再び屈折してレーザ光の入射
方向に対して平行に出射する。そして、これらレーザ光
路L20、L22、L24、L26は、レーザ光の入射光軸とは
異なる光軸で出射される。
【0065】これにより、最も干渉しやすい同一波面上
の隣り合うビームを異なる位置、すなわちレーザ光路L
20〜L26をレーザ光路L26、L21、L24、L23、L22
25、L20として出射させることができ、空間的コヒー
レンス度を低下させたレーザ光が得られる。
【0066】なお、この光学素子24において、レーザ
光を反射する反射面29以外の面は、無反射コートを施
してもよい。又、この光学素子24は、複数のダハプリ
ズム24a〜24dを適用するに限らず、例えば図10
に示すアッベプリズム30、図11に示すデルタプリズ
ム31、又は図12に示すペチャンプリズム32を用い
て構成してもよい。
【0067】処理ユニット25は、ビーム発散角測定器
17から出力される電気信号を取り込み、この電気信号
に基づいてビーム発散角Dを求め、このビーム発散角D
が一定、若しくは所望のビーム発散角となるように光学
素子24をレーザ光軸を回転軸として回転させる回転駆
動信号を駆動装置26に送る機能を有している。
【0068】この駆動装置26は、処理ユニット25か
ら送出される回転駆動信号を受けて光学素子24をレー
ザ光軸を回転軸として回転させる機能を有している。な
お、処理ユニット25は、光学素子24に対する回転を
駆動又は停止する切り替え機能を有している。
【0069】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。先ず、光学素子24の回転を停止する場
合、一対の主電極2間に電気エネルギーが供給されて、
これら主電極2間に主放電が発生すると、ガスレーザ媒
質は励起され、高反射鏡4と出力鏡5との間で光共振が
生じる。
【0070】このように高反射鏡4と出力鏡5との間で
光共振が生じているとき、光学素子24では、図9に示
すようにレーザ光路L20〜L26において、レーザ光路L
21、L23、L25は、各ダハプリズム24a〜24dの間
を直進して光学素子24中を通過する。
【0071】これに対してレーザ光路L20、L22
24、L26は、それぞれ入射面27で屈折し、反射面2
9で反射し、出射面28で再び屈折してレーザ光の入射
方向に対して平行に出射し、このとき出射されたレーザ
光路L20、L22、L24、L26は、レーザ光の入射光軸と
は異なる光軸となっている。
【0072】これにより、レーザ光路L20〜L26はレー
ザ光路L26、L21、L24、L23、L22、L25、L20とな
った光共振により増幅されたレーザ光L30が出力され
る。従って、このレーザ光L30は、最も干渉しやすい同
一波面上の隣り合うビームを異なる位置、すなわちレー
ザ光路L20〜L26をレーザ光路L26、L21、L24
23、L22、L25、L20として出射させて、空間的コヒ
ーレンス度を低下させたものとなる。
【0073】一方、光学素子24の回転駆動させる場
合、上記の如く出力されたレーザ光L30は、第2の反射
鏡16でその一部のレーザ光L31が分岐されてビーム発
散角測定器17に入射する。
【0074】このビーム発散角測定器17は、上記同様
にレーザ光L31をレンズ18を通してCCD19上に集
光し、このCCD19からその強度分布に応じた電気信
号を変換出力する。
【0075】処理ユニット25は、ビーム発散角測定器
17から出力される電気信号を取り込み、この電気信号
に基づいてビーム発散角Dを求め、このビーム発散角D
が一定、若しくは所望のビーム発散角となるように光学
素子24をレーザ光軸を回転軸として回転させる回転駆
動信号を駆動装置26に送る。
【0076】この駆動装置26は、処理ユニット25か
ら送出される回転駆動信号を受けて光学素子24をレー
ザ光軸を回転軸として回転させる。これにより、レーザ
光L30は、レーザ光路L26、L21、L24、L23、L22
25、L20の位置が回転によりずれ、空間的コヒーレン
ス度をさらに低下させたものとして得られる。
【0077】このように上記第4の実施の形態において
は、光共振器内の光軸上にレーザ光の一部の像を回転さ
せる複数のダハプリズム24a〜24dから構成される
光学素子24を配置したので、出力されるレーザ光L30
の空間的コヒーレンス度を低下させることができる。そ
して、空間的コヒーレンス度を低下させることができる
ことから、ビーム発散角を小さくでき、上記第1の実施
の形態と同様な効果を奏することができる。
【0078】従って、例えばレーザアニール等にエキシ
マレーザ発振装置から出力されたレーザ光を用いる場
合、通常、シリンドリカルレンズでレーザ光のビーム形
状を整形し、この後にズームレンズによりフライアイレ
ンズ入射口の大きさにビーム径をマッチングさせ、そし
てフライアイレンズにより同じ角度で出射されたレーザ
光を重ね合わせて照度の均一化を行うので、レーザ光の
空間的コヒーレンス度が高いと、レーザ光のビーム中に
干渉縞が発生し、照度の不均一が生じが、本発明装置で
あれば、レーザ光L30の空間的コヒーレンス度を低下さ
せることができ、干渉縞を抑制できる。 (5) 次に本発明の第5の実施の形態について説明する。
なお、図6と同一部分には同一符号を付してその詳しい
説明は省略する。
【0079】図13はガスレーザ発振装置の構成図であ
る。光共振器の出力鏡5から出力されるレーザ光L30
光軸上には、レーザ光L30の一部の像を回転させる光学
素子24が配置されている。なお、この光学素子24
は、図9に示す構成と同一で、大きさの異なる複数のダ
ハプリズム24a〜24dをその大きさの順にかつ互い
に平行に配置したものとなっている。
【0080】なお、この光学素子24は、複数のダハプ
リズム24a〜24dに限らず、上記同様に例えば図1
0に示すアッベプリズム30、図11に示すデルタプリ
ズム31、又は図12に示すペチャンプリズム32を用
いて構成してもよい。
【0081】又、この光学素子24を透過したレーザ光
30の光軸上には、第2の反射鏡16が配置され、その
反射光路上にビーム発散角測定器17が配置されてい
る。処理ユニット25は、ビーム発散角測定器17から
出力される電気信号を取り込み、この電気信号に基づい
てビーム発散角Dを求め、このビーム発散角Dが一定、
若しくは所望のビーム発散角となるように光学素子24
をレーザ光軸を回転軸として回転させる回転駆動信号を
駆動装置26に送る機能を有している。
【0082】この駆動装置26は、処理ユニット25か
ら送出される回転駆動信号を受けて光学素子24をレー
ザ光軸を回転軸として回転させる機能を有している。な
お、処理ユニット25は、光学素子24に対する回転を
駆動又は停止する切り替え機能を有している。
【0083】次に上記の如く構成された装置の作用につ
いて説明する。先ず、光学素子24の回転を停止する場
合、一対の主電極2間に電気エネルギーが供給され、こ
れら主電極2間に主放電が発生すると、ガスレーザ媒質
は励起され、高反射鏡4と出力鏡5との間で光共振が生
じ、増幅されたレーザ光が出力される。
【0084】そして、このレーザ光は光学素子24に入
射し、この光学素子24においては、上記図9に示すと
同様に、レーザ光路L21、L23、L25は、各ダハプリズ
ム24a〜24dの間を直進して光学素子24中を通過
する。
【0085】これに対してレーザ光路L20、L22
24、L26は、それぞれ入射面27で屈折し、反射面2
9で反射し、出射面28で再び屈折してレーザ光の入射
方向に対して平行に出射し、このとき出射されたレーザ
光路L20、L22、L24、L26は、レーザ光の入射光軸と
は異なる光軸となっている。
【0086】これにより、レーザ光路L20〜L26は、レ
ーザ光路L26、L21、L24、L23、L22、L25、L20
するレーザ光L30として出射される。従って、このレー
ザ光L30は、最も干渉しやすい同一波面上の隣り合うビ
ームを異なる位置、すなわちレーザ光路L20〜L26をレ
ーザ光路L26、L21、L24、L23、L22、L25、L20
して出射させて、空間的コヒーレンス度を低下させたも
のとなる。
【0087】一方、光学素子24の回転駆動させる場
合、上記の如く出力されたレーザ光L30は、第2の反射
鏡16でその一部のレーザ光L31が分岐されてビーム発
散角測定器17に入射する。
【0088】このビーム発散角測定器17は、上記同様
にレーザ光L31をレンズ18を通してCCD19上に集
光し、このCCD19からその強度分布に応じた電気信
号を変換出力する。
【0089】処理ユニット25は、ビーム発散角測定器
17から出力される電気信号を取り込み、この電気信号
に基づいてビーム発散角Dを求め、このビーム発散角D
が一定、若しくは所望のビーム発散角となるように回転
駆動信号を駆動装置26に送る。
【0090】この駆動装置26は、処理ユニット25か
ら送出される回転駆動信号を受けて光学素子24をレー
ザ光軸を回転軸として回転させる。これにより、レーザ
光L30は、レーザ光路L26、L21、L24、L23、L22
25、L20の位置が回転によりずれて、空間的コヒーレ
ンス度をさらに低下させたものとして得られる。
【0091】このように上記第5の実施の形態において
は、光学素子24を光共振器から出力されるレーザ光L
30の光軸上に配置しても、上記第4の実施の形態と同様
な効果を奏することは言うまでもない。
【0092】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の請求項1〜
7によれば、ビーム発散角を一定又は調整可能にできる
ガスレーザ発振装置を提供できる。又、本発明の請求項
4によれば、最終的に出力されるレーザ光のスペクトル
幅を狭帯域化する場合でもビーム発散角を一定又は調整
可能にできるガスレーザ発振装置を提供できる。
【0093】又、本発明の請求項5〜7によれば、空間
的コヒーレンス度を変えて光強度分布の均一性に影響を
与える不要な干渉縞を大幅に減少できるガスレーザ発振
装置を提供できる。を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるガスレーザ発振装置の第1の実
施の形態を示す構成図。
【図2】同装置におけるビーム発散角測定器の構成図。
【図3】ビーム発散角の算出作用を示す図。
【図4】本発明に係わるガスレーザ発振装置の第2の実
施の形態を示す構成図。
【図5】本発明に係わるガスレーザ発振装置の第3の実
施の形態を示す構成図。
【図6】本発明に係わるガスレーザ発振装置の第4の実
施の形態を示す構成図。
【図7】同装置に用いられるダハプリズムの作用を示す
模式図。
【図8】同装置に用いられるダハプリズム内の屈折・反
射の作用を示す模式図。
【図9】ダハプリズムを適用した光学素子におけるレー
ザ光路を示す模式図。
【図10】光学素子に適用されるアッベプリズムの外観
図。
【図11】光学素子に適用されるデルタプリズムの外観
図。
【図12】光学素子に適用されるペチャンプリズムの外
観図。
【図13】本発明に係わるガスレーザ発振装置の第5の
実施の形態を示す構成図。
【図14】従来の一般的なガスレーザ発振装置の構成
図。
【図15】従来における狭帯域化を図ったガスレーザ発
振装置の構成図。
【符号の説明】
10…気密容器、 11…主電極、 13…第1の共振ミラー、 14…第1の反射鏡、 15…第2の共振ミラー、 16…第2の反射鏡、 17…ビーム発散角測定器、 20…処理ユニット、 21…駆動装置、 22…プリズム、 23…エタロン、 24…光学素子、 24a〜24d…ダハプリズム。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密容器内に封入されたガスレーザ媒質
    を励起し、この励起により発生したレーザ光を光共振器
    により増幅出力するガスレーザ発振装置において、 前記増幅出力されたレーザ光のビーム発散角を測定する
    ビーム発散角測定手段と、 前記光共振器内の前記レーザ光のビーム断面の大きさを
    可変するビーム断面可変手段と、 前記ビーム発散角測定手段により測定されたビーム発散
    角に応じて前記ビーム断面可変手段を動作させるビーム
    発散角制御手段と、を具備したことを特徴とするガスレ
    ーザ発振装置。
  2. 【請求項2】 前記ビーム断面可変手段は、前記気密容
    器から出力されたレーザ光の光軸方向に対して略垂直方
    向に挿脱され、かつこの挿脱位置に応じて前記光共振器
    内の前記ビーム断面の大きさを可変する光学部材を有す
    ることを特徴とする請求項1記載のガスレーザ発振装
    置。
  3. 【請求項3】 前記光学部材は、反射鏡又はプリズムで
    あることを特徴とする請求項2記載のガスレーザ発振装
    置。
  4. 【請求項4】 前記光共振器内の光軸上に前記レーザ光
    のスペクトル幅を狭帯域化する狭帯域化素子を配置した
    ことを特徴とする請求項1記載のガスレーザ発振装置。
  5. 【請求項5】 気密容器内に封入されたガスレーザ媒質
    を励起し、この励起により発生したレーザ光を光共振器
    により増幅出力するガスレーザ発振装置において、 前記光共振器内の光軸上に前記レーザ光の一部の像を回
    転させる光学素子を配置したことを特徴とするガスレー
    ザ発振装置。
  6. 【請求項6】 前記光学素子は、ダハプリズム、アッベ
    プリズム、デルタプリズム又はペチャンプリズムから構
    成されることを特徴とする請求項5記載のガスレーザ発
    振装置。
  7. 【請求項7】 前記増幅出力されたレーザ光のビーム発
    散角を測定するビーム発散角測定手段と、 このビーム発散角測定手段により測定されたビーム発散
    角に応じて前記光学素子を回転駆動するビーム発散角制
    御手段と、を付加したことを特徴とする請求項5記載の
    ガスレーザ発振装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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