JPH1187283A - 半導体製造装置における平面研削装置 - Google Patents

半導体製造装置における平面研削装置

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JPH1187283A
JPH1187283A JP9236849A JP23684997A JPH1187283A JP H1187283 A JPH1187283 A JP H1187283A JP 9236849 A JP9236849 A JP 9236849A JP 23684997 A JP23684997 A JP 23684997A JP H1187283 A JPH1187283 A JP H1187283A
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JP
Japan
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wafer
grinding
fluid
semiconductor wafer
semiconductor
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JP9236849A
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English (en)
Inventor
Yuji Matsusako
雄治 松迫
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体ウェーハの下面を効果的に保護しなが
ら作業時間を短縮しコスト減を図ることができる半導体
製造装置における平面研削装置を提供すること。 【解決手段】 テーブル10に空気噴出孔18a、18
b、18cを設け、これらから噴出される空気の空気圧
によりウェーハ1の下面を支持しながらウェーハ1の上
面を研削刃13により研削する。空気圧に勾配をつける
とウェーハ1を斜めに浮上させることができる。そこ
で、ウェーハ1の一端部(オリフラ)をストッパ11に
当接させることによりウェーハ1を固定する。これによ
り、ウェーハ1の下面をテーブル10に接触させること
なく研削作業を行うことができるので当該ウェーハ1の
下面に対し表面保護処理を施す必要がなくなり、よって
作業時間の短縮とコストの低減を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造装置に
おける平面研削装置に関し、さらに詳しくは、ウェーハ
裏面研削に用いて最適な平面研削装置に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路(IC)の製造工程には、通
常、パッケージの小型化、裏面欠陥層の除去を目的とし
て、半導体ウェーハの裏面(回路や素子などの半導体装
置が形成される面とは反対側の面)の研削工程がある。
例えばバイポーラICでは200μm程度の研削処理が
行われる。図4はこの種の平面研削装置の要部を示して
おり、研削台あるいはテーブル3の上に固定された半導
体ウェーハ(以下、単にウェーハと称する。)1の裏面
1b全域を研削手段である研削刃5(図中ダブルハッチ
ングで示す。)によって研削するように構成されてい
る。研削刃5は矢印aの方向に回転する回転軸4の下端
部に取り付けられ、矢印bで示す上下方向に移動させる
ことにより研削面であるウェーハ1の裏面1bに当接さ
れると共に、矢印cで示す水平方向に移動させ研削面全
域を研削するようにしている。なお、回転軸4の内部に
は水管6が配設され、ここから研削刃5とウェーハ1と
の間に研削液Lが供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来の方法では、研削台3との接触作用により半導体素子
が形成されているウェーハ1の表面1aに傷が付くのを
防止するため、その表面1aにテープあるいはフォトレ
ジストなどの表面保護膜2を形成する必要があり、また
研削終了後は、この表面保護膜2を除去する工程を必要
としている。このように、従来では表面保護膜2の形成
工程とその除去工程という2工程が必要であるために、
研削工程に要する作業時間の増加やコスト増といった問
題を有していた。
【0004】また一方で、上記平面研削装置によってス
ライス後のウェーハの表裏面を研削することによりその
平坦度を高める技術がある。これには、ウェーハを研削
台に固定する手段として真空吸着させるものと、例えば
特開平9−7986号公報に記載されるような、冷凍チ
ャックによりウェーハを研削台に冷凍固定するものとが
ある。しかし、これらはいずれも、ウェーハの下面を研
削台あるいは氷膜に接触させることにより固定している
ため、ウェーハと研削台との間、あるいは氷膜中にゴミ
などの固形物が介在していると、ウェーハの下面を傷付
けてしまうという恐れがある。
【0005】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、半導
体ウェーハの下面を効果的に保護しながら作業時間を短
縮しコスト減を図ることができる半導体製造装置におけ
る平面研削装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上の課題は、半導体ウ
ェーハの下面に流体を吹きつける流体噴出手段を設け、
半導体ウェーハの下面を流体の流体圧により支持しなが
ら半導体ウェーハの上面を研削手段により研削するよう
にした本発明の平面研削装置により解決することができ
る。すなわち、流体圧によりウェーハの下面を研削台あ
るいはテーブルから浮上させた非接触状態で研削するこ
とによりウェーハ下面を傷つけることはなく、よって、
ウェーハ下面を保護するための処理を不要とし、作業時
間の短縮化とコストの減少を図ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0008】図1および図2は本発明の実施の形態によ
るウェーハ裏面研削装置を示しており、その全体は8で
示される。本実施の形態ではテーブル10に空気噴出孔
18a、18bおよび18cが形成され、それぞれに空
気噴出ノズル19a、19bおよび19cが接続されて
いる。これら空気噴出ノズル19a〜19cには噴出空
気圧調整用のバルブ20a、20bおよび20cが設け
られ、それぞれ独立して噴出空気圧の調整が可能となっ
ている。空気噴出孔18a〜18c、空気噴出ノズル1
9a〜19cおよびバルブ20a〜20cにより、本発
明に係る流体噴出手段が構成される。これにより、テー
ブル10の上に載置されたウェーハ1を空気噴出孔18
a〜18cから噴出される空気の空気圧により上方へ浮
上可能としている。
【0009】テーブル10の表面には保護テープが貼り
付けられており、ウェーハ1を載置する時にその下面を
傷付けないようにしている。また本実施の形態では、バ
ルブ20a〜20cを各々制御して空気噴出孔18a〜
18cからの噴出空気圧に勾配をつけ、図示するように
ウェーハ1を傾斜させた状態で浮上させるようにしてい
る。テーブル10にはウェーハ1のオリフラ(オリエン
テーションフラット)が当接するストッパ11が形成さ
れており、これによりウェーハ1を支持するようにして
いる。さらに、ウェーハ1の周囲に空気圧保持壁16が
設けられ、これにより研削時の空気圧保持が図られてい
る。
【0010】研削手段としての研削刃13は図1におい
てダブルハッチングで示され、一対の研削刃保持部材1
2a、12bに支持された水平方向に延在する回転軸1
7により図2において矢印dで示す方向に回転可能とな
っており、ウェーハ1の裏面1b、すなわち半導体素子
7が形成されるウェーハ表面1aとは反対側の面を研削
する。研削刃保持部材12a、12bは図2において矢
印eの方向に移動可能となっており、これによりウェー
ハ1の裏面1b全域が研削されるようになっている。ま
た研削刃保持部材12は、ウェーハ1の上面を支持可能
なローラーで成る押さえ部材14を研削刃13と並べて
保持している。押さえ部材14は研削刃13がウェーハ
1の下方部を研削している間、ウェーハ1の上方部を押
さえて空気圧によりウェーハ1が上方へ飛ばされるのを
防ぐ働きを行う。さらに、一方の研削刃保持部材12a
には水管15が配設され、研削刃13に向けて研削液L
が供給されるようになっている。
【0011】本実施の形態によるウェーハ裏面研削装置
は以上のように構成され、次にこの作用について説明す
る。
【0012】まず、図示せずとも搬送レールや移送ロボ
ットなどの適当な搬送システムによりウェーハ1をその
裏面1bを上方に向けてテーブル10の上に載置する。
このときテーブル10の表面には表面保護処理が施され
ているので、ウェーハ1の表面1aを傷付けることはな
い。次いで、研削刃保持部材12a、12bを下方へ移
動させ、ウェーハ1の上面(裏面1b)から適当な間隔
を置いて停止させる。例えば、研削開始点から2mm上
方の位置に停止させる。そして、空気噴出孔18a〜1
8cから空気を噴出させ、その空気圧によりウェーハ1
をテーブル10の表面から上方へ浮上させる。このと
き、図2において右方に位置する空気噴出孔ほど噴出圧
が大きくなるように各バルブ20a〜20cを制御する
と共に、ウェーハ1のオリフラ(オリエンテーションフ
ラット)をストッパ11に当接させることでウェーハ1
の水平方向の位置決めをし、図示するように全体的にウ
ェーハ1をストッパ11を支点として図中右方への上り
傾斜とする。ウェーハ1は研削刃13に当接することに
よりその上昇位置が規制され、この状態で研削刃13が
矢印dの方向に回転することによりウェーハ1の上面す
なわち裏面1bの研削作用が開始される。なお、研削刃
13の回転方向dを図示するように時計方向としたの
は、研削時における研削面の摩擦力をストッパ11で確
実に受け止め、ウェーハ1の姿勢を保つためである。
【0013】研削刃13を回転させながら、研削刃保持
部材12a、12bを矢印eで示すようにウェーハ1の
研削面に沿って下方へと移動させることにより、ウェー
ハ1の裏面研削が進行する。このとき、ウェーハ1の表
面1aは空気圧により支持され、研削中にテーブル10
に接触することはない。また、研削刃13が下方に移動
しストッパ11側に接近するに伴って、押さえ部材14
がウェーハ1の上方部(図2において右方)を押さえる
ので(図1参照)、ウェーハ1が空気圧で吹き飛ばされ
ることはなく、よって研削処理をウェーハ1の研削面全
域にわたって確実に行うことができる。
【0014】以上のように、本実施の形態によれば、ウ
ェーハ1をテーブル10から空気浮上させた非接触状態
でウェーハ裏面1bの研削を行うようにしているのでウ
ェーハ表面1aが傷つくことはなく、よって、ウェーハ
1の表面1aに対して表面保護膜を形成するという従来
必要とされていた工程を省略することができ、ウェーハ
裏面1bの研削工程に要する作業時間を従来よりも大幅
に短縮することができると共に、製造コストを低減する
ことができる。
【0015】以上、本発明の実施の形態について説明し
たが、勿論、本発明はこれに限定されることなく、本発
明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0016】例えば以上の実施の形態では、ウェーハ1
をテーブル10から浮上させる手段として空気圧を用い
たが、窒素ガスやアルゴンガスなどの不活性ガスといっ
た他の気体を用いてもよい。また、気体の代わりに液
体、例えば純水を用いてウェーハ1を浮上させることも
可能である。さらに、空気噴出用の孔の数や形成位置も
適宜、変更可能である。
【0017】また、以上の実施の形態では、テーブル1
0に対しウェーハ1の一端部(上述の実施の形態ではオ
リフラ)と当接させるためのストッパ11を設けたが、
これに代えて、テーブル10に対し図3に示すような溝
30を形成し、その側壁部30aにウェーハ1の一端部
を係合させ支持するようにしてもよい。
【0018】また、以上の実施の形態では本発明の平面
研削装置をウェーハ1の裏面研削装置8として説明した
が、スライス後のウェーハの両面を研削することにより
ウェーハの平坦度を向上させるための研削装置として
も、本発明は適用可能である。この場合、一方の面を研
削したあと他方の面を研削する際に、当該一方の研削済
の面がテーブルあるいは研削台との接触作用により傷付
くのを効果的に防止することができる点で、本発明は有
効である。
【0019】さらに以上の実施の形態では、ウェーハ1
を斜めにした状態で空気浮上させるようにしたが、各空
気噴出孔18a〜18cの噴出空気圧を等しくしてウェ
ーハ1を水平に浮上させた状態でウェーハを研削するこ
とも可能である。
【0020】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の半導体製造
装置における平面研削装置によれば、半導体ウェーハの
下面に流体を吹きつける流体噴出手段を設け、半導体ウ
ェーハの下面を流体の流体圧により支持しながら半導体
ウェーハの上面を研削手段により研削するようにしたの
で、ウェーハの下面を研削台あるいはテーブルから浮上
させた非接触状態とすることができ、ウェーハの下面が
傷つくのを防止することができる。また、ウェーハの下
面を保護するための処理が不要となるので、研削工程に
要する作業時間の短縮化とコストの減少を達成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による平面研削装置を示す
部分破断斜視図である。
【図2】同側断面図である。
【図3】本発明の変形例を示す要部の拡大断面図であ
る。
【図4】従来の平面研削装置の要部を示す部分破断断面
図である。
【符号の説明】
1………ウェーハ、7………(素子や回路などの)半導
体装置、8………ウェーハ裏面研削装置、10………テ
ーブル、11………ストッパ、12a、12b………研
削刃保持部材、13………研削刃、14………押さえ部
材、16………空気圧保持壁、18a、18b、18c
………空気噴出孔。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェーハの片面を研削する研削手
    段を備えた半導体製造装置における平面研削装置におい
    て、 前記半導体ウェーハの下面に流体を吹きつける流体噴出
    手段を設け、 前記半導体ウェーハの下面を前記流体の流体圧により支
    持しながら前記半導体ウェーハの上面を前記研削手段に
    より研削するようにしたことを特徴とする半導体製造装
    置における平面研削装置。
  2. 【請求項2】 前記流体噴出手段は複数の流体噴出孔を
    有し、これら流体噴出孔から噴出される流体の流体圧に
    勾配をもたせることにより、前記半導体ウェーハを斜め
    に支持するようにしたことを特徴とする請求項1に記載
    の半導体製造装置における平面研削装置。
  3. 【請求項3】 前記流体噴出手段から噴出される流体の
    流体圧により前記半導体ウェーハを斜めに支持したとき
    に、前記半導体ウェーハの一端部が当接するストッパを
    設けたことを特徴とする請求項1に記載の半導体製造装
    置における平面研削装置。
  4. 【請求項4】 前記研削手段に並設され前記半導体ウェ
    ーハの上面を支持可能な押さえ部材を設けたことを特徴
    とする請求項1に記載の半導体製造装置における平面研
    削装置。
  5. 【請求項5】 前記流体を気体としたことを特徴とする
    請求項1に記載の半導体製造装置における平面研削装
    置。
  6. 【請求項6】 前記半導体ウェーハの周囲を囲む壁を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の半導体製造装置
    における平面研削装置。
  7. 【請求項7】 前記半導体ウェーハの上面は、半導体装
    置が形成される面とは反対側の面であることを特徴とす
    る請求項1に記載の半導体製造装置における平面研削装
    置。
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