JPH1187207A - 投影露光装置 - Google Patents

投影露光装置

Info

Publication number
JPH1187207A
JPH1187207A JP9237362A JP23736297A JPH1187207A JP H1187207 A JPH1187207 A JP H1187207A JP 9237362 A JP9237362 A JP 9237362A JP 23736297 A JP23736297 A JP 23736297A JP H1187207 A JPH1187207 A JP H1187207A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shutter
time
exposure
shutters
exposure time
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9237362A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiko Yasuda
雅彦 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP9237362A priority Critical patent/JPH1187207A/ja
Publication of JPH1187207A publication Critical patent/JPH1187207A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 投影露光装置におけるシャッタ時間を短縮す
る。 【解決手段】 シャッタ7,8を円盤に切欠を形成した
2枚のシャッタ羽根9,10により構成する。シャッタ
7,8を開くときにはシャッタ羽根9,10を互いに逆
方向に回転して光軸X1を開放する。シャッタ7,8を
閉じるときには開くときと反対方向にシャッタ羽根9,
10を回転して光軸X1を遮断する。これにより、シャ
ッタ時間は従来の1/2となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路や
液晶表示素子などの製造工程において使用される半導体
製造装置に用いられる投影露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一括露光タイフの投影露光装置で
は、照明系光源の直後に設けられたシャッタを用いて、
ウエハ上の各チップに適当な露光量を与えるように制御
される。シャッタは図5に示すように円盤の一部に切欠
を形成したシャッタ羽根11からなり、モータによりシ
ャッタ羽根11を回転させることによって光軸X1が遮
断(図5(a))あるいは開放(図5(b))され、ウ
エハ面への照明光の到達を制御している。
【0003】図6は露光の状態を表すグラフである。横
軸は露光開始からの時間、縦軸はウエハ面照度を示して
いる。図6に示すように、露光開始からシャッタが徐々
に開いていくに連れてウエハ面照度は右上がりに大きく
なり、シャッタが完全に開いた瞬間から照度は一定の値
を保つ。その後所定時間が経過した後にシャッタを閉じ
るが、シャッタの動きに合わせてウエハ面照度は右下が
りに小さくなり、シャッタが完全に閉じた瞬間にウエハ
面照度はゼロになる。このように露光時間とウエハ面照
度との関係は台形状になり、右上がりの部分および右下
がりの部分はシャッタの駆動(すなわちシャッタを開き
始めてから完全に開くまで、もしくはシャッタを閉じ初
めてから完全に閉じるまで)に要する時間であり、シャ
ッタ時間と呼ばれる。また、ウエハ面照度を時間で積分
した値、すなわち図中の斜線部は積算露光量と呼ばれ、
ウエハの単位面積あたりに照射されるエネルギの総量を
示している。
【0004】露光量は、露光時間もしくは積算露光量に
より制御される。露光時間による制御では、露光時間
(シャッタを開き初めてからシャッタを閉じ終わるまで
の時間から、シャッタ時間を差し引いた時間)が設定さ
れた値に保たれるようにシャッタが制御される。この場
合ウエハ面照度の変化により、露光時間とウエハ面照度
との積により表される積算露光量は、各ショットにより
必ずしも一定にはならない。
【0005】一方、積算露光量による制御では、ウエハ
面における積算露光景をモニタするセンサを使用し、各
ショットにおいて積算露光量が設定された値に保たれる
ようにシャッタが制御される。この場合ウエハ面照度の
変化により、露光時間は各ショットで必ずしも一定には
ならない。
【0006】ここで、露光時間をT(sec)、シャッ
タ時間をS(msec)、シャッタ開放時のウエハ面照
度をE(mW/cm2)とすると、積算露光量は、S・
E+(T−S)E=T・E(mJ/cm2)と表される
が、前者ではTが一定となるように、また後者ではT・
Eが一定となるように制御される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た露光時間による制御あるいは積算露光量による制御に
おいては、露光時間はシャッタ時間により制約される。
すなわち、露光時間をシャッタ時間より短くすることは
できない。従って、レジストの感度向上や光源の高輝度
化によって露光時間が短くなり、シャッタ時間を下回っ
た場合には露光ができなくなる。
【0008】本発明の目的は、従来技術と比較してシャ
ッタ時間を短くすることができる投影露光装置を提供す
ることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】一実施の形態を示す図1
〜図3を参照して説明すると、本発明は、照明光をシャ
ッタ7を介してマスク4および投影光学系5を介して基
板6上に照射して、マスク4上のパターンを基板6上に
投影露光する投影露光装置に適用され、シャッタ7,8
は、照明光を通過させる領域と照明光を遮断する領域と
がそれぞれ形成された2枚のシャッタ羽根9,10と、
2枚のシャッタ羽根9,10を互いに逆転して照明光を
通過および遮断を行う駆動手段12とを備えたことによ
り上記目的を達成する。
【0010】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段の項では、本発明を分かり易くする
ために発明の実施の形態の図を用いたが、これにより本
発明が実施の形態に限定されるものではない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
の形態について説明する。図1は本発明の実施の形態に
よる投影露光装置の構成を示す光軸上における概略断面
図、図2はシャッタの構成を示す図である。図1に示す
ように、本実施の形態による投影露光装置は、光源1
と、光源1から出射された光を集光する楕円鏡2と、楕
円鏡2により集光反射された光を平行光とするコリメー
タレンズ3と、パターンが形成されたレチクル4を透過
した光を集光してウエハ6上に投射するための投影レン
ズ5とからなる。また、楕円鏡2とコリメータレンズ3
との間には、2枚のシャッタ7,8が配設されている。
このシャッタ7,8はモータおよびギア列からなる駆動
機構12により回転軸X0の周囲に互いに逆方向に回転
するように制御される。なお、駆動機構12をシャッタ
7,8に別々に設けてもよい。
【0012】図2および図3はシャッタ7,8の構成を
示す図である。図2に示すようにシャッタ7,8は、円
盤の一部に切欠が形成されてなるシャッタ羽根9,10
からなり、これらのシャッタ羽根9,10は駆動機構1
2により互いに逆方向に同期して回転される。図2に示
すように、シャッタ7,8が閉じた状態においては、シ
ャッタ羽根9,10は、光軸X1を遮断するようにわず
かに重なった状態となる。一方、シャッタが開いた状態
においては、シャッタ羽根9,10は図3に示す状態に
あり、光軸X1は開放された状態となる。
【0013】次いで、本実施の形態の動作について説明
する。図2に示すようにシャッタ羽根9,10が光軸X
1を閉じた状態から駆動機構12により各シャッタ羽根
9,10を互いに異なる方向に等速にて回転させて、図
3に示すように光軸X1を開放する。一方、シャッタ
7,8を閉じるときは、図3に示すように光軸X1が開
放された状態から、シャッタ開放時とは逆方向にシャッ
タ羽根9,10を回転させて図2に示すように光軸X1
を遮断する。
【0014】この際、各シャッタ羽根9,10の回転速
度が上記図5に示した従来のシャッタ羽根の回転速度と
等しいとしても、本実施の形態においては2枚のシャッ
タ羽根9,10を同時に逆方向に回転するようにしたた
め、シャッタ駆動に要する時間、すなわちシャッタ時間
は図4に示すように従来のシャッタ時間の半分となる。
したがって、露光可能な最小の露光時間を従来のシャッ
タよりも短くすることができ、これにより、同一の積算
露光量を得るための露光時間を短縮することができると
ともに、比較的短時間の露光時間によるレジスト感度評
価試験を行うことができる。
【0015】なお、上記実施の形態においては、独立し
た2組のシャッタ7,8を使用して2枚のシャッタ羽根
9,10を設けるようにしたが、1つのシャッタ機構中
に2枚のシャッタ羽根を設けてもよい。
【0016】以上の実施の形態と請求項との対応におい
て、レチクル4がマスクを、ウエハ6が感光基板を、駆
動機構12が制御手段を構成する。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明によれば、2枚のシャッタ羽根を互いに逆転させて
照明光の通過および遮断を行うようにしたため、従来の
1枚のシャッタ羽根を使用するものと比較して、シャッ
タ時間を略1/2とすることができる。従って、より短
い露光時間(従来技術の略1/2)にも対応することが
できる。また、シャッタ時間が、短くなった分、露光に
要する時間も短くなり、スループットが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による投影露光装置の構成
を示す光軸における概略断面図
【図2】シャッタの構成を示す図(シャッタ閉)
【図3】シャッタの構成を示す図(シャッタ開)
【図4】露光時間とウエハ面照度との関係を示すグラフ
【図5】従来のシャッタの構成を示す図
【図6】従来の露光時間とウエハ面照度との関係を示す
グラフ
【符号の説明】
1 光源 2 楕円鏡 3 コリメータレンズ 4 レチクル 5 投影レンズ 6 ウエハ 7,8 シャッタ 9,10 シャッタ羽根 12 駆動機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 照明光をシャッタを介してマスクおよび
    基板上に照射して、前記マスク上のパターンを前記基板
    上に投影露光する投影露光装置において、 前記シャッタは、前記照明光を通過させる領域と該照明
    光を遮断する領域とがそれぞれ形成された2枚のシャッ
    タ羽根と、 該2枚のシャッタ羽根を互いに逆転して前記照明光を通
    過および遮断を行う駆動手段とを備えたことを特徴とす
    る投影露光装置。
JP9237362A 1997-09-02 1997-09-02 投影露光装置 Pending JPH1187207A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9237362A JPH1187207A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 投影露光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9237362A JPH1187207A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 投影露光装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1187207A true JPH1187207A (ja) 1999-03-30

Family

ID=17014272

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9237362A Pending JPH1187207A (ja) 1997-09-02 1997-09-02 投影露光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1187207A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016107543A1 (zh) * 2014-12-31 2016-07-07 上海微电子装备有限公司 一种用于光刻机曝光系统的自阻尼快门装置
JP2016218241A (ja) * 2015-05-20 2016-12-22 シャープ株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP2017156640A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 キヤノン株式会社 シャッタユニット、リソグラフィ装置、インプリント装置、及び物品の製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016107543A1 (zh) * 2014-12-31 2016-07-07 上海微电子装备有限公司 一种用于光刻机曝光系统的自阻尼快门装置
CN105807572A (zh) * 2014-12-31 2016-07-27 上海微电子装备有限公司 一种用于光刻机曝光分系统的自阻尼快门装置
CN105807572B (zh) * 2014-12-31 2018-03-30 上海微电子装备(集团)股份有限公司 一种用于光刻机曝光分系统的自阻尼快门装置
US10133153B2 (en) 2014-12-31 2018-11-20 Shanghai Micro Electronics Equipment (Group) Co., Ltd. Self-damping shutter apparatus for exposure system of photolithography machine
JP2016218241A (ja) * 2015-05-20 2016-12-22 シャープ株式会社 定着装置及び画像形成装置
JP2017156640A (ja) * 2016-03-03 2017-09-07 キヤノン株式会社 シャッタユニット、リソグラフィ装置、インプリント装置、及び物品の製造方法
US9971248B2 (en) 2016-03-03 2018-05-15 Canon Kabushiki Kaisha Shutter unit, lithography apparatus, and method of manufacturing article

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3232473B2 (ja) 投影露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法
JPH08330220A (ja) 走査露光装置
JPH11233423A (ja) 露光用シャッタおよび露光装置ならびにディバイス製造方法
JPH097933A (ja) 投影露光装置及び投影露光方法
JPH1187207A (ja) 投影露光装置
US20070013884A1 (en) Method for exposing an object to light and exposure apparatus for performing the same
JPH11219893A (ja) 露光装置
US5459003A (en) Exposure method for forming sloping sidewalls in photoresists
JP2004240097A (ja) 露光方法及び露光装置
US7830496B2 (en) Method of exposing substrate with one polarization mask and at least two lights and apparatus for performing the same
JPH09283396A (ja) 周辺露光装置および周辺露光方法
JPH0587010B2 (ja)
JPH01175730A (ja) 露光装置
JPH1012542A (ja) 照明装置及びそれを用いた投影露光装置
JPH0490552A (ja) 露光装置
JPH06325994A (ja) パターン形成方法、パターン形成装置及びマスク
JPH11274069A (ja) 露光方法および装置
JPS6076728A (ja) 投影露光装置
JP2000036461A (ja) 露光装置及び方法、並びに半導体素子の製造方法
KR100703668B1 (ko) 노광방법 및 노광장치
JPS63266821A (ja) 紫外線露光装置
JPH10247619A (ja) 露光方法及び露光装置
JPH09218518A (ja) 露光装置
JPH01158727A (ja) 縮小投影型露光装置
KR930007383Y1 (ko) 스탭퍼 조명계의 노광조절장치