JPH11274069A - 露光方法および装置 - Google Patents
露光方法および装置Info
- Publication number
- JPH11274069A JPH11274069A JP10117921A JP11792198A JPH11274069A JP H11274069 A JPH11274069 A JP H11274069A JP 10117921 A JP10117921 A JP 10117921A JP 11792198 A JP11792198 A JP 11792198A JP H11274069 A JPH11274069 A JP H11274069A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exposure
- area
- reticle
- pattern
- wafer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03F—PHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
- G03F7/00—Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
- G03F7/70—Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
- G03F7/70216—Mask projection systems
- G03F7/70358—Scanning exposure, i.e. relative movement of patterned beam and workpiece during imaging
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、半導体装置、液晶表示装置、あるい
は薄膜磁気ヘッド等の製造におけるフォトリソグラフィ
工程で使用される露光方法および露光装置に関し、ショ
ット領域内に転写されるパターンの密度分布に応じて、
ショット領域内の局所領域毎に最適な露光量で露光が行
える露光方法および露光装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】レチクルRのパターン80の一部の像を投
影光学系PLを介してウェハWに投影し、投影光学系P
Lに対してレチクルRとウェハWとを相対的に走査させ
てパターン80の像をウェハWに転写する露光の際、露
光領域内の所定領域毎に定められた適正露光量に基づい
て、レチクルRとウェハWとの相対走査速度と、照明光
ILの照度との少なくとも一方と、照明光ILの照射領
域とを変化させるようにする。
は薄膜磁気ヘッド等の製造におけるフォトリソグラフィ
工程で使用される露光方法および露光装置に関し、ショ
ット領域内に転写されるパターンの密度分布に応じて、
ショット領域内の局所領域毎に最適な露光量で露光が行
える露光方法および露光装置を提供することを目的とす
る。 【解決手段】レチクルRのパターン80の一部の像を投
影光学系PLを介してウェハWに投影し、投影光学系P
Lに対してレチクルRとウェハWとを相対的に走査させ
てパターン80の像をウェハWに転写する露光の際、露
光領域内の所定領域毎に定められた適正露光量に基づい
て、レチクルRとウェハWとの相対走査速度と、照明光
ILの照度との少なくとも一方と、照明光ILの照射領
域とを変化させるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置、液晶
表示装置、あるいは薄膜磁気ヘッド等の製造におけるフ
ォトリソグラフィ工程で使用される露光方法および露光
装置に関する。
表示装置、あるいは薄膜磁気ヘッド等の製造におけるフ
ォトリソグラフィ工程で使用される露光方法および露光
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置あるいは液晶表示装置等の製
造工程におけるフォトリソグラフィ工程では、レチクル
あるいはマスク(以下、レチクルという)に形成された
回路パターンを投影光学系を介して半導体ウェハやガラ
スプレート(以下、ウェハという)上に投影露光する投
影露光装置が用いられている。この投影露光装置として
は種々の方式のものがあるが、例えば半導体装置の製造
の場合、レチクルの回路パターン全体を一度に投影し得
るイメージフィールドを持つ投影光学系を介してウェハ
をステップ・アンド・リピート方式で露光する投影露光
装置と、レチクルを1次元に走査しつつ、ウェハをそれ
と同期した速度で1次元に走査させる、いわゆるステッ
プ・アンド・スキャン方式の投影露光装置とがある。
造工程におけるフォトリソグラフィ工程では、レチクル
あるいはマスク(以下、レチクルという)に形成された
回路パターンを投影光学系を介して半導体ウェハやガラ
スプレート(以下、ウェハという)上に投影露光する投
影露光装置が用いられている。この投影露光装置として
は種々の方式のものがあるが、例えば半導体装置の製造
の場合、レチクルの回路パターン全体を一度に投影し得
るイメージフィールドを持つ投影光学系を介してウェハ
をステップ・アンド・リピート方式で露光する投影露光
装置と、レチクルを1次元に走査しつつ、ウェハをそれ
と同期した速度で1次元に走査させる、いわゆるステッ
プ・アンド・スキャン方式の投影露光装置とがある。
【0003】ところで、これらの投影露光装置には高い
露光精度が要求されており、このため、レジストが塗布
されたウェハ上に照射される露光光の積算露光量を所定
値にするための制御が行われている。この積算露光量の
制御の概略をステップ・アンド・リピート方式の露光装
置を例にとって説明する。まず、光源から射出した照明
光を照明光学系の途中に設けられた光電センサであるイ
ンテグレータセンサに入射させ、この出力信号から照度
を算出する。ウェハでの単位時間当たりの露光エネルギ
とインテグレータセンサ上での照度との間の換算係数が
予め照度算出系に記憶されており、照度算出系において
インテグレータセンサの出力信号にその換算係数を乗ず
ることにより、ウェハ上での単位時間当りの露光エネル
ギが求められる。求められた単位時間当りの露光エネル
ギの値は露光装置の主制御系に供給され、主制御系は、
ウェハ上での適正露光量をその単位時間当りの露光エネ
ルギで除算して得られる露光時間をタイマ制御系に入力
する。これに応じてタイマ制御系が、その露光時間だけ
シャッタを開状態にすることにより、ウェハ上での積算
露光量が適正露光量に制御される。
露光精度が要求されており、このため、レジストが塗布
されたウェハ上に照射される露光光の積算露光量を所定
値にするための制御が行われている。この積算露光量の
制御の概略をステップ・アンド・リピート方式の露光装
置を例にとって説明する。まず、光源から射出した照明
光を照明光学系の途中に設けられた光電センサであるイ
ンテグレータセンサに入射させ、この出力信号から照度
を算出する。ウェハでの単位時間当たりの露光エネルギ
とインテグレータセンサ上での照度との間の換算係数が
予め照度算出系に記憶されており、照度算出系において
インテグレータセンサの出力信号にその換算係数を乗ず
ることにより、ウェハ上での単位時間当りの露光エネル
ギが求められる。求められた単位時間当りの露光エネル
ギの値は露光装置の主制御系に供給され、主制御系は、
ウェハ上での適正露光量をその単位時間当りの露光エネ
ルギで除算して得られる露光時間をタイマ制御系に入力
する。これに応じてタイマ制御系が、その露光時間だけ
シャッタを開状態にすることにより、ウェハ上での積算
露光量が適正露光量に制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な積算露光量の制御は、レチクルのパターンが転写され
るウェハのショット領域内のレジスト全体を均一に感光
できるものと仮定している。しかしながら一般に、ショ
ット領域に投影されるレチクルのパターン領域は局所的
にパターン線幅が密な領域と比較的粗い領域とが存在し
ている。つまりパターン領域はパターン密度が異なる複
数の領域を有している。このようなパターン密度が異な
る複数の領域が局所的に存在する場合には、パターン領
域内の最適な積算露光量は各局所領域毎に異なるもので
ある。ところが、従来の積算露光量の制御では、パター
ン領域をさらに複数の局所領域に分けて、それぞれの領
域毎の露光量を制御するようなことは行われていなかっ
た。
な積算露光量の制御は、レチクルのパターンが転写され
るウェハのショット領域内のレジスト全体を均一に感光
できるものと仮定している。しかしながら一般に、ショ
ット領域に投影されるレチクルのパターン領域は局所的
にパターン線幅が密な領域と比較的粗い領域とが存在し
ている。つまりパターン領域はパターン密度が異なる複
数の領域を有している。このようなパターン密度が異な
る複数の領域が局所的に存在する場合には、パターン領
域内の最適な積算露光量は各局所領域毎に異なるもので
ある。ところが、従来の積算露光量の制御では、パター
ン領域をさらに複数の局所領域に分けて、それぞれの領
域毎の露光量を制御するようなことは行われていなかっ
た。
【0005】このように、従来はレチクルのパターン内
のパターン密度分布の変化に対応してそれぞれの密度分
布に応じた最適な積算露光量を与えることができなかっ
たので、パターン領域全体の平均的な積算露光量を与え
るか、特定の領域に的を絞って、当該特定領域について
最適な積算露光量を与え、その他の領域を犠牲にすると
いうような制御しかできなかった。しかしながら、今後
ますます半導体素子を初めとする回路パターンの微細化
が進むにつれて、露光工程により形成される微細パター
ンの線幅の管理は厳しくならざるを得ず、従来のような
露光量制御ではショット領域の全域で所定の精度でパタ
ーンを転写することができなくなるという問題が生じて
いる。
のパターン密度分布の変化に対応してそれぞれの密度分
布に応じた最適な積算露光量を与えることができなかっ
たので、パターン領域全体の平均的な積算露光量を与え
るか、特定の領域に的を絞って、当該特定領域について
最適な積算露光量を与え、その他の領域を犠牲にすると
いうような制御しかできなかった。しかしながら、今後
ますます半導体素子を初めとする回路パターンの微細化
が進むにつれて、露光工程により形成される微細パター
ンの線幅の管理は厳しくならざるを得ず、従来のような
露光量制御ではショット領域の全域で所定の精度でパタ
ーンを転写することができなくなるという問題が生じて
いる。
【0006】本発明の目的は、ショット領域内の局所領
域毎に最適な露光量で露光が行える露光方法および露光
装置を提供することにある。
域毎に最適な露光量で露光が行える露光方法および露光
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の一実施の形態を
表す図1乃至図5に対応付けて説明すると上記目的は、
照明光(IL)を照射して、レチクル(R、119)に
形成されたパターン(80)を感光基板(W、121)
の露光領域に転写する露光方法において、露光領域内の
所定領域毎に定められた適正露光量に基づいて、露光領
域内の所定領域毎の積算露光量を調整して露光を行うこ
とを特徴とする露光方法によって達成される。本発明の
露光方法は、露光領域内の所定領域毎に定められた適正
露光量に基づいて、露光領域内の所定領域毎の積算露光
量を調整して露光を行うようにしているので、露光領域
(ショット領域)内に転写されるパターン(80)の密
度分布に応じて、露光領域内の局所領域毎に最適な露光
量で露光が行えるようになる。
表す図1乃至図5に対応付けて説明すると上記目的は、
照明光(IL)を照射して、レチクル(R、119)に
形成されたパターン(80)を感光基板(W、121)
の露光領域に転写する露光方法において、露光領域内の
所定領域毎に定められた適正露光量に基づいて、露光領
域内の所定領域毎の積算露光量を調整して露光を行うこ
とを特徴とする露光方法によって達成される。本発明の
露光方法は、露光領域内の所定領域毎に定められた適正
露光量に基づいて、露光領域内の所定領域毎の積算露光
量を調整して露光を行うようにしているので、露光領域
(ショット領域)内に転写されるパターン(80)の密
度分布に応じて、露光領域内の局所領域毎に最適な露光
量で露光が行えるようになる。
【0008】上記露光方法において、露光の際、露光領
域内の所定領域毎に定められた適正露光量に基づいて、
露光領域内の前記照明光(IL)の照度分布を変化させ
るようにしてもよいし、露光領域内の所定領域毎に定め
られた適正露光量に基づいて、照明光(IL)の照射領
域を変化させるようにしてもよい。
域内の所定領域毎に定められた適正露光量に基づいて、
露光領域内の前記照明光(IL)の照度分布を変化させ
るようにしてもよいし、露光領域内の所定領域毎に定め
られた適正露光量に基づいて、照明光(IL)の照射領
域を変化させるようにしてもよい。
【0009】さらに上記露光方法において、露光が、レ
チクル(R)のパターン(80)の一部の像を投影光学
系(PL)を介して感光基板(W)に投影し、投影光学
系(PL)に対してレチクル(R)と感光基板(W)と
を相対的に走査させてパターン(80)の像を感光基板
(W)に転写して行われ、露光の際、露光領域内の所定
領域毎に定められた適正露光量に基づいて、レチクル
(R)と感光基板(W)との相対走査速度と、照明光
(IL)の照度との少なくとも一方と、照明光(IL)
の照射領域とを変化させることを特徴とする露光方法に
よって達成される。以上の露光方法は、いわゆるステッ
プ・アンド・リピート方式の露光装置にも、ステップ・
アンド・スキャン方式の露光装置にも適用することがで
きる。
チクル(R)のパターン(80)の一部の像を投影光学
系(PL)を介して感光基板(W)に投影し、投影光学
系(PL)に対してレチクル(R)と感光基板(W)と
を相対的に走査させてパターン(80)の像を感光基板
(W)に転写して行われ、露光の際、露光領域内の所定
領域毎に定められた適正露光量に基づいて、レチクル
(R)と感光基板(W)との相対走査速度と、照明光
(IL)の照度との少なくとも一方と、照明光(IL)
の照射領域とを変化させることを特徴とする露光方法に
よって達成される。以上の露光方法は、いわゆるステッ
プ・アンド・リピート方式の露光装置にも、ステップ・
アンド・スキャン方式の露光装置にも適用することがで
きる。
【0010】また上記目的は、照明光(IL)を照射し
て、レチクル(R、119)に形成されたパターン(8
0)を感光基板(W、121)の露光領域に転写する露
光装置において、露光領域内の所定領域毎に定められた
適正露光量に基づいて、露光領域内の所定領域毎の積算
露光量を調整する調整手段(4,7,10,19,3
5,46,48,55)を有していることを特徴とする
露光装置によって達成される。
て、レチクル(R、119)に形成されたパターン(8
0)を感光基板(W、121)の露光領域に転写する露
光装置において、露光領域内の所定領域毎に定められた
適正露光量に基づいて、露光領域内の所定領域毎の積算
露光量を調整する調整手段(4,7,10,19,3
5,46,48,55)を有していることを特徴とする
露光装置によって達成される。
【0011】本発明の露光装置は、露光領域内の所定領
域毎に定められた適正露光量に基づいて、露光領域内の
所定領域毎の積算露光量を調整する調整手段(4,7,
10,19,35,46,48,55)を有しているの
で、露光領域内に転写されるパターン(80)の密度分
布に応じて、露光領域内の局所領域毎に最適な露光量で
露光が行えるようになる。
域毎に定められた適正露光量に基づいて、露光領域内の
所定領域毎の積算露光量を調整する調整手段(4,7,
10,19,35,46,48,55)を有しているの
で、露光領域内に転写されるパターン(80)の密度分
布に応じて、露光領域内の局所領域毎に最適な露光量で
露光が行えるようになる。
【0012】上記露光装置において、調整手段(4,
7,10,19,35,46,48,55)は、露光領
域内の所定領域毎に定められた適正露光量に基づいて、
露光領域上の照明光の照度分布を変化させることを特徴
とする。また上記露光装置において、照明光(IL)の
照明領域を規定する照明視野絞り(35)を有し、調整
手段(4,7,10,19,35,46,48,55)
は、露光領域内の所定領域毎に定められた適正露光量に
基づいて、照明視野絞り(35)を駆動して照明領域を
変化させることを特徴とする。
7,10,19,35,46,48,55)は、露光領
域内の所定領域毎に定められた適正露光量に基づいて、
露光領域上の照明光の照度分布を変化させることを特徴
とする。また上記露光装置において、照明光(IL)の
照明領域を規定する照明視野絞り(35)を有し、調整
手段(4,7,10,19,35,46,48,55)
は、露光領域内の所定領域毎に定められた適正露光量に
基づいて、照明視野絞り(35)を駆動して照明領域を
変化させることを特徴とする。
【0013】また、照明視野絞り(35)によりレチク
ル(R)のパターン(80)の一部を照明し、その像を
投影光学系(PL)を介して感光基板(W)に投影し、
投影光学系(PL)に対してレチクル(R)と感光基板
(W)とを相対的に走査させてパターン(80)の像を
感光基板(W)に転写する露光系を有し、調整手段
(4,7,10,19,35,46,48,55)は、
露光領域内の所定領域毎に定められた適正露光量に基づ
いて、レチクル(R)と感光基板(W)との相対走査速
度と、照明光(IL)の照度との少なくとも一方と、照
明光(IL)の照射領域とを変化させることを特徴とす
る露光装置によって達成される。
ル(R)のパターン(80)の一部を照明し、その像を
投影光学系(PL)を介して感光基板(W)に投影し、
投影光学系(PL)に対してレチクル(R)と感光基板
(W)とを相対的に走査させてパターン(80)の像を
感光基板(W)に転写する露光系を有し、調整手段
(4,7,10,19,35,46,48,55)は、
露光領域内の所定領域毎に定められた適正露光量に基づ
いて、レチクル(R)と感光基板(W)との相対走査速
度と、照明光(IL)の照度との少なくとも一方と、照
明光(IL)の照射領域とを変化させることを特徴とす
る露光装置によって達成される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態による
露光方法および装置を図1および図2を用いて説明す
る。まず、本実施の形態による露光装置の概略の構成を
図1を用いて説明する。本実施の形態は、ステップ・ア
ンド・スキャン方式の投影露光装置に本発明を適用した
ものである。図1において、水銀ランプ1からの照明光
は楕円鏡2によって集光される。その集光点近傍にシャ
ッタ制御機構5により開閉されるシャッタ4が配置さ
れ、シャッタ4が開状態の場合、その照明光はミラー3
およびインプットレンズ6を介してほぼ平行光束に変換
された後、視野絞り7に達する。視野絞り7の直後に、
出し入れ自在に減光板23が配置され、減光板23によ
り視野絞り7を通過する照明光の光量を所定範囲内で段
階的、または連続的に変化させることができるようにな
っている。
露光方法および装置を図1および図2を用いて説明す
る。まず、本実施の形態による露光装置の概略の構成を
図1を用いて説明する。本実施の形態は、ステップ・ア
ンド・スキャン方式の投影露光装置に本発明を適用した
ものである。図1において、水銀ランプ1からの照明光
は楕円鏡2によって集光される。その集光点近傍にシャ
ッタ制御機構5により開閉されるシャッタ4が配置さ
れ、シャッタ4が開状態の場合、その照明光はミラー3
およびインプットレンズ6を介してほぼ平行光束に変換
された後、視野絞り7に達する。視野絞り7の直後に、
出し入れ自在に減光板23が配置され、減光板23によ
り視野絞り7を通過する照明光の光量を所定範囲内で段
階的、または連続的に変化させることができるようにな
っている。
【0015】減光板23は、例えば反射型ハーフミラー
を複数個切り換え自在に配置したものであり、各ハーフ
ミラーの光軸に対する傾きがそれぞれ全体としての透過
率を所定の透過率にするように設定されている。そし
て、駆動モータを含む減光板駆動機構24で、減光板2
3をステップ移動させることにより、照明光の光量が調
整される。本実施の形態では、ウェハWに対する露光量
の制御を行うのは露光量制御系20であり、露光量制御
系20が減光板駆動機構24の動作を制御すると共に、
シャッタ制御機構5の動作をも制御する。さらに、露光
量制御系20は水銀ランプ1用の電源系22を介して、
水銀ランプ1に供給される電流を制御する。
を複数個切り換え自在に配置したものであり、各ハーフ
ミラーの光軸に対する傾きがそれぞれ全体としての透過
率を所定の透過率にするように設定されている。そし
て、駆動モータを含む減光板駆動機構24で、減光板2
3をステップ移動させることにより、照明光の光量が調
整される。本実施の形態では、ウェハWに対する露光量
の制御を行うのは露光量制御系20であり、露光量制御
系20が減光板駆動機構24の動作を制御すると共に、
シャッタ制御機構5の動作をも制御する。さらに、露光
量制御系20は水銀ランプ1用の電源系22を介して、
水銀ランプ1に供給される電流を制御する。
【0016】視野絞り7の開口を通過した後、減光板2
3によって光量が調整された照明光は、第1リレーレン
ズ8を経て2段のフライアイレンズ群のうちの第1フラ
イアイレンズ9に入射する。第1フライアイレンズ9に
よる複数の光源像からの照明光は、第2フライアイレン
ズ14に導かれる。本実施の形態では、第1フライアイ
レンズ9の射出面、即ち光源像の形成面の近傍に光量絞
り10が配置され、光量絞り10の開口の大きさは光量
絞り駆動機構11によって任意の大きさに調整できるよ
うになっている。光量絞り駆動機構11の動作も露光量
制御系20により制御される。本実施の形態ではその光
量絞り10の開口の大きさを調整することにより、第1
フライアイレンズ9から第2フライアイレンズ14に向
かう照明光の光量を連続的に調整できるようになってい
る。
3によって光量が調整された照明光は、第1リレーレン
ズ8を経て2段のフライアイレンズ群のうちの第1フラ
イアイレンズ9に入射する。第1フライアイレンズ9に
よる複数の光源像からの照明光は、第2フライアイレン
ズ14に導かれる。本実施の形態では、第1フライアイ
レンズ9の射出面、即ち光源像の形成面の近傍に光量絞
り10が配置され、光量絞り10の開口の大きさは光量
絞り駆動機構11によって任意の大きさに調整できるよ
うになっている。光量絞り駆動機構11の動作も露光量
制御系20により制御される。本実施の形態ではその光
量絞り10の開口の大きさを調整することにより、第1
フライアイレンズ9から第2フライアイレンズ14に向
かう照明光の光量を連続的に調整できるようになってい
る。
【0017】さて、第2フライアイレンズ14の射出面
の近傍に複数種類の照明系開口絞りが配置された照明系
開口絞り板16が設置されている。主制御系19が、駆
動モータよりなる照明系用絞り駆動機構17を介して、
照明系開口絞り板16の回転角を制御する。第2フライ
アイレンズ14から射出された後、照明系開口絞り板1
6中から選択された開口絞りを通過した照明光ILは、
透過率が98%程度のビームスプリッタ31に入射す
る。そして、ビームスプリッタ31を透過した照明光
が、第1リレーレンズ34を経て4枚の可動ブレード3
5A〜35D(図1では、35A、35Bのみ図示して
いる)を有する可動ブラインド(可変視野絞り)35に
至る。可動ブラインド35の配置面は、第2フライアイ
レンズ14の射出面のフーリエ変換面となっている。す
なわち、可動ブラインド35の配置面は、後述のレチク
ルRのパターン形成面と共役である。
の近傍に複数種類の照明系開口絞りが配置された照明系
開口絞り板16が設置されている。主制御系19が、駆
動モータよりなる照明系用絞り駆動機構17を介して、
照明系開口絞り板16の回転角を制御する。第2フライ
アイレンズ14から射出された後、照明系開口絞り板1
6中から選択された開口絞りを通過した照明光ILは、
透過率が98%程度のビームスプリッタ31に入射す
る。そして、ビームスプリッタ31を透過した照明光
が、第1リレーレンズ34を経て4枚の可動ブレード3
5A〜35D(図1では、35A、35Bのみ図示して
いる)を有する可動ブラインド(可変視野絞り)35に
至る。可動ブラインド35の配置面は、第2フライアイ
レンズ14の射出面のフーリエ変換面となっている。す
なわち、可動ブラインド35の配置面は、後述のレチク
ルRのパターン形成面と共役である。
【0018】4枚の可動ブレード35A〜35Dは、そ
れぞれスライド機構36A〜36D(図1では、36
A、36Bのみ図示している)により開閉できるように
支持されている。スライド機構36A〜36Dが可動ブ
ラインド駆動機構を構成し、可動ブラインド駆動機構の
動作はステージ制御系46により制御される。可動ブラ
インド35により制限された照明光ILが、第2リレー
レンズ38、コンデンサーレンズ39、およびミラー4
0を介してレチクルR上のスリット状の照明頒域41を
均一な照度分布で照明する。
れぞれスライド機構36A〜36D(図1では、36
A、36Bのみ図示している)により開閉できるように
支持されている。スライド機構36A〜36Dが可動ブ
ラインド駆動機構を構成し、可動ブラインド駆動機構の
動作はステージ制御系46により制御される。可動ブラ
インド35により制限された照明光ILが、第2リレー
レンズ38、コンデンサーレンズ39、およびミラー4
0を介してレチクルR上のスリット状の照明頒域41を
均一な照度分布で照明する。
【0019】そして、レチクルR上の照明領域41内の
パターンの像が、投影光学系PLを介して投影倍率β
(βは例えば1/4、または1/5等)でウェハW上の
スリット状の投影領域47に投影される。ここで、投影
光学系PLの光軸に平行にZ軸を取り、Z軸に垂直な平
面内で走査露光時のレチクルRおよびウェハWの走査方
向に平行にX軸を取り、Z軸に垂直な平面内でX軸に垂
直な方向(非走査方向)にY軸を取る。本実施の形態で
は、レチクルRは、X方向に摺動自在な走査ステージ4
2を介してレチクルベース43上に保持され、ウェハW
は、ウェハWをX方向に走査すると共にY方向に位置決
めするウェハステージ48上に保持されている。ウェハ
ステージ48には、ウェハWをZ方向に位置決めするZ
ステージ等も組み込まれている。
パターンの像が、投影光学系PLを介して投影倍率β
(βは例えば1/4、または1/5等)でウェハW上の
スリット状の投影領域47に投影される。ここで、投影
光学系PLの光軸に平行にZ軸を取り、Z軸に垂直な平
面内で走査露光時のレチクルRおよびウェハWの走査方
向に平行にX軸を取り、Z軸に垂直な平面内でX軸に垂
直な方向(非走査方向)にY軸を取る。本実施の形態で
は、レチクルRは、X方向に摺動自在な走査ステージ4
2を介してレチクルベース43上に保持され、ウェハW
は、ウェハWをX方向に走査すると共にY方向に位置決
めするウェハステージ48上に保持されている。ウェハ
ステージ48には、ウェハWをZ方向に位置決めするZ
ステージ等も組み込まれている。
【0020】走査ステージ42およびウェハステージ4
8よりステージ駆動機構が構成され、このステージ駆動
機構の動作がステージ制御系46により制御されてい
る。走査露光時にはステージ制御系46は、走査ステー
ジ42を介して照明領域41に対して+X方向(または
−X方向)に所定速度VRでレチクルRを走査するのと
同期して、ウェハステージ48を介してウェハW上の所
定のショット領域を投影領域47に対して−X方向(ま
たは+X方向)に速度VW(=β・VR)で走査する。
これにより、そのショット領域上にレチクルRのパター
ンが遂次転写露光される。
8よりステージ駆動機構が構成され、このステージ駆動
機構の動作がステージ制御系46により制御されてい
る。走査露光時にはステージ制御系46は、走査ステー
ジ42を介して照明領域41に対して+X方向(または
−X方向)に所定速度VRでレチクルRを走査するのと
同期して、ウェハステージ48を介してウェハW上の所
定のショット領域を投影領域47に対して−X方向(ま
たは+X方向)に速度VW(=β・VR)で走査する。
これにより、そのショット領域上にレチクルRのパター
ンが遂次転写露光される。
【0021】ウェハステージ48上のウェハWの近傍
に、ウェハWの露光面と同じ高さの受光面を有する光電
検出器よりなる照度むらセンサ49が設置されている。
照度むらセンサ49は、その受光面に設けられたピンホ
ール状の透過部から照明光の一部を受光して投影領域内
での照度のばらつきを検出するものであり、測定の際は
ウェハステージ48を駆動して、照度むらセンサ49の
ピンホールを投影領域47の中心部に移動した後、ウェ
ハステージ48を微動しながら投影領域47内の複数箇
所で照度を測定して、それら複数箇所における照度のば
らつきを計測する。
に、ウェハWの露光面と同じ高さの受光面を有する光電
検出器よりなる照度むらセンサ49が設置されている。
照度むらセンサ49は、その受光面に設けられたピンホ
ール状の透過部から照明光の一部を受光して投影領域内
での照度のばらつきを検出するものであり、測定の際は
ウェハステージ48を駆動して、照度むらセンサ49の
ピンホールを投影領域47の中心部に移動した後、ウェ
ハステージ48を微動しながら投影領域47内の複数箇
所で照度を測定して、それら複数箇所における照度のば
らつきを計測する。
【0022】また、照度むらセンサ49と並列に投影領
域47の照射量を測定する光電検出器よりなる照射量モ
ニタ55が設置されている。照射量モニタ55は、照度
むらセンサ49と同様にウェハWの露光面と同じ高さに
配置された投影領域47の全面が入る大きさを持つ受光
面を有し、測定の際はウェハステージ48を駆動して、
その受光面で投影領域47の全体を覆い、受光面から入
射する光量を計測する。
域47の照射量を測定する光電検出器よりなる照射量モ
ニタ55が設置されている。照射量モニタ55は、照度
むらセンサ49と同様にウェハWの露光面と同じ高さに
配置された投影領域47の全面が入る大きさを持つ受光
面を有し、測定の際はウェハステージ48を駆動して、
その受光面で投影領域47の全体を覆い、受光面から入
射する光量を計測する。
【0023】照度むらセンサ49および照射量モニタ5
5から出力される検出信号は主制御系19に供給されて
おり、主制御系19はそれらの検出信号に基づき露光量
制御系20を介して減光板23および光量絞り10を制
御する。
5から出力される検出信号は主制御系19に供給されて
おり、主制御系19はそれらの検出信号に基づき露光量
制御系20を介して減光板23および光量絞り10を制
御する。
【0024】透過率が98%程度のビームスプリッタ3
1で反射された光が、集光レンズ32を介して光電検出
器よりなるインテグレータセンサ33の受光面に集光さ
れている。インテグレータセンサ33の受光面は、一例
としてレチクルRのパターン形成面、およびウェハWの
露光面とほぼ共役であり、インテグレータセンサ33の
検出信号(光電変換信号)が露光量制御系20に供給さ
れている。その検出信号は、露光量制御系20を介して
水銀ランプ1用の電源系22および主制御系19にも供
給されている。
1で反射された光が、集光レンズ32を介して光電検出
器よりなるインテグレータセンサ33の受光面に集光さ
れている。インテグレータセンサ33の受光面は、一例
としてレチクルRのパターン形成面、およびウェハWの
露光面とほぼ共役であり、インテグレータセンサ33の
検出信号(光電変換信号)が露光量制御系20に供給さ
れている。その検出信号は、露光量制御系20を介して
水銀ランプ1用の電源系22および主制御系19にも供
給されている。
【0025】露光量制御系20にはメモリ21が接続さ
れ、メモリ21内にインテグレータセンサ33の出力信
号からウェハW上での照射量(単位時間当たりの露光
量)を求めるための変換係数等が格納されている。但
し、本実施の形態では、インテグレータセンサ33の出
力信号は、例えば所定の基準照度計を用いて較正され、
この較正結果に基づいてインテグレータセンサ33の出
力信号を補正するための補正係数もメモリ21内に記憶
されている。
れ、メモリ21内にインテグレータセンサ33の出力信
号からウェハW上での照射量(単位時間当たりの露光
量)を求めるための変換係数等が格納されている。但
し、本実施の形態では、インテグレータセンサ33の出
力信号は、例えば所定の基準照度計を用いて較正され、
この較正結果に基づいてインテグレータセンサ33の出
力信号を補正するための補正係数もメモリ21内に記憶
されている。
【0026】インテグレータセンサ33の受光面はレチ
クルRのパターン面とほぼ共役な位置に配置されてお
り、これにより、照明系開口絞り板16を回転させて照
明系開口絞りの形状を変えた場合でも、インテグレータ
センサ33の検出信号に誤差が生じないようにしてい
る。但し、インテグレータセンサ33の受光面を、投影
光学系PLにおけるレチクルのパターンのフーリエ変換
面(瞳面)と実質的に共役な観察面に配置して、この観
察面を通過する全光束を受光できるようにしても構わな
い。
クルRのパターン面とほぼ共役な位置に配置されてお
り、これにより、照明系開口絞り板16を回転させて照
明系開口絞りの形状を変えた場合でも、インテグレータ
センサ33の検出信号に誤差が生じないようにしてい
る。但し、インテグレータセンサ33の受光面を、投影
光学系PLにおけるレチクルのパターンのフーリエ変換
面(瞳面)と実質的に共役な観察面に配置して、この観
察面を通過する全光束を受光できるようにしても構わな
い。
【0027】さらに本実施の形態では、透過率が98%
程度のビームスプリッタ31に関してインテグレータセ
ンサ33と反対側に、集光レンズ52、および光電検出
器よりなるウェハ反射率モニタ53が設置され、集光レ
ンズ52によりウェハ反射率モニタ53の受光面はウェ
ハWの表面とほぼ共役となっている。この場合、レチク
ルRを透過して投影光学系PLを介してウェハW上に照
射される照明光のうちで、ウェハWでの反射光が、投影
光学糸PL、レチクルR等を介してウェハ反射率モニタ
53で受光され、この検出信号(光電変換信号)が主制
御系19に供給される。主制御系19では、レチクルR
側に照射される照明光ILの単位時間当たりの光エネル
ギ、およびウェハ反射率モニタ53の検出信号から算出
されるウェハWでの反射光の単位時間当たりの光エネル
ギに基づいて、投影光学系PLを通過する照明光の単位
時間当たりの光エネルギを求める。さらに、このように
求められた光エネルギに露光時間を乗じて得られる熱エ
ネルギに基づいて、主制御系19は投影光学系PLの熱
膨張量を予測し、この予測された熱膨張量による投影光
学系PLのディストーション等の結像特性の変化量を求
める。そして、主制御系19は、投影光学系PLに接続
された不図示の結像特性補正機構を介して、投影光学系
PLの結像特性を元の状態に補正する。
程度のビームスプリッタ31に関してインテグレータセ
ンサ33と反対側に、集光レンズ52、および光電検出
器よりなるウェハ反射率モニタ53が設置され、集光レ
ンズ52によりウェハ反射率モニタ53の受光面はウェ
ハWの表面とほぼ共役となっている。この場合、レチク
ルRを透過して投影光学系PLを介してウェハW上に照
射される照明光のうちで、ウェハWでの反射光が、投影
光学糸PL、レチクルR等を介してウェハ反射率モニタ
53で受光され、この検出信号(光電変換信号)が主制
御系19に供給される。主制御系19では、レチクルR
側に照射される照明光ILの単位時間当たりの光エネル
ギ、およびウェハ反射率モニタ53の検出信号から算出
されるウェハWでの反射光の単位時間当たりの光エネル
ギに基づいて、投影光学系PLを通過する照明光の単位
時間当たりの光エネルギを求める。さらに、このように
求められた光エネルギに露光時間を乗じて得られる熱エ
ネルギに基づいて、主制御系19は投影光学系PLの熱
膨張量を予測し、この予測された熱膨張量による投影光
学系PLのディストーション等の結像特性の変化量を求
める。そして、主制御系19は、投影光学系PLに接続
された不図示の結像特性補正機構を介して、投影光学系
PLの結像特性を元の状態に補正する。
【0028】さて、以上の構成の走査型露光装置におけ
る露光量制御を含んだ露光方法を次に説明する。図1に
おけるウェハWの投影領域47における積算露光量は、
可動ブラインド35の4枚の可動ブレード35A〜35
Dのうち可動ブレード35A、35Bによるステージの
走査方向のウェハW上での開口の幅と、ウェハWの走査
速度と、ウェハWの投影領域の照度によって決まる。い
ま可動ブラインド35によるステージ走査方向のブライ
ンド開口幅(但しウェハW上での幅に換算している)を
W[mm]、ウェハWの走査速度をV[mm/se
c]、ウェハW面照度をE[mW/cm2]とすれば、
積算露光量Dは、
る露光量制御を含んだ露光方法を次に説明する。図1に
おけるウェハWの投影領域47における積算露光量は、
可動ブラインド35の4枚の可動ブレード35A〜35
Dのうち可動ブレード35A、35Bによるステージの
走査方向のウェハW上での開口の幅と、ウェハWの走査
速度と、ウェハWの投影領域の照度によって決まる。い
ま可動ブラインド35によるステージ走査方向のブライ
ンド開口幅(但しウェハW上での幅に換算している)を
W[mm]、ウェハWの走査速度をV[mm/se
c]、ウェハW面照度をE[mW/cm2]とすれば、
積算露光量Dは、
【0029】 D=E×W/V[mJ/cm2] ・・・式(1)
【0030】と表される。ここで、例えば図2に示すよ
うなパターン情報としてパターン密度が異なる2つの領
域80a、80bからなるパターン領域80がレチクル
Rに描画されているものとする。領域80aのパターン
が投影されるウェハW上の領域(以下、「領域80aの
露光領域」という)の最適な積算露光量がDa、領域8
0bのパターンが投影されるウェハW上の領域(以下、
「領域80bの露光領域」という)の最適な積算露光量
がDbであるとする。ウェハW上で図2に示した矢印の
方向にスキャン露光されるとすれば、まず領域80aの
露光領域に対して式(1)を用いて、
うなパターン情報としてパターン密度が異なる2つの領
域80a、80bからなるパターン領域80がレチクル
Rに描画されているものとする。領域80aのパターン
が投影されるウェハW上の領域(以下、「領域80aの
露光領域」という)の最適な積算露光量がDa、領域8
0bのパターンが投影されるウェハW上の領域(以下、
「領域80bの露光領域」という)の最適な積算露光量
がDbであるとする。ウェハW上で図2に示した矢印の
方向にスキャン露光されるとすれば、まず領域80aの
露光領域に対して式(1)を用いて、
【0031】 Da=Ea×Wa/Va ・・・式(2)
【0032】を満たすように、可動ブラインド35によ
るステージ走査方向のブラインド開口幅Wa、ウェハW
の走査速度Va、ウェハW面照度Eaをそれぞれ決定す
る。これらの値は、投影領域47の照度むらを計測する
照度むらセンサ49や投影領域47の照射量を測定する
照射量モニタ55から出力される検出信号に基づいて主
制御系19により決定され、例えば主制御系19はそれ
らの検出信号に基づき露光量制御系20を介して減光板
23および光量絞り10を制御してウェハW面照度Ea
を変更したり、ステージ制御系46に指令を送出して、
ウェハステージ48の走査速度Va(および走査ステー
ジ42の走査速度)を変更したりする。また、ステージ
制御系46からの指令により、スライド機構36A〜3
6Dによる可動ブラインド駆動機構を駆動して、4枚の
可動ブレード35A〜35Dによりブラインド開口幅W
aを変更したりする。
るステージ走査方向のブラインド開口幅Wa、ウェハW
の走査速度Va、ウェハW面照度Eaをそれぞれ決定す
る。これらの値は、投影領域47の照度むらを計測する
照度むらセンサ49や投影領域47の照射量を測定する
照射量モニタ55から出力される検出信号に基づいて主
制御系19により決定され、例えば主制御系19はそれ
らの検出信号に基づき露光量制御系20を介して減光板
23および光量絞り10を制御してウェハW面照度Ea
を変更したり、ステージ制御系46に指令を送出して、
ウェハステージ48の走査速度Va(および走査ステー
ジ42の走査速度)を変更したりする。また、ステージ
制御系46からの指令により、スライド機構36A〜3
6Dによる可動ブラインド駆動機構を駆動して、4枚の
可動ブレード35A〜35Dによりブラインド開口幅W
aを変更したりする。
【0033】以上のようにして領域80aの露光領域で
の露光条件が決定されたら、次に領域80bの露光領域
に対する露光条件を、以下の〜の3条件のいずれ
か、または複数を用いて決定する。
の露光条件が決定されたら、次に領域80bの露光領域
に対する露光条件を、以下の〜の3条件のいずれ
か、または複数を用いて決定する。
【0034】 ウェハ面照度をEaからEbに変更する; ブラインド開口幅をWaからWbに変更する; ウェハ走査速度をVa〜Vbに変更する。
【0035】上記〜の動作をより詳細に説明する
と、まずの場合においては、式(2)に基づいて主制
御系19で決定したブラインド開口幅Waおよびウェハ
ステージ48の走査速度Vaは変更せずそのまま用い
て、
と、まずの場合においては、式(2)に基づいて主制
御系19で決定したブラインド開口幅Waおよびウェハ
ステージ48の走査速度Vaは変更せずそのまま用い
て、
【0036】Db=Eb×Wa/Va
【0037】から、領域80bの露光領域でのウェハ面
照度Ebを求める。の場合においては、式(2)に基
づいて主制御系19で決定したウェハW面照度Eaおよ
びウェハステージ48の走査速度Vaは変更せずそのま
ま用いて、
照度Ebを求める。の場合においては、式(2)に基
づいて主制御系19で決定したウェハW面照度Eaおよ
びウェハステージ48の走査速度Vaは変更せずそのま
ま用いて、
【0038】Db=Ea×Wb/Va
【0039】から、領域80bの露光領域でのブライン
ド開口幅Wbを求める。次にの場合には、式(2)に
基づいて主制御系19で決定したウェハW面照度Eaお
よびブラインド開口幅Waは変更せずそのまま用いて、
ド開口幅Wbを求める。次にの場合には、式(2)に
基づいて主制御系19で決定したウェハW面照度Eaお
よびブラインド開口幅Waは変更せずそのまま用いて、
【0040】Db=Ea×Wa/Vb
【0041】から、領域80bの露光領域でのブライン
ド開口幅Vbを求める。以上の〜の3条件のいずれ
か、あるいは複数を用いて領域80bの露光領域の各露
光条件が決定したら、まず領域80aの露光領域に対し
て上述の露光条件により走査露光を行い、領域80aの
露光領域と領域80bの露光領域との境界領域に到達し
たら、露光条件を上述で求めた領域80bの露光領域用
に変更して走査露光を継続する。こうすることにより、
途中でステージを停止させることなく一度の走査でウェ
ハWの所定のショット領域にレチクルRのパターン80
を転写することができる。なお、以上の説明において、
領域80aに形成されているパターンと、領域80bに
形成されているパターンとでは、パターンの線幅やパタ
ーン寸法が異なっているものがある。例えば、1チップ
内の所定領域毎にパターン密度が異なるものとして、マ
ルチチップモジュールの回路パターンなどがあげられ
る。領域80aと領域80bとの最適な積算露光量D
a、Dbは、予めレチクルRのパターンをテスト露光
し、露光されたパターンの露光状態から各領域に対応す
る最適な積算露光量が求められる。また、露光光量を変
えながら、各領域80a、80bのパターンを別々に露
光し、領域80aのパターンまたは領域80bのパター
ンをそれぞれ別々に投影光学系を介して撮像素子で撮像
して、最適な露光量を求めてもよい。このようにして求
められた積算露光量は、各領域80a、80bに対応さ
せてメモリ21に記憶される。主制御系19は、まず可
動ブラインド35の各ブレードの位置からレチクルRの
露光領域が領域80aと領域80bとの何れであるかを
判断する。そして、主制御系19がレチクルRの露光領
域が領域80aであると判断したときは、領域80aに
対する露光量をメモリ21から読み出して、上述した制
御により露光量の制御を行い、また、レチクルRの露光
領域が80bであると判断したときは、領域80bに対
する露光量をメモリ21から読み出して、上述した制御
により露光量の制御を行う。
ド開口幅Vbを求める。以上の〜の3条件のいずれ
か、あるいは複数を用いて領域80bの露光領域の各露
光条件が決定したら、まず領域80aの露光領域に対し
て上述の露光条件により走査露光を行い、領域80aの
露光領域と領域80bの露光領域との境界領域に到達し
たら、露光条件を上述で求めた領域80bの露光領域用
に変更して走査露光を継続する。こうすることにより、
途中でステージを停止させることなく一度の走査でウェ
ハWの所定のショット領域にレチクルRのパターン80
を転写することができる。なお、以上の説明において、
領域80aに形成されているパターンと、領域80bに
形成されているパターンとでは、パターンの線幅やパタ
ーン寸法が異なっているものがある。例えば、1チップ
内の所定領域毎にパターン密度が異なるものとして、マ
ルチチップモジュールの回路パターンなどがあげられ
る。領域80aと領域80bとの最適な積算露光量D
a、Dbは、予めレチクルRのパターンをテスト露光
し、露光されたパターンの露光状態から各領域に対応す
る最適な積算露光量が求められる。また、露光光量を変
えながら、各領域80a、80bのパターンを別々に露
光し、領域80aのパターンまたは領域80bのパター
ンをそれぞれ別々に投影光学系を介して撮像素子で撮像
して、最適な露光量を求めてもよい。このようにして求
められた積算露光量は、各領域80a、80bに対応さ
せてメモリ21に記憶される。主制御系19は、まず可
動ブラインド35の各ブレードの位置からレチクルRの
露光領域が領域80aと領域80bとの何れであるかを
判断する。そして、主制御系19がレチクルRの露光領
域が領域80aであると判断したときは、領域80aに
対する露光量をメモリ21から読み出して、上述した制
御により露光量の制御を行い、また、レチクルRの露光
領域が80bであると判断したときは、領域80bに対
する露光量をメモリ21から読み出して、上述した制御
により露光量の制御を行う。
【0042】このようにして、本実施の形態によれば、
局所的に異なるパターン密度分布を有するパターン領域
を露光する際に、各局所領域毎の最適な積算露光量に合
わせて、各領域の露光におけるブラインド開口幅W、ウ
ェハWの走査速度V、ウェハW面照度Eを決定するよう
にしているので、ウェハW上のショット領域全域に対し
て最適な積算露光量でパターンの転写を行うことができ
るようになる。
局所的に異なるパターン密度分布を有するパターン領域
を露光する際に、各局所領域毎の最適な積算露光量に合
わせて、各領域の露光におけるブラインド開口幅W、ウ
ェハWの走査速度V、ウェハW面照度Eを決定するよう
にしているので、ウェハW上のショット領域全域に対し
て最適な積算露光量でパターンの転写を行うことができ
るようになる。
【0043】なお、本実施の形態による露光方法におい
て、図2に示した領域80aと領域80bの境界領域で
上記ブラインド開口幅W、ウェハWの走査速度V、ウェ
ハW面照度Eのいずれか、あるいは複数を変更する際
に、これらの動作の遅れにより境界領域での転写像に不
都合が生じるような場合には、照明領域を決めるための
上記ブラインドの他に設けられた露光エリアを決めるた
めのブラインドを用いて領域80a、80bを別々に露
光するようにすればよい。
て、図2に示した領域80aと領域80bの境界領域で
上記ブラインド開口幅W、ウェハWの走査速度V、ウェ
ハW面照度Eのいずれか、あるいは複数を変更する際
に、これらの動作の遅れにより境界領域での転写像に不
都合が生じるような場合には、照明領域を決めるための
上記ブラインドの他に設けられた露光エリアを決めるた
めのブラインドを用いて領域80a、80bを別々に露
光するようにすればよい。
【0044】次に、本発明の第2の実施の形態による露
光方法および装置を図2および図3を用いて説明する。
まず、本実施の形態による露光装置の概略の構成を図3
を用いて説明する。本実施の形態は、一括露光方式であ
るステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置に本
発明を適用したものである。図3において、水銀ランプ
101からの照明光は楕円鏡102によって集光された
後、集光光学系103a、および所望の波長帯の光(例
えばi線)を選択する光学フィルタ103bを含む集光
フィルタ系103を経てシャッタ104に達する。シャ
ッタ104は、タイマ制御系106からの指令に基づい
てシャッタ制御機構105により開閉される。シャッタ
104が開状態の場合、照明光はインプットレンズ10
7を介してほぼ平行光束となってフライアイレンズ10
8に入射する。
光方法および装置を図2および図3を用いて説明する。
まず、本実施の形態による露光装置の概略の構成を図3
を用いて説明する。本実施の形態は、一括露光方式であ
るステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置に本
発明を適用したものである。図3において、水銀ランプ
101からの照明光は楕円鏡102によって集光された
後、集光光学系103a、および所望の波長帯の光(例
えばi線)を選択する光学フィルタ103bを含む集光
フィルタ系103を経てシャッタ104に達する。シャ
ッタ104は、タイマ制御系106からの指令に基づい
てシャッタ制御機構105により開閉される。シャッタ
104が開状態の場合、照明光はインプットレンズ10
7を介してほぼ平行光束となってフライアイレンズ10
8に入射する。
【0045】フライアイレンズ108の射出面には多数
の2次光源像が形成され、これらによりレチクル119
を照明する照明光の照度分布が平坦化される。フライア
イレンズ108を通過した照明光は反射率が98%程度
の反射ミラー109に入射する。反射ミラー109で反
射された照明光は、第1リレーレンズ113を経て、ブ
ラインド駆動系115により制御された照明用ブライン
ド(可変視野絞り)114上で一定の照明エリアに制限
され、照明用ブラインド114を通過した照明光が、第
2リレーレンズ116、反射ミラー117、およびコン
デンサーレンズ118を介して、レチクル119上の照
明領域を均一な照度分布で照明する。この照明光によ
り、レチクル119上のパターンが投影光学系120を
介して例えば1/5に縮小されてウェハ121の各ショ
ット領域上に投影露光される。
の2次光源像が形成され、これらによりレチクル119
を照明する照明光の照度分布が平坦化される。フライア
イレンズ108を通過した照明光は反射率が98%程度
の反射ミラー109に入射する。反射ミラー109で反
射された照明光は、第1リレーレンズ113を経て、ブ
ラインド駆動系115により制御された照明用ブライン
ド(可変視野絞り)114上で一定の照明エリアに制限
され、照明用ブラインド114を通過した照明光が、第
2リレーレンズ116、反射ミラー117、およびコン
デンサーレンズ118を介して、レチクル119上の照
明領域を均一な照度分布で照明する。この照明光によ
り、レチクル119上のパターンが投影光学系120を
介して例えば1/5に縮小されてウェハ121の各ショ
ット領域上に投影露光される。
【0046】この従来の投影露光装置による露光動作の
際、反射ミラー109を透過した光を集光レンズ110
を介して光電変換する光センサであるインテグレータセ
ンサ111に入射し、この出力信号が照度算出系112
に供給される。インテグレータセンサ111は、例えば
レチクル119のパターン形成面とほぼ共役な位置にあ
る。ウェハ121での単位時間当たりの露光エネルギと
インテグレータセンサ111上での照度との間の換算係
数が予め照度算出系112に記憶されている。照度算出
系112においてインテグレータセンサ111の出力信
号にその換算係数を乗ずることにより、ウェハ121上
での単位時間当りの露光エネルギが求められる。求めら
れた単位時間当りの露光エネルギは主制御系125に供
給され、主制御系125は、ウェハ121上での適正露
光量をその単位時間当りの露光エネルギで除算して得ら
れる露光時間をタイマ制御系106に入力する。これに
応じてタイマ制御系106が、その露光時間だけシャッ
タ104を開状態にすることにより、ウェハ121上で
の積算露光量が適正露光量に制御される。
際、反射ミラー109を透過した光を集光レンズ110
を介して光電変換する光センサであるインテグレータセ
ンサ111に入射し、この出力信号が照度算出系112
に供給される。インテグレータセンサ111は、例えば
レチクル119のパターン形成面とほぼ共役な位置にあ
る。ウェハ121での単位時間当たりの露光エネルギと
インテグレータセンサ111上での照度との間の換算係
数が予め照度算出系112に記憶されている。照度算出
系112においてインテグレータセンサ111の出力信
号にその換算係数を乗ずることにより、ウェハ121上
での単位時間当りの露光エネルギが求められる。求めら
れた単位時間当りの露光エネルギは主制御系125に供
給され、主制御系125は、ウェハ121上での適正露
光量をその単位時間当りの露光エネルギで除算して得ら
れる露光時間をタイマ制御系106に入力する。これに
応じてタイマ制御系106が、その露光時間だけシャッ
タ104を開状態にすることにより、ウェハ121上で
の積算露光量が適正露光量に制御される。
【0047】さて、以上の構成の露光装置における露光
量制御を含んだ露光方法を次に説明する。図3における
ウェハ121のショット領域における積算露光量は、ウ
ェハ121のショット領域の照度と照射時間によって決
まる。ここで、第1の実施の形態と同様の図2に示すよ
うなパターン密度が異なる2つの領域80a、80bか
らなるパターン領域80がレチクルRに描画されている
ものとする。また、領域80aの露光領域の最適な積算
露光量がDa、領域80bの露光領域の最適な積算露光
量がDbであるとする。そして、このパターン80をス
テップ・アンド・リピート方式でウェハ121上に転写
するものとする。この場合も、予め領域80aの露光領
域の最適な積算露光量Da、領域80bの露光領域の最
適な積算露光量Dbは測定されて分かっているものとす
る。
量制御を含んだ露光方法を次に説明する。図3における
ウェハ121のショット領域における積算露光量は、ウ
ェハ121のショット領域の照度と照射時間によって決
まる。ここで、第1の実施の形態と同様の図2に示すよ
うなパターン密度が異なる2つの領域80a、80bか
らなるパターン領域80がレチクルRに描画されている
ものとする。また、領域80aの露光領域の最適な積算
露光量がDa、領域80bの露光領域の最適な積算露光
量がDbであるとする。そして、このパターン80をス
テップ・アンド・リピート方式でウェハ121上に転写
するものとする。この場合も、予め領域80aの露光領
域の最適な積算露光量Da、領域80bの露光領域の最
適な積算露光量Dbは測定されて分かっているものとす
る。
【0048】主制御系112は、それぞれの領域80a
の露光領域、80bの露光領域の最適な積算露光量D
a、Dbと、インテグレータセンサ111からの出力信
号から得られたウェハ121上の照度とに基づいて、そ
れぞれの領域80aの露光領域、80bの露光領域での
露光時間を演算して決定する。そして、主制御系125
は、ブラインド駆動系115に指令を送出して照明用ブ
ラインド114を駆動して、照明用ブラインド114の
開口を例えば領域80aを照射する形状に変更する。そ
の後、主制御系125は、タイマ制御系106に指令を
送出してシャッタ制御機構105によりシャッタ104
を開放させて、領域80aの露光領域の露光を開始す
る。主制御系125で求めておいた露光時間に基づい
て、タイマ制御系106は、所定の露光時間が経過する
とシャッタ制御機構105によりシャッタ104を閉じ
させて、露光を終了させる。次に、以上と同様の処理に
より領域80bの露光領域の露光動作に移行し、当該露
光動作が終了してウェハ121のショット領域の露光が
終了する。
の露光領域、80bの露光領域の最適な積算露光量D
a、Dbと、インテグレータセンサ111からの出力信
号から得られたウェハ121上の照度とに基づいて、そ
れぞれの領域80aの露光領域、80bの露光領域での
露光時間を演算して決定する。そして、主制御系125
は、ブラインド駆動系115に指令を送出して照明用ブ
ラインド114を駆動して、照明用ブラインド114の
開口を例えば領域80aを照射する形状に変更する。そ
の後、主制御系125は、タイマ制御系106に指令を
送出してシャッタ制御機構105によりシャッタ104
を開放させて、領域80aの露光領域の露光を開始す
る。主制御系125で求めておいた露光時間に基づい
て、タイマ制御系106は、所定の露光時間が経過する
とシャッタ制御機構105によりシャッタ104を閉じ
させて、露光を終了させる。次に、以上と同様の処理に
より領域80bの露光領域の露光動作に移行し、当該露
光動作が終了してウェハ121のショット領域の露光が
終了する。
【0049】このようにして、本実施の形態によれば、
局所的に異なるパターン密度分布を有するパターン領域
を露光する際に、各局所領域毎の最適な積算露光量に合
わせて照明用ブラインド114で規定する開口形状を変
更させて、ウェハ121の所定領域の露光時間を制御す
るようにしたので、ウェハ121上のショット領域全域
に対して最適な積算露光量でパターンの転写を行うこと
ができるようになる。
局所的に異なるパターン密度分布を有するパターン領域
を露光する際に、各局所領域毎の最適な積算露光量に合
わせて照明用ブラインド114で規定する開口形状を変
更させて、ウェハ121の所定領域の露光時間を制御す
るようにしたので、ウェハ121上のショット領域全域
に対して最適な積算露光量でパターンの転写を行うこと
ができるようになる。
【0050】以上の本実施の形態による露光方法は、領
域80aの露光領域と領域80bの露光領域とを別々の
露光時間で露光したが、例えば、領域80aの露光領域
の最適な積算露光量Daより領域80bの露光領域の最
適な積算露光量Dbの方が大きいような場合(Da<D
b)に、最初は照明用ブラインド114を駆動してパタ
ーン80全体を照射するような開口を規定して積算露光
量がDaになるまで露光を行った後、次に照明用ブライ
ンド114を駆動して領域80bだけが含まれる形状の
開口を規定して、領域80bの露光領域に対してさらに
残りの積算露光量(Db−Da)分の露光を行うように
してもよい。また逆に、最初に領域80bを照射するよ
うに照明用ブラインド114の開口形状を規定してから
露光を開始し、積算露光量(Db−Da)分の露光が終
了したら照明用ブラインド114の開口形状をパターン
80全体が照射されるように変更してもよい。その後、
露光量Da分の露光がパターン80全体に行われた段階
で露光を終了させるようにしてもよい。
域80aの露光領域と領域80bの露光領域とを別々の
露光時間で露光したが、例えば、領域80aの露光領域
の最適な積算露光量Daより領域80bの露光領域の最
適な積算露光量Dbの方が大きいような場合(Da<D
b)に、最初は照明用ブラインド114を駆動してパタ
ーン80全体を照射するような開口を規定して積算露光
量がDaになるまで露光を行った後、次に照明用ブライ
ンド114を駆動して領域80bだけが含まれる形状の
開口を規定して、領域80bの露光領域に対してさらに
残りの積算露光量(Db−Da)分の露光を行うように
してもよい。また逆に、最初に領域80bを照射するよ
うに照明用ブラインド114の開口形状を規定してから
露光を開始し、積算露光量(Db−Da)分の露光が終
了したら照明用ブラインド114の開口形状をパターン
80全体が照射されるように変更してもよい。その後、
露光量Da分の露光がパターン80全体に行われた段階
で露光を終了させるようにしてもよい。
【0051】次に、本発明の第3の実施の形態による露
光方法および装置を図4および図5を用いて説明する。
まず、本実施の形態による露光装置の概略の構成を図4
を用いて説明する。本実施の形態も、一括露光方式であ
るステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置に本
発明を適用したものであり、図3に示した第2の実施の
形態とほぼ同一の装置構成である。従って、図3に示し
た装置構成と同一の機能を有する部分には同一の符号を
付してその説明は省略するものとする。図4に示す露光
装置は、レチクル119上部に、パターン領域80の密
度分布に応じて、パターン領域80内の照明光の照度分
布を変化させる光学素子130を設けた点に特徴を有し
ている。
光方法および装置を図4および図5を用いて説明する。
まず、本実施の形態による露光装置の概略の構成を図4
を用いて説明する。本実施の形態も、一括露光方式であ
るステップ・アンド・リピート方式の投影露光装置に本
発明を適用したものであり、図3に示した第2の実施の
形態とほぼ同一の装置構成である。従って、図3に示し
た装置構成と同一の機能を有する部分には同一の符号を
付してその説明は省略するものとする。図4に示す露光
装置は、レチクル119上部に、パターン領域80の密
度分布に応じて、パターン領域80内の照明光の照度分
布を変化させる光学素子130を設けた点に特徴を有し
ている。
【0052】ここで、第1および第2の実施の形態と同
様に図2に示したパターン密度が異なる局所領域を有す
るパターン領域80について露光を行うものとする。図
5を用いて本実施の形態で用いる光学素子130の構造
を説明する。
様に図2に示したパターン密度が異なる局所領域を有す
るパターン領域80について露光を行うものとする。図
5を用いて本実施の形態で用いる光学素子130の構造
を説明する。
【0053】図5に示す光学素子130は、図2に示す
パターン領域80の領域80a、80bにそれぞれ対応
付けられる領域130aと領域130bとを有してい
る。領域130aは領域80aに、領域130bは領域
80bにそれぞれ対応している。ここで、光学素子13
0の領域130aの露光光透過率をRa、領域130b
の露光光透過率をRbとしたとき、
パターン領域80の領域80a、80bにそれぞれ対応
付けられる領域130aと領域130bとを有してい
る。領域130aは領域80aに、領域130bは領域
80bにそれぞれ対応している。ここで、光学素子13
0の領域130aの露光光透過率をRa、領域130b
の露光光透過率をRbとしたとき、
【0054】Da/Db=Ra/Rb
【0055】の関係を満たすような透過率分布を光学素
子130に与える。このような透過率分布は、露光光を
反射させるような薄膜を光学素子130表面に形成する
ことにより実現できる。上述の関係を有する透過率分布
が形成された光学素子130をレチクル119上部に配
置して露光することにより、投影光学系120を介した
ウェハ121上のショット領域上に一括露光で領域80
aの露光領域と領域80bの露光領域とにそれぞれ最適
な積算露光量を与えることができるようになる。
子130に与える。このような透過率分布は、露光光を
反射させるような薄膜を光学素子130表面に形成する
ことにより実現できる。上述の関係を有する透過率分布
が形成された光学素子130をレチクル119上部に配
置して露光することにより、投影光学系120を介した
ウェハ121上のショット領域上に一括露光で領域80
aの露光領域と領域80bの露光領域とにそれぞれ最適
な積算露光量を与えることができるようになる。
【0056】なお、本実施の形態による光学素子130
は、第1の実施の形態におけるステップ・アンド・スキ
ャン方式の露光装置に対しても同様に用いることができ
る。また、本実施の形態では、レチクル119上に光学
素子130を配置したが、例えば、レチクル119自体
に透過率分布を持たせるようにして、光学素子130を
省略することも可能である。この場合には光学素子13
0の領域130aと領域130bの透過率をそれぞれレ
チクル119の対応するパターン領域内に形成するよう
にする。
は、第1の実施の形態におけるステップ・アンド・スキ
ャン方式の露光装置に対しても同様に用いることができ
る。また、本実施の形態では、レチクル119上に光学
素子130を配置したが、例えば、レチクル119自体
に透過率分布を持たせるようにして、光学素子130を
省略することも可能である。この場合には光学素子13
0の領域130aと領域130bの透過率をそれぞれレ
チクル119の対応するパターン領域内に形成するよう
にする。
【0057】本発明は、上記実施の形態に限らず種々の
変形が可能である。例えば、上記の実施の形態では露光
光源として連続光(水銀ランプ)が使用されているが、
露光光源としてエキシマレーザ光源のようなパルス数を
変えることによりウェハ上の露光量を変えることができ
るパルス光源を使用する場合でも本発明を適用すること
が可能である。
変形が可能である。例えば、上記の実施の形態では露光
光源として連続光(水銀ランプ)が使用されているが、
露光光源としてエキシマレーザ光源のようなパルス数を
変えることによりウェハ上の露光量を変えることができ
るパルス光源を使用する場合でも本発明を適用すること
が可能である。
【0058】また、上記実施の形態においては、パター
ンの密度が異なる領域が2箇所の場合について本発明を
適用したが、本発明はもちろんこれに限られず、パター
ンの密度が異なる領域が3箇所以上であっても上記実施
の形態で説明したのと同様の露光方法を適用することが
できる。また、第1の実施の形態による走査露光方式で
の露光方法では、走査方向に最適積算露光量が異なるパ
ターンについて説明しているが、走査方向に直交する方
向に最適積算露光量が異なるパターンの場合には、第2
および第3の実施の形態で説明した露光方法を併用する
ことにより同様の効果を得ることができる。また、第1
の実施の形態による走査露光方式での露光方法で、走査
方向に直交する方向に最適な積算露光量が異なる場合
は、4枚の可動ブレードを制御してブラインド開口幅を
設定すればよい。上記実施の形態では、露光領域毎にパ
ターンを転写する際、露光領域内に転写されるパターン
の密度分布に応じて、積算露光量を調整する構成につい
て説明したが、感光基板上の感光層の厚みに応じて積算
露光量を調整するようにしてもよい。この場合、露光光
に対する露光領域の反射強度を露光領域内で測定する測
定センサと、感光基板の感光層の厚みと前記感光基板の
反射強度との関係を示す第1特性と、感光基板の感光層
を露光するために必要な露光量と感光層の厚みとの関係
を示す第2特性とを記憶するメモリと、測定センサで測
定された反射強度と、メモリに記憶された第1特性と第
2特性とに基づいて、求められた最適な積算露光量とな
るように、露光量を制御するコントローラを設ければよ
い。
ンの密度が異なる領域が2箇所の場合について本発明を
適用したが、本発明はもちろんこれに限られず、パター
ンの密度が異なる領域が3箇所以上であっても上記実施
の形態で説明したのと同様の露光方法を適用することが
できる。また、第1の実施の形態による走査露光方式で
の露光方法では、走査方向に最適積算露光量が異なるパ
ターンについて説明しているが、走査方向に直交する方
向に最適積算露光量が異なるパターンの場合には、第2
および第3の実施の形態で説明した露光方法を併用する
ことにより同様の効果を得ることができる。また、第1
の実施の形態による走査露光方式での露光方法で、走査
方向に直交する方向に最適な積算露光量が異なる場合
は、4枚の可動ブレードを制御してブラインド開口幅を
設定すればよい。上記実施の形態では、露光領域毎にパ
ターンを転写する際、露光領域内に転写されるパターン
の密度分布に応じて、積算露光量を調整する構成につい
て説明したが、感光基板上の感光層の厚みに応じて積算
露光量を調整するようにしてもよい。この場合、露光光
に対する露光領域の反射強度を露光領域内で測定する測
定センサと、感光基板の感光層の厚みと前記感光基板の
反射強度との関係を示す第1特性と、感光基板の感光層
を露光するために必要な露光量と感光層の厚みとの関係
を示す第2特性とを記憶するメモリと、測定センサで測
定された反射強度と、メモリに記憶された第1特性と第
2特性とに基づいて、求められた最適な積算露光量とな
るように、露光量を制御するコントローラを設ければよ
い。
【0059】なお、上記実施の形態において、光源から
の照明光として、i線(波長365nm)のみならず、
g線(波長436nm)、KrFエキシマレーザ光(波
長248nm)、ArFエキシマレーザ光(193n
m)、F2レーザ光(波長157nm)、さらに波長の
短い軟X線等のEUVLを用いることも可能である。ま
た、露光装置の種類としては、半導体製造用の露光装置
に限定されることなく、例えば、角型のガラスプレート
に液晶表示素子パターンを露光する液晶用の露光装置
や、薄膜磁気ヘッドを製造するための露光装置にも広く
適用できる。本発明では、レチクル上のパターンを上記
実施の形態の構成を用いて感光基板上にパターンを転写
することにより半導体デバイスを製造することができ
る。さらに、本発明の露光装置は、既に各実施の形態で
説明したような各構成要素から構成されており、これら
の構成要素を、前述した機能を達成するように、電気
的、または機械的、光学的に連結することで組み立てら
れている。
の照明光として、i線(波長365nm)のみならず、
g線(波長436nm)、KrFエキシマレーザ光(波
長248nm)、ArFエキシマレーザ光(193n
m)、F2レーザ光(波長157nm)、さらに波長の
短い軟X線等のEUVLを用いることも可能である。ま
た、露光装置の種類としては、半導体製造用の露光装置
に限定されることなく、例えば、角型のガラスプレート
に液晶表示素子パターンを露光する液晶用の露光装置
や、薄膜磁気ヘッドを製造するための露光装置にも広く
適用できる。本発明では、レチクル上のパターンを上記
実施の形態の構成を用いて感光基板上にパターンを転写
することにより半導体デバイスを製造することができ
る。さらに、本発明の露光装置は、既に各実施の形態で
説明したような各構成要素から構成されており、これら
の構成要素を、前述した機能を達成するように、電気
的、または機械的、光学的に連結することで組み立てら
れている。
【0060】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、ショット
領域内に転写されるパターンの密度分布に応じて、ショ
ット領域内の局所領域毎に最適な露光量で露光を行うこ
とができる。
領域内に転写されるパターンの密度分布に応じて、ショ
ット領域内の局所領域毎に最適な露光量で露光を行うこ
とができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態による露光装置の概
略の構成を示す図である。
略の構成を示す図である。
【図2】パターン密度の異なるパターン領域を示す図で
ある。
ある。
【図3】本発明の第2の実施の形態による露光装置の概
略の構成を示す図である。
略の構成を示す図である。
【図4】本発明の第3の実施の形態による露光装置の概
略の構成を示す図である。
略の構成を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態による露光装置で用
いた減光フィルタの概略の構成を示す図である。
いた減光フィルタの概略の構成を示す図である。
R レチクル PL 投影光学系 W ウェハ 1、101 水銀ランプ 4、104 シャッタ 9 第1フライアイレンズ 10 光量絞り 12A、12B 第2リレーレンズ 14 第2フライアイレンズ 16 照明系開口絞り板 19、125 主制御系 20 露光量制御系 22 電源系 23 減光板 33、111 インテグレータセンサ 35 可動ブラインド 42 走査ステージ 47 投影領域 48 ウェハステージ 49 照度むらセンサ 53 ウェハ反射率モニタ 55 照射量モニタ 80 パターン領域 80a、80b、130a、130b 領域 108 フライアイレンズ 114 照明用ブラインド 130 光学素子
Claims (8)
- 【請求項1】照明光を照射して、レチクルに形成された
パターンを感光基板の露光領域に転写する露光方法にお
いて、 前記露光領域内の所定領域毎に定められた適正露光量に
基づいて、前記露光領域内の所定領域毎の積算露光量を
調整して露光を行うことを特徴とする露光方法。 - 【請求項2】請求項1記載の露光方法において、 前記露光の際、露光領域内の所定領域毎に定められた適
正露光量に基づいて、前記露光領域内の前記照明光の照
度分布を変化させることを特徴とする露光方法。 - 【請求項3】請求項1または2に記載の露光方法におい
て、 前記露光の際、露光領域内の所定領域毎に定められた適
正露光量に基づいて、前記照明光の照射領域を変化させ
ることを特徴とする露光方法。 - 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の露光方
法において、 前記露光は、前記レチクルの前記パターンの一部の像を
投影光学系を介して前記感光基板に投影し、前記投影光
学系に対して前記レチクルと前記感光基板とを相対的に
走査させて前記パターンの像を前記感光基板に転写して
行われ、 前記露光の際、露光領域内の所定領域毎に定められた適
正露光量に基づいて、前記レチクルと前記感光基板との
相対走査速度と、照明光の照度との少なくとも一方と、
前記照明光の照射領域とを変化させることを特徴とする
露光方法。 - 【請求項5】照明光を照射して、レチクルに形成された
パターンを感光基板の露光領域に転写する露光装置にお
いて、 露光領域内の所定領域毎に定められた適正露光量に基づ
いて、前記露光領域内の所定領域毎の積算露光量を調整
する調整手段を有していることを特徴とする露光装置。 - 【請求項6】請求項5記載の露光装置において、 前記調整手段は、露光領域内の所定領域毎に定められた
適正露光量に基づいて、前記露光領域上の前記照明光の
照度分布を変化させることを特徴とする露光装置。 - 【請求項7】請求項5または6に記載の露光装置におい
て、 前記照明光の照明領域を規定する照明視野絞りを有し、 前記調整手段は、露光領域内の所定領域毎に定められた
適正露光量に基づいて、前記照明視野絞りを駆動して前
記照明領域を変化させることを特徴とする露光装置。 - 【請求項8】請求項7記載の露光装置において、 前記照明視野絞りにより前記レチクルの前記パターンの
一部を照明し、その像を投影光学系を介して前記感光基
板に投影し、前記投影光学系に対して前記レチクルと前
記感光基板とを相対的に走査させて前記パターンの像を
前記感光基板に転写する露光系を有し、 前記調整手段は、露光領域内の所定領域毎に定められた
適正露光量に基づいて、前記レチクルと前記感光基板と
の相対走査速度と、照明光の照度との少なくとも一方
と、前記照明光の照射領域とを変化させることを特徴と
する露光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10117921A JPH11274069A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 露光方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10117921A JPH11274069A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 露光方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11274069A true JPH11274069A (ja) | 1999-10-08 |
Family
ID=14723486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10117921A Withdrawn JPH11274069A (ja) | 1998-03-19 | 1998-03-19 | 露光方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11274069A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008001593A1 (fr) * | 2006-06-30 | 2008-01-03 | Nikon Corporation | PROCÉDÉ d'exposition, dispositif D'EXPOSITION, et procédé de fabrication de dispositif |
US9195069B2 (en) | 2006-04-17 | 2015-11-24 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method |
KR20180071955A (ko) * | 2016-12-20 | 2018-06-28 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 광 처리 장치, 도포, 현상 장치, 광 처리 방법 및 기억 매체 |
-
1998
- 1998-03-19 JP JP10117921A patent/JPH11274069A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9195069B2 (en) | 2006-04-17 | 2015-11-24 | Nikon Corporation | Illumination optical apparatus, exposure apparatus, and device manufacturing method |
WO2008001593A1 (fr) * | 2006-06-30 | 2008-01-03 | Nikon Corporation | PROCÉDÉ d'exposition, dispositif D'EXPOSITION, et procédé de fabrication de dispositif |
KR20180071955A (ko) * | 2016-12-20 | 2018-06-28 | 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 | 광 처리 장치, 도포, 현상 장치, 광 처리 방법 및 기억 매체 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3395280B2 (ja) | 投影露光装置及び方法 | |
US5160962A (en) | Projection exposure apparatus | |
JP3456597B2 (ja) | 露光装置 | |
US5831716A (en) | Slit-scanning type light exposure apparatus | |
JP3232473B2 (ja) | 投影露光装置及びそれを用いたデバイスの製造方法 | |
JP4924421B2 (ja) | センサの校正方法、露光方法、露光装置、デバイス製造方法、および反射型マスク | |
JPH08250402A (ja) | 走査型露光方法及び装置 | |
JPH11111601A (ja) | 露光方法及び装置 | |
JP3521544B2 (ja) | 露光装置 | |
JP3531297B2 (ja) | 投影露光装置及び投影露光方法 | |
JPH0992593A (ja) | 投影露光装置 | |
JP2000003874A (ja) | 露光方法及び露光装置 | |
US6195155B1 (en) | Scanning type exposure method | |
JPH11274069A (ja) | 露光方法および装置 | |
JP3564833B2 (ja) | 露光方法 | |
JP2000235945A (ja) | 走査型露光装置及び走査露光方法 | |
JP3842480B2 (ja) | リソグラフ投影装置 | |
JPH06232030A (ja) | 露光方法及び露光装置 | |
JP3365567B2 (ja) | 投影露光方法及び装置、並びに素子製造方法 | |
JPS6076728A (ja) | 投影露光装置 | |
JPH10284363A (ja) | スリット幅決定方法及び露光量制御方法 | |
JPH09289147A (ja) | 走査型露光方法及び装置 | |
JP3201025B2 (ja) | 露光方法及び装置、並びに素子製造方法 | |
JPH1083953A (ja) | 露光量調整方法及び走査型露光装置 | |
JP2001007023A (ja) | 投影露光方法及び装置、並びに素子製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050607 |