JPH1187107A - 導電性複合素子およびその製造方法 - Google Patents

導電性複合素子およびその製造方法

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JPH1187107A
JPH1187107A JP24378797A JP24378797A JPH1187107A JP H1187107 A JPH1187107 A JP H1187107A JP 24378797 A JP24378797 A JP 24378797A JP 24378797 A JP24378797 A JP 24378797A JP H1187107 A JPH1187107 A JP H1187107A
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ptc thermistor
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thermistor element
ptc
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JP24378797A
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Inventor
Kenichi Nishina
健一 仁科
Shiro Murata
士郎 村田
Manabu Sogabe
学 曽我部
Tatsuya Hayashi
龍也 林
Tomoe Takahashi
知恵 高橋
Sadajiro Mori
貞次郎 森
Hideo Horibe
英夫 堀邊
Itsuo Nishiyama
逸雄 西山
Masahiro Ishikawa
雅廣 石川
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PTCサーミスタ素子の両端面に一回り小さ
な面積の電極を融着成型する際に電極を正確な位置に安
定して配置するための製造方法を提供する。 【解決手段】 正の温度係数の抵抗を持つPTCサーミ
スタ素子1の2つの平行な端面に、上記端面よりも一回
り小さな面積の電極3を融着する際に、電極3の少なく
とも一方を、電極3が入る枠窓4aを有し外形がPTC
素子の外形と同一でかつ電極3より薄い厚さの保持枠4
にはめて、PTC素子1端面の正確な位置に位置決め
し、これらを金型20内で加圧・加熱して電極3をPT
C素子1に融着する。また、保持枠4の代わりに、電極
3が入る枠穴を有し外形がPTCサーミスタ素子1端面
の外形と同一の金型を用いてもよい。以上の方法で製造
することにより、PTC素子1両端面の電極3間の距離
が確保され、短絡が防止でき、信頼性の高い導電性複合
素子を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は正温度係数で事故電
流の抑制機能を持つ導電性複合素子およびその製造方
法、特に電極の融着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、例えば実開昭64−2390号
公報に示された従来の導電性複合素子を示す斜視図であ
る。図において、10は導電性複合素子であり、2つの
平行な端面を有し、ポリマー材料とポリマー材料中に分
散させた導電性の粉末材料とを含んだ正の温度係数の抵
抗値を持つ導電性のポリマーコンパウンドから成るPT
Cサーミスタ素子1(以後PTC素子と称す)と、PT
C素子1に電流を流すために、2つの平行端面にそれぞ
れ接合された2枚の電極2からなる。PTC素子1は、
その抵抗値が正の温度係数を有する素子を示すものとし
て認められている。ポリマーコンパウンドから成るPT
C素子1の動作原理は、平常時においてはポリマー中で
導電粉末材が連なって導電路を形成しているが、PTC
素子1の温度がポリマーの融点を超えるとポリマーが急
激に膨張し、導電粉末材同士の距離が増大して高抵抗体
に変化する。このPTC素子1を用いた導電性複合素子
10は過電流保護のため事故電流を限流する回路素子と
して用いられる。
【0003】このようなPTC素子1の抵抗値は、例え
ば素子の動作温度である135℃以下においては、例え
ば数ミリオームである。短絡電流などの大きな電流がP
TC素子1に流れるとPTC素子1の自己ジュール熱や
外部からの加熱によってPTC素子1の温度を上昇させ
る。この温度が素子動作温度を越えると、PTC素子1
は低抵抗状態から高抵抗状態へと急激に変化し、その抵
抗値は例えば数オームになる。
【0004】この導電性複合素子10の電極2の接合
は、PTC素子1との接触抵抗を低減させるために、P
TC素子1を加熱溶融したところで電極2を加圧接合す
る融着と呼ばれる方法で行われる。PTC素子1の製造
は、導電粉末材を含んだポリマーコンパウンドを一般の
プラスチックと同様に射出や圧縮成型などによって成型
する。PTC素子1の端面に融着される電極2はPTC
素子1の成型と同時に行われるのが工程上望ましく、電
極2が強度の高い金属板等であれば成型と同時の融着が
可能である。しかし、電極2が強度の低い薄い板や箔な
どの場合、PTC素子1の素子材料の粘度に負けて電極
2が変形して正常な位置に融着できない。そのため一
旦、PTC素子1を単体成型し、改めてPTC素子1に
電極2を融着する工程を設ける必要がある。この別工程
による融着の方法は、圧縮成型の金型に下面の電極2、
PTCサーミスタ素子1、上面の電極2を順次載置し加
熱・加圧を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように構成され
た従来の導電性複合素子10では、事故電流が通常の安
全な電流の数倍程度の場合には問題は無いが、10倍を
超えるような大電流になるとPTC素子1と電極2の接
合箇所で特に大きなジュール発熱が起こり、PTC素子
1が高温により溶融気化して、ガスが外部に放出され
る。このガスにはポリマーの元素の一つである炭素粒
子、ポリマーから分離した導電性粉末などが含まれてお
り導電性を帯びているため、図7に示す様な従来構造の
ものでは上下の電極2間の距離がPTC素子1の板厚分
しかなく、板厚分端面の空間で導電性ガスを介して短絡
することがあった。この短絡が生じると導電性複合素子
10の高抵抗化による電流の制限が効かなくなってしま
う。そこで、図8に示すように、電極のサイズをPTC
素子1端面の外形より一回り小さくすることで、上下電
極間の距離を大きくして短絡現象を防ぐ方法が用いられ
ている。図8において、3はPTC素子1端面の外形よ
り一回り小さな面積の電極である。しかし、電極3をP
TC素子1に融着する際に、従来の製造方法では、電極
3を置く位置は正確な位置決めをされることなく、PT
C素子1端面の外形内のおおよその位置に置かれてお
り、融着後の電極3の位置は不均一であった。このた
め、上下の電極3が同一端部に偏った場合、電極間が近
くなるため短絡が起こる可能性もあり、導電性複合素子
10の信頼性が低くなるという問題があった。
【0006】本発明は上記のような問題を解消するため
になされたもので、PTC素子の両端面に一回り小さな
面積の電極を融着成型する際に電極を正確な位置に安定
して配置するための製造方法および電極間の距離が確保
され短絡が起こらない、信頼性の高い導電性複合素子を
提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる導電性複
合素子の製造方法は、正の温度係数の抵抗値を持つ導電
性のポリマーコンパウンドからなるPTCサーミスタ素
子の2つの平行な端面のそれぞれに、上記端面より一回
り小さな面積の電極を接合する導電性複合素子の製造方
法であって、電極の少なくとも一方を、この電極が入る
枠窓を有し外形がPTCサーミスタ素子端面の外形と同
一でかつ電極より薄い厚さの保持枠にはめてPTCサー
ミスタ素子端面の正確な位置に配置し、これらを加圧・
加熱して電極をPTCサーミスタ素子に融着する工程を
含んで製造するようにしたものである。
【0008】また、正の温度係数の抵抗値を持つ導電性
のポリマーコンパウンドからなるPTCサーミスタ素子
の2つの平行な端面のそれぞれに、上記端面より一回り
小さな面積の電極を接合する導電性複合素子の製造方法
であって、電極の少なくとも一方を、この電極が入る枠
穴を有し外形がPTCサーミスタ素子端面の外形と同一
の金型を用いてPTCサーミスタ素子端面の正確な位置
に配置し、これらを加圧・加熱して電極をPTCサーミ
スタ素子に融着する工程を含んで製造するようにしたも
のである。さらに、金型は、電極が入る枠穴を有し外形
がPTCサーミスタ素子端面の外形と同一の中枠金型
と、外形が電極の投影面積と同一で中枠金型の枠穴に挿
入される上面または下面金型よりなるものである。
【0009】また、本発明に係わる導電性複合素子は、
2つの平行な端面を有し正の温度係数の抵抗値を持つ導
電性のポリマーコンパウンドからなるPTCサーミスタ
素子と、このPTCサーミスタ素子の両端面にそれぞれ
接合された、上記端面より一回り小さな面積の電極と、
この電極の外周よりPTCサーミスタ素子端面の外縁部
に向かって延びる複数個の凸部を備え、凸部は、PTC
サーミスタ素子の他方の端面に接合された電極の凸部と
重ならないように配置されたものである。また、凸部
は、矩形の電極の対向する辺において、それぞれ非対称
の位置に設けられているものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下に、本発明の実施の形態を図につい
て説明する。図1は、本発明の実施の形態1によるPT
Cサーミスタ素子への電極配置手順を示す斜視図、図2
は、融着成型時の状態を示す断面図である。図におい
て、1はPTCサーミスタ素子(以下PTC素子と称
す)であり、2つの平行な端面を有し、ポリマー材料と
ポリマー材料中に分散させた導電性の粉末材料とを含ん
だ正の温度係数の抵抗値を持つ導電性のポリマーコンパ
ウンドから成る。3は、PTC素子1に電流を流すため
に、PTC素子1の2つの平行な端面のそれぞれに接合
された上下2枚の電極であり、PTC素子1の平行端面
より一回り小さな面積を有するものである。電極3の材
料は金、銀、銅、ニッケル等の導電性の大きい金属単体
もしくはそれら金属単体の2つ以上からなる合金であり
メッキを施す場合も有る。形状は平板状や金網、複数の
穴の開いた板(箔)などである。4は、保持枠であり、
融着成型時の加熱・加圧に耐えられる金属や樹脂等の板
からなり、内側には電極3の入る枠窓4aを有し外形が
PTC素子1端面の外形と同一でかつ電極3より若干薄
い厚さのものを適用し、概ね0.01〜2mmのものである。
20は融着金型であり、上面金型21、下面金型22、
及び外枠金型23から構成されている。
【0011】本実施の形態における導電性複合素子の製
造方法を以下に説明する。導電性複合素子の電極3の接
合は、PTC素子1との接触抵抗を低減させるために、
PTC素子1を加熱溶融したところで電極3を加圧接合
する融着と呼ばれる方法で行われる。PTC素子1に電
極3を融着成型する際のPTC素子1への電極3の配置
手順は、図1に示すように、まず下側の保持枠4を金型
20に入れ、その枠窓4aに下側の電極3をはめ込む。
次にPTC素子1、上側の保持枠4を入れ、上側の保持
枠4の枠窓4aに上側の電極3をはめ込む。このように
して電極3の周囲を保持枠4で固定し、PTC素子1端
面の正確な位置に配置し、上面金型21を挿入する。次
にこれらを加熱・加圧し、電極3をPTC素子1に融着
する。融着成型後、導電性複合素子を取り出し保持枠4
を取り外して作業が完了する。保持枠4が導電性を持た
ない樹脂の場合はそのまま残してもよい。融着成型時の
金型20内の状態は、図2に示すように、保持枠4が電
極3のPTC素子1外形寸法より小さい部分を補うた
め、電極3がPTC素子1端面の正確な位置に固定され
た状態で融着される。保持枠4の外周寸法は融着金型2
0の内部の寸法に合わせ、それぞれ干渉しない大きさで
構成されている。以上のように、本実施の形態によれ
ば、保持枠4を用いて電極3の位置決めを行うようにし
たので、電極3をPTC素子1端面の正確な位置に安定
して配置することができる。このため、PTC素子1両
端面の電極3間の距離が確保され、短絡が防止でき、信
頼性の高い導電性複合素子を得ることができる。
【0012】図3は導電性複合素子に通電するために導
体5を電極3に接続した状態を示す図である。本実施の
形態によって製造された導電性複合素子は、電極3をP
TC素子1に融着後に保持枠4を取り外したので、電極
3の面に比べ外周側のPTC素子1の面が保持枠4の厚
さ分だけ低くなり、通電のために電極3に押圧接触され
る導体5が図3に示すように電極3より外側にはみ出し
てもPTC素子1に導体5が乗り上げることがない。こ
のため、電極3と導体5の接触の信頼性が高い導電性素
子1を得ることができる。
【0013】なお、PTC素子1の両端面に融着された
電極3間に短絡を防ぐために必要とする距離が一方の保
持枠4の枠幅で確保できていれば、他方の電極3がPT
C素子1の外辺に近接していても支障がない。従って、
本実施の形態では、両面の電極3にそれぞれ保持枠4を
使用して融着成型したが、一方の面の電極3にのみ保持
枠4を使用したものでも実用可能である。
【0014】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2である導電性複合素子の製造方法による融着成型
時の状態を示す図、図5は中枠金型の斜視図である。図
において、24は上面金型、25は中枠金型である。中
枠金型25は外枠金型23内に挿入されるようになって
おり、さらに中枠金型25内に上面金型24が挿入され
る。なお、図中、同一、相当部分には同一符号を付し、
説明を省略する。
【0015】本実施の形態における導電性複合素子の製
造方法を以下に説明する。導電性複合素子の電極3の接
合は、PTC素子1との接触抵抗を低減させるために、
PTC素子1を加熱溶融したところで電極3を加圧接合
する融着と呼ばれる方法で行われる。PTC素子1に電
極3を融着成型する際のPTC素子1への電極3の配置
手順は、まず、外枠金型23と組み合わされた下面金型
22上に下側の電極3を載置する。次にPTC素子1を
載置した上に、電極3が入る枠穴を有し外形がPTCサ
ーミスタ素子1端面の外形と同一の中枠金型25を挿入
する。次に、上側の電極3を中枠金型25の枠穴内に載
置し、さらに外形が電極3の投影面積と同一の上面金型
24を枠穴に挿入して、加熱・加圧し電極3をPTC素
子1に融着する。以上の製造方法によって製造された導
電性複合素子は、PTC素子1の外周と上側の電極3の
外周間に中枠金型25の枠壁25aの厚さXに相当する
短絡防止距離が確保される。なお、本実施の形態では中
枠金型25を上側の電極3にのみ使用したが、上下両面
の電極3の位置決めに中枠金型25を使用してもよく、
その場合には下面金型22を上面金型24と同形のもの
にすればよい。以上のように、本実施の形態によれば、
中枠金型25を用いて電極3の位置決めを行うようにし
たので、電極3をPTC素子1端面の正確な位置に安定
して配置することができる。このため、PTC素子1両
端面の電極3間の距離が確保され、短絡が防止でき、信
頼性の高い導電性複合素子を得ることができる。
【0016】実施の形態3.図6は、この発明の実施の
形態3である導電性複合素子の平面図である。図におい
て、3aは長方形の電極3の外周よりPTC素子1端面
の外縁に向かって延びる複数個の凸部である。本実施の
形態では、凸部3aは、矩形の電極3の対向する辺にお
いて、それぞれ非対称の位置に設けられており、PTC
素子1の他方の端面に接合された電極3の凸部3aと重
ならないように配置されている。また、凸部3a先端は
PTC素子1の外周辺からはみ出さない寸法に形成され
ている。なお、図中、同一、相当部分には同一符号を付
し、説明を省略する。
【0017】本実施の形態における導電性複合素子は、
PTC素子1の両端面の凸部3aが重ならないように、
上下それぞれの電極3を180 度回転させて配置し融着成
型している(図6中、点線は、裏面の電極3の凸部3a
を示している)。本実施の形態によれば、上記実施の形
態1および2で説明した保持枠4や中枠金型25を用い
なくても電極3を正確な位置に配置することができるた
め製造が容易であり、PTC素子1両端面の電極3は、
凸部3aが重ならないように配置されることにより、互
いの短絡防止のための距離が確保される。以上のよう
に、本実施の形態によれば、電極3の外周よりPTC素
子1端面の外縁に向かって延びる凸部3aを設け、位置
決めを行うようにしたので、電極3をPTC素子1端面
の正確な位置に安定して配置することができる。このた
め、PTC素子1両端面の電極3間の距離が確保され、
短絡が防止でき、信頼性の高い導電性複合素子を得るこ
とができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、電極の
少なくとも一方を、電極が入る枠窓を有し外形がPTC
サーミスタ素子端面の外形と同一でかつ電極より薄い厚
さの保持枠にはめてPTCサーミスタ素子端面の正確な
位置に配置して融着するようにしたので、PTCサーミ
スタ素子両端面の電極間の距離が確保され、短絡が防止
でき、信頼性の高い導電性複合素子を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1であるPTC素子への
電極配置手順を示す斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態1である導電性複合素子
の融着成型時の状態を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態1である導電性複合素子
に通電する導体を接続した状態を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態2である導電性複合素子
の融着成型時の状態を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態2で用いる中枠金型の斜
視図である。
【図6】 本発明の実施の形態3である導電性複合素子
の平面図である。
【図7】 従来の導電性複合素子を示す斜視図である。
【図8】 従来の他の導電性複合素子を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 PTCサーミスタ素子、2、3 電極、3a 凸
部、4 保持枠、4a 枠窓、5 導体、10 導電性
複合素子、20 金型、21、24 上面金型、22
下面金型、23 外枠金型、25 中枠金型、25a
枠壁。
フロントページの続き (72)発明者 林 龍也 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 高橋 知恵 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 森 貞次郎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 堀邊 英夫 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 西山 逸雄 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 石川 雅廣 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正の温度係数の抵抗値を持つ導電性のポ
    リマーコンパウンドからなるPTCサーミスタ素子の2
    つの平行な端面のそれぞれに、上記端面より一回り小さ
    な面積の電極を接合する導電性複合素子の製造方法であ
    って、上記電極の少なくとも一方を、この電極が入る枠
    窓を有し外形が上記PTCサーミスタ素子端面の外形と
    同一でかつ上記電極より薄い厚さの保持枠にはめて上記
    PTCサーミスタ素子端面の正確な位置に配置し、これ
    らを加圧・加熱して上記電極を上記PTCサーミスタ素
    子に融着する工程を含むことを特徴とする導電性複合素
    子の製造方法。
  2. 【請求項2】 正の温度係数の抵抗値を持つ導電性のポ
    リマーコンパウンドからなるPTCサーミスタ素子の2
    つの平行な端面のそれぞれに、上記端面より一回り小さ
    な面積の電極を接合する導電性複合素子の製造方法であ
    って、上記電極の少なくとも一方を、この電極が入る枠
    穴を有し外形が上記PTCサーミスタ素子端面の外形と
    同一の金型を用いて上記PTCサーミスタ素子端面の正
    確な位置に配置し、これらを加圧・加熱して上記電極を
    上記PTCサーミスタ素子に融着する工程を含むことを
    特徴とする導電性複合素子の製造方法。
  3. 【請求項3】 金型は、電極が入る枠穴を有し外形がP
    TCサーミスタ素子端面の外形と同一の中枠金型と、外
    形が上記電極の投影面積と同一で上記中枠金型の上記枠
    穴に挿入される上面または下面金型よりなることを特徴
    とする請求項2記載の導電性複合素子の製造方法。
  4. 【請求項4】 2つの平行な端面を有し正の温度係数の
    抵抗値を持つ導電性のポリマーコンパウンドからなるP
    TCサーミスタ素子、 上記PTCサーミスタ素子の両端面にそれぞれ接合され
    た、上記端面より一回り小さな面積の電極、 上記電極の外周より上記PTCサーミスタ素子端面の外
    縁部に向かって延びる複数個の凸部を備え、上記凸部
    は、上記PTCサーミスタ素子の他方の端面に接合され
    た上記電極の上記凸部と重ならないように配置されてい
    ることを特徴とする導電性複合素子。
  5. 【請求項5】 凸部は、矩形の電極の対向する辺におい
    て、それぞれ非対称の位置に設けられていることを特徴
    とする請求項4記載の導電性複合素子。
JP24378797A 1997-09-09 1997-09-09 導電性複合素子およびその製造方法 Pending JPH1187107A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012015553A (ja) * 2004-09-03 2012-01-19 Tyco Electronics Corp 酸素バリアコーティングを有する電気デバイス

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