JPH1187084A - 放電灯調光点灯装置 - Google Patents

放電灯調光点灯装置

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JPH1187084A
JPH1187084A JP9242356A JP24235697A JPH1187084A JP H1187084 A JPH1187084 A JP H1187084A JP 9242356 A JP9242356 A JP 9242356A JP 24235697 A JP24235697 A JP 24235697A JP H1187084 A JPH1187084 A JP H1187084A
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resistor
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power supply
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Kentaro Eguchi
健太郎 江口
Kazutaka Shimizu
和崇 清水
Satoshi Nagai
敏 永井
Kenichiro Nishi
健一郎 西
Takeshi Arai
武司 荒井
Takehisa Hamaguchi
岳久 濱口
Tetsuya Kobayashi
徹也 小林
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Mitsubishi Electric Lighting Corp
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps

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  • Discharge-Lamp Control Circuits And Pulse- Feed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電灯を低温雰囲気、深調光状態においても
安定に調光点灯させるための交流電流検出回路を得るこ
とを目的とする。 【解決手段】 交流電流検出回路14は、放電灯13に
流れる交流電流を変成するカレントトランス15、その
電流を交流電圧に変換する負荷抵抗16、コンデンサ1
8、コンデンサ18に直列に接続されたダイオード1
9、及びその接続点と直流電源21との間に挿入された
ダイオード20からなる倍電圧整流回路17と、倍電圧
整流回路17の出力端とアースとの間に挿入された抵抗
23及び抵抗23に並列に接続された平滑コンデンサ2
4からなる平滑回路22とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放電灯調光点灯装
置に係わり、さらに詳しくは、放電灯に流れる交流電流
を検出して直流電圧に変換する交流電流検出回路に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図8は例えば特開平2−91576号公
報に開示された交流電流検出回路の構成図であり、図に
おいて、1は交流電流の流れている電線、2は電線1に
装着されたカレントトランス、3はカレントトランス2
の負荷抵抗、4は整流用ダイオード、5は平滑コンデン
サ、6,7は分圧抵抗で、8は分圧抵抗6,7に直列に
接続された調整用半固定抵抗である。
【0003】9はアナログ入力端子10、アナロググラ
ンド端子11及びA/D変換基準電位端子12を備えた
マイクロコンピュータ、13は直流電源、14,15は
直流電源13に直列に接続された抵抗で、16は抵抗1
5とアナロググランド端子11の間に挿入された温度補
償用ダイオードであり、抵抗14,15の接続点にA/
D変換基準電位端子12が接続されている。なお、前述
した整流用ダイオード4と温度補償用ダイオード16は
ダブルダイオードで一体化構成されている。
【0004】次に動作について説明する。カレントトラ
ンス2が電線1に流れる交流電流を検出すると、負荷抵
抗3にその電流に応じた交流電圧が発生する。この交流
電圧は、整流用ダイオード4及び平滑コンデンサ5によ
って直流電圧に変換され、そして、分圧抵抗6,7及び
調整用半固定抵抗8によりマイクロコンピュータ9のA
/D基準電位以下に分圧され、アナログ入力端子10に
供給される。一方、直流電源13の電圧は、抵抗14,
15及び温度補償用ダイオード16で分圧され、A/D
変換基準電位端子12に供給される。
【0005】この温度補償用ダイオード16は、整流用
ダイオード4とでダブルダイオードが構成されているた
め、温度補償用ダイオード16の順特性の温度特性は整
流用ダイオード4の順特性の温度特性に追随し、そのた
め、交流電流検出回路の周囲温度の変化による検出誤差
が大幅に軽減する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の交流電流検出回路では、負荷抵抗3に発生した
交流電圧が整流用ダイオード4の順方向降下電圧以下の
ときは、その整流用ダイオード4が非導通となり、直流
電圧がマイクロコンピュータ9に出力されなかった。
【0007】また、整流用ダイオード4と温度補償用ダ
イオード16がダブルダイオードで一体構成となってい
るため、電流検出部とマイクロコンピュータ9を近づけ
て配置するなどの構成上の制約があった。さらに、交流
電流検出回路から出力される直流電圧そのものは温度特
性を持ち変動するため、検出した交流電流の範囲(ダイ
ナミックレンジ)が温度により変化するという問題もあ
った。
【0008】本発明は、かかる課題を解決するためにな
されたもので、負荷抵抗に発生した交流電圧が整流回路
に用いられたダイオードの順方向降下電圧以下になって
も相応の直流電圧を確保し、また、直流電圧の出力先の
回路との距離が長くても周囲温度の変化による誤差の増
加を防ぐと共に、検出した交流電流の範囲(ダイナミッ
クレンジ)の変動を抑えることのできる交流電流検出回
路を備えた放電灯調光点灯装置を提供することを目的と
する。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る放電灯調光
点灯装置は、放電灯に高周波電力を供給する高周波電源
と、放電灯に流れる交流電流を検出して交流電圧を生成
し、かつ、該交流電圧を所定の電圧に加算して直流電圧
に変換する交流電流検出回路と、該交流電流検出回路か
らの直流電圧と外部から入力された調光信号とに基づい
て高周波電源を制御する帰還制御回路とを備えたもので
ある。
【0010】前記交流電流検出回路は、放電灯に流れる
電流を変成するカレントトランスと、変成された交流電
流を交流電圧に変換する負荷抵抗と、直流電源と、直流
成分をカットするコンデンサ、該コンデンサに直列に接
続された第1ダイオード、及びその接続点と前記直流電
源との間に挿入された第2ダイオードからなり、前記直
流電源の電圧に前記交流電圧を加算して整流する倍電圧
整流回路と、該倍電圧整流回路の出力端とアースとの間
に挿入された抵抗及び該抵抗に並列に接続された平滑コ
ンデンサからなる平滑回路とから構成されたものであ
る。
【0011】前記交流電流検出回路は、放電灯に流れる
電流を変成するカレントトランスと、変成された交流電
流を交流電圧に変換する負荷抵抗と、直流電源と、ブリ
ッジ回路を構成する4つのダイオードからなり、前記直
流電源の電圧に前記交流電圧を加算して整流する全波整
流回路と、該全波整流回路の出力端とアースとの間に挿
入された抵抗及び該抵抗に並列に接続された平滑コンデ
ンサからなる平滑回路とから構成されたものである。
【0012】また、前記交流電流検出回路は、放電灯に
流れる電流を変成するカレントトランスと、変成された
交流電流を交流電圧に変換する負荷抵抗と、直流電源
と、直流成分をカットするコンデンサ、該コンデンサに
直列に接続された複数の第1ダイオード、及びその接続
点と前記直流電源との間に挿入された複数の第2ダイオ
ードからなり、前記直流電源の電圧に前記交流電圧を加
算して整流する倍電圧整流回路と、前記倍電圧整流回路
の出力端に直列に接続された第1抵抗と第2抵抗、該第
2抵抗とアースとの間に挿入された複数の第3ダイオー
ド、及び一端が前記第1抵抗と第2抵抗の接続点に、他
端がアース側にそれぞれ接続された平滑コンデンサから
なる平滑回路とから構成され、前記第1ダイオードと第
2ダイオードの個数の合計をa、第3ダイオードの個数
をb、第1抵抗の値をR1、及び第2抵抗の値をR2と
したとき、b・R1=a・R2の関係になるよう設定さ
れている。
【0013】さらに、前記交流電流検出回路は、放電灯
に流れる電流を変成するカレントトランスと、変成され
た交流電流を交流電圧に変換する負荷抵抗と、直流電源
と、直流成分をカットするコンデンサ、該コンデンサに
直列に接続された第1ダイオード、及びその接続点と前
記直流電源との間に挿入された第2ダイオードからな
り、前記直流電源の電圧に前記交流電圧を加算して整流
する倍電圧整流回路と、該倍電圧整流回路の出力端とア
ースとの間に挿入された抵抗及び該抵抗に並列に接続さ
れた平滑コンデンサからなる平滑回路とから構成され、
前記第1ダイオードと第2ダイオードの各個数が1、第
3ダイオードの個数が1、第1抵抗の値がR1、及び第
2抵抗の値が2・R1に設定されている。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施形態1.図1は本発明の第1の実施形態の放電灯点
灯装置における交流電流検出回路の構成図である。図に
おいて、11は調光信号と、後述する交流電流検出回路
14からの直流電圧とに基づいて制御信号を生成する帰
還制御回路、12は制御信号に応じて高周波電力を発生
し、放電灯13に供給する高周波電源である。前述の交
流電流検出回路14は、放電灯13に流れる交流電流を
検出するカレントトランス15と、検出された交流電流
に応じて交流電圧を発生する負荷抵抗16と、倍電圧整
流回路17と、直流電源21と、平滑回路22とから構
成されている。
【0015】倍電圧整流回路17は、抵抗16の一端に
接続された直流成分カット用のコンデンサ18と、コン
デンサ18に直列に接続されたダイオード19と、コン
デンサ18とダイオード19の接続点にカソードが接続
されたダイオード20とから構成され、平滑回路22
は、ダイオード19とアースとの間に挿入された抵抗2
3と、その抵抗23に並列に接続された平滑コンデンサ
24とから構成されている。また、直流電源21は、ダ
イオード20とアースとの間に挿入され、倍電圧整流回
路17のダイオード19,20及び平滑回路22の抵抗
23に直流電圧を印加して直流電流を流し、常にダイオ
ード19,20を導通状態にしている。
【0016】次に、図2及び図3に示す波形を参照しな
がら図1の回路に基づいて動作を説明する。図2は交流
電流検出回路の各部に発生する電圧の波形図、図3は負
荷抵抗に発生する交流電圧に対する直流電圧の波形図で
ある。高周波電源12が帰還制御回路11からの制御信
号に応じて放電灯13を点灯すると、交流電流検出回路
14のカレントトランス15が、放電灯13に流れる交
流電流を検出し、負荷抵抗16の両端に交流電圧を発生
させる。この交流電圧は、図2の波形1に示すように0
Vを基準とする例えば振幅3Vの電圧で、倍電圧整流回
路17のコンデンサ18により直流成分がカットされ、
接続点aで例えば7Vの直流電圧(波形2)と加算され
る。その時の交流電圧は、図2の波形3に示すように波
形2の直流電圧に重なった状態になっている。交流電圧
(波形3)の波高値(最大値)のうち下方向の波高値が
波形2に対して若干下がっているのは、ダイオード20
の順方向降下電圧のためである。直流電圧に加算された
交流電圧はダイオード19を介して平滑回路22に入力
し、平滑コンデンサ24により平滑されてリプル電圧波
形となり(波形4)、直流電圧として帰還制御回路11
に出力される。帰還制御回路11は、交流電流検出回路
14からの直流電圧と調光信号との入力に基づいて制御
信号を生成し高周波電源12に出力する。
【0017】この直流電圧は図3に示すように波形6と
なる。これは、直流電源21からの電圧が加算されてい
るためであり、負荷抵抗16に発生した交流電圧がダイ
オードの順方向降下電圧以下になった場合には、従来の
回路では直流電圧(波形5)が0Vとなるが、本実施形
態ではダイオード19が導通し直流電圧が出力される。
【0018】以上にように、倍電圧整流回路17のダイ
オード19,20を直流電源21で常時導通状態にして
いるので、放電灯13に流れる電流が少なく負荷抵抗1
6に発生した交流電圧がダイオード19の順方向降下電
圧に達しない場合でも正確な直流電圧が得られ、放電灯
電流の帰還制御を安定して行えるという効果がある。
【0019】実施形態2.図4は本発明の第2の実施形
態の放電灯点灯装置における交流電流検出回路の構成
図、図5は交流電流検出回路の各部に発生する電圧の波
形図である。なお、図1で説明した第1の実施形態と同
一又は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。
【0020】本実施形態における交流電流検出回路14
は、整流回路に全波整流回路30が用いられている。こ
の全波整流回路30はブリッジ回路を構成する4つのダ
イオード19からなり、各ダイオード19には直流電源
21の電圧が印加され(図5の波形8)、常に導通状態
になっている。
【0021】カレントトランス15によって検出された
放電灯13の電流が負荷抵抗16で交流電圧に変換され
ると(図5の波形7)、その交流電圧は全波整流回路3
0により、平均電圧にて折り返されて整流されるため、
全波整流回路30の出力は整流前の交流電圧の半分に、
直流電源21による電圧が加算されたものとなり、そし
て、平滑回路22の平滑コンデンサ24によってリプル
電圧波形となり(図5の波形9)、直流電圧として帰還
制御回路11に出力される。
【0022】このように本実施形態においては、リプル
電圧が交流電圧の倍の周波数となるので、平滑コンデン
サ24が小容量であっても十分な平滑性能が得られ、交
流電流検出回路全体の周波数特性を改善することができ
るという効果がある。
【0023】実施形態3.図6は本発明の第3の実施形
態の放電灯点灯装置における交流電流検出回路の構成図
である。なお、図1で説明した第1の実施形態と同一又
は相当部分には同じ符号を付し説明を省略する。本実施
形態における交流電流検出回路14は、直流成分をカッ
トするコンデンサ18、コンデンサ18に直列に接続さ
れた複数のダイオード19、及びその接続点と直流電源
21との間に挿入された複数のダイオード20からなる
倍電圧整流回路40と、倍電圧整流回路40の出力端に
直列に接続された分圧回路を構成する抵抗25,26、
抵抗26とアースとの間に挿入された複数のダイオード
27、及び一端が抵抗25,26の接続点に、他端がア
ース側にそれぞれ接続された平滑コンデンサ24からな
る平滑回路とを備えている。
【0024】次に交流電流検出回路の各部に発生する電
圧を数式化して動作を説明する。放電灯13に流れる交
流電流をカレントトランス15が検出すると、負荷抵抗
16に下記に示す交流電圧が発生する。 VAC=V1 * sin2πft
【0025】一方、直流電源21には直流電圧VDCが発
生しており、各ダイオード19,20の順方向降下電圧
をVF 、ダイオード19,20の個数の合計をaとする
と、ダイオード19のカソードと平滑回路側の抵抗25
の接続点には下記に示す電圧が発生する。 V1 * sin2πft+V1 +VDC−a*VF
【0026】この電圧は平滑回路50に入力し、平滑回
路50のダイオード27が倍電圧整流回路側のダイオー
ド19,20と類似の温度特性を持つb個からなってい
たとすると、平滑回路50から出力される直流電圧は交
流成分が平均化され、以下のようになるが、 VOUT =(V1 +VDC)*R2/(R1+R2) +{b−(a+b)*R2/(R1+R2)}*VF (1) (但し、R1:抵抗25の抵抗値、R2:抵抗26の抵
抗値)
【0027】ダイオード19,20の個数の合計a及び
ダイオード27の個数bと抵抗25,26の各抵抗値R
1,R2との間にb*R1=a*R2の関係になるよう
設定されているため、直流電圧はVOUT =(V1
DC)*R2/(R1+R2)となり、帰還制御回路1
1に出力される。
【0028】前記の式b*R1=a*R2は、前記
(1)式中の{b−(a+b)*R2/(R1+R
2)}*VF を、{b−(a+b)*R2/(R1+R
2)}*VF=0とし、これを整理して得られたもので
ある。これは、周囲温度の影響を受けるダイオード1
9,20,27の順方向降下電圧VF により、直流電圧
が変動しないようにしたものである。
【0029】以上のように、倍電圧整流回路40のダイ
オード19,20の個数の合計a及び平滑回路50のダ
イオード27の個数bと、平滑回路50に設けられた分
圧回路の抵抗25,26の各抵抗値R1,R2との間に
b*R1=a*R2の関係になるよう設定して、交流電
流検出回路14から出力される直流電圧そのものに温度
補償を施すようにしたので、直流電圧の温度による変動
を抑えることができ、そのため、帰還制御回路11との
距離が長くてもその誤差の増加がないという効果があ
る。また、直流電圧の変動がないために、検出する交流
電流の範囲(ダイナミックレンジ)の変動を抑えること
ができるという効果もある。
【0030】実施形態4.なお、前記第3の実施形態で
は、倍電圧整流回路40にa個のダイオード19,2
0、平滑回路50にb個のダイオード27を用いて平滑
回路側の抵抗25,26の値R1,R2との間にb*R
1=a*R2の関係になるよう設定して、交流電流検出
回路14の出力の直流電圧からダイオード19,20,
27の順方向降下電圧VF による温度依存をなくすよう
にしたことについて述べたが、交流電流検出回路14の
倍電圧整流回路40及び平滑回路50を図7に示すよう
な回路構成にして直流電圧からダイオード19,20,
27の順方向降下電圧VF による温度依存をなくすよう
にしてもよい。
【0031】図7は本発明の第4の実施形態の放電灯点
灯装置における交流電流検出回路の構成図であり、この
図においては、倍電圧整流回路40に用いられているダ
イオード19,20はそれぞれ1個で構成され、平滑回
路50は、1個のダイオード27と、抵抗値R1の抵抗
25及び抵抗値が2*R1の抵抗26で構成される分圧
回路とが備えられている。この構成により、前記第3の
実施形態の効果に加え、部品点数が最小限に抑えられる
ので安価であるという効果がある。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、放電灯に
流れる交流電流を検出して交流電圧を生成し、かつ、そ
の交流電圧を所定の電圧に加算して直流電圧に変換する
交流電流検出回路を備えたので、放電灯に流れる電流が
微少であっても正確な直流電圧が得られ、放電灯電流の
帰還制御を安定して行えるという効果がある。
【0033】また、倍電圧整流回路の第1及び第2ダイ
オードを直流電源で常時導通状態にしているので、放電
灯に流れる電流が少なく負荷抵抗に発生した交流電圧が
第2ダイオードの順方向降下電圧に達しない場合でも正
確な直流電圧が得られ、放電灯電流の帰還制御を安定し
て行えるという効果がある。
【0034】また、整流回路に全波整流回路を用いてリ
プル電圧が交流電圧の倍の周波数となるようにしたの
で、、平滑コンデンサが小容量であっても十分な平滑性
能が得られ、交流電流検出回路全体の周波数特性を改善
することができるという効果がある。
【0035】さらにまた、倍電圧整流回路の第1及び第
2ダイオードの個数の合計a及び平滑回路の第3ダイオ
ードの個数bと、平滑回路に設けられた第1及び第2抵
抗の各抵抗値R1,R2との間にb*R1=a*R2の
関係になるよう設定して、交流電流検出回路から出力さ
れる直流電圧そのものに温度補償を施すようにしたの
で、直流電圧の温度による変動を抑えることができ、そ
のため、帰還制御回路との距離が長くてもその誤差の増
加がないという効果がある。また、直流電圧の変動がな
いために、検出する交流電流の範囲(ダイナミックレン
ジ)の変動を抑えることができるという効果もある。
【0036】また、倍電圧整流回路の第1ダイオードと
第2ダイオードの各個数を1、平滑回路の第3ダイオー
ドの個数を1、第1抵抗の値をR1及び第2抵抗の値を
2・R1に設定して、交流電流検出回路から出力される
直流電圧そのものに温度補償を施すようにしたので、請
求項4記載の発明の効果に加え、部品点数が最小限に抑
えられるので安価であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施形態の放電灯点灯装置に
おける交流電流検出回路の構成図である。
【図2】 交流電流検出回路の各部に発生する電圧の波
形図である。
【図3】 負荷抵抗に発生する交流電圧に対する直流電
圧の波形図である。
【図4】 本発明の第2の実施形態の放電灯点灯装置に
おける交流電流検出回路の構成図である。
【図5】 交流電流検出回路の各部に発生する電圧の波
形図である。
【図6】 本発明の第3の実施形態の放電灯点灯装置に
おける交流電流検出回路の構成図である。
【図7】 本発明の第4の実施形態の放電灯点灯装置に
おける交流電流検出回路の構成図である。
【図8】 例えば特開平2−91576号公報に開示さ
れた交流電流検出回路の構成図である。
【符号の説明】
11 帰還制御回路、 12 高周波電源、 13 放
電灯、 14 交流電流検出回路、 15 カレントト
ランス、 16 負荷抵抗、 17 倍電圧整流回路、
18 コンデンサ、 19,20 ダイオード、 2
1 直流電源、22 平滑回路、 23 抵抗、 24
平滑コンデンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永井 敏 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 西 健一郎 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 荒井 武司 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 濱口 岳久 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 小林 徹也 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機照明 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電灯に高周波電力を供給する高周波電
    源と、 放電灯に流れる交流電流を検出して交流電圧を生成し、
    かつ、該交流電圧を所定の電圧に加算して直流電圧に変
    換する交流電流検出回路と、 該交流電流検出回路からの直流電圧と外部から入力され
    た調光信号とに基づいて高周波電源を制御する帰還制御
    回路とを備えたことを特徴とする放電灯調光点灯装置。
  2. 【請求項2】 前記交流電流検出回路は、 放電灯に流れる電流を変成するカレントトランスと、 変成された交流電流を交流電圧に変換する負荷抵抗と、 直流電源と、 直流成分をカットするコンデンサ、該コンデンサに直列
    に接続された第1ダイオード、及びその接続点と前記直
    流電源との間に挿入された第2ダイオードからなり、前
    記直流電源の電圧に前記交流電圧を加算して整流する倍
    電圧整流回路と、 該倍電圧整流回路の出力端とアースとの間に挿入された
    抵抗及び該抵抗に並列に接続された平滑コンデンサから
    なる平滑回路とから構成されていることを特徴とする請
    求項1記載の放電灯調光点灯装置。
  3. 【請求項3】 前記交流電流検出回路は、 放電灯に流れる電流を変成するカレントトランスと、 変成された交流電流を交流電圧に変換する負荷抵抗と、 直流電源と、 ブリッジ回路を構成する4つのダイオードからなり、前
    記直流電源の電圧に前記交流電圧を加算して整流する全
    波整流回路と、 該全波整流回路の出力端とアースとの間に挿入された抵
    抗及び該抵抗に並列に接続された平滑コンデンサからな
    る平滑回路とから構成されていることを特徴とする請求
    項1記載の放電灯調光点灯装置。
  4. 【請求項4】 前記交流電流検出回路は、 放電灯に流れる電流を変成するカレントトランスと、 変成された交流電流を交流電圧に変換する負荷抵抗と、 直流電源と、 直流成分をカットするコンデンサ、該コンデンサに直列
    に接続された複数の第1ダイオード、及びその接続点と
    前記直流電源との間に挿入された複数の第2ダイオード
    からなり、前記直流電源の電圧に前記交流電圧を加算し
    て整流する倍電圧整流回路と、 前記倍電圧整流回路の出力端に直列に接続された第1抵
    抗と第2抵抗、該第2抵抗とアースとの間に挿入された
    複数の第3ダイオード、及び一端が前記第1抵抗と第2
    抵抗の接続点に、他端がアース側にそれぞれ接続された
    平滑コンデンサからなる平滑回路とから構成され、 前記第1ダイオードと第2ダイオードの個数の合計を
    a、第3ダイオードの個数をb、第1抵抗の値をR1、
    及び第2抵抗の値をR2としたとき、b・R1=a・R
    2の関係になるよう設定されていることを特徴とする請
    求項1記載の放電灯調光点灯装置。
  5. 【請求項5】 前記交流電流検出回路は、 放電灯に流れる電流を変成するカレントトランスと、 変成された交流電流を交流電圧に変換する負荷抵抗と、 直流電源と、 直流成分をカットするコンデンサ、該コンデンサに直列
    に接続された第1ダイオード、及びその接続点と前記直
    流電源との間に挿入された第2ダイオードからなり、前
    記直流電源の電圧に前記交流電圧を加算して整流する倍
    電圧整流回路と、 該倍電圧整流回路の出力端とアースとの間に挿入された
    抵抗及び該抵抗に並列に接続された平滑コンデンサから
    なる平滑回路とから構成され、 前記第1ダイオードと第2ダイオードの各個数が1、第
    3ダイオードの個数が1、第1抵抗の値がR1、及び第
    2抵抗の値が2・R1に設定されていることを特徴とす
    る請求項1記載の放電灯調光点灯装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020112484A (ja) * 2019-01-15 2020-07-27 Tdk株式会社 電圧検出回路

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