JPH1187049A - 高周波加熱装置 - Google Patents
高周波加熱装置Info
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- JPH1187049A JPH1187049A JP24505997A JP24505997A JPH1187049A JP H1187049 A JPH1187049 A JP H1187049A JP 24505997 A JP24505997 A JP 24505997A JP 24505997 A JP24505997 A JP 24505997A JP H1187049 A JPH1187049 A JP H1187049A
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Abstract
路25内のマイクロコンピューター43を用いて負帰還
制御をホトカプラーを介してインバータ制御部を制御す
る場合、変換関数部がが困難であった。帰還信号が小さ
い時それを大きし、一方、帰還信号が大きい時それを小
さくする制御をしていたため、制御応答を最適化するこ
とは困難であった。 【解決手段】 本発明は、変換関数部40の入力に複数
の範囲群を設け基準値39との差異の大きさに応じて出
力値に各々重み付けをしているため、制御対象となる帰
還信号と高周波出力を決定する基準値39との差異の大
きさの情報が加味され、負帰還制御の関係で生じるオー
バーシュートが短時間で収束し、かつハンチングを抑制
し高周波出力の振動を回避するという制御安定性の向上
が可能となる。
Description
た高周波加熱装置に関し、特にマグネトロンの駆動用電
源の電力制御に関するものである。
ように、一石式電圧共振型回路と呼ばれる回路構成を用
いている。1は商用電源、2は全波整流からなるダイオ
ードブリッジで商用電源を整流して直流電源を構成す
る。チョークコイル3は電流の変動を平滑し、平滑コン
デンサ4は電圧の変動を平滑する。これらのインダクタ
とキャパシタによるローパスフィルター回路から構成さ
れる整流フィルター部5は単方向電圧を後段の回路に供
給する構成なっている。この整流フィルター部5からリ
ーケージ型の昇圧トランス7の巻線にエネルギーが蓄積
される。昇圧ランス7の1次巻線28とそれに並列に配
された共振コンデンサ6はタンク回路を構成し昇圧トラ
ンス7の巻線に蓄積されたエネルギーで共振する。半導
体スイッチング素子8とそれに並列に配されたダイオー
ド9からなるスイッチング手段は前記タンク回路に直列
に接続される。ここで示したタンク回路、スイッチング
手段によって構成されるインバータ11によって商用周
波数の交流電源は高周波電源に変換される。
と3次巻線30を具備している。2次巻線29に誘起さ
れた電圧はコンデンサ14、15とダイオード12、1
3からなる全波倍電圧整流回路の機能を果たす高圧回路
16によって直流高圧電圧に変換され、のアノード−カ
ソードに−4kV程度の高電圧を印加する構成となって
いる。このようにしてインバータ電源回路18は構成さ
れている。
に流れるアノード電流やその他の高圧回路16の各枝路
に流れる電流をその2次側両端に発生する電圧として検
出し、インバータを制御するインバータ制御部11に伝
送する。
結合されて構成されるシャーシアース26をアース電位
とする高圧回路16とトランジスタ8のエミッタライン
で構成されるアース27をアース電位にもつインバータ
制御部11を電気的に絶縁して信号を伝達する働きをに
なっている。カレントトランス17の1次側の検出電流
としては数百mA程度の平均電流が流れる。
17の2次側からの信号が一定になるようにトランジス
タ8のオン時間をコントロールしてインバータ部10か
ら昇圧トランス7の2次側に伝達する電力を制御してい
る。
号はホトカプラー19を用いてインバータ制御部11と
電気的に絶縁されている。
ルター5に入力される入力電流を検出する構成とした。
この場合カレントトランス17はインバータ電源回路1
8に入力される電流をその2次側両端に発生する電圧と
して検出し、インバータを制御するインバータ制御部1
1に伝送する。
ラインとトランジスタ8のエミッタラインで構成される
アース27をアース電位にもつインバータ制御部11を
電気的に絶縁して信号を伝達する働きをになっている。
カレントトランス17の1次側の検出電流としては数A
〜十数A程度の平均電流が流れる。
13に流れる電流をカレントトランス17を介して検出
している。このカレントトランス17の2次側出力の両
端の電圧は第1のコネクタ21を介して機器制御回路2
5に伝送される。
部11と同様のアルゴリズムの制御則でカレントトラン
ス17の2次側出力の両端の電圧すなわちダイオード1
3の電流が一定になるように制御する。
図9、図10のインバータ電源回路18においては、電
力制御をインバータ制御部11のみでで自己完結すると
いうのが一般的で、機器制御回路25からは高周波出力
設定とインバータ電源18の停止/動作という開ループ
の制御指令信号しか伝送されていなかった。
己完結的にインバータ電源回路18の電力制御を実行す
る必要があり、制御回路の規模が大きくならざるをえな
かった。
還をかけた、閉ループの負帰還電力制御を機器制御回路
25を介在して実現しているため、機器制御回路25に
制御作業の部分的分担を行うことによってインバータ制
御部11の機能及び回路規模を縮小できる可能性があ
る。
制御を行う場合、制御対象となる帰還信号と高周波出力
を決定する基準値との大小関係を判定し、帰還信号が小
さい時それを大きくするような一つの信号、一方、帰還
信号が大きい時それを小さくするもう一方の信号の2値
操作信号を帰還していた。そのため、制御対象となる帰
還信号と高周波出力を決定する基準値との差異の大きさ
の情報が加味されていなかったため、高周波出力の設定
変更の際の変化の大きさに応じて制御応答を最適化する
ことは困難であった。
設定変更する場合、その差異が大きい時は応答が遅く、
目標制御値に達するまでに時間がかかりきめ細かな時間
管理に基づく調理加熱パターンを実現する時の障害にな
っていた。一方、それを回避するため操作信号の量を大
きくすると、インバータ制御部11の制御応答とマイク
ロコンピューターで負帰還制御の関係でオーバーシュー
トが長く続き安定までに時間がかかったり、ハンチング
をおこし高周波出力に振動が発生した状態が維持される
というような、制御安定性という点で大きな課題が有っ
た。
するために、マイクロコンピューターを含む回路で構成
され、カレントトランスの2次側の出力を一定に制御し
た結果としてインバータ制御部にマグネトロンのマイク
ロ波出力の制御指令信号を送りかつ高周波加熱装置全体
の制御を司る機器制御回路を有し、そのマイクロコンピ
ューターの中に、カレントトランスの出力をアナログ値
からデジタル値に変換するA/D変換部と、高周波出力
を設定する基準値と、A/D変換部の出力を基準値から
減じた値を引数として所定の引数範囲群に応じて負帰還
制御がかかるように各々所定の補正値を導出する変換関
数部と、変換関数部の出力を累積加算する積分部の出力
をパルス幅変調信号に変換するPWM信号部を設け、P
WM信号部でPWM信号に変換された操作信号でインバ
ータ制御部を制御するものである。
基準値から減じた値の大きさに複数の範囲群を設け、そ
の大きさに応じて各々異なった補正値を積分部で累積加
算することができるため、制御対象となる帰還信号(カ
レントトランスの2次側の出力)と高周波出力を決定す
る基準値との差異の大きさの情報を加味した補正値の創
出が可能になり制御応答の最適化及び安定性の確保を実
現することができる。
ノードは機器シャーシと同電位としたマグネトロンと、
商用電源を全波整流しかつ高周波成分を除去して直流電
源に変換する整流フィルター部と、少なくとも1個の半
導体スイッチング素子をオン/オフして直流電源を高周
波化するインバータ部と、インバータ部の高周波電力を
昇圧する昇圧トランスと、昇圧トランスの出力を整流ま
たは逓倍電圧整流して高圧直流電圧に変換しマグネトロ
ンに高圧直流電圧を印加する高圧回路と、高圧回路の枝
路に流れる電流もしくは入力電流を検出するカレントト
ランスと、半導体スイッチング素子をオン/オフ制御す
るインバータ制御部と、カレントトランスの2次側の出
力を一定に制御した結果としてインバータ制御部にマグ
ネトロンのマイクロ波出力の制御指令信号を送りかつ高
周波加熱装置全体の制御を司るマイクロコンピューター
を含む回路で構成された機器制御回路と、機器制御回路
の制御指令信号を電気的に絶縁してインバータ制御部に
送るためのホトカプラーとを備え、機器制御回路はマイ
クロコンピューターにてカレントトランスの出力をアナ
ログ値からデジタル値に変換するA/D変換部と、高周
波出力を設定する基準値と、A/D変換部の出力を基準
値から減じた値を引数として所定の引数範囲群に応じて
負帰還制御がかかるように所定の補正値を導出する変換
関数部と、変換関数部の出力を累積加算する積分部と、
積分部の出力をパルス幅変調信号に変換するPWM信号
部を有するものである。
減じた値の大きさに複数の範囲群を設け、その大きさに
応じて各々異なった補正値を積分部で累積加算すること
ができるため、制御対象となる帰還信号(カレントトラ
ンスの2次側の出力)と高周波出力を決定する基準値と
の差異の大きさの情報を加味した補正値の創出が可能に
なり制御応答の最適化及び安定性の確保を実現すること
ができる。
じた引数値の絶対値が大きい引数範囲群程補正値を大き
くする変換関数部を有するものである。
力を基準値から減じた引数値の絶対値が大きいとき、即
ち制御対象と基準値が大きくずれているときには早く基
準値にて安定させるために負帰還量たる補正値を大きし
て、素早い制御応答性を得ることができる。さらに、基
準値に値に近づいてくると、逆に補正量を小さくしてオ
ーバーシュート、ハンチングという不安定な制御を回避
することができる。
じた引数値が正の場合補正値を小さくしかつ引数値が負
の場合補正値を大きくする変換関数部を有するものであ
る。
D変換部の出力(高周波出力に匹敵)が大きい時には補
正量を大きくして素早く出力を絞ることが可能になり、
万一過剰出力状態に陥った場合にもいち早くその状態か
ら低出力の状態に復帰、回避できる。
即ち高周波出力が低いときには補正量を小さめにして比
較的ゆっくりと出力を上げていき、オーバーシュート、
ハンチングという不安定な制御を回避することができ
る。
て説明する。
ネトロン駆動用電源の回路図である。図9、B、Cにお
いて同一機能、同一部品については番号を統一し説明を
省く。従来例と異なる所は高圧回路16のダイオード1
3の電流を検出するカレントトランス17と並列に負荷
抵抗32が配置されていることを明記している。この両
端の電圧はカレントトランス17の1次側に流れる電流
の交流成分に一致する電圧波形を示す。これをダイオー
ドブリッジ19で全波整流し、抵抗34とコンデンサ3
5で形成されるローパスフィルター36で高周波成分を
除去した円滑な平均値波形がコンデンサ35両端に得ら
れる。ちなみに、放電抵抗37はコンデンサ36の充電
電荷を放電するものである。
クター21に結合され機器制御回路25に入力される。
ここで(b)端子は信号。(c)端子は基線となり機器制御回
路25のGNDラインに結合される。(a)端子は機器制御回
路25で信号処理され、ホトカプラー19を介してイン
バータ制御部11を駆動する制御信号線である。
ぼ内部に存在する基準値と一致するように負帰還制御を
行い電力制御する。機器制御回路25は機器全体の制御
を司る制御部で、その機能の一つとして本電力制御を担
っている。
よる制御が主流化し、本発明においてもマイクロコンピ
ューターを用いた制御を実施例に置く。そうすることに
よって、電力制御機能全体がマイクロコンピューターの
内部にプログラムとして包含されるためインバータ制御
部11の機能を機器制御回路25に移すことによって全
く回路規模(実装面積)は増加することがないという画
期的効果が見出せる。
制御回路25における本発明の電力制御を図2を用いて
説明する。
2次巻線の両端の抵抗32に所定のゲインをもって電圧
に変換される。ローパスフィルター36と放電抵抗38
でリップルの高周波成分は除去され電源周期の変動を持
った電圧が機器制御回路25内に存在するマイクロコン
ピューター43のA/D変換部38に入力され、その信
号の平均値を読みとる。A/D変換部38の出力をVi
adとする。
基準値39はVrefとして表現される。マイクロコン
ピューター43は(Vfef−Viad)の演算を行
い、その演算結果は変換関数部40に入力される。変換
関数部40は(Vfef−Viad)から微少変動値dD
を演算、変換し出力する。積分の時間分解能はViad
が平均値を読み、かつA/D変換部38の入力が電源周
期の1/2の周期をもっていることから半電源周期ごと
に演算する。演算結果Idd(∫dDdt)はPWM信号
部42でIddに応じたデューティー比τを持った信号
に変換される。
表したものが図3である。(a)図は積分部41の出力
である積分出力IddとPWM信号部42の出力である
PWM信号のデューティー比τの関係を示した図で比例
関係にある。次に(b)図はPWM信号のデューティー
比τと制御対象となる電流(高圧回路の枝路に流れる電
流や入力電流)の関係を表したものである。これについ
ても比例関係にある。従って、積分部41の出力に比例
して電流、すなわちインバータ電源回路18が扱う電力
(高周波出力)が変化することになる。
れば変換関数部38の出力dDが+1、(Vref−V
iad)が負であれば−1、そして正負の間に0という
変化しない領域も設けている。このような従来の変換関
数を用いた場合のマイクロコンピューター43内の時系
列的な各パラメーターの変化が図5である。
高レベルに変化した時(c)図に示すように補正量dD
はしばらく+1の増加状態が続き、(d)図に示すよう
に積分出力Iddは単調増加で上昇していく。この積分
出力Iddと比例関係にあるPWM信号のデューティー
比τも(d)図に見られるように単調増加で上昇してい
く。本来ならインバータ制御部11、インバータ電源回
路18で時間遅れが生じるものの制御対象であるA/D
変換部38の出力Viadも(b)図も基準値Vref
に達するとそこで安定する。
係を表した図である。(a)図は(Vref−Via
d)という引数に対して複数の範囲群を設けている。引
数が−2以下の場合、関数出力dDは−2、引数が−2
〜−1の場合は−1、引数が−1〜+1の場合は0、引
数が+1〜+2の場合は+1、引数が+2以上の場合は
+2に設定している。このように範囲群に対して各々出
力値に重み付けをしている。この変換関数を用いた場合
のマイクロコンピューター43内の時系列的な各パラメ
ーターの変化が図6である。あるタイミングで高周波出
力を決定する基準値39のVrefが変化する時、それ
にしたがって各パラメーターがどのように変化するかを
示すものである。(Vref−Viad)が大きい場合
負帰還量が大きくなるため高周波出力を代表するパラメ
ーターViadは図5の場合に比べて速やかに目標値に
接近し安定化していることがわかる。
8の入出力の関係を表した図において(b)図に示すよ
うな変換関数を用いた場合について述べる。(b)図が
(a)図と顕著に異なる特徴は、(Vref−Via
d)という引数に対して設けている複数の範囲群におい
て、引数が大きい部分。(b)図でいうと(Vref−
Viad)が−4以下及び+4以上という大きく基準値
とViadがかけ離れている場合補正値dDを極端に大
きくしている点である。
ピューター43内の時系列的な各パラメーターの変化を
説明する。図7がそれであるが、あるタイミングで高周
波出力を決定する基準値39のVrefが変化する時、
それにしたがって各パラメーターがどのように変化する
かを示す。
るほど負帰還量が大きくなるため高周波出力を代表する
パラメーターViadは図5や図6の場合に比べてより
速やかに目標値に接近し安定化していることがわかる。
また、基準値に収束するに従って補正値dDを小さくす
るというグラデュエーションをもっているため、オーバ
ーシュートやハンチングという制御上の不具合は一切発
生しないような構成となっている。
8の入出力の関係を表した図において(c)図に示すよ
うな変換関数を用いた場合について述べる。(c)図が
(a)図、(b)図と顕著に異なる特徴は、(Vref
−Viad)という引数に対して設けている複数の範囲
群において、引数がマイナス、すなわちViad(高周
波出力)が大きいときには速やかに戻す。一方、プラス
の場合すなわちViad(高周波出力)が小さいときに
はにはゆっくりと戻している。このような非対象な変換
関数パターンにすることによって、万一、過渡的な現象
として高周波出力が入りすぎるような事態が生じた場合
その高出力状態が長く維持することなく速やかに低下す
る。逆に、低出力から高出力に移行するときは慎重にゆ
っくりと上昇させる構成としている。すなわち高出力か
ら低出力には速く、低出力から高出力にはゆっくりとい
うフェールセーフの挙動をする。
ピューター43内の時系列的な各パラメーターの変化を
説明する。図8がそれであるが、(イ)点で高周波出力
を決定する基準値39のVrefが高いレベルから低い
レベルに変化する時、速やかに低出力に移行するように
(c)図のごとく最初は大きく下げ、そして基準値に近
づくにつれ下げ量を減らす動きをし、速やかにかつオー
バーシュートやハンチングという制御上の不具合が発生
しないような工夫を施している。
値39のVrefが低いレベルから高いレベルに変化す
る時、ゆっくりと高出力に移行するように(c)図のご
とく小さい補正値dDで(d)図に示すように基準値に
近づく。それにともなって上げ量を減らす動きをし、ゆ
っくりかつオーバーシュートやハンチングという制御上
の不具合が発生しないように移行させている。
波を放射しアノードは機器シャーシと同電位としたマグ
ネトロンと、商用電源を全波整流しかつ高周波成分を除
去して直流電源に変換する整流フィルター部と、少なく
とも1個の半導体スイッチング素子をオン/オフして直
流電源を高周波化するインバータ部と、インバータ部の
高周波電力を昇圧する昇圧トランスと、昇圧トランスの
出力を整流または逓倍電圧整流して高圧直流電圧に変換
しマグネトロンに高圧直流電圧を印加する高圧回路と、
高圧回路の枝路に流れる電流もしくは入力電流を検出す
るカレントトランスと、半導体スイッチング素子をオン
/オフ制御するインバータ制御部と、カレントトランス
の2次側の出力を一定に制御した結果としてインバータ
制御部に前記マグネトロンのマイクロ波出力の制御指令
信号を送りかつ高周波加熱装置全体の制御を司るマイク
ロコンピューターを含む回路で構成された機器制御回路
と、その機器制御回路の制御指令信号を電気的に絶縁し
てインバータ制御部に送るためのホトカプラーとを備
え、機器制御回路はマイクロコンピューターにてカレン
トトランスの出力をアナログ値からデジタル値に変換す
るA/D変換部と、高周波出力を設定する基準値と、A
/D変換部の出力を基準値から減じた値を引数として所
定の引数範囲群に応じて負帰還制御がかかるように所定
の補正値を導出する変換関数部と、変換関数部の出力を
累積加算する積分部と、積分部の出力をパルス幅変調信
号に変換するPWM信号部からなる構成としているの
で、A/D変換部の出力を基準値から減じた値の大きさ
に複数の範囲群を設け、その大きさに応じて各々異なっ
た補正値を積分部で累積加算することができるため、制
御対象となる帰還信号(カレントトランスの2次側の出
力)と高周波出力を決定する基準値との差異の大きさの
情報を加味した補正値の創出が可能になり制御応答の最
適化及び安定性の確保の実現を容易にすることができ
る。
減じた引数値の絶対値が大きい引数範囲群程補正値を大
きくする変換関数部を有しているので、A/D変換部の
出力を基準値から減じた引数値の絶対値が大きいとき、
即ち制御対象と基準値が大きくずれているときには早く
基準値にて安定させるために負帰還量たる補正値を大き
して、素早い制御応答性を得ることができる。さらに、
基準値に値に近づいてくると、逆に補正量を小さくして
オーバーシュート、ハンチングという不安定な制御を回
避することができる。一方、A/D変換部の出力が小さ
い時、即ち高周波出力が低いときには補正量を小さめに
して比較的ゆっくりと出力を上げていき、オーバーシュ
ート、ハンチングという不安定な制御を回避することが
できる。
減じた引数値が正の場合補正値を小さくしかつ引数値が
負の場合補正値を大きくする変換関数部としているの
で、制御対象たるA/D変換部の出力(高周波出力に匹
敵)が大きい時には補正量を大きくして素早く出力を絞
ることが可能になり、万一過剰出力状態に陥った場合に
もいち早くその状態から低出力の状態に復帰、回避でき
るという効果を有する。
即ち高周波出力が低いときには補正量を小さめにして比
較的ゆっくりと出力を上げていき、オーバーシュート、
ハンチングという不安定な制御を回避することができる
という効果を有する。
タ電源回路の回路図
ク図
力の関係を示す図 (b)同制御対象電流とPWM信号のデューティー比の
関係を示す図
の時間推移を示すタイミングチャートの一実施例を示す
図 (b)同補正値dDと(Vref−Viad)の時間推
移を示すタイミングチャートの他の実施例を示す図 (c)同補正値dDと(Vref−Viad)の時間推
移を示すタイミングチャートの他の実施例を示す図
ングチャート (b)従来のA/D変換部の出力Viadの時間推移を
示すタイミングチャート (c)同変換関数部の出力dDの時間推移を示すタイミ
ングチャート (d)同積分部の出力Iddの時間推移を示すタイミン
グチャート (e)同PWM信号部の出力τの時間推移を示すタイミ
ングチャート
ングチャート (b)実施例1のA/D変換部の出力Viadの時間推
移を示すタイミングチャート (c)同変換関数部の出力dDの時間推移を示すタイミ
ングチャート (d)同積分部の出力Iddの時間推移を示すタイミン
グチャート (e)同PWM信号部の出力τの時間推移を示すタイミ
ングチャート
ングチャート (b)実施例2のA/D変換部の出力Viadの時間推
移を示すタイミングチャート (c)同変換関数部の出力dDの時間推移を示すタイミ
ングチャート (d)同積分部の出力Iddの時間推移を示すタイミン
グチャート (e)同PWM信号部の出力τの時間推移を示すタイミ
ングチャート
ングチャート (b)実施例3のA/D変換部の出力Viadの時間推
移を示すタイミングチャート (c)同変換関数部の出力dDの時間推移を示すタイミ
ングチャート (d)同積分部の出力Iddの時間推移を示すタイミン
グチャート (e)同PWM信号部の出力τの時間推移を示すタイミ
ングチャート
回路図
電源回路の回路図
電源回路の回路図
Claims (3)
- 【請求項1】マイクロ波を放射しアノードは機器シャー
シと同電位としたマグネトロンと、商用電源を全波整流
しかつ高周波成分を除去して直流電源に変換する整流フ
ィルター部と、少なくとも1個の半導体スイッチング素
子をオン/オフして直流電源を高周波化するインバータ
部と、前記インバータ部の高周波電力を昇圧する昇圧ト
ランスと、前記昇圧トランスの出力を整流または逓倍電
圧整流して高圧直流電圧に変換し前記マグネトロンに高
圧直流電圧を印加する高圧回路と、前記高圧回路の枝路
に流れる電流もしくは入力電流を検出するカレントトラ
ンスと、前記半導体スイッチング素子をオン/オフ制御
するインバータ制御部と、前記カレントトランスの2次
側の出力を一定に制御した結果として前記インバータ制
御部に前記マグネトロンのマイクロ波出力の制御指令信
号を送りかつ高周波加熱装置全体の制御を司るマイクロ
コンピューターを含む回路で構成された機器制御回路
と、前記機器制御回路の制御指令信号を電気的に絶縁し
て前記インバータ制御部に送るためのホトカプラーとを
備え、前記機器制御回路は前記マイクロコンピューター
にて前記カレントトランスの出力をアナログ値からデジ
タル値に変換するA/D変換部と、高周波出力を設定す
る基準値と、前記A/D変換部の出力を前記基準値から
減じた値を引数として所定の引数範囲群に応じて負帰還
制御がかかるように所定の補正値を導出する変換関数部
と、前記変換関数部の出力を累積加算する積分部と、前
記積分部の出力をパルス幅変調信号に変換するPWM信
号部からなる構成とした高周波加熱装置。 - 【請求項2】A/D変換部の出力を基準値から減じた引
数値の絶対値が大きい引数範囲群程補正値を大きくする
変換関数部を備えた請求項1記載の高周波加熱装置。 - 【請求項3】A/D変換部の出力を基準値から減じた引
数値が正の場合補正値を小さくしかつ引数値が負の場合
補正値を大きくする変換関数部を備えた構成とした請求
項1または請求項2記載の高周波加熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24505997A JP3436094B2 (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 高周波加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24505997A JP3436094B2 (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 高周波加熱装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1187049A true JPH1187049A (ja) | 1999-03-30 |
JP3436094B2 JP3436094B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=17127983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24505997A Expired - Fee Related JP3436094B2 (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | 高周波加熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3436094B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6359266B2 (en) * | 1999-08-16 | 2002-03-19 | Xerox Corporation | Flicker free fuser control |
-
1997
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US6359266B2 (en) * | 1999-08-16 | 2002-03-19 | Xerox Corporation | Flicker free fuser control |
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