JPH1186707A - タイマースイッチ - Google Patents

タイマースイッチ

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Publication number
JPH1186707A
JPH1186707A JP24804497A JP24804497A JPH1186707A JP H1186707 A JPH1186707 A JP H1186707A JP 24804497 A JP24804497 A JP 24804497A JP 24804497 A JP24804497 A JP 24804497A JP H1186707 A JPH1186707 A JP H1186707A
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JP
Japan
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switch
driving body
turned
elastic arm
timer switch
Prior art date
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Pending
Application number
JP24804497A
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English (en)
Inventor
Jun Sato
順 佐藤
Hiroshi Sadahisa
浩士 定久
Hiroaki Tsuda
廣昭 津田
Masao Ueda
雅夫 上田
Hiroshi Matsui
博 松井
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車の各種ヒータ等に使用されるタイマー
スイッチに関し、簡単な構造で安価なタイマースイッチ
を提供することを目的とする。 【解決手段】 駆動体3の前後動によりオン・オフする
スイッチ接点24,23Bを備えたスイッチ本体に対
し、操作部4が押し込まれてスイッチ接点24,23B
がオンとなった位置で駆動体3の前方への動きを規制
し、スイッチ接点24,23Bのオン時の通電による加
熱によって規制を解くバイメタル7B付きの弾性アーム
7と突起6、および駆動体3を前方に付勢するばね体か
らなるロック機構部を付加することにより、簡単な構造
で安価なタイマースイッチを実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のリアディフ
ォッガーやヒーティッドミラーのヒータ等に使用される
タイマースイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のヒータ等のスイッチは、
ドライバーの意志でオン・オフされるプッシュスイッチ
を使用するものが主流であるが、近年、大量の電流消費
を避ける目的でモーメンタリースイッチおよびタイマー
ICとリレーを組み合せ、スイッチオンして一定時間経
過後、自動的にオフになるタイマースイッチとして構成
されたものも普及しつつある。
【0003】まず、従来のプッシュスイッチを使用する
方式のものを図6、図7にもとづいて説明する。
【0004】図6は従来のプッシュスイッチの側面断面
図、図7は同分解斜視図であり、同図において、21は
内底面中央に共通端子22を、その左右に個別端子23
A,23Bをそれぞれ植設した上面開放の箱形のケース
であり、共通端子22の上部には可動片24が揺動可能
に載せられ、更にその上部両端の切り起こし部24Aに
よって弾性板25を保持している。
【0005】一方、ケース21上面の開口部は蓋板26
によって塞がれると共に、蓋板26の下面に沿って摺動
するように駆動体27が配され、その一端の操作部28
がケース21の前方の壁部21A上端の切欠き部21B
を通って外方に突出し、また下面の凸部27Aが上記弾
性板25の中央部に当接して下方に押し付けている。
【0006】そして、駆動体27の上面にはハート形の
カム溝29が設けられ、ここにピアノ線等を折曲げ加工
して形成され、一端が蓋板26の孔26Aに通されたク
ランク状のロックピン30の他端がはめ込まれると共
に、操作部28の根元の溝28Aにはめ込まれた止め輪
31とケース21前方の壁部21Aの間に装着された圧
縮コイルばね32によって駆動体27を前方に付勢する
ことにより、操作部28の押圧操作時に押し込み位置お
よび突出位置で交互に停止ロックする構成となってい
る。
【0007】このハート形のカム溝29とクランク状の
ロックピン30および圧縮コイルばね32の組合せによ
り、プッシュスイッチの操作部28が押圧操作により押
し込み位置および突出位置で交互に停止ロックする構成
は一般によく知られたものであるので、詳しい説明は省
略する。
【0008】このように構成された従来のプッシュスイ
ッチにおいて、圧縮コイルばね32の弾性力に逆らって
駆動体27の操作部28を押し込むと、駆動体27の前
後動に伴ってロックピン30の一端が駆動体27のハー
ト形のカム溝29内を摺動し、圧縮コイルばね32に押
し戻されることによって操作部28の突出位置および押
し込み位置で交互に停止ロックすると共に、駆動体27
の下面の凸部27Aが弾性板25上を下方に押し付けな
がら摺動するため、可動片24が共通端子22を支点と
してシーソー運動し、可動接点としての可動片24の下
面両端と固定接点としての個別端子23A,23Bの間
すなわち共通端子22と個別端子23A,23Bの間の
接離が行われることにより、自動車の各種ヒータ等の負
荷をオン・オフさせるようにしていたものであった。
【0009】なお、1回路のオン・オフ操作の場合に
は、個別端子23Aまたは23Bの一方のみを使用する
ようにしているものであった。
【0010】次に、従来のタイマースイッチについて図
8の回路図を用いて説明すると、同図において36はモ
ーメンタリースイッチ、37はタイマーIC、38はリ
レーで、これらにより構成されるタイマースイッチでヒ
ータ等の負荷39をオン・オフさせるものであり、その
動作は、モーメンタリースイッチ36をオンすることに
よりタイマーIC37が動作し、リレー38に電流が流
れて負荷39に電流が供給され、一定時間が経過すると
リレー38への電流がカットされ、負荷39への電流供
給が停止されるように構成されたものであった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら自動車の
ヒータ等のスイッチにおいては、上記従来のプッシュス
イッチを使用する方式では運転者の意思によるオン・オ
フ操作が必要なために切り忘れにより大量の電力を消費
することがあり、またタイマースイッチ方式では部品構
成が複雑であると共にタイマーIC、リレー等を使用す
るために高価であるといった課題があった。
【0012】本発明はこのような従来の課題を解決する
ものであり、簡単な構造で、所定の時間がくれば自動的
に切れる安価なタイマースイッチを提供することを目的
とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のタイマースイッチは、駆動体が前後動するこ
とによりオン・オフするスイッチ接点を備えたスイッチ
本体に対し、駆動体を前方に付勢するばね体、および操
作部が押し込まれてスイッチ接点がオンとなった位置で
駆動体の前方への動きを規制すると共に、スイッチ接点
のオン時の通電により加熱されることによって規制を解
くロック機構部を設けたものである。
【0014】この本発明により、簡単な構造で、所定の
時間がくれば自動的に切れる安価なタイマースイッチを
実現することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、操作部を備えた駆動体が前後動することによりオン
・オフするスイッチ接点を備えたスイッチ本体と、駆動
体を前方で付勢するばね体と、操作部が押し込まれてス
イッチ接点がオンとなった位置で駆動体の前方への動き
を規制し、スイッチ接点のオン時の通電により加熱され
ることによって規制を解除するロック機構部からなる構
成のタイマースイッチとしたものであり、所定の時間が
くれば自動的に切れる安価なタイマースイッチを実現で
きるという作用を有する。
【0016】請求項2に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、ロック機構部が、前方が段部で後方がテ
ーパ状に形成されて駆動体に設けられた突起と、この突
起と係合する鉤部を先端に備えてスイッチ本体から延設
された板状スプリングの上にバイメタルまたは形状記憶
合金を積層配置して形成された弾性アームと、この弾性
アームの近傍に配設されたヒータからなり、ばね体の付
勢力に抗して操作部を押して駆動体を押し込むことによ
り、鉤部がテーパを越えて突起の段部に係合して駆動体
の前方への動きを規制すると共に、スイッチ接点がオン
となってヒータに通電するようにした構成のものであ
り、安価な材料で、確実に動作するタイマースイッチを
実現できるという作用を有する。
【0017】請求項3に記載の発明は、請求項2記載の
発明において、駆動体の操作部に照光部付き押しボタン
を装着し、この照光部付き押しボタン用の照光ランプを
ヒータとした構成のものであり、タイマースイッチの操
作用押しボタンの照光表示とロック機構部の規制解除用
のヒータを一つの照光ランプで兼ねることにより、安価
でコンパクトな照光表示付きタイマースイッチを実現す
ることができるという作用を有する。
【0018】請求項4に記載の発明は、請求項1記載の
発明において、ロック機構部が、前方が段部で後方がテ
ーパ状に形成されて駆動体に設けられた突起と、この突
起と係合する鉤部を先端に備えてスイッチ本体から延設
された板状のバイメタルまたは形状記憶合金製の弾性ア
ームからなり、ばね体の付勢力に抗して操作部を押して
駆動体を押し込むことにより、鉤部がテーパを越えて突
起の段部に係合して駆動体の前方への動きを規制すると
共に、スイッチ接点がオンとなったバイメタルまたは形
状記憶合金製の弾性アームに通電するようにした構成の
ものであり、簡単な構成で小形化でき、短時間に動作す
る安価なタイマースイッチを実現できるという作用を有
する。
【0019】以下、本発明の実施の形態について図面を
用いて説明する。なお、従来の技術の項で説明したもの
と同じ構成の部分については同じ符号を付し、その詳細
な説明を省略する。
【0020】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施の形態によるタイマースイッチの側面断面図、図2は
同分解斜視図であり、同図において、1は内底面中央に
共通端子22を、その左右に個別端子23A,23Bを
それぞれ植設した上面開放の箱形のケースで、共通端子
22の上部に可動片24が揺動可能に載せられ、さらに
その上部両端の切り起こし部24Aによって弾性板25
を保持していること、およびケース1上面の開口部が蓋
板2によって塞がれると共に蓋板2の下面に沿って摺動
するように駆動体3が配設され、その一端の操作部4が
ケース1の前方の壁部1A上端の切欠き部1Bを通って
外方に突出し、また下面の凸部3Aが上記弾性板25の
中間部に当接して下方に押し付けていることは従来の技
術の場合と同様であるが、駆動体3の上面には前方が段
部6Aで後方がテーパ6Bとなった突起6が設けられる
と共に、蓋板2から伸ばされた板状スプリング7Aの上
にバイメタル7Bを重ねて形成された弾性アーム7先端
の鉤部8が弾接している。
【0021】そして、従来の技術の場合と同様に、駆動
体3の操作部4の根元の溝4Aにはめ込まれた止め輪3
1とケース1前方の壁部1Aの間に装着された圧縮コイ
ルばね32によって駆動体3は前方に付勢されており、
通常状態において、駆動体3の操作部4は前方に突出し
た位置にあり、上記弾性アーム7先端の鉤部8は駆動体
3上面の突部6よりも後方に弾接している。
【0022】そして、この状態において、スイッチの可
動片24は共通端子22と前方の個別端子23Aの間を
短絡しており、共通端子22と後方の個別端子23Bの
間はオフとなっている。
【0023】また、9は蓋板2の弾性アーム7の上方に
装着されて所定のスイッチ端子間がオンとなった時に弾
性アーム7を加熱するためのヒータであり、図1に付帯
した回路図に示すように、本タイマースイッチで開閉さ
れる負荷10と並列に接続されている。
【0024】さらに、11は保持金具で、ケース1と蓋
板2を固定すると共に、本タイマースイッチを使用機器
に装着するための取付孔11Aおよび取付脚部11Bを
有している。
【0025】次に、このように構成された本実施の形態
によるタイマースイッチの動作について説明する。
【0026】まず、図1に示す通常状態において前方に
突出した操作部4を圧縮コイルばね32の付勢力に抗し
て押圧することによって駆動体3が後方に動き、その上
面に弾接している弾性アーム7先端の鉤部8がテーパ6
Bを通って突起6を乗り越えて段部6Aと係合すること
により、図3の側面断面図に示すように、操作部4に対
する押圧力を除いても駆動体3は押し込まれた位置で停
止する。
【0027】一方、この押圧操作により、駆動体3下面
の凸部3Aは弾性板25上を下方に押し付けながら摺動
して可動片24を共通端子22を支点としてシーソー運
動させて、可動片24の接触する端子が前方の個別端子
23Aから後方の個別端子23Bへと切替わることによ
り、図3に付帯した回路図に示す負荷10である自動車
のヒータ等に電流が流されると共に、ヒータ9にも通電
される。
【0028】そして、ヒータ9が通電により発熱してそ
の下方の弾性アーム7のバイメタル7Bを加熱し、所定
の時間が経過してバイメタル7Bの温度が一定の値以上
にまで上昇すると、バイメタル7Bの特性によって弾性
アーム7の先端側が上方へ曲がるように変形を始め、弾
性アーム7先端の鉤部8を駆動体3の上面に押し付ける
力が弱くなって鉤部8と突起6の段部6Aとの係合が外
れる。
【0029】その結果、駆動体3は圧縮コイルばね32
の付勢力によって前方へ押されて操作部4が前方へ突出
した図1の状態に戻ると共に、この動きに伴って可動片
24もシーソー運動をして、その接触する端子が後方の
個別端子23Bから前方の個別端子23Aに切替わるた
め、共通端子22と後方の個別端子23Bの間はオフと
なり、図1に付帯した回路図に示すように、負荷10お
よびヒータ9への電流供給は停止される。
【0030】この操作部4を押圧してスイッチオンして
からオフになるまでの時間は、ヒータ9の発熱容量およ
びバイメタル7Bの温度特性により設定できるものであ
る。
【0031】以上のように本実施の形態によれば、安価
な材料で、所定の時間がくれば確実に切れるタイマース
イッチを実現することができるものである。
【0032】(実施の形態2)図4は本発明の第2の実
施の形態によるタイマースイッチの側面断面図であり、
前記の実施の形態1によるものの蓋板2の弾性アーム7
の上方にはヒータ9が装着されているのに対し、本実施
の形態によるタイマースイッチは、照光ランプ12が装
着された構成としたものである。
【0033】この照光ランプ12は、駆動体3の前方に
突出した操作部4に装着した照光部付押ボタン13の照
光部13Aを照光表示するためのものであり、この照光
ランプ12の発熱により上記ヒータ9の役割をさせよう
とするものであり、すなわち、照光ランプ12は、実施
の形態1によるタイマースイッチのヒータ9と同様に、
本タイマースイッチで開閉される負荷(図示せず)と並
列に接続されているものであり、実施の形態1による場
合と同様に、操作部4に装着した照光付押ボタン13を
押圧操作することによって駆動体3が後方に動き、その
上面に弾接している弾性アーム7先端の鉤部8が突起6
の段部6Aと係合することによって、照光付押ボタン1
3に対する押圧力を除いても駆動体3は押し込まれた位
置で停止する。
【0034】一方、この動作に伴って、スイッチの可動
片24が共通端子22を支点としてシーソー運動して後
方の個別端子23Bと接触することにより、図4に示す
状態となって、負荷10と共に照光ランプ12にも通電
され、照光部付押ボタン13の照光部13Aを照光表示
すると共に、その発熱によって下方の弾性アーム7のバ
イメタル7Bを加熱し、所定の時間が経過してバイメタ
ル7Bの温度が一定の値以上にまで上昇すると、バイメ
タル7Bの特性によって弾性アーム7の先端側が上方へ
曲がるように変形を始め、弾性アーム7先端の鉤部8を
駆動体3の上面に押し付ける力が弱くなって鉤部8と突
起6の段部6Aとの係合が外れ、駆動体3は圧縮コイル
ばね32の付勢力によって前方へ押されて操作部4が前
方へ突出した状態に戻ると共に、可動片24もその接触
する端子が前方の個別端子23Aに切替わって共通端子
22と後方の個別端子23Bの間はオフとなり、負荷1
0および照光ランプ12への電流供給は停止される。
【0035】以上のように本実施の形態によれば、タイ
マースイッチの操作用押ボタンの照光表示とロック機構
部の規制解除用のヒータを一つの照光ランプで兼ねるこ
とにより、安価でコンパクトな照光表示付タイマースイ
ッチを実現できるものである。
【0036】(実施の形態3)図5(a)は本発明の第
3の実施の形態によるタイマースイッチの側面断面図で
あり、前記の実施の形態1または2によるものに対し
て、蓋板14の弾性アーム15の上方にヒータ等がな
く、弾性アーム15に直接通電する構成としたものであ
る。
【0037】そして、蓋板14にその根元部を保持され
た弾性アーム15もバイメタルのみからなり、バイメタ
ル材料の弾性を利用してその先端の導電金属製の鉤部1
6を駆動体3の上面に弾接させている。
【0038】さらに、図5(a)の状態から操作部4を
圧縮コイルばね32の付勢力に抗して押圧操作して、駆
動体3が後方へ動き、鉤部16が駆動体3上面のテーパ
6Bを通って突起6を乗り越えて段部6Aと係合した図
5(b)の状態において、鉤部16の下面が弾接する駆
動体3の上面には導電板17が配置され、この導電板1
7に対して、ケース1の後端から伸ばされた弾性脚18
先端の弾性接点18Aが弾接している。
【0039】すなわち、操作部4を押し込んだ図5
(b)の状態において、弾性アーム15の根元から伸ば
された端子15Aと弾性脚18の根元から伸ばされた端
子18Bの間に通電することによって、バイメタルから
なる弾性アーム15に通電される構成となっている。
【0040】したがって、実施の形態1または2による
タイマースイッチのヒータ等と同様に、本タイマースイ
ッチで開閉される負荷10の端子間と並列にこれらの端
子15Aと18Bを接続しておくことにより、図5
(a)の状態から操作部4を押圧することによって、図
5(b)に示すように駆動体3が押し込まれた状態とな
り、この状態において、スイッチの可動片24が後方の
個別端子23Bと接触することによって負荷10と共に
バイメタルからなる弾性アーム15にも通電され、バイ
メタル自身の特性である自己発熱に伴う変形によって弾
性アーム15の先端側が上方へ上がるように変形を始
め、所定の時間が経過すると弾性アーム15先端の鉤部
16を駆動体3上の導電板17の上面に押し付ける力が
弱くなって鉤部16と段部6Aとの係合が外れ、駆動体
3は圧縮コイルばね32の付勢力により前方へ押されて
操作部4が前方へ突出した図5(a)の状態に戻ると共
に、スイッチの可動片24は後方の個別端子23Bとの
接触を離れ、負荷10への電流供給は停止される。
【0041】以上のように本実施の形態によれば、簡単
な構成で小形化でき、短時間に動作する安価なタイマー
スイッチを実現できるものである。
【0042】なお、上記の実施の形態1,2および3に
おいて、弾性アームにバイメタルを使用して駆動体をロ
ック状態から所定時間後に解除する構成を示したが、バ
イメタルに代えて形状記憶合金を使用することによって
より狭い温度幅で動作するタイマースイッチとすること
ができるものである。
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、簡単な構
造で小形化でき、所定の時間がくれば自動的に切れる安
価なタイマースイッチを提供することができるという有
利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるタイマースイ
ッチの側面断面図
【図2】同分解斜視図
【図3】同操作部を押し込んだ状態の側面断面図
【図4】本発明の第2の実施の形態によるタイマースイ
ッチの側面断面図
【図5】(a)本発明の第3の実施の形態によるタイマ
ースイッチの側面断面図 (b)同操作軸を押し込んだ状態の側面断面図
【図6】従来のプッシュスイッチの側面断面図
【図7】同分解斜視図
【図8】従来のタイマースイッチの構成を説明する回路
【符号の説明】
1 ケース 1A 壁部 1B 切欠き部 2,14 蓋板 3 駆動体 3A 凸部 4 操作部 4A 溝 6 突起 6A 段部 6B テーパ 7,15 弾性アーム 7A 板状スプリング 7B バイメタル 8,16 鉤部 9 ヒータ 10 負荷 11 保持金具 11A 取付孔 11B 取付脚部 12 照光ランプ 13 照光部付押ボタン 13A 照光部 15A,18B 端子 17 導電板 18 弾性脚 18A 弾性接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上田 雅夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松井 博 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作部を備えた駆動体が前後動すること
    によりオン・オフするスイッチ接点を備えたスイッチ本
    体と、駆動体を前方で付勢するばね体と、操作部が押し
    込まれてスイッチ接点がオンとなった位置で駆動体の前
    方への動きを規制し、スイッチ接点のオン時の通電によ
    り加熱されることによって規制を解除するロック機構部
    からなるタイマースイッチ。
  2. 【請求項2】 ロック機構部が、前方が段部で後方がテ
    ーパ状に形成されて駆動体に設けられた突起と、この突
    起と係合する鉤部を先端に備えてスイッチ本体から延設
    された板状スプリングの上にバイメタルまたは形状記憶
    合金を積層配置して形成された弾性アームと、この弾性
    アームの近傍に配設されたヒータからなり、ばね体の付
    勢力に抗して操作部を押して駆動体を押し込むことによ
    り、鉤部がテーパを越えて突起の段部に係合して駆動体
    の前方への動きを規制すると共に、スイッチ接点がオン
    となってヒータに通電するようにした請求項1記載のタ
    イマースイッチ。
  3. 【請求項3】 駆動体の操作部に照光部付き押しボタン
    を装着し、この照光部付き押しボタン用の照光ランプを
    ヒータとした請求項2記載のタイマースイッチ。
  4. 【請求項4】 ロック機構部が、前方が段部で後方がテ
    ーパ状に形成されて駆動体に設けられた突起と、この突
    起と係合する鉤部を先端に備えてスイッチ本体から延設
    された板状のバイメタルまたは形状記憶合金製の弾性ア
    ームからなり、ばね体の付勢力に抗して操作部を押して
    駆動体を押し込むことにより、鉤部がテーパを越えて突
    起の段部に係合して駆動体の前方への動きを規制すると
    共に、スイッチ接点がオンとなってバイメタルまたは形
    状記憶合金製の弾性アームに通電するようにした請求項
    1記載のタイマースイッチ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110459425A (zh) * 2019-08-01 2019-11-15 苏州登阳信息技术有限公司 一种具有自热功能的能量转化多功能键盘

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CN110459425A (zh) * 2019-08-01 2019-11-15 苏州登阳信息技术有限公司 一种具有自热功能的能量转化多功能键盘

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