JP2004017931A - 車輌用ルームランプ - Google Patents
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- B60Q3/82—Switches specially adapted for vehicle interior lighting, e.g. switching by tilting the lens
Abstract
【課題】スイッチを備えた車輌用ルームランプにおいて、部品点数を減らすことを課題とする。
【解決手段】スイッチ9を備え該スイッチの操作により光源バルブ8の点消灯が行われる車輌用ルームランプ1であって、バルブが支持されるランプボディ2に一部が埋設された複数の導電体16、17、18を有し、上記スイッチは2つの導電体の端部に形成されると共に互いに対向配置された一対の導電端子16c、16d、17f、18dと作用部(操作体)13を有するスライドノブ10を備え、スライドノブがスライドが操作されることによって上記導電端子の一方が他方に接触されて上記バルブへの通電が為される。
【選択図】 図3
【解決手段】スイッチ9を備え該スイッチの操作により光源バルブ8の点消灯が行われる車輌用ルームランプ1であって、バルブが支持されるランプボディ2に一部が埋設された複数の導電体16、17、18を有し、上記スイッチは2つの導電体の端部に形成されると共に互いに対向配置された一対の導電端子16c、16d、17f、18dと作用部(操作体)13を有するスライドノブ10を備え、スライドノブがスライドが操作されることによって上記導電端子の一方が他方に接触されて上記バルブへの通電が為される。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な車輌用ルームランプに関する。詳しくは、スイッチを備えた車輌用ルームランプにおいて、部品点数を減らす技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
車輌用、例えば、自動車用のルームランプにスイッチを備えたものがある。自動車用のルームランプは、例えば、常時は消灯させておき、地図を参照したり、メモ等を読む時に点灯させ、また、ドアを開けたときに点灯させる、というように使用される。そのため、ドアが閉まっているときに消灯していてドアが開いたときに点灯させる状態、ドアを開けても消灯している状態、必要に応じて点灯させる状態、の以上3つの状態を選択するためのスイッチが必要となる。そして、地図やメモ等を見るときに点灯させるには、そのためのスイッチがルームランプに一体的に設けられている方が使い勝手が良いので、スイッチを一体的に設けたルームランプが提案されている。
【0003】
そして、従来のスイッチを一体的に設けた車輌用ルームランプにあっては、完成品として市販されているスイッチを購入してきて、該スイッチをルームランプの回路に半田付け等によって組み込むことが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した、従来のスイッチを一体的に設けた車輌用ルームランプにおいては、完成品として既に存在しているスイッチを所定の箇所に組み込むため、部品点数が多くなり、コスト増になると共に、ルームランプの小型化を阻害する。
【0005】
そこで、本発明は、スイッチを備えた車輌用ルームランプにおいて、部品点数を減らすことを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明車輌用ルームランプは、上記した課題を解決するために、光源が支持されるランプボディに一部が埋設された複数の導電体を有し、スイッチは上記2つの導電体の端部に形成されると共に互いに対向配置された一対の導電端子と操作体を備え、操作体が操作されることによって上記導電端子の一方が他方に接触されて上記光源への通電が為されるようにしたものである。
【0007】
従って、本発明車輌用ルームランプにあっては、ランプボディに一部が埋設された導電体の一部をスイッチを構成する部材として利用するので、スイッチを構成する部品の点数が減少し、コストの低減に寄与する。また、別体のスイッチを組み込むスペースが不要になるため、小型化が可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明車輌用ルームランプの詳細を添付部面を参照して説明する。
【0009】
図1乃至図5は第1の実施の形態を示すものである。この第1の実施の形態に係る車輌用ルームランプ1は自動車の室内に配置されるものであり、ドアが開いたときに点灯するドアランプと読み物をするとき、例えば、地図やメモ等を読むときに適時に点灯させるマップランプの機能を有するものである。
【0010】
ルームランプ1は奥行き方向に薄いランプボディ2を有し、該ランプボディ2には2つの仕切壁3、3が形成され、これら仕切壁3、3によって仕切られた3つの区画の前面がそれぞれレンズ4、5、5によって覆われて、独立した3つの灯室6、7、7が形成される。そして、中央の灯室6に本発明におけるスイッチによって操作されるバルブ(光源)8が配置される。また、左右の灯室7、7にも図示しない別のバルブが配置される。
【0011】
上記中央の灯室6の一方の端部にスイッチ9が配置される。
【0012】
スイッチ9はスライドノブ10を備える。該スライドノブ10は板状をしたベース11の前面の中央部に突部12が突設され、ベース11の後面には操作体として作用部13が後方へ向けて突設されている。作用部13は、左右の幅が大きく且つ厚みのある板状をしており、底面に3つのクリック用係合凹部14off、14on、14doorが左右にほぼ等間隔をおいて形成されている。また、作用部13の左右幅は下半部が上半部に比較して狭くされ、それによって、上半部の左右に下半部より左右に突出した押圧縁15l、15rが形成されている。
【0013】
上記したスライドノブ10はそのベース11がランプボディ2とレンズ4との間で挟まれた状態で左右方向に摺動自在に配置される。そして、スライドノブ10の突部12はレンズ4に形成された左右に長い矩形の開口4a内に位置し、該開口4a内を左右に移動されるようになっている。
【0014】
ランプボディ2には図4で示す複数の導電体16、17、18、19、20、21、22が一部を埋設された状態で支持されている。なお、これら導電体16〜22のうち16、17、18が本発明におけるスイッチ9を構成するための導電体である。なお、導電体16〜22をランプボディ2に部分的に埋設する手段は、特に問うものではないが、例えば、ランプボディ2の射出成型時に導電体16〜22を部分的に金型のキャビティ内に挿入しておいて、ランプボディ2の成形と同時に導電体16〜22をランプボディ2に一体化する等の手段を適用することが出来る。
【0015】
導電体16は上記バルブ8用の端子金具の一方16aを備えるものであり、バネ弾性を備えた導電性金属板によって形成され、平面形状で横長矩形の枠状をした部分16bの一方の長辺部からバルブ用端子金具16aが突出している。上記枠状部分16bの両端にスイッチ9用の導電端子16c、16dが連設されていて、該導電端子16c、16dは前面側に向かって延びている。また、上記枠状部分16bの他方の長辺部の左右方向における中央部には前方へ突出した係合突起16eが形成されている。そして、この導電体16は上記バルブ用端子金具16a、枠状部分16bのうち導電端子16c、16d、係合突起16eを有する長辺部を除いた部分がランプボディ2に埋設されている。
【0016】
そして、上記導電体16の係合突起16eは上記スライドノブ10の作用部13の底面に弾接した状態にされる。
【0017】
導電体17は上記導電体16の位置より外側の位置で左右に延びる左右連結部17aを有し、該左右連結部17aの右端部からはほぼクランク状に延びる延出部17bが連設され、該延出部17bの先端には第1のコネクタ23内に配置されるコネクタ端子17cが形成されている。また、延出部17bの左右連結部17a寄の位置には第2のコネクタ24内に配置されるコネクタ端子17dが右方へ突出されている。そして、左右連結部17aの左端寄の位置には上記スイッチ9用の導電端子17fが前方へ向けて突出するように形成されている。そして、この導電体17はコネクタ端子17c、17d、17e及び導電端子17fを除く部分のほとんどがランプボディ2内に埋設されている。そして、上記導電端子17fは導電体16の導電端子16cと僅かな間隔をあけて対向した状態とされている。
【0018】
導電体18は上記導電体16の右側に隣接した位置から右方へ延びる部分18aと該部分18aの右端から上方へクランク状に延びる延出部18bを有し、該延出部18bの先端部には第1のコネクタ23内に配置されるコネクタ端子18cが形成されている。また、導電体18の左端部には前方へ突出した導電端子18dが形成されている。そして、この導電体18はコネクタ端子18c及び導電端子18dを除く部分のほとんどがランプボディ2に埋設されている。そして、導電端子18dは導電体16の導電端子16dと僅かな間隔をあけて対向した状態とされている。
【0019】
導電体19は給電部を構成するものであり、電源電圧が印加されている。上記左右の灯室7、7内に配置される図示しない光源用バルブの給電側端子19a、19aと、灯室6内に配置されるバルブ8用であって、上記バルブ用端子金具16aと対を為すバルブ用端子金具19bと、上記第1のコネクタ23内に配置されるコネクタ端子19cを備えている。そして、この導電体19は給電側端子19a、19a、バルブ用端子金具19b及びコネクタ端子19cを除く部分のほとんどがランプボディ2に埋設されている。そして、バルブ用端子金具19bは導電体16の上記バルブ用端子金具16aと間隔をあけて対向した状態とされている。
【0020】
上記バルブ8は、両端の端子8a、8aに上記バルブ用端子金具16a、19bが弾接されることによって、ランプボディ2に灯室6内に位置するように支持されている(図2参照)。
【0021】
上記した車輌用ルームランプ1において、スライドノブ10を移動範囲の中央に位置させた状態では、作用部13の押圧縁15l、15rの何れも導電端子16c、16dを押圧することはなく、従って、導電端子16cと17fとの間及び導電端子16dと18dとの間は開いたままであり、回路は図5に実線で示した状態となり、バルブ8は消灯された状態になる。また、この状態で、作用部13の底面の中央に形成された係合凹部14offに導電体16の係合突起16eが係合し、スライドノブ10が移動範囲の中央に位置した状態が保持される。また、スライドノブ10が左又は右から移動してきたときには、係合凹部14offに係合突起16eが係合することによって節度感が得られる。
【0022】
また、スライドノブ10を中央の位置から左方、すなわち、図3中矢印L方向に移動させると、スライドノブ10を移動させようとする力によって、導電体16の係合突起16eが形成されている部分が後方へ撓み、該係合突起16eがスライドノブ10の中央の係合凹部14offから抜け出る。そして、スライドノブ10が移動範囲の左端寄の位置まで来ると、上記係合突起16eがスライドノブ10の右側の係合凹部14onに係合し、操作したものにはその節度感が伝わり、スライドノブ10は該位置に保持される。そして、スライドノブ10が移動範囲の左端寄の位置に位置すると、作用部13の左側の押圧縁15lが導電端子16cの前端寄りの部分を左方へ押圧する。これによって、導電端子16cは前端が左方へ移動するように傾き導電端子17fに接触し、図5に破線で示す状態になる。そして、導電体17は接地レベルとなっているので、バルブ8に2つのバルブ用端子金具16a、19bを介して電流が流れ、バルブ8が点灯する。
【0023】
スライドノブ10を中央から右、すなわち、図3中矢印R方向に移動させると、スライドノブ10を移動させようとする力によって、導電体16の係合突起16eが形成されている部分が後方へ撓み、該係合突起16eがスライドノブ10の中央の係合凹部14offから抜け出る。そして、スライドノブ10が移動範囲の右端寄の位置まで来ると、上記係合突起16eがスライドノブ10の左側の係合凹部14doorに係合し、操作したものにはその節度感が伝わり、スライドノブ10は該位置に保持される。そして、スライドノブ10が移動範囲の右端寄の位置に位置すると、作用部13の右側の押圧縁15rが導電端子16dの前端寄りの部分を右方へ押圧する。これによって、導電端子16dは前端が右方へ移動するように傾き導電端子18dに接触し、図5に2点鎖線で示す状態になる。そして、導電体18は図示しないドアスイッチを介して接地されていて、該ドアスイッチはドアが開くことによって閉じる(ONとなる)ので、ドアが開くと導電体18が接地レベルとなり、バルブ8に2つのバルブ用端子金具16a、19bを介して電流が流れ、バルブ8が点灯する。すなわち、ドアが開くことによってバルブ8が点灯し、ドアが閉じればバルブは消灯する。
【0024】
上記した車輌用ルームランプ1において、スイッチ9は別部品であったものを取り付けたものではなく、ランプボディ2に一体的に組み込まれている。そして、該スイッチ9を構成する導電端子16c、16d、17f、18dは元々電気の通り道として必要でランプボディに一体的に組み込まれる導電体16、17、18に一体に形成されるものであるので、スイッチ9のために必要な部品としてはスイッチノブ10を追加するだけでスイッチ9を構成することが出来、部品点数の減少によりコストを低減することができる。しかも、上記導電体16、17、18はランプボディ2に一体的に組み込まれるものであるので、スイッチ9の組み立て作業としてはスイッチノブ10を組み込む込む作業だけであるので、従来の別物のスイッチを取り付ける場合に、例えば、スイッチ筐体の取付、各接点の半田付け等複数の工程が必要であったものが、僅かスイッチノブ10の組付という1工程で済むことになり、この点でもコストを削減することが出来る。
【0025】
また、スイッチノブ10を操作するものに対して節度感を与え、且つ、スイッチノブ10を所定の位置に保持するための手段としても凹凸嵌合を構成する一方の要素である係合突起16eをも上記導電体16に一体に形成したので、さらに部品点数が削減される。なお、節度感を与え且つスイッチノブ10を所定の位置に保持する手段としての凹凸嵌合の構成要素は、上記実施の形態におけると逆に形成しても良い。すなわち、導電体16に係合凹部を設け、スイッチノブ10に係合突起を設けるようにしても良い。さらに、スイッチノブ10側に設けられる要素の数と導電体16側に設けられる要素の数は上記したもの、すなわち、スイッチノブ10側に3個(これも3個に限定されるものではなく、スイッチノブ10が停止するポジションの数に適合した数が形成される)の係合凹部又は係合突起を形成し、導電体16側に1個の係合突起又は係合凹部を形成するものに限られるものではない。すなわち、スイッチノブ10側に1個の係合凹部又は係合突起を設け、導電体16側にスイッチノブ10が停止するポジションの数に適合した数の係合突起又は係合凹部を形成しても良い。
【0026】
なお、上記した第1の実施の形態に係る車輌用ルームランプ1において、スイッチ9としてスライドタイプのもの(スライドスイッチ)を採用したものを示したが、これをシーソータイプのもの(シーソースイッチ)に替えても良い。
【0027】
図6乃至図10は本発明車輌用ルームランプの第2の実施の形態30を示すものである。
【0028】
ルームランプ30は前面が開口し前面形状で一方向に長い矩形をしたランプボディ31の前面を覆うようにレンズ32が配置され、ランプボディ31にはバルブ33が支持されている。
【0029】
レンズ32の長手方向における中央部の短軸方向における両側部には支点軸32a、32aが突設されており、該支点軸32a、32aがランプボディ31の長手方向における中央部の前面寄の位置に形成された支持孔31a、31aに回転可能に係合され(図7参照)、これによって、レンズ32はランプボディ31に回動自在に支持される。
【0030】
上記レンズ32の長手方向における一方の端部にレンズ32の短軸方向に離間して位置し背面方向に突出した2つの操作体34、35が一体に形成され、また上記操作体34と35との間の位置から背面方向に突出した別の操作体である位置決め部36がレンズ32に一体に形成されている。上記操作体34、35の先端部にはレンズ32の一端部側に突出した押圧突起34a、35aが一体に形成され、上記位置決め部36のレンズ32の一端部側の面は背面方向に行くに従って他端部寄に変位していく傾斜面に形成されると共に、該傾斜面には前面側から背面側に3つの係合凹部36off、36door、36onが間隔を空けて形成されている。
【0031】
ランプボディ31には4個の導電体37、38、39、40が一部を埋設された状態で支持されている。
【0032】
導電体37は背面方向から見て「ユ」字状をしており、バルブ用端子金具37aと2つの導電端子37b、37cが形成されている。そして、この導電体37は、バルブ用端子金具37aと導電端子37b、37cとの間の部分37dが背面側でランプボディ31に埋設されており、導電端子37b、37cは前方へ向けて突出されており、その先端部にはバルブ用端子金具37a側に突出した被押圧突起37b′、37c′が形成されている。そして、導電端子37bは上記操作体34に、また、導電端子37cは上記操作体35に、それぞれ対向するように位置される。
【0033】
導電体38はバルブ用端子金具38bとコネクタ端子38bとが弾接部38c及び埋設部38dで連結された形状をしている。弾接部38cは他の2つの部分38a、38bより幅が狭く形成されていて長さ方向におけるほぼ中央部にバルブ用端子金具38aが位置した側へ突出した係合突部38eが形成されている。そして、バルブ用端子金具38aとコネクタ端子38bとはほぼ水平方向に延び、弾接部38cはバルブ用端子金具38aのほぼクランク状を成し下方へ折り曲げられた基部38a′から斜め前方へ延び、埋設部38dはほぼ前後方向に延びてコネクタ端子38bと弾接部38cとの間を連結している(図7、図10参照)。そして、この導電体38はバルブ用端子金具38aの基部38a′と埋設部38dがランプボディ31に埋設された状態で支持される。そして、上記コネクタ端子38bはランプボディ31の一端部から突出されたコネクタケース41内に位置される。
【0034】
残る2つの導電体39、40はそれぞれコネクタ端子39a、40aと導電端子39b、40bを有する。そして、これら導電体39、40はコネクタ端子39a、40aと導電端子39b、40bとの間の部分がランプボディ31に埋設されて支持され、導電端子39b、40bはそれぞれ前方へ向かって突出されており、また、コネクタ端子39a、40aは上記コネクタケース41内に配置される。そして、導電端子39bは上記導電端子37bと対向するように、また、導電端子40bは上記導電端子37cと対向するように、それぞれ位置される。
【0035】
上記各導電体38、39、40に設けられたコネクタ端子38b、39a、40aが上記コネクタケース41内に配置されてコネクタ42が構成される。そして、コネクタ端子38bには電源電圧が印加されており、コネクタ端子39aは接地レベルとされている。また、コネクタ端子40aは図示しないドアスイッチを介して接地レベルとされている。すなわち、ドアが開けられたときにドアスイッチが閉じ(ON状態)、コネクタ端子40aが接地レベルとなる。
【0036】
そして、バルブ33は2つのバルブ用端子金具37aと38aとの間で保持され、バルブ33の図示しない端子がバルブ用端子金具37a、38aとそれぞれ接続される。
【0037】
図7乃至図9に2点鎖線で示す状態、すなわち、レンズ32の一端部を前側から押し込んで(図7の矢印A参照)、該一端部が背面側に移動するように回動させた状態がバルブ33が点灯しない消灯状態である。この状態において、レンズ32の一端部背面に設けた位置決め部36の一番前側の係合凹部36offに導電体38に設けられた弾接部38cの係合突部38eが係合し、操作した者に節度感が与えられると共に、レンズ32の該傾きが保持される。また、この状態においては、操作体34の押圧突起34aは導電端子37bの被押圧突起37b′より背面側に位置していて、従って、導電端子37bには何も力が加えられていない状態になっている。また、もう一つの操作体35の押圧突起35aも導電端子37cの被押圧突起37c′より背面側に位置して、この導電端子37cにも何も力が加えられていない状態になっている。そして、導電端子37b、37cはこれらに何も力が加えられていない状態ではそれぞれが対向している導電端子39b、40bから離間した状態となっており、従って、バルブ33には給電されず、消灯された状態となる。
【0038】
レンズ32の他端部を前側から押し込んで(図7の矢印B参照)、図7乃至図9に破線で示す状態になるまでレンズ32を回動させると、導電体38の弾接部38cの係合突部38eがレンズ32の一端部背面に形成された位置決め部36の背面側の係合凹部36onに係合し、これによって、レンズ32を回動させていた者に節度感を与え、且つ、レンズ32が図7乃至図9に破線で示す状態に保持される。この状態では、操作体34の押圧突起34aが導電端子37bの被押圧突起37b′を押圧するので、導電端子37bが撓んでその前端部が導電端子39bに接触する。なお、もう一つの操作体35の押圧突起35aは、導電端子37cの被押圧突起37c′を一旦は押圧するが、図7乃至図9の破線で示す状態では、被押圧突起37c′を乗り越えて被押圧突起37c′より前側に位置するようになる。従って、操作体35の押圧突起35aが導電端子37cを押圧することはなく、従って、導電端子37cと導電端子40bとは互いに離間した状態に保持される。そして、この図7乃至図9の破線で示す状態では、導電体37が導電体39を介して接地レベルとなるため、バルブ33には導電体38を介して給電され、従って、バルブ33が点灯する。
【0039】
レンズ32が図7乃至図9の実線で示した状態になると、導電体38の弾接部38cの係合突部38eがレンズ32の位置決め部36の真ん中の係合凹部36doorに係合し、これによって、レンズ32を回動させていた者に節度感を与え、且つ、レンズ32が図7乃至図9に実線で示す状態に保持持される。この状態では、操作体35の押圧突起35aが導電端子37cの被押圧突起37c′を押圧するので、導電端子37cが撓んでその前端部が導電端子40bに接触する。なお、もう一つの操作体34の押圧突起34aは導電端子37bの被押圧突起37b′より背面側に位置するため、導電端子37bは操作体の押圧突起34aによって押圧されることが無く、導電端子37bと導電端子39bとは互いに離間した状態に保持される。そして、この図7乃至図9の実線で示す状態では、導電体37が導電体40及び図示しないドアスイッチを介して接地されるため、ドアが開いたときに、バルブ33には導電体38を介して給電され、従って、バルブ33が点灯する。
【0040】
この第2の実施の形態にかかるルームランプ30にあっても、上記第1の実施の形態におけると同様の効果を奏する。
【0041】
さらに、この第2の実施の形態にかかるルームランプ30においては、操作体34、35及び36がレンズに一体に形成されるので、さらなる部品点数の削減が為される。
【0042】
図11乃至図19は本発明車輌用ルームランプの第3の実施の形態を示すものである。
【0043】
ルームランプ50は比較的広い空間である灯室用空間とスイッチ用空間51を備えたランプボディ52を有し、灯室用空間の前面がレンズ53よって覆われて灯室54が形成され、該灯室54内にバルブ55が配置される。
【0044】
スイッチ用空間51は前方に向かって開口されており、該スイッチ用空間51内に位置するようにスイッチノブ56が取り付けられ、且つ、スイッチ用空間51内に導電体等所要の部材が配置されてスイッチ57が構成される。
【0045】
スイッチ用空間51は前方に向かって開口した2つの凹部から成る。すなわち、左右方向に長くやや浅い周辺凹部58と該周辺凹部58の左右方向における中央部に形成され周辺凹部58より深い中央凹部59とを備える。中央凹部59の深さは周辺凹部58より深く形成されており、該中央凹部59の開口縁部は周辺凹部58の底面より僅かに前方へ突出されている。
【0046】
中央凹部59の左右の壁部の内面には前後方向におけるほぼ中央部に背面方向を向いた係合面60、60が形成されている。中央凹部59のほぼ中央部には上下方向に見てほぼU字状をした導電体61が配置されている。該導電体61はU時の底部に相当する部分が中央凹部59の底面部59aに埋設されており、底面部59aから左右に離間した状態で前方へ向かって突出された部分61a、61aが導電端子とされている。そして、上記導電端子61a、61aの前端寄りの部分にはそれぞれ外方に、すなわち、左側の導電端子61aのは左方に、また、右側の導電端子のは右方に、それぞれ打ち出し状に突出された接触突起61b、61bが形成されている。
【0047】
ランプボディ52にはその大部分を図示していない導電体62、63が埋設されており、これら導電体62、63の一端部には導電端子62a、63aが形成されている。そして、これら導電端子62a、63aは中央凹部59の底面部59aから前方へ向けて突出されている。そして、左側の導電端子62aは上記導電体61の左側の導電端子61aの左側に僅かに間隔を空けて位置し、また、右側の導電端子63aは導電体61の右側の導電端子61aの右側に僅かに間隔を空けて位置する。そして、これら導電体62、63の一方は上記バルブ55の接地端子に接続され、他方は接地されている。なお、バルブ55の給電端子には図示しない別の導電体を介して電源電圧が印加されている。
【0048】
中央凹部59の下面部59bの前端部の内面にはクランク状をしたロックピン64が支持されている。すなわち、ロックピン64の一方の端部64aが上記下面部59bに回動自在に、且つ、上下方向に移動可能に支持されている。
【0049】
中央凹部59の底面部59aの下端寄の位置には板バネ65の基部が埋設されており、該板バネ65の前端部が上記ロックピン64の中間部64bに下側から弾接され、これによって、ロックピン64は上方へ付勢されている。
【0050】
そして、中央凹部59の底面部59aの上端部で左右方向における中央部にはバネ支持ピン66が前方へ向かって突出されている。
【0051】
スイッチノブ56の上端部で左右方向における中央には後方に向かって開口したバネ配置凹部67が形成されている。
【0052】
スイッチノブ56の左右両端寄りの位置には後方へ向かって突出された係合片68、68が形成されており、各係合片68、68の外側面、すなわち、左側の係合片68の左側面及び右側の係合片68の右側面の後端部にはそれぞれ係合爪69、69が形成され、これら係合爪69、69の下面69a、69aは外方に行くに従って前方へ変位する傾斜面に形成され、そして、係合爪69、69の前面69b、69bはほぼ左右方向に延びる係合面とされている。
【0053】
スイッチノブ56のほぼ中央部には後方へ向かって突出された操作体70が形成されている。操作体70のほぼ後半部の左右方向における幅がほぼ前半部の左右方向における幅より狭くされ、これによって、ほぼ前半部の左右両側縁に押圧縁71、71が形成される。そして、上記押圧縁71、71の後半部に連続する部分71a、71aは傾斜縁とされている。また、操作体70の後端の左右両角部も傾斜縁70a、70aに形成されている。
【0054】
上記操作体70の下面にはカム部72が形成されている。該カム部72の詳細を図14及び図19によって説明する。
【0055】
カム部72の後端部には傾斜面72aが形成されている。なお、図14及び図19において、紙面の上方が前方、紙面の下方が後方、紙面側が下方、紙背側が上方、左方が左方、右方が右方である。該傾斜面72aは後端が上方へ変位するように傾斜されており、前端は操作体70の下面より上側に位置するようにされている。上記傾斜面72aの前側の部分には、傾斜面72aの左側端から前方に向かって延び右方を向いた段差面72bと傾斜面72aの右側端から左前方に向かって延び左後方を向いた段差面72cによって左右を限定された三角スペース72dが形成されている。上記三角スペース72dの下面は上記傾斜面72aの前端と同じレベルに位置している。
【0056】
上記三角スペース72dの前側には下方から見てy字状を為す摺動溝73が形成される。該摺動溝73は、上記三角スペース72dの前方に隘路部73e(左側を段差面72bによって限定されると共に三角スペース72dと同一の平面内にある)を介して連続し段差面72bに沿って前後に延びる左前端部73aと、該左前端部73aの後端から右後方へ斜めに延びる左傾斜部73bと、該左傾斜部73bの後端から右前方へ延びる右傾斜部73cと、該右傾斜部73cの前端からさらに前方へ真っ直ぐ延びる右前端部73dと、該右前端部73dの後端からさらに後方へ真っ直ぐ延びる脚前部73eと、該脚前部73eの後端から左後方へ斜めに延びる脚後部73fとによって構成されている。そして、上記左前端部73aと左傾斜部73bの上面(すなわち、溝の底面)は同一の平面内にあり、且つ、上記三角スペース72d及び隘路部72eの上面より上方に位置し、その結果、隘路部72eと左傾斜部73bとの間には右前方を向いた段差面73gが形成される。また、上記右傾斜部73c、右前端部73d及び脚前部73eの上面は同一の平面内にあり、且つ、左傾斜部73bの上面より上方に位置し、その結果、左傾斜部73bと右傾斜部73cとの間には右後方を向いた段差面73hが形成される。さらに、脚後部73fの上面の前端部は脚前部73eの上面と同じ位置にあるが、後方に行くに従って徐々に下方に変位してゆき、後端73iは上記三角スペース72dの上面より下方に位置するようになっている。従って、三角スペース72dの右上を限定している段差面72cは摺動溝73の脚後部73fの後端で段差は低くなるが、無くなることはない。
【0057】
上記スイッチノブ56はスイッチ用空間51内に前後方向に移動可能に支持される。すなわち、スイッチノブ56の係合片68、68及び操作体70がスイッチ用空間51の中央凹部59内に挿入され、係合片68、68の係合爪69、69が中央凹部59の左右両内側面に形成された係合面60、60に係合される。そして、このとき、圧縮コイルバネ74の上半部がスイッチノブ56のバネ配置凹部67内に挿入され、圧縮コイルバネ74の他端部が中央凹部59の底面に形成されたバネ支持ピン66に外嵌され、これによって、圧縮コイルバネ74がスイッチノブ56のバネ配置凹部67の底面と中央凹部59の内底面との間で圧縮され、該圧縮コイルバネ74によってスイッチノブ56は前方へ付勢される。そして、スイッチノブ56の前方への移動は係合爪69、69の係合面69b、69bが中央凹部59の係合面60、60に係合した位置で停止される。
【0058】
以上のようにして、スイッチノブ56がスイッチ用空間51内に前後方向に移動可能に配置される。そして、スイッチノブ56に形成された操作体70は導電体61の2つの導電端子61a、61aの間に位置される。なお、スイッチノブ56が移動範囲の前端に位置している状態(図15参照)、すなわち、OFF位置にある状態では、操作体70の押圧縁71、71より後方の部分が上記導電端子61a、61aに接触していて、導電端子61aと62aとの間及び導電端子61aと63aとの間は離間した状態とされている。従って、導電体62と63との間は導通されておらず、よって、バルブ55は接地されず、消灯状態にある。
【0059】
スイッチノブ56が上記OFF位置にある状態で、上記ロックピン64の先端、すなわち、作用端64cはカム部72の三角スペース72dに下方から弾接した状態となっている。この状態で、ロックピン64の作用端64cがカム部に接触している位置を図19にP15として示す。
【0060】
バルブ55を点灯させるときは、スイッチノブ56を目一杯押し込んでから、該押込を解除する。これによってスイッチノブ56はロック状態となって、バルブ55が点灯する。このスイッチノブ56を後方へ押し込んでからロック状態となるまでの動作を次に説明する。
【0061】
スイッチノブ56を後方へ押し込んでいくと、操作体70が後方へ移動し、その押圧縁71、71が導電端子61a、61aを外方へ押圧し、これによって、導電端子61a、61aの接触突起61b、61bがもう一つの導電端子62a、63aと接触する。これによって、導電体62と63とが導電体61を介して導通し、バルブ55が導電体62、61及び63を介して接地されるため、点灯する。そして、この間に、ロックピン64の作用端64cはカム部72に対して相対的に前方へ移動し、まず、三角スペース72dの右前を限定している段差面72cに当接し、次いで、該段差面72cに沿って左前方へ向けて移動し(ロックピン64は作用端64cが図14で見て左方へ移動するように回動する)、隘路部72eの後端に達する(図16参照)。この状態の作用端64cの位置を図19にP16として示す。
【0062】
そして、スイッチノブ56を移動範囲の後端まで押し込むと、ロックピン64の作用端64cはカム部72の隘路部72eを通過して摺動溝73の左前端部73a内に位置するようになる(図17参照)。そして、図16に示す状態から図17に示す状態になる間、導電端子61a、61aは操作体70の押圧縁71、71で押され続けられるため、その接触突起61b、61bはもう一つの導電端子62a、63aと接触し続ける(図17参照)。スイッチノブ56が移動範囲の後端まで押し込まれたときにおけるロックピン64の作用端64cのカム部72における位置を図19にP17として示す。
【0063】
それから、スイッチノブ56を押圧していた力を除くと、スイッチノブ56は圧縮コイルバネ74の付勢力によって前方へ移動する。スイッチノブ56の前方への移動に伴って、ロックピン64の作用端64cは摺動溝73の左前端部73aを相対的に後方へ移動して行き、段差面73gに当接し、さらに、該段差面73gに沿って左後方へ移動していき(この間にロックピン64は作用端64cが右方へ移動するように回動する)、もう一つの段差面73hを越えて、左傾斜部73bの後側面と右傾斜部73cの後側面とが作り出しているV字状の係合部73jに係合し、これによって、スイッチノブ56の前方への移動が阻止される。すなわち、スイッチノブ56は前方への移動をロックされる。そして、この状態において、導電端子61a、61aは操作体70の押圧縁71、71によって押圧されていて、その接触突起61b、61bが導電端子62a、63aと接触した状態となっていて(図18参照)、バルブ55は点灯した状態となっている。なお、この状態におけるロックピン64の作用端64cの位置を図19にP18として示す。
【0064】
バルブ55を消灯する場合は、スイッチノブ56を移動範囲の後端まで押し込んでから、該押し込んでいた力を除く。これによって、スイッチノブ56は図15に示す位置まで戻り、バルブ55は消灯する。
【0065】
スイッチノブ56を後方へ押し込むことによって、操作体70も後方へ移動し、ロックピン64の作用端64cはカム部72に対して相対的に前方へ移動する。詳細には、作用端64cは先ず段差面73hに当接し、ついで該段差面73hに、次いで、摺動溝73の右傾斜部73cの前側面に沿って右前方へ移動し(ロックピン64は作用端64cが右方へ移動するように回動する)、右前端部73d内に入っていく。スイッチノブ56が移動範囲の後端まで移動したときにおけるロックピン64の作用端64cの摺動溝73における位置を図19にP17′として示す。
【0066】
スイッチノブ56を移動範囲の後端まで押し込んでから、該押込を解除すると、スイッチノブ56は圧縮コイルバネ74の付勢力によって前方へ移動する。そして、ロックピン64の作用端64cは摺動溝73の右前端部73dから相対的に後方へ移動して脚前部73e、次いで、脚後部73fの順に移動して行き、最後に段差面72cを越えて三角スペース72dに位置する。そして、スイッチノブ56が移動範囲の前端まで移動すると、係合爪69、69の係合面69b、69bがスイッチ用空間51の係合面60、60と係合して、スイッチノブ56の前方への移動が停止し、また、操作体70の押圧縁71、71が導電端子61a、61aの前端寄り前方に位置するため、導電端子61a、61aに対する押圧が解除され、導電端子61aと62aとの間及び導電端子61aと63aとの各間が離間し(図15参照)、バルブ55は消灯される。
【0067】
この第3の実施の形態におけるルームランプ50にあっても、上記第1の実施の形態におけると同様の効果を奏する。
【0068】
なお、上記した各実施の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって、本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0069】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明車輌用ルームランプは、スイッチを備え該スイッチの操作により光源の点消灯が行われる車輌用ルームランプにおいて、光源が支持されるランプボディに一部が埋設された複数の導電体を有し、上記スイッチは2つの導電体の端部に形成されると共に互いに対向配置された一対の導電端子と操作体を備え、操作体が操作されることによって上記導電端子の一方が他方に接触されて上記光源への通電が為されることを特徴とする。
【0070】
従って、本発明車輌用ルームランプにあっては、ランプボディに一部が埋設された導電体の一部をスイッチを構成する部材として利用するので、スイッチを構成する部品の点数が減少し、コストの低減に寄与する。
【0071】
また、ランプボディを樹脂の射出成形品として形成する場合には、導電体を成形金型内に挿入して行う、いわゆる、インサート成形を行うことによって、ランプボディの成形と同時に、導電端子の組付も行うことが出来、さらなるコストの低減が可能になる。
【0072】
請求項2に記載した発明にあっては、導電体と操作体の一方に突部が形成され、他方に上記突部と係合する凹部が形成され、上記突部と凹部が係合することによって、操作体が上記一対の導電端子を接触させた位置又は接触させていない位置に保持されるようにしたので、操作体を所定の位置で保持することが出来ると共に、操作体の操作を行う者に節度感を与えることが出来る。
【0073】
請求項3に記載した発明にあっては、上記ランプボディの前面を覆うように設けられたレンズがランプボディに移動可能に設けられており、上記レンズの背面に上記操作体が設けられているので、操作体をルームランプとして元々必要であるレンズと一体の部品とすることによって、さらなる部品点数の削減を行うことが出来、一層のコストの低減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図5と共に本発明車輌用ルームランプの第1の実施の形態を示すものであり、本図は正面図である。
【図2】背面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】導電体の平面図である。
【図5】等価回路図である。
【図6】図7乃至図10と共に本発明車輌用ルームランプの第2の実施の形態を示すものであり、本図は背面図である。
【図7】要部を図6のVII−VII線で切断して示す側面図である。
【図8】要部を図6のVIII−VIII線で切断して示す縦断面図である。
【図9】要部を図6のIX−IX線で切断して示す縦断面図である。
【図10】背面側から見た導電体の概略図である。
【図11】図12乃至図18と共に本発明車輌用ルームランプの第3の実施の形態を示すものであり、本図は正面図である。
【図12】図11のXII−XII線に沿う断面図である。
【図13】図14と共にランプボディとスイッチノブを分離して示す拡大断面図であり、本図は図12と同じ部位で切断して示すものである。
【図14】図13のXIV−XIV線に沿う部位で切断して示すものである。
【図15】図16乃至図18と共にスイッチ部の動作を示し、(a)は図14と同じ部位で切断して示す断面図、(b)は図13と同じ部位で切断して示す断面図であり、本図はスイッチノブがランプボディに押し込まれていない状態を示すものである。
【図16】スイッチノブがランプボディ内に途中まで押し込まれ、2つの導電端子同士が接続された状態を示すものである。
【図17】スイッチノブがランプボディ内に最も押し込まれた状態を示すものである。
【図18】スイッチノブが所定の位置でロックされた状態を示すものである。
【図19】操作体に設けられたカム部を拡大して示す下面図である。
【符号の説明】
1…車輌用ルームランプ、2…ランプボディ、8…バルブ(光源)、9…スイッチ、13…作用部(操作体)、14off…係合凹部(凹部)、14on…係合凹部(凹部)、14door…係合凹部(凹部)、16…導電体、16c…導電端子、16d…導電端子、16e…係合突起(凸部)、17…導電体、17f…導電端子、18…導電体、18d…導電端子、30…車輌用ルームランプ、31…ランプボディ、32…レンズ、33…バルブ(光源)、34…操作体、35…操作体、36…位置決め部(操作体)、36off…係合凹部(凹部)、36door…係合凹部(凹部)、36on…係合凹部(凹部)、37…導電体、37b…導電端子、37c…導電端子、38…導電体、38e…係合凸部(凸部)、39…導電体、39b…導電端子、40…導電体、40b…導電端子、50…車輌用ルームランプ、52…ランプボディ、55…バルブ(光源)、57…スイッチ、61…導電体、61a…導電端子、62…導電体、62a…導電端子、63…導電体、63a…導電端子
【発明の属する技術分野】
本発明は新規な車輌用ルームランプに関する。詳しくは、スイッチを備えた車輌用ルームランプにおいて、部品点数を減らす技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
車輌用、例えば、自動車用のルームランプにスイッチを備えたものがある。自動車用のルームランプは、例えば、常時は消灯させておき、地図を参照したり、メモ等を読む時に点灯させ、また、ドアを開けたときに点灯させる、というように使用される。そのため、ドアが閉まっているときに消灯していてドアが開いたときに点灯させる状態、ドアを開けても消灯している状態、必要に応じて点灯させる状態、の以上3つの状態を選択するためのスイッチが必要となる。そして、地図やメモ等を見るときに点灯させるには、そのためのスイッチがルームランプに一体的に設けられている方が使い勝手が良いので、スイッチを一体的に設けたルームランプが提案されている。
【0003】
そして、従来のスイッチを一体的に設けた車輌用ルームランプにあっては、完成品として市販されているスイッチを購入してきて、該スイッチをルームランプの回路に半田付け等によって組み込むことが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した、従来のスイッチを一体的に設けた車輌用ルームランプにおいては、完成品として既に存在しているスイッチを所定の箇所に組み込むため、部品点数が多くなり、コスト増になると共に、ルームランプの小型化を阻害する。
【0005】
そこで、本発明は、スイッチを備えた車輌用ルームランプにおいて、部品点数を減らすことを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明車輌用ルームランプは、上記した課題を解決するために、光源が支持されるランプボディに一部が埋設された複数の導電体を有し、スイッチは上記2つの導電体の端部に形成されると共に互いに対向配置された一対の導電端子と操作体を備え、操作体が操作されることによって上記導電端子の一方が他方に接触されて上記光源への通電が為されるようにしたものである。
【0007】
従って、本発明車輌用ルームランプにあっては、ランプボディに一部が埋設された導電体の一部をスイッチを構成する部材として利用するので、スイッチを構成する部品の点数が減少し、コストの低減に寄与する。また、別体のスイッチを組み込むスペースが不要になるため、小型化が可能になる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明車輌用ルームランプの詳細を添付部面を参照して説明する。
【0009】
図1乃至図5は第1の実施の形態を示すものである。この第1の実施の形態に係る車輌用ルームランプ1は自動車の室内に配置されるものであり、ドアが開いたときに点灯するドアランプと読み物をするとき、例えば、地図やメモ等を読むときに適時に点灯させるマップランプの機能を有するものである。
【0010】
ルームランプ1は奥行き方向に薄いランプボディ2を有し、該ランプボディ2には2つの仕切壁3、3が形成され、これら仕切壁3、3によって仕切られた3つの区画の前面がそれぞれレンズ4、5、5によって覆われて、独立した3つの灯室6、7、7が形成される。そして、中央の灯室6に本発明におけるスイッチによって操作されるバルブ(光源)8が配置される。また、左右の灯室7、7にも図示しない別のバルブが配置される。
【0011】
上記中央の灯室6の一方の端部にスイッチ9が配置される。
【0012】
スイッチ9はスライドノブ10を備える。該スライドノブ10は板状をしたベース11の前面の中央部に突部12が突設され、ベース11の後面には操作体として作用部13が後方へ向けて突設されている。作用部13は、左右の幅が大きく且つ厚みのある板状をしており、底面に3つのクリック用係合凹部14off、14on、14doorが左右にほぼ等間隔をおいて形成されている。また、作用部13の左右幅は下半部が上半部に比較して狭くされ、それによって、上半部の左右に下半部より左右に突出した押圧縁15l、15rが形成されている。
【0013】
上記したスライドノブ10はそのベース11がランプボディ2とレンズ4との間で挟まれた状態で左右方向に摺動自在に配置される。そして、スライドノブ10の突部12はレンズ4に形成された左右に長い矩形の開口4a内に位置し、該開口4a内を左右に移動されるようになっている。
【0014】
ランプボディ2には図4で示す複数の導電体16、17、18、19、20、21、22が一部を埋設された状態で支持されている。なお、これら導電体16〜22のうち16、17、18が本発明におけるスイッチ9を構成するための導電体である。なお、導電体16〜22をランプボディ2に部分的に埋設する手段は、特に問うものではないが、例えば、ランプボディ2の射出成型時に導電体16〜22を部分的に金型のキャビティ内に挿入しておいて、ランプボディ2の成形と同時に導電体16〜22をランプボディ2に一体化する等の手段を適用することが出来る。
【0015】
導電体16は上記バルブ8用の端子金具の一方16aを備えるものであり、バネ弾性を備えた導電性金属板によって形成され、平面形状で横長矩形の枠状をした部分16bの一方の長辺部からバルブ用端子金具16aが突出している。上記枠状部分16bの両端にスイッチ9用の導電端子16c、16dが連設されていて、該導電端子16c、16dは前面側に向かって延びている。また、上記枠状部分16bの他方の長辺部の左右方向における中央部には前方へ突出した係合突起16eが形成されている。そして、この導電体16は上記バルブ用端子金具16a、枠状部分16bのうち導電端子16c、16d、係合突起16eを有する長辺部を除いた部分がランプボディ2に埋設されている。
【0016】
そして、上記導電体16の係合突起16eは上記スライドノブ10の作用部13の底面に弾接した状態にされる。
【0017】
導電体17は上記導電体16の位置より外側の位置で左右に延びる左右連結部17aを有し、該左右連結部17aの右端部からはほぼクランク状に延びる延出部17bが連設され、該延出部17bの先端には第1のコネクタ23内に配置されるコネクタ端子17cが形成されている。また、延出部17bの左右連結部17a寄の位置には第2のコネクタ24内に配置されるコネクタ端子17dが右方へ突出されている。そして、左右連結部17aの左端寄の位置には上記スイッチ9用の導電端子17fが前方へ向けて突出するように形成されている。そして、この導電体17はコネクタ端子17c、17d、17e及び導電端子17fを除く部分のほとんどがランプボディ2内に埋設されている。そして、上記導電端子17fは導電体16の導電端子16cと僅かな間隔をあけて対向した状態とされている。
【0018】
導電体18は上記導電体16の右側に隣接した位置から右方へ延びる部分18aと該部分18aの右端から上方へクランク状に延びる延出部18bを有し、該延出部18bの先端部には第1のコネクタ23内に配置されるコネクタ端子18cが形成されている。また、導電体18の左端部には前方へ突出した導電端子18dが形成されている。そして、この導電体18はコネクタ端子18c及び導電端子18dを除く部分のほとんどがランプボディ2に埋設されている。そして、導電端子18dは導電体16の導電端子16dと僅かな間隔をあけて対向した状態とされている。
【0019】
導電体19は給電部を構成するものであり、電源電圧が印加されている。上記左右の灯室7、7内に配置される図示しない光源用バルブの給電側端子19a、19aと、灯室6内に配置されるバルブ8用であって、上記バルブ用端子金具16aと対を為すバルブ用端子金具19bと、上記第1のコネクタ23内に配置されるコネクタ端子19cを備えている。そして、この導電体19は給電側端子19a、19a、バルブ用端子金具19b及びコネクタ端子19cを除く部分のほとんどがランプボディ2に埋設されている。そして、バルブ用端子金具19bは導電体16の上記バルブ用端子金具16aと間隔をあけて対向した状態とされている。
【0020】
上記バルブ8は、両端の端子8a、8aに上記バルブ用端子金具16a、19bが弾接されることによって、ランプボディ2に灯室6内に位置するように支持されている(図2参照)。
【0021】
上記した車輌用ルームランプ1において、スライドノブ10を移動範囲の中央に位置させた状態では、作用部13の押圧縁15l、15rの何れも導電端子16c、16dを押圧することはなく、従って、導電端子16cと17fとの間及び導電端子16dと18dとの間は開いたままであり、回路は図5に実線で示した状態となり、バルブ8は消灯された状態になる。また、この状態で、作用部13の底面の中央に形成された係合凹部14offに導電体16の係合突起16eが係合し、スライドノブ10が移動範囲の中央に位置した状態が保持される。また、スライドノブ10が左又は右から移動してきたときには、係合凹部14offに係合突起16eが係合することによって節度感が得られる。
【0022】
また、スライドノブ10を中央の位置から左方、すなわち、図3中矢印L方向に移動させると、スライドノブ10を移動させようとする力によって、導電体16の係合突起16eが形成されている部分が後方へ撓み、該係合突起16eがスライドノブ10の中央の係合凹部14offから抜け出る。そして、スライドノブ10が移動範囲の左端寄の位置まで来ると、上記係合突起16eがスライドノブ10の右側の係合凹部14onに係合し、操作したものにはその節度感が伝わり、スライドノブ10は該位置に保持される。そして、スライドノブ10が移動範囲の左端寄の位置に位置すると、作用部13の左側の押圧縁15lが導電端子16cの前端寄りの部分を左方へ押圧する。これによって、導電端子16cは前端が左方へ移動するように傾き導電端子17fに接触し、図5に破線で示す状態になる。そして、導電体17は接地レベルとなっているので、バルブ8に2つのバルブ用端子金具16a、19bを介して電流が流れ、バルブ8が点灯する。
【0023】
スライドノブ10を中央から右、すなわち、図3中矢印R方向に移動させると、スライドノブ10を移動させようとする力によって、導電体16の係合突起16eが形成されている部分が後方へ撓み、該係合突起16eがスライドノブ10の中央の係合凹部14offから抜け出る。そして、スライドノブ10が移動範囲の右端寄の位置まで来ると、上記係合突起16eがスライドノブ10の左側の係合凹部14doorに係合し、操作したものにはその節度感が伝わり、スライドノブ10は該位置に保持される。そして、スライドノブ10が移動範囲の右端寄の位置に位置すると、作用部13の右側の押圧縁15rが導電端子16dの前端寄りの部分を右方へ押圧する。これによって、導電端子16dは前端が右方へ移動するように傾き導電端子18dに接触し、図5に2点鎖線で示す状態になる。そして、導電体18は図示しないドアスイッチを介して接地されていて、該ドアスイッチはドアが開くことによって閉じる(ONとなる)ので、ドアが開くと導電体18が接地レベルとなり、バルブ8に2つのバルブ用端子金具16a、19bを介して電流が流れ、バルブ8が点灯する。すなわち、ドアが開くことによってバルブ8が点灯し、ドアが閉じればバルブは消灯する。
【0024】
上記した車輌用ルームランプ1において、スイッチ9は別部品であったものを取り付けたものではなく、ランプボディ2に一体的に組み込まれている。そして、該スイッチ9を構成する導電端子16c、16d、17f、18dは元々電気の通り道として必要でランプボディに一体的に組み込まれる導電体16、17、18に一体に形成されるものであるので、スイッチ9のために必要な部品としてはスイッチノブ10を追加するだけでスイッチ9を構成することが出来、部品点数の減少によりコストを低減することができる。しかも、上記導電体16、17、18はランプボディ2に一体的に組み込まれるものであるので、スイッチ9の組み立て作業としてはスイッチノブ10を組み込む込む作業だけであるので、従来の別物のスイッチを取り付ける場合に、例えば、スイッチ筐体の取付、各接点の半田付け等複数の工程が必要であったものが、僅かスイッチノブ10の組付という1工程で済むことになり、この点でもコストを削減することが出来る。
【0025】
また、スイッチノブ10を操作するものに対して節度感を与え、且つ、スイッチノブ10を所定の位置に保持するための手段としても凹凸嵌合を構成する一方の要素である係合突起16eをも上記導電体16に一体に形成したので、さらに部品点数が削減される。なお、節度感を与え且つスイッチノブ10を所定の位置に保持する手段としての凹凸嵌合の構成要素は、上記実施の形態におけると逆に形成しても良い。すなわち、導電体16に係合凹部を設け、スイッチノブ10に係合突起を設けるようにしても良い。さらに、スイッチノブ10側に設けられる要素の数と導電体16側に設けられる要素の数は上記したもの、すなわち、スイッチノブ10側に3個(これも3個に限定されるものではなく、スイッチノブ10が停止するポジションの数に適合した数が形成される)の係合凹部又は係合突起を形成し、導電体16側に1個の係合突起又は係合凹部を形成するものに限られるものではない。すなわち、スイッチノブ10側に1個の係合凹部又は係合突起を設け、導電体16側にスイッチノブ10が停止するポジションの数に適合した数の係合突起又は係合凹部を形成しても良い。
【0026】
なお、上記した第1の実施の形態に係る車輌用ルームランプ1において、スイッチ9としてスライドタイプのもの(スライドスイッチ)を採用したものを示したが、これをシーソータイプのもの(シーソースイッチ)に替えても良い。
【0027】
図6乃至図10は本発明車輌用ルームランプの第2の実施の形態30を示すものである。
【0028】
ルームランプ30は前面が開口し前面形状で一方向に長い矩形をしたランプボディ31の前面を覆うようにレンズ32が配置され、ランプボディ31にはバルブ33が支持されている。
【0029】
レンズ32の長手方向における中央部の短軸方向における両側部には支点軸32a、32aが突設されており、該支点軸32a、32aがランプボディ31の長手方向における中央部の前面寄の位置に形成された支持孔31a、31aに回転可能に係合され(図7参照)、これによって、レンズ32はランプボディ31に回動自在に支持される。
【0030】
上記レンズ32の長手方向における一方の端部にレンズ32の短軸方向に離間して位置し背面方向に突出した2つの操作体34、35が一体に形成され、また上記操作体34と35との間の位置から背面方向に突出した別の操作体である位置決め部36がレンズ32に一体に形成されている。上記操作体34、35の先端部にはレンズ32の一端部側に突出した押圧突起34a、35aが一体に形成され、上記位置決め部36のレンズ32の一端部側の面は背面方向に行くに従って他端部寄に変位していく傾斜面に形成されると共に、該傾斜面には前面側から背面側に3つの係合凹部36off、36door、36onが間隔を空けて形成されている。
【0031】
ランプボディ31には4個の導電体37、38、39、40が一部を埋設された状態で支持されている。
【0032】
導電体37は背面方向から見て「ユ」字状をしており、バルブ用端子金具37aと2つの導電端子37b、37cが形成されている。そして、この導電体37は、バルブ用端子金具37aと導電端子37b、37cとの間の部分37dが背面側でランプボディ31に埋設されており、導電端子37b、37cは前方へ向けて突出されており、その先端部にはバルブ用端子金具37a側に突出した被押圧突起37b′、37c′が形成されている。そして、導電端子37bは上記操作体34に、また、導電端子37cは上記操作体35に、それぞれ対向するように位置される。
【0033】
導電体38はバルブ用端子金具38bとコネクタ端子38bとが弾接部38c及び埋設部38dで連結された形状をしている。弾接部38cは他の2つの部分38a、38bより幅が狭く形成されていて長さ方向におけるほぼ中央部にバルブ用端子金具38aが位置した側へ突出した係合突部38eが形成されている。そして、バルブ用端子金具38aとコネクタ端子38bとはほぼ水平方向に延び、弾接部38cはバルブ用端子金具38aのほぼクランク状を成し下方へ折り曲げられた基部38a′から斜め前方へ延び、埋設部38dはほぼ前後方向に延びてコネクタ端子38bと弾接部38cとの間を連結している(図7、図10参照)。そして、この導電体38はバルブ用端子金具38aの基部38a′と埋設部38dがランプボディ31に埋設された状態で支持される。そして、上記コネクタ端子38bはランプボディ31の一端部から突出されたコネクタケース41内に位置される。
【0034】
残る2つの導電体39、40はそれぞれコネクタ端子39a、40aと導電端子39b、40bを有する。そして、これら導電体39、40はコネクタ端子39a、40aと導電端子39b、40bとの間の部分がランプボディ31に埋設されて支持され、導電端子39b、40bはそれぞれ前方へ向かって突出されており、また、コネクタ端子39a、40aは上記コネクタケース41内に配置される。そして、導電端子39bは上記導電端子37bと対向するように、また、導電端子40bは上記導電端子37cと対向するように、それぞれ位置される。
【0035】
上記各導電体38、39、40に設けられたコネクタ端子38b、39a、40aが上記コネクタケース41内に配置されてコネクタ42が構成される。そして、コネクタ端子38bには電源電圧が印加されており、コネクタ端子39aは接地レベルとされている。また、コネクタ端子40aは図示しないドアスイッチを介して接地レベルとされている。すなわち、ドアが開けられたときにドアスイッチが閉じ(ON状態)、コネクタ端子40aが接地レベルとなる。
【0036】
そして、バルブ33は2つのバルブ用端子金具37aと38aとの間で保持され、バルブ33の図示しない端子がバルブ用端子金具37a、38aとそれぞれ接続される。
【0037】
図7乃至図9に2点鎖線で示す状態、すなわち、レンズ32の一端部を前側から押し込んで(図7の矢印A参照)、該一端部が背面側に移動するように回動させた状態がバルブ33が点灯しない消灯状態である。この状態において、レンズ32の一端部背面に設けた位置決め部36の一番前側の係合凹部36offに導電体38に設けられた弾接部38cの係合突部38eが係合し、操作した者に節度感が与えられると共に、レンズ32の該傾きが保持される。また、この状態においては、操作体34の押圧突起34aは導電端子37bの被押圧突起37b′より背面側に位置していて、従って、導電端子37bには何も力が加えられていない状態になっている。また、もう一つの操作体35の押圧突起35aも導電端子37cの被押圧突起37c′より背面側に位置して、この導電端子37cにも何も力が加えられていない状態になっている。そして、導電端子37b、37cはこれらに何も力が加えられていない状態ではそれぞれが対向している導電端子39b、40bから離間した状態となっており、従って、バルブ33には給電されず、消灯された状態となる。
【0038】
レンズ32の他端部を前側から押し込んで(図7の矢印B参照)、図7乃至図9に破線で示す状態になるまでレンズ32を回動させると、導電体38の弾接部38cの係合突部38eがレンズ32の一端部背面に形成された位置決め部36の背面側の係合凹部36onに係合し、これによって、レンズ32を回動させていた者に節度感を与え、且つ、レンズ32が図7乃至図9に破線で示す状態に保持される。この状態では、操作体34の押圧突起34aが導電端子37bの被押圧突起37b′を押圧するので、導電端子37bが撓んでその前端部が導電端子39bに接触する。なお、もう一つの操作体35の押圧突起35aは、導電端子37cの被押圧突起37c′を一旦は押圧するが、図7乃至図9の破線で示す状態では、被押圧突起37c′を乗り越えて被押圧突起37c′より前側に位置するようになる。従って、操作体35の押圧突起35aが導電端子37cを押圧することはなく、従って、導電端子37cと導電端子40bとは互いに離間した状態に保持される。そして、この図7乃至図9の破線で示す状態では、導電体37が導電体39を介して接地レベルとなるため、バルブ33には導電体38を介して給電され、従って、バルブ33が点灯する。
【0039】
レンズ32が図7乃至図9の実線で示した状態になると、導電体38の弾接部38cの係合突部38eがレンズ32の位置決め部36の真ん中の係合凹部36doorに係合し、これによって、レンズ32を回動させていた者に節度感を与え、且つ、レンズ32が図7乃至図9に実線で示す状態に保持持される。この状態では、操作体35の押圧突起35aが導電端子37cの被押圧突起37c′を押圧するので、導電端子37cが撓んでその前端部が導電端子40bに接触する。なお、もう一つの操作体34の押圧突起34aは導電端子37bの被押圧突起37b′より背面側に位置するため、導電端子37bは操作体の押圧突起34aによって押圧されることが無く、導電端子37bと導電端子39bとは互いに離間した状態に保持される。そして、この図7乃至図9の実線で示す状態では、導電体37が導電体40及び図示しないドアスイッチを介して接地されるため、ドアが開いたときに、バルブ33には導電体38を介して給電され、従って、バルブ33が点灯する。
【0040】
この第2の実施の形態にかかるルームランプ30にあっても、上記第1の実施の形態におけると同様の効果を奏する。
【0041】
さらに、この第2の実施の形態にかかるルームランプ30においては、操作体34、35及び36がレンズに一体に形成されるので、さらなる部品点数の削減が為される。
【0042】
図11乃至図19は本発明車輌用ルームランプの第3の実施の形態を示すものである。
【0043】
ルームランプ50は比較的広い空間である灯室用空間とスイッチ用空間51を備えたランプボディ52を有し、灯室用空間の前面がレンズ53よって覆われて灯室54が形成され、該灯室54内にバルブ55が配置される。
【0044】
スイッチ用空間51は前方に向かって開口されており、該スイッチ用空間51内に位置するようにスイッチノブ56が取り付けられ、且つ、スイッチ用空間51内に導電体等所要の部材が配置されてスイッチ57が構成される。
【0045】
スイッチ用空間51は前方に向かって開口した2つの凹部から成る。すなわち、左右方向に長くやや浅い周辺凹部58と該周辺凹部58の左右方向における中央部に形成され周辺凹部58より深い中央凹部59とを備える。中央凹部59の深さは周辺凹部58より深く形成されており、該中央凹部59の開口縁部は周辺凹部58の底面より僅かに前方へ突出されている。
【0046】
中央凹部59の左右の壁部の内面には前後方向におけるほぼ中央部に背面方向を向いた係合面60、60が形成されている。中央凹部59のほぼ中央部には上下方向に見てほぼU字状をした導電体61が配置されている。該導電体61はU時の底部に相当する部分が中央凹部59の底面部59aに埋設されており、底面部59aから左右に離間した状態で前方へ向かって突出された部分61a、61aが導電端子とされている。そして、上記導電端子61a、61aの前端寄りの部分にはそれぞれ外方に、すなわち、左側の導電端子61aのは左方に、また、右側の導電端子のは右方に、それぞれ打ち出し状に突出された接触突起61b、61bが形成されている。
【0047】
ランプボディ52にはその大部分を図示していない導電体62、63が埋設されており、これら導電体62、63の一端部には導電端子62a、63aが形成されている。そして、これら導電端子62a、63aは中央凹部59の底面部59aから前方へ向けて突出されている。そして、左側の導電端子62aは上記導電体61の左側の導電端子61aの左側に僅かに間隔を空けて位置し、また、右側の導電端子63aは導電体61の右側の導電端子61aの右側に僅かに間隔を空けて位置する。そして、これら導電体62、63の一方は上記バルブ55の接地端子に接続され、他方は接地されている。なお、バルブ55の給電端子には図示しない別の導電体を介して電源電圧が印加されている。
【0048】
中央凹部59の下面部59bの前端部の内面にはクランク状をしたロックピン64が支持されている。すなわち、ロックピン64の一方の端部64aが上記下面部59bに回動自在に、且つ、上下方向に移動可能に支持されている。
【0049】
中央凹部59の底面部59aの下端寄の位置には板バネ65の基部が埋設されており、該板バネ65の前端部が上記ロックピン64の中間部64bに下側から弾接され、これによって、ロックピン64は上方へ付勢されている。
【0050】
そして、中央凹部59の底面部59aの上端部で左右方向における中央部にはバネ支持ピン66が前方へ向かって突出されている。
【0051】
スイッチノブ56の上端部で左右方向における中央には後方に向かって開口したバネ配置凹部67が形成されている。
【0052】
スイッチノブ56の左右両端寄りの位置には後方へ向かって突出された係合片68、68が形成されており、各係合片68、68の外側面、すなわち、左側の係合片68の左側面及び右側の係合片68の右側面の後端部にはそれぞれ係合爪69、69が形成され、これら係合爪69、69の下面69a、69aは外方に行くに従って前方へ変位する傾斜面に形成され、そして、係合爪69、69の前面69b、69bはほぼ左右方向に延びる係合面とされている。
【0053】
スイッチノブ56のほぼ中央部には後方へ向かって突出された操作体70が形成されている。操作体70のほぼ後半部の左右方向における幅がほぼ前半部の左右方向における幅より狭くされ、これによって、ほぼ前半部の左右両側縁に押圧縁71、71が形成される。そして、上記押圧縁71、71の後半部に連続する部分71a、71aは傾斜縁とされている。また、操作体70の後端の左右両角部も傾斜縁70a、70aに形成されている。
【0054】
上記操作体70の下面にはカム部72が形成されている。該カム部72の詳細を図14及び図19によって説明する。
【0055】
カム部72の後端部には傾斜面72aが形成されている。なお、図14及び図19において、紙面の上方が前方、紙面の下方が後方、紙面側が下方、紙背側が上方、左方が左方、右方が右方である。該傾斜面72aは後端が上方へ変位するように傾斜されており、前端は操作体70の下面より上側に位置するようにされている。上記傾斜面72aの前側の部分には、傾斜面72aの左側端から前方に向かって延び右方を向いた段差面72bと傾斜面72aの右側端から左前方に向かって延び左後方を向いた段差面72cによって左右を限定された三角スペース72dが形成されている。上記三角スペース72dの下面は上記傾斜面72aの前端と同じレベルに位置している。
【0056】
上記三角スペース72dの前側には下方から見てy字状を為す摺動溝73が形成される。該摺動溝73は、上記三角スペース72dの前方に隘路部73e(左側を段差面72bによって限定されると共に三角スペース72dと同一の平面内にある)を介して連続し段差面72bに沿って前後に延びる左前端部73aと、該左前端部73aの後端から右後方へ斜めに延びる左傾斜部73bと、該左傾斜部73bの後端から右前方へ延びる右傾斜部73cと、該右傾斜部73cの前端からさらに前方へ真っ直ぐ延びる右前端部73dと、該右前端部73dの後端からさらに後方へ真っ直ぐ延びる脚前部73eと、該脚前部73eの後端から左後方へ斜めに延びる脚後部73fとによって構成されている。そして、上記左前端部73aと左傾斜部73bの上面(すなわち、溝の底面)は同一の平面内にあり、且つ、上記三角スペース72d及び隘路部72eの上面より上方に位置し、その結果、隘路部72eと左傾斜部73bとの間には右前方を向いた段差面73gが形成される。また、上記右傾斜部73c、右前端部73d及び脚前部73eの上面は同一の平面内にあり、且つ、左傾斜部73bの上面より上方に位置し、その結果、左傾斜部73bと右傾斜部73cとの間には右後方を向いた段差面73hが形成される。さらに、脚後部73fの上面の前端部は脚前部73eの上面と同じ位置にあるが、後方に行くに従って徐々に下方に変位してゆき、後端73iは上記三角スペース72dの上面より下方に位置するようになっている。従って、三角スペース72dの右上を限定している段差面72cは摺動溝73の脚後部73fの後端で段差は低くなるが、無くなることはない。
【0057】
上記スイッチノブ56はスイッチ用空間51内に前後方向に移動可能に支持される。すなわち、スイッチノブ56の係合片68、68及び操作体70がスイッチ用空間51の中央凹部59内に挿入され、係合片68、68の係合爪69、69が中央凹部59の左右両内側面に形成された係合面60、60に係合される。そして、このとき、圧縮コイルバネ74の上半部がスイッチノブ56のバネ配置凹部67内に挿入され、圧縮コイルバネ74の他端部が中央凹部59の底面に形成されたバネ支持ピン66に外嵌され、これによって、圧縮コイルバネ74がスイッチノブ56のバネ配置凹部67の底面と中央凹部59の内底面との間で圧縮され、該圧縮コイルバネ74によってスイッチノブ56は前方へ付勢される。そして、スイッチノブ56の前方への移動は係合爪69、69の係合面69b、69bが中央凹部59の係合面60、60に係合した位置で停止される。
【0058】
以上のようにして、スイッチノブ56がスイッチ用空間51内に前後方向に移動可能に配置される。そして、スイッチノブ56に形成された操作体70は導電体61の2つの導電端子61a、61aの間に位置される。なお、スイッチノブ56が移動範囲の前端に位置している状態(図15参照)、すなわち、OFF位置にある状態では、操作体70の押圧縁71、71より後方の部分が上記導電端子61a、61aに接触していて、導電端子61aと62aとの間及び導電端子61aと63aとの間は離間した状態とされている。従って、導電体62と63との間は導通されておらず、よって、バルブ55は接地されず、消灯状態にある。
【0059】
スイッチノブ56が上記OFF位置にある状態で、上記ロックピン64の先端、すなわち、作用端64cはカム部72の三角スペース72dに下方から弾接した状態となっている。この状態で、ロックピン64の作用端64cがカム部に接触している位置を図19にP15として示す。
【0060】
バルブ55を点灯させるときは、スイッチノブ56を目一杯押し込んでから、該押込を解除する。これによってスイッチノブ56はロック状態となって、バルブ55が点灯する。このスイッチノブ56を後方へ押し込んでからロック状態となるまでの動作を次に説明する。
【0061】
スイッチノブ56を後方へ押し込んでいくと、操作体70が後方へ移動し、その押圧縁71、71が導電端子61a、61aを外方へ押圧し、これによって、導電端子61a、61aの接触突起61b、61bがもう一つの導電端子62a、63aと接触する。これによって、導電体62と63とが導電体61を介して導通し、バルブ55が導電体62、61及び63を介して接地されるため、点灯する。そして、この間に、ロックピン64の作用端64cはカム部72に対して相対的に前方へ移動し、まず、三角スペース72dの右前を限定している段差面72cに当接し、次いで、該段差面72cに沿って左前方へ向けて移動し(ロックピン64は作用端64cが図14で見て左方へ移動するように回動する)、隘路部72eの後端に達する(図16参照)。この状態の作用端64cの位置を図19にP16として示す。
【0062】
そして、スイッチノブ56を移動範囲の後端まで押し込むと、ロックピン64の作用端64cはカム部72の隘路部72eを通過して摺動溝73の左前端部73a内に位置するようになる(図17参照)。そして、図16に示す状態から図17に示す状態になる間、導電端子61a、61aは操作体70の押圧縁71、71で押され続けられるため、その接触突起61b、61bはもう一つの導電端子62a、63aと接触し続ける(図17参照)。スイッチノブ56が移動範囲の後端まで押し込まれたときにおけるロックピン64の作用端64cのカム部72における位置を図19にP17として示す。
【0063】
それから、スイッチノブ56を押圧していた力を除くと、スイッチノブ56は圧縮コイルバネ74の付勢力によって前方へ移動する。スイッチノブ56の前方への移動に伴って、ロックピン64の作用端64cは摺動溝73の左前端部73aを相対的に後方へ移動して行き、段差面73gに当接し、さらに、該段差面73gに沿って左後方へ移動していき(この間にロックピン64は作用端64cが右方へ移動するように回動する)、もう一つの段差面73hを越えて、左傾斜部73bの後側面と右傾斜部73cの後側面とが作り出しているV字状の係合部73jに係合し、これによって、スイッチノブ56の前方への移動が阻止される。すなわち、スイッチノブ56は前方への移動をロックされる。そして、この状態において、導電端子61a、61aは操作体70の押圧縁71、71によって押圧されていて、その接触突起61b、61bが導電端子62a、63aと接触した状態となっていて(図18参照)、バルブ55は点灯した状態となっている。なお、この状態におけるロックピン64の作用端64cの位置を図19にP18として示す。
【0064】
バルブ55を消灯する場合は、スイッチノブ56を移動範囲の後端まで押し込んでから、該押し込んでいた力を除く。これによって、スイッチノブ56は図15に示す位置まで戻り、バルブ55は消灯する。
【0065】
スイッチノブ56を後方へ押し込むことによって、操作体70も後方へ移動し、ロックピン64の作用端64cはカム部72に対して相対的に前方へ移動する。詳細には、作用端64cは先ず段差面73hに当接し、ついで該段差面73hに、次いで、摺動溝73の右傾斜部73cの前側面に沿って右前方へ移動し(ロックピン64は作用端64cが右方へ移動するように回動する)、右前端部73d内に入っていく。スイッチノブ56が移動範囲の後端まで移動したときにおけるロックピン64の作用端64cの摺動溝73における位置を図19にP17′として示す。
【0066】
スイッチノブ56を移動範囲の後端まで押し込んでから、該押込を解除すると、スイッチノブ56は圧縮コイルバネ74の付勢力によって前方へ移動する。そして、ロックピン64の作用端64cは摺動溝73の右前端部73dから相対的に後方へ移動して脚前部73e、次いで、脚後部73fの順に移動して行き、最後に段差面72cを越えて三角スペース72dに位置する。そして、スイッチノブ56が移動範囲の前端まで移動すると、係合爪69、69の係合面69b、69bがスイッチ用空間51の係合面60、60と係合して、スイッチノブ56の前方への移動が停止し、また、操作体70の押圧縁71、71が導電端子61a、61aの前端寄り前方に位置するため、導電端子61a、61aに対する押圧が解除され、導電端子61aと62aとの間及び導電端子61aと63aとの各間が離間し(図15参照)、バルブ55は消灯される。
【0067】
この第3の実施の形態におけるルームランプ50にあっても、上記第1の実施の形態におけると同様の効果を奏する。
【0068】
なお、上記した各実施の形態において示した各部の形状及び構造は、何れも本発明を実施するに際して行う具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらによって、本発明の技術的範囲が限定的に解釈されることがあってはならないものである。
【0069】
【発明の効果】
以上に記載したところから明らかなように、本発明車輌用ルームランプは、スイッチを備え該スイッチの操作により光源の点消灯が行われる車輌用ルームランプにおいて、光源が支持されるランプボディに一部が埋設された複数の導電体を有し、上記スイッチは2つの導電体の端部に形成されると共に互いに対向配置された一対の導電端子と操作体を備え、操作体が操作されることによって上記導電端子の一方が他方に接触されて上記光源への通電が為されることを特徴とする。
【0070】
従って、本発明車輌用ルームランプにあっては、ランプボディに一部が埋設された導電体の一部をスイッチを構成する部材として利用するので、スイッチを構成する部品の点数が減少し、コストの低減に寄与する。
【0071】
また、ランプボディを樹脂の射出成形品として形成する場合には、導電体を成形金型内に挿入して行う、いわゆる、インサート成形を行うことによって、ランプボディの成形と同時に、導電端子の組付も行うことが出来、さらなるコストの低減が可能になる。
【0072】
請求項2に記載した発明にあっては、導電体と操作体の一方に突部が形成され、他方に上記突部と係合する凹部が形成され、上記突部と凹部が係合することによって、操作体が上記一対の導電端子を接触させた位置又は接触させていない位置に保持されるようにしたので、操作体を所定の位置で保持することが出来ると共に、操作体の操作を行う者に節度感を与えることが出来る。
【0073】
請求項3に記載した発明にあっては、上記ランプボディの前面を覆うように設けられたレンズがランプボディに移動可能に設けられており、上記レンズの背面に上記操作体が設けられているので、操作体をルームランプとして元々必要であるレンズと一体の部品とすることによって、さらなる部品点数の削減を行うことが出来、一層のコストの低減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2乃至図5と共に本発明車輌用ルームランプの第1の実施の形態を示すものであり、本図は正面図である。
【図2】背面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】導電体の平面図である。
【図5】等価回路図である。
【図6】図7乃至図10と共に本発明車輌用ルームランプの第2の実施の形態を示すものであり、本図は背面図である。
【図7】要部を図6のVII−VII線で切断して示す側面図である。
【図8】要部を図6のVIII−VIII線で切断して示す縦断面図である。
【図9】要部を図6のIX−IX線で切断して示す縦断面図である。
【図10】背面側から見た導電体の概略図である。
【図11】図12乃至図18と共に本発明車輌用ルームランプの第3の実施の形態を示すものであり、本図は正面図である。
【図12】図11のXII−XII線に沿う断面図である。
【図13】図14と共にランプボディとスイッチノブを分離して示す拡大断面図であり、本図は図12と同じ部位で切断して示すものである。
【図14】図13のXIV−XIV線に沿う部位で切断して示すものである。
【図15】図16乃至図18と共にスイッチ部の動作を示し、(a)は図14と同じ部位で切断して示す断面図、(b)は図13と同じ部位で切断して示す断面図であり、本図はスイッチノブがランプボディに押し込まれていない状態を示すものである。
【図16】スイッチノブがランプボディ内に途中まで押し込まれ、2つの導電端子同士が接続された状態を示すものである。
【図17】スイッチノブがランプボディ内に最も押し込まれた状態を示すものである。
【図18】スイッチノブが所定の位置でロックされた状態を示すものである。
【図19】操作体に設けられたカム部を拡大して示す下面図である。
【符号の説明】
1…車輌用ルームランプ、2…ランプボディ、8…バルブ(光源)、9…スイッチ、13…作用部(操作体)、14off…係合凹部(凹部)、14on…係合凹部(凹部)、14door…係合凹部(凹部)、16…導電体、16c…導電端子、16d…導電端子、16e…係合突起(凸部)、17…導電体、17f…導電端子、18…導電体、18d…導電端子、30…車輌用ルームランプ、31…ランプボディ、32…レンズ、33…バルブ(光源)、34…操作体、35…操作体、36…位置決め部(操作体)、36off…係合凹部(凹部)、36door…係合凹部(凹部)、36on…係合凹部(凹部)、37…導電体、37b…導電端子、37c…導電端子、38…導電体、38e…係合凸部(凸部)、39…導電体、39b…導電端子、40…導電体、40b…導電端子、50…車輌用ルームランプ、52…ランプボディ、55…バルブ(光源)、57…スイッチ、61…導電体、61a…導電端子、62…導電体、62a…導電端子、63…導電体、63a…導電端子
Claims (3)
- スイッチを備え該スイッチの操作により光源の点消灯が行われる車輌用ルームランプにおいて、
光源が支持されるランプボディに一部が埋設された複数の導電体を有し、
上記スイッチは2つの導電体の端部に形成されると共に互いに対向配置された一対の導電端子と操作体を備え、
操作体が操作されることによって上記導電端子の一方が他方に接触されて上記光源への通電が為される
ことを特徴とする車輌用ルームランプ。 - 導電体と操作体の一方に突部が形成され、他方に上記突部と係合する凹部が形成され、
上記突部と凹部が係合することによって、操作体が上記一対の導電端子を接触させた位置又は接触させていない位置に保持される
ことを特徴とする請求項1に記載の車輌用ルームランプ。 - 上記ランプボディの前面を覆うように設けられたレンズがランプボディに移動可能に設けられており、
上記レンズの背面に上記操作体が設けられている
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車輌用ルームランプ。
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2002
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