JPH1186325A - 光ピックアップ及び光ピックアップの組立方法 - Google Patents

光ピックアップ及び光ピックアップの組立方法

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JPH1186325A
JPH1186325A JP9242324A JP24232497A JPH1186325A JP H1186325 A JPH1186325 A JP H1186325A JP 9242324 A JP9242324 A JP 9242324A JP 24232497 A JP24232497 A JP 24232497A JP H1186325 A JPH1186325 A JP H1186325A
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JP
Japan
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optical waveguide
waveguide element
stem
fixing member
optical
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JP9242324A
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昭人 ▲吉▼元
Akito Yoshimoto
Yoshio Yoshida
圭男 吉田
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/22Apparatus or processes for the manufacture of optical heads, e.g. assembly
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    • G11B7/12Heads, e.g. forming of the optical beam spot or modulation of the optical beam
    • G11B7/123Integrated head arrangements, e.g. with source and detectors mounted on the same substrate
    • G11B7/124Integrated head arrangements, e.g. with source and detectors mounted on the same substrate the integrated head arrangements including waveguides

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光検出手段の位置調整が、容易で、高精度で
あり、小型、低コスト、かつ、信頼性の高い光ピックア
ップ及びその組立方法を提供する。 【解決手段】 光源1と、該光源1を固定するステム1
4と、前記光源1から放射されて記録媒体上で反射した
光を集光し、該反射した光を検出する光検出手段を有
し、該光検出手段は光導波路素子12を含んでなる光ピ
ックアップにおいて、前記光導波路素子12を前記ステ
ム14に接着固定するくさび型素子固定部材17を備
え、前記光導波路素子12を前記くさび型素子固定部材
17を介して、前記ステム14に接着固定を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光磁気ディスクの
ように光記録媒体の記録再生を行なう光学的記録再生装
置において使用される、光ピックアップ及び光ピックア
ップの組立方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ピックアップにより光磁気ディスクか
らの信号を検出するとき、一般には半導体レーザーから
の光を光磁気ディスクに照射し、その反射光をサーボエ
ラー信号検出用の光と光磁気信号検出用の光とに分離し
た後、それぞれの目的に使用する。
【0003】図12は従来の光ピックアップ及びその光
学系の一例であり、特開平8−171747号公報で開
示された光導波路を用いた光磁気ディスク用の光ピック
アップの平面図である。
【0004】ステム101に固定された半導体レーザー
102から出射した光103は、光分波手段である回折
格子によるグレーティング104によりメインビームと
トラッキングビームとに分波され、ホログラム105を
透過し、平板ガラス106とプリズム107とを貼り合
わせたビームスプリッタ108に入射される。その入射
光は平板ガラス106とプリズム107の境界面(a
面)にあるミラーで反射され、コリメートレンズ109
を透過し、45°ミラー110により垂直方向へ反射さ
せて、対物レンズ111により光記録媒体である光磁気
ディスク(図示せず)に集光される。光磁気ディスクで
反射した光は、対物レンズ111、45°ミラー11
0、コリメートレンズ109を通り、ビームスプリッタ
108に入射し、ここでサーボエラー信号検出光112
と光磁気信号検出光113とに2分割される。サーボエ
ラー信号検出光112はビームスプリッタ108からホ
ログラム105に入射し、ここで回折され、受光素子1
14に導かれてサーボエラー信号として検出される。一
方、光磁気信号検出光113はビームスプリッタ108
を構成する平板ガラス106の裏面(b面)のミラー面
で反射されてホログラム105を透過せずに光導波路素
子115のカプラ部分に導かれる。このカプラ部分で光
導波路に結合した光は、光導波路内でTE波とTM波と
に偏光分離され、光検出器に導かれ光磁気信号として検
出される。
【0005】受光素子114及び光導波路素子115
は、ステム101に接着固定され、半導体レーザー10
2と共にひとつのパッケージ内に格納され、キャップ1
16により、気密封止されている。一般に光導波路素子
へレーザー光を結合させるためには、入射位置及び入射
角を厳密に調整する必要がある。
【0006】図13は、上記光ピックアップにおける光
導波路素子の、位置調整及び組立の状態を示すものであ
る。
【0007】光導波路素子115の位置調整作業は、光
導波路素子115に光磁気信号検出光113を正確に結
合させることを目的に、半導体レーザー102に対する
光導波路素子115の相対位置が所定の位置になるよう
に、光導波路素子115を保持し、光軸方向Z及び光軸
に直交する方向X及びYの3次元方向について行う。ま
た光導波路素子115のステム101への固定は、光導
波路素子115の位置調整が完了した後、光導波路素子
115を保持した状態で、光導波路素子115とステム
101の間隙に接着剤118を充填して固定する。該間
隙は、半導体レーザー102の固定位置のバラツキ、光
導波路素子115の基板厚のバラツキなどを考慮し、光
軸方向Zの調整可動範囲を設定し得るよう、標準状態で
100μm以上に設定する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光ピックアップにおいては、光導波路素子にレーザー光
が結合するように、光導波路素子を光軸方向及び光軸に
直交する方向の3次元方向に調整し、調整後に生じた光
導波路素子とステムとの隙間に接着剤を充填し、ステム
に固定する手段が取られていた。その結果、接着剤が硬
化する際の収縮や、使用環境の温度変化による接着剤の
膨張・収縮により、光導波路素子の半導体レーザーに対
する相対位置にずれが発生するため、レーザー光の結合
が低下したり、最悪の場合、レーザー光が結合しなくな
り、使用環境に対する信頼性を十分得ることができない
という問題が発生した。
【0009】光導波路素子を光軸方向及び光軸に直交す
る方向の3次元調整後に、光導波路素子とステムとの隙
間に接着剤を充填するため、光導波路素子とステムとの
隙間は半導体レーザーの固定位置のバラツキ、光導波路
素子の基板厚のバラツキなどにより変化し、接着剤の塗
布量が不十分となる場合があり十分な固定強度が得られ
なくなったり、あるいは接着剤の塗布量が過剰となって
光導波路素子の表面に接着剤が回り込み、レーザー光検
出効率が低下するという問題が発生した。特に、光導波
路素子の側面を挟持して素子を保持する場合、接着剤が
回り込み、素子保持部に接着剤が付着し、素子保持が解
除できないなどの問題が発生し、作業性及び生産性が悪
かった。
【0010】光導波路素子は、電気回路などを形成した
Si基板上に光導波路層を積層させた半導体素子である
ため、ステムに直接接着させた場合、接着剤として光硬
化性接着剤を使用することができなかった。そのため、
代わりに熱硬化性接着剤を使用した場合、光導波路素子
に熱的なストレスがかかり、光導波路素子の光学特性を
変化、劣化させたり、また嫌気性接着剤を使用した場
合、光導波路素子の位置調整時間に制約が生じるという
問題が発生した。
【0011】さらに、光導波路素子と半導体レーザーや
受光素子との電気的な絶縁が不確実となるため、他の回
路の影響を受け、光磁気記録再生信号のS/N比を悪化
させる要因となっていた。
【0012】本発明は、光ピックアップにおける光導波
路素子からなる光検出手段の位置調整、光軸方向及び光
軸に直交する方向の3次元方向への調整と、該調整後の
光検出手段の固定が容易に、高精度で実現でき、小型、
低コスト、かつ信頼性の高い光ピックアップ及びその組
立方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
光ピックアップは、光源と、該光源を固定するステム
と、前記光源から放射されて記録媒体上で反射した光を
集光し、該反射した光を検出する光検出手段とを有し、
該光検出手段は光導波路素子を含んでなる光ピックアッ
プにおいて、前記光導波路素子を前記ステムに固定する
ためのくさび型素子固定部材を備え、前記光導波路素子
を前記くさび型素子固定部材を介して、前記ステムに接
着固定することを特徴とする。
【0014】本発明の請求項2に係る光ピックアップ
は、請求項1に係る光ピックアップにおいて、素子固定
部材は光導波路素子の出力端子に接続するワイヤとステ
ムのリードに接続するワイヤとを接続する導電層を備え
ていることを特徴とする。
【0015】本発明の請求項3に係る光ピックアップ
は、請求項1に係る光ピックアップにおいて、請求項2
記載の素子固定部材に備えられた導電層が、光導波路素
子の出力端子にワイヤで接続するために該出力端子に平
行な面と、ステムのリードにワイヤで接続するために該
リードに平行な面とを有していることを特徴とする。
【0016】本発明の請求項4に係る光ピックアップ
は、請求項1に係る光ピックアップにおいて、ステムの
リードには光導波路素子のワイヤボンディング面と平行
な面が形成されていることを特徴とする。
【0017】本発明の請求項5に係る光ピックアップの
組立方法は、光源と、該光源を固定するステムと、前記
光源から放射されて記録媒体上で反射した光を集光し、
該反射した光を検出する光導波路素子を含む光検出手段
を有し、前記光導波路素子を前記ステムに接着固定する
くさび型素子固定部材を備えた光ピックアップの組立方
法では、ステムを位置決め固定するステム保持機構と、
光導波路素子を保持する素子保持機構と、素子固定部材
を押圧する押圧機構とを有し、前記光導波路素子と前記
素子固定部材、前記ステムと前記素子固定部材との間に
それぞれ接着剤を塗布し、素子保持機構により光導波路
素子を保持し、光導波路素子を光軸方向及び光軸に直交
する方向の3次元方向に調整する間、押圧機構により素
子固定部材が光検出手段とステムに当接するように素子
固定部材を押圧して、光導波路素子と素子固定部材及
び、ステムと素子固定部材をそれぞれ接着固定すること
を特徴とする。
【0018】本発明の請求項6に係る光ピックアップの
組立方法は、請求項5に係る光ピックアップの組立方法
において、光導波路素子は素子固定部材より突出して固
定されることを特徴とする。
【0019】本発明の請求項7に係る光ピックアップの
組立方法は、請求項5に係る光ピックアップの組立方法
において、光導波路素子は該側面に段差が設けられてお
り、前記側面の段差部は素子保持機構により保持される
ことを特徴とする。
【0020】本発明の請求項8に係る光ピックアップの
組立方法は、請求項5に係る光ピックアップの組立方法
において、光導波路素子を素子固定部材を介して、ステ
ムに接着固定するために光硬化性接着剤を塗布すること
を特徴とする。
【0021】本発明の請求項9に係る光ピックアップの
組立方法は、請求項5に係る光ピックアップの組立方法
において、光導波路素子の固定すべき位置を検出する手
段として、所定の位置に集光されたレーザー光を有し、
そのレーザー光に対する光導波路素子からの出力を用
い、該光導波路素子の出力端子に当接させるプローブを
素子保持機構に具備することを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下に本発明の光ピックアップ及
びその組立方法の実施の形態について、図を用いて説明
する。
【0023】図1は本発明の光ピックアップの平面図で
あり、図2はその側面図である。
【0024】本発明の光ピックアップは、光源である半
導体レーザー1と、半導体レーザー1から放射される光
束を光記録媒体であるディスク2上に集光する集光手段
であるコリメートレンズ3及び対物レンズ4と、半導体
レーザー1からコリメートレンズ3に至る光路上に配置
され、半導体レーザー1から光束をメインビームとトラ
ッキングビームよりなる少なくとも3つの光束に分割す
る光分波手段である回折格子よりなるグレーティング5
と、グレーティング5からコリメートレンズ3に至る光
路上に配置され、ディスク2からの反射光の一部を回折
させる回折手段であるホログラム6と、ホログラム6で
回折されたディスク2からの反射光の一部の強度を検出
する光検出手段である受光素子7と、ホログラム6から
グレーティング5に至る光路上に配置されたホログラム
6で回折されなかったディスク2からの反射光の一部を
反射する第1の反射面8と、第1の反射面8と平行に配
置され、反射面8からの反射光を再度反射させる第2の
反射面9を有するビームスプリッタ10と、半導体レー
ザー1とともに同一のパッケージ11内に配置され、ビ
ームスプリッタ10で分岐された光束の偏光面の回転を
検出する偏光検出手段である光導波路素子12によって
構成されている。45°ミラー13はコリメートレンズ
3からの光を90°方向を変えるように配置されてい
る。
【0025】パッケージ11は、ステム14、キャップ
15、カバーガラス16からなり、半導体レーザー1、
受光素子7はステム14に直接配置され、光導波路素子
12は素子固定部材17を介してステム14上に配置さ
れている。また、光導波路素子12はディスク2に集光
される光の偏光方位に対して、±45°の偏光方位とし
て対応できるように、半導体レーザー1より45°回転
させて、ステム14上に配置されている。
【0026】偏光検出手段としては、光導波路素子を用
いることで、受光素子や信号増幅回路などの電子回路を
集積化でき、小型化、低コスト化できる利点がある。
【0027】半導体レーザー1から放射された光束は、
グレーティング5によって3つの光束に分割され、コリ
メートレンズ3と対物レンズ4によりディスク2上に2
つのトラッキングビームスポットと1つのメインビーム
スポットを形成する。ディスク2で反射された光は、再
び対物レンズ4とコリメートレンズ3を通過し、ホログ
ラム6により一部が回折され、第1の反射面8を透過し
グレーティング5の右側部を透過し受光素子7でサーボ
エラー信号が検出される。ホログラム6と受光素子7の
形状は従来のものと同様であり、サーボ信号の検出原理
も従来と同じである。
【0028】ホログラム6で回折されなかった光束は、
ビームスプリッタ10の第1の反射面8でその一部が反
射され、さらに第2の反射面9でほぼ全光束が反射され
る。このようにして分離された第2の反射面9からの光
は、グレーティング5の左側部を透過して光導波路素子
12に結合される。
【0029】光導波路素子としては、出願人が提出した
特願平9−42711号(平成9年2月26日出願、発
明の名称「光導波路型モードスプリッタ」)に示される
ものが利用できる。その斜視図を図3に示す。光導波路
素子12は受光素子20や図示しない電気回路などを形
成したSi基板21上にバッファ層22及び光導波路層
23を積層し、さらにカプラプリズム24を接着して作
成される。ビームスプリッタ10で分岐された光はカプ
ラプリズム24に焦点を結び光導波路層23に結合す
る。光導波路内に導かれた光は、偏光分離素子25によ
り、各偏光成分、すなわちTE光とTM光に分離され、
受光素子20で光磁気信号が検出され、出力端子26よ
り電気信号として出力される。
【0030】光導波路素子へレーザー光を結合させるた
めには、入射位置及び入射角を厳密に調整する必要があ
り、本発明の光ピックアップにおいては、ビームスプリ
ッタ10の形状精度から、半導体レーザー1に対する光
導波路素子12の相対位置が決まる。
【0031】ここで本発明による光ピックアップでの光
導波路素子の位置調整による組立方法について図4に示
す側面図を用いて説明する。
【0032】光導波路素子12の位置調整及びステム1
4への固定には、図に示すようにくさび型の素子固定部
材17を用いる。
【0033】光導波路素子12の位置調整は、まず半導
体レーザー1の発光点の位置を光軸方向及び光軸に直交
する方向の3次元方向について検出し、半導体レーザー
1に対する光導波路素子12の相対位置が所定の位置に
なるように、光導波路素子12を保持し、素子固定部材
17が光導波路素子12とステム14とに常に当接する
ように素子固定部材17を矢印Aの方向へ押圧した状態
で、光軸方向Z及び光軸に直交する方向X及びYの3次
元方向について行う。光導波路素子12の位置調整が完
了した時点で、光導波路素子12を保持し、素子固定部
材17を押圧したままの状態を保ちながら、光導波路素
子12と素子固定部材17、ならびにステム14と素子
固定部材17とを接着により固定する。素子固定部材1
7が光導波路素子12とステム14とに常に当接するよ
うに外部より素子固定部材17を押圧することで、光導
波路素子12と素子固定部材17、ならびにステム14
と素子固定部材17との間は密着した状態で接着でき、
光導波路素子12と素子固定部材17、ならびにステム
14と素子固定部材17との間の接着剤18の厚みは極
めて薄くなる。
【0034】このように、くさび型の素子固定部材17
を用いることで、光導波路素子と素子固定部材、ならび
にステムと素子固定部材との間の接着剤の厚みが極めて
薄くなるため、光ピックアップを使用する環境の温度が
変化した場合、接着剤の伸縮を小さくすることができ、
光導波路素子12の半導体レーザー1に対する相対位置
がずれるのを抑え、使用環境に対する信頼性を確保する
ことができる利点がある。
【0035】一般に、光導波路へのレーザー光の結合効
率は、光導波路素子に対するレーザー光の入射角度に大
きく依存するため、光導波路素子に対するレーザー光の
入射角度は厳密に調整する必要がある。
【0036】本発明の光ピックアップにおいては、光導
波路へのレーザー光の結合効率を最大にするために、レ
ーザー光が最適入射角度となるように、光導波路素子を
レーザー光に対して傾けて配置しなければならない。
【0037】特に本実施例のように光導波路素子を傾斜
して配置しなければならない場合、光軸方向及び光軸に
直交する方向の3次元調整を高精度で実施し、固定する
ことは非常に困難な作業であるとともに、ステムに設け
られたリードの端面と光導波路素子のワイヤボンディン
グ面とが平行ではなくなるため、ステムのリードと光導
波路素子とをワイヤボンディングする際に、それぞれの
ワイヤボンディング面が水平となるように、作業中にス
テムを回転させる必要があり、生産設備のコストアッ
プ、作業性及び生産性が悪くなるという問題が発生す
る。
【0038】それ故、素子固定部材17の形状をくさび
型にすることは、レーザー光が最適入射角度となるよう
に、光導波路素子を固定するためにも最適で好ましい。
くさび型の素子固定部材17の斜辺を光導波路素子12
の入射角度に合わせ、精度良く加工することで、光導波
路素子12の位置調整時に入射角を厳密に調整する必要
がなくなり、調整時間の短縮、作業性、生産性を向上で
きる上、光導波路素子12へレーザー光を確実にかつ安
定して結合させることができる。また、素子固定部材1
7をくさび型の形状にすることで、光導波路素子12と
ステム14とに当接するように素子固定部材17を矢印
Aの方向に押圧したとき、光導波路素子12で矢印Bの
方向に、ステム14で矢印Cの方向に力が働き、光導波
路素子12と素子固定部材17、ならびにステム14と
素子固定部材17とをより確実に密着させることができ
る。
【0039】そのため、光導波路素子12へのレーザー
光の入射角度を安定して確実に合わすことができる上、
光導波路素子12と素子固定部材17、ならびにステム
14と素子固定部材17との間の接着剤18の厚みを極
めて薄くすることができる。
【0040】本実施例において、光導波路素子12のサ
イズを2×3mm、素子固定部材17の斜辺傾斜角度を
71°±0.2°、素子固定部材17の押圧力を60g
fとしたとき、光導波路素子12と素子固定部材17、
ならびにステム14と素子固定部材17との間の接着剤
18の厚みは2〜3μm、光導波路素子12へのレーザ
ー光の入射角度精度は71°±0.4°を実現してい
る。
【0041】図5に本発明の光ピックアップの光導波路
素子の位置調整による組立方法の上面図を示す。30は
ステム14を位置決め保持するステム保持機構であり、
31は光導波路素子12を保持する素子保持機構であ
り、光導波路素子12の側面を挟持することで光導波路
素子12を保持している。32は素子固定部材17を光
導波路素子12及びステム14に押圧する押圧機構であ
る。押圧機構32は直角に曲げられた棒状の部材であ
り、その一端を支持し、もう一端を素子固定部材17に
当接させ、棒状の部材のたわみにより素子固定部材17
を弾性支持している。押圧機構32は素子保持機構31
が固定されたベース(図示せず)と同じベースに固定さ
れており、光導波路素子12の位置調整を行う際、素子
保持機構31とともに動く。また、光導波路素子12を
X方向及びY方向に調整するとき、素子固定部材17は
光導波路素子12と当接状態を保ちながら一体となって
ステム14上を滑らかに動くため、光導波路素子12を
X方向及びY方向に容易に精度良く調整できる。
【0042】さらに、素子固定部材17をくさび型の形
状としたとき、素子固定部材17を光導波路素子12と
ステム14とに当接するように押圧機構32により押圧
し、かつ弾性支持しているため、光導波路素子12をZ
方向の正方向に調整するときは、素子固定部材17はY
方向の負方向へ、光導波路素子12をZ方向の負方向に
調整するときは、素子固定部材17はY方向の正方向へ
ステム14上を滑らかに動くことで、光導波路素子12
をZ方向に容易に精度良く調整できる。
【0043】また、光導波路素子12と素子固定部材1
7、ならびにステム14と素子固定部材17とを固定す
る接着剤は光導波路素子17の位置調整を行う前に塗布
することが好ましい。光導波路素子12の位置調整は、
素子固定部材17が光導波路素子12とステム14とに
常に当接するように外部より素子固定部材17を押圧し
た状態で行うため、光導波路素子12と素子固定部材1
7、ならびにステム14と素子固定部材17との間の摩
擦力が大きくなり、調整時における光導波路素子12の
動き、すなわち応答性が悪くなり、高精度な調整を行う
ことが困難となる。しかし、光導波路素子17の位置調
整を行う前に、光導波路素子12と素子固定部材17、
ならびにステム14と素子固定部材17との間に接着剤
を塗布することで、接着剤が潤滑剤として作用し、光導
波路素子12と素子固定部材17、ならびにステム14
と素子固定部材17との間の摩擦を低減することがで
き、調整時における光導波路素子12の応答性が良くな
り、高精度な調整を行うことが可能となる。
【0044】図6及び図7は、光導波路素子の接着固定
状態の一例であり、図6はその端面図、図7はその側面
図を示す。光導波路素子12の位置は、半導体レーザー
1に対する光導波路素子12の相対位置が所定の位置に
なると、図7に示すように素子固定部材17に対して光
導波路素子12が突出した状態になるようにしている。
本実施例においては、光導波路素子12と素子固定部材
17間の接着剤の塗布量としては約0.1mm3が適量
であるが、素子固定部材17に対して光導波路素子12
が突出した状態で接着固定することで、突出していない
状態に比べて接着剤18が光導波路素子12の上面及び
側面へより回り込む危険性がなくなり、接着剤18の回
り込みの影響による光導波路素子12のレーザー光検出
効率が低下するのを防ぐことができる。また光導波路素
子12を保持する機構として、光導波路素子の側面を挟
持する素子保持機構31を用いた場合、素子固定部材1
7に対して光導波路素子12が突出した部分を保持する
ことで、接着剤が回り込み、素子保持機構31に付着す
る危険性がなくなり、生産性、作業性が向上する。
【0045】図8は、光導波路素子の接着固定状態の別
の例を示す端面図である。光導波路素子12の端面に
は、段差部40を形成している。段差部40の形成方法
としては、たとえば、基板より光導波路素子を所定の寸
法で切り出す際、ダイサーなどの装置を用い、まず基板
を完全に切断せずに切り残す、いわゆるハーフカットを
した後、その外側を完全に切断することで形成できる。
光導波路素子12の端面に、段差部40を形成すること
で、素子固定部材17に光導波路素子12を接着固定す
る際、接着剤18が光導波路素子12の上面へ回り込む
危険性がなくなり、接着剤18の回り込みの影響による
光導波路素子12のレーザー光検出効率が低下するのを
防ぐことができる。また光導波路素子12を保持する機
構として、光導波路素子の側面を挟持する素子保持機構
31を用いた場合、光導波路素子12に設けた段差部4
0を保持することで、接着剤が回り込み、素子保持機構
31に付着する危険性がなくなり、生産性、作業性が向
上する。
【0046】素子固定部材としては、ガラスや透明樹脂
などの光透過性材料を用いる。素子固定部材に光透過性
材料を用いることで、光導波路素子12と素子固定部材
17、ならびにステム14と素子固定部材17の接着に
光硬化性接着剤が使用できる。これにより、光導波路素
子12を光軸方向及び光軸に直行する方向の3次元方向
に位置調整が完了した後に光を照射することで、光導波
路素子12と素子固定部材17、ならびにステム14と
素子固定部材17とを瞬時に、かつ同時に固定すること
ができる。また、光硬化性接着剤を使用することで、光
導波路素子12に熱的なストレスをかけずに済む上、嫌
気性接着剤を用いた時のような素子の位置調整時間の制
約がなくなり、調整時間を確保することができる。さら
に、素子固定部材17として、ガラス材料を用いた場合
には、光導波路素子12を半導体レーザー1や受光素子
7などから電気的に確実に絶縁することができ、光ピッ
クアップに接続する電気回路の設計の自由度が大きくな
り、同時に他の回路の影響を受けにくくなるので、S/
N比の良い光磁気再生信号が得られる。
【0047】本実施例のように光導波路素子を傾けて配
置する場合、ステムに設けられたリードの端面と光導波
路素子のワイヤボンディング面とが平行ではなくなるた
め、ステムのリードと光導波路素子とをワイヤボンディ
ングする際に、それぞれのワイヤボンディング面が水平
となるように、ステムを回転させる必要があり、生産設
備のコストアップ、作業性及び生産性が悪くなる。
【0048】図9は、本発明の光ピックアップにおい
て、傾けて配置した光導波路素子とステムのリードとの
ワイヤボンディングの一例を示す斜視図である。素子固
定部材17の一部にステム14のリード41の端面と平
行な面42を形成し、光導波路素子12の固定面43よ
りその平行面42に連なる導電層44を備えている。光
導波路素子12の出力端子26と光導波路素子12の固
定面43に形成した導電層とをワイヤで接続し、その導
電層と連なったステム14のリード41の端面と平行な
導電層とステム14のリード41の端面とをワイヤで接
続している。素子固定部材17の導電層の形成方法とし
ては、たとえば素子固定部材として樹脂材料を用い、導
電材をあらかじめ所定の位置に配置して素子固定部材を
成形により形成する、いわゆるインサート成形によって
形成できる。あるいは、素子固定部材としてガラス材料
を用い、素子固定部材の表面に導電材料を成膜した後、
成膜部分の一部を除去することによっも形成することが
できる。素子固定部材17の一部にステム14のリード
41の端面と平行な面42を形成し、光導波路素子12
の固定面43よりその平行面42に連なる導電層44を
備えることで、傾けて配置した光導波路素子12とステ
ム14のリード41とのワイヤボンディングが可能とな
り、ワイヤボンディングの作業性及び生産性を向上させ
ることができる上、生産設備のコストアップを抑えるこ
とができる。
【0049】図10及び図11は傾けて配置した光導波
路素子とステムのリードとのワイヤボンディングの別の
例を示す平面図である。図10及び図11では、ステム
14のリード41に、光導波路素子12と平行な面45
を形成し、光導波路素子12の出力端子26とステム1
4のリード41に形成した光導波路素子12と平行な面
45をワイヤで接続している。ステム14のリード41
の光導波路素子12との平行な面45の形成方法として
は、図10に示すように、リードの先端部を光導波路素
子と平行となる方向へ曲げ、リードの先端部を潰すこと
で形成できる。また、図11に示すように、リードの端
面を光導波路素子と平行にカットすることでも形成する
ことができる。ステム14のリード41に、光導波路素
子12と平行な面45を形成することで、傾けて配置し
た光導波路素子12とステム14のリード41とのワイ
ヤボンディングが可能となり、ワイヤボンディングの作
業性及び生産性を向上させることができる上、生産設備
のコストアップを抑えることができる。
【0050】光導波路素子12の調整位置を検出する方
法としては、ステム14に固定された半導体レーザー1
の発光点位置に対して、所定の位置に集光するように正
確に調整された別の半導体レーザー(図示せず)を設
け、その集光されたレーザー光33に対する光導波路素
子12の出力を用いる。光導波路素子12の出力を検出
する手段としては、素子保持機構31が固定されたベー
ス(図示せず)と同じベースに固定され、素子保持機構
31とともに動くプローブ34を光導波路素子12の出
力端子26に当接させて検出する。プローブ34を光導
波路素子12の出力端子26に当接させる際、素子保持
機構31の保持力が小さいと光導波路素子12が+Y方
向へ逃げる可能性があるが、本光導波路素子の位置調整
による組立方法では素子固定部材17を介して押圧機構
32により−Y方向へ光導波路素子12を十分な力で常
に押付ているために光導波路素子12が逃げることはな
い。本実施例においては、光導波路素子へのプローブ当
接力を60gf、押圧機構による素子固定部材の押圧力
を100gfとしている。光導波路素子12の位置調整
は、レーザー光33に対する光導波路素子12の出力が
最大となり、かつ2対の受光素子20の出力のバランス
が均等となるように光導波路素子12を光軸方向Z及び
光軸に直交する方向X及びYの3次元方向に調整する。
ステム14に固定された半導体レーザー1の発光点位置
に対して、所定の位置に集光されるレーザー光33を設
け、光導波路素子12の出力端子26に当接させるプロ
ーブ34を素子保持機構31に備えることで、光導波路
素子12の調整位置をそのレーザー光33に対する光導
波路素子12の出力より検出することができるため、光
導波路素子12の位置をより正確に、より高精度に調整
することができる。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明の光ピックアップ及
びその組立方法では、各請求項において以下の効果が図
れる。
【0052】本発明の請求項1においては、本発明の光
ピックアップは、光源と、光源を固定するステムと、光
源から放射されて記録媒体上で反射した光を検出する光
検出手段を有し、光検出手段は光導波路素子を含んでお
り、光導波路素子をステムに固定するためのくさび型素
子固定部材を備えている。素子固定部材を光導波路素子
とステムに常に当接させた状態で、光軸方向及び光軸に
直交する方向の3次元方向に光導波路素子を調整し、接
着固定することにより、光導波路素子と素子固定部材な
らびにステムと素子固定部材とは密接し、その間の接着
層は極めて薄くなる。これによって、使用環境の温度変
化に対して接着剤の膨張あるいは収縮による光導波路素
子の位置が変化するのを低減でき、信頼性を向上するこ
とができる。
【0053】素子固定部材はその形状をくさび型とする
ことにより、光軸方向及び光軸に直交する方向の3次元
方向の調整をさらに確実にかつ容易にできる利点があ
る。また、光導波路素子を傾けて配置する場合、素子固
定部材の斜面を精度良く加工することで光導波路素子の
傾斜角度調整が不要となり、調整時間の短縮、作業性、
生産性を向上させることができる。
【0054】光検出手段は、光導波路素子を用いること
により、光学系の一部と電子回路とが集積でき、光ピッ
クアップの小型化、軽量化、低価格化が可能になる。
【0055】本発明の請求項2及び請求項3において
は、素子固定部材に光導波路素子の出力端子に接続する
ワイヤとステムのリードに接続するワイヤとを接続する
導電層を備えることにより、光導波路素子の出力端子面
とステムのリード端面とが平行でなくてもワイヤボンデ
ィングが可能となり、ワイヤボンディング作業中に、ス
テムを回転させる必要がなくなるため、生産設備のコス
ト削減、組立作業性及び生産性を向上させることができ
る。
【0056】本発明の請求項4においては、ステムのリ
ードに光導波路素子のワイヤボンディング面と平行な面
を形成することにより、光導波路素子の出力端子面とス
テムのリード端面とが平行でなくてもワイヤボンディン
グが可能となり、ワイヤボンディング作業中に、ステム
を回転させる必要がなくなるため、生産設備のコスト削
減、組立作業性及び生産性を向上させることができる。
【0057】本発明の請求項5においては、光ピックア
ップの光導波路素子の位置調整による組立方法におい
て、光導波路素子を保持する素子保持機構と、素子固定
部材を押圧する押圧機構とを有し、素子保持機構により
光導波路素子を保持し、光軸方向及び光軸に直交する方
向の3次元方向に光導波路素子の調整を行う間、押圧機
構により光導波路素子とステムに常に当接するように素
子固定部材を押圧することで、光導波路素子と素子固定
部材ならびにステムと素子固定部材とは密接し、その間
の接着層は極めて薄く、使用環境の温度変化に対して接
着剤の膨張あるいは収縮により光導波路素子の位置が変
化するのを低減でき、信頼性を向上することができる。
【0058】本発明の請求項6においては、素子保持機
構は素子固定部材に対して、光導波路素子が突出する部
分を保持することで、光導波路素子の表面への接着剤の
回り込みを防ぐことができ、光導波路素子の光検出効率
の低下を防ぐことができる。さらに、素子保持機構に付
着する危険性がなくなるため、生産性、作業性が向上す
る。
【0059】本発明の請求項7においては、光導波路素
子の側面に段差を設けることにより、光導波路素子の表
面への接着剤の回り込みを防ぐことができ、光導波路素
子の光検出効率の低下を防ぐことができる。さらに、素
子保持機構が段差部を保持することで、接着剤が回り込
み、素子保持機構に付着する危険性がなくなるため、生
産性、作業性が向上する。
【0060】本発明の請求項8においては、光導波路素
子をステムに固定する素子固定部材として光透過性材料
を用いることにより、光導波路素子と素子固定部材なら
びにステムと素子固定部材とを接着する接着剤として、
光硬化性接着剤の使用が可能となり、素子固定部材と光
導波路素子、ならびに素子固定部材とステムとを瞬時
に、かつ同時に接着固定することができる。これによ
り、位置調整時間の確保、光導波路素子への熱的なダメ
ージの回避が両立できる。
【0061】本発明の請求項9においては、ステムに固
定された光源の発光点位置に対して、所定の位置に集光
されるレーザー光を用い、光導波路素子の出力端子に当
接させるプローブを素子保持機構に具備することで、光
導波路素子の調整位置をそのレーザー光に対する光導波
路素子の出力より検出することができるため、光導波路
素子の位置をより正確に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ピックアップの実施形態を示す平面
図である。
【図2】本発明の光ピックアップの実施形態を示す側面
図である。
【図3】本発明の光ピックアップに用いた光導波路素子
の実施形態を示す斜視図である。
【図4】本発明の光ピックアップにおける光導波路素子
の組立方法を示す側面図である。
【図5】本発明の光ピックアップにおける光導波路素子
の組立方法を示す上面図である。
【図6】本発明の光ピックアップにおける光導波路素子
の接着固定状態の一例を示す端面図である。
【図7】本発明の光ピックアップにおける光導波路素子
の接着固定状態の一例を示す側面図である。
【図8】本発明の光ピックアップにおける光導波路素子
の接着固定状態の別の一例を示す端面図である。
【図9】本発明の光ピックアップにおける光導波路素子
とステムのリードとのワイヤボンディングの一例を示す
斜視図である。
【図10】本発明の光ピックアップにおける光導波路素
子とステムのリードとのワイヤボンディングの別の一例
を示す平面図である。
【図11】本発明の光ピックアップにおける光導波路素
子とステムのリードとのワイヤボンディングの別の一例
を示す平面図である。
【図12】従来の光ピックアップの平面図である。
【図13】従来の光ピックアップにおける光導波路素子
の組立状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 半導体レーザー 2 ディスク 7 受光素子 12 光導波路素子 14 ステム 17 素子固定部材 30 ステム保持機構 31 素子保持機構 32 押圧機構

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、該光源を固定するステムと、前
    記光源から放射されて記録媒体上で反射した光を集光
    し、該反射した光を検出する光検出手段とを有し、該光
    検出手段は光導波路素子を含んでなる光ピックアップに
    おいて、 前記光導波路素子を前記ステムに固定するためのくさび
    型素子固定部材を備え、前記光導波路素子を前記くさび
    型素子固定部材を介して、前記ステムに接着固定するこ
    とを特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 素子固定部材は、光導波路素子の出力端
    子に接続するワイヤとステムのリードに接続するワイヤ
    とを接続する導電層を備えていることを特徴とする請求
    項1記載の光ピックアップ。
  3. 【請求項3】 前記請求項2記載の素子固定部材に備え
    られた導電層は、光導波路素子の出力端子にワイヤで接
    続するために該出力端子に平行な面と、ステムのリード
    にワイヤで接続するために該リードに平行な面とを有し
    ていることを特徴とする請求項1記載の光ピックアッ
    プ。
  4. 【請求項4】 ステムのリードには、光導波路素子のワ
    イヤボンディング面と平行な面が形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の光ピックアップ。
  5. 【請求項5】 光源と、該光源を固定するステムと、前
    記光源から放射されて記録媒体上で反射した光を集光
    し、該反射した光を検出する光導波路素子を含む光検出
    手段を有し、前記光導波路素子を前記ステムに接着固定
    するくさび型素子固定部材を備えた光ピックアップの組
    立方法では、 ステムを位置決め固定するステム保持機構と、光導波路
    素子を保持する素子保持機構と、素子固定部材を押圧す
    る押圧機構とを有し、 前記光導波路素子と前記素子固定部材、前記ステムと前
    記素子固定部材との間にそれぞれ接着剤を塗布し、 素子保持機構により光導波路素子を保持し、光導波路素
    子を光軸方向及び光軸に直交する方向の3次元方向に調
    整する間、押圧機構により素子固定部材が光導波路素子
    とステムに当接するように素子固定部材を押圧して、光
    導波路素子と素子固定部材及び、ステムと素子固定部材
    をそれぞれ接着固定することを特徴とする光ピックアッ
    プの組立方法。
  6. 【請求項6】 光導波路素子は、素子固定部材より突出
    して固定されることを特徴とする請求項5記載の光ピッ
    クアップの組立方法。
  7. 【請求項7】 光導波路素子は、該側面に段差が設けら
    れており、前記側面の段差部は素子保持機構により保持
    されることを特徴とする請求項5記載の光ピックアップ
    の組立方法。
  8. 【請求項8】 光導波路素子を素子固定部材を介して、
    ステムに接着固定するために光硬化性接着剤を塗布する
    ことを特徴とする請求項5記載の光ピックアップの組立
    方法。
  9. 【請求項9】 光導波路素子を含んだ光ピックアップの
    組立方法において、光導波路素子の固定すべき位置を検
    出する手段として、所定の位置に集光されたレーザー光
    を有し、そのレーザー光に対する光導波路素子からの出
    力を用い、該光導波路素子の出力端子に当接させるプロ
    ーブを素子保持機構に具備することを特徴とする請求項
    5記載の光ピックアップの組立方法。
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