JPH118592A - 光送信装置及び光受信装置 - Google Patents

光送信装置及び光受信装置

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JPH118592A
JPH118592A JP9160275A JP16027597A JPH118592A JP H118592 A JPH118592 A JP H118592A JP 9160275 A JP9160275 A JP 9160275A JP 16027597 A JP16027597 A JP 16027597A JP H118592 A JPH118592 A JP H118592A
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signal
optical
bit
identification
level
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JP9160275A
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Akira Misawa
明 三澤
Yoshiro Yamada
義朗 山田
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速にレベル変動やオフセット変動する高ビ
ットレートのデジタル信号を、ビット誤りが少なく識別
再生することができる光送信装置及び光受信装置を提供
すること。 【解決手段】 本発明の光受信装置は、1ビット前の信
号強度との差をとった差分信号を出力する差分検出装置
50と、上記差分信号を識別し、信号の変化点のパルス
を識別し、デジタル符号信号に復号する識別復号装置6
0とを具備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光送信装置及び光
受信装置に係り、特に光信号に高速のレベル変動やオフ
セット変動がある場合でも良好に情報の送信及び受信す
ることができる光送信装置及び光受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光伝送用に用いられる光受信装置
では、光信号のレベル変動やオフセット変動に対して、
信号レベルを一定化する自動利得制御や、信号レベルに
閾値を追従させる自動閾値制御により対応していた。一
方、光パケット交換あるいは光クロスコネクトでは、光
パケット信号ごとに経路が異なるので、通過する光部品
の数や特性の違いによりレベル変動やオフセット変動が
起こる。しかし、この光パケット毎などレベルやオフセ
ットが高速に変動する光信号を受信するには、従来の自
動利得制御回路や自動閾値制御回路では長い切り替え時
間が必要であり、伝送効率の低下の低下の原因となる。
【0003】図12は従来の信号識別の方法を示すタイ
ミングチャートである。図12において、(a)は送信
信号であり、(b)は光通話路を介して(a)に示され
る送信信号を送信した場合に、光受信装置で受信される
信号を示す図であり、(c)は(b)に示される信号に
基づいて、レベルを判定した識別再生信号を示す図であ
る。
【0004】光パケット交換などの光通話路を通過して
受信される信号は、図12(b)に示されるようにパケ
ット毎に振幅、オフセット等の信号レベルが異なる。従
って、信号を識別する閾値が異なる。つまり、図12
(b)に示されたように、信号の振幅が小さい場合の閾
値は図中符号L1が付されたレベルが閾値となり、信号
の振幅が大きい場合の閾値は図中符号L2が付されたレ
ベルが閾値となり、信号の振幅が大きい方が閾値のレベ
ルが高くなる。
【0005】従来は、図12に示されるように信号の振
幅が変動する場合、パケット毎のピークレベルを検出
し、そのピークに合わせて閾値を変えたり、一定の閾値
に信号があうように信号の増幅率を変えるなどの方法に
よって対応していた。このような方法を用いた場合、図
12(c)に示すように、閾値を変えるのに時間を要
し、その間の信号識別はできない。つまり、図12
(b)においては、期間t1の間は、閾値が符号L1が付
されたレベルから符号L2が付されたレベルまでに変化
しており、この期間は信号の識別を正常に行うことがで
きない。つまり、期間t1においては信号識別が図12
(c)に示されるように信号識別が不定となる。
【0006】例えば、Y. Ota et al, “DC-1 Gb/s bur
st-mode compatible receiver foroptical bus apploca
tions,” IEEE J.Lightwave Technol., LT-10, no.2, p
p.244-249では、信号速度が800Mbit/sである
場合に、4dBの振幅変動が生じている場合には、閾値
を変える時間として10nsの切り替え時間が必要であ
った。
【0007】高速なレベル変動、オフセット変動をもつ
光信号を受信する手段として、Y. Yamada et al,“A ne
w optical packet receiver for power-fluctuated hig
h-bit-rate NRZ signals,” Proc. PS '95 PD2-1、ある
いは特願平6−288421において光受信装置が提案
されている(図13参照)。この光受信装置は、従来の
ような閾値を用いた信号識別再生方式を用いるのではな
く、信号の変化点により識別する(図14参照)。この
光受信装置は、図13に示されるように、差分検出装置
10、D−フリップフロップ(以下、D−FFと称す
る)16,18、RS−フリップフロップ(以下、RS
−FFと称する)20を有する。図13は、従来の光受
信装置の構成を示すブロック図である。
【0008】上記差分検出装置10は、バランス受信器
14及びアンプ14を備え、バランス受信器14で受信
された信号がアンプ14によって増幅される。アンプ1
4の出力はD−FF16,18のD入力端に接続されて
おり、クロック端にはクロック信号が入力される。D−
FF16の出力端はRS−FF20のS(セット)端に
接続され、D−FF18の出力端はRS−FF20のR
(リセット)端に接続されている。RS−FF20から
出力される信号は識別再生信号として出力される。
【0009】次に、従来の光受信装置の動作を図14を
参照して説明する。図14は、従来の光受信装置の動作
を説明するためのタイミングチャートである。図14
(a)に示されるように、差分検出装置10に入力され
る信号はNRZ(Non-Return Zero)信号であり、この
信号がバランス受信器12の一方のフォトダイオードに
入力され、図14(b)に示される1ビット遅延した信
号が他方のフォトダイオードに入力される。差分検出装
置10から出力される出力信号は、図14(c)に示さ
れる信号となる。
【0010】つまり、符号L3が付されたレベル及び符
号L4が付されたレベルの2つの閾値が設定され、図1
4(a)に示される信号のレベルが“1”であり、
(b)に示される信号のレベルが“0”である場合に
は、符号L3が付されたレベルの閾値を超えるレベルの
信号が出力される。逆に、(b)に示される信号のレベ
ルが“1”であり、(a)に示される信号のレベルが
“0”である場合には、符号L4が付されたレベルの閾
値を超えないレベルの信号が出力される。また、
(a),(b)に示された信号のレベルが同一である場
合には、符号L3が付されたレベルの閾値と符号L4が付
されたレベルの閾値との間のレベルの信号が出力され
る。
【0011】差分検出装置10から出力される信号は、
D−FF16,18各々へ入力され、D−FF16から
は図14(d)に示されたセットパルスがRS−FF2
0へ出力され、D−FF18からは図14(e)に示さ
れたリセットパルスがRS−FF20へ出力される。つ
まり、(d)に示されるセットパルスは、(c)に示さ
れた符号L3が付されたレベルの閾値を基準として立ち
上がり及び立ち下がりが検出され、(e)に示されるリ
セットパルスは、(c)に示された符号L4が付された
レベルの閾値を基準として立ち上がり及び立ち下がりが
検出される。これらのセットパルス及びリセットパルス
がRS−FF20へ入力されると、(f)に示した信号
が出力される。RS−FF20から出力される信号は
(a)に示された入力信号と同じ信号となる。
【0012】しかしながら、この光受信装置では、差分
検出装置10及びD−FF16,18から得られる信号
は、上述したようにセットパルス及びリセットパルスで
あることから、RS−FF20を備えることが必須であ
る。セットパルス又はリセットパルスの識別を誤ると、
そのビット以降も誤ってしまう。また、セットパルス又
はリセットパルスが現れるまでのビットが不定となる場
合がある。
【0013】RS−FF20は非同期な回路であるた
め、高速化することが難しい。現在市販されている高速
ロジックでは、4Gbit/sで動作するRS−FF2
0が最高速であるが、論理和・積を行うための部品やD
−FF、光変調器、受光器では、10Gbit/sを超
えるビットレートで動作するICや光部品が市販されて
いる。従って、特別に高速のRS−FF20を開発する
必要があり、RS−FF20の動作速度が全体の光送受
信装置のビットレートを制限していた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動利得制
御や自動閾値制御では追随できないくらい高速にレベル
やオフセットが変動する光信号を受信するために開発さ
れた特願平6−288421に開示された光受信装置に
おいては、ビット不定の領域が存在すること、ビット誤
りが生じた場合、後続ビットも誤ってしまうこと、RS
フリップフロップの動作速度で全体のビットレートが制
限されるという問題があった。
【0015】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、高速にレベル変動やオフセット変動する高ビット
レートのデジタル信号を、ビット誤りが少なく識別再生
することができる光送信装置及び光受信装置を提供する
ことを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、デジタル信号を光信号に変換して送信す
る光送信装置において、デジタル符号化された信号源か
らの信号を差分デジタル符号信号に変換する差分符号化
装置と、前記差分デジタル信号を光信号に変換して送信
する光信号送信装置とを具備することを特徴とする。ま
た、本発明は、光通話路を介して送信される差分符号化
された光信号を受光し、デジタル信号を識別再生する光
受信装置において、1ビット前の信号強度との差をとっ
た差分信号を出力する差分検出装置と、前記差分信号を
識別し、信号の変化点のパルスを識別し、デジタル符号
信号に復号する識別復号装置とを具備することを特徴と
する。また、本発明は、前記差分検出装置が、受光素子
の出力信号を1ビット遅延させる遅延手段と、前記受光
素子の出力信号と前記遅延手段の出力信号の差分をとる
差動増幅器とからなることを特徴とする。また、本発明
は、前記差分検出装置が、入力信号を1ビット遅延させ
る遅延手段と、入力光信号と前記遅延させた入力光信号
との差分をとる差分検出手段とからなることを特徴とす
る。また、本発明は、前記識別復号装置が、前記差分検
出装置の出力である3値のデジタル信号(バイポーラ信
号)の最高位のレベルを検出する第1の識別手段と、最
低位のレベルを検出する第2の識別手段と、前記第1の
識別手段及び前記第2の識別手段の出力の論理和をとる
手段とからなることを特徴とする。また、本発明は、前
記識別復号装置が、全波整流器と、デジタル信号を識別
する手段とからなることを特徴とする。
【0017】差分検出装置で得られる信号は、入力信号
が1の場合には、正または負の電位となり、0の場合は
零電位となる。この電位の識別により1と0の識別がで
きる。なお、差分検出装置の出力は、信号が0の場合
は、レベル、オフセットに関わらず常に零電位であるの
で、識別手段の閾値を動的に変える必要がなく、高速な
レベル変動もつ光信号を受信することが可能となる。信
号識別は、零電位か否かをビット毎に識別するため、不
定ビットが存在せず、ビット識別の誤りが後続ビットに
影響することがない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施形態による光送信装置の概略構成を示すブロック図
である。本実施形態の光送信装置は、図1に示されるよ
うに、差分符号化装置50と光信号送信装置60とから
なる。
【0019】光送信装置に入力される信号は、ビット1
がハイレベル、0がローレベルのNRZ符号信号である
(以降差分NRZと区別するため、NRZ−Lと称す
る)。また、光送信装置から出力される光信号は、差分
NRZ信号である。差分NRZ信号は、ビットが1のと
きにレベルがハイからローあるいは、ローからハイに変
化し、0のときには、レベルが変化しないNRZ−M
と、0のときのみレベルが変化するNRZ−Sがある
(図10参照)。
【0020】上記差分符号化装置50は、NRZ−Lを
NRZ−Mに変換する機能を有する。この差分符号化装
置50の具体的な構成例は図2に示されている。図2
は、差分符号化装置50の具体的な構成例を示すブロッ
ク図である。差分符号化装置50は、Tフリップフロッ
プ又は図2に示される回路によって実現される。図2に
示されるように、差分符号化装置50は、イクスクルー
シブOR回路(以下、EORと称する)52と1ビット
ディレイ回路54とからなる。光送信装置へ入力される
信号は、EOR52の一方の入力端へ入力される。ま
た、EOR52の出力信号は1ビットディレイ回路54
を介してEOR52の他方の入力端へ入力される。差分
符号化装置50へNRZ−Lの反転符号を入力すると、
NRZ−SがEOR52の出力端から出力される。
【0021】次に、図1中の光信号送信装置60の構成
例を図3に示す。図3は、光信号送信装置60の構成例
を示すブロック図である。図3に示されたように、光信
号送信装置60は、例えば半導体レーザ等のCW光源6
2、差分符号化装置50から出力される信号を増幅する
増幅器66、及び増幅器66から出力される信号に応じ
て、CW光源62から出射されるCW光の強度を変調す
る光強度変調器64からなる。
【0022】次に、本実施形態による光受信装置につい
て説明する。図4は、本発明の一実施形態による光受信
装置の構成例を示すブロック図である。本実施形態の光
受信装置は、図4に示されるように、差分検出装置70
と識別復号装置90とからなる。図5は差分検出装置7
0の第1構成例を示すブロック図である。本構成例の差
分検出装置70は、図5に示されたように、バランス受
信器72及びアンプ74を備え、バランス受信器72で
受信された信号がアンプ74によって増幅される。バラ
ンス受信器72をなす2つのフォトダイオードへ入力さ
れるNZR−Mの光信号は、一方のフォトダイオードへ
入力される信号が他方のフォトダイオードへ入力される
信号に比べて1ビット遅延して入力される。バランス受
信機72は入力される2つの信号の差をとる機能を有す
る。このように差をとることで、信号のオフセットが相
殺される。
【0023】図6は差分検出装置70の第2構成例を示
すブロック図である。本構成例の差分検出装置70は、
図6に示されたように、フォトダイオード76、フォト
ダイオード76のアノード側に直列接続された抵抗78
を有する。フォトダイオード76と抵抗78との接続点
には、信号線80が接続されている。この信号線80は
2つの経路を有し、一方の経路には、他方の経路を伝わ
る信号に対して1ビット分遅延するような構成となって
おり、各々の経路を伝わった信号は増幅器82へ入力さ
れる。上記信号線80及び増幅器82は差動増幅器をな
しており、この差動増幅器によって信号線80の各々の
経路を伝わる信号の差をとっている。差分検出装置70
の出力は、3値のバイポーラ信号となっている。図10
に送受信装置の信号パターンを示す。この信号は、信号
ビットが1の場合には、最高位レベルと最低位レベルと
を交互に出力し、0の場合には、基準電位となる。
【0024】次に、図4中の識別復号装置90について
説明する。図7は、識別復号装置90の第1構成例を示
すブロック図である。この識別復号装置90は、入力さ
れるバイポーラ信号をNRZ符号信号に復号する機能を
有する。図7に示されるように、識別復号装置90は、
入力される3値のバイポーラ符号信号を分岐し、一番高
いレベルのビットのみを識別する識別器D−FFU92
と一番低いレベルのビットのみを識別する識別器D−F
L94とを用いて、それぞれ閾値レベルLU,LLとの
参照により信号を識別する。識別器D−FFU92の出
力と識別器D−FFL94の出力とがOR回路96へ出
力される。識別器D−FFU92の出力と識別器D−F
L94の反転出力がビット1に対応するので、それぞ
れの信号の論理和を演算すると、もとのNRZ−L符号
が復号できる。
【0025】また、図8は識別復号装置90の第2構成
例を示すブロック図である。図8の第2構成例は、全波
整流器98とD−FF100とからなる。図9に全波整
流器98の回路構成を示す。図9は、識別復号装置90
の第2構成例による識別復号装置90の回路構成を示す
回路図である。図9に示されたように、全波整流器98
は、トランス102と、全波整流器を行うダイオードブ
リッジを構成するダイオード104〜110とからな
る。
【0026】トランス102の一次側の一端には差分検
出装置70から出力される信号が入力され、他端は接地
されている。また、トランス102の二次側には上記ダ
イオードブリッジが接続されており、ダイオードブリッ
ジの出力端の一方は接地されている。上記構成におい
て、バイポーラ信号の基準電位を0電位とすれば、全波
整流器から出力される信号は、0電位と、ある極性を持
った2値の信号となる。この信号を適当な閾値を設定し
てD−FF100により識別することで、NRZ−L符
号に復号できる。
【0027】以上、本発明の一実施形態による光受信装
置について、差分検出装置70及び識別復号装置90に
対してはそれぞれ2例の構成を示したが、本発明の実施
形態は差分検出装置70が2通り、つまり図5及び図6
に示された差分検出装置70と、識別復号装置90が2
通り、つまり図7及び図8に示された識別復号装置90
との計4通りの組み合わせによって、4通りの光受信装
置を構成できる。
【0028】以上説明した実施形態では、NRZ−M符
号を用いているが、NRZ−S符号を用いた場合には、
上記の装置を用いて同様に信号の識別復号が可能であ
る。出力される信号は、反転しているので、反転用のゲ
ートを付加するか、識別器の反転出力を用いれば、もと
のNRZ−L符号信号が得られる(図10(b)参
照)。
【0029】図11は本発明の実施形態によって高速の
レベル変動を持つ信号列を送信及び受信した場合の信号
の波形を示す。図11(a)は送信した信号の波形を示
す図であり、NRZ−M信号である。また、図11
(b)は送信されてきた信号を受信した場合の波形を示
す図である。図11(b)に示されたように受信信号に
オフセット、振幅などの信号レベルが変動した信号列に
対して、図11(c)に示すように、差分検出器出力は
オフセットがキャンセルされる。図11(c)は差分検
出装置70から出力される信号の波形を示す図である。
信号レベルが変わった最初の1ビットにおいては、オフ
セットが異なる前の信号との相関をとるため、このビッ
トの識別が正しく行われない場合が考えられる。つまり
図11(c)中の期間t2ではビットの識別が正しく行
われない場合が考えられる。しかし、そのビット以降に
ついては、ビットの識別が可能である。すなわち、信号
速度に関わらず、切り替えには高々1ビット用いればよ
く、レベル変動があった場合でも即座に対応することが
できる。
【0030】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、入力信号の変化点を差分検出する構成であるので、
入力信号のレベル変動およびオフセット変動の影響を回
避することができるという効果がある。また、識別され
る信号は、ビット毎に電位の絶対値の強弱によりビット
識別されるので、不定ビットの発生や、ビット誤りの後
続ビットへの影響が回避できるという効果がある。従っ
て、光信号レベルやオフセットがパケットごとに高速に
変動しても、高速信号の識別再生が可能となるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態による光送信装置の概略
構成を示すブロック図である。
【図2】 差分符号化装置50の具体的な構成例を示す
ブロック図である。
【図3】 光信号送信装置60の構成例を示すブロック
図である。
【図4】 本発明の一実施形態による光受信装置の構成
例を示すブロック図である。
【図5】 差分検出装置70の第1構成例を示すブロッ
ク図である。
【図6】 差分検出装置70の第2構成例を示すブロッ
ク図である。
【図7】 識別復号装置90の第1構成例を示すブロッ
ク図である。
【図8】 識別復号装置90の第2構成例を示すブロッ
ク図である。
【図9】 識別復号装置90の第2構成例による識別復
号装置90の回路構成を示す回路図である。
【図10】 送受信装置の信号パターンを示す図であ
る。
【図11】 本発明の実施形態によって高速のレベル変
動を持つ信号列を送信及び受信した場合の信号の波形を
示す。
【図12】 従来の信号識別の方法を示すタイミングチ
ャートである。
【図13】 従来の光受信装置の構成を示すブロック図
である。
【図14】 従来の光受信装置の動作を説明するための
タイミングチャートである。
【符号の説明】
50…差分符号化装置、60…光信号送信装置、70…
差分検出装置、90…識別復号装置、72…バランス受
信器、74…増幅器、76…フォトダイオード、80…
信号線、82…増幅器、D−FFU…Dフリップフロッ
プ、D−FFL…Dフリップフロップ、96…OR回
路、98…全波整流器、100…Dフリップフロップ。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H04B 10/00 10/152 10/142 10/135 10/13 10/12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル信号を光信号に変換して送信す
    る光送信装置において、 デジタル符号化された信号源からの信号を差分デジタル
    符号信号に変換する差分符号化装置と、 前記差分デジタル信号を光信号に変換して送信する光信
    号送信装置とを具備することを特徴とする光送信装置。
  2. 【請求項2】 光通話路を介して送信される差分符号化
    された光信号を受光し、デジタル信号を識別再生する光
    受信装置において、 1ビット前の信号強度との差をとった差分信号を出力す
    る差分検出装置と、 前記差分信号を識別し、信号の変化点のパルスを識別
    し、デジタル符号信号に復号する識別復号装置とを具備
    することを特徴とする光受信装置。
  3. 【請求項3】 前記差分検出装置は、受光素子の出力信
    号を1ビット遅延させる遅延手段と、 前記受光素子の出力信号と前記遅延手段の出力信号の差
    分をとる差動増幅器とからなることを特徴とする請求項
    2記載の光受信装置。
  4. 【請求項4】 前記差分検出装置は、入力信号を1ビッ
    ト遅延させる遅延手段と、 入力光信号と前記遅延させた入力光信号との差分をとる
    差分検出手段とからなることを特徴とする請求項2記載
    の光受信装置。
  5. 【請求項5】 前記識別復号装置は、前記差分検出装置
    の出力である3値のデジタル信号(バイポーラ信号)の
    最高位のレベルを検出する第1の識別手段と、 最低位のレベルを検出する第2の識別手段と、 前記第1の識別手段及び前記第2の識別手段の出力の論
    理和をとる手段とからなることを特徴とする請求項2記
    載の光受信装置。
  6. 【請求項6】 前記識別復号装置は、全波整流器と、 デジタル信号を識別する手段とからなることを特徴とす
    る請求項2記載の光受信装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013143745A (ja) * 2012-01-12 2013-07-22 Fujitsu Ltd 伝送装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013143745A (ja) * 2012-01-12 2013-07-22 Fujitsu Ltd 伝送装置

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