JPH1185895A - コードパターン読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】シート状記録媒体上に光学的に読み取り可能に
印刷記録されたコードパターンを効率良く機械的に読み
取って元の情報を速やかに再生出力すると共に、節電性
を向上せしめたコードパターン読取装置を提供するこ
と。 【解決手段】シート状記録媒体１００上にコードパター
ン１０Ａの記録位置を示したコードパターン記録位置情
報１２８Ａを記録しておき、これをコードパターン記録
位置情報検出部１２６によって検出し、駆動制御部１２
０が、この検出されたコードパターン記録位置情報に基
づいて、撮像センサ移動部１１２Ａ及び／又はシート状
媒体移動部１０４Ａによる撮像センサ１０２及び／又は
シート状記録媒体１００の移動を制御して、上記検出さ
れた印刷記録位置のコードパターン１０Ａのみを撮像セ
ンサ１０２で撮像する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、音声情報、映像情
報、又はディジタルデータの少なくとも一つを含む各種
の情報のデータが光学的に読み取り可能なコードパター
ンとして印刷記録されたシート状の記録媒体と、該コー
ドパターンを撮像するための撮像センサとを相対的に機
械移動させることにより、該シート状記録媒体からコー
ドパターンを効率良く光学的に読み取るようにしたコー
ドパターン読取装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】本発明の出願人は、紙面等の印刷媒体上
に音声情報等の情報を光学的に読み取り可能な形で印刷
記録するためのコードパターンであるドットコード、及
びそのドットコードを手動で走査して光学的に読み取
り、元の音声情報等を再生出力する読取装置を発明し、
特開平６−２３１３４６６号公報として提案している。

【０００３】図１５は、そのドットコードの物理フォー
マット構成を示した図である。即ち、コードパターンと
してのドットコード１０は、複数個のブロック１２が２
次元的に隣接配列されて構成されるものであり、その各
ブロック１２は、音声情報等を含むデータの各ブロック
毎に分割されたデータがその値である「０」又は「１」
に対応した白ドット又は黒ドットのドットイメージとし
て所定の配列形態にて存在するデータエリア１４と、そ
のデータエリア内の各ドットを検出するための基準点を
見つけるために使用される各ブロックの四隅に配置され
た一定の黒の連続数を有するマーカ１６と、上記複数の
異なるブロックを読み取り時に識別できるようにマーカ
間に配置されたエラー検出又はエラー訂正符号を含むブ
ロックアドレスパターン１８と、から構成されている。

【０００４】而して、このような物理フォーマット構成
からなるドットコード１０は、読取装置の持つＣＣＤ等
の撮像センサの撮像面２０の大きさがドットコード全体
の大きさより小さくても、換言すれば、当該ドットコー
ドをその撮像センサによりワンショットにて撮像するこ
とができなくても、上記ブロックに付与された各アドレ
スさえ読み取って認識できれば、そのアドレスによって
各ブロックのデータから元の情報を含むデータを再構築
することが可能となるので、結果的に、従来より知られ
た１次元、或いは２次元のバーコードでは実現し得なか
った多量の情報を紙面等に保持させることが現実のもの
となり、紙などを媒体とした情報伝達において、従来で
は考えられなかった様々な用途に期待が広がる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たドットコード１０も、紙面等のシート状記録媒体にお
けるレイアウト配置の関係から多種多様な印刷記録位置
を採ることがあり、その結果、媒体上で印刷記録位置が
一義的に定まらないため、読取装置が、例えばシート状
の記録媒体に記録されたドットコードを読み取る際に、
撮像センサとそのシート状の記録媒体とをモータ等で相
対的に移動させて読み取るようにした機械式読取装置で
あった場合には、そのドットコードの印刷記録位置に撮
像センサが直接アクセスして、当該ドットコードを速や
かに読み取ることができないという不都合を有してい
た。

【０００６】即ち、ドットコード１０が、例えばシート
状記録媒体の最終端部に印刷記録され、その最終端部ま
での媒体上の領域にはドットコード以外の文字等の別の
情報が印刷記録されている場合、撮像センサはその別の
情報である文字や、或いは余白等も含めて全て読み取る
というシート状記録媒体全体を読み取ることになるた
め、その分だけ時間がかかり、情報を操作者に素早く再
生出力することが困難となったり、また、その分だけ無
用な電力を消費してしまうという不都合である。

【０００７】このことは、ドットコード１０がシート状
記録媒体上に点在して複数個印刷記録されている場合に
ついても同様であった。本発明は、上記した事情に鑑み
なされたもので、シート状記録媒体上に光学的に読み取
り可能に印刷記録されたコードパターンの印刷記録位置
を検出することにより、当該コードパターンを効率良く
機械的に読み取って元の情報を速やかに再生出力すると
共に、節電性を向上せしめたコードパターン読取装置を
提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明によるコードパターン読取装置は、各種の
情報を含むデータが光学的に読み取り可能なコードパタ
ーンとして印刷記録されたシート状記録媒体から、該コ
ードパターンを撮像する撮像センサと、該撮像センサで
撮像されたコードパターンに基づくデータを処理して元
の情報に復元する復元手段と、上記復元手段で復元され
た情報を出力する出力手段と、上記撮像センサと上記シ
ート状記録媒体とを相対的に移動させる駆動手段とを具
備し、上記撮像センサと上記シート状記録媒体とを相対
的に移動させながら、当該撮像センサにおける撮像面上
での大きさが該撮像面の大きさよりも大きい上記コード
パターンを分割して撮像することにより、当該シート状
記録媒体から該コードパターンを光学的に読み取るよう
にしたコードパターン読取装置であって、上記シート状
記録媒体の予め決められた所定の位置には、当該シート
状記録媒体に印刷記録されたコードパターンの該シート
状記録媒体における印刷記録位置を示すためのコードパ
ターン記録位置情報が設けられており、上記シート状記
録媒体から上記コードパターン記録位置情報を検出する
コードパターン記録位置情報検出手段と、上記撮像セン
サが上記コードパターン記録位置情報検出手段で検出さ
れた印刷記録位置のコードパターンのみを撮像すること
ができるように、当該検出されたコードパターン記録位
置情報に基づいて、上記駆動手段による上記撮像センサ
及び／又は上記シート状記録媒体の移動を制御する駆動
制御手段と、を備えることを特徴とする。

【０００９】即ち、本発明のコードパターン読取装置に
よれば、シート状記録媒体上にコードパターンの記録位
置を示したコードパターン記録位置情報を記録してお
き、これをコードパターン記録位置情報検出手段によっ
て検出し、駆動制御手段が、この検出されたコードパタ
ーン記録位置情報に基づいて、駆動手段による撮像セン
サ及び／又はシート状記録媒体の移動を制御すること
で、記録されたコードパターンだけを読み取るようにし
たので、シート状媒体上にコードパターンがどのように
記録されていても効率よくコードパターンのみの読み取
りを素早く行うことができるようになる。従って、コー
ドパターンを効率良く機械的に読み取って元の情報を速
やかに再生出力すると共に、節電性を向上せしめたコー
ドパターン読取装置を提供することが可能となる。

【００１０】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を説明する前
に、本発明の理解を助けるために、先ず、本発明のコー
ドパターン読取装置の概要を説明しておく。図１の
（Ａ）は本発明のコードパターン読取装置の基本的ブロ
ック図であり、図２は本装置の機構の概要を示す図であ
る。

【００１１】本発明のコードパターン読取装置は、コー
ドパターン（ドットコード１０）が印刷記録された紙や
プラスチック等よりなるシート状媒体１００と撮像セン
サ１０２とを相対的に移動させながら、当該シート状媒
体１００から該コードパターンを光学的に読み取るよう
にしたものである。即ち、図２に示すように、当該装置
に挿入されたシート状媒体１００は、シート送りモータ
１０４、減速ギア列１０６、シート媒体送りローラ対１
０８で成るシート状媒体送り機構１１０により、所定の
シート状媒体送り方向に搬送され、撮像センサ移動モー
タ１１２、リードスクリュー１１４、ガイドシャフト１
１６で成る撮像センサ移動機構１１８により、撮像セン
サを上記シート状媒体送り方向と直交する方向に移動す
ることで、当該撮像センサ１０２における撮像面上での
大きさが該撮像面の大きさよりも大きい上記コードパタ
ーンを分割して撮像するように構成されている。

【００１２】また、本発明のコードパターン読取装置
は、図１の（Ａ）に示すように、シート状媒体移動部１
０４Ａとしての上記シート送りモータ１０４及び撮像セ
ンサ移動部１１２Ａとしての上記撮像センサ移動モータ
１１２を駆動制御する駆動制御部１２０と、上記撮像セ
ンサ１０２で撮像されたコードパターンに基づくデータ
を処理して元の情報に復元する復元部１２２と、この復
元部１２２で復元された情報を出力する音声及び映像再
生出力部１２４とを有している。なお、上記シート送り
モータ１０４及び撮像センサ移動モータ１１２として
は、ステッピングモータが用いられている。

【００１３】さらに、本発明のコードパターン読取装置
は、シート状記録媒体１００の予め決められた所定の位
置に印刷記録されたコードパターン記録位置情報を検出
するためのコードパターン記録位置情報検出部１２６を
備えている。即ち、図１の（Ｂ）に示すように、シート
状記録媒体１００には、図１５に示したようなドットコ
ード１０のようなコードパターン１０Ａが印刷記録さ
れ、予め決められた周辺位置にコードパターン記録位置
情報１２８Ａ，１２８Ｂが当該媒体の中心に関して点対
象に印刷記録されている。このコードパターン記録位置
情報１２８Ａ，１２８Ｂは、当該シート状記録媒体１０
０に印刷記録されたコードパターン１０Ａの該シート状
記録媒体における印刷記録位置を示すものである。この
場合、該コードパターン記録位置情報１２８Ａ，１２８
Ｂも、上記コードパターン１０Ａと同様に、ドットコー
ドの形態で印刷記録されている。

【００１４】而して、シート状媒体１００が当該コード
パターン読取装置に挿入されると、コードパターン記録
位置情報検出部１２６によりシート状媒体上に記録され
たコードパターン記録位置情報１２８Ａ（又は１２８
Ｂ）が検出される。検出されたコードパターン記録位置
情報は駆動制御部１２０に供給される。駆動制御部１２
０はコードパターン記録位置情報に従いシート状媒体移
動部１０４Ａと撮像センサ移動部１１２Ａを制御し、コ
ードパターン１０Ａが記録された部分のみ撮像センサ１
０２で読み取る。読み取られたコードパターン１０Ａは
復元部１２２により復元され、音声及び映像再生出力部
１２４で出力される。

【００１５】このようにコードパターン記録位置情報に
従いコードパターンを読み取るので、シート状媒体上に
どのようにコードパターンが配置されていても効率よく
読み取ることができる。

【００１６】以下、本発明の実施の形態を図面を参照し
て説明する。 ［第１の実施の形態］図３は、本実施の形態のコードパ
ターン読取装置の構成を示す図で、撮像センサ１０２
は、シート状媒体１００を照明するための照明１３０
と、シート状媒体１００上の像を撮像するためのＣＣＤ
１３２とから成る。駆動制御部１２０は、当該装置全体
を制御する制御部１３４、シート状媒体１００の挿入を
検出するシート挿入検出センサ１３６、挿入されたシー
ト状媒体１００が所定の原点位置に搬送されたことを検
出するためのシート原点センサ１３８、撮像センサ１０
２が所定の原点位置に移動されたことを検出するための
ヘッド原点センサ１４０、上記シート状媒体移動部１０
４Ａとしての上記シート送りモータ１０４を駆動制御す
るシート送りモータ制御部１４２、上記撮像センサ移動
部１１２Ａとしての上記撮像センサ移動モータ１１２を
駆動制御するヘッドスキャンモータ制御部１４４から構
成される。

【００１７】また、復元部１２２は、上記ＣＣＤ１３２
で撮像されたコードパターンをデコードするデコード処
理部１４６を備える。音声及び映像再生出力部１２４
は、上記デコード処理部１４６でデコードされたデータ
より音声及び映像を再生する再生処理部１４８と、これ
ら再生された音声及び映像を出力する音声出力部１５０
及び映像出力部１５２とから構成される。そして、コー
ドパターン記録位置情報検出部１２６は、上記デコード
処理部１４６でデコードされたコードパターン記録位置
情報よりコードパターンの記録位置を検出する位置情報
データ検出部１５４を備える。

【００１８】次に、このような構成のコードパターン読
取装置の動作を、図４及び図５に示す一連のフローチャ
ートに沿って説明する。即ち、当該装置の図示しない電
源スイッチのオンにより、先ず、制御部１２４は、当該
装置内の設定を初期化した後（ステップＳ１０）、シー
ト状媒体１００の挿入待ちとなる（ステップＳ１２）。

【００１９】そして、シート挿入検出センサ１３６によ
り、シート状媒体１００の挿入が検出されると、制御部
１３４は、ヘッドスキャンモータ制御部１４４を制御し
て撮像センサ移動モータ１１２を駆動し、撮像センサ１
０２を所定の原点位置に向けて移動させる（ステップＳ
１４）。そして、ヘッド原点センサ１４０がオンしたな
らば、つまり撮像センサ１０２が所定の原点位置に到達
したならば（ステップＳ１６）、ヘッドスキャンモータ
制御部１４４を制御して撮像センサ移動モータ１１２を
駆動停止させることで、撮像センサ１０２をその所定の
原点位置に停止させる（ステップＳ１８）。

【００２０】その後、制御部１３４は、シート送りモー
タ制御部１４２を制御してシート送りモータ１０４を駆
動し、挿入されたシート状媒体１００を所定の原点位置
に向けて搬送させる（ステップＳ２０）。そして、シー
ト原点センサ１３８がオンしたならば、つまりシート状
媒体１００が所定の原点位置に到達したならば（ステッ
プＳ２２）、シート送りモータ制御部１４２を制御して
シート送りモータ１０４を駆動停止させることで、シー
ト状媒体１００をその所定の原点位置に停止させる（ス
テップＳ２４）。

【００２１】次に、撮像センサ１０２による読み取りを
開始し（ステップＳ２６）、シート送りモータ制御部１
４２を制御してシート送りモータ１０４を駆動し、シー
ト状媒体１００をシート状媒体送り方向に搬送しなが
ら、且つヘッドスキャンモータ制御部１４４を制御して
撮像センサ移動モータ１１２を駆動し、撮像センサ１０
２を撮像センサ移動方向に移動させながら、シート状媒
体１００の予め決められたデフォルト位置にあるコード
パターン記録位置情報１２８Ａを読み取る（ステップＳ
２８）。

【００２２】このとき、デコード処理部１４６でデータ
に復元されたコードパターン記録位置情報１２８Ａは、
図６の（Ａ）に示すような構成となっている。即ち、
「ヘッダ」は、データファイルの種類を示し、このヘッ
ダは、コードパターン記録位置情報のデータファイルで
あることを示している。また、「スタートブロックアド
レス」は、記録されているコードパターン１０Ａの始ま
りのブロックアドレスを示し、「ブロック数」は、記録
されているコードパターン１０Ａの全ブロック数を示
す。「スタート位置Ｘ方向ステップ数」は、撮像センサ
原点位置から読み取るコードパターン１０Ａの始めの位
置まで撮像センサ１０２を移動するのに要するステッピ
ングモータである撮像センサ移動モータ１１２の駆動用
パルス数を示し、「スタート位置Ｙ方向ステップ数」
は、シート原点位置から読み取るコードパターン１０Ａ
の始めの位置までシート状媒体１００を送るのに要する
ステッピングモータであるシート送りモータ１０４の駆
動用パルス数を示している。そして、「コード領域Ｘ方
向ステップ数」は、撮像センサ移動方向にコードパター
ン１０Ａが存在する範囲を撮像センサ１０２で撮像する
ため移動させるのに必要な上記撮像センサ移動モータ１
１２の駆動パルス数を示し、「コード領域Ｙ方向ステッ
プ数」は、シート状媒体送り方向にコードパターン１０
Ａが存在する範囲を撮像センサ１０２で撮像するため移
動させるのに必要な上記シート送りモータ１０４の駆動
パルス数を示す。

【００２３】而して、位置情報データ検出部１５４は、
デコード処理部１４６によってデコードされたコードパ
ターン記録位置情報中からコードパターン始まり位置情
報（上記スタート位置Ｘ方向ステップ数及びスタート位
置Ｙ方向ステップ数）と記録範囲（上記コード領域Ｘ方
向ステップ数及びコード領域Ｙ方向ステップ数）とを検
出し、それらを制御部１３４に供給する（ステップＳ３
０）。

【００２４】制御部１３４は、シート送りモータ制御部
１４２を制御してシート送りモータ１０４を駆動し、シ
ート状媒体１００をシート状媒体送り方向に搬送させる
（ステップＳ３２）。そして、コードパターン始まり位
置情報の「スタート位置Ｙ方向ステップ数」に従って、
シート状媒体１００が上記コードパターン始まり位置に
到達したとき（ステップＳ３４）、シート送りモータ制
御部１４２を制御してシート送りモータ１０４を駆動停
止させることで、シート状媒体１００をコードパターン
始まり位置に停止させる（ステップＳ３６）。

【００２５】次に、制御部１３４は、コードパターン始
まり位置情報の「スタート位置Ｘ方向ステップ数」に従
って、ヘッドスキャンモータ制御部１４４を制御して撮
像センサ移動モータ１１２を駆動し、撮像センサ１０２
をコードパターン始まり位置に移動させる（ステップＳ
３８、ステップＳ４０）。なお、このときのＸ，Ｙ方向
への実際の送りステップ数は、原点位置からコードパタ
ーン記録位置情報１２８Ａの位置までの各Ｘ，Ｙ方向の
送りステップ数を減算した値である。

【００２６】こうして、コードパターン始まり位置まで
撮像センサ１０２が送ったならば、次に、制御部１３４
は、コードパターン１０Ａの読み取りを開始する（ステ
ップＳ４２）。

【００２７】まず、ヘッドスキャンモータ制御部１４４
を制御して撮像センサ移動モータ１１２を駆動し、撮像
センサ１０２を上記コードパターン始まり位置から撮像
センサ移動方向に「コード領域Ｘ方向ステップ数」分移
動しながらコードパターンを読み取る。そして、「コー
ド領域Ｘ方向ステップ数」分読み取り終わったならば
（ステップＳ４４）、シート送りモータ制御部１４２を
制御してシート送りモータ１０４を駆動し、シート状媒
体１００をシート状媒体送り方向に１ライン分搬送する
（ステップＳ４６）。そして、コードパターン記録位置
情報に記された「スタートブロックアドレス」から「ブ
ロック数」分の読み取りが終了したかどうか判断し（ス
テップＳ４８）、まだであれば上記ステップＳ４４に戻
り、上記処理を繰り返す。

【００２８】こうして、同様の動作を「コード領域Ｙ方
向ステップ数」分行い、コードパターン記録位置情報に
記された「スタートブロックアドレス」から「ブロック
数」分読み取ったことを確認したならば、次に、デコー
ド処理部１４６にてデコードを行なう（ステップＳ５
０）。またこのとき、制御部１３４は、シート送りモー
タ制御部１４２を制御してシート送りモータ１０４を駆
動し、シート状媒体１００をシート状媒体送り方向に搬
送して、当該コードパターン読取装置から排出する（ス
テップＳ５２）。そして、制御部１３４は、再生処理部
１４８に音声及び映像の再生を行わせ、これら再生され
た音声及び映像は、音声出力部１５０及び映像出力部１
５２によって出力される（ステップＳ５４）。

【００２９】以上の処理において、シート状媒体上を撮
像センサ１０２がたどる軌跡を図６の（Ｂ）に示す。次
に、シート状媒体１００を逆の方向から当該コードパタ
ーン読取装置に挿入した場合について説明する。

【００３０】シート状媒体上には、図１の（Ｂ）に示す
ように、コードパターン記録位置情報１２８Ａが記録さ
れている位置と反対側の対称の位置に、コードパターン
記録位置情報１２８Ｂが記録されている。当該コードパ
ターン読取装置にシート状媒体１００が逆方向から挿入
された場合は、まずこのコードパターン記録位置情報１
２８Ｂを読み取り、あとは正方向から挿入された場合と
同様の動作を行う。コードパターン記録位置情報１２８
Ｂには、上記コードパターン記録位置情報１２８Ａと同
様のデータが記録されており、コードパターン１０Ａの
始まりの位置だけが異なっている。この場合、コードパ
ターン１０Ａは、逆方向から読み取りが可能なように構
成されていることは勿論である。

【００３１】なお、図７の（Ａ）に示すように、２方向
にコードパターン記録位置情報１２８Ａ，１２８Ｂがあ
り、コードパターンもそれに対応したコードパターン１
０Ａ，１０Ｂを記録しておけば、同様の動作で２方向別
々のコードパターンを読み取って再生することが可能と
なる。さらに、図７の（Ｂ）に示すように、４方向にコ
ードパターン記録位置情報１２８Ｃ，１２８Ｄ，１２８
Ｅ，１２８Ｆがあり、コードパターンもそれに対応した
コードパターン１０Ｃ，１０Ｄ，１０Ｅ，１０Ｆを記録
しておけば、同様の動作で４方向別々のコードパターン
を読み取り再生することも可能である。

【００３２】以上コードパターンの記録位置及び領域を
ステッピングモータのステップ数で記録しておき、それ
を検出して制御する例を説明したが、本発明はこれに限
らず、ブロックアドレス及びブロック数でコードパター
ンの記録位置及び領域を記録しておき、それを検出して
制御するようなことも可能である。即ち、コードパター
ンは、１つのブロック１２が図１５に示すようなコード
ブロックになっており、１つのブロック１２のサイズは
決まっているので、図８の（Ａ）に示すように、シート
状媒体１００をこのコードブロックサイズに区切り、物
理的にブロックアドレス（以下、物理ブロックアドレス
と称する）をＸ方向，Ｙ方向それぞれに与えておき、図
８の（Ｂ）に示すように、コードパターン記録位置情報
にもこの物理ブロックアドレス及びブロック数で記録
し、この物理ブロックアドレス及びブロック数からモー
タ１０４，１１２の駆動量を算出して制御することも可
能である。

【００３３】また、以上の説明では、コードパターン記
録位置情報は、コードパターンと同様のコードパターン
で構成されているものとしたが、図９の（Ａ）に示した
ように、数字等の文字でなるコードパターン記録位置情
報１５６Ａ，１５６Ｂとして記録しておき、これを撮像
センサ１０２で撮像し、周知の文字認識技術によりコー
ドパターン記録位置情報を検出することも可能である。
あるいは、図９の（Ｂ）に示したように、周知のバーコ
ードによるコードパターン記録位置情報１５８Ａ，１５
８Ｂとして記録しておき、撮像センサ１０２とは別にラ
インセンサ等のバーコード読み取り用のセンサを設け
て、コードパターン記録位置情報を検出することも可能
である。

【００３４】このように、シート状媒体上に記録された
コードパターン記録位置情報に応じてコードパターンを
読み取るようにしたことにより、シート状媒体上に記録
されたコードパターンのみを読み取れるので、コードパ
ターンを読み取る効率がよくなり、読み取りを早く終え
ることができるようになる。［第２の実施の形態］次
に、本発明の第２の実施の形態を説明する。

【００３５】図１０は、本実施の形態の構成を示す図で
あり、上記第１の実施の形態と同様の部分については、
図１の（Ａ）と同じ参照番号を付してある。即ち、本実
施の形態は、上記第１の実施の形態の構成において、コ
ードパターン選択キー１６０を駆動制御部１２０に追加
した構成となっている。

【００３６】また、本実施の形態において用いられるシ
ート状媒体１００は、図１１の（Ａ）に示すように、互
いに異なる情報を含む複数のコードパターン１０Ｂ，１
０Ｃ，１０Ｄ，１０Ｅが各分離して記録され、且つ、一
つのコードパターン記録位置情報１６２Ａ（又は１６２
Ｂ）にそれぞれのコードパターンの記録位置情報を記録
したものである。

【００３７】本実施の形態のコードパターン読取装置
は、このような一つのコードパターン記録位置情報１６
２Ａ（又は１６２Ｂ）を検出することにより、複数のコ
ードパターン１０Ｂ，１０Ｃ，１０Ｄ，１０Ｅの内の操
作者が選択した所望のコードパターンを読み取るように
制御するというものである。

【００３８】この動作を、図１２及び図１３に示す一連
のフローチャートを参照して説明する。なお、上記第１
の実施の形態と同様の処理については、図４及び図５と
同じ参照番号を付してある。

【００３９】即ち、ステップＳ１０乃至ステップＳ２８
のシート状媒体１００が挿入されてシート状媒体上に記
録されたコードパターン記録位置情報１６２Ａ（又は１
６２Ｂ）を読み取るところまでは上記第１の実施の形態
と同様である。

【００４０】読み取られたコードパターン記録位置情報
は、図１４の（Ａ）又は（Ｂ）に示すようになってお
り、それぞれのコードパターンに対応したインデックス
情報であるところのコード名やコードパターン記録位置
情報が記録されている。即ち、「コード名」は、記録さ
れているコードパターンがカラオケ用のＭＩＤＩデータ
などの場合は楽曲名に対応するデータが記録されてい
る。

【００４１】而して、コードパターン記録位置情報を読
み取り終わったならば、制御部１３４は、上記「コード
名」に従って、再生処理部１４８を制御して、図１１の
（Ｂ）に示すような、コードパターンのコード名（楽曲
名）をリスト表示したコードパターン選択画面１６４
を、映像出力部１５２に出力させる（ステップＳ６
０）。そして、操作者が、コードパターン選択キー１６
０を操作して、読み取るコードパターンを選択するまで
待機する（ステップＳ６２）。なおこの場合、コードパ
ターン選択キー１６０は、選択キーと決定キーとを設け
ておき、選択キーを押すと順次選択が切り替わるように
して、決まったら決定キーを押すようにしても良いし、
選択するコードパターンの数だけ設けられた選択キーの
中から選んだキーを押すような構成にしても良い。

【００４２】操作者によりコードパターンが選択された
ならば、制御部１３４は、コードパターン記録位置情報
から選択されたコード名に対応するコードパターンの記
録位置情報を検出し（ステップＳ６４）、それに従って
読み取りを制御することになる。以降の処理は、上記第
１の実施の形態におけるステップＳ３２乃至ステップＳ
５４と同様である。

【００４３】このように、シート状媒体上に複数のコー
ドパターンが記録されたときも、操作者が読み取りたい
コードパターンをシート状媒体上に記録されたコードパ
ターン記録位置情報に応じて読み取るようにしたことに
より、すべてのコードパターンを読み取る必要もなく、
操作者により選択されたコードパターンのみ読み取れる
ので、コードパターンを読み取る効率がよくなり、読み
取りを早く終えることができる。

【００４４】なお、シート状記録媒体１００と撮像セン
サ１０２との相対的移動については、上記第１及び第２
の実施の形態に限定されることなく、シート状記録媒体
１００のみ、又は、撮像センサ１０２のみを移動させる
など、種々の態様が採用し得る。

【００４５】以上実施の形態に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可
能である。ここで、本発明の要旨をまとめると以下のよ
うになる。

【００４６】（１） 各種の情報を含むデータが光学的
に読み取り可能なコードパターンとして印刷記録された
シート状記録媒体から、該コードパターンを撮像する撮
像センサと、該撮像センサで撮像されたコードパターン
に基づくデータを処理して元の情報に復元する復元手段
と、上記復元手段で復元された情報を出力する出力手段
と、上記撮像センサと上記シート状記録媒体とを相対的
に移動させる駆動手段と、を具備し、上記撮像センサと
上記シート状記録媒体とを相対的に移動させながら、当
該撮像センサにおける撮像面上での大きさが該撮像面の
大きさよりも大きい上記コードパターンを分割して撮像
することにより、当該シート状記録媒体から該コードパ
ターンを光学的に読み取るようにしたコードパターン読
取装置であって、上記シート状記録媒体の予め決められ
た所定の位置には、当該シート状記録媒体に印刷記録さ
れたコードパターンの該シート状記録媒体における印刷
記録位置を示すためのコードパターン記録位置情報が設
けられており、上記シート状記録媒体から上記コードパ
ターン記録位置情報を検出するコードパターン記録位置
情報検出手段と、上記撮像センサが上記コードパターン
記録位置情報検出手段で検出された印刷記録位置のコー
ドパターンのみを撮像することができるように、当該検
出されたコードパターン記録位置情報に基づいて、上記
駆動手段による上記撮像センサ及び／又は上記シート状
記録媒体の移動を制御する駆動制御手段と、を具備する
ことを特徴とするコードパターン読取装置。

【００４７】即ち、シート状記録媒体上にコードパター
ンの記録位置を示したコードパターン記録位置情報を記
録しておき、これを検出して、記録されたコードパター
ンだけを読み取るようにしたので、シート状媒体上にコ
ードパターンがどのように記録されていても効率よくコ
ードパターンのみの読み取りを素早く行うことができる
ようになる。

【００４８】（２） 上記駆動手段は、上記撮像センサ
を上記シート状記録媒体に対する第１の方向へ移動させ
るための第１の駆動手段と、上記シート状記録媒体を上
記第ｌの方向と直交する第２の方向へ移動させるための
第２の駆動手段とから構成され、上記駆動制御手段は、
上記撮像センサが上記コードパターン記録位置情報検出
手段で検出された印刷記録位置のコードパターンのみを
撮像することができるように、当該検出されたコードパ
ターン記録位置情報に基づいて、上記第１の駆動手段の
上記撮像センサに対する移動及び上記第２の駆動手段の
上記シート状記録媒体に対する移動を各制御するように
構成されたものであることを特徴とする（１）に記載の
コードパターン読取装置。

【００４９】即ち、駆動手段を２方向独立で持っている
ため制御が容易にでき、さらに、所定の一の方向につい
ては、撮像センサのみを移動させているため装置全体が
小型化できる。

【００５０】（３） 上記コードパターン記録位置情報
は、上記シート状記録媒体に光学的に読み取り可能に印
刷記録されたものであり、上記撮像センサは、上記コー
ドパターン記録位置情報検出手段として共用されるよう
に構成されたことを特徴とする（１）に記載のコードパ
ターン読取装置。

【００５１】即ち、撮像センサをコードパターン記録位
置情報検出手段と共用するようにしたので、別センサが
要らず、装置を安価かつ小型にできる。 （４） 上記コードパターン記録位置情報は、上記コー
ドパターンと同一フォーマットの光学的に読み取り可能
なコードパターンとして印刷記録されたものであること
を特徴とする（３）に記載のコードパターン読取装置。

【００５２】即ち、コードパターン記録位置情報をコー
ドパターンと同一フォーマットにしたので、処理回路を
共用できる。また、シート状記録媒体自体の製造も簡便
化できる。

【００５３】（５） 上記コードパターン記録位置情報
は、上記シート状記録媒体の少なくとも周辺部に設けら
れていることを特徴とする（１）に記載のコードパター
ン読取装置。

【００５４】即ち、コードパターン記録位置情報をシー
ト状媒体の周辺に配置したので、必然的に読み取りの初
期段階でコードパターン記録位置情報を検出でき、所期
の目的を達成する上で好ましい態様となる。

【００５５】（６） 上記コードパターン記録位置情報
は、上記シート状記録媒体に複数個設けられ、該複数個
のコードパターン記録位置情報が、上記シート状記録媒
体の中心に関してそれぞれ点対称な位置に設けられてい
ることを特徴とする（５）に記載のコードパターン読取
装置。

【００５６】即ち、コードパターン記録位置情報をシー
ト状媒体の中心に関してそれぞれ点対称の位置に配置し
たので、シート状媒体を当該コードパターン読取装置に
挿入する方向に関係なくコードパターン記録位置情報は
決まった位置にくるので、コードパターン記録位置情報
の検出が必然的に読み取りの初期段階で、確実に行え
る。

【００５７】（７） 上記コードパターン記録位置情報
は、上記駆動手段による上記撮像センサ及び／又は上記
シート状記録媒体の所定の基準位置からの移動制御量に
係る情報であることを特徴とする（１）に記載のコード
パターン読取装置。

【００５８】即ち、コードパターン記録位置情報はシー
ト状媒体上の所定の基準位置からの移動制御量として記
録されているため、シート状媒体のサイズに関係なく基
準位置から移動させれば良いので、シート状媒体の種類
を多く、また、簡単にできる。

【００５９】（８） 上記シート状記録媒体には、互い
に異なる情報を含む複数個のコードパターンが各分離し
て印刷記録されており、上記コードパターン記録位置情
報は、上記複数個の各コードパターンがそれぞれ含む情
報の概要を表す各インデックス情報を含むものであり、
上記コードパターン読取装置は、上記コードパターン記
録位置情報検出手段が検出したコードパターン記録位置
情報に基づいて、上記各インデックス情報を操作者に知
覚させるインデックス情報出力手段と、上記インデック
ス情報出力手段で知覚した複数個の情報のうち、所望の
出力すべき情報を操作者が選択するための選択手段と、
を更に具備することを特徴とする（１）に記載のコード
パターン読取装置。

【００６０】即ち、複数のコードパターンが記録された
場合にコードパターン記録位置情報にそれぞれのコード
パターンのインデックス情報を記録しておき、これを検
出して操作者に知らせて選択させるようにしたので、再
生したいコードパターンを操作者が容易に選択し再生さ
せることができる。

【００６１】

【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
シート状記録媒体上に光学的に読み取り可能に印刷記録
されたコードパターンの印刷記録位置を検出することに
より、当該コードパターンを効率良く機械的に読み取っ
て元の情報を速やかに再生出力すると共に、節電性を向
上せしめたコードパターン読取装置を提供することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】（Ａ）は本発明のコードパターン読取装置の基
本ブロック構成図であり、（Ｂ）はシート状媒体上に記
録されたコードパターン記録位置情報とコードパターン
を示す図である。

【図２】本発明のコードパターン読取装置の機構の概略
を示す図である。

【図３】本発明の第１の実施の形態に係るコードパター
ン読取装置のブロック構成図である。

【図４】第１の実施の形態に係るコードパターン読取装
置の一連の動作フローチャートの内の前半部分を示す図
である。

【図５】第１の実施の形態に係るコードパターン読取装
置の一連の動作フローチャートの内の後半部分を示す図
である。

【図６】（Ａ）は第１の実施の形態におけるコードパタ
ーン記録位置情報のデータ構成を示す図であり、（Ｂ）
はコードパターン読み取りの軌跡を示す図である。

【図７】（Ａ）及び（Ｂ）はそれぞれ第１の実施の形態
におけるシート状媒体上に記録されたコードパターン記
録位置情報とコードパターンの別の例を示す図である。

【図８】（Ａ）はシート状媒体上の物理アドレスを示す
図であり、（Ｂ）は第１の実施の形態におけるコードパ
ターン記録位置情報のデータ構成の別の例を示す図であ
る。

【図９】（Ａ）及び（Ｂ）はそれぞれ第１の実施の形態
におけるコードパターン記録位置情報の別の例を示す図
である。

【図１０】本発明の第２の実施の形態に係るコードパタ
ーン読取装置のブロック構成図である。

【図１１】（Ａ）は第２の実施の形態におけるシート状
媒体上に記録されたコードパターン記録位置情報とコー
ドパターンを示す図であり、（Ｂ）はコードパターン選
択画面の一例を示す図である。

【図１２】第２の実施の形態に係るコードパターン読取
装置の一連の動作フローチャートの内の前半部分を示す
図である。

【図１３】第２の実施の形態に係るコードパターン読取
装置の一連の動作フローチャートの内の後半部分を示す
図である。

【図１４】（Ａ）及び（Ｂ）はそれぞれ第２の実施の形
態におけるコードパターン記録位置情報のデータ構成の
例を示す図である。

【図１５】コードパターンの物理フォーマット構成を示
す図である。

【符号の説明】

１０ ドットコード １０Ａ，１０Ｂ，１０Ｃ，１０Ｄ，１０Ｅ，１０Ｆ コ
ードパターン １２ ブロック １４ データエリア １６ マーカ １８ ブロックアドレスパターン ２０ 撮像センサの撮像面 １００ シート状媒体 １０２ 撮像センサ １０４Ａ シート状媒体移動部 １１２Ａ 撮像センサ移動部 １２０ 駆動制御部 １２２ 復元部 １２４ 音声及び映像再生出力部 １２６ コードパターン記録位置情報検出部 １２８Ａ，１２８Ｂ，１２８Ｃ，１２８Ｄ，１２８Ｅ，
１２８Ｆ，１５６Ａ，１５６Ｂ，１５８Ａ，１５８Ｂ，
１６２Ａ，１６２Ｂ コードパターン記録位置情報 １３４ 制御部 １４６ デコード処理部 １５４ 位置情報データ検出部 １６０ コードパターン選択キー １６４ コードパターン選択画面

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 各種の情報を含むデータが光学的に読み
   取り可能なコードパターンとして印刷記録されたシート
   状記録媒体から、該コードパターンを撮像する撮像セン
   サと、 該撮像センサで撮像されたコードパターンに基づくデー
   タを処理して元の情報に復元する復元手段と、 上記復元手段で復元された情報を出力する出力手段と、 上記撮像センサと上記シート状記録媒体とを相対的に移
   動させる駆動手段と、 を具備し、上記撮像センサと上記シート状記録媒体とを
   相対的に移動させながら、当該撮像センサにおける撮像
   面上での大きさが該撮像面の大きさよりも大きい上記コ
   ードパターンを分割して撮像することにより、当該シー
   ト状記録媒体から該コードパターンを光学的に読み取る
   ようにしたコードパターン読取装置であって、 上記シート状記録媒体の予め決められた所定の位置に
   は、当該シート状記録媒体に印刷記録されたコードパタ
   ーンの該シート状記録媒体における印刷記録位置を示す
   ためのコードパターン記録位置情報が設けられており、 上記シート状記録媒体から上記コードパターン記録位置
   情報を検出するコードパターン記録位置情報検出手段
   と、 上記撮像センサが上記コードパターン記録位置情報検出
   手段で検出された印刷記録位置のコードパターンのみを
   撮像することができるように、当該検出されたコードパ
   ターン記録位置情報に基づいて、上記駆動手段による上
   記撮像センサ及び／又は上記シート状記録媒体の移動を
   制御する駆動制御手段と、 を具備することを特徴とするコードパターン読取装置。
2. 【請求項２】 上記駆動手段は、上記撮像センサを上記
   シート状記録媒体に対する第１の方向へ移動させるため
   の第１の駆動手段と、上記シート状記録媒体を上記第ｌ
   の方向と直交する第２の方向へ移動させるための第２の
   駆動手段とから構成され、 上記駆動制御手段は、上記撮像センサが上記コードパタ
   ーン記録位置情報検出手段で検出された印刷記録位置の
   コードパターンのみを撮像することができるように、当
   該検出されたコードパターン記録位置情報に基づいて、
   上記第１の駆動手段の上記撮像センサに対する移動及び
   上記第２の駆動手段の上記シート状記録媒体に対する移
   動を各制御するように構成されたものであることを特徴
   とする請求項１に記載のコードパターン読取装置。
3. 【請求項３】 上記コードパターン記録位置情報は、上
   記シート状記録媒体に光学的に読み取り可能に印刷記録
   されたものであり、 上記撮像センサは、上記コードパターン記録位置情報検
   出手段として共用されるように構成されたことを特徴と
   する請求項１に記載のコードパターン読取装置。
4. 【請求項４】 上記コードパターン記録位置情報は、上
   記コードパターンと同一フォーマットの光学的に読み取
   り可能なコードパターンとして印刷記録されたものであ
   ることを特徴とする請求項３に記載のコードパターン読
   取装置。
5. 【請求項５】 上記コードパターン記録位置情報は、上
   記シート状記録媒体の少なくとも周辺部に設けられてい
   ることを特徴とする請求項１に記載のコードパターン読
   取装置。
6. 【請求項６】 上記コードパターン記録位置情報は、上
   記シート状記録媒体に複数個設けられ、 該複数個のコードパターン記録位置情報が、上記シート
   状記録媒体の中心に関してそれぞれ点対称な位置に設け
   られていることを特徴とする請求項５に記載のコードパ
   ターン読取装置。
7. 【請求項７】 上記コードパターン記録位置情報は、上
   記駆動手段による上記撮像センサ及び／又は上記シート
   状記録媒体の所定の基準位置からの移動制御量に係る情
   報であることを特徴とする請求項１に記載のコードパタ
   ーン読取装置。
8. 【請求項８】 上記シート状記録媒体には、互いに異な
   る情報を含む複数個のコードパターンが各分離して印刷
   記録されており、 上記コードパターン記録位置情報は、上記複数個の各コ
   ードパターンがそれぞれ含む情報の概要を表す各インデ
   ックス情報を含むものであり、 上記コードパターン読取装置は、 上記コードパターン記録位置情報検出手段が検出したコ
   ードパターン記録位置情報に基づいて、上記各インデッ
   クス情報を操作者に知覚させるインデックス情報出力手
   段と、 上記インデックス情報出力手段で知覚した複数個の情報
   のうち、所望の出力すべき情報を操作者が選択するため
   の選択手段と、 をさらに具備することを特徴とする請求項１に記載のコ
   ードパターン読取装置。