JPH1185844A - 求人及び求職方法とこれを支援するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パートタイマー及び／又はアルバイトに於け
る求人及び求職が容易に行える新規な方法とこれを支援
するための装置を提供すること。 【解決手段】 求職カードを発行する会員組織を構成し
てなる求職者と雇用者との間にコンピュータを介在せし
めた通信手段を設け、求職者が希望する就労時間、時間
帯、業種、賃金などの就労条件を前記通信手段に入力又
は告知し、雇用者の提示している条件と合致するか或い
は合致するものを選択した場合に就労が可能であること
の表示を行う。表示は端末機に接続されるディスプレイ
装置により行う。装置を構成する機器は会員組織主催者
が管理する中央処理装置１に主催者側端末機２、雇用者
側端末機４、求職者側端末機３がそれぞれ通信回線で結
ばれており求職者側端末機には求職カード照会機５と雇
用承諾券発行機６が接続されていて雇用が成立した場合
に雇用承諾券が発行される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、パートタイマー、
アルバイト等の求人及び求職方法とこれを支援するため
の装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】求人及び求職については公共職業安定所
をはじめ職業紹介誌により情報を得るのが一般的であ
る。一方新卒者の採用は毎年三月をめどに各方面で行わ
れておりその状況は広く報道され社会の注目を集めると
ころである。永続的な就職または雇用とは別に特定の時
間帯や期間に就労を希望する者或いは求人を希望する者
においては新聞の折り込み広告が地域に密着した情報と
して双方に有効な手段となっている。反面、求職者は個
人情報を発信する手段は殆どなく口コミによる求職情報
のみに留まっている。実際個人の求職情報を発信しよう
と思えば費用もかさむことでもあり雇用者の目に留まる
確率も極めて少ないと思われる。

【０００３】特定の時間帯や期間に就労を希望するいわ
ゆるパートタイマーやアルバイト等の情報に於いても雇
用者側の情報即ち求人情報しか無く通勤可能な近距離の
求職に限れば職業紹介誌は情報が多すぎるきらいがあり
選択に困難をきわめるものである。これらの事情から簡
易に個人の求職情報と雇用者の求人情報が合致可能に構
成される手段があれば好都合である。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】求人及び求職が容易に
行える新規な方法とこれを支援するための装置を提供す
ることである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、一日の就労時
間が７時間未満及び／又は午後より深夜早朝に至るパー
トタイマー及び／又はアルバイト等の求職者と雇用者又
は少なくとも一方の代理人との間にコンピュータを介在
せしめた通信手段を設け、求職者又はその代理人が希望
する就労時間、時間帯、業種、職種、賃金又は賃金巾な
どの就労条件を前記通信手段に入力又は告知し、雇用者
或いはその代理人の提示している条件と合致するか或い
は合致するものを選択した場合に就労が可能であること
の表示を行う。表示は後述する告知手段により行うよう
にする。装置を構成する機器は中央処理装置、主催者
側、雇用者側、求職者側にそれぞれ端末機が設置され通
信回線で結ばれており求職者側端末機には求職カード照
会機と雇用承諾券発行機が接続されている。

【０００６】前記装置のうち求職者側端末機の利用度の
高い設置個所として大学に於ける求職担当部署が挙げら
れる。また、人の集まる比較的落ちついた場所としては
スーパーやコンビニエンスストアが適しており集客の一
助となる。

【０００７】また、前記求職者が、少なくとも求職を定
款の一つとするか或いは目的とする会員組織を構成して
身元を明確にすることで求職者の信頼性を高める。会員
には雇用者も含まれる。

【０００８】そして、前記求職者に磁気データ等コンピ
ュータを介在させた機器で識別可能な求職カードを発行
する会員組織を構成して前記求職カードを前記装置に挿
通することで求職者の身元情報を瞬時に入力することが
できるようにする。これらの身元情報の一部はバーコー
ド表示してもよい。

【０００９】更に、前記身元情報に加えて職歴や評価点
も会員組織の主催者側の中央処理装置に入力しランク付
けしておけば評価点の高い求職者は有利な条件にて職を
求めることができるようにする。但し前記職歴、評価点
は雇用者側の端末機にて閲覧できることとし雇用者はパ
ートタイムやアルバイトが終了した時点で当該職務の評
価点を前記中央処理装置に入力するものとする。評価点
はＡ，Ｂ，Ｃの３段階が妥当である。

【００１０】また、求職者が就労可能時期及び期間、求
職地域などを指定し雇用物件を予約できるようにする。

【００１１】求職と雇用の各条件が合致するか或いは合
致するものを選択した場合に求職者が前記装置内の求職
確認ボタンを押すことで承諾の応答が告知されるか雇用
承諾券を発券する。この場合雇用者側から直ぐに応答が
あればよいが電話やファクシミリで問い合わせることが
できるほか雇用承諾券が打ち出され装置設置場所の管理
者が保管するようにしてもよい。

【００１２】求人及び求職情報の告知又は伝達手段が電
話、ファクシミリ、電光掲示板、プロジェクター、液晶
あるいはＣＲＴディスプレイなど各種表示装置のほか音
声（合成音声を含む）等が好適に用いられる。電光掲示
板、プロジェクターは多数の人に同時に情報を伝達でき
るのでイベント関連の多人数のアルバイトなどの求人に
は有効であり液晶あるいはＣＲＴディスプレイは情報の
即時交信が可能である。又音声は一過性であるが求人情
報を耳を通じて伝達したり特定の求職者を呼び出す時な
ど注意を喚起できて都合がよい。

【００１３】前記装置の所有者、賃借主、設置主、管理
主等の少なくとも一つが取得すべき口銭即ち利益、手数
料、通信費、使用料、償却費などを一括又は個別にその
負担額を求職者及び／又は雇用者から回収するようにし
維持管理の費用やカード会員組織の運営費用に充当させ
る。

【００１４】

【発明の実施の形態】発明の実施の形態を図を用いて説
明する。先ず本発明に於いて求職者等はその主催者の元
に会員を組織し主催者は求職カードを発行する。求職カ
ードは磁気記録部を有しており求職者の簡単な個人情報
を記録している。図１は本発明装置の構成図であり、１
は中央処理装置（ＣＰＵ）で求職会員の個人情報と雇用
者側の求人情報を全て記録しその管理は会員組織主催者
側端末機２により行われる。求職者側端末機３と雇用者
側端末機４は中央処理装置１とバス（一般的には通信回
線が用いられる）で接続されており求人、求職情報を相
互に読みとることができるが後述する求職者の評価点に
ついてはアクセス制御され求職者は読むことが出来ない
ようになっている。求職者側端末機には求職カード照会
機５及び雇用承諾券発行機６が接続されており、求人情
報と求職情報が合致し当該雇用者が承諾ボタンを押して
採用が決まれば承諾券を発行するものである。求人情報
と求職情報が合致するのは求職者が希望職種、期間、希
望賃金を入力して求人情報を検索するか求人情報を閲覧
して希望の求人欄を選択することで達成される。また求
職カードをカード照会機５に挿通すれば図２に示す画面
７ａに氏名、性別、年齢、会員番号が記載され装置の操
作が可能となる。求職者の会員番号、性別、年齢等はバ
ーコード表示してもよくバーコードリーダーで読みとら
せて同様の画面が表示されるようにしてもよい。更に画
面７ａに於いて、画面左上の求職、求人、予約欄から求
職を選択すると雇用者側の情報が表示される。項目とし
て地域名、職種、会社名、期間、時間帯、賃金等が表示
されスクロールバー８の操作で多数の求人欄を読むこと
が出来る。求職者はこれら求人欄の内から希望のものを
ポインティングデバイス（マウス）により選択するとと
もに申し込みボタン９を選択する。図３に示す画面７ｂ
は雇用者側の画面であり画面左上の求職、求人、予約欄
から求人を選択し更に雇用者のパスワードを入力すれば
当該雇用者を希望する求職者が列記される。もし当該雇
用者を希望する求職者がない場合は続けて求職者一覧表
を閲覧し適当と思われる求職者を選択して承諾ボタンを
選択してもよい。この場合は求職者の合意が必要とな
る。この画面７ｂは各求職者の評価点と詳細欄が設けら
れており詳細欄を選択すると求職者の人物評が表示され
求職者等のうち適当と思われる者を選択し承諾ボタン１
０を選択する。

【００１５】雇用者側の承諾ボタン１０が選択された場
合、求職者が端末機の近くに居るときであればよいが一
般的に少なくとも半日は遅れるから端末機の側で待って
いることはないと思われる。従って承諾の情報は一旦中
央処理装置１に記録され再び求職者が求職カードをカー
ド照会機に挿通し求人欄の中からすでに申し込んだ雇用
者を選択すれば承諾ボタンが点滅するようにする。他の
方法として雇用者が承諾ボタンを選択したときに求職者
側端末機３に接続された雇用承諾券発行機６から雇用承
諾券を発行し当該端末機の管理者が雇用承諾券を保管し
てもよい。求職者は求職カードを提示して雇用承諾券を
前記管理者から受け取り雇用者に電話、ファクシミリ等
の手段で確認の連絡をすればよく安心できる。

【００１６】雇用者は所定のアルバイト又はパートタイ
ムが終了したら会員組織主催者に対して当該求職者の評
価をＡ，Ｂ，Ｃの３段階にて連絡する。この評価点は求
職者の個人情報として中央処理装置１に蓄積され次の求
職に役立てるものである。なお初めて求職する者は評価
点はＦとして記録される。

【００１７】本発明に於いては、アルバイト或いはパー
トタイマーの予約が可能である。まず求職希望者は求職
カードをカード照会機５に挿通し画面左上の予約を選択
して図４に示す求職予約の画面７ｃを得る。要件の入力
は端末機のキーボードを操作する必要があり本人が不慣
れな場合は前出の端末機管理者に委ねてもよい。入力項
目としては希望地域、職種、期間、時間帯、希望賃金な
どである。入力後申し込みボタン９を選択することで中
央処理装置１に記録され会員組織主催者側端末機２の担
当者はこの申し込みを受けて求人情報に照会し時間の経
過とともに該当する求人があれば優先的に当該求職者に
紹介される。

【００１８】求人及び求職情報の告知或いは伝達手段は
上述した端末機に接続された液晶あるいはＣＲＴディス
プレイの他に電話、ファクシミリ、電光掲示板、プロジ
ェクターなど各種表示装置のほか音声（合成音声を含
む）等が好適に用いられる。本発明に於ける求職者側端
末機の設置場所はスーパー、コンビニエンスストア等人
の集まる所のほか大学の就職や学生アルバイトの斡旋を
担当する部署が好ましく就職活動の一助となる。このよ
うな場所で電光掲示板、プロジェクターは多数の人に同
時に情報を伝達できるから集客の一助にもなり大規模の
催し物、イベント関連の会場整理など短期間に多数のア
ルバイトが欲しいときなど求人には有効である。又音声
は一過性であるが求人情報を耳を通じて伝達したり特定
の求職者を呼び出す時など注意を喚起できて都合がよ
い。

【００１９】本発明に用いられる機器類の所有者、賃借
主、設置主、管理主、会員組織主催者に該当する者は本
発明の方法を実施及び維持管理するために少なくとも通
信費、使用料、償却費を捻出するとともに利益を上げて
運営費用に充当させなければならない。会員構成は、雇
用者及び求職者からなるから入会時に会費を徴収するほ
かアルバイトやパートタイムが契約され該契約が終了し
た時点で支払われる賃金の中から所定の割合にて負担金
を徴収するか雇用者から徴収する必要がある。これらの
徴収される費用は一旦会員組織主催者に集められ一部が
所有者、賃借主、設置主、管理主等に分配される。

【００２０】

【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、求
職者が自らの求職希望情報を発信できるほかアルバイト
やパートタイムの地域に密着した求人情報を閲覧できる
ので効率の良い就労を確保できる。雇用者側に於いても
求職者の適正と資質を考慮した上で安心して採用でき
る。又本発明装置を設置する場所が大学の求職担当部署
であれば学生にとっては好都合であり就職活動の一助と
もなり、スーパーやコンビニエンスストア等の場合は情
報提供基地として顧客に対するサービスとし得るので収
客率向上にも役立つものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明装置の構成説明図である。

【図２】本発明装置に於ける求職者側のＣＲＴディスプ
レイ画面図である。

【図３】本発明装置に於ける雇用者側のＣＲＴディスプ
レイ画面図である。

【図４】本発明装置に於ける求職予約のＣＲＴディスプ
レイ画面図である。

【符号の簡単な説明】

１ 中央処理装置（ＣＰＵ） ２ 会員組織主催者側端末機 ３ 求職者側端末機 ４ 雇用者側端末機 ５ カード照会機 ６ 雇用承諾券発行機 ７ａ，７ｂ，７ｃ ＣＲＴ画面 ８ スクロールバー ９ 申し込みボタン １０ 承諾ボタン

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 一般の求職者及び／又は午後より深夜早
   朝に至るパートタイマー及び／又はアルバイト等の求職
   者と雇用者又は少なくとも一方の代理人との間にコンピ
   ュータを介在せしめた通信手段を設け、求職者又はその
   代理人が希望する就労時間、時間帯、業種、職種、賃金
   又は賃金巾などの就労条件を前記通信手段に入力又は告
   知し、雇用者或いはその代理人の提示している条件と合
   致するか或いは合致するものを選択した場合に就労を可
   能にする求人及び求職方法とこれを支援するための装
   置。
2. 【請求項２】 請求項１に記載の装置の設置される個所
   の一つが大学に於ける求職担当部署であることを特徴と
   する求人及び求職方法とこれを支援するための装置。
3. 【請求項３】 前記求職者が少なくとも求職を定款或い
   は目的とする会員組織を構成していることを特徴とする
   請求項１及び２に記載の求人及び求職方法。
4. 【請求項４】 前記求職者に磁気データ等コンピュータ
   を介在させた機器で身元情報が識別可能な求職会員カー
   ド（以下、求職カードという）を発行する会員組織を構
   成していることを特徴とする請求項１から３の各項に記
   載の求人及び求職方法。
5. 【請求項５】 前記求職カードの身元情報に加えて職
   歴、評価点等を会員組織の主催者が管理する中央処理装
   置に記録し雇用者側端末機にて前記職歴、評価点等を閲
   覧可能にした請求項１から４に記載の求人及び求職方法
   とこれを支援するための装置。
6. 【請求項６】 就労可能時期及び期間、求職地域などを
   指定し雇用物件を予約する請求項１から５に記載の求人
   及び求職方法。
7. 【請求項７】 求職と雇用の各条件が合致するか或いは
   合致するものを選択した場合、前記装置内の求職確認ボ
   タンを押すことで承諾の応答が告知されるか雇用承諾券
   を発券する請求項１に記載の求人及び求職方法とこれを
   支援するための装置。
8. 【請求項８】 求職情報の告知或いは伝達手段が電話、
   ファクシミリ、電光掲示板、プロジェクター、液晶ある
   いはＣＲＴディスプレイなど各種表示装置のほか音声
   （合成音声を含む）からなる請求項１，２，５，７の各
   項に記載の求人及び求職を支援する装置。
9. 【請求項９】 請求項１，２，５，７，８の各項に記載
   の装置の所有者、賃借主、設置主、管理主等の少なくと
   も一つが取得すべき口銭即ち利益、手数料、通信費、使
   用料、償却費などを一括又は個別にその負担額を求職者
   及び／又は雇用者から回収するようにした求人及び求職
   方法とこれを支援するための装置。