JPH1185528A - 情報処理装置、ソフトウエア配布方法および記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、ソフトウエア配布方法および記録媒体

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JPH1185528A
JPH1185528A JP9243925A JP24392597A JPH1185528A JP H1185528 A JPH1185528 A JP H1185528A JP 9243925 A JP9243925 A JP 9243925A JP 24392597 A JP24392597 A JP 24392597A JP H1185528 A JPH1185528 A JP H1185528A
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JP
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client
server
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JP9243925A
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Shinichi Kawaura
伸一 川浦
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 サーバからクライアントへソフトウエアを効
率的に配布する。 【解決手段】 サーバ10からクライアント20へソフ
トウエアを配布するにあたり、クライアント20が、サ
ーバ10に格納されているサーバ側版数管理情報とクラ
イアント20に格納されているクライアント側版数管理
情報とを照合して、サーバ側版数管理情報のうちクライ
アント側版数管理情報と一致しない情報を差分情報とし
てサーバ10に転送する。そして、サーバ10は、差分
情報に対応するソフトウエアをクライアント20へ配布
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、クライアント/
サーバ方式において、サーバからクライアントへソフト
ウエアを配布する装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のソフトウエア配布方法の一例が、
文献:「特開平3−286345号公報」に開示されて
いる。この文献に開示の方法によれば、バージョンアッ
プしたソフトウエアの配布に先立ち、配布先の宛先を登
録しておく。そして、ソフトウエアがバージョンアップ
されると、この宛先を検索して、検索された宛先へバー
ジョンアップされたソフトウエアを配布する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ソフトウエアの配布方法においては、バージョンアップ
されたソフトウエアを、配布元のサーバから配布先のク
ライアントへ自動的に配布していた。その結果、クライ
アントにバージョンアップされたそのソフトウエアが既
に存在している場合には、配布の必要のないソフトウエ
アを配布してしまうという問題点があった。
【0004】また、従来のソフトウエア配布方法では、
バージョンアップに限らず、新たなソフトウエアをサー
バからクライアントへ配布する場合にも、すでにクライ
アントに存在するソフトウエアと同一のものを改めて配
布してしまう場合があり得る。
【0005】このため、サーバからクライアントへソフ
トウエアを配布するにあたり、より効率的な配布処理の
実現が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】この出願に係る発明者
は、種々の検討および研究を重ねた結果、ソフトウエア
の配布にあたり、クライアントで管理しているソフトウ
エアについての情報と、サーバで管理しているソフトウ
エアの情報とを照合して、クライアントで管理されてい
ないソフトウエアのみを配布すれば、効率的な配布が可
能になることに想到した。しかし、このソフトウエアの
情報どうしの照合をサーバにおいて行なったのでは、サ
ーバに複数のクライアントからの照合が集中する結果、
サーバの負担が増大してサーバ本来の処理の実効が妨げ
られるおそれがある。そこで、この発明者は、この照合
を各クライアントにおいて行なえば、サーバの負担が増
大することを回避できることに想到した。
【0007】(第1の情報処理装置)そこで、この発明
の第1の情報処理装置によれば、クライアント/サーバ
方式の情報処理装置を構成するサーバとクライアントと
を具え、サーバの記憶領域に、当該サーバが管理対象と
するソフトウエアと、当該ソフトウエアの版数について
のサーバ側版数管理情報とを格納してあり、クライアン
トの記憶領域に、当該クライアントが管理対象とするソ
フトウエアと、当該ソフトウエアの版数についてのクラ
イアント側版数管理情報とを格納してある情報処理装置
であって、クライアントは、サーバから当該クライアン
トへのソフトウエアの配布にあたり当該サーバから当該
クライアントへ転送された前記サーバ側反す管理情報と
クライアント側版数管理情報とを照合して、サーバ側版
数管理情報のうちクライアント側版数管理情報と一致し
ない情報を差分情報としてサーバに転送する構成として
あり、サーバは、差分情報に対応するソフトウエアを当
該サーバからクライアントへ配布する構成としてあるこ
とを特徴とする。
【0008】このように、この発明の第1の情報処理装
置によれば、サーバからクライアントへソフトウエアを
配布するにあたり、サーバ側版数管理情報と、クライア
ント側版数管理情報とを、クライアントにおいて照合す
る。クライアントにおいて照合を行なうことにより、サ
ーバにおいて照合を行なう場合に比べて、サーバの負担
の増大を抑制することができる。
【0009】そして、照合の結果得られた差分情報に対
応するソフトウエアをサーバからクライアントへ配布す
る。その結果、クライアントにすでに存在するソフトウ
エアと版数が同一のソフトウエアをサーバからクライア
ントへ重複して配布することを防止することができる。
このため、配布処理の効率化を図ることができる。
【0010】(第2の情報処理装置)また、この発明の
第2の情報処理装置によれば、クライアント/サーバ方
式の情報処理装置を構成するサーバとクライアントとを
具え、サーバは、サーバ側照合部と、サーバ側管理部と
を具え、サーバ側管理部の記憶領域に、当該サーバにお
ける管理対象のソフトウエアと、当該ソフトウエアに関
するサーバ側管理情報と、当該ソフトウエアに関するサ
ーバ側版数管理情報とを格納してあり、サーバ側管理情
報は、クライアントの種類を識別するための種類識別子
と、当該種類識別子に属するソフトウエアグループを識
別するためのグループ識別子と、当該グループ識別子の
版数とを含み、サーバ側版数管理情報は、グループ識別
子と、当該グループ識別子の版数と、ソフトウエアグル
ープに属する個々のソフトウエアの管理名と、当該ソフ
トウエアのインストール名と、当該ソフトウエアの版数
とを含み、クライアントは、クライアント側照合部と、
クライアント側管理部とを具え、クライアント側管理部
の記憶領域に、クライアントの種類を表す種類識別子
と、当該クライアントにおける管理対象のソフトウエア
と、当該ソフトウエアに関するクライアント側版数管理
情報とを格納してあり、クライアント側管理部は、一時
記憶部を具え、クライアント側版数管理情報は、クライ
アントにおける管理対象のソフトウエアの管理名と、当
該ソフトウエアのインストール名と、当該ソフトウエア
の版数とを含む情報処理装置であって、クライアント側
管理部は、ソフトウエアの配布にあたり、種類識別子を
サーバ側照合部へ転送する構成としてあり、サーバ側照
合部は、サーバ側管理部からサーバ側管理情報を読出
し、当該サーバ側管理情報と前記種類識別子とを照合し
て、サーバ側管理情報のうちの当該種類識別子に属する
ソフトウエアグループのグループ識別子を抽出し、抽出
された当該グループ識別子に属するサーバ側版数管理情
報を対応種類版数管理情報としてサーバ側版数管理部か
ら読出し、当該対応種類版数管理情報をクライアント側
照合部に転送する構成としてあり、クライアント側照合
部は、クライアント側管理情報および対応種類版数管理
情報のそれぞれの管理名どうしおよびインストール名ど
うしのいずれか一方または双方を第1の照合対象として
照合すると共に、クライアント側管理情報および対応種
類版数管理情報のそれぞれの版数どうしを第2の照合対
象として照合して、対応種類版数管理情報のうちの照合
結果が不一致の照合対象に対応するソフトウエアを特定
する情報を、対応種類版数管理情報から差分情報として
抽出し、当該差分情報をサーバ側管理部へ転送する構成
としてあり、サーバ側管理部は、差分情報に対応するソ
フトウエアを、被配布ソフトウエアとしてクライアント
側管理部へ転送する構成としてあり、クライアント側管
理部は、被配布ソフトウエアを一時記憶部に格納した
後、当該被配布ソフトウエアを管理対象とすることを特
徴とする。
【0011】このように、この発明の第2の情報処理装
置によれば、サーバからクライアントへソフトウエアを
配布するにあたり、サーバ側版数管理情報のうちの対応
種類版数管理情報と、クライアント側版数管理情報と
を、クライアントにおいて照合する。クライアントにお
いて照合を行なうことにより、サーバにおいて照合を行
なう場合に比べて、サーバの負担の増大を抑制すること
ができる。
【0012】そして、照合の結果得られた差分情報に対
応するソフトウエアをサーバからクライアントへ配布す
る。その結果、クライアントにすでに存在するソフトウ
エアと版数が同一のソフトウエアをサーバからクライア
ントへ重複して配布することを回避することができる。
このため、配布処理の効率化を図ることができる。
【0013】また、この発明の第2の情報処理装置によ
れば、クライアントにおける照合に先立ち、当該クライ
アントの種類識別子をサーバに送り、サーバ側版数管理
情報のうち、この種類識別子に属するグループ識別子に
属する情報のみを対応種類版数管理情報としてクライア
ントに転送する。この対応種類版数管理情報は、種類識
別子によって識別された当該クライアントに転送される
可能性があるソフトウエアのみについての管理情報であ
る。従って、サーバ側版数管理情報のうちの対応種類版
数管理情報とクライアント側版数管理情報とを照合する
ことにより、全てのサーバ側版数管理情報とクライアン
ト側版数管理情報とを照合する場合に比べて、配布処理
の一層の効率化を図ることができる。
【0014】尚、また、この発明では、ソフトウエアを
起動して1つの処理を実行する際に必要となるソフトウ
エア群に共通のグループ識別子を付与して、ソフトウエ
アグループを形成している。
【0015】また、第2の情報処理装置において、好ま
しくは、サーバ側版数管理情報は、さらに、個々のソフ
トウエアが有効となる日時を示す発効日時を含み、クラ
イアント側版数管理情報は、さらに、個々のソフトウエ
アの発効日時を含み、クライアント側管理部は、さら
に、日時を監視する日時監視部を具え、一時記憶部に格
納しておいた被配布ソフトウエアの発効日時になってか
ら、当該被配布ソフトウエアを管理対象とすると良い。
【0016】このように、被配布ソフトウエアの発効日
時まで、当該被配布ソフトウエアを一時記憶部に格納し
ておき、発効日時になってから当該被配布ソフトウエア
を管理対象とすれば、発効日時以前に、被配布ソフトウ
エアをサーバからクライアントへ転送しておくことがで
きる。その結果、例えば発効日時直前になって通信回線
の断絶によりサーバからクライアントへソフトウエアの
転送ができなくなった場合であっても、発効日時から、
被配布ソフトウエアをクライアント側管理部の管理対象
とすることができる。従って、ソフトウエア配布の信頼
性を向上させることができる。
【0017】(第1のソフトウエア配布方法)また、こ
の発明の第1のソフトウエア配布方法によれば、クライ
アント/サーバ方式の情報処理装置において、サーバか
らクライアントへソフトウエアを配布するにあたり、サ
ーバの記憶領域に格納されている、当該サーバが管理対
象とするソフトウエアの版数についてのサーバ側版数管
理情報をクライアントへ転送し、クライアントにおい
て、当該クライアントが管理対象とするソフトウエアの
版数についてのクライアント側版数管理情報と、サーバ
側版数管理情報とを照合し、サーバ側版数管理情報のう
ちクライアント側版数管理情報と一致しない情報を差分
情報としてサーバへ転送し、差分情報に対応するソフト
ウエアをサーバからクライアントへ配布することを特徴
とする。
【0018】このように、この発明の第1のソフトウエ
ア配布方法によれば、サーバからクライアントへソフト
ウエアを配布するにあたり、サーバ側版数管理情報のう
ちの対応種類版数管理情報と、クライアント側版数管理
情報とを、クライアントにおいて照合する。クライアン
トで照合を行なうことにより、サーバで照合を行なう場
合に比べて、サーバの負担の増大を抑制することができ
る。
【0019】そして、照合の結果得られた差分情報に対
応するソフトウエアをサーバからクライアントへ配布す
る。その結果、クライアントにすでに存在するソフトウ
エアと版数が同一のソフトウエアをサーバからクライア
ントへ配布することを回避することができる。このた
め、配布処理の効率化を図ることができる。
【0020】(第2のソフトウエア配布方法)また、こ
の発明の第2のソフトウエア配布方法によれば、クライ
アント/サーバ方式の情報処理装置を構成するサーバと
クライアントを具え、サーバは、サーバ側照合部と、サ
ーバ側管理部とを具え、サーバ側管理部の記憶領域に、
当該サーバにおける管理対象のソフトウエアと、当該ソ
フトウエアに関するサーバ側管理情報と、当該ソフトウ
エアに関するサーバ側版数管理情報とを格納してあり、
サーバ側管理情報は、クライアントの種類を識別するた
めの種類識別子と、当該種類識別子に属するソフトウエ
アグループを識別するためのグループ識別子と、当該グ
ループ識別子の版数とを含み、サーバ側版数管理情報
は、グループ識別子と、当該グループ識別子の版数と、
ソフトウエアグループに属する個々のソフトウエアの管
理名と、当該ソフトウエアのインストール名と、当該ソ
フトウエアの版数とを含み、クライアントは、クライア
ント側照合部と、クライアント側管理部とを具え、クラ
イアント側管理部の記憶領域に、クライアントの種類を
表す種類識別子と、当該クライアントにおける管理対象
のソフトウエアと、当該ソフトウエアに関するクライア
ント側版数管理情報とを格納してあり、クライアント側
管理部は、一時記憶部を具え、クライアント側版数管理
情報は、クライアントにおける管理対象のソフトウエア
の管理名と、当該ソフトウエアのインストール名と、当
該ソフトウエアの版数とを含む情報処理装置において、
サーバからクライアントへソフトウエアを配布するにあ
たり、種類識別子を、クライアント管理部からサーバ側
照合部へ転送し、サーバ側管理情報を、サーバ側管理部
からサーバ側照合部に読出し、サーバ側照合部におい
て、種類識別子とサーバ側管理情報とを照合して、当該
サーバ側管理情報のうちの当該種類識別子に属するソフ
トウエアグループのグループ識別子を抽出し、サーバ側
版数管理情のうちの、抽出されたグループ識別子に属す
るサーバ側版数管理情報を対応種類版数管理情報とし
て、サーバ側版数管理部からサーバ側照合部に読出し、
当該対応種類版数管理情報を、サーバ側照合部からクラ
イアント側照合部に転送し、クライアント側管理情報
を、クライアント側管理部からクライアント側照合部に
読出し、クライアント側照合部において、クライアント
側管理情報および対応種類版数管理情報のそれぞれの管
理名どうしおよびインストール名どうしのいずれか一方
または双方を第1の照合対象として照合すると共に、ク
ライアント側管理情報および対応種類版数管理情報のそ
れぞれの版数どうしを第2の照合対象として照合して、
対応種類版数管理情報のうちの照合結果が不一致の照合
対象に対応するソフトウエアを特定する情報を、対応種
類版数管理情報のうちから差分情報として抽出し、抽出
された当該差分情報をサーバ側管理部へ転送し、差分情
報に対応するソフトウエアを被配布ソフトウエアとし
て、サーバ側管理部からクライアント側管理部へ転送
し、被配布ソフトウエアをクライアント側管理部の一時
記憶部に一旦格納した後、当該被配布ソフトウエアをク
ライアント側管理部の管理対象とすることを特徴とす
る。
【0021】このように、この発明の第2のソフトウエ
ア配布方法によれば、サーバからクライアントへソフト
ウエアを配布するにあたり、サーバ側版数管理情報のう
ちの対応種類版数管理情報と、クライアント側版数管理
情報とを、クライアントにおいて照合する。クライアン
トで照合を行なうことにより、サーバで照合を行なう場
合にくらべて、サーバの負担の増大を抑制することがで
きる。
【0022】そして、照合の結果得られた差分情報に対
応するソフトウエアをサーバからクライアントへ配布す
る。その結果、クライアントにすでに存在するソフトウ
エアと版数が同一のソフトウエアをサーバからクライア
ントへ配布することを回避することができる。このた
め、配布処理の効率化を図ることができる。
【0023】また、この発明の第2の情報処理装置によ
れば、クライアントにおける照合に先立ち、当該クライ
アントの種類識別子をサーバに送り、サーバ側版数管理
情報のうち、この種類識別子に属するグループ識別子に
属する情報のみを対応種類版数管理情報としてクライア
ントに転送する。この対応種類版数管理情報は、種類識
別子によって識別された当該クライアントに転送される
可能性があるソフトウエアのみについての管理情報であ
る。従って、サーバ側版数管理情報のうちの対応種類版
数管理情報とクライアント側版数管理情報とを照合する
ことにより、全てのサーバ側版数管理情報とクライアン
ト側版数管理情報とを照合する場合に比べて、配布処理
の一層の効率化を図ることができる。
【0024】また、第2のソフトウエア配布方法におい
て、好ましくは、サーバ側版数管理情報は、さらに、個
々のソフトウエアが有効となる日時を示す発効日時を含
み、クライアント側版数管理情報は、さらに、個々のソ
フトウエアの発効日時を含み、クライアント側管理部の
一時記憶部に格納しておいた被配布ソフトウエアを、当
該被配布ソフトウエアの発効日時になってから、クライ
アント側管理部の管理対象とすると良い。
【0025】このように、被配布ソフトウエアの発効日
時まで、当該被配布ソフトウエアを一時記憶部に格納し
ておき、発効日時になってから当該被配布ソフトウエア
を管理対象とすれば、発効日時以前に、被配布ソフトウ
エアをサーバからクライアントへ転送しておくことがで
きる。その結果、例えば発効日時直前になって通信回線
の断絶によりサーバからクライアントへソフトウエアの
転送ができなくなった場合であっても、発効日時から、
被配布ソフトウエアをクライアント管理部の管理対象と
することができる。従って、ソフトウエア配布の信頼性
を向上させることができる。
【0026】(記録媒体)また、この発明の記録媒体に
よれば、コンピュータ読取可能な記録媒体に、クライア
ント/サーバ方式のサーバからクライアントへソフトウ
エアを配布するにあたり、サーバの記憶領域に格納され
ている、当該サーバが管理対象とするソフトウエアの版
数についてのサーバ側版数管理情報を、クライアントへ
転送する処理と、クライアントの記憶領域に格納されて
いる、当該クライアントが管理対象とするソフトウエア
の版数についてのクライアント側版数管理情報と、サー
バ側版数管理情報とを、当該クライアントにおいてを照
合する処理と、照合の結果、サーバ側版数管理情報のう
ちクライアント側版数管理情報と一致しない情報を差分
情報としてクライアントからサーバへ転送する処理と、
差分情報に対応するソフトウエアをサーバからクライア
ントへ配布する処理とをコンピュータに実行させるため
のプログラムを記録してある。
【0027】このように、この発明の記録媒体に、サー
バからクライアントへソフトウエアを配布するにあた
り、サーバ側版数管理情報のうちの対応種類版数管理情
報と、クライアント側版数管理情報とを、クライアント
において照合する処理をコンピュータに実行させる。ク
ライアントで照合を行なうことにより、サーバで照合を
行なう場合にくらべて、サーバの負担の増大を抑制する
ことができる。
【0028】そして、照合の結果得られた差分情報に対
応するソフトウエアをサーバからクライアントへ配布す
る処理をコンピュータに実行させる。その結果、クライ
アントにすでに存在するソフトウエアと版数が同一のソ
フトウエアをサーバからクライアントへ配布することを
回避することができる。このため、配布処理の効率化を
図ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の第1および第2の情報処理、第1および第2のソフト
ウエア配布方法および記録媒体の例について併せて説明
する。
【0030】(第1の実施の形態)先ず、図2に、クラ
イアント/サーバ方式の情報処理装置の概略を示す。図
2は、クライアント/サーバ方式の説明に供するブロッ
ク図である。図2には、1つのサーバ10と4つのクラ
イアントを示す。4つのクライアントとは、クライアン
ト1(20)、クライアント2(30)、クライアント
3(40)およびクライアント4(50)である。これ
らのサーバ10および各クライアント20、30、40
および50は、それぞれ個別のコンピュータで構成され
ている。
【0031】また、各クライアントは、それぞれ種類分
けされている。この種類分けは、サーバからクライアン
トへソフトウエアを配布する際に、クライアントの種類
毎に、配布するソフトウエアの種類を変えるために設定
されたものである。例えば、クライアント1(20)お
よびクライアント2(30)には、クライアントの種類
を識別する種類識別子として「Type1」が付与され
ている。従って、サーバ10からクライアント1(2
0)およびクライアント2(30)には、「Type
1」に所属するソフトウエアのみが配布され得る。
【0032】また、例えば、クライアント3(40)お
よびクライアント4(50)には、種類識別子として
「Type2」の識別子が付与されている。従って、サ
ーバ10からクライアント3(40)およびクライアン
ト4(50)には、「Type2」に所属するソフトウ
エアのみが配布され得る。
【0033】また、サーバ10と各クライアントとは、
通信回線18によって接続されている。尚、この実施の
形態においては、サーバ10と各クライアントとは、常
に通信回線18によって接続されているが、この発明で
は、サーバ10と各クライアントとを、定期的に若しく
は必要に応じて通信回線によって接続しても良い。
【0034】以下、このクライアント1(以下、単にク
ライアント20とも称する。)とサーバ10とに着目し
て、この発明の第1の実施の形態について説明する。図
1は、第1の実施の形態の情報処理装置の説明に供する
機能ブロック図である。
【0035】図1に示すクライアント/サーバ方式の情
報処理装置は、サーバ10とクライアント20とを具え
ている。このクライアント20は、例えば、ユーザ側の
ワークステーションで以って構成すると良い。
【0036】また、図1に示すように、このサーバ10
は、サーバ側管理部12と、サーバ側照合部14と、サ
ーバ側転送部16を具えている。また、サーバ10は、
これらの各部の動作を制御する制御部52を具えてい
る。
【0037】そして、このサーバ側管理部12の記憶領
域(図示せず)には、当該サーバにおける管理対象のソ
フトウエアと、当該ソフトウエアに関するサーバ側管理
情報と、当該ソフトウエアに関するサーバ側版数管理情
報とを読取自在に格納してある。
【0038】先ず、図3を参照して、このサーバ側管理
情報について説明する。図3は、サーバ側管理情報の例
を示すテーブルである。図3に示すように、このサーバ
側管理情報は、サーバ側管理部12の記憶領域にテーブ
ルとして読取自在に登録(格納)されている。そして、
このサーバ側管理情報は、クライアントの種類を識別す
るための種類識別子と、当該種類識別子に属するソフト
ウエアグループを識別するためのグループ識別子と、当
該グループ識別子の版数とをそれぞれ情報として含んで
いる。
【0039】そして、図3に示すテーブルには、サーバ
側管理情報のうちの種類識別子として、「Type1」
および「Type2」の2種類の種類識別子が登録され
ている。
【0040】そして、図3に示すテーブルには、各種類
識別子にそれぞれ所属するグループ識別子が登録されて
いる。具体的には、「Type1」の種類識別子には、
「Group1」のグループ識別子が所属している。ま
た、「Type2」の種類識別子には、「Group
2」のグループ識別子が所属している。尚、図3では、
1つの種類識別子に1つのグループ識別子が所属してい
る例を示したが、この発明では、1つの種類識別子に複
数のグループ識別子が所属しても良い。また、互いに異
なる複数の種類識別子に、同一のグループ識別子がそれ
ぞれ所属していても良い。
【0041】さらに、図3に示すテーブルには、各グル
ープ識別子の版数(バージョン)がそれぞれ登録されて
いる。具体的には、「Type1」の種類識別子に所属
する「Group1」のグループ識別子の版数として
は、「1.0」が登録されている。また、「Type
2」の種類識別子に所属する「Group2」のグルー
プ識別子の版数としては、「1.0」および「2.0」
がそれぞれ登録されている。尚、図3のテーブルでは、
グループ識別子の版数毎に、グループ識別子および種類
識別子の欄を個別に設けている。具体的には、図3のテ
ーブルでは、「Type2」および「Group2」の
欄をそれぞれ2つずつ設けている。
【0042】次に、図4を参照して、このサーバ側版数
管理情報について説明する。図4は、サーバ側版数管理
情報の一例を示すテーブルである。図4に示すように、
サーバ側版数管理情報は、サーバ側管理部12の記憶領
域にテーブルとして読取自在に登録(格納)されてい
る。そして、このサーバ側版数管理情報は、グループ識
別子と、当該グループ識別子の版数と、ソフトウエアグ
ループに属する個々のソフトウエアの管理名と、当該ソ
フトウエアのインストール名と、当該ソフトウエアの版
数とをそれぞれ情報として含んでいる。
【0043】そして、図4に示すテーブルには、サーバ
側版数管理情報のうちのグループ識別子として、「Gr
oup1」および「Group2」がそれぞれ登録され
ている。
【0044】そして、図4のテーブルには、各グループ
識別の版数(バージョン)がそれぞれ登録されている。
具体的には、「Group1」のグループ識別子の版数
としては、「1.0」および「2.0」がそれぞれ登録
されている。また、「Group2」のグループ識別子
の版数としては、「1.0」が登録されている。そし
て、図4のテーブルでは、グループ識別子の版数毎に、
グループ識別子および種類識別子の欄を個別に設けてい
る。具体的には、図4のテーブルには「Group1」
の欄を2つ設けている。
【0045】さらに、図4のテーブルには、各グループ
識別子の各版数に所属するソフトウエアの管理名、イン
ストール名および版数がそれぞれ登録されている。具体
的には、グループ識別子の版数が「1.0」の「Gro
up1」のグループ識別子には2つのソフトウエアが登
録されている。そのうちの一方のソフトウエアの管理名
は「00000001」であり、そのインストール名は
「c:¥app1.exe」であり、そのソフトウエア
の版数は「1.0」である。また、他方のソフトウエア
の管理名は「00000002」であり、そのインスト
ール名は「c:¥app1.dat」であり、そのソフ
トウエアの版数は「1.0」である。
【0046】また、グループ識別子の版数が「2.0」
の「Group1」のグループ識別子には、2つのソフ
トウエアが登録されている。そのうちの一方のソフトウ
エアの管理名は「00000003」であり、そのイン
ストール名は「c:¥app1.exe」であり、その
ソフトウエアの版数は「2.0」である。また、他方の
ソフトウエアの管理名は「00000004」であり、
そのインストール名は「c:¥app1.dat」であ
り、そのソフトウエアの版数は「2.0」である。
【0047】すなわち、管理名「00000003」の
ソフトウエアは、管理名「00000001」のソフト
ウエアの改訂版(バージョンアップしたもの)である。
また、管理名「00000004」のソフトウエアは、
管理名「00000002」のソフトウエアの改訂版で
ある。
【0048】また、版数「1.0」の「Group2」
のグループ識別子には、1つのソフトウエアが登録され
ている。そのソフトウエアの管理名は「0000000
5」であり、そのインストール名は「c:¥app2.
exe」であり、そのソフトウエアの版数は「1.0」
である。
【0049】また 図1に示すように、クライアント2
0は、クライアント側管理部22と、クライアント側照
合部24と、クライアント側転送部26とを具えてい
る。
【0050】そして、このクライアント側管理部22の
記憶領域(図示せず)には、クライアントの種類を表す
種類識別子と、当該クライアントにおける管理対象のソ
フトウエアと、当該ソフトウエアに関するクライアント
側版数管理情報とを格納してある。また、このクライア
ント側管理部22は、一時記憶部22aを具えている。
また、クライアント20は、これらの各部の動作を制御
する制御部54を具えている。
【0051】ここで、図5に、このクライアント側管理
部22の記憶領域に読取自在に格納されている種類識別
子の情報の例を示す。ここでは、種類識別子として「T
ype1」が付与されている。尚、クライアントの種類
識別子は、サーバ側管理部12の記憶領域に格納されて
いるサーバ側管理情報に含まれる種類識別子のいずれか
に該当する。
【0052】次に、図6を参照して、このクライアント
側版数管理情報について説明する。図6は、クライアン
ト側版数管理情報の一例を示すテーブルである。図6に
示すように、クライアント側版数管理情報は、テーブル
としてクライアント側管理部22の記憶領域に読取自在
に登録(格納)されている。このクライアント側版数管
理情報は、クライアント側管理部22において管理して
いるソフトウエアの管理名と、当該ソフトウエアのイン
ストール名と、当該ソフトウエアの版数とをそれぞれ情
報として含んでいる。
【0053】この実施の形態では、このクライアント側
版数管理情報として、2つのソフトウエアについての管
理名、インストール名および版数がそれぞれ登録されて
いる。具体的には、2つのうちの一方のソフトウエアの
管理名は「00000001」であり、そのインストー
ル名は「c:¥app1.exe」であり、そのソフト
ウエアの版数は「1.0」である。また、他方のソフト
ウエアの管理名は「00000002」であり、そのイ
ンストール名は「c:¥app1.dat」であり、そ
のソフトウエアの版数は「1.0」である。
【0054】次に、図7を参照して、この発明の情報処
理装置の動作、すなわち、この発明のソフトウエアの配
布方法について説明する。図7は、第1の実施の形態の
ソフトウエア配布方法の説明に供するフローチャートで
ある。
【0055】また、このソフトウエアの配布の処理をコ
ンピュータに実行させるプログラムは、コンピュータ読
取可能な記録媒体として、例えばコンパクトディスク
(CD)や磁気ディスクに格納しておくと良い。
【0056】ソフトウエアの配布の開始にあたっては、
サーバ10からクライアント20へ配布開始の指示を出
しても良いし、クライアント20が自発的に種類識別子
をサーバ10へ転送しても良い。
【0057】そして、ソフトウエアの配布にあたって
は、先ず、クライアント側管理部22が、制御部54の
指令によって、種類識別子をサーバ側照合部14へ転送
する(図7のS1)。第1の実施の形態においては、図
5に示した種類識別子「Type1」をクライアント2
0からサーバ10へ転送する。種類識別子の転送にあた
っては、種類識別子の情報は、クライアント側管理部2
2から、クライアント側照合部24を介して、クライア
ント側転送部26へ送られる。このクライアント側転送
部26は、クライアント20の内外の情報の出入口であ
る。そして、種類識別子の情報は、このクライアント側
転送部26から、通信回線18を介して、サーバ10へ
転送される。そして、サーバ10に転送された種類識別
子の情報は、通信回線18からサーバ側転送部16に入
力される。そして、この種類識別子の情報は、サーバ側
転送部16から、サーバ側照合部14へ送られる。
【0058】次に、サーバ側照合部14は、制御部52
の指令によって、サーバ側管理部12からサーバ側管理
情報を読み出し、当該サーバ側管理情報とクライアント
側管理部から転送された種類識別子とを照合する。そし
て、サーバ側管理情報のうちの当該種類識別子に属する
ソフトウエアグループのグループ識別子を抽出する(図
7のS2)。
【0059】そして、サーバ側照合部14は、図3に示
されたサーバ側管理情報に含まれる種類識別子と、図5
に示された種類識別子「Type1」とを照合する。そ
して、サーバ側照合部14は、サーバ側管理情報に含ま
れる種類識別子のうちの「Type1」に属するグルー
プ識別子「Group1」を抽出する。尚、照合の結
果、クライアントの種類識別子が、サーバ側管理情報の
種類識別子に含まれない場合には、ソフトウエアの配布
処理を中止する。
【0060】このように、サーバ側版数管理情報とクラ
イアント側版数管理情報との照合に先立ち、種類識別子
どうしを照合する理由は、クライアント20に配布され
る可能性の無いソフトウエアに関するサーバ側版数管理
情報を除去して、配布される可能性のあるソフトウエア
に関するサーバ側版数管理情報のみに限定するためであ
る。例えば、サーバ側管理情報のうちのクライアント2
0に配布される可能性があるのは、上述のように、種類
識別子「Type1」に属するソフトウエアだけであ
る。
【0061】次に、サーバ側照合部14は、制御部52
の指令によって、抽出された当該グループ識別子「Gr
oup1」に属するサーバ側版数管理情報を対応種類版
数管理情報として、サーバ側管理部12から読出す。そ
して、当該対応種類版数管理情報をクライアント側照合
部24に転送する(図7のS3)。
【0062】ここで、図8に、第1の実施の形態の対応
種類版数管理情報を示す。この対応種類版数管理情報
は、図4に示されたサーバ側版数管理情報のうちの「G
roup1」に所属する情報である。
【0063】この対応種類版数管理情報には、グループ
識別子の版数が「1.0」の「Group1」のグルー
プ識別子に所属する2つのソフトウエア、グループ識別
子の版数が「2.0」の「Group1」のグループ識
別子に所属する2つのソフトウエア、合計4つのソフト
ウエアに対応する情報が含まれている。
【0064】すなわち、グループ識別子の版数が「1.
0」の「Group1」のグループ識別子に所属する2
つのソフトウエアのうちの一方のソフトウエアの管理名
は「00000001」であり、そのインストール名は
「c:¥app1.exe」であり、そのソフトウエア
の版数は「1.0」である。また、他方のソフトウエア
の管理名は「00000002」であり、そのインスト
ール名は「c:¥app1.dat」であり、そのソフ
トウエアの版数は「1.0」である。
【0065】また、グループ識別子の版数が「2.0」
の「Group1」のグループ識別子に所属する2つの
ソフトウエアのうちの一方のソフトウエアの管理名は
「00000003」であり、そのインストール名は
「c:¥app1.exe」であり、そのソフトウエア
の版数は「2.0」である。また、他方のソフトウエア
の管理名は「00000004」であり、そのインスト
ール名は「c:¥app1.dat」であり、そのソフ
トウエアの版数は「2.0」である。
【0066】次に、クライアント側照合部24は、制御
部54の指令によって、クライアント側管理情報および
対応種類版数管理情報のそれぞれの管理名どうしおよび
インストール名どうしをのいずれか一方または双方を第
1の照合対象として照合すると共に、クライアント側管
理情報および対応種類版数管理情報それぞれの版数どう
しを第2の照合対象として照合する。(図7のS4)。
【0067】第1の実施の形態においては、図6に示さ
れたクライアント側版数管理情報と、図8に示された対
応種類版数管理情報とを照合する。具体的には、第1の
照合対象として、管理名どうしとインストール名どうし
の双方を比較するとともに、第2の照合対象として、ソ
フトウエアの版数どうしを比較する。尚、第1の照合対
象として、管理名どうしだけを照合しても良いし、イン
ストール名どうしだけを照合しても良い。
【0068】そして、第1の実施の形態では、照合の結
果、照合対象の少なくとも一つが一致しない情報(差分
情報)の有無を判定する(図7のS5)。そして、差分
情報が無い場合には、ソフトウエアを配布することな
く、配布処理を終了する。また、差分情報がある場合に
は、次のS6のステップへ進む。第1の実施の形態にお
いては、差分情報があるので、S6のステップへ進む。
【0069】次に、照合結果、不一致の照合対象(第1
および第2の照合対象のうちのいずれか一方または双
方)がある場合には、対応種類版数管理情報のうちのそ
の不一致の照合対象に対応するソフトウエアを特定する
情報を、対応種類版数管理情報のうちから差分情報とし
て抽出する。そして、抽出された差分情報をサーバ側管
理部12へ転送する(図7のS6)。
【0070】第1の実施の形態では、図8に示された対
応種類版数管理情報のうちの、版数「2.0」のグルー
プ識別子「Group1」に所属する管理名「0000
0003」および「00000004」のソフトウエア
それぞれの版数「2.0」と、図6に示されたクライア
ント側版数管理情報の管理名「00000001」およ
び「00000002」のソフトウエアそれぞれの版数
「1.0」とが不一致である。
【0071】そこで、第1の実施の形態では、対応種類
版数管理情報のうちの不一致の照合対象(版数「2.
0」)に対応するソフトウエアを特定する情報を、対応
種類版数管理情報から差分情報としてサーバに転送す
る。ここでは、差分情報として、対応種類版数管理情報
から管理名「00000003」および「000000
04」を転送する。
【0072】また、差分情報は、先ず、クライアント側
照合部24からクライアント側転送部26を介してサー
バ10へ転送される。そして、サーバ10に転送された
差分情報は、サーバ側転送部16を介して、サーバ側管
理部12へ転送される。
【0073】次に、サーバ側管理部12は、制御部52
の指令によって、差分情報に対応するソフトウエアを、
被配布ソフトウエアとしてクライアント側管理部へ転送
する(図7のS7)。
【0074】第1の実施の形態では、サーバ側管理部1
2は、管理名「00000003」および「00000
004」でそれぞれ指定されるソフトウエアを、それぞ
れ被配布ソフトウエアとしてクライアントに転送する。
被配布ソフトウエアは、先ず、サーバ側管理部12から
サーバ側転送部16を介してクライアント20へ転送さ
れる。そして、クライアント20に転送された被配布ソ
フトウエアは、クライアント側転送部26を介して、ク
ライアント側管理部22に転送される。そして、クライ
アント側管理部22に転送された被配布ソフトウエア
は、クライアント側管理部22の一時記憶部22aに格
納される。
【0075】次に、クライアント側管理部22は、制御
部54の指令によって、被配布ソフトウエアを一時記憶
部22aに格納した後、当該被配布ソフトウエアを管理
対象とする(図7のS8)。
【0076】被配布ソフトウエアを管理対象とするにあ
たっては、2つの場合が考えられる。その一つは、古い
版数のソフトウエアを新しい版数のソフトウエアと入れ
替える場合である。また、もう一つは、新たなソフトウ
エアを追加する場合である。
【0077】第1の実施の形態では、クライアント側版
数管理情報に登録されているインストール名と被配布ソ
フトウエアのインストール名とが同一であり、かつ、互
いの版数が異なっているので、バージョンアップに伴う
ソフトウエアの入れ替えを行なう。すなわち、2つの被
配布ソフトウエアのインストール名と同一のインストー
ル名を有する、被配布ソフトウエアの版数よりも古い版
数の2つのソフトウエアを消去する。ここで、図9に、
ソフトウエア配布後のクライアント側版数管理情報のテ
ーブルを示す。
【0078】尚、クライアント側版数管理情報に登録さ
れているインストール名と被配布ソフトウエアのインス
トール名とが非同一の場合には、バージョンアップでは
なく、被配布ソフトウエアを新しいソフトウエアとして
追加する。
【0079】(第2の実施の形態)次に、この発明の第
2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態に
おいては、第1の実施の形態との相違点について主に説
明し、第1の実施の形態と同一の点については詳細な説
明を省略する。
【0080】先ず、図10に、第2の実施の形態の情報
処理装置の説明に供する機能ブロック図を示す。第2の
実施の形態の情報処理装置は、日時を監視する日時監視
部22bを具えている点を除いては、図1に示した第1
の実施の形態の情報処理装置の構成と同一である。
【0081】また、第2の実施の形態におけるサーバ側
管理情報は、図3に示した第1の実施の形態のサーバ側
管理情報と同一である。
【0082】また、図11に、第2の実施の形態におけ
るサーバ側版数管理情報のテーブルを示す。第2の実施
の形態のサーバ側版数管理情報は、各ソフトウエア毎に
そのソフトウエアが有効となる日時を示す発行日時の情
報を含んでいる点を除いては、図4に示した第1の実施
の形態のサーバ側版数管理情報と同じである。
【0083】具体的には、第2の実施の形態のサーバ側
版数管理情報においては、図11に示すように、グルー
プ識別子の版数が「1.0」のグループ識別子「Gro
up1」に共に所属する管理名「00000001」お
よび「00000002」のソフトウエアの発行日時
が、いずれも「1997/03/01/13:00」す
なわち、1997年3月1日13時0分に設定されてい
る。また、グループ識別子の版数が「2.0」のグルー
プ識別子「Group1」に共に所属する管理名「00
000003」および「00000004」のソフトウ
エアの発行日時は、いずれも「1997/04/01/
13:00」すなわち、1997年4月1日13時0分
に設定されている。また、グループ識別子「Group
2」に所属する管理名「00000005」のソフトウ
エアの発行日時は、「1997/03/20/13:0
0」すなわち、1997年3月20日13時0分に設定
されている。
【0084】また、第2の実施の形態におけるクライア
ントの種類識別子は、図5に示した種類識別子と同一の
「Type1」である。
【0085】次に、図12に、第2の実施の形態におけ
るクライアント側版数管理情報のテーブルを示す。第2
の実施の形態のクライアント側版数管理情報は、グルー
プ識別子、そのグループ識別子の現在管理されている版
数(現在の版数)、グループ識別子に属する個々のソフ
トウエアの管理名と、当該ソフトウエアのインストール
名と、当該ソフトウエアの版数とを含んでいる。そし
て、このクライアント側版数管理情報は、各ソフトウエ
アが有効となる日時を示す発行日時の情報を含んでい
る。さらに、このクライアント側版数管理情報は、一時
記憶部22aにバージョンアップ用の「次の版数」のグ
ループ識別子のソフトウエアが格納されている場合は、
当該「次の版数」を含む。
【0086】次に、図13を参照して、この発明の情報
処理装置の動作、すなわち、この発明のソフトウエアの
配布方法について説明する。図13は、第2の実施の形
態のソフトウエア配布方法の説明に供するフローチャー
トである。
【0087】第2の実施の形態におけるソフトウエアの
配布方法の処理の流れは、被配布ソフトウエアをクライ
アント側管理部へ転送して一時記憶部22aに格納した
後、発行日時になるまで日時監視部22bによって日時
を監視して、発行日時になってから、被配布ソフトウエ
アを管理対象とする点を除いては、図7に示した第1の
実施の形態の場合の処理の流れと同一である。
【0088】すなわち、第2の実施の形態においては、
ソフトウエアの配布にあたり、クライアント側管理部2
2は、先ず、種類識別子をサーバ側照合部14へ転送す
る(図13のS1)。
【0089】次に、サーバ側照合部14は、サーバ側管
理部12からサーバ側管理情報を読み出し、当該サーバ
側管理情報とクライアント側管理部から転送された種類
識別子とを照合する。そして、サーバ側管理情報のうち
の当該種類識別子に属するソフトウエアグループのグル
ープ識別子を抽出する(図13のS2)。
【0090】次に、サーバ側照合部14は、抽出された
当該グループ識別子「Group1」に属するサーバ側
版数管理情報を対応種類版数管理情報として、サーバ側
管理部12から読み出す。そして、当該対応種類版数管
理情報をクライアント側照合部に転送する(図13のS
3)。
【0091】次に、クライアント側照合部24は、クラ
イアント側管理情報および対応種類版数管理情報のそれ
ぞれの、管理名およびインストール名のうちの少なくと
も一方どうしおよび版数どうしをそれぞれ照合対象とし
て照合する(図8のS4)。
【0092】そして、第1の実施の形態では、照合の結
果、照合対象の少なくとも一つが一致しない情報(差分
情報)の有無を判定する(図13のS5)。そして、差
分情報が無い場合には、ソフトウエアを配布することな
く、配布処理を終了する。また、差分情報がある場合に
は、次のS6のステップへ進む。第1の実施の形態にお
いては、差分情報があるので、S6のステップへ進む。
【0093】次に、対応種類版数管理情報のうち、照合
対象の少なくとも一つが一致しない情報がある場合は、
その情報に対応するソフトウエアについての管理情報を
差分情報として抽出し、当該差分情報をサーバ側管理部
12へ転送する(図13のS6)。
【0094】次に、サーバ側管理部12は、差分情報に
対応するソフトウエアを、被配布ソフトウエアとしてク
ライアント側管理部へ転送する(図13のS7)。転送
された被配布ソフトウエアは、一時記憶部22aに格納
される。
【0095】ここで、図14に、この段階でのクライア
ント側版数管理情報のテーブルを示す。図14のテーブ
ルにおいては、版数「1.0」の「Group1」の該
当欄に、「次の版数」として「2.0」が与えられてい
る。この「次の版数」の「2.0」とは、一時記憶部2
2aに格納されている被配布ソフトウエア群のグループ
識別子の版数である。
【0096】また、図14のテーブルには、一時記憶部
22aに格納されている被配布ソフトウエア群について
の情報も含まれている。この図14に示すテーブルの状
態は、1997年3月20日13時0分以降、同年4月
1日13時0分の前までの状態である。
【0097】次に、第2の実施の形態においては、日時
監視部22bおいて日時を監視して、被配布ソフトウエ
ア群をその発行日時になるまで、一時記憶部22aに格
納しておく(図13のS8)。被配布ソフトウエア群の
発行日時は、いずれも「1997/04/01/13:
00」である。
【0098】次に、クライアント側管理部22は、被配
布ソフトウエアの発行日時になってから、すなわち、
「1997/04/01/13:00」になってから当
該被配布ソフトウエアを管理対象とする(図13のS
9)。
【0099】ここで、図15に、この段階、すなわち、
1997年4月1日13時0分以降のクライアント側版
数管理情報のテーブルを示す。図15のテーブルにおい
ては、図12に示したグループ識別子の版数「1.0」
の「Group1」が、グループ識別子の版数「2.
0」の「Group1」と入れ替えられている。すなわ
ち、管理名「00000001」および「000000
02」のソフトウエアが、それぞれ管理名「00000
003」および「00000004」と入れ替えられて
いる。
【0100】上述した各実施の形態では、これらの発明
を特定の材料を用い、特定の条件で構成した例について
のみ説明したが、これらの発明は多くの変更および変形
を行うことができる。例えば、上述した実施の形態で
は、バージョンアップに伴うソフトウエアの入れ替えの
例について説明したが、この発明におけるソフトウエア
の配布は、バージョンアップために限定する必要はな
く、例えば、新しいソフトウエアを追加するためにソフ
トウエアを配布する場合にも適用することができる。
【0101】
【発明の効果】この発明の第1の情報処理装置および第
2のソフトウエア配布方法によれば、サーバからクライ
アントへソフトウエアを配布するにあたり、サーバ側版
数管理情報のうちの対応種類版数管理情報と、クライア
ント側版数管理情報とを、クライアントにおいて照合す
る。そして、照合の結果得られた差分情報に対応するソ
フトウエアをサーバからクライアントへ配布する。その
結果、クライアントに既に存在するソフトウエアと版数
が同一のソフトウエアをサーバからクライアントへ配布
することを回避することができる。このため、配布処理
の効率化を図ることができる。
【0102】また、この発明の第2の情報処理装置およ
び第2のソフトウエア配布方法によれば、サーバからク
ライアントへソフトウエアを配布するにあたり、サーバ
側版数管理情報のうちの対応種類版数管理情報と、クラ
イアント側版数管理情報とを、クライアントにおいて照
合する。そして、照合の結果得られた差分情報に対応す
るソフトウエアをサーバからクライアントへ配布する。
その結果、クライアントにすでに存在するソフトウエア
と版数が同一のソフトウエアをサーバからクライアント
へ配布することを回避することができる。このため、配
布処理の効率化を図ることができる。
【0103】また、第2の情報処理装置および第2のソ
フトウエア配布方法によれば、クライアントにおける照
合に先立ち、当該クライアントの種類識別子をサーバに
送り、サーバ側版数管理情報のうち、この種類識別子に
属するグループ識別子に属する情報のみを対応種類版数
管理情報としてクライアントに転送する。この対応種類
版数管理情報は、種類識別子によって識別された当該ク
ライアントに転送される可能性があるソフトウエアのみ
についての管理情報である。従って、サーバ側版数管理
情報のうちの対応種類版数管理情報とクライアント側版
数管理情報とを照合することにより、全てのサーバ側版
数管理情報とクライアント側版数管理情報とを照合する
場合に比べて、配布処理の一層の効率化を図ることがで
きる。
【0104】また、第2の情報処理装置および第2のソ
フトウエア配布方法において、被配布ソフトウエアの発
効日時まで、当該被配布ソフトウエアを一時記憶部に格
納しておき、発効日時担ってから当該被配布ソフトウエ
アを管理対象とすれば、発効日時以前に、被配布ソフト
ウエアをサーバからクライアントへ転送しておくことが
できる。その結果、発効日時直前になって通信回線の断
絶等によりサーバからクライアントへソフトウエアの転
送ができなくなった場合であっても、発効日時から、被
配布ソフトウエアをクライアント管理部の管理対象とす
ることができる。従って、ソフトウエア配布の信頼性を
向上させることができる。
【0105】また、この発明の記憶媒体によれば、サー
バからクライアントへソフトウエアを配布するにあた
り、サーバ側版数管理情報のうちの対応種類版数管理情
報と、クライアント側版数管理情報とを、クライアント
において照合する処理をコンピュータに実行させる。そ
して、照合の結果得られた差分情報に対応するソフトウ
エアをサーバからクライアントへ配布する処理をコンピ
ュータに実行させる。その結果、クライアントにすでに
存在するソフトウエアと版数が同一のソフトウエアをサ
ーバからクライアントへ配布することを回避することが
できる。このため、配布処理の効率化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の情報処理装置の説明に供す
る機能ブロック図である。
【図2】クライアント/サーバ方式の説明に供するブロ
ック図である。
【図3】第1の実施の形態のサーバ側管理情報の例を示
すテーブルである。
【図4】第1の実施の形態のサーバ側版数管理情報の例
を示すテーブルである。
【図5】第1の実施の形態のクライアントの種類識別子
の例を示すテーブルである。
【図6】第1の実施の形態のソフトウエア配布前のクラ
イアント側版数管理情報の例を示すテーブルである。
【図7】第1の実施の形態のソフトウエア配布方法の説
明に供するフローチャートである。
【図8】第1の実施の形態の種類対応版数管理情報の例
を示すテーブルである。
【図9】第1の実施の形態のソフトウエア配布後のクラ
イアント側版数管理情報の例を示すテーブルである。
【図10】第2の実施の形態の情報処理装置の説明に供
する機能ブロック図である。
【図11】第2の実施の形態のサーバ側版数管理情報の
例を示すテーブルである。
【図12】第2の実施の形態のソフトウエア配布前のク
ライアント側版数管理情報の例を示すテーブルである。
【図13】第2の実施の形態のソフトウエア配布方法の
説明に供するフローチャートである。
【図14】第2の実施の形態のソフトウエア配布後の発
行日時前のクライアント側版数管理情報の例を示すテー
ブルである。
【図15】第2の実施の形態の発行日時後のクライアン
ト版数管理情報の例を示すテーブルである。
【符号の説明】
10、10a:サーバ 12:サーバ側管理部 14:サーバ側照合部 16:サーバ側転送部 20:クライアント(クライアント1) 20a:クライアント 22:クライアント側管理部 22a:一時記憶部 22b:日時監視部 24:クライアント側照合部 26:クライアント側転送部 30:クライアント2 40:クライアント3 50:クライアント4 52、54:制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアント/サーバ方式の情報処理装
    置を構成するサーバとクライアントとを具え、 前記サーバの記憶領域に、当該サーバが管理対象とする
    ソフトウエアと、当該ソフトウエアの版数についてのサ
    ーバ側版数管理情報とを格納してあり、 前記クライアントの記憶領域に、当該クライアントが管
    理対象とするソフトウエアと、当該ソフトウエアの版数
    についてのクライアント側版数管理情報とを格納してあ
    る情報処理装置であって、 前記クライアントは、前記サーバから当該クライアント
    へのソフトウエアの配布にあたり当該サーバから当該ク
    ライアントへ転送された前記サーバ側版数管理情報と前
    記クライアント側版数管理情報とを照合して、前記サー
    バ側版数管理情報のうち前記クライアント側版数管理情
    報と一致しない情報を差分情報として前記サーバに転送
    する構成としてあり、 前記サーバは、前記差分情報に対応するソフトウエアを
    当該サーバから前記クライアントへ配布する構成として
    あることを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 クライアント/サーバ方式の情報処理装
    置を構成するサーバとクライアントとを具え、 前記サーバは、サーバ側照合部と、サーバ側管理部とを
    具え、 前記サーバ側管理部の記憶領域に、当該サーバにおける
    管理対象のソフトウエアと、当該ソフトウエアに関する
    サーバ側管理情報と、当該ソフトウエアに関するサーバ
    側版数管理情報とを格納してあり、 前記サーバ側管理情報は、前記クライアントの種類を識
    別するための種類識別子と、当該種類識別子に属するソ
    フトウエアグループを識別するためのグループ識別子
    と、当該グループ識別子の版数とを含み、 前記サーバ側版数管理情報は、前記グループ識別子と、
    当該グループ識別子の版数と、前記ソフトウエアグルー
    プに属する個々のソフトウエアの管理名と、当該ソフト
    ウエアのインストール名と、当該ソフトウエアの版数と
    を含み、 前記クライアントは、クライアント側照合部と、クライ
    アント側管理部とを具え、 前記クライアント側管理部の記憶領域に、前記クライア
    ントの種類を表す種類識別子と、当該クライアントにお
    ける管理対象のソフトウエアと、当該ソフトウエアに関
    するクライアント側版数管理情報とを格納してあり、 前記クライアント側管理部は、一時記憶部を具え、 前記クライアント側版数管理情報は、当該クライアント
    における管理対象のソフトウエアの管理名と、当該ソフ
    トウエアのインストール名と、当該ソフトウエアの版数
    とを含む情報処理装置であって、 前記クライアント側管理部は、ソフトウエアの配布にあ
    たり、前記種類識別子を前記サーバ側照合部へ転送し、 前記サーバ側照合部は、前記サーバ側管理部から前記サ
    ーバ側管理情報を読出し、当該サーバ側管理情報と前記
    種類識別子とを照合して、当該サーバ側管理情報のうち
    の当該種類識別子に属するソフトウエアグループのグル
    ープ識別子を抽出し、抽出された当該グループ識別子に
    属するサーバ側版数管理情報を対応種類版数管理情報と
    して前記サーバ側版数管理部から読出し、当該対応種類
    版数管理情報を前記クライアント側照合部に転送し、 前記クライアント側照合部は、前記クライアント側管理
    情報および前記対応種類版数管理情報のそれぞれの前記
    管理名どうしおよび前記インストール名どうしのいずれ
    か一方または双方を第1の照合対象として照合すると共
    に、前記クライアント側管理情報および前記対応種類版
    数管理情報のそれぞれの前記版数どうしを第2の照合対
    象として照合して、前記対応種類版数管理情報のうちの
    照合結果が不一致の照合対象に対応するソフトウエアを
    特定する情報を、前記対応種類版数管理情報のうちから
    前記差分情報として抽出し、抽出された当該差分情報を
    前記サーバ側管理部へ転送し、 前記サーバ側管理部は、前記差分情報に対応するソフト
    ウエアを、被配布ソフトウエアとして前記クライアント
    側管理部へ転送し、 前記クライアント側管理部は、前記被配布ソフトウエア
    を前記一時記憶部に格納した後、当該被配布ソフトウエ
    アを管理対象とすることを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の情報処理装置におい
    て、 前記サーバ側版数管理情報は、さらに、個々のソフトウ
    エアが有効となる日時を示す発効日時を含み、 前記クライアント側版数管理情報は、さらに、個々のソ
    フトウエアの発効日時を含み、 前記クライアント側管理部は、さらに、日時を監視する
    日時監視部を具え、前記一時記憶部に格納しておいた前
    記被配布ソフトウエアの発効日時になってから、当該被
    配布ソフトウエアを管理対象とすることを特徴とする情
    報処理装置。
  4. 【請求項4】 クライアント/サーバ方式の情報処理装
    置において、サーバからクライアントへソフトウエアを
    配布するにあたり、 前記サーバの記憶領域に格納されている、当該サーバが
    管理対象とするソフトウエアの版数についてのサーバ側
    版数管理情報を前記クライアントへ転送し、 前記クライアントが管理対象とするソフトウエアの版数
    についてのクライアント側版数管理情報と、前記サーバ
    側版数管理情報とを前記クライアントにおいて照合し、 前記サーバ側版数管理情報のうち前記クライアント側版
    数管理情報と一致しない情報を差分情報として前記サー
    バへ転送し、 前記差分情報に対応するソフトウエアを前記サーバから
    前記クライアントへ配布することを特徴とするソフトウ
    エア配布方法。
  5. 【請求項5】 クライアント/サーバ方式の情報処理装
    置を構成するサーバとクライアントを具え、 前記サーバは、サーバ側照合部と、サーバ側管理部とを
    具え、 前記サーバ側管理部の記憶領域に、当該サーバにおける
    管理対象のソフトウエアと、当該ソフトウエアに関する
    サーバ側管理情報と、当該ソフトウエアに関するサーバ
    側版数管理情報とを格納してあり、 前記サーバ側管理情報は、前記クライアントの種類を識
    別するための種類識別子と、当該種類識別子に属するソ
    フトウエアグループを識別するためのグループ識別子
    と、当該グループ識別子の版数とを含み、 前記サーバ側版数管理情報は、前記グループ識別子と、
    当該グループ識別子の版数と、前記ソフトウエアグルー
    プに属する個々のソフトウエアの管理名と、当該ソフト
    ウエアのインストール名と、当該ソフトウエアの版数と
    を含み、 前記クライアントは、クライアント側照合部と、クライ
    アント側管理部とを具え、 前記クライアント側管理部の記憶領域に、前記クライア
    ントの種類を表す種類識別子と、当該クライアントにお
    ける管理対象のソフトウエアと、当該ソフトウエアに関
    するクライアント側版数管理情報とを格納してあり、 前記クライアント側管理部は、一時記憶部を具え、 前記クライアント側版数管理情報は、当該クライアント
    における管理対象のソフトウエアの管理名と、当該ソフ
    トウエアのインストール名と、当該ソフトウエアの版数
    とを含む情報処理装置において、前記サーバから前記ク
    ライアントへソフトウエアを配布するにあたり、 前記種類識別子を、前記クライアント管理部から前記サ
    ーバ側照合部へ転送し、 前記サーバ側管理情報を、前記サーバ側管理部から前記
    サーバ側照合部に読出し、 前記サーバ側照合部において、前記種類識別子と前記サ
    ーバ側管理情報とを照合して、前記サーバ側管理情報の
    うちの当該種類識別子に属するソフトウエアグループの
    グループ識別子を抽出し、 前記サーバ側版数管理情のうちの、抽出された前記グル
    ープ識別子に属するサーバ側版数管理情報を対応種類版
    数管理情報として、前記サーバ側版数管理部から前記サ
    ーバ側照合部に読出し、 当該対応種類版数管理情報を、前記サーバ側照合部から
    前記クライアント側照合部に転送し、 前記クライアント側管理情報を、前記クライアント側管
    理部から前記クライアント側照合部に読出し、 前記クライアント側照合部において、前記クライアント
    側管理情報および前記対応種類版数管理情報のそれぞれ
    の前記管理名どうしおよび前記インストール名どうしの
    いずれか一方または双方を第1の照合対象として照合す
    ると共に、前記クライアント側管理情報および前記対応
    種類版数管理情報のそれぞれの前記版数どうしを第2の
    照合対象として照合して、前記対応種類版数管理情報の
    うちの照合結果が不一致の照合対象に対応するソフトウ
    エアを特定する情報を、前記対応種類版数管理情報のう
    ちから前記差分情報として抽出し、抽出された当該差分
    情報を前記サーバ側管理部へ転送し、 前記差分情報に対応するソフトウエアを被配布ソフトウ
    エアとして、前記サーバ側管理部から前記クライアント
    側管理部へ転送し、 前記被配布ソフトウエアを前記クライアント側管理部の
    前記一時記憶部に一旦格納した後、当該被配布ソフトウ
    エアを前記クライアント側管理部の管理対象とすること
    を特徴とするソフトウエア配布方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のソフトウエア配布方法
    において、 前記サーバ側版数管理情報は、さらに、個々のソフトウ
    エアが有効となる日時を示す発効日時を含み、 前記クライアント側版数管理情報は、さらに、個々のソ
    フトウエアの発効日時を含み、 前記クライアント側管理部の前記一時記憶部に格納して
    おいた前記被配布ソフトウエアを、当該被配布ソフトウ
    エアの発効日時になってから、前記クライアント側管理
    部の管理対象とすることを特徴とするソフトウエア配布
    方法。
  7. 【請求項7】 クライアント/サーバ方式のサーバから
    クライアントへソフトウエアを配布するにあたり、 前記サーバの記憶領域に格納されている、当該サーバが
    管理対象とするソフトウエアに版数についてのサーバ側
    版数管理情報を、前記クライアントへ転送する処理と、 前記クライアントの記憶領域に格納されている、当該ク
    ライアントが管理対象とするソフトウエアの版数につい
    てのクライアント側版数管理情報と、前記サーバ側版数
    管理情報とを、当該クライアントにおいて照合する処理
    と、 前記サーバ側版数管理情報のうち前記クライアント側版
    数管理情報と一致しない情報を差分情報として前記クラ
    イアントから前記サーバへ転送する処理と、 前記差分情報に対応するソフトウエアを前記サーバから
    前記クライアントへ配布する処理とをコンピュータに実
    行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読取
    可能な記録媒体。
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