JPWO2009081527A1 - 情報処理装置、仮想計算機構成方法、並びに、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、仮想計算機構成方法、並びに、プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

仮想計算機の構成ファイルのデータ転送量を小さくし、ネットワーク帯域への負荷を軽減し得る情報処理装置を提供する。この情報処理装置では、ファイル格納部は、仮想計算機の構築に必要な構成ファイル群とともに、各構成ファイルに対応するメタデータを記憶している。メタデータ取得部は、ネットワーク回線NWに接続された通信装置から、目標仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルに対応するメタデータを受信する。差分抽出部は、受信されたメタデータと既存のメタデータとの間の差分を抽出して差分メタデータを得る。ファイル取得部は、差分メタデータに対応する構成ファイルの送信要求を通信装置に発し、この送信要求に応答した通信装置から構成ファイルを受信する。仮想計算機制御部は、受信された構成ファイルと既存の構成ファイルとに基づいて目標仮想計算機を論理的に構成する。

Description

本発明は、実計算機上に仮想計算機を論理的に構成する仮想化技術に関する。
仮想計算機(仮想マシンまたは仮想コンピュータ:virtual machine)は、ハードウェアの代わりに、オペレーティング・システムの動作を可能にする仮想的な計算機環境を提供するものである。言い換えれば、仮想計算機は、ハードウェアを含む実計算機をエミュレーションする。1台の実計算機上に複数の仮想計算機を論理的に構成し、これら仮想計算機上でそれぞれ異なるオペレーティング・システムを並列に動作させることが可能である。
1つのハードウェア上に複数の仮想計算機を構成すれば、計算機システムの保守管理が容易になる。仮想計算機上であれば、古いオペレーティング・システムを容易に構築することができる。また、仮想計算機の構築に必要な構成ファイル群をバックアップしておけば、ある計算機システムに障害が発生しても、その構成ファイル群を使用して別の計算機システムにユーザのコンピューティング環境を容易かつ完全に再構築することができる。さらに、実計算機を持ち運ばなくても、構成ファイル群を通信路を介して計算機システムに転送することで、この計算機システムにユーザのコンピューティング環境を容易かつ完全に再構築することができる。実計算機の持ち運びには、紛失や盗難による情報漏洩のリスクが伴うが、構成ファイル群を安全な通信路を介して転送すれば、その種のリスクが低減する。
このような仮想計算機に関する仮想化技術は、たとえば、特許文献1(特開平10−283210号公報)、特許文献2(特開2007−183747号公報)、特許文献3(特開2007−172649号公報)および特許文献4(特開2001−325106号公報)に開示されている。
特開平10−283210号公報 特開2007−183747号公報 特開2007−172649号公報 特開2001−325106号公報
しかしながら、各仮想計算機の構成ファイル群は、ユーザのコンピューティング環境を完全に構築し得るものであるから、構成ファイル群の情報量は莫大なものとなる傾向がある。それ故、構成ファイル群を転送するネットワーク回線の帯域が狭ければ、構成ファイル群の転送に多大な時間がかかり、ネットワーク回線への負荷が増大するという問題がある。このため、インターネットなどの比較的狭帯域のネットワーク基盤を利用して構成ファイル群を転送することは現実的ではなかった。一方、大規模分散ネットワークのように広帯域で信頼性の高いネットワーク回線を構築するには、大規模な設備投資が必要である。
上記に鑑みて、本発明の目的は、仮想計算機の構成ファイルのデータ転送量を小さくし、ネットワーク帯域への負荷を軽減し得る情報処理装置、仮想計算機構成方法およびプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することである。
本発明によれば、ネットワーク回線に接続され、実計算機を有しかつこの実計算機上に仮想計算機を論理的に構成する情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、少なくとも1つの仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルとともに、前記各構成ファイルに対応しかつ前記各構成ファイルの特徴を示すメタデータを記憶するファイル格納部と、前記ネットワーク回線に接続された通信装置に対して、前記実計算機上に論理的に構成されるべき目標仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルに対応するメタデータの送信要求を発し、この送信要求に応答した前記通信装置から送信されたメタデータを受信するメタデータ取得部と、当該受信されたメタデータと前記ファイル格納部に記憶されているメタデータとの間の差分を抽出して差分メタデータを得る差分抽出部と、前記差分メタデータに対応する構成ファイルの送信要求を前記通信装置に発し、この送信要求に応答した前記通信装置から送信された構成ファイルを受信するファイル取得部と、当該受信された構成ファイルと前記ファイル格納部に記憶されている構成ファイルとに基づいて前記実計算機上に前記目標仮想計算機を論理的に構成する仮想計算機制御部と、を備えている。
また、本発明によれば、実計算機上に仮想計算機を論理的に構成する仮想計算機構成方法が提供される。この仮想計算機構成方法は、ネットワーク回線に接続された通信装置に対して、前記実計算機上に論理的に構成されるべき目標仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルに対応するメタデータの送信要求を発し、この送信要求に応答した前記通信装置から送信されたメタデータを受信するステップと、少なくとも1つの仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルとともに、前記各構成ファイルに対応しかつ前記各構成ファイルの特徴を示すメタデータを記憶しているファイル格納部から前記メタデータを読み出すステップと、当該読み出されたメタデータと当該受信されたメタデータとの間の差分を抽出して差分メタデータを得るステップと、前記差分メタデータに対応する構成ファイルの送信要求を前記通信装置に発し、この送信要求に応答した前記通信装置から送信された構成ファイルを受信するステップと、当該受信された構成ファイルと前記ファイル格納部に記憶されている構成ファイルとに基づいて前記実計算機上に前記目標仮想計算機を論理的に構成するステップと、を備えたものである。
さらに、本発明によれば、実計算機上に仮想計算機を論理的に構成するための制御処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。前記制御処理は、ネットワーク回線に接続された通信装置に対して、前記実計算機上に論理的に構成されるべき目標仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルに対応するメタデータの送信要求を発し、この送信要求に応答した前記通信装置から送信されたメタデータを受信するメタデータ取得処理と、少なくとも1つの仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルとともに、前記各構成ファイルに対応しかつ前記各構成ファイルの特徴を示すメタデータを記憶しているファイル格納部から前記メタデータを読み出す処理と、当該読み出されたメタデータと当該受信されたメタデータとの間の差分を抽出して差分メタデータを得る差分抽出処理と、前記差分メタデータに対応する構成ファイルの送信要求を前記通信装置に発し、この送信要求に応答した前記通信装置から送信された構成ファイルを受信するファイル取得処理と、当該受信された構成ファイルと前記ファイル格納部に記憶されている構成ファイルとに基づいて前記実計算機上に前記目標仮想計算機を論理的に構成する仮想計算機制御処理と、を含む。
本発明による情報処理装置、仮想計算機構成方法およびプログラムでは、目標仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルのうち、ファイル格納部に記憶されていない構成ファイルのみがネットワーク回線を介して転送される。よって、目標仮想計算機の構築に必要な構成ファイル全体をネットワーク回線を介して転送せずに済むので、データ転送量が少なくて済み、ネットワーク帯域への負荷軽減が可能となる。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
図1は、本発明の一実施形態に係る実計算機システムの概略構成を示すブロック図である。 図2(A)は、ボリュームの記憶内容を模式的に例示する図であり、図2(B)は、ボリュームに記憶されている各構成ファイルのフォーマットを概略的に示す図である。 図3は、複数の仮想計算機を並列に動作させる構成を模式的に示す図である。 図4は、実計算機システムによる処理手順を例示するフローチャートである。 図5は、構成ファイル群の内容を例示する図である。 図6は、構成ファイルの種類を例示する図である。
以下、本発明の種々の実施形態を図面を参照しつつ説明する。なお、全ての図面において、同一機能を有する構成要素には同一符号が付されており、その詳細な説明を適宜省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係る情報処理装置である実計算機システム10の概略構成を示すブロック図である。図1に示されるように、ネットワーク回線NWには、複数の実計算機システム10〜10(Nは3以上の整数)が接続されている。これら実計算機システム10〜10は、同一機能および同一構成を有しており、計算機ネットワークを構成し得る。ネットワーク回線NWとしては、たとえば、一般的に使用されているネットワーク基盤(たとえば、WAN:広域ネットワーク)や小規模ネットワーク(たとえば、有線または無線LAN)が挙げられるが、特に限定されるものではない。
実計算機システム10は、ネットワーク回線NWに接続された送受信部(ネットワーク・インターフェース)20、ボリューム制御部30、仮想計算機制御部40および記録媒体50を有している。記録媒体50は、物理ボリューム(物理的な記憶領域)または論理ボリューム(複数の物理的な記憶領域をグループ化して構成された仮想的なボリューム)からなる仮想計算機用ボリューム51を有する。このボリューム(ファイル格納部)51には、少なくとも1つの仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルとともに、各構成ファイルに対応しかつ当該各構成ファイルの属性を示すメタデータが記憶されている。
図2(A)は、ボリューム51の記憶内容を模式的に例示する図であり、図2(B)は、ボリューム51に記憶されている各構成ファイルのフォーマットを概略的に示す図である。図2(A)に示されるように、ボリューム51には、複数の構成ファイル群60〜60(Pは3以上の整数)が記憶されており、これら構成ファイル群60〜60の各々が、仮想計算機の構築に必要な複数個の構成ファイルによって構成されている。図2(B)に示されるように、構成ファイル61〜61(Qは、3以上の正整数)の各々は、仮想計算機の構築に使用されるボディ部(本文データ)と、このボディ部の特徴を実質的に一意に表すメタデータとからなる。
メタデータには、たとえば、ボディ部のデータを圧縮して得られるダイジェストデータや、ボディ部のファイル名称を示すデータを含めることができる。ダイジェストデータとしては、ボディ部のデータを入力とするハッシュ関数の出力値(ハッシュ値)が望ましい。なお、ハッシュ関数は、可変長のデータ入力から固定長の疑似乱数を出力する関数である。
仮想計算機制御部40は、ボリューム51に記憶されている構成ファイル群に基づいて、ハードウェア資源を含む実計算機システム10上に仮想計算機を論理的に構成する機能を有している。すなわち、仮想計算機制御部40は、実計算機システム10のハードウェア資源を時分割等の手段により仮想計算機に割り当てて仮想計算機を動作させる機能を有する。
また、仮想計算機制御部40は、1つのオペレーティング・システム(OS)上で複数の仮想計算機を並列に動作させる機能を有している。この仮想計算機制御部40は、ファームウェアまたはプログラムで実現し得るものである。たとえば、図3に示されるように、実計算機システム10のハードウェア70上に1つのホストOS71が動作する場合に、図1の仮想計算機制御部40の機能の一部として、ホストOS71上で動作する仮想計算機モニタ72を設けることができる。この仮想計算機モニタ72が、複数の仮想計算機80,80,…,80を並列に動作させることを可能とする。
図3に示されるように、仮想計算機80,80,…,80においては、それぞれ、ゲストOS81,81,…,81が動作し、これらゲストOS81,81,…,81上で、それぞれ、ユーザのコンピューティング環境を実現するためのアプリケーション(アプリケーション・プログラム)82,82,…,82が動作する。
なお、実計算機システム10のハードウェアは、汎用的な構成であればよく、たとえば、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ、主メモリ、キャッシュメモリ、バス回路、タイマ回路、入力装置(たとえば、キーボード)および出力装置(たとえば、ディスプレイやプリンタ)などの物理資源によって構成され得るが、特に限定されるものではない。実計算機システム10を、ワークステーションまたはパーソナルコンピュータで実現してもよい。
図1のボリューム制御部30は、メタデータ取得部31、差分抽出部32、ファイル取得部33およびデータ送信制御部34を含む。メタデータ取得部31は、新たな仮想計算機(以下、目標仮想計算機と呼ぶ。)を実計算機システム10上に構成しようとするとき、他の実計算機システム10〜10に対して、目標仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルに対応するメタデータの送信要求を送受信部20を介して発する。この送信要求は、ネットワーク回線NWに接続された実計算機システム10〜10に対してブロードキャストされてもよいし、あるいは、実計算機システム10〜10の中の特定の実計算機システムに対してユニキャストまたはマルチキャストされてもよい。この送信要求に応答して実計算機システム10(kは2〜Nのいずれか)がメタデータを送信したとき、メタデータ取得部31は、実計算機システム10から送信されたメタデータを送受信部20を介して受信する。
差分抽出部32は、当該受信されたメタデータと、ボリューム51に記憶されているメタデータとの間の差分(以下、差分メタデータと呼ぶ。)を抽出し、その抽出結果をファイル取得部33に与える機能を有している。ここで、差分メタデータは、当該受信されたメタデータの集合から、ボリューム51に記憶されている既存のメタデータの集合の要素を除外した集合を意味する。ファイル取得部33は、実計算機システム10に対して、差分メタデータに対応する構成ファイル(以下、差分構成ファイルと呼ぶ。)の送信要求を送受信部20を介して発する。この送信要求に応答して実計算機システム10が差分構成ファイルを送信したとき、ファイル取得部33は、差分構成ファイルを送受信部20を介して受信する。
ファイル取得部33は、当該受信された差分構成ファイルと、ボリューム51に記憶されている構成ファイルとを合成(マージ)して目標仮想計算機の構築に必要な構成ファイル群60P+1を新たに生成し、この構成ファイル群60P+1をボリューム51に追記する機能を有する。
データ送信制御部34は、他の実計算機システム10〜10のいずれかから構成ファイルまたはメタデータの送信要求を送受信部20を介して受信したとき、これに応答するファイルサーバ機能を有する。すなわち、データ送信制御部34は、送信要求に応じて、ボリューム51から構成ファイルまたはメタデータを読み出し、当該読み出された構成ファイルまたはメタデータを送受信部20を介して送信する。これにより、他の実計算機システム10〜10は、仮想計算機の構築に必要な構成ファイルを持たないときでも、実計算機システム10から不足の構成ファイルとこれに対応するメタデータとを取得することが可能である。
上記したボリューム制御部30は、図3に示した仮想計算機80〜80のうち特定の仮想計算機80で動作するゲストOS81(以下、特権OSと呼ぶ。)あるいはこの特権OS81上で動作するアプリケーション82により実現可能である。
一方、図1に示されるように、仮想計算機制御部40は、起動制御部41と読込制御部42とを有している。読込制御部42は、ボリューム51から構成ファイル群60P+1を読み込み、この構成ファイル群60P+1を起動制御部41に与える。起動制御部41は、構成ファイル群60P+1に基づいて実計算機システム10上に目標仮想計算機を論理的に構成することができる。
上記構成を有する実計算機システム10の動作例を図4を参照しつつ以下に説明する。図4は、実計算機システム10による処理手順を例示するフローチャートである。
目標仮想計算機の構成指示が入力されると(ステップS10)、仮想計算機制御部40の起動制御部41は、ボリューム51を参照して目標仮想計算機の構築に必要な全ての構成ファイルがボリューム51に存在するか否かを確認する(ステップS11,S12)。当該構成指示は、ユーザがキーボードなどの入力装置を操作して目標仮想計算機の名称を指定することで入力されたものでもよいし、あるいは、ネットワーク回線NWを介した遠隔指示により入力されたものでもよい。
ステップS11でボリューム51を参照した結果、起動制御部41が、目標仮想計算機の構築に必要な全ての構成ファイルがボリューム51内に存在すると判定した場合(ステップS12のYES)、読込制御部42は、目標仮想計算機に対応する構成ファイル群をボリューム51から読み出し、起動制御部41は、この構成ファイル群に基づいて実計算機システム10上に目標仮想計算機を論理的に構成する(ステップS22)。
一方、目標仮想計算機の構築に必要な全ての構成ファイルがボリューム51内に存在しないと判定した場合(ステップS12のNO)、起動制御部41は、ボリューム制御部30に当該構成ファイルの取得を依頼する。
この依頼に応じて、メタデータ取得部31は、実計算機システム10〜10の中から、目標仮想計算機の構築に必要な構成ファイル群を有する通信装置を検索する(ステップS13)。具体的には、メタデータ取得部31は、実計算機システム10〜10に対し、当該構成ファイルの有無を問い合わせる。この問い合わせに応じて、実計算機システム10〜10は、それぞれ、自己の記録媒体内に当該構成ファイルが存在する場合には応答信号を返信する。メタデータ取得部31は、実計算機システム10〜10のいずれからも応答信号を受信することができなければ、通信装置が見つからなかったと判定し(ステップS14のNO)、以上で処理を終了させる。
一方、メタデータ取得部31は、実計算機システム10〜10のうちのいずれかの実計算機システム10から応答信号を受信することができれば、通信装置10が見つかったと判定し(ステップS14のYES)、この実計算機システム10から当該構成ファイル群に対応するメタデータを取得する(ステップS15)。具体的には、メタデータ取得部31は、実計算機システム10にメタデータの送信要求を発し、この送信要求に応答した実計算機システム10から送信されたメタデータを送受信部20を介して受信する。
その後、差分抽出部32は、ボリューム51からメタデータを読み出し(ステップS16)、メタデータ取得部31で取得されたメタデータの集合とボリューム51に記憶されている既存のメタデータの集合とを比較して両者間の差分(すなわち、差分メタデータ)の抽出を試みる(ステップS17)。この結果、差分が存在しない場合(ステップS18のNO)、差分抽出部32は、以上で処理を終了させる。
一方、差分が存在する場合(ステップS18のYES)、差分抽出部32はその抽出結果をファイル取得部33に与える。ファイル取得部33は、差分メタデータに対応する差分構成ファイルのみ(あるいは、ボディ部のみ)を実計算機システム10から取得する(ステップS19)。具体的には、ファイル取得部33は、実計算機システム10に差分構成ファイルの送信要求を発し、この送信要求に応答した実計算機システム10から送信された差分構成ファイルを送受信部20を介して受信する。
たとえば、ボリューム51に記憶されている既存の構成ファイル群60の内容が図5(A)の表に示されるものとし、実計算機システム10の記録媒体に記憶されている構成ファイル群60の内容が図5(B)の表に示されるものとする。構成ファイル群60は、目標仮想計算機の構築に必要なものである。
図5(A),(B)に示されるように、各構成ファイルのメタデータは、ボディ部のファイル名称とハッシュ値とからなる。図5(A)の表では、"a.txt"とのファイル名称のボディ部について「88088333」のハッシュ値が、"b.jpg"とのファイル名称のボディ部について「93731139」のハッシュ値が、"c.gif"とのファイル名称のボディ部について「19880012」のハッシュ値が、それぞれ付されている。一方、図5(B)の表では、"a.txt"とのファイル名称のボディ部について「88088333」のハッシュ値が、"b.jpg"とのファイル名称のボディ部について「93731139」のハッシュ値が、"d.gif"とのファイル名称のボディ部について「02288777」のハッシュ値が、それぞれ付されている。図1の差分抽出部32は、既存の構成ファイル群60のメタデータと、実計算機システム10から受信されたメタデータとを比較して、"d.gif"とのファイル名称のボディ部に対応するメタデータ("d.gif"のファイル名称と「02288777」のハッシュ値)を差分メタデータとして抽出することができる。
上記ステップS19の後、ファイル取得部33は、当該受信された差分構成ファイルと、ボリューム51に記憶されている既存の構成ファイルとを合成(マージ)して目標仮想計算機の構築に必要な構成ファイル群60P+1を新たに生成する(ステップS20)。次いで、ファイル取得部33は、この構成ファイル群60P+1をボリューム51に記憶させて(ステップS21)、準備完了の旨を仮想計算機制御部40に通知する。
この通知を受けた仮想計算機制御部40では、起動制御部41が、構成ファイル群60P+1に基づいて目標仮想計算機を論理的に構成する(ステップS22)。すなわち、読込制御部42が、ボリューム51から構成ファイル群60P+1を読み込み、この構成ファイル群60P+1を起動制御部41に与える。起動制御部41は、この構成ファイル群60P+1に基づいて目標仮想計算機を起動しこれを利用可能な状態にする。以上で処理は終了する。
上記の実計算機システム10による仮想計算機の構成方法の効果は以下の通りである。実計算機システム10は、差分メタデータに基づいて、目標仮想計算機の構築に必要な構成ファイル群のうち、自己のボリューム51に記憶されていない差分構成ファイルのみをネットワーク回線NWを介して取得する。よって、目標仮想計算機の構築に必要な構成ファイル全体をネットワーク回線NWを介して転送せずに済むので、データ転送量が少なくて済み、ネットワーク帯域への負荷軽減が可能となる。
したがって、ユーザが、他の実計算機システム10(kは2〜Nのいずれか)で使用している仮想計算機(ユーザのコンピューティング環境)を実計算機システム10に移動したい場合に、その移動を容易に行うことが可能である。
また、上記の通り、図1のファイル取得部33は、差分構成ファイルと、ボリューム51に記憶されている既存の構成ファイルとを合成して構成ファイル群60P+1を新たに生成し、この構成ファイル群60P+1をボリューム51に追記する機能を有する。これにより、仮想計算機制御部40は、ボリューム51に記憶済みの構成ファイル群60P+1に基づいて目標仮想計算機を短時間で起動することができる。
さらに、図1のデータ送信制御部34は、他の実計算機システム10〜10のいずれかから構成ファイルまたはメタデータの送信要求を送受信部20を介して受信したとき、これに応答するファイルサーバ機能を有する。全ての実計算機システム10〜10がこのデータ送信制御部34の機能を有することにより、不足の構成ファイルを互いに補完し合う計算機ネットワークシステムの構成が可能となる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。たとえば、上記の通り、ファイル取得部33は、好適な機能として、差分構成ファイルとボリューム51に記憶されている既存の構成ファイルとを合成する機能を有するが、ファイル取得部33は、この合成を行わずに、差分構成ファイルをボリューム51またはバッファメモリ(図示せず)に記憶させる形態もあり得る。この場合、起動制御部41は、差分構成ファイルと既存の構成ファイルとを直接用いて目標仮想計算機を起動すればよい。
また、上記の通り、メタデータ取得部31と差分抽出部32は、構成ファイルの種類毎に差分メタデータを効率良く抽出してもよい。図6に例示されるように、一般に、1つの仮想計算機の構築に必要な構成ファイル群60P+1は、OSファイル群61A、アプリケーションファイル群61Bおよびデータファイル群61Cという3種類の構成ファイルからなる。OSファイル群61Aは、仮想計算機でゲストOSを動作させるための構成ファイルであり、アプリケーションファイル群61Bは、ゲストOS上でアプリケーションを動作させるための構成ファイルであり、データファイル群61Cは、ゲストOSまたはアプリケーションによって使用されるデータを含む構成ファイルである。
たとえば、メタデータ取得部31は、OSファイル群61AのOSの種類を示すメタデータを取得し、差分抽出部32は、このメタデータと、ボリューム51に記憶されている既存のOSファイル群のOSの種類を示すメタデータとを比較して両者の差分を抽出することができる(図4のステップS17)。この場合、OSファイル群を構成する構成ファイル各々について、メタデータを取得し、当該取得されたメタデータと既存のメタデータとの差分を抽出せずに済むので、効率良くかつ短時間で差分を抽出することが可能となる。アプリケーションファイル群61Bおよびデータファイル群61Cについても同様である。
なお、上記実施形態において、ボリューム制御部30の機能ブロック31〜34と仮想計算機制御部40の機能ブロック41,42は、不揮発性メモリや光ディスクなどの記録媒体に記録されたプログラムまたはプログラムコードによって実現される。このようなプログラムまたはプログラムコードは、機能ブロック31〜34,41〜42の処理を、CPUなどのプロセッサを有する実計算機(コンピュータ)に実行させるものである。機能ブロック31〜34,41〜42の全部をプログラムまたはプログラムコードによって実現する代わりに、機能ブロック31〜34,41〜42の一部を半導体集積回路などのハードウェアによって実現してもよい。
この出願は、2007年12月26日に出願された日本出願特願2007−335039号を基礎とする優先権を主張するものであり、その開示の全ては、本明細書の一部として援用(incorporation herein by reference)される。
【0002】
文献4(特開2001−325106号公報)に開示されている。
特許文献:特開平10−283210号公報
特許文献2:特開2007−183747号公報
特許文献3:特開2007−172649号公報
特許文献4:特開2001−325106号公報
発明の開示
[0005]
しかしながら、各仮想計算機の構成ファイル群は、ユーザのコンピューティング環境を完全に構築し得るものであるから、構成ファイル群の情報量は莫大なものとなる傾向がある。それ故、構成ファイル群を転送するネットワーク回線の帯域が狭ければ、構成ファイル群の転送に多大な時間がかかり、ネットワーク回線への負荷が増大するという問題がある。このため、インターネットなどの比較的狭帯域のネットワーク基盤を利用して構成ファイル群を転送することは現実的ではなかった。一方、大規模分散ネットワークのように広帯域で信頼性の高いネットワーク回線を構築するには、大規模な設備投資が必要である。
[0006]
上記に鑑みて、本発明の目的は、仮想計算機の構成ファイルのデータ転送量を小さくし、ネットワーク帯域への負荷を軽減し得る情報処理装置、仮想計算機構成方法およびプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供することである。
[0007]
本発明によれば、ネットワーク回線に接続され、実計算機を有しかつこの実計算機上に仮想計算機を論理的に構成する情報処理装置が提供される。この情報処理装置は、少なくとも1つの仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルとともに、前記各構成ファイルに対応しかつ前記各構成ファイルの特徴を示すメタデータを記憶するファイル格納部と、前記ネットワーク回線に接続された通信装置に対して、前記実計算機上に論理的に構成されるべき目標仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルに対応するメタデータの送信要求を発し、この送信要求に応答した前記通信装置から送信されたメタデータを受信するメタデータ取得部と、当該受信されたメタデータと前記フ
【0003】
ァイル格納部に記憶されているメタデータとを比較することにより差分を抽出して差分メタデータを得る差分抽出部と、前記差分メタデータに対応する構成ファイルの送信要求を前記通信装置に発し、この送信要求に応答した前記通信装置から送信された構成ファイルを受信するファイル取得部と、当該受信された構成ファイルと前記ファイル格納部に記憶されている構成ファイルとに基づいて前記実計算機上に前記目標仮想計算機を論理的に構成する仮想計算機制御部と、を備えている。
[0008]
また、本発明によれば、実計算機上に仮想計算機を論理的に構成する仮想計算機構成方法が提供される。この仮想計算機構成方法は、ネットワーク回線に接続された通信装置に対して、前記実計算機上に論理的に構成されるべき目標仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルに対応するメタデータの送信要求を発し、この送信要求に応答した前記通信装置から送信されたメタデータを受信するステップと、少なくとも1つの仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルとともに、前記各構成ファイルに対応しかつ前記各構成ファイルの特徴を示すメタデータを記憶しているファイル格納部から前記メタデータを読み出すステップと、当該読み出されたメタデータと当該受信されたメタデータとを比較することにより差分を抽出して差分メタデータを得るステップと、前記差分メタデータに対応する構成ファイルの送信要求を前記通信装置に発し、この送信要求に応答した前記通信装置から送信された構成ファイルを受信するステップと、当該受信された構成ファイルと前記ファイル格納部に記憶されている構成ファイルとに基づいて前記実計算機上に前記目標仮想計算機を論理的に構成するステップと、を備えたものである。
[0009]
さらに、本発明によれば、実計算機上に仮想計算機を論理的に構成するための制御処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供される。前記制御処理は、ネットワーク回線に接続された通信装置に対して、前記実計算機上に論理的に構成されるべき目標仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルに対応するメタデータの送信要求を発し、この送信要求に応答した前記通信装置から送信されたメ
【0004】
タデータを受信するメタデータ取得処理と、少なくとも1つの仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルとともに、前記各構成ファイルに対応しかつ前記各構成ファイルの特徴を示すメタデータを記憶しているファイル格納部から前記メタデータを読み出す処理と、当該読み出されたメタデータと当該受信されたメタデータとを比較することにより差分を抽出して差分メタデータを得る差分抽出処理と、前記差分メタデータに対応する構成ファイルの送信要求を前記通信装置に発し、この送信要求に応答した前記通信装置から送信された構成ファイルを受信するファイル取得処理と、当該受信された構成ファイルと前記ファイル格納部に記憶されている構成ファイルとに基づいて前記実計算機上に前記目標仮想計算機を論理的に構成する仮想計算機制御処理と、を含む。
[0010]
本発明による情報処理装置、仮想計算機構成方法およびプログラムでは、目標仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルのうち、ファイル格納部に記憶されていない構成ファイルのみがネットワーク回線を介して転送される。よって、目標仮想計算機の構築に必要な構成ファイル全体をネットワーク回線を介して転送せずに済むので、データ転送量が少なくて済み、ネットワーク帯域への負荷軽減が可能となる。
図面の簡単な説明
[0011]
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
[0012]
[図1]図1は、本発明の一実施形態に係る実計算機システムの概略構成を示すブロック図である。
[図2]図2(A)は、ボリュームの記憶内容を模式的に例示する図であり、図2(B)は、ボリュームに記憶されている各構成ファイルのフォーマットを概略的に示す図である。
[図3]図3は、複数の仮想計算機を並列に動作させる構成を模式的に示す図である。

Claims (15)

  1. ネットワーク回線に接続され、実計算機を有しかつこの実計算機上に仮想計算機を論理的に構成する情報処理装置であって、
    少なくとも1つの仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルとともに、前記各構成ファイルに対応しかつ前記各構成ファイルの特徴を示すメタデータを記憶するファイル格納部と、
    前記ネットワーク回線に接続された通信装置に対して、前記実計算機上に論理的に構成されるべき目標仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルに対応するメタデータの送信要求を発し、この送信要求に応答した前記通信装置から送信されたメタデータを受信するメタデータ取得部と、
    当該受信されたメタデータと前記ファイル格納部に記憶されているメタデータとの間の差分を抽出して差分メタデータを得る差分抽出部と、
    前記差分メタデータに対応する構成ファイルの送信要求を前記通信装置に発し、この送信要求に応答した前記通信装置から送信された構成ファイルを受信するファイル取得部と、
    当該受信された構成ファイルと前記ファイル格納部に記憶されている構成ファイルとに基づいて前記実計算機上に前記目標仮想計算機を論理的に構成する仮想計算機制御部と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 請求項1記載の情報処理装置であって、前記メタデータは、当該メタデータに対応する構成ファイルの本文データを入力とするハッシュ関数の出力値を示すデータを含むことを特徴とする情報処理装置。
  3. 請求項1または2記載の情報処理装置であって、前記メタデータは、当該メタデータに対応する構成ファイルの名称を示すデータを含むことを特徴とする情報処理装置。
  4. 請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置であって、前記ファイル取得部は、当該受信された構成ファイルと前記ファイル格納部に記憶されている構成ファイルとを合成して前記目標仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルを生成し、当該生成された一群の構成ファイルを前記ファイル格納部に記憶させることを特徴とする情報処理装置。
  5. 請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置であって、
    前記仮想計算機制御部は、前記目標仮想計算機と、この目標仮想計算機とは異なる仮想計算機とを並列に動作させることを特徴とする情報処理装置。
  6. 請求項5記載の情報処理装置であって、前記仮想計算機制御部は、前記目標仮想計算機と、この目標仮想計算機とは異なる仮想計算機とを1つのオペレーティング・システム上で並列に動作させることを特徴とする情報処理装置。
  7. 請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の情報処理装置であって、前記ネットワーク回線に接続された通信装置から構成ファイルまたはメタデータの送信要求を受信したとき、これに応答して、前記ファイル格納部から前記構成ファイルまたは前記メタデータを読み出し、当該読み出された構成ファイルまたはメタデータを前記通信装置に送信するデータ送信制御部を更に備えることを特徴とする情報処理装置。
  8. 実計算機上に仮想計算機を論理的に構成する仮想計算機構成方法であって、
    ネットワーク回線に接続された通信装置に対して、前記実計算機上に論理的に構成されるべき目標仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルに対応するメタデータの送信要求を発し、この送信要求に応答した前記通信装置から送信されたメタデータを受信するステップと、
    少なくとも1つの仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルとともに、前記各構成ファイルに対応しかつ前記各構成ファイルの特徴を示すメタデータを記憶しているファイル格納部から前記メタデータを読み出すステップと、
    当該読み出されたメタデータと当該受信されたメタデータとの間の差分を抽出して差分メタデータを得るステップと、
    前記差分メタデータに対応する構成ファイルの送信要求を前記通信装置に発し、この送信要求に応答した前記通信装置から送信された構成ファイルを受信するステップと、
    当該受信された構成ファイルと前記ファイル格納部に記憶されている構成ファイルとに基づいて前記実計算機上に前記目標仮想計算機を論理的に構成するステップと、
    を備えることを特徴とする仮想計算機構成方法。
  9. 請求項8記載の仮想計算機構成方法であって、前記メタデータは、当該メタデータに対応する構成ファイルの本文データを入力とするハッシュ関数の出力値を示すデータを含むことを特徴とする仮想計算機構成方法。
  10. 請求項8または9記載の仮想計算機構成方法であって、前記メタデータは、当該メタデータに対応する構成ファイルの名称を示すデータを含むことを特徴とする仮想計算機構成方法。
  11. 請求項8から10のうちのいずれか1項に記載の仮想計算機構成方法であって、当該受信された構成ファイルと前記ファイル格納部に記憶されている構成ファイルとを合成して前記目標仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルを生成し、当該生成された一群の構成ファイルを前記ファイル格納部に記憶させるステップを更に備えることを特徴とする仮想計算機構成方法。
  12. 実計算機上に仮想計算機を論理的に構成するための制御処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記制御処理は、
    ネットワーク回線に接続された通信装置に対して、前記実計算機上に論理的に構成されるべき目標仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルに対応するメタデータの送信要求を発し、この送信要求に応答した前記通信装置から送信されたメタデータを受信するメタデータ取得処理と、
    少なくとも1つの仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルとともに、前記各構成ファイルに対応しかつ前記各構成ファイルの特徴を示すメタデータを記憶しているファイル格納部から前記メタデータを読み出す処理と、
    当該読み出されたメタデータと当該受信されたメタデータとの間の差分を抽出して差分メタデータを得る差分抽出処理と、
    前記差分メタデータに対応する構成ファイルの送信要求を前記通信装置に発し、この送信要求に応答した前記通信装置から送信された構成ファイルを受信するファイル取得処理と、
    当該受信された構成ファイルと前記ファイル格納部に記憶されている構成ファイルとに基づいて前記実計算機上に前記目標仮想計算機を論理的に構成する仮想計算機制御処理と、
    を含むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 請求項12記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記メタデータは、当該メタデータに対応する構成ファイルの本文データを入力とするハッシュ関数の出力値を示すデータを含むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  14. 請求項12または13記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記メタデータは、当該メタデータに対応する構成ファイルの名称を示すデータを含むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  15. 請求項12から14のうちのいずれか1項に記載のコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記制御処理は、当該受信された構成ファイルと前記ファイル格納部に記憶されている構成ファイルとを合成して前記目標仮想計算機の構築に必要な一群の構成ファイルを生成し、当該生成された一群の構成ファイルを前記ファイル格納部に記憶させる処理を含むことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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