JP4232606B2 - ファイル配信システム、クライアントプログラム、クライアント、サーバプログラム、サーバ、及び方法 - Google Patents

ファイル配信システム、クライアントプログラム、クライアント、サーバプログラム、サーバ、及び方法 Download PDF

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本発明は、クライアント主導型のファイル配信システムに関し、特に、サーバ側にクライアントの構成情報を保有させることなく、配信条件に一致するクライアントに必要となるファイルを送信し、クライアントが新規に追加された場合や、構成が変更された場合に、利用者からの配信指示を要することなく、必要なファイルをクライアントへ配信するファイル配信システム、ファイル配信先クライアントプログラム、ファイル配信先クライアント、ファイル配信サーバプログラム、ファイル配信サーバ、及びファイル配信方法に関する。
近年、複数の情報処理装置を接続してネットワークを形成し、サーバ側からクライアント側へ、ファイル配信を行うことによって、クライアントに必要なデータを提供することが一般的に行われている。
例えば、特許文献1には、ホスト装置(サーバ側)が、予め設定された条件が満たされると、ホスト装置のファイルを複数のサーバ装置(クライアント側)に配信する技術が開示されている。これによって、各サーバ間でファイルの配信の有無に差がでることがなく、複数のサーバ装置に対しファイル配信を確実に行うことが可能とされている。また、指定したファイルだけをサーバに配信するため無駄がなく、通信負荷が低い時間などファイル配信に適した時間にファイル配信を行うことが可能とされている。
また、特許文献2には、ファイル配信等に際し、相手先のコンピュータのアドレス情報を検索できるようにする技術が開示されている。これによって、ファイル配信等において相手先のコンピュータのアドレスをユーザが1つ1つ指定する手間を省略すること等が可能とされている。
しかしながら、これら従来のファイル配信では、サーバ側にクライアントの構成情報を収集し、サーバ側で配信条件に一致するクライアントを検索してファイルの配信を行っていたため、クライアントの台数が多くなると、サーバ側でのディスク使用容量が増大するとともに、検索に要する時間が多くなるという問題があった。また、クライアントの構成変更や新規追加があった場合には、再度サーバ側でファイル配信の指示を行う必要があるという問題もあった。
一方、クライアント側からサーバ側にファイル配信要求を行うものとしては、ソフトウェアのバージョンアップに関する技術が存在する。
例えば、特許文献3には、サーバが有するソフトウェアの最新のバージョンとクライアントのソフトウェアのバージョンとが異なる場合に、所定の時刻になると、クライアントがサーバから最新のバージョンを読み込んで、自己のソフトウェアのバージョンを最新のバージョンに書き換える技術が開示されている。
また、特許文献4には、クライアントのファイルのバージョンアップを正確に行うと共に、不足ファイルの追加及び不要ファイルの削除を自動的に行うシステムが開示されている。
これらの特許文献3及び4に記載の発明によれば、クライアントの要求にもとづいて、サーバに繋がる全てのクライアントが、全く同じバージョンのファイルを適切にもつように、ファイル配信を行うことが可能となっている。
特開2000−163329号公報 特開2003−131973号公報 特開平11−265279号公報 特開平10−21061号公報
しかしながら、これらのバージョンアップの技術においては、ファイル配信の条件がソフトウェアのバージョンが異なることであり、その他の種々のファイル配信に適用することができず、そのまま適用したとしても、従来のファイル配信におけるサーバ側の処理負荷等の問題を解決することはできなかった。
また、従来の技術では、与えられた種々の条件に一致するクライアントにのみ、所定のファイルを配布するという柔軟な制御を行うことができないという問題もあった。
このため、例えば、経理部で使用しているクライアントには、経理部で使用するファイルやプログラムのみを配信し、その他の部署のクライアントには経理で使用するファイルやプログラムを配信しないというような制御を行うことができなかった。
また、経理部で使用していたクライアントを他の部署、例えば計画部に移動した場合に、それ以降は、自動的に計画部で使用するファイルやプログラムを配信するといった制御を行うことができなかった。
本発明は、上記の事情にかんがみなされたものであり、サーバ側にクライアントの構成情報を保有させることなく、配信条件に一致するクライアントに必要となるファイルを送信し、クライアントが新規に追加された場合や、構成が変更された場合に、利用者からの配信指示を要することなく、必要なファイルをクライアントへ配信することの可能なファイル配信システム、ファイル配信先クライアントプログラム、ファイル配信先クライアント、ファイル配信サーバプログラム、ファイル配信サーバ、及びファイル配信方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のファイル配信システムは、サーバから一又は二以上のクライアントへのファイル配信を行うファイル配信システムであって、ファイル配信を受けるか否かを少なくともクライアントのマシン名又はIPアドレスにもとづきクライアントごとに個別に判定するための配信条件情報を含むファイル配信条件をクライアントに配信し、クライアントからのファイルの配信要求に応じてファイル配信を行うサーバと、ファイル配信条件を格納する配信条件記憶部、少なくともクライアントのマシン名又はIPアドレスを含むクライアントの構成情報を収集する情報収集手段、少なくとも当該クライアントの起動時、所定の日時、ネットワーク接続時、IPアドレス変更時、マシン名変更時のいずれかのタイミングで、当該クライアントの構成情報がファイル配信条件を満たすか否かにもとづいて、ファイルの配信を受けるか否かを判定する条件判定手段、及び、サーバからファイル配信条件を受信するとともに、条件判定手段がファイルの配信を受けると判定した場合に、サーバに対してファイルの配信要求を行うファイル配信要求手段を備えたクライアントとを有する構成としてある。
ファイル配信システムをこのような構成にすれば、サーバからクライアントが個別にファイル配信を受けるかどうかを判定するための配信条件情報を備えたファイル配信条件をクライアントへ配信し、これをクライアントに記憶しておき、クライアントにおいて、クライアントの構成情報を収集して、ファイル配信を行うかどうかを判定することができる。
このため、ファイル配信におけるサーバ側のディスク使用量を削減できるとともに、処理負荷等を軽減でき、かつ、クライアントごとに個別に迅速なファイル配信を行うことが可能となる。
また、本発明のファイル配信システムは、クライアントが、サーバからファイル配信条件を受信した際に、クライアントの構成情報の収集、及び判定を行う構成としてある。
ファイル配信システムをこのような構成にすれば、サーバに新たなファイルの配信条件が登録(新規登録又は更新登録)され、このファイルの配信条件がクライアントに配信された場合に、クライアントにおいて、クライアントの構成情報を収集して、ファイル配信を行うかどうかを判定することができる。
このため、最新のファイルの配信条件がサーバに登録された場合、クライアントは、すぐにそのファイルの配信条件にもとづいてファイルの配信を受ける必要があるかどうかを自分で判断することができ、必要なファイル配信を適切に受けることが可能となる。
また、本発明のファイル配信システムは、クライアントが、少なくとも当該クライアントの起動時、所定の日時、ネットワーク接続時、IPアドレス変更時、マシン名変更時のいずれかのタイミングで、ファイル配信条件の識別情報及び登録日時情報の一覧をサーバから受信し、当該一覧における識別情報及び登録日時情報と、配信条件記憶部に格納されているファイル配信条件の識別情報及び登録日時情報とを比較して、ファイル配信条件の差の有無を確認し、差がある場合は、差があるファイル配信条件をサーバから受信し、配信条件記憶部に格納するとともに、クライアントの構成情報を収集し、配信条件記憶部に格納されている全て又は所定の一部のファイル配信条件を用いて判定を行い、差がない場合は、クライアントの構成情報を収集し、配信条件記憶部に格納されている全て又は所定の一部のファイル配信条件を用いて判定を行う構成としてある。
ファイル配信システムをこのような構成にすれば、クライアントの起動時や、クライアントにおける所定の構成情報が変更された場合等に、クライアントからサーバにアクセスして、ファイル配信条件に変更があったかどうかを確認し、変更されていた場合には、差分のファイル配信条件を受信して、それまで受信したファイル配信条件にもとづきファイルの配信を受けるかどうかを判定することが可能となる。
このため、例えば、クライアントを使用する部署が変更された場合に、クライアントは新たな環境において必要なファイルを自動的にサーバから取得することができるため、その利用者によるクライアントの管理工数を大きく削減することが可能となる。
なお、上記の差がある場合に、配信条件記憶部に格納されている全てのファイル配信条件を用いて判定を行うとしているのは、一度条件判定を行ったファイル配信条件についても、クライアント側の状態の変化によって、条件判定の結果が異なることもありえるためである。もちろん、クライアント側が一度配信を受けたファイルについては、所定の情報の収集により把握することができるため、これについては、再度の配信を受けないようにすることも可能である。
また、このような理由により、上記の差がない場合についても、配信条件記憶部に格納されている全てのファイル配信条件を用いて判定を行うようにすることが好ましい。
さらに、上記の差がある場合に、差があるファイル配信条件など、一部のファイルの配信条件についてのみ、条件判定を行うことももちろん可能である。また、一度配信を受けたファイルに関するファイル配信条件以外のファイル配信条件について、条件判定を行うようにすることも可能である。
また、本発明のファイル配信先クライアントプログラムは、ファイル配信条件を格納する配信条件記憶部を有する一又は二以上のクライアントに、サーバからファイル配信を受けさせるファイル配信先クライアントプログラムであって、クライアントに、サーバから配信されてきた、ファイル配信を受けるか否かを少なくともクライアントのマシン名又はIPアドレスにもとづきクライアントごとに個別に判定するための配信条件情報を含むファイル配信条件を、配信条件記憶部へ格納させ、少なくともクライアントの起動時、所定の日時、ネットワーク接続時、IPアドレス変更時、マシン名変更時のいずれかのタイミングで、少なくともクライアントのマシン名又はIPアドレスを含むクライアントの構成情報を収集させ、クライアントの構成情報がファイル配信条件を満たすか否かにもとづいて、ファイルの配信を受けるか否かを判定させ、ファイルの配信を受けると判定された場合に、サーバから所定のファイルを受信させる構成としてある。
また、本発明のファイル配信先クライアントプログラムは、クライアントに、少なくとも起動時、ネットワーク接続時、所定の日時、IPアドレス変更時、マシン名変更時のいずれかのタイミングで、ファイル配信条件の識別情報及び登録日時情報の一覧をサーバから受信させ、当該一覧の識別情報及び登録日時情報と、配信条件記憶部に格納されているファイル配信条件の識別情報及び登録日時情報とを比較させて、ファイル配信条件の差の有無を確認させ、差がある場合は、差があるファイル配信条件をサーバから受信させ、配信条件記憶部に格納させるとともに、クライアントの構成情報を収集させ、配信条件記憶部に格納されている全て又は所定の一部のファイル配信条件を用いて判定を行わせ、差がない場合は、クライアントの構成情報を収集させ、配信条件記憶部に格納されている全て又は所定の一部のファイル配信条件を用いて判定を行わせる構成としてある。
また、本発明のファイル配信先クライアントは、サーバからファイル配信を受けるファイル配信先クライアントであって、サーバから配信されてきた、ファイル配信を受けるか否かを少なくともクライアントのマシン名又はIPアドレスにもとづきクライアントごとに個別に判定するための配信条件情報を含むファイル配信条件を格納する配信条件記憶部と、少なくとも当該クライアントのマシン名又はIPアドレスを含む当該クライアントの構成情報を収集する情報収集手段と、少なくとも当該クライアントの起動時、所定の日時、ネットワーク接続時、IPアドレス変更時、マシン名変更時のいずれかのタイミングで、当該クライアントの構成情報がファイル配信条件を満たすか否かにもとづいて、ファイルの配信を受けるかどうかを判定する条件判定手段と、条件判定手段がファイルの配信を受けると判定した場合に、サーバから所定のファイルを受信するファイル配信要求手段とを有する構成としてある。
また、本発明のファイル配信先クライアントは、条件判定手段が、少なくとも当該クライアントの起動時、所定の日時、ネットワーク接続時、IPアドレス変更時、マシン名変更時のいずれかのタイミングで起動して、ファイル配信手段に、ファイル配信条件の識別情報及び登録日時情報の一覧をサーバから受信させ、当該一覧の識別情報及び登録日時情報と、配信条件記憶部に格納されているファイル配信条件の識別情報及び登録日時情報とを比較して、ファイル配信条件の差の有無を確認し、差がある場合は、ファイル配信手段に、差があるファイル配信条件をサーバから受信させて、当該クライアントに備えられた配信条件アクセス手段に、差があるファイル配信条件を配信条件記憶部へ格納させ、かつ、情報収集手段に、当該クライアントの構成情報を収集させて、配信条件記憶部に格納されている全て又は所定の一部のファイル配信条件を用いて判定を行い、差がない場合は、情報収集手段に、当該クライアントの構成情報を収集させ、配信条件記憶部に格納されている全て又は所定の一部のファイル配信条件を用いて判定を行う構成としてある。
ファイル配信先クライアントプログラム又はファイル配信先クライアントをこのような構成にすれば、サーバから受信したファイル配信条件を記憶するとともに、クライアントの構成情報を収集して、クライアント側で、ファイルの配信を受けるかどうかを判定することができる。
また、クライアントを使用する部署等が変更されて、そのIPアドレスやマシン名が変更された場合などに、クライアントは、サーバにおけるファイル配信条件に変更がないかどうかを確認し新しいファイル配信条件や更新されたファイルの配信条件を受信して、これを用いてファイルの配信を受けるかどうかを判定することが可能となる。
このため、クライアントは必要なファイルをサーバから自動的に受信でき、その利便性を向上させることが可能となる。
なお、本発明のファイル配信サーバプログラムとして、ファイル配信条件を格納する配信条件記憶部を備えたサーバに、一又は二以上のクライアントへのファイル配信を行わせるファイル配信サーバプログラムであって、サーバに、配信条件記憶部にファイル配信条件が格納された際に、クライアントへファイル配信条件を配信させ、クライアントからファイル配信条件の配信要求があると、当該要求を行ったクライアントへファイル配信条件を配信させ、クライアントからファイルの配信要求があると、当該要求を行ったクライアントへファイルを配信させる構成とすることも好ましい
また、本発明のファイル配信サーバとして、一又は二以上のクライアントへファイルを配信するファイル配信サーバであって、クライアントへのファイル配信条件を格納する配信条件記憶部と、配信条件記憶部にファイル配信条件が格納された際に、クライアントへファイル配信条件を配信し、クライアントからファイル配信条件の要求があると、当該要求を行ったクライアントへファイル配信条件を配信するとともに、クライアントからファイルの配信要求があると、当該要求を行ったクライアントへファイルを配信するファイル配信手段と、を有する構成とすることも好ましい
ファイル配信サーバプログラム又はファイル配信サーバをこのような構成にすれば、サーバ側で、ファイルを配信するかどうかの判定を行うことなく、ファイル配信条件をクライアントに送信し、クライアントからのファイル配信要求に応じて、対応するファイルを配信することで、適切なファイル配信を実現することが可能となる。
このため、配信の処理負荷が小さく、したがって処理能力が高く、配信における柔軟性に富んだファイル配信サーバを提供することが可能となる。
また、本発明のファイル配信方法は、サーバから一又は二以上のクライアントへファイルの配信を行うファイル配信方法であって、サーバが、クライアントがファイル配信を受けるか否かを少なくともクライアントのマシン名又はIPアドレスにもとづきクライアントごとに個別に判定するための配信条件情報を含むファイル配信条件をクライアントに配信し、クライアントが、少なくとも当該クライアントの起動時、所定の日時、ネットワーク接続時、IPアドレス変更時、マシン名変更時のいずれかのタイミングで、少なくともクライアントのマシン名又はIPアドレスを含むクライアントの構成情報を収集し、クライアントの構成情報がファイル配信条件を満たすか否かにもとづいて、ファイルの配信を受けるか否かを判定し、ファイルの配信を受けると判定した場合に、サーバに対してファイルの配信要求を行い、サーバが、クライアントからのファイルの配信要求に応じてファイル配信を行う方法としてある。
また、本発明のファイル配信方法は、クライアントが、サーバからファイル配信条件を受信した際に、クライアントの構成情報の収集、及び判定を行う方法としてある。
また、本発明のファイル配信方法は、クライアントが、少なくとも当該クライアントの起動時、所定の日時、ネットワーク接続時、IPアドレス変更時、マシン名変更時のいずれかのタイミングで、ファイル配信条件の識別情報及び登録日時情報の一覧をサーバから受信し、当該一覧の識別情報及び登録日時情報と、配信条件記憶部に格納されているファイル配信条件の識別情報及び登録日時情報とを比較して、ファイル配信条件の差の有無を確認し、差がある場合は、差があるファイル配信条件をサーバから受信し、配信条件記憶部に格納するとともに、クライアントの構成情報を収集し、配信条件記憶部に格納されている全て又は所定の一部のファイル配信条件を用いて判定を行い、差がない場合は、クライアントの構成情報を収集し、配信条件記憶部に格納されている全て又は所定の一部のファイル配信条件を用いて判定を行う方法としてある。
ファイル配信方法をこのような方法にすれば、ファイルの配信を受けるか否かを、サーバからのファイル配信条件にもとづいて、クライアントにおいて情報収集して判定することができるため、サーバ側の負荷が小さく、効率的なファイル配信を実現することが可能となる。
本発明によれば、サーバにおいてクライアントに対するファイルの配信条件を管理し、クライアントからの配信要求に応じて、対応するファイルを配信することで、適切なファイル配信を行うことが可能となる。
すなわち、ファイル配信を行うかどうかについては、クライアント側で情報を収集してファイルの配信条件にもとづき判定を行うため、サーバの負荷が軽減され、迅速なファイル配信を行うことが可能となる。
また、クライアントがファイル配信システムに新しく追加された場合や、クライアントにおける所定の構成情報が変更された場合などに、クライアントは、サーバにアクセスして、ファイルの配信条件に変更があったかどうかを確認しそのファイルの配信条件を受信してファイルの配信を受けるかどうかを判定することができる。
このため、例えば経理部で使用するファイルについては、経理部で使用しているクライアントにのみ適切に配信することができるとともに、そのクライアントが、計画部で使用されるようになった場合には、すぐに計画部に必要なファイルを自動的に配信することができ、利用者の利便性を向上し、クライアントの管理工数を大きく削減することが可能となる。
以下、本発明に係るファイル配信システムの好ましい実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
なお、以下の実施形態に示す本発明のファイル配信システムは、プログラムに制御されたコンピュータにより動作するようになっている。プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、サーバ及びクライアントの動作に必要となる所定の処理、例えば、ファイル配信条件の配信処理、ファイルの配信処理、情報収集処理、条件判定処理等を行わせる。このように、本発明のファイル配信システムにおける各処理,動作は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段により実現できるものである。
プログラムは予めROM,RAM等の記録媒体に格納され、コンピュータに実装された記録媒体から当該コンピュータにプログラムを読み込ませて実行されるが、例えば通信回線を介してコンピュータに読み込ませることもできる。
また、プログラムを格納する記録媒体は、例えば半導体メモリ,磁気ディスク,光ディスク、その他任意のコンピュータで読取り可能な任意の記録手段により構成できる。
[第一実施形態]
まず、本発明の第一実施形態の構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1は、本実施形態のファイル配信システムの構成を示すブロック図である。図2は、本実施形態のファイル配信システムにおけるファイルの配信条件を示す図である。
図1に示すように、本実施形態のファイル配信システムは、サーバ10及びクライアント20(20a,20b,・・・)を有している。
サーバ10は、クライアント20へファイル配信を行うファイル配信サーバであり、配信条件アクセス手段11,ファイル配信手段12,配信条件DB13,配信結果DB14を備えている。
配信条件アクセス手段11は、配信条件DB13へのデータの格納(登録)と抽出を行うものであり、利用者によりサーバ10に入力されたファイル配信条件A1を配信条件DB13に登録する。
このファイル配信条件A1には、図2に示すように、条件の識別子A11,配信するファイルのサーバ10での格納場所A12,配信するファイルのクライアント20での格納場所A13,配信条件A14,ファイル配信条件を登録した日時A15が含まれている。
条件の識別子A11は、ファイルの配信条件の識別情報であり、ファイル配信条件A1を一意に識別するものである。
配信するファイルのサーバ10での格納場所A12は、サーバ10における配信ファイルの格納場所を示す情報である。
配信するファイルのクライアント20での格納場所A13は、配信を受けたクライアントにおける配信ファイルの格納場所を示す情報である。
配信条件A14は、クライアント20がそれぞれ個別にファイルの配信を受けるかどうかを判定するための情報であり、例えば、「IPアドレス又はマシン名が経理部に割り振られたものである場合にのみ配信する」といった条件や、「ディスクの空き容量が100メガバイト以上の場合にのみ配信する」といった条件等とすることができる。
ファイル配信条件を登録した日時A15は、ファイル配信条件の登録日時情報であり、サーバ10にファイル配信条件A1を登録した日付及び時刻を有している。
配信条件アクセス手段11は、このようなファイル配信条件A1を配信条件DB13に格納した後、このファイル配信条件A1をファイル配信手段12に渡す。
ファイル配信手段12は、配信条件アクセス手段11からファイル配信条件A1を受け取ると、これをクライアント20へ配信する。そして、ファイルの配信が完了した場合に、配信結果を配信結果DB14に登録する。
配信条件DB13は、ファイル配信条件A1を格納する配信条件記憶部である。この配信条件DB13には、サーバ10に入力された全てのファイル配信条件A1が格納されている。
配信結果DB14は、ファイルの配信結果を格納する配信結果記憶部である。格納するデータは、ファイルの配信が行われたことを示す情報、配信したファイル名又は条件の識別子A11、及び配信日時等とすることができる。
クライアント20は、サーバ10からファイルの配信を受けるファイル配信先クライアントであり、ファイル配信要求手段21(21a,21b,・・・),条件判定手段22(22a,22b,・・・),情報収集手段23(23a,23b,・・・),配信条件アクセス手段24(24a,24b,・・・),配信条件DB25(25a,25b,・・・)を備えている。図1においては、クライアント20を複数としているが、一台とすることも勿論可能である。
ファイル配信要求手段21は、サーバ10からファイル配信条件A1を受信すると、配信条件アクセス手段24を用いて、これを配信条件DB25に格納する。また、ファイル配信条件A1を条件判定手段22へ渡す。
条件判定手段22は、ファイル配信条件A1を受け取ると、情報収集手段23を起動する。そして、この情報収集手段23により収集された情報を受け取り、ファイル配信条件A1における配信条件A14にもとづいて、クライアント20がファイル配信条件A1を満たすかどうかを確認する。
例えば、配信条件A14が「IPアドレスが経理部に属するものである場合に、ファイルの配信を行う」という条件を有している場合、情報収集手段23により収集されたIPアドレスが、「経理部」に属するものであれば、条件判定手段22は、このファイル配信条件A1を満たすと判定する。また、情報収集手段23により収集されたIPアドレスが、「計画部」に属するものであれば、条件判定手段22は、このファイル配信条件A1を満たさないと判定する。
ファイル配信条件A1を満たす場合、条件判定手段22は、ファイル配信要求手段21に、サーバ10に対してファイルの配信要求を行わせる。
ファイル配信条件A1を満たさない場合、条件判定手段22は、ファイル配信要求手段21に、サーバ10に対してファイル配信条件A1が満たさないことを通知させる。
情報収集手段23は、ファイルの配信を行うかどうかの判定に使用される各種情報、例えば、マシン名、IPアドレス、OS、ディスク容量、インストールされているアプリケーション、サーバから転送されてきたファイル等の構成情報を収集して条件判定手段22へ渡す。これらの情報については、ファイル配信条件A1における配信条件A14にもとづいて、判定に使用する情報のみを収集するようにすることができる。もちろん、条件判定手段22により起動されるたびにこれら全ての情報を収集するようにすることも可能である。
配信条件アクセス手段24は、配信条件DB25へのデータの格納と抽出を行うものであり、サーバ10から配信されてきたファイル配信条件A1を配信条件DB25に登録する。
配信条件DB25は、ファイル配信条件A1を格納する配信条件記憶部である。この配信条件DB25には、クライアント20がサーバ10から受信した全てのファイル配信条件A1が格納されている。
次に、本実施形態のファイル配信システムにおける処理手順について、図3を参照して説明する。
同図は、本実施形態のファイル配信システムにおける処理手順を示す動作手順図である。
まず、利用者によりファイル配信条件A1がサーバ10に入力されると、サーバ10における配信条件アクセス手段11は、このファイル配信条件A1を配信条件DB13に登録する(ステップ10)。この登録には、ファイル配信条件A1を新規に登録する場合のほか、既に登録したファイル配信条件A1を更新する場合も含まれる。
そして、サーバ10におけるファイル配信手段12が、このファイル配信条件A1を当該ファイル配信システム内の全てのクライアント20へ配信する(ステップ11)。
クライアント20におけるファイル配信要求手段21は、サーバ10から上記ファイル配信条件A1を受信すると、配信条件アクセス手段24を用いてこのファイル配信条件A1を配信条件DB25に格納するとともに、条件判定手段22にファイル配信条件A1を渡す(ステップ12)。
条件判定手段22は、情報収集手段23を起動して、ファイルの配信を受けるか否かを判定するための情報を収集させる(ステップ13)。そして、ファイル配信条件A1と、情報収集手段23により収集された情報とにもとづき条件判定を行う(ステップ14)。
このとき、例えば、配信条件A14が、「IPアドレスが、経理部に属するものである場合に、ファイルの配信を行う」である場合、情報収集手段23により収集されたクライアント20に割り振られたIPアドレスが「経理部」に属するものであれば、条件判定手段22は、ファイルの配信を受けると判定する。
そして、ファイル配信要求手段21に、サーバ10に対して、ファイル配信条件A1にもとづくファイルの配信を要求させる。
その方法としては、ファイル配信要求手段21が、サーバ10にファイル配信条件A1における条件の識別子A11を送信することにより、サーバ10側で、その条件の識別子A11に対応する「配信するファイルのサーバ10での格納場所A12」の情報にもとづいて、配信するファイルを特定するようにすることができる。勿論、ファイル配信要求手段21が、ファイル配信条件A1における「配信するファイルのサーバ10での格納場所A12」の情報にもとづいて、その「配信するファイル」の配信を要求するようにすることもできる。
また、情報収集手段23により収集されたクライアント20に割り振られたIPアドレスが「計画部」に属するものであれば、条件判定手段22は、ファイルの配信を受けないと判定し、ファイル配信要求手段21に、サーバ10に対して、条件が満たされないことを示す情報を通知させる。
このように、条件判定において、条件が満たされる場合(ステップ15のYes)、条件判定手段22は、ファイル配信要求手段21を用いて、サーバ10に対してファイル配信を要求し(ステップ16)、サーバ10のファイル配信手段12は、この要求にもとづき対応するファイルを配信するファイルのサーバ10での格納場所A12から取得して、クライアント20に配信する(ステップ17)。
クライアント20のファイル配信要求手段21は、この配信されたファイルを受信し、クライアント20内において利用することが可能となる。
クライアント20へファイルを配信したファイル配信手段12は、配信結果を配信結果DB14に登録する(ステップ18)。
上記条件判定において、条件が満たされない場合(ステップ15のNo)は、クライアント20のファイル配信要求手段21は、条件が満たされないことを示す情報をサーバ10へ送信し(ステップ19)、サーバ10のファイル配信手段12は、この条件が満たされないことを示す情報を受信すると、この情報を配信結果DB14に登録する(ステップ20)。
以上説明したように、本実施形態のファイル配信システムによれば、サーバ10にファイル配信条件A1が保有され、このファイル配信条件A1がクライアント20に配信されて、クライアント20においてファイル配信条件A1を用いた条件判定に必要な各種情報が収集され、条件判定が行われて、ファイルの配信を実行するかどうかが判断される。
すなわち、サーバ側でクライアントの各種構成情報を保有することなく、クライアント側でファイルの配信を行うかどうかを判定することができることから、サーバの負荷を削減でき、クライアントの台数が多い場合であっても迅速にファイルの配信を行うことが可能となる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態の構成について、図4を参照して説明する。同図は、本実施形態のファイル配信システムにおける処理手順を示す動作手順図である。
本実施形態は、クライアント20が起動したときに、クライアント20がサーバ10からファイル配信条件A1に変更があったかどうかを確認するために必要な情報を受信して、これを確認し、ファイル配信条件A1に変更があった場合は、変更されたファイル配信条件A1を受信して、情報収集、及び判定を行い、ファイルの配信を受けることが可能となる点で、第一実施形態と異なる。
すなわち、図4に示すように、クライアント20は、その起動時に、条件判定手段22を起動する(ステップ30)。
条件判定手段22は、起動すると、まずファイル配信要求手段21に、サーバ10に対してファイル配信条件A1における条件の識別子A11とファイル配信条件を登録した日時A15の配信要求を行わせる(ステップ31)。
サーバ10のファイル配信手段12は、この配信要求を受信すると、配信条件アクセス手段11を用いて配信条件DB13からファイル配信条件A1における条件の識別子A11とファイル配信条件を登録した日時A15の一覧表を取得し、これをクライアント20に配信する(ステップ32)。
クライアント20の条件判定手段22は、サーバ10から送信されてきた条件の識別子A11とファイル配信条件を登録した日時A15の一覧表を、ファイル配信要求手段21を介して受信すると、配信条件アクセス手段24を用いて、配信条件DB25から登録されているファイル配信条件A1における条件の識別子A11とファイル配信条件を登録した日時A15の一覧表を抽出し、これらを比較することにより、ファイル配信条件A1に差があるかどうか、すなわち、ファイル配信条件A1に追加や更新などの変更があるかどうかを判断する(ステップ33)。
ファイル配信条件A1に差がある場合(ステップ34のYes)、条件判定手段22は、ファイル配信要求手段21に、サーバ10に対して差があるファイル配信条件A1の配信要求を行わせる(ステップ35)。
サーバ10のファイル配信手段12は、ファイル配信条件A1の配信要求を受信すると、配信条件アクセス手段11を用いて、配信条件DB13から差があるファイル配信条件A1を抽出し、これをクライアント20に配信する(ステップ36)。
ファイル配信要求手段21は、差があるファイル配信条件A1を受信すると、配信条件アクセス手段24を用いて、これを配信条件DB25に格納する(ステップ37)。
ファイル配信要求手段21は、差があるファイル配信条件A1の格納が完了すると、格納が完了したことを条件判定手段22に通知する。
条件判定手段22は、この通知を受けると、配信条件アクセス手段24を用いて、配信条件DB25に格納されている全てのファイル配信条件A1を取得して、情報収集手段23により収集(ステップ38)した構成情報との比較を行い、それぞれのファイル配信条件A1を満たすかどうかを判定する(ステップ39)。
以降の動作(ステップ40〜ステップ45)については、第一実施形態における動作(ステップ15〜ステップ20)と同様であり、利用者がファイル配信条件A1を新規に登録又は更新した場合と同じ手順によりファイルの配信が行われる。
また、ステップ34において、ファイル配信条件A1に差がなかった場合についても、配信条件DB25に格納されている全てのファイル配信条件A1について、ステップ38〜ステップ45を実行する。
以上のように、一度条件の判定を行ったファイル配信条件A1についても、再度条件判定を行うのは、以前の判定において配信条件を満たさず、後にクライアント20側の構成条件に変更が生じたため、配信条件を満たすようになっていることも考えられるためである。
また、上記判定においては、情報収集手段23により収集された情報にもとづいて、クライアント20が既に保有しているファイルが配信対象であると判断される場合は、配信条件を満たしていないと判定するようにすることが好ましい。あるいは、配信条件DB25に、送信済みフラグを設け、ファイルの配信が既に実行されたファイル配信条件A1については、条件判定を行わないようにすることも好ましい。
さらに、ファイルの配信が既に実行されたファイル配信条件A1についても条件判定を行って、以前は条件を満たしていたが、今回は条件を満たさなくなっている場合に、以前受信したファイルをクライアント20から削除するようにすることも好ましい。
勿論、クライアント20が受信した差があったファイル配信条件A1についてのみ条件判定を行って、それについてのファイル配信を受けるかどうかを判定する構成とすることも可能である。
以上説明したように、本実施形態のファイル配信システムによれば、クライアント20の起動時に、サーバ10が有するファイル配信条件A1に変更がないかどうかを確認することができる。
そして、変更があった場合には、そのファイル配信条件A1を受信して、ファイルの配信を受けるかどうかを判定することができるとともに、クライアント20側の構成の変化を考慮して、既に受信済みのファイル配信条件A1についてもファイルの配信を受けるかどうかを判定することができる。
このため、例えば、クライアント20がファイル配信システムに新規に追加された場合や、クライアント20の構成情報に変更があった場合に、サーバ10の負荷を最小限にして、クライアント20側で受信するファイルの判定を柔軟に行うことができ、サーバ10からクライアント20への自動ファイル配信を適切に行うことが可能となる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態の構成について、図5を参照して説明する。同図は、本実施形態のファイル配信システムにおける処理手順を示す動作手順図である。
本実施形態は、クライアント20を起動したときではなく、異なるサブネットワークに接続したり、マシン名を変更した場合に、サーバ10におけるファイル配信条件A1の変更確認とファイル配信条件A1の条件判定を行う点で第二実施形態と異なる。それ以外の点については、第二実施形態と同様である。
すなわち、第二実施形態では、クライアント20を起動するたびに、ファイル配信条件A1の条件判定が行われるが、クライアント20の構成情報に変更がない場合や、サーバ10にファイル配信条件A1の追加や更新が頻繁に行われないような環境下においては、その条件判定が不必要である場合が多いと考えられる。このため、本実施形態は、クライアント20における所定の構成情報に変更があった場合について、条件判定を行うようにしたものである。
まず、クライアント20は、その使用環境の変更等を示す各種情報を取得するために、常時所定の項目を監視する(ステップ50)。
例えば、クライアント20を別の部署に持ち運び、従来とは異なるネットワークに接続した場合には、クライアント20に割り振られるIPアドレスが変更されることが考えられる。このため、クライアント20における図示しない監視手段が、クライアント20のIPアドレスを監視して、変更があるかどうかを判断し(ステップ51)、変更がある場合に、第二実施形態における各種動作を実行するようにすることができる。
すなわち、クライアント20における所定の項目に変更がある場合(ステップ51のYes)、条件判定手段22を起動して、サーバ10におけるファイル配信条件A1に変更がないかどうかを確認させて、以降第二実施形態と同様の動作を実行することができる(ステップ52〜ステップ67)。所定の項目に変更がない場合は(ステップ51のNo)、所定の項目の監視を続行する。
また、所定の項目としては、クライアント20に移動があった場合に、そのマシン名が変更される場合があるためクライアント20のマシン名(コンピュータ名)とすることも好ましい。
さらに、クライアント20を起動したまま、マシン名が変更されることなく、同一の場所でクライアント20を使用する組織が変更され、配信すべきファイルに変更があった場合などに対応可能とするため、所定の項目として、ネットワークへの接続開始を用いることなども好ましい。
以上説明したように、本実施形態のファイル配信システムによれば、クライアント20を他の部署に移動して使用した場合など、その構成情報に変更があった場合に、サーバ10におけるファイル配信条件A1に変更がないかどうかを確かめるとともに、クライアント20が保有しているファイル配信条件A1にもとづき条件判定を行って、クライアント20の新たな環境下において必要なファイルの配信を受けることが可能となる。
このため、このようなクライアント20の使用環境の変更ごとにサーバ10からファイル配信の指示を与えることなく、適切なタイミングでクライアント20が主導的にサーバ10から必要なファイルを受信することができ、クライアント20の移動等に伴う利用者の煩雑な管理作業などを軽減することが可能となる。
なお、本発明は以上の実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内において、種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態では、ファイル配信条件A1における配信条件A14として、IPアドレスにもとづく条件を用いて説明したが、勿論これに限定されるものではなく、クライアント20における空きディスク容量や、クライアント20に既に格納されている所定のアプリケーションプログラム名など種々の条件を用いるようにすることが可能である。また、第二実施形態において、クライアント20の起動時ではなく、所定の日時等の指定されたタイミングに条件判定手段22を起動するようにするなど適宜変更することが可能である。
本発明の第一実施形態のファイル配信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の第一実施形態のファイル配信システムにおけるファイルの配信条件を示す図である。 本発明の第一実施形態のファイル配信システムにおける処理手順を示す動作手順図である。 本発明の第二実施形態のファイル配信システムにおける処理手順を示す動作手順図である。 本発明の第三実施形態のファイル配信システムにおける処理手順を示す動作手順図である。
符号の説明
10 サーバ
11 配信条件アクセス手段
12 ファイル配信手段
13 配信条件DB
14 配信結果DB
20(20a,20b) クライアント
21(21a,21b) ファイル配信要求手段
22(22a,22b) 条件判定手段
23(23a,23b) 情報収集手段
24(24a,24b) 配信条件アクセス手段
25(25a,25b) 配信条件DB
A1 ファイル配信条件
A11 条件の識別子
A12 配信するファイルのサーバ10での格納場所
A13 配信するファイルのクライアント20での格納場所
A14 配信条件
A15 ファイル配信条件を登録した日付

Claims (10)

  1. サーバから一又は二以上のクライアントへのファイル配信を行うファイル配信システムであって、
    クライアントのIPアドレスが指定する所属先に属するか否かを判定するための配信条件情報を含むファイル配信条件をクライアントに配信し、クライアントからのファイルの配信要求に応じてファイル配信を行うサーバと、
    前記ファイル配信条件を格納する配信条件記憶部、少なくともクライアントのIPアドレスを含むクライアントの構成情報を収集する情報収集手段、少なくとも当該クライアントの起動時、所定の日時、ネットワーク接続時、IPアドレス変更時、マシン名変更時のいずれかのタイミングで、前記収集されたIPアドレスが前記ファイル配信条件の指定する所属先に属するか否かにもとづいて、ファイルの配信を受けるか否かを判定する条件判定手段と、前記サーバから前記ファイル配信条件を受信するとともに、前記条件判定手段がファイルの配信を受けると判定した場合に、前記サーバに対してファイルの配信要求を行うファイル配信要求手段を備えたクライアントと、を有する
    ことを特徴とするファイル配信システム。
  2. 前記クライアントが、前記サーバから前記ファイル配信条件を受信した際に、前記クライアントの構成情報の収集、及び判定を行う
    ことを特徴とする請求項1記載のファイル配信システム。
  3. 前記クライアントが、少なくとも当該クライアントの起動時、所定の日時、ネットワーク接続時、IPアドレス変更時、マシン名変更時のいずれかのタイミングで、
    ファイル配信条件の識別情報及び登録日時情報の一覧を前記サーバから受信し、当該一覧における識別情報及び登録日時情報と、前記配信条件記憶部に格納されている前記ファイル配信条件の識別情報及び登録日時情報とを比較して、ファイル配信条件の差の有無を確認し、
    差がある場合は、差があるファイル配信条件を前記サーバから受信し、前記配信条件記憶部に格納するとともに、前記クライアントの構成情報を収集し、前記配信条件記憶部に格納されている全て又は所定の一部のファイル配信条件を用いて判定を行い、
    差がない場合は、前記クライアントの構成情報を収集し、前記配信条件記憶部に格納されている全て又は所定の一部のファイル配信条件を用いて判定を行う
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のファイル配信システム。
  4. ファイル配信条件を格納する配信条件記憶部を有する一又は二以上のクライアントに、サーバからファイル配信を受けさせるファイル配信先クライアントプログラムであって、
    前記クライアントに、
    前記サーバから配信されてきた、前記クライアントのIPアドレスが指定する所属先に属するか否かを判定するための配信条件情報を含むファイル配信条件を、前記配信条件記憶部へ格納させ、
    少なくとも前記クライアントの起動時、所定の日時、ネットワーク接続時、IPアドレス変更時、マシン名変更時のいずれかのタイミングで、少なくとも前記クライアントのIPアドレスを含む前記クライアントの構成情報を収集させ、前記収集されたIPアドレスが前記ファイル配信条件の指定する所属先に属するか否かにもとづいて、ファイルの配信を受けるか否かを判定させ、ファイルの配信を受けると判定された場合に、前記サーバから所定のファイルを受信させる
    ことを実行させるためのファイル配信先クライアントプログラム。
  5. 前記クライアントに、少なくとも起動時、ネットワーク接続時、所定の日時、IPアドレス変更時、マシン名変更時のいずれかのタイミングで、
    ファイル配信条件の識別情報及び登録日時情報の一覧を前記サーバから受信させ、当該一覧の識別情報及び登録日時情報と、前記配信条件記憶部に格納されている前記ファイル配信条件の識別情報及び登録日時情報とを比較させて、ファイル配信条件の差の有無を確認させ、
    差がある場合は、差があるファイル配信条件を前記サーバから受信させ、前記配信条件記憶部に格納させるとともに、前記クライアントの構成情報を収集させ、前記配信条件記憶部に格納されている全て又は所定の一部のファイル配信条件を用いて判定を行わせ、
    差がない場合は、前記クライアントの構成情報を収集させ、前記配信条件記憶部に格納されている全て又は所定の一部のファイル配信条件を用いて判定を行わせる
    ことを実行させるための請求項4記載のファイル配信先クライアントプログラム。
  6. サーバからファイル配信を受けるファイル配信先クライアントであって、
    前記サーバから配信されてきた、IPアドレスが指定する所属先に属するか否かを判定するための配信条件情報を含むファイル配信条件を格納する配信条件記憶部と、
    少なくとも当該クライアントのIPアドレスを含む当該クライアントの構成情報を収集する情報収集手段と、
    少なくとも当該クライアントの起動時、所定の日時、ネットワーク接続時、IPアドレス変更時、マシン名変更時のいずれかのタイミングで、前記収集されたIPアドレスが前記ファイル配信条件の指定する所属先に属するか否かにもとづいて、ファイルの配信を受けるかどうかを判定する条件判定手段と、
    前記条件判定手段がファイルの配信を受けると判定した場合に、前記サーバから所定のファイルを受信するファイル配信要求手段と、を有する
    ことを特徴とするファイル配信先クライアント。
  7. 前記条件判定手段が、少なくとも当該クライアントの起動時、所定の日時、ネットワーク接続時、IPアドレス変更時、マシン名変更時のいずれかのタイミングで起動して、前記ファイル配信手段に、ファイル配信条件の識別情報及び登録日時情報の一覧を前記サーバから受信させ、
    当該一覧の識別情報及び登録日時情報と、前記配信条件記憶部に格納されている前記ファイル配信条件の識別情報及び登録日時情報とを比較して、ファイル配信条件の差の有無を確認し、
    差がある場合は、前記ファイル配信手段に、差があるファイル配信条件を前記サーバから受信させて、当該クライアントに備えられた配信条件アクセス手段に、前記差があるファイル配信条件を前記配信条件記憶部へ格納させ、かつ、前記情報収集手段に、当該クライアントの構成情報を収集させて、前記配信条件記憶部に格納されている全て又は所定の一部のファイル配信条件を用いて判定を行い、
    差がない場合は、前記情報収集手段に、当該クライアントの構成情報を収集させ、前記配信条件記憶部に格納されている全て又は所定の一部のファイル配信条件を用いて判定を行う
    ことを特徴とする請求項6記載のファイル配信先クライアント。
  8. サーバから一又は二以上のクライアントへファイルの配信を行うファイル配信方法であって、
    前記サーバが、前記クライアントのIPアドレスが指定する所属先に属するか否かを判定するための配信条件情報を含むファイル配信条件を前記クライアントに配信し、
    前記クライアントが、少なくとも当該クライアントの起動時、所定の日時、ネットワーク接続時、IPアドレス変更時、マシン名変更時のいずれかのタイミングで、少なくとも前記クライアントのIPアドレスを含む前記クライアントの構成情報を収集し、前記収集されたIPアドレスが前記ファイル配信条件の指定する所属先に属するか否かにもとづいて、ファイルの配信を受けるか否かを判定し、ファイルの配信を受けると判定した場合に、前記サーバに対してファイルの配信要求を行い、
    前記サーバが、前記クライアントからのファイルの配信要求に応じてファイル配信を行う
    ことを特徴とするファイル配信方法。
  9. 前記クライアントが、前記サーバから前記ファイル配信条件を受信した際に、前記クライアントの構成情報の収集、及び判定を行う
    ことを特徴とする請求項8記載のファイル配信方法。
  10. 前記クライアントが、少なくとも当該クライアントの起動時、所定の日時、ネットワーク接続時、IPアドレス変更時、マシン名変更時のいずれかのタイミングで、
    ファイル配信条件の識別情報及び登録日時情報の一覧を前記サーバから受信し、当該一覧の識別情報及び登録日時情報と、前記配信条件記憶部に格納されている前記ファイル配信条件の識別情報及び登録日時情報とを比較して、ファイル配信条件の差の有無を確認し、
    差がある場合は、差があるファイル配信条件を前記サーバから受信し、前記配信条件記憶部に格納するとともに、前記クライアントの構成情報を収集し、前記配信条件記憶部に格納されている全て又は所定の一部のファイル配信条件を用いて判定を行い、
    差がない場合は、前記クライアントの構成情報を収集し、前記配信条件記憶部に格納されている全て又は所定の一部のファイル配信条件を用いて判定を行う
    ことを特徴とする請求項8又は9記載のファイル配信方法。
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