JPH1185414A - 出力装置 - Google Patents

出力装置

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JPH1185414A
JPH1185414A JP9239187A JP23918797A JPH1185414A JP H1185414 A JPH1185414 A JP H1185414A JP 9239187 A JP9239187 A JP 9239187A JP 23918797 A JP23918797 A JP 23918797A JP H1185414 A JPH1185414 A JP H1185414A
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Takanori Masui
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用量や課金等の管理に有効に利用できる出
力履歴を生成可能な出力装置を提供する。 【解決手段】 本発明に係る出力装置では、ホスト装置
から取得すべき出力履歴のデータ項目を選択するための
処理(S1〜S3)と、ホスト装置から送信されたジョ
ブを受信する処理(S4)と、その受信したジョブのデ
ータ中に選択データ項目の全てが含まれているか否を判
定する処理(S5)と、出力履歴のデータ項目の全てが
含まれていると判定した場合に、その受信したジョブを
実行する処理(S6)とを行うものとした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホスト装置から送
信されたジョブを受信して、そのジョブ内容に従って所
定の出力処理(印刷出力、ファクス送信等)を行う出力
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークに接続され、かつ、
ネットワーク上のホスト装置から送信されたジョブを受
信して画像等を出力する出力装置が提案されている。こ
のような出力装置は、複数のホスト装置から共有される
ことから、共有による問題点であるジョブ出力結果の混
在を防止する技術として、ホスト装置のネットワークア
ドレスとホスト名の管理を行い、記録媒体受けに溜まっ
た出力を各ホスト装置ごとに仕分ける出力装置が特開平
7−156465号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来にお
いては、ジョブの出力履歴を使って、出力装置の使用量
の管理や課金の管理、さらには不正利用の防止を行う場
合に、以下のような問題点があった。即ち、出力装置を
管理する上で必要となる出力履歴のデータ項目を管理者
側で設定する機能を備えていなかったため、不必要なデ
ータ項目を含む冗長な出力履歴、或いは、管理上必要と
なるデータ項目が欠落した出力履歴が生成され、使用量
の管理や課金の管理等に有効利用できない。また、出力
装置側でその管理者(ユーザ)が管理上必要とするデー
タ項目が設定されている場合でも、ホスト装置からのジ
ョブのデータ中に全てのデータ項目が含まれていない
と、出力履歴としてはデータ項目が欠落したかたちで生
成されてしまい、管理に利用できなくなる。さらに、出
力装置の利用において、管理の対象として認識されない
ように、ホスト装置側で故意に必要なデータ項目を設定
せずにジョブを送信して、出力装置を不正に利用する恐
れがある。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、第1の目的は、使用量や課金等の管理に有
効に利用できる出力履歴を生成可能な出力装置を提供す
ることにあり、第2の目的は、管理上必要なデータ項目
が全て揃った完全な出力履歴を生成可能な出力装置を提
供することにあり、第3の目的は、ホスト装置側で故意
に必要なデータ項目を設定せずにジョブを送信した場合
の不正利用を防止可能な出力装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の出力装置では、ホスト装置から取得すべき出力履歴
のデータ項目を選択するための選択手段と、ホスト装置
から送信されたジョブを受信する受信手段と、この受信
手段により受信されたジョブのデータ中に、選択手段を
介して選択された出力履歴のデータ項目の全てが含まれ
ているか否を判定する判定手段とを備え、その判定手段
により出力履歴のデータ項目の全てが含まれていると判
定された場合に、受信手段により受信したジョブを実行
する実行手段とを備えた採用を採用している。
【0006】上記構成からなる請求項1記載の出力装置
においては、ホスト装置から取得すべき出力履歴のデー
タ項目が選択手段を介して選択され、またホスト装置か
ら送信されたジョブが受信手段によって受信される。そ
の際、受信手段により受信されたジョブのデータ中に、
上記選択手段を介して選択された出力履歴のデータ項目
の全てが含まれているか否かを判定手段で判定し、出力
履歴のデータ項目が全て含まれている場合に、上記受信
手段にて受信したジョブが実行手段により実行される。
これにより、出力装置を管理するユーザ側では、その管
理に必要なデータ項目を選択手段を介して選択できるよ
うになるため、管理に有効利用可能な出力履歴のデータ
項目のみを生成させることが可能となる。
【0007】また、本発明に係る請求項2記載の出力装
置では、上記請求項1記載の出力装置において、判定手
段により出力履歴のデータ項目の全てが含まれていない
と判定された場合に、不足しているデータ項目を問い合
わせる問い合わせ信号をホスト装置に送信する送信手段
を具備した構成を採用している。
【0008】上記構成からなる請求項2記載の出力装置
においては、判定手段によって出力履歴のデータ項目の
全てが含まれていないと判定されると、不足しているデ
ータ項目を問い合わせる問い合わせ信号を送信手段がホ
スト装置に送信するため、ホスト装置側でデータ項目の
設定が不足している場合でも、その旨をホスト装置に問
い合わせて不足データ項目を能動的に取得することが可
能となる。
【0009】さらに、本発明に係る請求項3記載の出力
装置では、上記請求項2記載の出力装置において、送信
手段によるホスト装置への問い合わせ結果において、不
足しているデータ項目の全てを取得できなかった場合
に、受信手段により受信したジョブを拒絶する拒絶手段
を具備した構成を採用している。
【0010】上記構成からなる請求項3記載の出力装置
においては、送信手段によるホスト装置への問い合わせ
結果において、不足しているデータ項目の全てを取得で
きなかった場合に、受信手段で受信したジョブを拒絶手
段により拒絶するようにしたので、選択手段を介して選
択された出力履歴にデータ項目が全て取得できた場合に
限り、ジョブを実行させることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明に係
る出力装置の一実施形態を示す概略構成図である。図示
した出力装置1は、CPU2、印字部3、ファクス(F
AX)送信部4、、ROM(リード・オンリー・メモ
リ)5、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)6、操
作表示部7、ネットワークインタフェース(I/F)8
から構成され、これらの機能部はアドレスデータバス9
を介して接続されている。この出力装置1は、例えばプ
リンタやファクス送信等の機能を有するもので、ホスト
装置10とともにネットワーク11に接続され、そのネ
ットワーク11上のホスト装置10から送信されるジョ
ブを受け付け、ジョブの内容にしたがって所定の出力処
理を行う。
【0012】印字部3は、ホスト装置10から入力され
るジョブがプリントジョブである場合に、データを画像
データに展開して印刷出力するものである。ファクス送
信部4は、ホスト装置10から入力されるジョブがファ
クス送信ジョブである場合に、データを画像データに展
開して、指定された宛先へファクス送信するものであ
る。ROM5は、CPU2の処理動作に必要な各種の制
御プラグラムを格納している。RAM6は、プログラム
実行時のワークメモリやネットワークインタフェースの
通信用バッファメモリとして使用される。
【0013】操作表示部7は、出力装置1の状態を表示
したり、ローカルな制御を操作するためのものである。
この操作表示部7には、出力装置1の管理者であるユー
ザが、管理上必要になると想定される複数のデータ項目
が選択候補としてメニュー表示される。選択候補データ
項目としては、例えば図2に示すように、ホスト装置
名、ユーザ名、ユーザID、パスワード、部門名、部門
ID等が用意され、これらのデータ項目の中から、管理
上必要となる出力履歴のデータ項目をユーザ自身で任意
に選択できるようになっている。ネットワークインタフ
ェース8は、ネットワーク11上のホスト装置10や管
理装置( 図示せず) との通信を行うためのインタフェー
スである。
【0014】CPU2は、ROM5に格納された制御プ
ラグラムにしたがって、出力装置1全体の処理動作を制
御するものである。例えば、ホスト装置から送信された
ジョブを受信したり、その受信したジョブのデータ中
に、操作表示部7を介して選択された出力履歴のデータ
項目の全てが含まれているか否を判定するなどの処理を
行う。また、その判定結果や受信したジョブ内容に基づ
いて、印刷部3やファクス送信部4の動作を制御した
り、受信したジョブのデータ中に出力履歴のデータ項目
の全てが含まれていない場合に、不足しているデータ項
目を問い合わせる問い合わせ信号をホスト装置10に送
信するなどの処理を行う。
【0015】次に、CPU2の処理動作に基づく出力装
置1の動作手順につき、図2のフローチャートを用いて
説明する。先ず、装置電源が投入されると、CPU2
は、出力履歴に必要なデータ項目を登録するか否かのメ
ッセージを操作表示部7に表示して、管理者であるユー
ザからの入力を判定する(ステップS1)。このとき、
ユーザがデータ項目を登録しないと指定した場合は、予
め出力装置1で設定されているデフォルトのデータ項目
を選択データ項目として登録する(ステップS2)。ま
た、ユーザがデータ項目を登録すると指定した場合は、
操作表示部7に選択候補データ項目を表示して、ユーザ
により選択されたデータ項目を登録する(ステップS
3)。
【0016】ここで述べるデータ項目の選択は、図2に
示すように、先ず、操作表示部7に表示された選択候補
データ項目の中から、ユーザが出力履歴に必要となるデ
ータ項目を順次又はランダムに選択してゆき、これによ
って選択されたデータ項目(図例ではホスト装置名、ユ
ーザID、パスワード、部門ID)をユーザが確認した
うえで、選択データ項目を決定することにより行われ
る。
【0017】次いで、CPU2は、ネットワーク11上
のホスト装置10からジョブが受信されたかどうかを繰
り返し判定し(ステップS4)、ジョブが受信された時
点でステップS5に進む。ステップS5では、先ほど受
信したジョブのデータ中に、ステップS2又はS3で登
録された選択データ項目(ホスト装置名、ユーザID、
パスワード、部門ID)が全て含まれているかどうかを
判定し、全て含まれている場合は、受信したジョブを実
行する(ステップS6)。
【0018】このとき、受信したジョブがプリントジョ
ブである場合は、データを画像データに展開して、印字
部3により印刷出力を行う。また、受信したジョブがフ
ァクス送信ジョブである場合は、データを画像データに
展開して、ファクス送信部4により指定された宛先へフ
ァクス送信を行う。そして、ジョブの実行後は、ジョブ
の実行結果等とともに、選択されたデータ項目から出力
履歴のデータを生成したのち、先のステップS4に戻っ
てジョブの受信待ち状態となる。
【0019】これにより、出力装置1の管理者であるユ
ーザ側では、管理上必要とする出力履歴のデータ項目の
みを生成させることができるため、従来のように不必要
なデータ項目を含む冗長な出力履歴、或いは、管理上必
要となるデータ項目が欠落した出力履歴が生成されるこ
とがなくなる。したがって、出力装置1にて生成された
出力履歴のデータ項目を、出力装置1の使用量の管理や
課金の管理等に有効に利用することが可能となる。
【0020】一方、先のステップS5において、受信し
たジョブのデータ中に選択データ項目が全て含まれてい
なかった場合、例えば部門IDが含まれていないなどし
てデータ項目の一部が欠落していた場合は、その旨の問
い合わせ信号をネットワーク11を介してホスト装置1
0に送信し、不足しているデータ項目(部門ID)をホ
スト装置10に問い合わせる(ステップS7)。次に、
問い合わせたデータ項目について、ホスト装置10から
の返答により不足データ項目の全てを取得できたかどう
かを判定する(ステップS8)。このとき、不足データ
項目の全てを取得できた場合は、上記同様に受信したジ
ョブを実行する(ステップS6)。そして、ジョブの実
行結果等とともに、選択されたデータ項目から出力履歴
のデータを生成したのち、先のステップS4に戻ってジ
ョブの受信待ち状態となる。
【0021】これにより、ホスト装置10側でのデータ
項目の設定操作において、例えば人為的なミス等により
データ項目の入力抜けがあった場合でも、出力装置1側
で設定されたデータ項目の全てを取得できるため、管理
上必要なデータ項目が欠落した出力履歴の生成を未然に
防止することが可能となる。また、ホスト装置10側に
おいても、出力装置1側からの問い合わせに適切に対応
することで、所望のジョブを実行させることができる。
【0022】これに対して、ホスト装置10に不足デー
タ項目を問い合わせたにも関わらず、そのデータ項目の
全てを取得できなかった場合は、ホスト装置10側で故
意にデータ項目を伏せているものと判断して、受信した
ジョブを拒絶する(ステップS9)。このとき、受信し
たジョブのデータを廃棄するとともに、ジョブを拒絶し
た旨の信号をホスト装置10に送信する。また、ジョブ
を拒絶した後は、先のステップS4に戻ってジョブの受
信待ち状態となる。これにより、ホスト装置10側から
管理上必要な出力履歴のデータ項目を全て取得できた場
合にのみ、ジョブを実行させることができるため、ホス
ト装置10側で故意にデータ項目を設定せずにジョブを
送信した場合の不正使用を確実に防止することが可能と
なる。
【0023】なお、上記実施形態においては、出力履歴
に必要なデータ項目の選択および登録を、出力装置1の
起動直後に行うようにしたが、本発明はこれに限定され
ることなく、出力履歴に必要なデータ項目の選択および
登録を、いつでも可能として、登録直後に受信したジョ
ブから、その登録内容を反映させることもできる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1記載の出力装置によれば、ホスト装置から取得すべ
き出力履歴のデータ項目を選択するための選択手段を備
えたことで、出力装置を管理するユーザ側では管理上必
要なデータ項目を任意に選択可能となる。また、受信手
段で受信したジョブのデータ中に、選択手段を介して選
択された出力履歴のデータ項目の全てが含まれているか
どうかを判定し、出力履歴のデータ項目が全て含まれて
いる場合に実行手段でジョブを実行するようにしたの
で、出力装置を管理するユーザ側では、その管理に有効
利用可能な出力履歴のデータ項目のみを生成させること
が可能となる。
【0025】また、本発明に係る請求項2記載の出力装
置によれば、ホスト装置から送信されたジョブのデータ
中に、選択手段を介して選択された出力履歴のデータ項
目の全てが含まれていない場合に、その不足しているデ
ータ項目をホスト装置に問い合わせて、これを能動的に
取得できるようにしたので、管理上必要なデータ項目が
全て揃った完全な出力履歴を生成させることが可能とな
る。
【0026】さらに、本発明に係る請求項3記載の出力
装置によれば、送信手段によるホスト装置への問い合わ
せ結果において、不足しているデータ項目の全てを取得
できなかった場合に、受信手段で受信したジョブを拒絶
手段にて拒絶するようにしたので、選択手段を介して選
択された出力履歴のデータ項目が全て取得できた場合に
のみ、ジョブを実行させることができる。これにより、
ホスト装置側で故意に必要なデータ項目を設定せずにジ
ョブを送信した場合の不正利用を確実に防止することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る出力装置の一実施形態を示す概
略構成図である。
【図2】 出力履歴のデータ項目の選択例を示す図であ
る。
【図3】 実施形態における出力装置の動作手順を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1…出力装置、2…CPU、3…印刷部、4…ファクス
送信部、7…操作表示部、10…ホスト装置

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホスト装置から取得すべき出力履歴のデ
    ータ項目を選択するための選択手段と、 前記ホスト装置から送信されたジョブを受信する受信手
    段と、 前記受信手段により受信されたジョブのデータ中に、前
    記選択手段を介して選択された出力履歴のデータ項目の
    全てが含まれているか否を判定する判定手段と、 前記判定手段により出力履歴のデータ項目の全てが含ま
    れていると判定された場合に、前記受信手段により受信
    したジョブを実行する実行手段とを備えたことを特徴と
    する出力装置。
  2. 【請求項2】 前記判定手段により出力履歴のデータ項
    目の全てが含まれていないと判定された場合に、不足し
    ているデータ項目を問い合わせる問い合わせ信号を前記
    ホスト装置に送信する送信手段を具備することを特徴と
    する請求項1記載の出力装置。
  3. 【請求項3】 前記送信手段による前記ホスト装置への
    問い合わせ結果において、前記不足しているデータ項目
    の全てを取得できなかった場合に、前記受信手段により
    受信したジョブを拒絶する拒絶手段を具備することを特
    徴とする請求項2記載の出力装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004279777A (ja) * 2003-03-17 2004-10-07 Ricoh Co Ltd 利用状況管理システム、管理装置および利用状況収集方法
US7460260B2 (en) 2003-07-24 2008-12-02 Toshiba Corporation Method of providing continuous feedback

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004279777A (ja) * 2003-03-17 2004-10-07 Ricoh Co Ltd 利用状況管理システム、管理装置および利用状況収集方法
US7460260B2 (en) 2003-07-24 2008-12-02 Toshiba Corporation Method of providing continuous feedback

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