JPH1185402A - ポインタ制御方法及び同方法に用いる記録媒体 - Google Patents
ポインタ制御方法及び同方法に用いる記録媒体Info
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- JPH1185402A JPH1185402A JP24546997A JP24546997A JPH1185402A JP H1185402 A JPH1185402 A JP H1185402A JP 24546997 A JP24546997 A JP 24546997A JP 24546997 A JP24546997 A JP 24546997A JP H1185402 A JPH1185402 A JP H1185402A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pointer
- monitoring area
- control method
- area
- objects
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 目的とするオブジェクトに速く到達でき、か
つ、目的のオブジェクトを正確に選択できるポインタ制
御方法を提供する。 【解決手段】 本発明が適用される装置例を図示する。
コンピュータ１は入出力インターフェース１１とポイン
タ制御部１２を有する。画像表示装置３にはポインタ３
１，オブジェクト３２等の画像情報が表示され、マウス
２になされる操作に従って目的のオブジェクト３２ｐを
選択する。このときに、画面に所定の監視領域を設定
し、監視領域内のオブジェクトの個数に応じてポインタ
の移動量を変化させる。より具体的には、監視領域内の
オブジェクトが多くなるに従い、ポインタの移動速度を
遅くする。これにより、目的のオブジェクトを迅速かつ
確実に選択できる。監視領域としては、画面全体、
予め画面を分割した固定区分領域、ポインタを中心に
一様な広がりをもつ領域、ポインタの移動方向に広が
りをもつ領域等に設定する。
つ、目的のオブジェクトを正確に選択できるポインタ制
御方法を提供する。 【解決手段】 本発明が適用される装置例を図示する。
コンピュータ１は入出力インターフェース１１とポイン
タ制御部１２を有する。画像表示装置３にはポインタ３
１，オブジェクト３２等の画像情報が表示され、マウス
２になされる操作に従って目的のオブジェクト３２ｐを
選択する。このときに、画面に所定の監視領域を設定
し、監視領域内のオブジェクトの個数に応じてポインタ
の移動量を変化させる。より具体的には、監視領域内の
オブジェクトが多くなるに従い、ポインタの移動速度を
遅くする。これにより、目的のオブジェクトを迅速かつ
確実に選択できる。監視領域としては、画面全体、
予め画面を分割した固定区分領域、ポインタを中心に
一様な広がりをもつ領域、ポインタの移動方向に広が
りをもつ領域等に設定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポインタ制御方法
に関し、より詳細には、表示装置とマウス等のポインテ
ィングデバイスを備えたコンピュータシステムにおける
ポインタ制御方法に関するものである。
に関し、より詳細には、表示装置とマウス等のポインテ
ィングデバイスを備えたコンピュータシステムにおける
ポインタ制御方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、表示装置上でマウス等のポインテ
ィングデバイスの操作に従ってポインタを移動させてオ
ブジェクトを選択するポインタ制御方法において、一般
的にポインタの移動は画面上のオブジェクトの有無に関
わらずポインティングデバイスの移動量に比例して制御
されていた。
ィングデバイスの操作に従ってポインタを移動させてオ
ブジェクトを選択するポインタ制御方法において、一般
的にポインタの移動は画面上のオブジェクトの有無に関
わらずポインティングデバイスの移動量に比例して制御
されていた。
【０００３】最近では、特開平６−２５９１９３号公報
に開示されたもののように、ポインタが画像表示上の制
御区域（オブジェクト内部）に存在するかどうか判定し
て移動速度を変化させる方法もある。この発明では、ポ
インタが制御区域に存在しない場合には通常の移動速度
を与え、存在する場合には通常の移動速度よりも遅い一
定の移動速度（通常の移動速度の所定分数値あるいはユ
ーザ設定値）を与え、ポインタの移動速度を変化させる
ようにしている。また、特開平６−２９２８２０号公報
に開示されたもののように、移動許容範囲内のオブジェ
クトの有無により移動方法を変化させる方法もある。こ
の発明では、移動許容範囲内にオブジェクトが存在しな
い場合には通常の連続的なポインタ移動を行い、オブジ
ェクトが存在する場合にはオブジェクトの中心座標位置
へ自動的に移動するような離散的なポインタ移動を行
う。
に開示されたもののように、ポインタが画像表示上の制
御区域（オブジェクト内部）に存在するかどうか判定し
て移動速度を変化させる方法もある。この発明では、ポ
インタが制御区域に存在しない場合には通常の移動速度
を与え、存在する場合には通常の移動速度よりも遅い一
定の移動速度（通常の移動速度の所定分数値あるいはユ
ーザ設定値）を与え、ポインタの移動速度を変化させる
ようにしている。また、特開平６−２９２８２０号公報
に開示されたもののように、移動許容範囲内のオブジェ
クトの有無により移動方法を変化させる方法もある。こ
の発明では、移動許容範囲内にオブジェクトが存在しな
い場合には通常の連続的なポインタ移動を行い、オブジ
ェクトが存在する場合にはオブジェクトの中心座標位置
へ自動的に移動するような離散的なポインタ移動を行
う。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】従来例の基本的なポイ
ンタ制御方法では、画面上に複数のオブジェクトが密に
存在する場合に、ユーザはポインティングデバイスの操
作を慎重に行わないとポインタにより目的のオブジェク
トを正確に選択することはできない。上述した特開平６
−２５９１９３号公報ではオブジェクト内部を移動させ
るときの速度を遅くすることにより、この欠点をある程
度解消している。しかし、この方法では複数のオブジェ
クトが多少の間隔をおいて密に存在する場合、オブジェ
クト内部の移動速度は遅くなるものの、オブジェクト外
となるオブジェクト間を移動するときの移動速度は速く
なるため、目的のオブジェクトを正確に選択することは
困難となる。また、上述した特開平６−２９２８２０号
公報ではオブジェクトが隣接して存在する場合に離散的
な移動を行うようにしているが、この方法では規則的に
並んだオブジェクトは選択しやすいが、不規則に並んだ
オブジェクトが選択しにくくなるという問題点がある。
また、離散的な移動方法はドローツール等を用いた作図
作業にむいているとは言えない。
ンタ制御方法では、画面上に複数のオブジェクトが密に
存在する場合に、ユーザはポインティングデバイスの操
作を慎重に行わないとポインタにより目的のオブジェク
トを正確に選択することはできない。上述した特開平６
−２５９１９３号公報ではオブジェクト内部を移動させ
るときの速度を遅くすることにより、この欠点をある程
度解消している。しかし、この方法では複数のオブジェ
クトが多少の間隔をおいて密に存在する場合、オブジェ
クト内部の移動速度は遅くなるものの、オブジェクト外
となるオブジェクト間を移動するときの移動速度は速く
なるため、目的のオブジェクトを正確に選択することは
困難となる。また、上述した特開平６−２９２８２０号
公報ではオブジェクトが隣接して存在する場合に離散的
な移動を行うようにしているが、この方法では規則的に
並んだオブジェクトは選択しやすいが、不規則に並んだ
オブジェクトが選択しにくくなるという問題点がある。
また、離散的な移動方法はドローツール等を用いた作図
作業にむいているとは言えない。
【０００５】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れもので、目的とするオブジェクトに速く到達でき、か
つ、目的のオブジェクトを正確に選択できるポインタ制
御方法を提供することをその解決すべき課題とする。
れもので、目的とするオブジェクトに速く到達でき、か
つ、目的のオブジェクトを正確に選択できるポインタ制
御方法を提供することをその解決すべき課題とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明では画面上の監視領域に存在するオブジェク
トの個数に従ってポインタの移動量を動的に設定する。
より具体的には、監視領域内にあるオブジェクトが多い
場合には移動速度を遅くして、少ない場合には移動速度
を早くする。監視領域の取り方としては以下の方法を用
いる。 （１）全領域 画面全体を監視領域として設定。 （２）固定区分領域 画面全体をある単位で分割した固定区分領域を監視領域
として設定。 （３）ポインタを中心とする任意領域 現在のポインタ位置を中心に一様な広がりを持つ任意領
域（例えば、ある半径をもつ円領域）を監視領域として
設定。 （４）ポインタを中心とする移動方向に沿った任意領域 現在のポインタ位置を中心に移動方向に広がりを持つ任
意領域（例えば、ある半径と角度を持つ扇形領域）を監
視領域として設定。画面上に存在するオブジェクトの規
則性に関わらず、（３）と（４）の手法は最も有効であ
ると考えられる。また、画面上に存在するオブジェクト
の並びに規則性がある場合には（１）あるいは（２）の
方法も有効であると考えられる。
め、本発明では画面上の監視領域に存在するオブジェク
トの個数に従ってポインタの移動量を動的に設定する。
より具体的には、監視領域内にあるオブジェクトが多い
場合には移動速度を遅くして、少ない場合には移動速度
を早くする。監視領域の取り方としては以下の方法を用
いる。 （１）全領域 画面全体を監視領域として設定。 （２）固定区分領域 画面全体をある単位で分割した固定区分領域を監視領域
として設定。 （３）ポインタを中心とする任意領域 現在のポインタ位置を中心に一様な広がりを持つ任意領
域（例えば、ある半径をもつ円領域）を監視領域として
設定。 （４）ポインタを中心とする移動方向に沿った任意領域 現在のポインタ位置を中心に移動方向に広がりを持つ任
意領域（例えば、ある半径と角度を持つ扇形領域）を監
視領域として設定。画面上に存在するオブジェクトの規
則性に関わらず、（３）と（４）の手法は最も有効であ
ると考えられる。また、画面上に存在するオブジェクト
の並びに規則性がある場合には（１）あるいは（２）の
方法も有効であると考えられる。
【０００７】以下に、各請求項に従った技術的手段を説
明する。請求項１の発明は、画像表示手段に表示される
ポインタをポインティングデバイスになされる操作に従
って移動させ、表示したオブジェクトを該ポインタによ
り選択するポインタ制御方法において、前記画像表示手
段の画面に監視領域を設定し、設定した該監視領域に表
示される前記オブジェクトの個数をカウントし、カウン
トした結果に基づいて前記ポインタの移動量を変化させ
ることを特徴とし、目的のオブジェクトを迅速かつ正確
に選択できるようにしたものである。
明する。請求項１の発明は、画像表示手段に表示される
ポインタをポインティングデバイスになされる操作に従
って移動させ、表示したオブジェクトを該ポインタによ
り選択するポインタ制御方法において、前記画像表示手
段の画面に監視領域を設定し、設定した該監視領域に表
示される前記オブジェクトの個数をカウントし、カウン
トした結果に基づいて前記ポインタの移動量を変化させ
ることを特徴とし、目的のオブジェクトを迅速かつ正確
に選択できるようにしたものである。
【０００８】請求項２の発明は、請求項１の発明におい
て、前記監視領域に表示されるオブジェクトのカウント
した個数が多くなるに従い、前記ポインタの移動量を遅
くすることを特徴とし、オブジェクトが粗に存在する領
域では、オブジェクトの個数が少ないのでポインタの移
動速度が速くなり、目的とするオブジェクトに迅速に到
達でき、また、オブジェクトが密に存在する領域では、
オブジェクトの個数が多くなるのでポインタの移動速度
が遅くなり、目的のオブジェクトを正確に選択できるよ
うにしたものである。
て、前記監視領域に表示されるオブジェクトのカウント
した個数が多くなるに従い、前記ポインタの移動量を遅
くすることを特徴とし、オブジェクトが粗に存在する領
域では、オブジェクトの個数が少ないのでポインタの移
動速度が速くなり、目的とするオブジェクトに迅速に到
達でき、また、オブジェクトが密に存在する領域では、
オブジェクトの個数が多くなるのでポインタの移動速度
が遅くなり、目的のオブジェクトを正確に選択できるよ
うにしたものである。
【０００９】請求項３の発明は、請求項１または２の発
明において、前記画像表示手段の画面全体を前記監視領
域として設定することを特徴とし、オブジェクトを迅速
かつ正確に選択するためのポインタの移動速度の決定に
用いる監視領域の具体的な設定方法が与えられるように
したものである。
明において、前記画像表示手段の画面全体を前記監視領
域として設定することを特徴とし、オブジェクトを迅速
かつ正確に選択するためのポインタの移動速度の決定に
用いる監視領域の具体的な設定方法が与えられるように
したものである。
【００１０】請求項４の発明は、請求項１または２の発
明において、前記画像表示手段の画面を予め分割して設
定した各固定区分領域を前記監視領域として設定するこ
とを特徴とし、オブジェクトを迅速かつ正確に選択する
ためのポインタの移動速度の決定に用いる監視領域の具
体的な設定方法が与えられるようにしたものである。
明において、前記画像表示手段の画面を予め分割して設
定した各固定区分領域を前記監視領域として設定するこ
とを特徴とし、オブジェクトを迅速かつ正確に選択する
ためのポインタの移動速度の決定に用いる監視領域の具
体的な設定方法が与えられるようにしたものである。
【００１１】請求項５の発明は、請求項１または２の発
明において、前記ポインタを中心に一様な広がりをもつ
領域を前記監視領域として設定することを特徴とし、オ
ブジェクトを迅速かつ正確に選択するためのポインタの
移動速度の決定に用いる監視領域の具体的な設定方法が
与えられるようにしたものである。
明において、前記ポインタを中心に一様な広がりをもつ
領域を前記監視領域として設定することを特徴とし、オ
ブジェクトを迅速かつ正確に選択するためのポインタの
移動速度の決定に用いる監視領域の具体的な設定方法が
与えられるようにしたものである。
【００１２】請求項６の発明は、請求項１または２の発
明において、前記ポインタの移動方向に広がりをもつ領
域を前記監視領域として設定することを特徴とし、オブ
ジェクトを迅速かつ正確に選択するためのポインタの移
動速度の決定に用いる監視領域の具体的な設定方法が与
えられるようにしたものである。
明において、前記ポインタの移動方向に広がりをもつ領
域を前記監視領域として設定することを特徴とし、オブ
ジェクトを迅速かつ正確に選択するためのポインタの移
動速度の決定に用いる監視領域の具体的な設定方法が与
えられるようにしたものである。
【００１３】請求項７の発明は、請求項１ないし６いず
れか１記載のポインタ制御方法を実行するプログラム及
び関連データを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体としたものである。
れか１記載のポインタ制御方法を実行するプログラム及
び関連データを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体としたものである。
【００１４】
【発明の実施の形態】本発明では、画面上の監視領域に
あるオブジェクトの個数によって、ポインタの移動量を
動的に変化させる。より具体的には、監視領域内にある
オブジェクトが多い場合には移動速度を遅くして、ま
た、少ない場合には移動速度を早くする。これにより、
オブジェクトが粗に存在する領域では、オブジェクトの
個数が少ないのでポインタの移動速度が速くなり、目的
とするオブジェクトに速く到達できるようになる。ま
た、オブジェクトが密に存在する領域では、オブジェク
トの個数が多くなるのでポインタの移動速度が遅くな
り、目的のオブジェクトを正確に選択できるようにな
る。
あるオブジェクトの個数によって、ポインタの移動量を
動的に変化させる。より具体的には、監視領域内にある
オブジェクトが多い場合には移動速度を遅くして、ま
た、少ない場合には移動速度を早くする。これにより、
オブジェクトが粗に存在する領域では、オブジェクトの
個数が少ないのでポインタの移動速度が速くなり、目的
とするオブジェクトに速く到達できるようになる。ま
た、オブジェクトが密に存在する領域では、オブジェク
トの個数が多くなるのでポインタの移動速度が遅くな
り、目的のオブジェクトを正確に選択できるようにな
る。
【００１５】以下、本発明のポインタ制御方法の実施例
を図１ないし図３を参照して具体的に説明する。図１
は、本発明によるポインタ制御方法の実施例を説明する
ための構成概念図で、図中、１はコンピュータ、２はマ
ウス、３は画像表示装置、１１は入出力インターフェー
ス、１２はポインタ制御部、３１はポインタ、３２はオ
ブジェクト、３２ｐは目的のオブジェクトである。図２
は、本発明によるポインタ制御方法における監視領域の
設定例を説明するための図である。図３は、本発明によ
るポインタ制御方法の実施例における動作の一例を説明
するためのフローチャートである。
を図１ないし図３を参照して具体的に説明する。図１
は、本発明によるポインタ制御方法の実施例を説明する
ための構成概念図で、図中、１はコンピュータ、２はマ
ウス、３は画像表示装置、１１は入出力インターフェー
ス、１２はポインタ制御部、３１はポインタ、３２はオ
ブジェクト、３２ｐは目的のオブジェクトである。図２
は、本発明によるポインタ制御方法における監視領域の
設定例を説明するための図である。図３は、本発明によ
るポインタ制御方法の実施例における動作の一例を説明
するためのフローチャートである。
【００１６】図１において、コンピュータ１は、例え
ば、ＩＢＭ ＰＣ互換コンピュータであり、マウス２等
のポインティングデバイス用の入出力インターフェース
１１を備え、ポインタ制御部１２がソフトウェアで実装
されている。画像表示装置３にはコンピュータ１のポイ
ンタ３１、オブジェクト３２等の画像情報が表示されて
おり、コンピュータ１の入出力インターフェース１１に
接続されたマウス２が操作されることにより、ポインタ
３１を移動させて、目的のオブジェクト３２ｐを選択す
る。その際に画面上に設定した監視領域内に存在するオ
ブジェクトの個数に基づいてポインタの移動速度を動的
に変化させ、目的のオブジェクトを正確に選択できるよ
うにしている。
ば、ＩＢＭ ＰＣ互換コンピュータであり、マウス２等
のポインティングデバイス用の入出力インターフェース
１１を備え、ポインタ制御部１２がソフトウェアで実装
されている。画像表示装置３にはコンピュータ１のポイ
ンタ３１、オブジェクト３２等の画像情報が表示されて
おり、コンピュータ１の入出力インターフェース１１に
接続されたマウス２が操作されることにより、ポインタ
３１を移動させて、目的のオブジェクト３２ｐを選択す
る。その際に画面上に設定した監視領域内に存在するオ
ブジェクトの個数に基づいてポインタの移動速度を動的
に変化させ、目的のオブジェクトを正確に選択できるよ
うにしている。
【００１７】以下、図３のフローチャートに従って、ポ
インタ制御部１２が行う動作を順を追って説明する。ユ
ーザがマウス等のポインティングデバイスを操作する
と、マウスのボタンが押されているかどうか（オン／オ
フ）が検知され（ステップＳ１）、さらにマウスの移動
の有無が検知される（ステップＳ２）。マウスのボタン
が押されたこととが検知された場合には、そのボタン操
作に応じた処理を行う（ステップＳ３）。マウスの移動
が検知された場合には、下記のいずれかに設定された監
視領域に存在するオブジェクトの個数のカウントを行
う。
インタ制御部１２が行う動作を順を追って説明する。ユ
ーザがマウス等のポインティングデバイスを操作する
と、マウスのボタンが押されているかどうか（オン／オ
フ）が検知され（ステップＳ１）、さらにマウスの移動
の有無が検知される（ステップＳ２）。マウスのボタン
が押されたこととが検知された場合には、そのボタン操
作に応じた処理を行う（ステップＳ３）。マウスの移動
が検知された場合には、下記のいずれかに設定された監
視領域に存在するオブジェクトの個数のカウントを行
う。
【００１８】（１）全領域（図２（Ａ）） 画面全体を監視領域として設定。 （２）固定区分領域（図２（Ｂ）） 画面全体をある単位で分割し、分割してできる複数の固
定区分領域の内、現在のポインタの位置にある固定区分
領域を監視領域として設定。 （３）ポインタを中心とする任意領域（図２（Ｃ）） 現在のポインタ位置を中心に一様な広がりを持つ任意領
域（例えば、ある半径ｒをもつ円領域）を監視領域とし
て設定。 （４）ポインタを中心とする移動方向に沿った任意領域
（図２（Ｄ）） 現在のポインタ位置を中心に移動方向に広がりを持つ任
意領域（例えば、ある半径ｒと角度θをもつ扇形領域）
を監視領域として設定。
定区分領域の内、現在のポインタの位置にある固定区分
領域を監視領域として設定。 （３）ポインタを中心とする任意領域（図２（Ｃ）） 現在のポインタ位置を中心に一様な広がりを持つ任意領
域（例えば、ある半径ｒをもつ円領域）を監視領域とし
て設定。 （４）ポインタを中心とする移動方向に沿った任意領域
（図２（Ｄ）） 現在のポインタ位置を中心に移動方向に広がりを持つ任
意領域（例えば、ある半径ｒと角度θをもつ扇形領域）
を監視領域として設定。
【００１９】次に、上記の監視領域内に存在するオブジ
ェクトの個数から基本感度を補正して、ポインタの移動
感度を算出し（ステップＳ５）、マウスの移動量と算出
した移動感度から移動速度を計算して画面上のポインタ
を移動させる（ステップＳ６）。オブジェクトの個数Ｎ
からポインタの移動速度Ｖｘ，Ｖｙを求めるには例えば
次のような方法を用いる。 Ｓ ＝α×ｆ（Ｎ） Ｖｘ＝Ｓ×Ｍｘ Ｖｙ＝Ｓ×Ｍｙ ここで、Ｓはポインタの移動感度、αはポインタの基本
感度（定数）、Ｍｘ，Ｍｙはマウスの移動量である。ま
た、ｆ（Ｎ）は基本感度αに対する補正値となるもの
で、オブジェクトの数が増加すると減少し、オブジェク
トの数が減少すると増加する。例えば、次のように算出
する。 ｆ（Ｎ）＝１／（Ｎ＋１）1/2 ； Ｎ＝０，１，２…
ェクトの個数から基本感度を補正して、ポインタの移動
感度を算出し（ステップＳ５）、マウスの移動量と算出
した移動感度から移動速度を計算して画面上のポインタ
を移動させる（ステップＳ６）。オブジェクトの個数Ｎ
からポインタの移動速度Ｖｘ，Ｖｙを求めるには例えば
次のような方法を用いる。 Ｓ ＝α×ｆ（Ｎ） Ｖｘ＝Ｓ×Ｍｘ Ｖｙ＝Ｓ×Ｍｙ ここで、Ｓはポインタの移動感度、αはポインタの基本
感度（定数）、Ｍｘ，Ｍｙはマウスの移動量である。ま
た、ｆ（Ｎ）は基本感度αに対する補正値となるもの
で、オブジェクトの数が増加すると減少し、オブジェク
トの数が減少すると増加する。例えば、次のように算出
する。 ｆ（Ｎ）＝１／（Ｎ＋１）1/2 ； Ｎ＝０，１，２…
【００２０】次いで、本発明によるポインタ制御方法を
実行するために用いるプログラムやデータを提供する手
段について、その実施形態を以下に説明する。この手段
は、上記したところのポインタ制御方法を実行するため
のプログラムやデータを保存した記録媒体として提供さ
れる。記録媒体としては、具体的には、ＲＯＭ（リード
・オンリー・メモリー），フラッシュメモリ，フロッピ
ーディスク，ハードディスク，光磁気ディスク，ＣＤ−
ＲＯＭ等が想定できる。そして、プログラムやデータを
記録した記録媒体を上記した形で流通させることによ
り、当該方法の実施化を容易にする。コンピュータ等の
情報処理装置にこうした記録媒体をインストールするこ
とによって簡単に本ポインタ制御方法を実行できる装置
を構成することができ、本装置により、記録媒体から読
み出されたかかるプログラムやデータにしたがって、ポ
インタ制御を行うことができる。
実行するために用いるプログラムやデータを提供する手
段について、その実施形態を以下に説明する。この手段
は、上記したところのポインタ制御方法を実行するため
のプログラムやデータを保存した記録媒体として提供さ
れる。記録媒体としては、具体的には、ＲＯＭ（リード
・オンリー・メモリー），フラッシュメモリ，フロッピ
ーディスク，ハードディスク，光磁気ディスク，ＣＤ−
ＲＯＭ等が想定できる。そして、プログラムやデータを
記録した記録媒体を上記した形で流通させることによ
り、当該方法の実施化を容易にする。コンピュータ等の
情報処理装置にこうした記録媒体をインストールするこ
とによって簡単に本ポインタ制御方法を実行できる装置
を構成することができ、本装置により、記録媒体から読
み出されたかかるプログラムやデータにしたがって、ポ
インタ制御を行うことができる。
【００２１】
請求項１の効果：画面上の監視領域に存在するオブジェ
クトの個数に基づいてポインタの移動量を動的に変化さ
せることにより、目的のオブジェクトを迅速かつ正確に
選択できるようになる。
クトの個数に基づいてポインタの移動量を動的に変化さ
せることにより、目的のオブジェクトを迅速かつ正確に
選択できるようになる。
【００２２】請求項２の効果：オブジェクトが粗に存在
する領域では、オブジェクトの個数が少ないのでポイン
タの移動速度が速くなり、目的とするオブジェクトに迅
速に到達でき、また、オブジェクトが密に存在する領域
では、オブジェクトの個数が多くなるのでポインタの移
動速度が遅くなり、目的のオブジェクトを正確に選択で
きるようになる。
する領域では、オブジェクトの個数が少ないのでポイン
タの移動速度が速くなり、目的とするオブジェクトに迅
速に到達でき、また、オブジェクトが密に存在する領域
では、オブジェクトの個数が多くなるのでポインタの移
動速度が遅くなり、目的のオブジェクトを正確に選択で
きるようになる。
【００２３】請求項３ないし６の効果：オブジェクトを
迅速かつ正確に選択するためのポインタの移動速度の決
定に用いる監視領域の具体的な設定方法が与えられる。
迅速かつ正確に選択するためのポインタの移動速度の決
定に用いる監視領域の具体的な設定方法が与えられる。
【００２４】請求項７の効果：請求項１ないし６いずれ
か１記載のポインタ制御方法を実行させるプログラム及
び関連データを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体が得られる。
か１記載のポインタ制御方法を実行させるプログラム及
び関連データを記録したコンピュータ読み取り可能な記
録媒体が得られる。
【図１】本発明によるポインタ制御方法の実施例を説明
するための構成概念図である。
するための構成概念図である。
【図２】本発明によるポインタ制御方法における監視領
域の設定例を説明するための図である。
域の設定例を説明するための図である。
【図３】本発明によるポインタ制御方法の実施例におけ
る動作の一例を説明するためのフローチャートである。
る動作の一例を説明するためのフローチャートである。
１…コンピュータ、２…マウス、３…画像表示装置、１
１…入出力インターフェース、１２…ポインタ制御部、
３１…ポインタ、３２…オブジェクト、３２ｐ…目的の
オブジェクト。
１…入出力インターフェース、１２…ポインタ制御部、
３１…ポインタ、３２…オブジェクト、３２ｐ…目的の
オブジェクト。
Claims (7)
- 【請求項１】 画像表示手段に表示されるポインタをポ
インティングデバイスになされる操作に従って移動さ
せ、画像表示したオブジェクトを該ポインタにより選択
するポインタ制御方法において、前記画像表示手段の画
面に監視領域を設定し、設定した該監視領域に表示され
る前記オブジェクトの個数をカウントし、カウントした
結果に基づいて前記ポインタの移動量を変化させること
を特徴とするポインタ制御方法。 - 【請求項２】 前記カウントした結果に基づく前記ポイ
ンタの移動量の変化として、前記カウントしたオブジェ
クトの個数が多くなるに従い、前記ポインタの移動速度
を遅くすることを特徴とする請求項１記載のポインタ制
御方法。 - 【請求項３】 前記画像表示手段の画面全体を前記監視
領域として設定することを特徴とする請求項１または２
記載のポインタ制御方法。 - 【請求項４】 前記画像表示手段の画面を予め分割して
設定した各固定区分領域を前記監視領域として設定する
ことを特徴とする請求項１または２記載のポインタ制御
方法。 - 【請求項５】 前記ポインタを中心に一様な広がりをも
つ領域を前記監視領域として設定することを特徴とする
請求項１または２記載のポインタ制御方法。 - 【請求項６】 前記ポインタの移動方向に広がりをもつ
領域を前記監視領域として設定することを特徴とする請
求項１または２記載のポインタ制御方法。 - 【請求項７】 請求項１ないし６いずれか１記載のポイ
ンタ制御方法を実行するプログラム及び関連データを記
録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24546997A JPH1185402A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | ポインタ制御方法及び同方法に用いる記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24546997A JPH1185402A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | ポインタ制御方法及び同方法に用いる記録媒体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1185402A true JPH1185402A (ja) | 1999-03-30 |
Family
ID=17134131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24546997A Pending JPH1185402A (ja) | 1997-09-10 | 1997-09-10 | ポインタ制御方法及び同方法に用いる記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1185402A (ja) |
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-
1997
- 1997-09-10 JP JP24546997A patent/JPH1185402A/ja active Pending
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